JP7096088B2 - 開閉可能な減圧用開口を備えたドア及び減圧用パネルラッチ装置 - Google Patents

開閉可能な減圧用開口を備えたドア及び減圧用パネルラッチ装置 Download PDF

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Description

本発明は、防火ドアなどに適した開閉可能な減圧用開口を備えたドア及びそのドアに用いられる減圧用パネルラッチ装置に関する。
防火ドアは、通常は開かれていて出火時にドア開口(通路開口)を閉じる常開型と、通常からドア開口を閉じる位置にあり、出火時にそのドアを開いて避難できるようにした常閉型がある。
防火ドアは、出火時に閉鎖しようとしたり開放しようとしたりするときに、当該防火ドアにかかる空気圧などによりその動きが妨げられることがあり、これを解消するための種々の工夫がされてきている。例えば、特許文献1は、開閉可能な減圧用開口を備えた常閉型防火ドアを開示している。この防火ドアは、減圧用開口を開放することにより、当該ドアの表側面及び裏側面に生じて開放動作の妨げとなる圧力差をなくすようにしている。
より具体的に述べれば、特許文献1に開示された常閉防火ドアは、一方の側縁に沿って垂直に延びる枢軸線を中心に枢動可能とされたドア本体(特許文献1での用語では「防火扉5」)と、該ドア本体の他方の側縁の上下方向中央部分に該他方の側縁から該一方の側縁に向けて延びるように凹まされた形状の減圧用開口(開口部6)と、該減圧用開口を閉じるように設けられて、上記枢軸線と平行に延びる枢軸線を中心に枢動可能とされた減圧用パネル(可動体10)とを有している。ドア開口(通路3)を閉鎖している状態では、減圧用パネルに設けられているパネル用ラッチ(ラッチ13)がドア本体に設けられているラッチ穴に嵌合して当該減圧用パネルが閉鎖状態に保持されるとともに、同じく減圧用パネルに設けられているドア本体用ラッチ(ラッチ12)がドア開口側縁に設けられているラッチ穴に嵌合して当該ドア本体が閉鎖状態に保持されるようになっている。出火時には、減圧用パネルに設けられているハンドル(ドアノブ8)を操作することにより、ドア本体用ラッチ及びパネル用ラッチの両方をそれぞれに対応するラッチ穴から引き抜くようになっており、その状態では減圧用パネルは当該防火ドアの表裏面にかかる圧力の差により開放されるようにされ、それにより同圧力の差がなくなり、当該ドア本体が開放しやすくなるようにしている。
特開平7-259407公報
このように、特許文献1に開示された防火ドアでは、ハンドル、ドア本体用ラッチ、パネル用ラッチ等からなるラッチ装置がドア本体に対して枢動する減圧用パネルに取り付けられており、ドア本体を開放しようとするときには、ラッチ装置の設けられている減圧用パネルは開放状態(すなわち、ドア本体に対して斜めに角度がつけられた状態)とされている。特許文献1の記載によれば、この状態において「防火扉5を押すなどして外部に非難できる」([0024]最下行)としており、ドア本体(防火扉5)を開放するのに、ドア本体に対して角度が付けられた減圧用パネルやそれに設けられているハンドルをもって行うのではなくドア本体を押して行うようになっている。
本発明は、ラッチ装置をドア本体に設けることにより当該ドア本体の開放操作がよりやりやすいようにすることを目的とする。
すなわち、本発明は、
一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口閉鎖位置とドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドル軸の回転に連動して該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトと、
を有する、開閉可能の減圧用開口を備えたドアを提供する。
ここでハンドルとはノブやレバーなどの形式のラッチ操作用の取っ手を意味する。
