JP2017043373A - パウチ容器、その製造システムおよび製造方法 - Google Patents

パウチ容器、その製造システムおよび製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一対の胴部シール、底部シートおよびスパウト付き天面シートを備えるパウチ容器において、サイドシール部の手触り感を改善するとともに、サイドシール部からポイントシールがはみ出さずに形成されるように構成する。【解決手段】一対の胴部シート、底部シート、天面シート、および、天面シートに装着されたスパウトを有するパウチ容器であって、幅方向両側において一対の胴部シート同士が接合されるサイドシール部と、パウチ容器の上部において一対の胴部シートと天面シートとが接合されるトップシール部と、サイドシール部とトップシール部との境界部において両シール部に跨って形成される上部ポイントシール19bとを備える。サイドシール部22は中間部分22cが幅狭部として形成されており、上部ポイントシール19bに対応する上端部22bが幅広部29として形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、スパウトが装着されたパウチ容器、その製造システムおよび製造方法に関する。
従来、パウチ容器として、1又は複数の可撓性のシート材により形成された一対の胴部シート、底部シートおよび天面シートと備え、天面シートに内容物の出入口となるスパウトが装着されたものが知られている。このようなスパウト付きパウチ容器は、一般的に、一対の胴部シート同士が幅方向両側でサイドシール部により接合され、一対の胴部シートと底部シートとがボトムシール部により接合され、一対の胴部シートと天面シートとがトップシール部によって接合されて、内部に袋状の充填部が形成されている。
上記のようなパウチ容器のサイドシール部は、2枚の胴部シートが接合されて形成されるため剛性が高くなっている。そのため、容器を把持したときに剛性が高いサイドシール部が手に触れると、容器のソフト感が損なわれて、手触り感が悪くなるという問題がある。
これに関連して、例えば特許文献1には、サイドシール部に切込み部を形成し、サイドシール部が容器の幅方向から押圧されたときに、切込み部を境界としてサイドシール部が折れ曲がることにより、サイドシール部の手触り感を改良したパウチ容器が提案されている。
特開2009−269652号公報
上記のように一対の胴部シート、底部シートおよび天面シートを備えるパウチ容器において、サイドシール部の手触り感を改善するために、サイドシール部の幅を狭く形成して剛性を低くすることが好ましい。
他方、サイドシール部を延伸方向の全長にわたって幅を狭く形成すると、サイドシール部とボトムシール部との境界部に接合強度向上のために局部的に形成されるポイントシールが充填部側にはみ出して形成され易くなる。ポイントシールが充填部側にはみ出して形成されると、内容物が充填されたパウチ容器に落下等の衝撃が加わったとき、ポイントシールのはみ出し部分に応力集中が生じて、サイドシール部やトップシール部の剥離の起点になる恐れがある。
本発明の目的は、一対の胴部シール、底部シートおよび天面シートを備え、天面シートにスパウトが装着されたパウチ容器において、容器の手触り感を改善するとともに、サイドシール部の内側縁部からはみ出さずにポイントシールを形成できるように構成することである。
本発明に係るパウチ容器は、一対の胴部シート、底部シート、天面シート、および、前記天面シートに装着されたスパウトを有するパウチ容器であって、幅方向両側において前記一対の胴部シート同士が接合されるサイドシール部と、前記パウチ容器の上部において前記一対の胴部シートと前記天面シートとが接合されるトップシール部と、前記サイドシール部と前記トップシール部との境界部において前記両シール部に跨って形成される上部ポイントシールと、を備え、前記サイドシール部の上下方向の中間部分が幅狭部として形成されており、前記サイドシール部において前記上部ポイントシールに対応する上端部が幅広部として形成されていることを特徴とする。
この場合、前記パウチ容器の下部において前記一対の胴部シートと前記底部シートとが接合されるボトムシール部と、前記サイドシール部と前記ボトムシール部との境界部において前記両シール部に跨って形成される下部ポイントシールと、をさらに備え、前記サイドシール部において前記下部ポイントシールに対応する下端部が幅広部として形成されていてもよい。
本発明の別の態様のパウチ容器の製造システムは、一対の胴部シート、底部シート、天面シート、および、前記天面シートに装着されたスパウトを有するパウチ容器を製造するシステムであって、1又は複数のシート材から前記一対の胴部シート、前記底部シートおよび前記底面シートを形成する容器中間体形成装置と、前記一対の胴部シート同士、前記一対の胴部シートと前記底部シート、および、前記一対の胴部シートと前記天面シートを接合してサイドシール部、ボトムシール部およびトップシール部をそれぞれ形成する第1シール装置と、前記サイドシール部と前記トップシール部との境界部において前記両シール部に跨って上部ポイントシールを形成する第2シール装置と、を備え、前記第1シール装置によって形成される前記サイドシール部の上下方向の中間部分が幅狭部として形成され、かつ前記サイドシール部において前記上部ポイントシールに対応する上端部が幅広部として形成されていることを特徴とする。
