JP7098582B2 - 無機粒子含有組成物用添加剤 - Google Patents

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Description

本発明は、無機粒子含有組成物用添加剤及び粘土含有組成物用添加剤に関する。
土木、建築などの分野では、土壌、セメントなどの様々な無機粒子を含有する組成物が様々な用途で用いられている。
例えば、地盤改良工法、山留め工法、基礎杭工法、および埋め戻し工法等で使用される無機粒子含有組成物として、ソイルセメントが知られている。ソイルセメントは、土にセメント系固化材あるいはこれに水を加えて混合したものである。土木、建築分野で用いるソイルセメントは、セメント系固化材と水とを事前に混合したセメントミルクを土に添加して調製されることが多い。ソイルセメントは、工法などの違いにより、要求特性、例えば、粘性、流動性などの物性も異なる。
ソイルセメントの粘性が高くなりすぎると、施工性が悪くなったり、品質が低下したりする。ソイルセメントの粘性を高くする因子の1つは粘土であり、低粘性化のためには粘土を分散させて、ソイルセメントの流動性を向上させることが望ましい。従来、ソイルセメントに用いる添加剤として、例えば、重曹とクエン酸ナトリウムの併用、グルコン酸塩、ポリアクリル酸塩などが知られている。特許文献1には、ポリオキシアルキレン基を有する特定の単量体1とリン酸モノエステル系単量体2とリン酸ジエステル系単量体3とをpH7以下で共重合して得られるリン酸エステル系重合体を含有するソイルセメント用添加剤が開示されている。
このほかにも、土木、建築分野で用いる添加剤として、種々の化合物が知られている。例えば、コンクリートなどのセメントを用いた組成物用の添加剤、土壌改良用の添加剤、掘削流体用の添加剤として、フェノール骨格を有する化合物を用いることが知られている(特許文献2~7)。
特開2007-169547号公報 特開平1-153561号公報 特開昭59-13655号公報 特開平10-85716号公報 特開平6-57244号公報 特開平2-188457号公報 特開昭57-175765号公報
土木、建築分野で用いられる無機粒子を含有する組成物には、例えば、ソイルセメントのように、適度な粘性を有し、また、硬化物が高い強度を有することが望まれるものがある。そのような組成物の粘性を低くするには、例えば、組成物中の水の量を増やすことが考えられるが、組成物の硬化物の強度が低下するおそれがある。
また、無機粒子を含有する組成物に添加する薬剤は、水溶液にした場合は粘性が小さく適度な粘度を有することが、取り扱い性や添加装置の自由度などの観点で望ましい。また、ケーキング抑制などの観点で、添加剤は、粉体の形態とした場合には吸湿性の少ないものが好ましい。
本発明は、低添加量でも、無機粒子含有組成物の粘性を低減でき、水溶液の粘度が低い添加剤を提供する。
本発明は、オルト位多価フェノール骨格を有する化合物を含有する、無機粒子含有組成物用添加剤に関する。
また、本発明は、オルト位多価フェノール骨格を有する化合物を含有する、粘土含有組成物用添加剤に関する。
以下、特記しない限り、本発明の添加剤という場合、これら2つの添加剤を意味するものとする。
本発明によれば、低添加量でも、無機粒子含有組成物の粘性を低減でき、水溶液の粘度が低い添加剤が提供される。粘度が高い場合は、添加装置によってはポンプ圧送に影響が生じるため、こうした観点では、水溶液の粘度は低い方が好ましい。
本発明で用いるオルト位多価フェノール骨格を有する化合物〔以下、(A)成分という〕は、同一の芳香環において2つの水酸基がオルト位に存在する構造を有する化合物である。(A)成分は、水酸基を2つ以上有する。また、(A)成分は、環状構造を1つ以上有する。芳香環はベンゼン環が好ましい。
(A)成分は、好ましくは分子量100以上、更に好ましくは120以上である。また、(A)成分は、好ましくは分子量4000以下、更に好ましくは2000以下、より更に好ましくは1000以下、より更に好ましくは500以下である。
本発明は、(A)成分が、この範囲の分子量を有するオルト位多価フェノール骨格を有する化合物である、無機粒子含有組成物用添加剤を含む。すなわち、本発明は、オルト位多価フェノール骨格を有する分子量100以上4000以下の化合物を含有する、無機粒子含有組成物用添加剤を含む。
(A)成分としては、ピロカテコール構造又はピロガロール構造を有する化合物が挙げられる。