本発明にかかるドアでは、ドア本体に設けられたドアラッチ装置のハンドルを操作することにより減圧パネル用ラッチボルトをパネル解錠位置とパネル施錠位置との間で変位させるようにするとともに、ドア本体用ラッチボルトをドア解錠位置とドア施錠位置との間で変位するようにしているので、ドア本体用ラッチボルトがドア解錠位置とされた状態でのドア本体をドア開口閉鎖位置とドア開口開放位置との間で変位するときに、当該ドア本体に対して傾斜する減圧用パネルに関係なくハンドルをもって行うことができる。
具体的には、
該ハンドル軸に固定されて該ドア本体の該表面及び裏面に平行に該ハンドル軸から離れるように延びる揺動部材を更に有し、
該減圧パネル用ラッチボルトは、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドル軸を中心とする該揺動部材の揺動に連動して該パネル施錠位置と、該パネル解錠位置との間で変位可能とすることができる。
このドアにおいては、
該減圧用開口閉鎖位置よりも該減圧用開口開放位置側にある該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置に磁力により吸着するための磁石式吸着装置を更に有し、
該磁石式吸着装置は
該減圧用パネルの第2側縁に設けられた第1磁気吸着部材と、
該ドア本体によって支持された第2磁気吸着部材と、
該第2磁気吸着部材を、該減圧用開口閉鎖位置にある該減圧用パネルの該第1磁気吸着部材に当接吸着する吸着位置と、該減圧用開口閉鎖位置にある該減圧用パネルの当該第1磁気吸着部材から引き離した吸着解除位置との間で変位させる第2磁気吸着部材変位装置と、
を有し、
該吸着位置においては該第1及び第2磁気吸着部材がそれぞれの磁極面が当接するようにされており、
該第2磁気吸着部材変位装置は、該吸着位置にある第2磁気吸着部材をその磁極面が第1磁気吸着部材の磁極面に対して摺動する方向に変位して該吸着解除位置とするようにすることができる。
上記ドアにおいては、ドア本体がドア開口閉鎖位置にあるときに減圧用パネルも減圧用開口閉鎖位置に戻ることが求められるが、当該減圧用パネルの表裏面に差圧がかかるなどして減圧用開口閉鎖位置に戻ることが妨げられる虞がある。磁石式吸着装置はそのような場合にも磁力によって減圧用パネルを減圧用開口閉鎖位置に戻すことを可能にするものである。第2磁気吸着部材変位装置は、吸着位置にある第2磁気吸着部材を吸着解除位置にするときに、第2磁気吸着部材の磁極面が第1磁気吸着部材の磁極面に対して摺動する方向に変位させるようにすることにより第1磁気吸着部材からの変位を容易に行えるようにしている。なお、第1及び第2磁気吸着部材は磁力により相互に吸着作用を生じるものを意味し、例えばそれらの両方を永久磁石とすることも、一方を永久磁石として他方を鉄などの磁性材とすることできる。永久磁石と磁性材とが磁気吸着関係にあるときには、通常は磁極をもたない磁性材であっても磁極をもつことになる。
具体的には、該第2磁気吸着部材変位装置は、該第2磁気吸着部材を、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該吸着位置と該吸着解除位置との間で変位するようにすることができる。
また、該ドア本体用ラッチボルトと該減圧パネル用ラッチボルトとは、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動し同期して該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に変位され、該パネル施錠位置から該パネル解錠位置に変位されるが、該ドア本体用ラッチボルトは該減圧パネル用ラッチボルトが該パネル解錠位置となった後に該ドア解錠位置とされるようになされており、該第2磁気吸着部材は、該減圧パネル用ラッチボルトの該パネル解錠位置と該パネル施錠位置にそれぞれ同期して該吸着解除位置と該吸着位置との間で変位されるようにすることができる。
更に、該第2磁気吸着部材は、該吸着位置において、該減圧用パネルの該減圧用開口閉鎖位置から該減圧開口開放位置に面するようにされ、
該第1磁気吸着部材は、該減圧用パネルが該減圧用開口開放位置にあるときに該減圧用開口閉鎖位置に面するようにすることができる。
また、該減圧パネル用ラッチボルトと該第2磁気吸着部材が該ドア本体内で上下に離して配置されており、それぞれ、該パネル解錠位置及びパネル施錠位置と、該吸着解除位置及び該吸着位置との間を同期して水平方向で変位されるようにすることができる。