この場合、前記第2シール装置は、前記上部ポイントシールを形成するとともに、前記サイドシール部と前記ボトムシール部とに跨って下部ポイントシールを形成し、前記第1シール装置によって形成される前記サイドシール部において前記下部ポイントシールに対応する下端部が幅広部として形成されていてもよい。
また、本発明の更に別の態様であるパウチ容器の製造方法は、一対の胴部シート、底部シートと、天面シート、および、前記天面シートに装着されたスパウトを有するパウチ容器を製造する方法であって、1又は複数のシート材から前記一対の胴部シート、前記底部シートおよび前記底面シートを形成する容器中間体形成工程と、前記一対の胴部シート同士、前記一対の胴部シートと前記底部シート、および、前記一対の胴部シートと前記天面シートを接合してサイドシール部、ボトムシール部およびトップシール部をそれぞれ形成する第1シール工程と、前記サイドシール部と前記トップシール部との境界部において前記両シール部に跨って上部ポイントシールを形成する第2シール工程と、を含み、前記第1シール工程によって形成される前記サイドシール部の上下方向の中間部分が幅狭部として形成され、前記サイドシール部において前記上部ポイントシールに対応する上端部が幅広部として形成されていることを特徴とする。
この場合、前記第2シール工程では、前記上部ポイントシールを形成するとともに、前記サイドシール部と前記ボトムシール部とに跨って下部ポイントシールを形成し、前記第1シール工程で形成される前記サイドシール部において前記下部ポイントシールに対応する下端部が幅広部として形成されていてもよい。
本発明に係るパウチ容器、その製造システムおよび製造方法によれば、サイドシール部の上下方向の中間部分が幅狭部として形成されるので、サイドシール部の剛性が低くなって容器の手触り感が改善される。
また、サイドシール部において上部ポイントシールに対応する上端部が幅広部として形成されるので、上部ポイントシールがサイドシール部の幅広部の内側縁部からはみ出して形成されるのを防止できる。したがって、ポイントシールのはみ出しに起因して応力集中が生じてサイドシール部やトップシール部が剥離するのを効果的に抑制できる。
一実施形態であるパウチ容器を内容物充填後の状態で示す斜視図である。 内容物充填前において折り畳まれた状態にある図1に示したパウチ容器の(a)表面図と(b)裏面図である。 (a)は図2に示したパウチ容器のサイドシール部の部分拡大図であり、(b)は(a)におけるA−A線断面図である。 図2(b)に示したパウチ容器に形成されたポイントシールを拡大して示す図である。 図4に示したポイントシールを矢印C方向から見た拡大図である。 パウチ容器の製造システムの全体構成を概略的に示す図である。 図6に示した製造システムに含まれるポイントシール装置を説明するための図である。 ポイントシールが形成される様子を拡大して示す図である。 図6に示した製造システムに含まれる折り曲げ線形成装置を説明するための図である。 折り曲げ線が形成される様子を示す図であり、(a)はパンチ型がダイス型から離間した状態を示す図、(b)はパンチ型がダイス型に嵌り込んだ状態を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
本願明細書(特許請求の範囲でも同様)においては、底部シートと天面シートとが対向する方向を「上下方向」とし、一対の胴部シートが積層される方向を容器の「表裏方向」とし、上下方向および表裏方向と直交する方向を容器の「幅方向」とする。
図1は、一実施形態であるパウチ容器10を内容物充填後の状態で示す斜視図である。図2は、内容物充填前において折り畳まれた状態にある図1に示したパウチ容器10の(a)表面図と(b)裏面図である。
図1および図2に示すように、パウチ容器10は、1又は複数のシート材から構成され、シート材を重ね合わせて接合することにより形成されたサイドシール部22を備える。サイドシール部22には、パウチ容器10を手で掴んだときの手触り感を改善するために中間部分が幅狭部として形成されている。また、サイドシール部22の下端部および上端部は、ポイントシールのはみ出しを防止するために幅広部28,29として形成されている。サイドシール部22の詳細については後述する。
パウチ容器10は、表面シート11および裏面シート12(一対の胴部シート)と、底部シート13と、天面シート14とを備える。このパウチ容器10は、内容物の充填により底部シート13が展開して自立可能になるスタンディングパウチである。表面シート11および裏面シート12は、容器の表面部および裏面部をそれぞれ構成するシート材であり、底部シート13は、表面シート11と裏面シート12との間に折り込まれて挿入され、底ガゼット部を構成するシート材である。底部シート13は、幅方向に沿って形成された折り目線15により、容器の内部側に向かって山折りに折り返されている。天面シート14は、容器の上面部を構成するシート材である。