(A)成分としては、芳香環の置換基として、オルト位の水酸基以外の水酸基、スルホン酸基、カルボン酸基、エステル基、アルデヒド基、エーテル基、及び炭素数1以上12以下の炭化水素基から選ばれる1種以上の基を有する化合物、更に、芳香環の置換基として、オルト位の水酸基以外の水酸基、スルホン酸基、カルボン酸基及びエステル基から選ばれる1種以上の基を有する化合物が挙げられる。前記エステル基は、-COORで表される基である。Rは炭素数1以上6以下のアルキル基が挙げられる。前記エーテル基は、-O-で表される基である。前記炭化水素基は、アルキル基が好ましい。前記炭化水素基の炭素数は1以上8以下が好ましい。前記炭化水素基は、炭素数1以上4以下のアルキル基がより好ましい。
(A)成分としては、下記一般式(A1)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0007098582000001
〔式中、Xは、水酸基、スルホン酸基、カルボン酸基、エステル基、エーテル基、アルデヒド基、及び炭素数1以上12以下の炭化水素基から選ばれる基であり、複数存在する場合、同一でも異なっていてもよい。nは0以上4以下の数である。〕
一般式(A1)中、Xは、水酸基、スルホン酸基、カルボン酸基、及びエステル基から選ばれる基が好ましい。
nは、0、1又は2が好ましい。
Xのスルホン酸基、カルボン酸基は、それぞれ、塩となっていてもよい。塩は、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩(1/2原子)などが挙げられる。
Xのエステル基は、-COORで表される基である。Rは炭素数1以上6以下のアルキル基が挙げられる。
(A)成分は、分散性を上げ、ソイルセメントの粘度を下げる観点では、水酸基を2つ有する二価フェノール型の化合物よりも、水酸基を3つ有する三価フェノール型の化合物の方が好ましい。また、その上で、水酸基以外の置換基を有することも好ましい。この観点で、一般式(A1)中、nが1でXが水酸基である化合物、及びnが2でXの一方が水酸基であり、Xの他方が水酸基以外の基である化合物から選ばれる化合物が挙げられる。
(A)成分は、静電斥力を付与し、ソイルセメントの粘度を下げる観点では、前記置換基として、ゼータ電位を付与できるようなアニオン基を有する化合物が好ましく、スルホン酸基を有する化合物がより好ましく、スルホン酸基を2つ以上、更に2つ有する化合物が更に好ましい。この観点で、一般式(A1)中、nが2で、2つのXが共にスルホン酸基である化合物が好ましい。
また、海成粘土やソイルセメントなど多価イオンが存在する組成物を対象とする場合は、(A)成分は、スルホン酸基又は非イオン性置換基を有することが好ましい。この観点で、一般式(A1)中、Xは、スルホン酸基、エステル基、及び炭素数1以上12以下の炭化水素基から選ばれる基が好ましい。
一般式(A1)中、nが0である化合物又はnが1以上でXが水酸基以外の基、例えばスルホン酸基、カルボン酸基及びエステル基から選ばれる基である化合物は、ピロカテコール構造を有する化合物である。ピロカテコール構造を有する化合物として、例えば、下記の化合物が挙げられる。
Figure 0007098582000002
一般式(A1)中、nが1でXが水酸基である化合物は、ピロガロール構造を有する化合物である。ピロガロール構造を有する化合物として、例えば、下記の化合物が挙げられる。
Figure 0007098582000003
一般式(A1)中、nが2であり、Xの一方が水酸基であり、Xの他方がカルボン酸基及びエステル基から選ばれる基である化合物は、没食子酸構造を有する化合物である。没食子酸構造を有する化合物として、没食子酸、没食子酸塩、及び没食子酸エステルから選ばれる化合物が挙げられる。具体的には、例えば、下記の化合物が挙げられる。
Figure 0007098582000004
他の(A)成分として、芳香族オルト位多価ポリフェノールが挙げられる。芳香族オルト位多価ポリフェノールとしては、カテキンなどが挙げられる。
また、他の(A)成分として、芳香族オルト位多価縮合環化合物が挙げられる。芳香族オルト位多価縮合環化合物としては、オルト位多価ナフタレンが挙げられる。より具体的には、2,3-ジヒドロキシナフタレン-6-スルホン酸又はその塩などが挙げられる。
本発明は、(A)成分が、ピロカテコール構造を有する化合物である添加剤を含む。
本発明は、(A)成分が、ピロガロール構造を有する化合物である添加剤を含む。
