JP3892596B2 - 縦軸ロータリ式耕耘機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦軸ロータリ式耕耘機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上下方向に伸延した耕耘軸の下端にスパイラル耕耘羽根を連結して縦軸ロータリを構成し、かかる縦軸ロータリ複数個を左右方向に列状に配設し、各縦軸ロータリを本機からの動力により回転させて、一時に複数条の耕耘作業を行うようにした縦軸ロータリ式耕耘機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、各縦軸ロータリの位置が変更不能であるか、変更可能であるとしても段階的にしか変更できず、そのため、正確に作物の条に合わせての中耕作業ができず、更に、上記段階的変更に際し、工具を用いた縦軸ロータリの位置調整作業や、縦軸ロータリへの動力伝達切換作業を要して、上記位置の変更が困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、複数の縦軸ロータリを左右方向に列状に配置し、しかも、縦軸ロータリの左右位置を無段階に調節可能としたことを特徴とする縦軸ロータリ式耕耘機を提供せんとするものである。
【0005】
また、次のような特徴を併せ有するものである。
【0006】
左右方向に伸延させて配置した横フレームに、複数の縦軸ロータリの軸支部を左右摺動自在に支持せしめ、上記各縦軸ロータリを、上記横フレームと平行に軸架した螺杆に連動連結して、各螺杆の回動により各縦軸ロータリをそれぞれ左右方向に摺動させるべく構成したこと。
【0007】
上記各縦軸ロータリを、横フレームと平行に軸架した本機からの動力を受ける駆動軸にて駆動すること。
【0008】
上記軸支部の上方にそれぞれギヤボックスを連設すると共に、前記横フレームを断面略コ字形状に形成して、上記各軸支部を左右摺動自在に支持し、上記横フレームの開口内部に前記螺杆を軸架して、各螺杆に各軸支部をそれぞれ螺着して、各螺杆の回動により各縦軸ロータリを左右摺動させるべく構成し、更に、上記横フレームの上方に前記駆動軸を軸架し、同駆動軸を各ギヤボックスに左右摺動自在に連動連結して、各縦軸ロータリを駆動すべく構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態は次の通りである。
【0010】
縦軸ロータリの軸支部の上方に傘歯車機構を内蔵したギヤボックスを連設すると共に、断面略コ字形状の横フレームを左右方向に伸延させて配置し、同横フレームを本機としての農業用トラクタに連結し、同横フレームの左右側にそれぞれ上記ギヤボックスを左右摺動自在に配設し、横フレームの開口内部に螺杆を軸架し、各ギヤボックスを同螺杆に螺着して、螺杆の回動により、各ギヤボックスを左右摺動させるようにし、更に、横フレームにストッパを設けて螺杆の回動を阻止することで、各ギヤボックスの位置を保持するようにしている。
【0011】
また、上記横フレームの上方に本機のPTO軸と連動連結した略断面六角形状の駆動軸を横フレームと平行に軸架し、同駆動軸を上記傘歯車機構の原動傘歯車を摺動自在に挿通させて、各ギヤボックスの摺動位置にかかわりなく本機からの動力を縦軸ロータリに伝達できるようにしている。
【0012】
【実施例】
本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明に係る縦軸ロータリ式耕耘機Aと、本機としての農業用トラクタBとを示しており、縦軸ロータリ式耕耘機Aは、農業用トラクタBの後方に3点リンク機構1を介して連結されており、農業用トラクタBからの動力により複数の縦軸ロータリC,C を回転させて耕起作業を行うようにしている。
【0014】
農業用トラクタBは、車体フレーム2の左右側に、それぞれ前後車輪3,4 を配設し、同車体フレーム2の上面に前方からステアリングホイル5、座席6、原動機部7を上記の順で配設し、原動機部7からの動力をミッションケース8を介して上記各車輪3,4 に伝達すると共に、同ミッションケース8から動力伝達機構9を介して縦軸ロータリ式耕耘機Aを駆動するようにしている。