パウチ容器10は、互いに重ね合わされた表面シート11と裏面シート12との間に、底部シート13を下端側から挿入した状態で各シート材の端縁同士を接合するシール部を形成し、内容物が充填される容器内部空間である充填部17を密閉した構造である。充填部17の上端は、天面シート14が表面シート11および裏面シート12の上縁に接合されることで密閉される。充填される内容物としては、特に限定されず、例えば、シャンプー、リンス、トリートメント、洗剤等の生活用各種ケア製品やスポーツドリンク等の飲料が挙げられる。内容部は、液体に限らず、粘性物や粉状物であってもよい。
表面シート11および裏面シート12は、いずれも上下方向にやや長く延びた略矩形状を呈する。底部シート13も略矩形状を呈し、例えば、表面シート11および裏面シート12の下端から表面シート11等の上下方向全長に対して1/5程度の範囲に設けられる。天面シート14は、略八角形状を呈し、表面シート11および裏面シート12の上端に設けられる。以下、パウチ容器10において、各シート材で構成される部分を「胴部」と称する。なお、天面シート14は、略八角形のものに限定されず、例えば、四角形、六角形等の他の多角形形状であってもよいし、あるいは、円形、楕円形、菱形等の形状であってもよい。
各シート11〜14を形成するシート材は、パウチ容器10の壁面部を構成するシート状部材であって、通常、樹脂フィルムから構成される。シート材を構成する樹脂フィルムには、耐衝撃性、耐磨耗性、および耐熱性など、包装体としての基本的な性能を備えることが要求される。シート材の厚みは、例えば10μm〜300μmであり、好ましくは20μm〜200μmである。また、シール部は、通常、ヒートシールにより形成されるので、シート材には、ヒートシール性も要求される。シート材としては、ベースフィルム層と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シート材が好適であり、高いガスバリア性が要求される場合には、ベースフィルム層とシーラント層との間にガスバリア層を設けることが好適である。
ここで、ベースフィルム層、シーラント層、およびガスバリア層の構成材料を例示する。なお、これら各層の積層は、慣用のラミネート法、例えば、接着剤によるドライラミネーション、熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーションなどにより行うことができる。
ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)など)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66など)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、およびポリエーテルスルフォン(PES)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。ベースフィルム層の厚みは、例えば10μm〜200μmであり、好ましくは10μm〜100μmである。
シーラント層を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)およびエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。シーラント層の厚みは、例えば20μm〜200μmであり、好ましくは30μm〜180μmである。
ガスバリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)などの樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物などを蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。ガスバリア層の厚みは、例えば0.1μm〜20μmであり、好ましくは0.2μm〜10μmである。
シート材には、内容物の商品名や原材料・使用上の注意事項等の商品説明、その他各種デザインなどを表示するための印刷層(図示せず)を設けることができる。例えば、印刷層は、グラビア印刷等の公知の方法により、ベースフィルム層の内側の面に形成できる。
シール部は、ヒートシールにより形成されることが好適である。ヒートシールによるシール部は、各シート材のシーラント層が容器の内側となるように重ね合わせて熱圧着することで形成できる。
パウチ容器10は、上記シール部として、トップシール部20と、ボトムシール部21と、サイドシール部22とを有する。トップシール部20は、天面シート14の端縁に略八角形をなす枠状に形成されるシール部であり、天面シート14と外周端縁と表面シート11および裏面シート12の各上端部とが接合されて形成される。また、ボトムシール部21は、底部シート13の端縁に形成されるシール部であり、底部シート13と表面シート11および裏面シート12とが接合されて形成される。また、底部シート13には、幅方向両端に三角形状の未シール部16が形成されており、この未シール部16に対応する幅方向縁部に半円状の切欠き18が形成されている。この底部シート13の切欠き18を介して表面シート11と裏面シート12とが直接接合されている。