本発明は、(A)成分が、没食子酸構造を有する化合物である添加剤を含む。
また、本発明の添加剤として、下記一般式(A1-1)で表される化合物を含有する、無機粒子含有組成物用又は粘土含有組成物用の添加剤が挙げられる。
Figure 0007098582000005
〔式中、Mは水素原子又はアルカリ金属、好ましくはアルカリ金属であり、n1は1以上4以下、好ましくは2以下、より好ましくは2の数である。〕
また、本発明の添加剤として、下記一般式(A1-2)で表される化合物を含有する、無機粒子含有組成物用又は粘土含有組成物用の添加剤が挙げられる。
Figure 0007098582000006
〔式中、Xは、水酸基、カルボン酸基、エステル基、エーテル基、アルデヒド基、及び炭素数1以上12以下の炭化水素基から選ばれる基、好ましくは水酸基、カルボン酸基、及びエステル基から選ばれる基であり、複数存在する場合、同一でも異なっていてもよい。nは0以上、好ましくは1以上、そして、4以下、好ましくは3以下、より好ましくは2以下の数である。〕
本発明の添加剤は、無機粒子含有組成物用である。無機粒子としては、特に限定されないが、以下のものが挙げられる。
(1)セメント、石膏などの水硬性粉体
(2)フライアッシュ、シリカフューム、火山灰、けい酸白土などのポソラン作用を持つ粉体
(3)石炭灰、高炉スラグ、けい藻土などの潜在水硬性粉体
(4)土壌、粘土、及び、カオリン、ケイ酸アルミニウム、クレー、タルク、マイカ、ケイ酸カルシウム、セリサイト、ベントナイトなどのケイ酸塩
(5)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、塩基性炭酸鉛などの炭酸塩
(6)硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩
(7)ストロンチウムクロメート、ピグメントイエローなどのクロム酸塩
(8)モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸カルシウム亜鉛、モリブデン酸マグネシウムなどのモリブデン酸塩
(9)アルミナ、酸化アンチモン、酸化チタニウム、酸化コバルト、四酸化三鉄、三酸化ニ鉄、四酸化三鉛、一酸化鉛、酸化クロムグリーン、三酸化タングステン、酸化イットリウムなどの金属酸化物
(10)水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化鉄、メタチタン酸などの金属水酸化物
(11)炭化ケイ素、炭化タングステン、炭化ホウ素、炭化チタンなどの金属炭化物
(12)窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、ジルコニア、チタン酸バリウム、サチンホワイト、カーボンブラック、グラファイト、クロムイエロー、硫化水銀、ウルトラマリン、パリスブルー、チタニウムイエロー、クロムバーミリオン、リトポン、アセト亜ヒ酸銅、ニッケル、銀、パラジウム、チタン酸ジルコン酸鉛などの、上記(1)~(11)に分類されない他の無機粒子
本発明の添加剤の対象として、粘土含有組成物が挙げられる。粘土含有組成物は、粘土を含む土壌を含むことができる。また、粘土含有組成物は、水硬性粉体を含有することができる。本発明の添加剤の対象として、水硬性組成物が挙げられる。更に、本発明の添加剤の対象として、ソイルセメント、セメントミルクが挙げられる。
本発明の添加剤が用いられる無機粒子含有組成物は、地盤改良用又は土壌改良用であってよい。また、本発明の添加剤が用いられる粘土含有組成物は、地盤改良用又は土壌改良用であってよい。
本発明の添加剤は、消泡剤を含有することができる。(A)成分が芳香環の置換基としてエステル基を有する化合物である場合は、消泡剤を含有すると本発明の効果がより向上する場合があるため、好ましい。
消泡剤としては、シリコーン系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤、エーテル系消泡剤、脂肪族アミン系消泡剤が好ましく、シリコーン系消泡剤ではジメチルポリシロキサンがより好ましく、脂肪酸エステル系消泡剤ではポリアルキレングリコール脂肪酸エステルがより好ましく、エーテル系消泡剤ではポリアルキレングリコールアルキルエーテルがより好ましいく、脂肪族アミン系消泡剤ではアルキルジメチルアミンまたはその塩がより好ましい。
