JP7112683B2 - パウチ、蓋付容器及びチューブ - Google Patents
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Description
平面視において前記収容部に重なる第1領域と、
平面視において前記収容部と前記パウチの外縁との間に位置し、第1包装材料と第2包装材料とを接合するシール部を含む第2領域と、
前記第2領域に位置し、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する孔と、
前記孔から前記パウチの外縁まで延び、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する連通部と、を備え、
前記第1包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記第2包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記孔は、前記パウチの中心と前記孔の中心とを通る重心ラインが延びる重心方向における前記パウチの前記外縁との間の距離が最短になる近接位置を含み、
前記連通部は、前記重心方向に直交する方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記孔から前記外縁に至る前記連通部の輪郭は、第1ライン及び第2ラインを含み、
前記第1ラインは、前記第2ラインに対して前記近接位置の側に位置し、
前記重心方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点から前記外縁までの距離は、前記近接位置から前記外縁までの距離よりも大きい、パウチ
である。
前記連通部は、前記第1方向に直交する第2方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記第1方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点は、前記近接位置に対して前記第2縁の側に位置していてもよい。
平面視において前記収容部に重なる第1領域と、
平面視において前記収容部と前記蓋及び前記容器の外縁との間に位置し、第1包装材料と第2包装材料とを接合するシール部を含む第2領域と、
前記第2領域に位置し、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する孔と、
前記孔から前記蓋及び前記容器の外縁まで延び、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する連通部と、を備え、
前記第1包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記第2包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記蓋及び前記容器の前記外縁は、前記連通部が位置する第1縁と、第1方向において前記第1縁と対向する第2縁と、前記第1縁と前記第2縁の間で前記第1方向に交差する方向に延びる第3縁及び第4縁と、を含み、
前記孔は、前記パウチの中心と前記孔の中心とを通る重心ラインが延びる重心方向における前記パウチの前記外縁との間の距離が最短になる近接位置を含み、
前記連通部は、前記重心方向に直交する方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記孔から前記外縁に至る前記連通部の輪郭は、第1ライン及び第2ラインを含み、
前記第1ラインは、前記第2ラインに対して前記近接位置の側に位置し、
前記重心方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点から前記外縁までの距離は、前記近接位置から前記外縁までの距離よりも大きい、蓋付容器である。
平面視において前記収容部に重なる第1領域と、
平面視において前記収容部と前記チューブの外縁との間に位置し、第1包装材料と第2包装材料とを接合するシール部を含む第2領域と、
前記第2領域に位置し、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する孔と、
前記孔から前記チューブの外縁まで延び、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する連通部と、を備え、
前記第1包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記第2包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記チューブの前記外縁は、前記連通部が位置する第1縁と、第1方向において前記第1縁と対向する第2縁と、前記第1縁と前記第2縁の間で前記第1方向に交差する方向に延びる第3縁及び第4縁と、を含み、
前記孔は、前記パウチの中心と前記孔の中心とを通る重心ラインが延びる重心方向における前記パウチの前記外縁との間の距離が最短になる近接位置を含み、
前記連通部は、前記重心方向に直交する方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記孔から前記外縁に至る前記連通部の輪郭は、第1ライン及び第2ラインを含み、
前記第1ラインは、前記第2ラインに対して前記近接位置の側に位置し、
前記重心方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点から前記外縁までの距離は、前記近接位置から前記外縁までの距離よりも大きい、チューブである。
パウチ10の形状について説明する。図1A及び図1Bに示す例において、パウチ10の外縁は四角形である。四角形の概念は、各隅が角を有する形状だけでなく、各隅が面取りされて、外に凸の円弧状または曲線状となった形状も含む。