本発明ではまた、
一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口を閉じるドア開口閉鎖位置と該ドア開口を開放するドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と
を有するドアに取り付けられる減圧用パネルラッチ装置であって、
該ドア本体内に設けられ、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドル軸の回転に連動して該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトを有する減圧用パネルラッチ装置を提供する。
この減圧用パネルラッチ装置は、上述した減圧用パネルを備えるドアを構成するエレメントとして用意されるものであり、必要に応じてドア本体に取り付けられるようにするものである。
具体的には、
該ドアラッチ装置に隣設して該ドア本体内に設けられる支持体を有し、
該減圧パネル用ラッチボルトが、該支持体に支持されて該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位可能とすることができる。
この場合、該支持体が、該ハンドル軸の回転に伴って揺動するレバーを支持しており、該レバーが該ハンドルの回転に連動して揺動し、該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位させるようにすることができる。
別の形態としては、当該減圧用パネルラッチ装置は、
該ドアラッチ装置に隣接して該ドア本体内に設けられる第1の支持体であって、該ハンドル軸の回転に伴って揺動するレバーを支持する第1の支持体と、
該減圧用開口を画定している開口側縁に隣接して該ドア本体内に設けられる第2の支持体であって、該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位可能に支持する第2の支持体と
該レバーと該減圧パネル用ラッチボルトとを連接し、該ハンドルの回転に連動して該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位させる連接手段と、
を備えるようにすることもできる。
また、当該減圧用パネルラッチ装置は、
該ハンドル軸に固定されて該ドア本体の該表面及び裏面に平行に該ハンドル軸から離れるように延びる揺動部材を更に有し、
該ハンドルの回転が該揺動部材を介して該レバーに伝達されて該レバーが揺動し、該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位させるようにすることができる。
当該減圧用パネルラッチ装置は、
該減圧用開口閉鎖位置よりも該減圧用開口開放位置側にある該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置に磁力により吸着するための磁石式吸着装置を更に有し、
該磁石式吸着装置は
支持体によって支持された磁気吸着部材と、
該磁気吸着部材を、該減圧用開口閉鎖位置にある該減圧用パネルの磁気吸着部材に当接吸着する吸着位置と、該減圧用開口閉鎖位置にある該減圧用パネルの該磁気吸着部材から引き離した吸着解除位置との間で変位させる磁気吸着部材変位装置と、
を有し、
該吸着位置においては該磁石式吸着装置の該磁気吸着部材はその磁極面が、該減圧用パネルの磁気吸着部材に当接するようにされており、
該磁気吸着部材変位装置は、該吸着位置にある該磁気吸着部材をその磁極面が該減圧用パネルの磁気吸着部材の磁極面に対して摺動する方向に変位して該吸着解除位置とするようにすることができる。
該磁気吸着部材変位装置は、該磁石式吸着装置の磁気吸着部材を、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該吸着位置と該吸着解除位置との間で変位するようにすることができる。
また、該磁石式吸着装置の磁気吸着部材は、該減圧パネル用ラッチボルトの該パネル解錠位置と該パネル施錠位置にそれぞれ同期して該吸着解除位置と該吸着位置との間で変位されるようにすることができる。