本発明の添加剤が消泡剤を含有する場合、消泡剤の含有量は、(A)成分に対して、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは1質量%以上、そして、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、さらに好ましくは3質量%以下である。
本発明の添加剤は、無機粒子含有組成物の粘性をより低減できる観点で、還元剤を含有することが好ましい。(A)成分と還元剤とを併用すると、意外にも、無機粒子含有組成物の粘性をより低減できることが見出された。例えば、(A)成分の添加量が同じである場合、より低い粘性を有する無機粒子含有組成物が得られる。
還元剤としては、有機化合物系還元剤、無機化合物系還元剤が挙げられ、例えば、シュウ酸、ギ酸、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩、ヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩、亜硫酸塩、第二鉄塩、チオ硫酸塩などが挙げられる。亜硫酸塩は、亜硫酸水素ナトリウムなどが挙げられる。還元剤の塩は、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩が更に好ましい。
還元剤としては、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩、ヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩、亜硫酸塩、及びチオ硫酸塩から選ばれる1種以上が好ましく、チオ硫酸塩がより好ましい。
本発明の添加剤が還元剤を含有する場合、還元剤の含有量は、(A)成分に対して、好ましくは5質量%以上、より好ましくは15質量%以上、さらに好ましくは25質量%以上、そして、好ましくは1000質量%以下、より好ましくは500質量%以下、さらに好ましくは300質量%以下である。
本発明の添加剤は、強度向上剤、遅延剤、分散剤、多価イオン不溶化剤などを含有することができる。これらの成分は、各成分の使用目的などを考慮して公知の範囲の量で含有することができる。
強度向上剤としては、アルカノールアミンが挙げられ、例えば、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンが挙げられる。
遅延剤としては、オキシカルボン酸又はその塩が挙げられ、例えば、グルコン酸又はその塩、酒石酸又はその塩、クエン酸又はその塩が挙げられる。
分散剤としては、有機系分散剤、無機系分散剤が挙げられる。有機系分散剤としては、不飽和カルボン酸重合物、ナフタレン系分散剤が挙げられ、例えば、不飽和カルボン酸重合物又はその塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物又はその塩が挙げられる。不飽和カルボン酸としては(メタ)アクリル酸、マレイン酸、などが挙げられる。不飽和カルボン酸が含まれるコポリマーでも良い。また、無機系分散剤としては、リン酸塩類が挙げられ、例えば、ポリリン酸又はその塩、リン酸又はその塩、トリポリリン酸又はその塩が挙げられる。
多価イオン不溶化剤としては、無機炭酸塩が挙げられ、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムが挙げられる。
本発明の添加剤中、(A)成分の含有量は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは30質量%以上、更に好ましくは50質量%以上、より更に好ましくは70質量%以上であり、上限値は100質量%以下とすることができる。この含有量は100質量%であってもよい。すなわち、本発明の添加剤は、(A)成分からなるものであってよい。本発明の添加剤が(A)成分以外の成分を含有する場合、該添加剤中の(A)成分の含有量の上限値は、好ましくは70質量%以下、より好ましくは50質量%以下とすることができる。なお、本発明の添加剤は、水溶液など、適用しやすい形態で用いることができ、その場合、水などの希釈ないし増量ないし賦形などの目的で用いる成分は、添加剤の含有量から除外してよい。
本発明の添加剤は水溶液とした場合の粘度が低く、取り扱い性に優れ、また添加装置の自由度も高いものとなる。本発明の添加剤は、(A)成分を35質量%含有する水溶液とした場合の粘度が、10℃で、好ましくは150mPa・s以下、より好ましくは100mPa・s以下、更に好ましくは50mPa・s以下、である。ここで、当該水溶液の粘度は、東機産業株式会社製TVB-10(B形粘度計)を用いM1ローター、12rpmの条件で測定されたものである。