シール部について説明する。図1A及び図1Bに示すパウチ10の第2領域20のシール部は、第1縁11に沿って広がる第1縁シール部21、第3縁13に沿って広がる第3縁シール部23、及び第4縁14に沿って広がる第4縁シール部24を含む。第1縁シール部21、第3縁シール部23及び第4縁シール部24は、平面視においてパウチ10の外縁に接していてもよく、接していなくてもよい。図1A及び図1Bにおいて、パウチ10の下部の一点鎖線より下方は、第2縁シール部22となる予定の第2縁シール予定部22bである。
パウチ10のシール部には、パウチを構成する包装材料を引き裂いてパウチ10を開封するための易開封性手段15が設けられていてもよい。例えば図1A及び図1Bに示すように、易開封性手段15は、第3縁13から第2方向D2に延び、第3縁シール部23を貫通する切り欠き15aを含んでいてもよい。易開封性手段15は、レーザー加工やカッターなどで第3縁シール部23に形成されたハーフカット線を含んでいてもよい。第4縁14側に易開封性手段15が形成されていてもよい。
パウチ10は、第2領域20に位置し、第1包装材料及び第2包装材料を貫通する孔4を備える。図1A及び図1Bに示す例において、孔4は、パウチ10の第1縁11と収容部8との間の第2領域20に位置する。孔4は、後述する吊り下げ具の支持部を挿入するための部分である。図1A及び図1Bに示す例において、孔4の輪郭は円形である。
図1A及び図1Bに示す例において、パウチ10の上部において第2方向D2に延びる2本の破線は、補強部21aの上端及び下端を示している。補強部21aは、孔4が形成されている第1縁シール部21に位置している。補強部21aを設けることにより、孔4及び連通部5の周縁におけるパウチ10の強度を高めることができる。これにより、パウチ10に変形、亀裂などが生じることを抑制できる。
次に、孔4が形成されている第2領域20が有する好ましい機械特性について説明する。好ましくは、第2領域20のうち孔4が位置する領域は、少なくとも1つの方向において、所定の曲げこわさを有する。例えば、平均曲げこわさが15g・cm2/cm以上であることが好ましい。また、初期曲げこわさが22g・cm2/cm以上であることが好ましい。
次に、第1包装材料30A及び第2包装材料30Bについて詳細に説明する。
・OPP(延伸ポリプロピレンフィルム)20μm/印刷層/AC/PE10μm/VMPET12μm/AC/PE10μm/CPP(無延伸ポリプロピレンフィルム)18μm
・OPP20μm/接着剤層/VMCPP30μm
・PET(ポリエチレンテレフタレート)12μm/接着剤層/VMCPP30μm
・OPP20μm/接着剤層/CPP18μm
・ONY(延伸ナイロンフィルム)15μm/PE(ポリエチレンフィルム)30μm
・印刷層/紙50μm/PE10μm/VMPET12μm/AC/PE10μm/CPP18μm
・印刷層/紙50μm/PE10μm/アルミニウム箔7μm/PE30μm
・PET12μm/PE15μm/アルミニウム箔7μm/PE30μm
「VMPET」は、アルミニウムなどの金属からなる蒸着層が積層されたPETフィルムを意味する。
次に、パウチ10を製造する方法について説明する。まず、図6に示すように、第1包装材料30Aと第2包装材料30Bとを対向させる。また、第1包装材料30Aと第2包装材料30Bとの間に補強材55を挿入し、積層体を形成する。この状態で、第1縁11、第3縁13、第4縁14に対応する領域において、所定のシール温度で積層体をヒートシールして、第1縁シール部21、第3縁シール部23、第4縁シール部24を形成する。積層体のうち補強材55と重なる領域は、上述の補強部21aになる。第1包装材料30A、第2包装材料30B及び補強材55は、図6の第2方向D2に延びる長尺の原反ロールであってもよい。
次に、パウチ10の使用方法の例について説明する。複数のパウチ10が吊り下げ具70に吊り下げられている様子を示す図である。吊り下げ具70は、パウチ10が吊り下げられる支持部71を少なくとも含む。支持部71は、例えば棒であり、パウチ10の孔4に挿入される。
消費者は、支持部71が近接位置4cに接している状態で、パウチ10を下方に引っ張ってもよい。この場合であっても、爪部20xが捩れる程度の力をパウチ10に加えることにより、パウチ10を支持部71から取り外すことができる。
消費者は、爪部20xを手で捩ることによってパウチ10を支持部71から取り外してもよい。
なお、本実施の形態においては、従来のパウチ10と同様に、抑え部72側からパウチ10を支持部71に取り付けたり、支持部71に取り付けられているパウチ10を、抑え部72を通過させて取り外したりすることも可能である。
第1ライン5x及び第2ライン5yの湾曲部5cの曲率半径は任意である。例えば図12に示すように、第2ライン5yの湾曲部5cの曲率半径R2は、図2Aに示す例の場合よりも大きくてもよい。また、図13に示すように、第1ライン5xの湾曲部5cの曲率半径R1と第2ライン5yの湾曲部5cの曲率半径R2とが同一であってもよい。
若しくは、第1ライン5x又は第2ライン5yが湾曲部5cを含んでいなくてもよい。言い換えると、第1ライン5x又は第2ライン5yが、孔4から第1縁11まで直線状に延びていてもよい。図14は、第1ライン5xが孔4から第1縁11まで直線状に延びる直線部によって構成される例を示している。図15は、第1ライン5x及び第2ライン5yが孔4から第1縁11まで直線状に延びる直線部によって構成される例を示している。図15に示す連通部5は、切り込み5dによって構成されている。