更に、該磁石式吸着装置の吸着部材は、該吸着位置において、該減圧用パネルの該減圧用開口閉鎖位置から該減圧開口開放位置に面するようにすることができる。
該減圧パネル用ラッチボルトと該磁石式吸着装置の磁気吸着部材が該支持体内で上下に離して配置されており、それぞれ該パネル解錠位置及びパネル施錠位置と、該吸着解位置及び該吸着位置との間を同期して水平方向で変位されるようにすることができる。
以下、本発明に係る開閉可能な減圧用開口を備えたドアの実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明に係るドアの正面図であり、常閉防火ドアとして使用した例を示している。 図1の常閉防火ドアの開閉動作及び同ドアに設けられた減圧用パネルの開閉動作を示すための概要図である。 図1の常閉防火ドアに組み込まれた減圧パネル用ラッチ装置を示す図であり、減圧パネル用ラッチボルト及び磁気吸着部材が減圧用パネルに係合している状態を示す。 図3と同様の図であり、ハンドルの回動操作により減圧パネル用ラッチボルト及び磁気吸着部材が減圧用パネルから引き抜かれ、それと共にドア本体用ラッチボルトがドア施錠位置からドア解錠位置に向けて僅かに動かされた状態を示す。 図4と同様の図であり、ハンドルが更に回動されてドア本体用ラッチボルトがドア解錠位置とされた状態を示す。 図4や図5と同じ状態にあるときの磁石式吸着装置の状態を示す図である。 減圧用パネルが図6の状態からドア本体に対して回動し減圧用開口が開放されたときの磁石式吸着装置の状態を示す図である。 図7の状態にある減圧用パネルの磁気吸着部材を吸着するための磁気吸着部材が吸着位置に変位された状態を示す図である。 磁石式吸着装置の磁気吸着部材が相互に吸着して減圧用パネルが減圧用開口閉鎖位置になった状態を示す図である。 本発明に係るドアに組み込まれるラッチ装置の他の実施形態を示す図である。 本発明に係るドアの更に別の実施形態を示す図1と同様の図である。
図1に示す常閉防火ドアとして用いた本発明に係るドア10は、例えば図で見て紙面手前側の部屋と紙面裏側の廊下との間に設けられたドア開口(通路開口)12を通常は閉鎖するように設定される。ドア10は図で見て右側の側縁14に沿って垂直に延びる第1軸線16を中心に枢動可能とされて、図2で見て水平とされたドア開口閉鎖位置と同図で垂直とされたドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体18と、ドア本体18の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口20内に設けられる減圧用パネル22とを有している。この減圧用パネル22は、左右の第1側縁22a、第2側縁22bの間において垂直に延びる第2軸線24を中心に枢動可能とされ、図2に示すように減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能にされている。詳細は省略するが、第1軸線16に沿ってクローザ付きのヒンジ装置が設けられており、ドア開口閉鎖位置からドア開口開放位置に向けて枢動されたドア本体18は、ドア開口閉鎖位置に向けて付勢されるようになっている。また、減圧用パネル22も第2軸線24に沿った上下端にクローザ付きのヒンジ装置が設けられており、減圧用開口開放位置から減圧用開口閉鎖位置に向かう方向で付勢されるようになっている。また、ドア本体18も減圧用パネル22も、表側及び裏側の鉄板を備えた中空の作りとなっており、減圧用パネル22が図1に示す減圧用開口閉鎖位置にあるときは、ドア本体18及び減圧用パネル22の表面及び裏面はそれぞれ面一になるようにされている。
ドア本体18の内部にはその左側の側縁12aに隣接してドアラッチ装置26が設けられている。このドアラッチ装置26は、ドア本体18を表面から裏面に貫通し水平に延びるハンドル軸28(図2)の端部に取り付けられたハンドル30を回動することによりドア開口12の側縁に設けられているドア施錠用穴(図示せず)に嵌合・嵌合解除されるドア本体用ラッチボルト32を有している。ハンドル30とドア本体用ラッチボルト32との機能的接続関係は種々のものがよく知られているので、この実施形態ではその詳細な説明は省略する。尚、図2において、減圧用パネル22が枢動して、減圧用パネル22の第2軸線24の左側の部分が、減圧用開口20に対して、下側に突出しているが、減圧用パネル22の第2軸線24の右側の部分が、減圧用開口20に対して、下側に突出するようにしてもよい。その場合、ハンドル30を回動操作する人は、ドア10を開扉しやすくなるという利点がある。