本発明は、土壌、水硬性粉体、水、及び本発明の添加剤を含有する、無機粒子含有組成物を提供する。すなわち、(A)成分、及び無機粒子を含有する、無機粒子含有組成物を提供する。更に、本発明は、土壌、水硬性粉体、水、及び本発明の添加剤を混合する、無機粒子含有組成物の製造方法を提供する。すなわち、(A)成分、及び無機粒子を混合する、無機粒子含有組成物の製造方法を提供する。
また、本発明は、土壌、水硬性粉体、水、及び本発明の添加剤を含有する、粘土含有組成物を提供する。すなわち、(A)成分、及び粘土を含有する粘土含有組成物を提供する。更に、本発明は、土壌、水硬性粉体、水、及び本発明の添加剤を混合する、粘土含有組成物の製造方法を提供する。すなわち、(A)成分、及び粘土を混合する、粘土含有組成物の製造方法を提供する。
また、本発明は、土壌、水硬性粉体、水、及び本発明の添加剤を含有する、ソイルセメントを提供する。すなわち、(A)成分、土壌、及び水硬性粉体を含有するソイルセメントを提供する。更に、本発明は、土壌、水硬性粉体、水、及び本発明の添加剤を混合するする、ソイルセメントの製造方法を提供する。すなわち、(A)成分、土壌、及び水硬性粉体を混合するソイルセメントの製造方法を提供する。
これらにおける(A)成分には、前記した(A)成分の態様から選択される1又はそれ以上の態様が適用できる。また、これらの組成物やソイルセメント及びそれらの製造方法には、本発明の添加剤で述べた事項を適宜適用できる。例えば、これらの何れの態様においても、(A)成分は、オルト位多価フェノール骨格を有する分子量100以上4000以下の化合物であってよい。また、本発明の無機粒子含有組成物、粘土含有組成物及びソイルセメントは、それぞれ、消泡剤及び/又は還元剤を含有してよい。
本発明の粘土含有組成物としては、(A)成分、粘土、及び水を含有する粘土含有組成物が挙げられる。
本発明の粘土含有組成物中、(A)成分の含有量は、粘土に対して、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上、よりさらに好ましくは0.2質量%以上、そして、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下である。
本発明のソイルセメントについて説明する。
本発明のソイルセメントは、例えば、地盤改良工法、山留め工法、基礎杭工法、および埋め戻し工法等で用いられる。
本発明のソイルセメントとしては、(A)成分、土壌、水硬性粉体、及び水を含有するソイルセメントが挙げられる。
本発明のソイルセメント中、(A)成分の含有量は、水硬性粉体に対して、好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上、更に好ましくは0.8質量%以上、そして、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下である。本発明の添加剤を用いる場合は、好ましくは、ソイルセメント中の(A)成分の含有量がこの範囲となるように用いられる。
本発明のソイルセメント中、土壌の含有量は、水硬性粉体に対して、好ましくは400質量%以上、より好ましくは600質量%以上、そして、好ましくは1300質量%以下、より好ましくは1000質量%以下である。
本発明のソイルセメントは、水/水硬性粉体比(W/P)が、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、更に好ましくは100質量%以上、そして、好ましくは400質量%以下、より好ましくは300質量%以下、更に好ましくは200質量%以下である。ここで、水/水硬性粉体(W/P)は、ソイルセメント中の水と水硬性粉体の質量百分率(質量%)であり、水/水硬性粉体×100で算出される。またW/Pは、水硬性粉体がセメントである場合は、W/Cで表記される場合がある。なお、水硬性粉体が、セメントなどの水和反応により硬化する物性を有する粉体の他、ポゾラン作用を有する粉体、潜在水硬性を有する粉体、及び石粉(炭酸カルシウム粉末)から選ばれる粉体を含む場合、本発明では、それらの量も水硬性粉体の量に算入する。また、水和反応により硬化する物性を有する粉体が、高強度混和材を含有する場合、高強度混和材の量も水硬性粉体の量に算入する。これは、水硬性粉体の質量が関係する他の質量%などにおいても同様である。