上述の実施の形態においては、連通部5の第1ライン5xと第2ライン5yとが部分的に接している例を示した。すなわち、連通部5が切り込み5d及び切り欠きを含む例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図16に示すように、第1ライン5xと第2ライン5yとが全域にわたって接していなくてもよい。すなわち、連通部5が切り欠き5eによって構成されていてもよい。この場合、第1接続点5x1における第1ライン5xと第2ライン5yとの間の間隔W2が2.0mm以下であることが好ましい。間隔W2は、1.5mm以下であってもよく、1.0mm以下であってもよく、0.5mm以下であってもよい。
連通部5が切り欠き5eを含む場合、第1ライン5x及び第2ライン5yは、孔4側から第1縁11側に向かうにつれて第1ライン5xと第2ライン5yとの間の間隔が広がるように直線状に延びる直線部を含んでいてもよい。言い換えると、第1ライン5xの直線部が延びる方向と、第2ライン5yの直線部が延びる方向とが異なっていてもよい。
上述の実施の形態においては、孔4の輪郭が円形であり、具体的には真円形である例を示した。しかしながら、孔4の輪郭が真円形に限られることはない。例えば図18及び図19に示すように、孔4の輪郭は楕円形であってもよい。この場合、図18に示すように、孔4の第1寸法S1が孔4の第2寸法S2よりも小さくてもよい。若しくは、図19に示すように、孔4の第1寸法S1が孔4の第2寸法S2よりも大きくてもよい。第1寸法S1は、近接位置4cにおいて重心ラインLgが延びる方向における孔4の寸法である。第2寸法S2は、第1寸法S1の測定方向に直交する方向における孔4の寸法である。
上述の実施の形態又は変形例においては、孔4の輪郭が、真円形、楕円形などの円形である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、孔4の輪郭は多角形であってもよい。例えば図20に示すように、孔4の輪郭は四角形であってもよい。この場合、図20に示すように、連通部5は、孔4の輪郭を構成する四角形の隅に接続されていてもよい。隅とは、四角形などの多角形を構成する2つの辺が交わる部分である。若しくは、図示はしないが、連通部5は、孔4の輪郭を構成する四角形の辺に接続されていてもよい。また、図21に示すように、孔4の輪郭は三角形であってもよい。この場合、図21に示すように、連通部5は、孔4の輪郭を構成する三角形の隅に連通部5が接続されていてもよい。若しくは、図示はしないが、連通部5は、孔4の輪郭を構成する三角形の辺に接続されていてもよい。孔4の輪郭が多角形である場合、多角形の隅は、図22に示すように湾曲部を含んでいてもよい。
上述の実施の形態においては、連通部5が、第2方向D2における近接位置4cとの間の距離が最大になる位置で孔4に接続されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図23に示すように、連通部5は、第2方向D2における近接位置4cとの間の距離が最大になる位置と、近接位置4cとの間で、孔4に接続されていてもよい。この場合、寸法A1に対する距離A2の比が0.5未満であってもよい。また、寸法B1に対する距離B2の比率が0.5未満であってもよい。
上述の実施の形態においては、連通部5の第1ライン5x及び第2ライン5yが第1方向D1に延びる直線部を含む例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第1ライン5x及び第2ライン5yは、第1方向D1に対して傾斜した方向に延びる直線部を含んでいてもよい。例えば図24に示すように、第1ライン5x及び第2ライン5yは、孔4側から第1縁11側に向かうにつれて近接位置4cから離れるように延びる直線部を含んでいてもよい。若しくは、図25に示すように、第1ライン5x及び第2ライン5yは、孔4側から第1縁11側に向かうにつれて近接位置4cに近づくように延びる直線部を含んでいてもよい。
上述の実施の形態においては、孔4において第1包装材料30A及び第2包装材料30Bが打ち抜かれて取り除かれている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図26Aに示すように、孔4に重なる第1包装材料30A及び第2包装材料30Bが、孔4の周縁の第2領域20に連結された状態で残っていてもよい。例えば、孔4の輪郭が、第1部分5aに接続された一端を有する第1輪郭4xと、第2部分5bに接続された一端を有する第2輪郭4yとを含み、第1輪郭4xの他端と第2輪郭4yの他端とが接続されていなくてもよい。この場合、図26Aに示すように、孔4に重なる包装材料の一部分4aが、第1輪郭4xの他端と第2輪郭4yの他端との間に位置する連結部4zを介して孔4の周縁の第2領域20に連結されている。図26Aに示す例において、連結部4zは、第1方向D1における孔4の下方の端に位置する。連結部4zは、第1方向D1における孔4の下方の端とは異なる位置にあってもよい。例えば、連結部4zは、孔4の中心よりも第1方向D1において下方に位置していてもよい。
上述の実施の形態においては、孔4が第2方向D2における第1縁シール部21の中央に位置し、連通部5が孔4から第1縁11まで延びる例を示した。しかしながら、パウチ10を吊り下げ具70に吊り下げることができる限りにおいて、孔4及び連通部5の配置は特には限られない。例えば図28に示すように、孔4は、第2方向D2における第1縁シール部21の中央に対して第3縁13側に位置していてもよい。
図29に示すように、パウチ10の第1縁11は、第1辺11aと、第1辺11aに対して収容部8側に位置する第2辺11bと、を含んでいてもよい。図29に示す例において、第1辺11a及び第2辺11bはいずれも第2方向D2に延びている。
図30は、補強材55の一変形例を示す断面図である。補強材55は、基材層56及びシーラント層57を少なくとも含む包装材料を備えていてもよい。例えば図30に示すように、補強材55は、シーラント層57が外側を向くように折り畳まれた状態の包装材料を備えていてもよい。第1包装材料30A側に位置する補強材55のシーラント層57と第1包装材料30Aの第1シーラント層61とは、ヒートシール工程により一体化していてもよい。同様に、第2包装材料30B側に位置する補強材55のシーラント層57と第2包装材料30Bの第2シーラント層62とは、ヒートシール工程により一体化していてもよい。