サイドシール部22は、表面シート11および裏面シート12の幅方向端縁同士を直接接合して幅方向両端にそれぞれ形成される。サイドシール部22は、他のシール部と同様に、充填部17を密閉するための端縁シール部である。サイドシール部22は、上下方向に沿って延伸して形成されている。また、サイドシール部22は、下端部および上端部に幅広部28,29が形成される一方、上下方向の中間部分22cは所定幅W1の幅狭部として形成されている。このようにサイドシール部22の中間部分22cが幅狭部として形成されていることで、サイドシール部22の中間部分22cの剛性が比較的弱くなり、その結果、パウチ容器10を掴んだときの手触り感を改善できる。さらに、詳しくは後述するが、サイドシール部22の中間部分22cには、手触り感をより一層改善するために、例えば型押し加工によって折り曲げ線24が形成されている。
本実施形態のパウチ容器10では、ボトムシール部21とサイドシール部22との境界部に下部ポイントシール19aが形成され、トップシール部20とサイドシール部22の境界部に上部ポイントシール19bが形成されている。これらのポイントシール19a,19bについても後述する。
パウチ容器10では、天面シート14の中央部に、内容物を充填および取り出すための口栓30が設けられている。口栓30は、天面シート14に固定されるスパウト31と、スパウト31の外周に形成されたネジ部に螺合されたキャップ32とで構成される。図2(a)では、キャップ32が取り外された状態でスパウト31が示されている。
スパウト31は、天面シート14から外側に突出する筒部31aと、筒部31aの端部に一体形成されたフランジ部31bとを有する。本実施形態では、フランジ部31bは略矩形状を呈し、天面シート14の内面(すなわち充填部17側の面)にフランジ部31bが例えば熱圧着されて取り付けられている。フランジ部31bの形状は、略矩形状に限定されるものではなく、例えば、円形、楕円形、長円形、多角形等の他の形状であってもよい。
パウチ容器10の充填部17に内容物を充填すると、底部シート13が展開して表面シート11および裏面シート12が互いに離間し、胴部が膨らんだ形態となる。こうして、パウチ容器10の自立性が発現する。内容物は、スパウト31から充填することができる。パウチ容器10では、天面シート14を設けたことにより、図1に示すように容器の上部も膨らんで、あたかもボトルのような形態となる。
続いて、図3を参照して、パウチ容器10のサイドシール部22の構成について詳しく説明する。図3(a)は図2に示したパウチ容器10のサイドシール部22の部分拡大図であり、図3(b)は(a)におけるA−A線断面図である。
図3(a)に示すように、サイドシール部22の上下方向の中間部分22cには、折り曲げ線24が形成されている。折り曲げ線24は、サイドシール部22の幅方向中央領域での折れ曲がり位置を画定するために形成される線である。具体的には、パウチ容器10の胴部を手で掴んだときに、サイドシール部22が幅方向(図3中の左右方向)の中央領域で上下方向にほぼ沿って折れ曲がり易くなった線である。このような折り曲げ線24は、図3(b)に示すように、サイドシール部22がやや屈曲した状態にくせ付けされた線によって形成されるのが好適であり、例えば凸状のパンチ型と凹状のダイス型とによってサイドシール部22を型押し加工することによって形成できる。
なお、折り曲げ線24は、折り曲げやすくなるように加工されているものであれば特に限定されず、上記のような屈曲状態にくせ付けされた線に代えて又は加えて、例えば、ハーフカット線等の厚みが薄くなるように形成された溝線や、ミシン目線等によって形成されてもよい。また、折り曲げ線に対応する位置を線状の未シール部とすることにより、その部分のサイドシール部の剛性を低下させてもよい。折り曲げ線24を設けることにより折り曲げ線24の位置での強度が低下し、サイドシール部22がより簡単に折れ曲がることができる。
本実施形態における折り曲げ線24は、サイドシール部22の幅方向中央位置で上下方向に沿って延びる中間線部24aと、中間線部24aの上端からサイドシール部22の外側縁部25まで上下方向に対して斜め上方に傾斜して延びる上側傾斜線部24bと、中間線部24aの下端からサイドシール部22の外側縁部25まで上下方向に対して斜め下方に傾斜して延びる下側傾斜線部24cとを含む。
本実施形態において折り曲げ線24の中間線部24aは、所定幅W1を有するサイドシール部22の中間部分22cの幅方向中心線Xに一致した直線として形成された例が示される。ただし、中間線部24aは、サイドシール部22の幅方向中央領域に形成されていればよく、例えば外側縁部25の位置を「0」、充填部17との境界になる内側縁部27の位置を「100」とした場合、中間線部24aは「30〜70」の間の中央領域に形成されるのが好ましく、特に「40〜60」の間の中央領域に形成されるのがより好ましい。その理由は、中間線部24aの位置が外側縁部25に近づくほど手で掴んだときにサイドシール部22が折れ曲がりにくくなって手触り感を改善する効果を得にくくなり、他方、中間線部24aが内側縁部27に近づくほど折り曲げ線24の形成位置にずれが生じた場合に充填部17を破損する可能性が大きくなるからである。