土壌としては、砂、シルト、粘土等が挙げられる。これらは施工現場で発生する発生土を用いることができる。また、前記ソイルセメントの土壌以外の成分含む組成物を、地盤改良等の目的で高圧ジェット噴流体として地盤等に注入した際に、地盤中の土を噴流体に巻き込むことによって、ソイルセメントを製造して良い。本発明のソイルセメント組成物は、例えばトンネル工事における流動化処理土(インバートモルタル)等として用いることができる。
本発明の添加剤は、例えば、地盤の改良工法の対象となる土壌が、酸性土、海成粘土(例えば、塩濃度が高く、多価イオンも多い粘土)、アロフェンを含む粘性な土壌、すなわち粘土を含む土壌であっても効果が発現する。例えば、アロフェンと海水とを含んだ土壌や、アロフェンを含む海成粘性土の地盤改良にも使用できる。本発明の添加剤は、海成粘土を含む土壌を対象とするソイルセメントや水硬性組成物に用いることができる。従って、土壌は、海成粘土を含む土壌であってよい。
本発明は、土壌、水硬性粉体、及び本発明の添加剤を含有する、地盤改良体を提供する。すなわち、土壌、水硬性粉体、及び(A)成分を含有する、地盤改良体を提供する。
本発明は、本発明の添加剤を含有する水硬性組成物を地盤と混合する、地盤の改良工法を提供する。すなわち、(A)を含有する水硬性組成物を地盤と混合する、地盤の改良工法を提供する。
これらにおける(A)成分には、前記した(A)成分の態様から選択される1又はそれ以上の態様が適用できる。また、これらの地盤改良体や地盤の改良工法には、本発明の添加剤で述べた事項を適宜適用できる。例えば、これらの何れの態様においても、(A)成分は、オルト位多価フェノール骨格を有する分子量100以上4000以下の化合物であってよい。
ソイルセメントの製造方法は、例えば、本発明の添加剤及び水を含有する混練水と水硬性粉体とを混合してスラリーを得る工程と、該スラリーと土壌とを混合する工程とを含むものが挙げられる。スラリーを得る工程として、使用されるミキサーは均一に混合されるものであれば特に限定されるものではないが、一般的に機械撹拌翼で撹拌するタイプのものが多く使用されている。このミキサー等に撹拌しながら、本発明の添加剤、水、水硬性粉体を投入し、例えば1分以上10分以下、混練することによりスラリーが得られる。本発明の添加剤は、水と予め混合して混練水として用いるか、セメントミルク製造後にセメントミルクに添加して使用することが好ましい。この製造方法では、(A)成分、土壌、水、水硬性粉体は、本発明のソイルセメントで述べた量的関係を満たすように用いることができる。本発明は、水硬性粉体、水、及び本発明の添加剤を含有する地盤改良用スラリーを提供する。すなわち、水硬性粉体、水、及び(A)成分を含有する地盤改良用スラリーを提供する。これらにおける(A)成分には、前記した(A)成分の態様から選択される1又はそれ以上の態様が適用できる。また、これらのスラリーには、本発明の添加剤で述べた事項を適宜適用できる。例えば、これらの何れの態様においても、(A)成分は、オルト位多価フェノール骨格を有する分子量100以上4000以下の化合物であってよい。これらのスラリーは、前記のソイルセメントの製造方法に好適に用いられる。また、以下で述べるスラリーは、本発明の地盤改良用スラリーであってよい。
次いで、スラリーと土壌とを混合する工程として、具体的に撹拌混合メカニズムから分類すると、(1)CDM工法に代表される調製されたスラリーを地中で吐出しながら機械撹拌翼で撹拌する工法、(2)噴射撹拌工法に代表される調製されたスラリーを高圧ジェット噴流体として地中に送り、周囲の土砂を削り取り撹拌する工法、(3)地中連続壁工法における多軸式オーガー(SMW工法など)や鉛直撹拌横曳式(TRD工法など)など、調製されたスラリーを吐出して原位置の土壌と撹拌・混合する工法などが挙げられ、これら工法によりソイルセメントが製造される。
ソイルセメントを造成する方法の一例として、本発明の添加剤を含む水硬性組成物(セメント系固化材)をその質量の好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上、そして、好ましくは200%以下、より好ましくは150%以下の混練水に混合してセメントスラリーを調製し、このセメントスラリーを改良すべき地盤中に、改良対象土の容積の0.1倍以上1.5倍以下の容積をもって打設・混合し、硬化させる方法が挙げられる。