上述の実施の形態においては、補強部21aが、第3縁13及び第4縁14に達するように第2方向D2に延びる例を示した。しかしながら、補強部21aが孔4を囲う限りにおいて、補強部21aの範囲は特には限られない。例えば図32に示すように、補強部21aは、第3縁13又は第4縁14に達していなくてもよい。この場合、平面視において、補強部21aと第3縁13又は第4縁14との間に、第1包装材料30Aと第2包装材料30Bとが接合されているシール部が位置していてもよい。
上述の実施の形態においては、パウチ10が、平面視において孔4を囲う補強部21aを備える例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図33に示すように、パウチ10は、孔4を囲う補強部21aを備えていなくてもよい。この場合であっても、第2領域20が十分な強度を有するように第1包装材料30A及び第2包装材料30Bを構成することにより、孔4及び連通部5の周縁の領域が変形してパウチ10が吊り下げ具から落下してしまうことを抑制できる。
上述の実施の形態においては、パウチ10が、第1縁11、第2縁12、第3縁13及び第4縁14のそれぞれにシール部を有する、いわゆる四方シールパウチである例を示した。しかしながら、パウチ10の形態が四方シールパウチに限られることはない。例えばパウチ10は、第1縁11、第2縁12、第3縁13及び第4縁14のうちの3つの縁にシール部を有する、いわゆる三方シールパウチであってもよい。図34は、内容物が収容されていない状態の三方シールパウチを示す正面図である。図35は、内容物が収容されている状態の三方シールパウチを示す正面図である。
図36は、パウチ10の一変形例を示す正面図である。図36に示すように、パウチ10は、第2縁12を下にして自立可能に構成されたガセット式のパウチであってもよい。パウチ10は、第1面1を構成する第1包装材料30A、及び第2面2を構成する第2包装材料30Bに加えて、第2縁12に位置する第3面3を構成する第3包装材料を備える。第3包装材料は、折り返し部3fで折り返された状態で、第1包装材料30Aと第2包装材料30Bとの間に配置されている。図36に示す例において、第2方向D2が第1包装材料30A、第2包装材料30B及び第3包装材料の流れ方向であり、第1方向D1が垂直方向であってもよい。
図37は、パウチ10の一変形例を示す正面図である。図37に示すように、パウチ10は、第1縁11から第2縁12まで第1方向D1に延びる合掌部7を備えるピローパウチであってもよい。図37に示す例において、合掌部7は第1面1側に位置している。図示はしないが、合掌部7は第2面2側に位置していてもよい。図37に示す例において、第1方向D1が第1包装材料30A及び第2包装材料30Bの流れ方向であり、第2方向D2が垂直方向であってもよい。
図37及び図38においては、合掌部7が孔4及び連通部5と重ならない例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図39に示すように、合掌部7が孔4及び連通部5と重なっていてもよい。この場合、第2方向D2において、合掌部7の寸法が孔4の寸法よりも大きいことが好ましい。図39に示す例において、第1方向D1が第1包装材料30A及び第2包装材料30Bの流れ方向であり、第2方向D2が垂直方向であってもよい。
図41は、パウチ10の一変形例を示す正面図である。図41に示すように、パウチ10は、合掌部7を有し、且つ第3縁13に沿って延びる折り返し部13f及び第4縁14に沿って延びる折り返し部14fが形成されているサイドガセットパウチであってもよい。折り返し部13f及び折り返し部14fにおいては、第1包装材料30A及び第2包装材料30Bと同一の包装材料が折り返されている。図39に示す例において、第1方向D1が第1包装材料30A及び第2包装材料30Bの流れ方向であり、第2方向D2が垂直方向であってもよい。
図42は、パウチ10の一変形例を示す正面図である。パウチ10は、第1包装材料30Aの内面及び第2包装材料30Bの内面に取り付けられているチャックテープ16を備えていてもよい。チャックテープ16は、易開封性手段15に対して第2縁12側の位置で第2方向D2に延びている。チャックテープ16は、例えば、第1包装材料30Aの内面に取り付けられている凸型テープと、第2包装材料30Bの内面に取り付けられ、凸型テープと嵌合できる凹型テープと、を含む。パウチ10がチャックテープ16を備えることにより、開封された後のパウチ10を再び封止し易くなる。
上述の実施の形態においては、吊り下げ具70の支持部71の断面が円形である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、支持部71の断面はその他の形状を有していてもよい。
図45は、吊り下げ具70の支持部71の一変形例を示す断面図である。図45に示すように、支持部71の断面の形状は六角形であってもよい。この場合、六角形の一辺が上方に位置するように支持部71を構成してもよい。
図46は、吊り下げ具70の一変形例を示す斜視図である。図46に示すように、支持部71が、上部に位置する平坦面71fを含み、抑え部72が、円形の断面を有していてもよい。このように、抑え部72の断面が、支持部71の断面とは異なる形状を有していてもよい。抑え部72の断面が円形であることにより、抑え部72を介してパウチ10の孔4を支持部71に通す作業が容易になる。上述のように、連通部5を介して支持部71を直接的に孔4に通すことも可能である。