また、本実施形態では、折り曲げ線24の中間線部24aを直線状に形成した場合を例示するが、これに限定されるものではなく、例えば、波線や緩やかな円弧状の曲線として形成されてもよい。さらに、中間線部24aの上下方向に沿った長さは、容器や手の大きさにもよるが、パウチ容器10を手で掴むときに親指以外の4本の指がかかる程度の幅(例えば10cm程度)に設定するのが好適である。
折り曲げ線24の上側傾斜線部24bは、中間線部24aに対する角度θ1が90°よりも大きいことが好ましく、120°以上であることがより好ましく、140°以上であることが更に好ましい。中間線部24aに対する下側傾斜線部24cの角度θ2についても同様である。このように角度θ1を90°よりも大きくすることで、サイドシール部22が中間線部24aの位置で折れ曲がるときに上側傾斜線部24bに沿っても折れ曲がり易くなる。そして、この上側傾斜線部24bで斜めに折れ曲がることにより、サイドシール部に捻じれの力が働き、サイドシール部22における中間線部24a、上側傾斜線部24bおよび下側傾斜線部24cで囲まれた部分(中間線部24aから幅方向外側の部分)を裏面方向に傾斜させることができる。従って、表面側から把持したときにサイドシール部22の縁部が直接手に当たり難くなり、サイドシール部22の手触り感の改善効果をより得やすくなる。なお、中間線部24aに対する下側傾斜線部24cの角度θ2は、上記θ1と同じであってもよいし、異なる角度に設定されてもよい。
上述したように、本実施形態のパウチ容器10では、サイドシール部22の中間部分22cに折り曲げ線24が形成されている。これにより、パウチ容器10を手で掴んだときに折り曲げ線24を起点としてサイドシール部22の台形状領域26が図3(b)中の矢印B方向(すなわち裏面シート12側)に折れ曲がり易くなる。したがって、サイドシール部22に切込みを形成しなくても手触り感が柔らかくなるよう改善できる。また、本実施形態では、折り曲げ線24が形成されるサイドシール部22の中間部分22cを下端部22aおよび上端部22bに比べて幅狭に形成している。これによって、サイドシール部22の中間部分22cが比較的折れ曲がりやすくなることから、パウチ容器10を掴んだときの手触り感の更なる改善に寄与できる。
さらに、本実施形態では、折り曲げ線24の上部および下部を各傾斜線部24b,24cによってサイドシール部22の外側縁部25につないでいるので、折り曲げ線形成工程でサイドシール部22の上下端に位置するトップシール部20およびボトムシール部21が型押しされるといった影響を受けることがない。
なお、本実施形態では、サイドシール部22に形成した折り曲げ線24が上側傾斜線部24bおよび下側傾斜線部24cの両方を含む例について説明したが、これに限定されるものではなく、いずれか一方のみを含み他方側は例えば中間線部24aに対して直交する方向(すなわち幅方向)に延伸する折り曲げ線部として形成してもよし、あるいは、他方側は無くてもよい。
続いて、図4および図5を参照して、ポイントシール19a,19bについて詳しく説明する。図4は、図2(b)に示したパウチ容器10に形成されたポイントシール19a,19bを拡大して示す図である。図4ではサイドシール部22の折り曲げ線24の図示が省略されている。図5は、図4に示したポイントシール19a(19b)を矢印C方向から見た拡大図であり、ポイントシールされた部分が点描部分で示されている。
上述したように、本実施形態のパウチ容器10では、ボトムシール部21とサイドシール部22との境界部に両シール部21,22に跨って下部ポイントシール19aが形成され、トップシール部20とサイドシール部22の境界部に両シール部20,22に跨って上部ポイントシール19bが形成されている。
図5に示すように、下部ポイントシール19aは、サイドシール部22の下端部において、表面シート11および裏面シート12と底部シート13の谷折りされた部分とが重なる位置に形成される。すなわち、下部ポイントシール19aは、2枚のシート材が重なって接合される部分と4枚のシート材が重なった部分とが連続する位置に形成される。
下部ポイントシール19aは例えば矩形状に形成されている。下部ポイントシール19aは、サイドシール部22の外側縁部25につながって形成されている。これに対し、下部ポイントシール19aは、サイドシール部22の内側縁部27(より詳しくは幅広部28の内側縁部27)よりも幅方向外側に位置している。このような下部ポイントシール19aは、後述する製造システムにおいて製造される容器中間体に、加熱されたポイントシールバーを押し当てることによって形成できる。
図4に示すように、サイドシール部22の下端部22aは、下部ポイントシール19aに対応する部分が幅広部28として形成されている。幅広部28の幅W2は、サイドシール部22の中間部分22cの幅W1よりも広く形成されている(すなわちW2>W1)。換言すれば、サイドシール部22の中間部分22cは、下端部22aに対して幅狭部として形成されている。また、サイドシール部22が幅広部28に移行する部分は、下部ポイントシール19aの形成予定位置よりもやや上方に設定され、角ばらないように傾斜した線によって形成されるのが好ましい。