この方法において、セメントスラリー中の混練水の量が、水硬性組成物(セメント系固化材)の質量の50%以上であれば、得られるスラリーの粘性が低減されポンプ圧送が容易となりワーカビリティも良好となり、また前記混練水の量が200%以下であれば、材料分離が抑制され、改良土の強度低下やバラツキも低減される。
またこの方法において、セメントスラリーの打設量が、改良対象土の容量の0.1倍以上であると、セメントスラリーと改良対象土の混合が適正となり、品質も良好となる。
また、掘削土を流動化し、埋め戻す工法においても、本発明の添加剤を含む水硬性組成物(セメント系固化材)と混練水との混合量、セメントスラリーと改良対象土の混合量は、上記と同様に行うことができる。
本発明は、オルト位多価フェノール骨格を有する化合物の、無機粒子含有組成物用添加剤としての使用を提供する。
また、本発明は、オルト位多価フェノール骨格を有する化合物の、粘土含有組成物用添加剤としての使用を提供する。
また、本発明は、土壌、水硬性粉体、水、及び本発明の添加剤を含有する組成物の、ソイルセメントとしての使用を提供する。
また、本発明は、土壌、水硬性粉体、水、及び(A)成分を含有する組成物の、ソイルセメントとしての使用を提供する。
また、本発明は、土壌、水硬性粉体、及び本発明の添加剤を含有する硬化体の、地盤改良体としての使用を提供する。
また、本発明は、土壌、水硬性粉体、及び(A)成分を含有する硬化体の、地盤改良体としての使用を提供する。
また、本発明は、水硬性粉体、水、及び本発明の添加剤を含有する組成物の、地盤改良用スラリーとしての使用を提供する。
また、本発明は、水硬性粉体、水、及び(A)成分を含有する組成物の、地盤改良用スラリーとしての使用を提供する。
これらの使用における(A)成分には、前記した(A)成分の態様から選択される1又はそれ以上の態様が適用できる。また、これらの使用には、本発明の添加剤、ソイルセメント、地盤改良体、地盤改良用スラリー、地盤の改良方法で述べた事項を適宜適用できる。例えば、これらの何れの使用においても、(A)成分は、オルト位多価フェノール骨格を有する分子量100以上4000以下の化合物であってよい。
実施例1及び比較例1
粘土(スミクレー、住友大阪セメント株式会社製)に上水道水を加え、密度を1.8g/cmに調整した泥水を調製した。また、表1の添加剤と水とを撹拌混合して全体で10gの添加剤組成物を調製した。添加剤の量は、粘土に対する添加量が表1の値となるように調整した。
泥水360gに対し、添加剤組成物10gを添加し、ハンドミキサーで1分間撹拌した。得られた泥水をハンドタップにて脱気し、ベーンせん断抵抗値を測定した。測定には、ベーンせん断測定装置(テスコ社製ポケットベーン)を使用した。羽根(ベーン)は、20mm×40mmのものを使用した。結果を表1に示す。ベーンせん断抵抗値の値が小さいほど、泥水が低粘性であり、作業性が良好であることを意味する。
Figure 0007098582000007
※1:粘土に対する質量%
※2:ポリアクリル酸Na、重量平均分子量9000
表1中、比較例1-2のポリアクリル酸Naでは、添加量を0.25質量%から0.125質量%に低減するとベーンせん断抵抗値が大きくなり、低添加量では泥水を低粘性にできないことがわかる。一方、実施例の添加剤は、添加量を0.25質量%から0.125質量%に低減しても、同じ添加量でのベーンせん断抵抗値が比較例1-2よりも小さくなり、低添加量でも泥水をより低粘性にできることがわかる。
実施例2及び比較例2
粘土(スミクレー、住友大阪セメント株式会社製)に上水道水を加え、密度を1.8g/cmに調整した泥水を350g調製した。さらに水酸化カルシウム5gと水5gを加え、ハンドミキサーで1分間撹拌した。また、表2の添加剤と水とを撹拌混合して全体で10gの添加剤組成物を調製した。添加剤の量は、粘土に対する添加量が表2の値となるように調整した。
泥水360gに対し、添加剤組成物10gを添加し、ハンドミキサーで1分間撹拌した。得られた泥水をハンドタップにて脱気し、ベーンせん断抵抗値を測定した。測定には、ベーンせん断測定装置(テスコ社製ポケットベーン)を使用した。羽根(ベーン)は、20mm×40mmのものを使用した。結果を表2に示す。
Figure 0007098582000008
※3:粘土に対する質量%
※4:ポリアクリル酸Na、重量平均分子量9000
海成粘土のようなカルシウム等のイオンを豊富に含む土壌では、粘性を低減することがより困難となる。本例は、そのような土壌を想定して泥水中のカルシウム分を増量して試験したものである。表2の結果から、実施例の添加剤は、ベーンせん断抵抗値が比較例2-2よりも小さくなり、カルシウム分が多い泥水に対しても、より低粘性にできることがわかる。