図47に示すように、支持部71は、糸、ロープ、紐などの細い部材であってもよい。この場合であっても、連通部5が、重心方向に直交する方向において近接位置4cから離れた位置で孔4に接続しているので、支持部71が連通部5を通り抜けることを抑制できる。
上述の実施の形態及び変形例においては、パウチ10の第2領域20に孔4及び連通部5が形成される例を示した。しかしながら、孔4及び連通部5を備える包装体がパウチ10に限られることはない。
図51は、蓋付容器17の第2包装材料30Bの一変形例を示す断面図である。図51は、図50と同様に、図49の蓋付容器の第1縁シール部及び収容部を拡大して示している。
包装体が蓋付容器である場合も、パウチ10の場合と同様に、第2領域20のうち孔4が位置する領域が、少なくとも1つの方向において、所定の曲げこわさを有することが好ましい。例えば、平均曲げこわさが15g・cm2/cm以上であることが好ましい。また、初期曲げこわさが22g・cm2/cm以上であることが好ましい。
次に、包装体がチューブ18である例を説明する。図52は、チューブ18を第1面1の側から見た場合を示す正面図である。チューブ18は、筒状の胴部18aと、口部18bとを備える。口部18bにはキャップ18cが取り付けられていてもよい。
包装体がチューブである場合も、パウチ10の場合と同様に、第2領域20のうち孔4が位置する領域が、少なくとも1つの方向において、所定の曲げこわさを有することが好ましい。例えば、平均曲げこわさが15g・cm2/cm以上であることが好ましい。また、初期曲げこわさが22g・cm2/cm以上であることが好ましい。
上述の実施の形態及び各変形例の特徴は、適宜組み合わせ可能である。
積層された4枚の包装材料を含む試験片80を作成した。1枚の包装材料の厚みは82μmであるので、試験片80の厚みは328μmであった。このような試験片80の層構成は、図39に示す、合掌部7に形成されている孔4の周縁の領域の層構成、又は、図30に示す、折り畳まれた状態の包装材料からなる補強材55と重なる領域に形成されている孔4の周縁の領域の層構成に相当する。1枚の包装材料の層構成は下記の通りである。
OPP20/PE10/ALPET12/PE10/CPP30
「/」は層と層の境界を表している。左端の層が、包装材料の外面を構成する層であり、右端の層が、包装材料の内面を構成する層である。
「OPP」は、二軸延伸されたポリプロピレンフィルムを意味する。「PE」は、ポリエチレンを用いたポリオレフィン樹脂層を意味する。「ALPET」は、アルミニウムの蒸着層が設けられた、二軸延伸されたPETフィルムを意味する。「CPP」は、未延伸ポリプロピレンフィルムを意味する。数字は、層の厚み(単位はμm)を意味する。
試験片80を構成する包装材料の枚数が2枚であること以外は、実施例A1と同様にして、試験片80を作成した。試験片80の厚みは164μmであった。
二軸延伸されたPETフィルムからなる試験片80準備した。試験片80の厚みは150μmであった。
実施例A1と同一の包装材料を用いて、図1Aに示すパウチ10を作製した。具体的には、第1面1の第1包装材料30A及び第2面2の第2包装材料30Bとして、実施例A1と同一の包装材料を用いた。また、補強部21aの補強材55として、図30に示すように、2つに折り畳まれた実施例A1の包装材料を用いた。孔4の周囲におけるパウチ10の厚みは328μmであった。孔4の直径は8mmであった。
実施例A1と同一の包装材料を用いて、図57に示すパウチ10を作製した。図57に示す例において、連通部5は、近接位置4cにおいて孔4に接続されている。孔4の周囲におけるパウチ10の厚みは328μmであった。
パウチ10が補強部21aを備えないこと以外は、参考例B1の場合と同様にして、パウチ10を作製した。孔4の周囲におけるパウチ10の厚みは164μmであった。
2 第2面
4 孔
4c 近接位置
5 連通部
5c 湾曲部
5x 第1ライン
5x1 第1接続点
5y 第2ライン
6 接合部
7 合掌部
7a 基部
7b 先端部
8 収容部
9 開口部
10 パウチ
11 第1縁
12 第2縁
13 第3縁
14 第4縁
15 易開封性手段
15a 切り込み
16 チャックテープ
17 蓋付容器
17a 蓋
17b 容器
17c フランジ部
18 チューブ
18a 胴部
18b 口部
18c キャップ
19 第1領域
20 第2領域
20x 爪部
21 第1縁シール部
21a 補強部
21b 外縁側シール部
21c 収容部側シール部
22 第2縁シール部
23 第3縁シール部
24 第4縁シール部
30 包装材料
30A 第1包装材料
30B 第2包装材料
51 第1基材層
52 第2基材層
53 第1追加層
54 第2追加層
55 補強材
56 基材層
57 シーラント層
61 第1シーラント層
62 第2シーラント層
65 第1接着層
66 第2接着層
67 第3接着層
68 第4接着層
70 吊り下げ具
71 支持部
72 抑え部
73 固定部
80 試験片
85 測定器
86 第1クランプ
87 第2クランプ
D1 第1方向
D2 第2方向
Claims (19)
- 第1面側に位置する第1包装材料と第2面側に位置する第2包装材料とが接合されて収容部が形成されているパウチであって、
平面視において前記収容部に重なる第1領域と、
平面視において前記収容部と前記パウチの外縁との間に位置し、第1包装材料と第2包装材料とを接合するシール部を含む第2領域と、
前記第2領域に位置し、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する孔と、
前記孔から前記パウチの外縁まで延び、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する連通部と、を備え、