【0015】
3点リンク機構1は、トップリンク10とロアリンク11とで平行リンク機構を構成しており、昇降機構12の作動により縦軸ロータリ式耕耘機Aを昇降させるようにしている。
【0016】
縦軸ロータリ式耕耘機Aは、図1及び図2で示すように、断面略コ字形状の横フレーム20を開口部を前方に向け左右方向に伸延させて配置し、同横フレーム20の左右側に左右縦軸ロータリC,C を配設している。
【0017】
左右縦軸ロータリC,C は、それぞれ上下方向に伸延した耕耘軸21の下端に円板22を連設し、同円板22の下面にスパイラル耕耘羽根23を垂設する一方、耕耘軸21の軸支部24の上方に左右ギヤボックス25,25 をそれぞれ連設し、同耕耘軸21の上端を左右ギヤボックス25,25 中に収納した傘歯車機構(図示せず)の受動傘歯車に連動連結している。
【0018】
そして、図2及び図3で示すように、横フレーム20の左右側に略矩形状の左右切欠部26,26 を形成し、同左右切欠部26,26 に各軸支部24の前方突出部27を挿入すると共に、横フレーム20の開口内部に左右螺杆28,28 を横フレーム20と平行にそれぞれ軸架し、同左右螺杆28,28 に上記前方突出部27を螺着し、左右螺杆28,28 の外側端部に取付けたハンドル29により左右螺杆28,28 を回動させて、左右縦軸ロータリC,C を横フレーム20に沿って左右摺動させるようにしている。
【0019】
また、横フレーム20の外側端部にそれぞれストッパ30を設けて、同ストッパ30により上記左右螺杆28,28 の回動を阻止して、左右縦軸ロータリC,C を固定するようにしており、同ストッパ30は、図3及び図4で示すように、左右螺杆28,28 の外側端部に断面略正方形状のカラー31を外嵌すると共に、横フレーム20の外側端部にロッド32を上下摺動自在に挿通し、同ロッド32の中途部に大径部33を形成して、同大径部33が下方に位置した時は上記カラー31の外周に当接して左右螺杆28,28 の回動を阻止し、上方に位置した時は上記当接が解除されて左右螺杆28,28 を回動可能にする。図中、34はノブである。
【0020】
また、上記横フレーム20の中央部に連結体35を前方向に突設して、同連結体35に前記3点リンク機構1の後端部を連結している。
【0021】
上記連結体35の上方と本機のPTO軸(図示せず)との間には、動力伝達機構9を介設しており、同動力伝達機構9は、それぞれベルト伝動機構を内蔵した2個のベルトケース36,36 で構成されており、同動力伝達機構9の終端部を、横フレーム20の上方に、同横フレーム20と平行に軸架した断面略六角形状の駆動軸37の中央部に連動連結しており、同駆動軸37の左右側部は、前記左右ギヤボックス25,25 内部の傘歯車機構の原動傘歯車の中心部を、回動不可かつ軸方向摺動自在に挿通している。
【0022】
また、上記ベルトケース36,36 を直列的かつ屈折可能に連動連結して、縦軸ロータリ式耕耘機Aの昇降作動により駆動軸37とPTO軸との軸間距離が変動しても、支障なく本機から縦軸ロータリ式耕耘機Aへの動力伝達が行えるようにしている。
【0023】
かかる構成により、ストッパ30のノブ34を把持してロッド32の大径部33を上方に引上げ、同大径部33と左右螺杆28,28 に外嵌したカラー31との当接を解除して、左右螺杆28,28 をそれぞれ回動可能としておき、ハンドル29を回動操作して、左右螺杆28,28 の螺動により左右縦軸ロータリC,C を左右摺動させて、左右縦軸ロータリC,C の位置を作物の条に合わせることができ、しかる後、上記ノブ34を操作して上記大径部33とカラー31とを当接させ、左右螺杆28,28 の回動を阻止して左右縦軸ロータリC,C をその位置に固定することができる。
【0024】
特に、左右縦軸ロータリC,C の左右摺動を左右螺杆28,28 の螺動によって行うので、上記左右縦軸ロータリC,C の位置調整が簡易になり、更に、上記位置調整を無段階に行えるので左右縦軸ロータリC,C の位置を正確に作物の条に合わせることができる。