実施例3及び比較例3
粘土(スミクレー、住友大阪セメント株式会社製)に上水道水を加え、密度を1.8g/cmに調整した泥水を調製した。
セメント40g及び表3の添加剤と水とを含有する混練水40gを混合してセメントミルクを調製した。添加剤の量は、セメントに対する添加量が表3の値となるように調整した。
泥水360gをハンドミキサーで1分間撹拌後、セメントミルクの全量を添加し、さらにハンドミキサーで1分間撹拌した。得られたソイルセメントをハンドタップにて脱気し、ベーンせん断抵抗値を測定した。測定には、ベーンせん断測定装置(テスコ社製ポケットベーン)を使用した。羽根(ベーン)は、20mm×40mmのものを使用した。結果を表3に示す。ベーンせん断抵抗値の値が小さいほど、ソイルセメントが低粘性であり、作業性が良好であることを意味する。
Figure 0007098582000009
※5:セメントに対する質量%
※6:ポリアクリル酸Na、重量平均分子量9000
表3中、比較例3-1のポリアクリル酸Naでは、添加量を1.6質量%から0.8質量%に低減するとベーンせん断抵抗値が大きくなり、低添加量では泥水を低粘性にできないことがわかる。また、比較例3-3、3-4、3-5の添加剤は、添加量が1.6質量%の水準で泥水を低粘性にできないことがわかる。一方、実施例の添加剤は、添加量を1.6質量%から0.8質量%に低減しても、同じ添加量でのベーンせん断抵抗値が比較例3-2よりも小さくなり、低添加量でも泥水をより低粘性にできることがわかる。
実施例4及び比較例4
表4に示す添加剤の25質量%水溶液又は35質量%水溶液を調製し、10℃での粘度を測定した。粘度は東機産業株式会社製TVB-10(B形粘度計)を用いM1ローター、12rpmの条件で測定した。結果を表4に示す。
Figure 0007098582000010
※7:ポリアクリル酸Na、重量平均分子量9000
実施例5
実施例3(一部)と同様に、ただし、消泡剤を添加剤に対して3質量%の量で混練水に添加して、ソイルセメントの調製を行い、ベーンせん断抵抗値を測定した。結果を表5に示す。なお、消泡剤は、フォームレックス797(脂肪酸エステル系消泡剤、日華化学株式会社)を使用した。
Figure 0007098582000011
※8:セメントに対する質量%
実施例6及び比較例6
実施例3(一部)と同様に、ただし、還元剤をセメントに対して表6の量となるように混練水に添加して、ソイルセメントの調製を行い、ベーンせん断抵抗値を測定した。結果を表6に示す。
Figure 0007098582000012
※9:セメントに対する質量%

Claims (11)

  1. オルト位多価フェノール骨格を有する分子量500以下の化合物を含有する、粘土含有組成物用添加剤であって、
    粘土含有組成物が、地盤改良用又は土壌改良用である、
    粘土含有組成物用添加剤。
  2. 粘土含有組成物が、ソイルセメントである、請求項1記載の粘土含有組成物用添加剤。
  3. 前記化合物が、ピロカテコール構造又はピロガロール構造を有する化合物である、請求項1又は2記載の添加剤。
  4. 前記化合物が、芳香環の置換基として、オルト位の水酸基以外の水酸基、スルホン酸基、カルボン酸基、エステル基、アルデヒド基、エーテル基、及び炭素数1以上12以下の炭化水素基から選ばれる1種以上の基を有する化合物である、請求項1~の何れか1項記載の添加剤。
  5. 消泡剤を含有する、請求項1~の何れか1項記載の添加剤。
  6. 還元剤を含有する、請求項1~の何れか1項記載の添加剤。
  7. 土壌、水硬性粉体、水、及び請求項1~の何れか1項記載の添加剤を含有する、ソイルセメント。
  8. 土壌、水硬性粉体、及び請求項1~の何れか1項記載の添加剤を含有する、地盤改良体。
  9. 水硬性粉体、水、及び請求項1~の何れか1項記載の添加剤を含有する地盤改良用スラリー。
  10. 請求項1~の何れか1項記載の添加剤を含有する水硬性組成物を地盤と混合する、地盤の改良工法。
  11. オルト位多価フェノール骨格を有する分子量500以下の化合物の、粘土含有組成物用添加剤としての使用であって、
    粘土含有組成物が、地盤改良用又は土壌改良用である、
    使用。
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