前記第1包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記第2包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記パウチの前記外縁は、前記連通部が位置する第1縁と、第1方向において前記第1縁と対向する第2縁と、前記第1縁と前記第2縁の間で前記第1方向に直交する第2方向において対向する第3縁及び第4縁と、を含み、
前記第2領域は、前記第1縁と前記収容部との間に位置し、
前記連通部が位置する前記第1縁は、前記第2方向に延びており、
前記孔は、前記パウチの中心と前記孔の中心とを通る重心ラインが延びる重心方向における前記パウチの前記第1縁との間の距離が最短になる近接位置を含み、
前記連通部は、前記重心方向に直交する方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記孔から前記第1縁に至る前記連通部の輪郭は、第1ライン及び第2ラインを含み、
前記第1ラインは、前記第2ラインに対して前記近接位置の側に位置し、
前記重心方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点から前記第1縁までの距離は、前記近接位置から前記第1縁までの距離よりも大きく、
前記第1方向における前記第1縁から前記第1ライン上の各位置までの距離が、前記第1接続点において最大になり、
前記第1ラインは、前記第1ラインが前記第1縁に接続する位置にあり、曲率半径(R1)を有する湾曲部を含み、
前記第2ラインは、前記第2ラインが前記第1縁に接続する位置にあり、前記曲率半径(R1)よりも大きい曲率半径(R2)を有する湾曲部を含む、パウチ。 - 第1面側に位置する第1包装材料と第2面側に位置する第2包装材料とが接合されて収容部が形成されているパウチであって、
平面視において前記収容部に重なる第1領域と、
平面視において前記収容部と前記パウチの外縁との間に位置し、第1包装材料と第2包装材料とを接合するシール部を含む第2領域と、
前記第2領域に位置し、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する孔と、
前記孔から前記パウチの外縁まで延び、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する連通部と、を備え、
前記第1包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記第2包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記パウチの前記外縁は、前記連通部が位置する第1縁と、第1方向において前記第1縁と対向する第2縁と、前記第1縁と前記第2縁の間で前記第1方向に直交する第2方向において対向する第3縁及び第4縁と、を含み、
前記孔は、前記パウチの中心と前記孔の中心とを通る重心ラインが延びる重心方向における前記パウチの前記第1縁との間の距離が最短になる近接位置を含み、
前記連通部は、前記重心方向に直交する方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記孔から前記第1縁に至る前記連通部の輪郭は、第1ライン及び第2ラインを含み、
前記第1ラインは、前記第2ラインに対して前記近接位置の側に位置し、
前記重心方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点から前記第1縁までの距離は、前記近接位置から前記第1縁までの距離よりも大きく、
前記第1方向における前記第1縁から前記第1ライン上の各位置までの距離が、前記第1接続点において最大になり、
前記第2ラインは、前記第2ラインが前記第1縁に接続する位置にある湾曲部と、前記孔から前記第1縁に向かって直線状に延びる直線部と、を含み、
前記第2ラインの前記湾曲部は、前記第1方向に沿って見た場合に前記孔に重なっていない、パウチ。 - 前記第1ラインは、前記第1接続点から前記第1縁に向かって前記第1方向に沿って直線状に延びる直線部を含み、
前記孔は、前記第1方向に直交する第2方向において寸法(B1)を有し、
前記寸法(B1)に対する、前記近接位置と前記第1接続点との間の、前記第2方向における距離(B2)の比が、0.2以上である、請求項1に記載のパウチ。 - 前記連通部は、前記第1方向に直交する第2方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記第1方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点は、前記近接位置に対して前記第2縁の側に位置する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のパウチ。 - 前記第1ラインと前記第2ラインとが少なくとも部分的に接している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパウチ。
- 前記連通部は、前記第1ラインと前記第2ラインとが接している切り込みと、前記切り込みに対して前記第1縁の側に位置し、前記第1ラインと前記第2ラインとが接していない切り欠きと、を含む、請求項5に記載のパウチ。
- 前記第1ラインと前記第2ラインとが接していない、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパウチ。
- 前記重心方向に直交する方向における前記近接位置と前記第1接続点との間の距離が2mm以上である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のパウチ。
- 前記第2領域のうち前記孔が位置する領域から切り出した、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を少なくとも含む試験片の、流れ方向における平均曲げこわさが15〔g・cm2/cm〕以上である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のパウチ。