図3乃至図5には、図1に示されたドア10のドア本体18内に設けられ、ハンドル30の回動操作により回動されるハンドル軸28に連動して減圧用パネル22をドア本体18に対し施錠・施錠解除するための減圧パネル用ラッチ装置34が示されている。この減圧パネル用ラッチ装置34は平たいケース状に形成された支持体36と、ハンドル軸28に固定されドア本体18の表面及び裏面に平行にハンドル軸28から離れるように延びるようにされる揺動部材38と、減圧用パネル22が減圧用開口閉鎖位置にあるときに、ハンドル軸28を中心とする揺動部材38の揺動に連動して減圧用パネル22の第2側縁22bに設けられているパネル施錠用穴40に嵌合するパネル施錠位置(図3)と、パネル施錠用穴40から引き戻されたパネル解錠位置(図5)との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルト42とを有し、図示の実施例では更に、減圧用開口閉鎖位置よりも該減圧用開口開放位置側にある減圧用パネル22を減圧用開口閉鎖位置に磁力により吸着するための磁石式吸着装置44を有している。
この実施形態では、揺動部材38はハンドル軸28の両端近くに取り付けられて支持体36の表面及び裏面に沿って相互に平行に延びる一対の揺動部材38から構成されている。揺動部材38には図示のように、ハンドル軸28の近くには円弧状のガイド孔46が設けられており、ハンドル軸28をドア本体18に取り付けるために用いられている一対の固定軸48のうちの一方を受け入れて、この固定軸48に沿ってハンドル軸28を中心に回動するようになっている。また、一対の揺動部材38の間には、支持体36に設けられた円弧状のガイド孔36a、36bを通して延びる第1及び第2連結軸50、52が、当該揺動部材38の長さ方向中間と先端に設けられている。第1連結軸50には一端が支持体36に固定された捩りバネ54の他端が係合されており、揺動部材38図3に示すラッチ作動位置に向けて反時計方向に付勢されている。第2連結軸52は、支持体36に枢着されて捩りバネ55により時計方向に付勢されている二股レバー56と係合しており、揺動部材38が回動されたときに該二股レバー56を枢動して減圧パネル用ラッチボルト42及び磁石式吸着装置44の磁気吸着部材(図示の例では永久磁石)58を作動させるようになっている。
減圧パネル用ラッチボルト42は、汎用のドアラッチボルトと同様に、減圧用パネル22の開閉方向での一方の面は傾斜面、他方の面は平面とされた先細りの形状とされており、減圧用パネル22が減圧用開口開放位置から減圧用開口閉鎖位置に戻るのを許容するが、その逆の動きは阻止するようになっている。この減圧パネル用ラッチボルト42は図示しないバネにより図3に示すパネル施錠位置に付勢されており、ハンドル30を回動することにより揺動部材38を時計方向に回動し、それにより二股レバー56を反時計方向に回動させて二股レバー56の一方のレバー56aの中間部に設けられた第1係合部60が減圧パネル用ラッチボルト42のラッチボルト支持体62を左側に変位し、減圧パネル用ラッチボルト42を図3の減圧用パネル22のパネル施錠用穴40から抜き出し図4に示すパネル解錠位置となるようにしている。