【0025】
また、駆動軸37が左右ギヤボックス25,25 内部の傘歯車機構の原動傘歯車の中心部を摺動自在に挿通しているので、上記左右縦軸ロータリC,C の位置を移動させても、左右ギヤボックス25,25 から左右縦軸ロータリC,C への動力伝達を支障なく行うことができるので、このための作業を要せず、左右縦軸ロータリC,C の位置調整に付随する作業を省くことができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば次のような効果を得ることができる。
【0027】
請求項1記載の発明に係る縦軸ロータリ式耕耘機では、断面略コ字形状に形成し、左右方向に伸延させて配置した横フレームに、複数の縦軸ロータリの軸支部を左右摺動自在に支持せしめることにより、複数の縦軸ロータリを左右方向に列状に配置し、しかも、横フレームの開口内部に、当該横フレームと平行に螺杆を軸架し、各螺杆に各軸支部をそれぞれ螺着して、各螺杆の回動により各縦軸ロータリを、それぞれ左右方向に摺動させて、各縦軸ロータリの左右位置を無段階に調節可能とし、軸支部の上方にそれぞれギヤボックスを連設すると共に、横フレームの上方に、当該横フレームと平行に軸架した本機からの動力を受ける駆動軸を軸架し、同駆動軸を各ギヤボックスに左右摺動自在に連動連結することにより、各縦軸ロータリを、駆動軸にて駆動すべく構成したことによって、縦軸ロータリの位置を作物の条に正確に一致させることができ、効果的な中興作業を行うことができる。
【0028】
また、本発明に係る縦軸ロータリ式耕耘機では、縦軸ロータリの位置を無段階に調節でき、しかも、上記位置調節を工具を用いることなく簡易に行うことができる。
【0029】
さらに、本発明に係る縦軸ロータリ式耕耘機では、縦軸ロータリの位置調節を行っても、駆動軸と縦軸ロータリとの相対位置が変化せず、動力伝達構造を簡単にすることができる。
【0030】
その上、本発明に係る縦軸ロータリ式耕耘機では、横フレームの剛性を高めると共に、上記螺杆を土砂や外部の障害物等から保護することができ、縦軸ロータリの位置を変更しても駆動軸から縦軸ロータリへの動力伝達が継続しているので、動力伝達のための作業を要せず、上記作業を更に簡易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦軸ロータリ式耕耘機と農業用トラクタとの側面図。
【図2】縦軸ロータリ式耕耘機の斜視図。
【図3】縦軸ロータリ式耕耘機の一部断面平面図。
【図4】ストッパの断面側面図。
【符号の説明】
A 縦軸ロータリ式耕耘機
C,C 縦軸ロータリ
20 横フレーム
24 軸支部
25,25 ギヤボックス
28,28 螺杆
37 駆動軸

Claims (1)

  1. 断面略コ字形状に形成し、左右方向に伸延させて配置した横フレーム (20) に、複数の縦軸ロータリ(C)(C)の軸支部 (24) を左右摺動自在に支持せしめることにより、前記複数の縦軸ロータリ (C)(C)を左右方向に列状に配置し、
    しかも、前記横フレーム (20) の開口内部に、当該横フレーム (20) と平行に螺杆 (28)(28) を軸架し、各螺杆 (28)(28) に各軸支部 (24) をそれぞれ螺着して、各螺杆 (28)(28) の回動により各縦軸ロータリ (C)(C) を、それぞれ左右方向に摺動させて、各縦軸ロータリ(C)(C)の左右位置を無段階に調節可能とし、
    前記軸支部 (24) の上方にそれぞれギヤボックス (25)(25) を連設すると共に、前記横フレーム (20) の上方に、当該横フレーム (20) と平行に軸架した本機からの動力を受ける駆動軸 (37) を軸架し、同駆動軸 (37) を各ギヤボックス (25)(25) に左右摺動自在に連動連結することにより、前記各縦軸ロータリ (C)(C) を、駆動軸 (37) にて駆動すべく構成したことを特徴とする縦軸ロータリ式耕耘機。
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