- 前記第2領域は、前記パウチの前記外縁に沿って広がる外縁側シール部と、平面視において前記収容部に接している収容部側シール部と、前記外縁側シール部と前記収容部側シール部との間において前記孔を囲うように位置し、前記外縁側シール部及び前記収容部側シール部よりも厚い補強部と、を含む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のパウチ。
- 前記補強部は、前記第1包装材料と前記第2包装材料との間に位置する補強材を含む、請求項10に記載のパウチ。
- 蓋を構成する第1包装材料と容器を構成する第2包装材料とが接合されて収容部が封止されている蓋付容器であって、
平面視において前記収容部に重なる第1領域と、
平面視において前記収容部と前記蓋及び前記容器の外縁との間に位置し、第1包装材料と第2包装材料とを接合するシール部を含む第2領域と、
前記第2領域に位置し、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する孔と、
前記孔から前記蓋及び前記容器の外縁まで延び、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する連通部と、を備え、
前記第1包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記第2包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記蓋及び前記容器の前記外縁は、前記連通部が位置する第1縁と、第1方向において前記第1縁と対向する第2縁と、前記第1縁と前記第2縁の間で前記第1方向に直交する第2方向において対向する第3縁及び第4縁と、を含み、
前記第2領域は、前記第1縁と前記収容部との間に位置し、
前記連通部が位置する前記第1縁は、前記第2方向に延びており、
前記孔は、前記蓋付容器の中心と前記孔の中心とを通る重心ラインが延びる重心方向における前記蓋付容器の前記第1縁との間の距離が最短になる近接位置を含み、
前記連通部は、前記重心方向に直交する方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記孔から前記第1縁に至る前記連通部の輪郭は、第1ライン及び第2ラインを含み、
前記第1ラインは、前記第2ラインに対して前記近接位置の側に位置し、
前記重心方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点から前記第1縁までの距離は、前記近接位置から前記第1縁までの距離よりも大きく、
前記第1方向における前記第1縁から前記第1ライン上の各位置までの距離が、前記第1接続点において最大になり、
前記第1ラインは、前記第1ラインが前記第1縁に接続する位置にあり、曲率半径(R1)を有する湾曲部を含み、
前記第2ラインは、前記第2ラインが前記第1縁に接続する位置にあり、前記曲率半径(R1)よりも大きい曲率半径(R2)を有する湾曲部を含む、蓋付容器。 - 蓋を構成する第1包装材料と容器を構成する第2包装材料とが接合されて収容部が封止されている蓋付容器であって、
平面視において前記収容部に重なる第1領域と、
平面視において前記収容部と前記蓋及び前記容器の外縁との間に位置し、第1包装材料と第2包装材料とを接合するシール部を含む第2領域と、
前記第2領域に位置し、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する孔と、
前記孔から前記蓋及び前記容器の外縁まで延び、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する連通部と、を備え、
前記第1包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記第2包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記蓋及び前記容器の前記外縁は、前記連通部が位置する第1縁と、第1方向において前記第1縁と対向する第2縁と、前記第1縁と前記第2縁の間で前記第1方向に直交する第2方向において対向する第3縁及び第4縁と、を含み、
前記孔は、前記蓋付容器の中心と前記孔の中心とを通る重心ラインが延びる重心方向における前記蓋付容器の前記第1縁との間の距離が最短になる近接位置を含み、
前記連通部は、前記重心方向に直交する方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記孔から前記第1縁に至る前記連通部の輪郭は、第1ライン及び第2ラインを含み、
前記第1ラインは、前記第2ラインに対して前記近接位置の側に位置し、
前記重心方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点から前記第1縁までの距離は、前記近接位置から前記第1縁までの距離よりも大きく、
前記第1方向における前記第1縁から前記第1ライン上の各位置までの距離が、前記第1接続点において最大になり、
前記第2ラインは、前記第2ラインが前記第1縁に接続する位置にある湾曲部と、前記孔から前記第1縁に向かって直線状に延びる直線部と、を含み、
前記第2ラインの前記湾曲部は、前記第1方向に沿って見た場合に前記孔に重なっていない、蓋付容器。 - 前記第1ラインは、前記第1接続点から前記第1縁に向かって前記第1方向に沿って直線状に延びる直線部を含み、
前記孔は、前記第1方向に直交する第2方向において寸法(B1)を有し、