本実施形態においては揺動部材38が図3の位置から図5の位置まで揺動可能とされている。揺動部材38が図4の位置にあるときには減圧パネル用ラッチボルト42はパネル解錠位置、磁気吸着部材58は吸着解除位置とされているが、ドア本体用ラッチボルト32はドア施錠位置にある。すなわち、出火時にハンドル30を通常位置からある程度回動操作して図4に示す状態とされたときには、ドア本体18はドア本体用ラッチボルト32によりドア開口閉鎖位置に施錠された状態にあるが、減圧用パネル22は減圧パネル用ラッチボルト42がパネル解位置、磁気吸着部材58が吸着解除位置となりドア本体に対して枢動可能な状態となる。従って、この状態においてドア10に図2に矢印で示すような圧力がかかっており、その圧力による回転力が、上述した当該減圧用パネル22のクローザ付きヒンジ装置による図2で見て時計方向の付勢力よりも大きなものになった場合には、図4の状態で、減圧用パネル22は減圧用開口開放位置に向けて枢動されることになり、その後のドア本体18の開扉作業が楽に行えるようになる。図示の実施形態においては、減圧用パネル22の枢動のための軸線24は減圧用パネル22の幅方向の略中央位置にあり、上述したような圧力による回転力は略生じないようになっているが、上記のような圧力が加わっている状態でドア本体をドア開口開放位置に向けて枢動(図2で見て時計方向に枢動)した場合、減圧用パネル22の慣性及び同圧力によりドア本体18に対して反時計方向に枢動して減圧用開口20を開放するようになる。揺動部材38が図5に示す位置まで変位された状態では、ドア本体用ラッチボルト32もドア解錠位置とされて、ドア本体18をドア開口開放位置に向けて動かすことが可能となる。
磁石式吸着装置44は、磁気吸着部材58と、磁気吸着部材58を支持体36に対して水平方向で可動に支持する磁気吸着部材支持部材66と、図3に示す吸着位置と、図4に示す吸着解除位置との間で変位させる磁気吸着部材変位装置とを備えている。この磁気吸着部材変位装置は、図示の例では、ハンドル30により上述のように回動操作される揺動部材38及び二股レバー56から構成され、二股レバー56の回動に伴い二股レバー56の先端に設けられた第2係合部61を介して磁気吸着部材支持部材66を吸着位置と吸着解除位置の間で変位するようになっている。この磁石式吸着装置44は、図6乃至図9に示すように、減圧用パネル22の第2側縁22bに設けられた磁気吸着部材67を備えており、この磁気吸着部材67は、減圧用パネル22が減圧用開口閉鎖位置にあり且つ磁気吸着部材58が吸着位置(図3、図9)にあるときに、磁気吸着部材58に磁気吸着されるようになっている。
図6には、磁石式吸着装置44が図4に示す状態あるときのドア10を示している。すなわち、磁気吸着部材58は吸着解除位置にあり、減圧用パネル22に設けられた磁気吸着部材67から離された状態にある。このとき、減圧パネル用ラッチボルト42も同期してパネル施錠用穴40から引き抜かれており、減圧用パネル22は減圧用開口閉鎖位置(図6)から減圧用開口開放位置(図7)となることが可能とされている。図8は、減圧用パネル22が図7に示す減圧用開口開放位置となった後に、ハンドル30をもとの通常位置に戻し、磁気吸着部材58が吸着位置に戻った状態を示す。この状態では、磁気吸着部材58が減圧用パネル22に設けられている磁気吸着部材67に面し、この磁気吸着部材67を吸着する作用を生じるようになる。
図9は、磁気吸着部材58、67が相互に磁気吸着されている状態を示しており、このとき減圧パネル用ラッチボルト42は図3に示すようにパネル施錠用穴40に嵌合された状態となっている。このとき、磁気吸着部材58、67は相互に異なる極性の磁極面で当接され相互に吸着されているが、この状態でハンドル30を回動すると、図4及び図5に示されるように、減圧パネル用ラッチボルト42がパネル解錠位置に変位され、磁気吸着部材58が磁気吸着部材67の磁極面に対して摺動するように変位されて吸着解除位置となるようにされている。磁気吸着部材58のこのような動きは、磁極面相互間の磁束を切る方向での動きとなり、磁極面を垂直に離す場合に比べて大幅に小さな力で磁気吸着部材58を変位することが可能となる。
図10は、本発明に係るドアで用いられるドア本体18及び減圧用パネル22の施錠、解錠に用いるラッチ装置の他の実施形態を示している。このラッチ装置は、ドア本体18内部に固定される平たいケース状に形成された支持体70に取り付けられたドア本体用ラッチボルト32、減圧パネル用ラッチボルト42、ハンドル軸28、ハンドル30、ドア本体用ラッチボルト32を図示のドア施錠位置に付勢する圧縮バネ72、減圧パネル用ラッチボルト42を図示のパネル施錠位置に付勢する圧縮バネ74、並びにハンドル軸28から半径方向に延びてドア施錠位置にあるドア本体用ラッチボルト32及びパネル施錠位置にある減圧パネル用ラッチボルト42と係合し、ハンドル30の回動操作により圧縮バネ72、74に抗してそれぞれドア解錠位置及びパネル解錠位置に変位させる揺動部材38を備えている。