上部ポイントシール19bは、図5中にかっこ書き符号で示すように、サイドシール部22の上端部において、天面シート14および裏面シート12と、表面シート11の上部が谷折りされた部分とが重なる位置に形成される。すなわち、上部ポイントシール19bは、下部ポイントシール19aと同様に、2枚のシート材が重なって接合される部分と4枚のシート材が重なった部分とが連続する位置に形成される。
図4に示すように、上部ポイントシール19bは、下部ポイントシール19aよりも少し小さい矩形状に形成されている。上部ポイントシール19bは、サイドシール部22の外側縁部25につながって形成されている。これに対し、上部ポイントシール19bは、サイドシール部22の内側縁部27(より詳しくは幅広部29の内側縁部27)よりも幅方向外側に位置している。このような上部ポイントシール19bは、後述する製造システムにおいて製造される容器中間体に、加熱されたポイントシールバーを押し当てることによって形成することができる。
本実施形態では、サイドシール部22の上端部22bは、上部ポイントシール19bに対応する部分が幅広部29として形成されている。幅広部29の幅W3は、サイドシール部22の中間部分22cの幅W1よりも広く形成されている(すなわちW3>W1)。換言すれば、サイドシール部22の中間部分22cは、上端部22bに対して幅狭部として形成されている。上記幅広部29の幅W3は、サイドシール部22の下端部22aにおける幅広部28の幅W2と同一であってもよいし、異なってもよい。また、サイドシール部22が幅広部29に移行する部分は、上部ポイントシール19bの形成予定位置よりもやや下方に設定され、角ばらないように傾斜した線によって形成されるのが好ましい。
本実施形態のパウチ容器10によれば、サイドシール部22の下端部および上端部において下部ポイントシール19aおよび上部ポイントシール19bに対応する部分が幅広部28,29として形成している。したがって、パウチ容器10の充填部17の内容量の減少を抑制しながら、ポイントシール19a,19bがサイドシール部22から充填部17側にはみ出して形成されるのを確実に防止できる。よって、ポイントシール部19a,19bがサイドシール部22の内側縁部27から充填部17にはみ出すことにより応力集中が生じてサイドシール部22やトップシール部20等が剥離するのを効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、下部ポイントシール19aおよび上部ポイントシール19bに対応するサイドシール部22の下端部22aおよび上端部22bを幅広部28,29として形成する一方、中間部分22cを幅狭に形成している。これにより、サイドシール部22を上下方向の全直にわたって幅広(例えば、幅W2またはW3)に形成する場合に比べて、充填部17の内容量の減少を抑制することができる。
なお、上記のパウチ容器10では、サイドシール部22の下端部22aおよび上端部22bの両方を幅広部28,29として形成した例について説明したが、サイドシール部22の上端部22bだけを幅広部として形成し、サイドシール部22の下端部22aは中間部分22cと同じ幅W1に形成してもよい。
上述した本実施形態のパウチ容器10は、次の製造システム1によって製造される。図6は、パウチ容器10の製造システム1の全体構成を概略的に示す図である。この製造システム1は、後述する折り曲げ線形成装置を除いて、例えば国際公開WO2008/096392号公報に記載されるパウチ容器製造装置と略同様に構成できる。
図6に示すように、製造システム1は、パウチ容器10が幅方向に多数連なった容器連続体を製造する製造装置40と、容器連続体を切断して個々のパウチ容器10に分離する切断装置50と、切断された個々のパウチ容器10のサイドシール部22に折り曲げ線24を形成する折り曲げ線形成装置51とを備える。
容器連続体の製造装置40は、リールユニット41、アキュームユニット42、孔形成ユニット43、折目線形成ユニット44、折りユニット45、スパウト供給ユニット46、メインシール装置(第1シール装置)47、切除ユニット48、および、ポイントシール装置49(第2シール装置)を含む。
リールユニット41は、長尺帯状のシート原反が巻き付けられているリールからシート原反Mを繰り出す。
アキュームユニット42は、リールユニット41から繰り出されたシート原反Mをある程度の長さの余裕を持って蓄積している。これにより、シート原反を下流側ユニットに安定的に供給できる。
孔形成ユニット43は、天面シート14となるシート部分にスパウト31の筒部31a(図2(a)参照)を挿通するための貫通孔をパンチングにより形成する。また、孔形成ユニット44は、個々のパウチ容器10に分離されたときに半円状の切欠き18となる円形の貫通孔をパンチングにより形成する。
折目線形成ユニット44は、シート原反Mに長手方向に沿って複数の折目線を平行に形成する。複数の折目線は、薄い折目線形成ローラを回転させながらシート原反Mに当接させる等によって形成することができる。これらの折目線は、後工程の折りユニット45において各折目線でシート原反Mが折られることで、表面シート11、底部シート13、裏面シート12、および、天面シート14となるシート部分を区画するものである。
折りユニット45は、シート原反Mを上記複数の折目線に沿って折り曲げる。