前記寸法(B1)に対する、前記近接位置と前記第1接続点との間の、前記第2方向における距離(B2)の比が、0.2以上である、請求項12に記載の蓋付容器。 - 前記第2領域のうち前記孔が位置する領域から切り出した、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を少なくとも含む試験片の、流れ方向における平均曲げこわさが15〔g・cm2/cm〕以上である、請求項12乃至14のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 第1面側に位置する第1包装材料と第2面側に位置する第2包装材料とが接合されて収容部が形成されているチューブであって、
平面視において前記収容部に重なる第1領域と、
平面視において前記収容部と前記チューブの外縁との間に位置し、第1包装材料と第2包装材料とを接合するシール部を含む第2領域と、
前記第2領域に位置し、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する孔と、
前記孔から前記チューブの外縁まで延び、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する連通部と、を備え、
前記第1包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記第2包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記チューブの前記外縁は、前記連通部が位置する第1縁と、第1方向において前記第1縁と対向する第2縁と、前記第1縁と前記第2縁の間で前記第1方向に直交する第2方向において対向する第3縁及び第4縁と、を含み、
前記第2領域は、前記第1縁と前記収容部との間に位置し、
前記連通部が位置する前記第1縁は、前記第2方向に延びており、
前記孔は、前記チューブの中心と前記孔の中心とを通る重心ラインが延びる重心方向における前記チューブの前記第1縁との間の距離が最短になる近接位置を含み、
前記連通部は、前記重心方向に直交する方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記孔から前記第1縁に至る前記連通部の輪郭は、第1ライン及び第2ラインを含み、
前記第1ラインは、前記第2ラインに対して前記近接位置の側に位置し、
前記重心方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点から前記第1縁までの距離は、前記近接位置から前記第1縁までの距離よりも大きく、
前記第1方向における前記第1縁から前記第1ライン上の各位置までの距離が、前記第1接続点において最大になり、
前記第1ラインは、前記第1ラインが前記第1縁に接続する位置にあり、曲率半径(R1)を有する湾曲部を含み、
前記第2ラインは、前記第2ラインが前記第1縁に接続する位置にあり、前記曲率半径(R1)よりも大きい曲率半径(R2)を有する湾曲部を含む、チューブ。 - 第1面側に位置する第1包装材料と第2面側に位置する第2包装材料とが接合されて収容部が形成されているチューブであって、
平面視において前記収容部に重なる第1領域と、
平面視において前記収容部と前記チューブの外縁との間に位置し、第1包装材料と第2包装材料とを接合するシール部を含む第2領域と、
前記第2領域に位置し、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する孔と、
前記孔から前記チューブの外縁まで延び、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を貫通する連通部と、を備え、
前記第1包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記第2包装材料は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に位置する少なくとも1つの層を含み、
前記チューブの前記外縁は、前記連通部が位置する第1縁と、第1方向において前記第1縁と対向する第2縁と、前記第1縁と前記第2縁の間で前記第1方向に直交する第2方向において対向する第3縁及び第4縁と、を含み、
前記孔は、前記チューブの中心と前記孔の中心とを通る重心ラインが延びる重心方向における前記チューブの前記第1縁との間の距離が最短になる近接位置を含み、
前記連通部は、前記重心方向に直交する方向において前記近接位置から離れた位置で前記孔に接続しており、
前記孔から前記第1縁に至る前記連通部の輪郭は、第1ライン及び第2ラインを含み、
前記第1ラインは、前記第2ラインに対して前記近接位置の側に位置し、
前記重心方向において、前記第1ラインが前記孔に接続する第1接続点から前記第1縁までの距離は、前記近接位置から前記第1縁までの距離よりも大きく、
前記第1方向における前記第1縁から前記第1ライン上の各位置までの距離が、前記第1接続点において最大になり、
前記第2ラインは、前記第2ラインが前記第1縁に接続する位置にある湾曲部と、前記孔から前記第1縁に向かって直線状に延びる直線部と、を含み、
前記第2ラインの前記湾曲部は、前記第1方向に沿って見た場合に前記孔に重なっていない、チューブ。 - 前記第1ラインは、前記第1接続点から前記第1縁に向かって前記第1方向に沿って直線状に延びる直線部を含み、
前記孔は、前記第1方向に直交する第2方向において寸法(B1)を有し、
前記寸法(B1)に対する、前記近接位置と前記第1接続点との間の、前記第2方向における距離(B2)の比が、0.2以上である、請求項16に記載のチューブ。 - 前記第2領域のうち前記孔が位置する領域から切り出した、前記第1包装材料及び前記第2包装材料を少なくとも含む試験片の、流れ方向における平均曲げこわさが15〔g・cm2/cm〕以上である、請求項16乃至18のいずれか一項に記載のチューブ。
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