スパウト供給ユニット46は、天面シート14となるシート部分に形成された貫通孔にスパウト31を挿通した状態でヒートシールして装着する。これにより、折り畳まれ且つスパウト31が装着されたシート原反Mからなる容器中間体が形成される。
メインシール装置47は、この容器中間体に加熱されたシールバーを押し当てることによって、トップシール部20、ボトムシール部21およびサイドシール部22となるシール部分を形成する。このとき、上述したようにサイドシール部22の下端部および上端部には幅広部28,29が形成される。
切除ユニット48は、パウチ容器10の天面外形形状を成形するために不要部分を切除する。具体的には、天面シート14となるシート部分の両側縁部を略三角状に切除する。これにより、個々のパウチ容器10に分離されたときに天面シート14が略八角形状になる。
図7は、製造システム1における容器連続体の製造装置40に含まれるポイントシール装置49を説明するための図である。図7には、切除ユニット48を通過した容器連続体2であってポイントシールが形成される前の状態が示されている。
容器連続体2は、所定ピッチ(例えばパウチ容器10の3つ分の幅方向長さ)ごとに間欠的に搬送され、ポイントシール装置49において、個々のパウチ容器10に分離されたときの下部および上部ポイントシール19a,19bとなるポイントシールが形成される。このポイントシールは、図7中に一点鎖線で示すように、シート材との当接面になる先端面が矩形状をなす加熱されたポイントシールバー52,53が押圧されることによって形成される。
図8に示すように、ポイントシールバー52の先端面52aは、表面シート11と裏面シート12との間に底部シート13の谷折りされた部分を挟んだ位置に押圧される。これにより、個々のパウチ容器10に分離されたときの下部ポイントシール19aの2つ分に相当するポイントシールが形成される。
また、ポイントシールバー53の先端面53aは、図8中にかっこ書き符号で示すように、天面シート14と裏面シート12との間に表面シート11の上部を谷折りした部分を挟んだ位置に押圧される。これにより、個々のパウチ容器10に分離されたときの上部ポイントシール19bの2つ分に相当する大きさのポイントシールが形成される。
このようにポイントシールが形成されて製造装置40による容器連続体2の製造が終了する。続いて、容器連続体2は、切断装置50に送られて切断されて、個々のパウチ容器10に分離される。切断装置50の態様は、どのようなものであってもよく、例えば、はさみ型の切断装置や、固定刃および可動刃を含む切断装置等が挙げられる。
続いて、パウチ容器10の製造システム1に含まれる折り曲げ線形成装置51について説明する。図9は、折り曲げ線形成装置51を説明するための図である。図10は、折り曲げ線24が形成される様子を示す図であり、(a)はパンチ型がダイス型から離間した状態を示す図、(b)はパンチ型がダイス型に嵌り込んだ状態を示す図である。
図9に示すように、切断装置50で分離された個々のパウチ容器10は、複数個が所定間隔Kで整列した状態で搬送され、折り曲げ線形成装置51で一旦停止する。そして、折り曲げ線形成装置51が作動して、折り曲げ線24が形成される。
図10(a)に示すように、折り曲げ線形成装置51は、三角形状断面の先端部を含む凸状のパンチ部54を有するパンチ型55と、パンチ部54に相応する形状のダイス穴56を有する凹状のダイス型57とを備える。パンチ型55は、複数のパウチ容器10が移動して来て一旦停止する間に、例えばエアシリンダ等の駆動装置によって矢印D方向に下降移動する。これにより、図10(b)に示すように、パンチ部54がダイス穴56に嵌り込んでパウチ容器10のサイドシール部22の中間部分22cが押圧され、その結果、サイドシール部22に折り曲げ線24が形成される。
その後、パンチ型55がダイス型57から離間するように上昇移動する。そして、各パウチ容器10は図示しない搬送装置によって搬送されて、内容物充填工程、梱包工程等の後工程に搬送される。
なお、本発明は、上述した実施形態およびその変形例の構成に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲で種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記においては、パウチ容器10が個々に分離された後に、サイドシール部22に折り曲げ線24が形成される例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、切断装置の可動刃および固定刃に上記のパンチ部54およびダイス穴56に相当する構成を付加して、切断と同時にサイドシール部22に折り曲げ線24が形成されるようにしてもよい。このように切断装置が折り曲げ線形成装置を兼ねる構成とすれば、パウチ容器の製造システムを比較的簡易な構成にすることができる。
また、上記の製造システム1においては1枚のシート原反からパウチ容器の各シート部分が形成される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数枚のシート原反を用いてパウチ容器が製造されてもよい。
1 パウチ容器の製造システム、2 容器連続体、10 パウチ容器、11 表面シート、12 裏面シート、13 底部シート、14 天面シート、15 折り目線、16 未シール部、17 充填部、18 切欠き、19a 下部ポイントシール、19b 上部ポイントシール、20 トップシール部、21 ボトムシール部、22 サイドシール部、22a 下端部、22b 上端部、22c 中間部分、24 折り曲げ線、24a 中間線部、24b 上側傾斜線部、24c 下側傾斜線部、25 外側縁部、26 台形状領域、27 内側縁部、28,29 幅広部、30 口栓、31 スパウト、31a 筒部、31b フランジ部、32 キャップ、40 製造装置、41 リールユニット、42 アキュームユニット、43 孔形成ユニット、44 折目線形成ユニット、45 折りユニット、46 スパウト供給ユニット、47 メインシール装置、48 切除ユニット、49 ポイントシール装置、50 切断装置、51 折り曲げ線形成装置、52,53 ポイントシールバー、52a,53a 先端面、54 パンチ部、K 間隔、W1,W2,W3 幅、X 幅方向中心線、θ1,θ2 角度。

Claims (6)

  1. 一対の胴部シート、底部シート、天面シート、および、前記天面シートに装着されたスパウトを有するパウチ容器であって、
    幅方向両側において前記一対の胴部シート同士が接合されるサイドシール部と、
    前記パウチ容器の上部において前記一対の胴部シートと前記天面シートとが接合されるトップシール部と、
    前記サイドシール部と前記トップシール部との境界部において前記両シール部に跨って形成される上部ポイントシールと、を備え、
    前記サイドシール部の上下方向の中間部分が幅狭部として形成されており、前記サイドシール部において前記上部ポイントシールに対応する上端部が幅広部として形成されていることを特徴とする、パウチ容器。
  2. 請求項1に記載のパウチ容器であって、
    前記パウチ容器の下部において前記一対の胴部シートと前記底部シートとが接合されるボトムシール部と、
    前記サイドシール部と前記ボトムシール部との境界部において前記両シール部に跨って形成される下部ポイントシールと、をさらに備え、
    前記サイドシール部において前記下部ポイントシールに対応する下端部が幅広部として形成されていることを特徴とする、パウチ容器。
  3. 一対の胴部シート、底部シート、天面シート、および、前記天面シートに装着されたスパウトを有するパウチ容器を製造するシステムであって、
    1又は複数のシート材から前記一対の胴部シート、前記底部シートおよび前記底面シートを形成する容器中間体形成装置と、
    前記一対の胴部シート同士、前記一対の胴部シートと前記底部シート、および、前記一対の胴部シートと前記天面シートを接合してサイドシール部、ボトムシール部およびトップシール部をそれぞれ形成する第1シール装置と、
    前記サイドシール部と前記トップシール部との境界部において前記両シール部に跨って上部ポイントシールを形成する第2シール装置と、を備え、
    前記第1シール装置によって形成される前記サイドシール部の上下方向の中間部分が幅狭部として形成され、かつ前記サイドシール部において前記上部ポイントシールに対応する上端部が幅広部として形成されていることを特徴とする、パウチ容器製造システム。
  4. 請求項3に記載のパウチ容器製造システムにおいて、
    前記第2シール装置は、前記上部ポイントシールを形成するとともに、前記サイドシール部と前記ボトムシール部とに跨って下部ポイントシールを形成し、
    前記第1シール装置によって形成される前記サイドシール部において前記下部ポイントシールに対応する下端部が幅広部として形成されていることを特徴とする、パウチ容器製造システム。
  5. 一対の胴部シート、底部シートと、天面シート、および、前記天面シートに装着されたスパウトを有するパウチ容器を製造する方法であって、
    1又は複数のシート材から前記一対の胴部シート、前記底部シートおよび前記底面シートを形成する容器中間体形成工程と、
    前記一対の胴部シート同士、前記一対の胴部シートと前記底部シート、および、前記一対の胴部シートと前記天面シートを接合してサイドシール部、ボトムシール部およびトップシール部をそれぞれ形成する第1シール工程と、
    前記サイドシール部と前記トップシール部との境界部において前記両シール部に跨って上部ポイントシールを形成する第2シール工程と、を含み、
    前記第1シール工程によって形成される前記サイドシール部の上下方向の中間部分が幅狭部として形成され、前記サイドシール部において前記上部ポイントシールに対応する上端部が幅広部として形成されていることを特徴とする、パウチ容器製造方法。
  6. 請求項5に記載のパウチ容器製造方法において、
    前記第2シール工程では、前記上部ポイントシールを形成するとともに、前記サイドシール部と前記ボトムシール部とに跨って下部ポイントシールを形成し、
    前記第1シール工程で形成される前記サイドシール部において前記下部ポイントシールに対応する下端部が幅広部として形成されていることを特徴とする、パウチ容器製造方法。
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