図11には、図1に示すものと同様にドア本体18及び該ドア本体18の減圧用開口20の開閉を行うための減圧用パネル22を備える本発明に係るドア10の他の実施形態を示している。このドア10は図1のものと同様にドアラッチ装置26を備え、図示しないハンドルの回動操作によりハンドル軸28を回動してドア本体用ラッチボルト32を操作するようになっている。その操作機構は種々のものが広く知られているので詳細は省略する。
図11に示すドア10は、図1に示すドア同様に減圧パネル用ラッチ装置34を有するが、その具体的構成は以下の通りである。すなわち、この減圧パネル用ラッチ装置34は、ドアラッチ装置26に隣接してドア本体18内に設けられた平たいケース状に形成された第1の支持体36(1)であって、ハンドル軸28に固定されている揺動部材38の回動に伴って揺動する二股レバー56を支持する第1の支持体36(1)と、減圧用開口20の側縁(図示の例では下側の側縁)に隣接してドア本体18内に設けられる平たいケース状に形成された第2の支持体36(2)であって、減圧パネル用ラッチボルト42を支持する第2の支持体36(2)と、二股レバー56と減圧パネル用ラッチボルト42とを連接し、ハンドル30の回動に連動して減圧パネル用ラッチボルト42を(図示の)パネル施錠位置と(図示の位置より下方に引き下げられた)パネル解錠位置との間で変位させる連接手段80とを有している。図示の例では、連接手段80は、一端が二股レバー56の一端に連結され、他端が第2支持体36(2)に枢着された二股レバー82の一端に接続されてプーリー84、84を介してこれら二股レバー56、82間に張接されたケーブル80を有し、ハンドル30が回動されてハンドル軸28が回動されと、二股レバー56及びケーブル80を介して二股レバー82を揺動させ、それによって通常はコイルバネ86によりパネル施錠位置に付勢されている減圧パネル用ラッチボルト42をこのパネル施錠位置とパネル解錠位置との間で変位させるように構成されている。
本発明に係るドア及びそれに用いられている減圧パネル用ラッチ装置は上述の通りであり、ドア開口閉鎖位置にあるドア10をドア開口開放位置にするためには、いずれの実施形態においても、ハンドル30を回動してドア本体用ラッチボルト32及び減圧パネル用ラッチボルト42をそれぞれの解錠位置にして、ハンドル30を介して当該ドアを開放することができる。このとき、減圧用パネル22が回動されて減圧用開口20を開放する状態となったとしても、ハンドル30はドア本体18側にあるので、そのような減圧用パネル22の回動位置とは関係なくハンドル30を持ってドア10の回動操作を行うことが可能となる。また、ドア本体18がドア開口閉鎖位置になった状態でも、激しい空気流によって減圧用パネル22が減圧用開口閉鎖位置に完全に戻るのが阻止されるような状況も生じる虞があるが、本発明では磁石式吸着装置44によりそのような問題を解消することを可能としている。
以上、本発明の実施形態を説明したが本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、本発明に係るドアは必ずしも防火ドアに限られることはなく、また以上で説明したような常閉防火ドアではなく、常開防火ドアへの適用も可能である。
ドア10
ドア開口12
一方の側縁14
第1軸線16
ドア本体18
減圧用開口20
減圧用パネル22
第1側縁22a
第2側縁22b
第2軸線24
ドアラッチ装置26
ハンドル軸28
ハンドル30
ドア本体用ラッチボルト32
減圧パネル用ラッチ装置34
支持体36
ガイド孔36a、36b
第1の支持体36(1)
第2の支持体36(2)
揺動部材38
パネル施錠用穴40
減圧パネル用ラッチボルト42
磁石式吸着装置44
ガイド孔46
固定軸48
第1連結軸50
第2連結軸52
捩りバネ54
捩りバネ55
二股レバー56
レバー56a
磁気吸着部材58
第1係合部60
第2係合部61
ラッチボルト支持体62
磁気吸着部材67
磁気吸着部材支持部材66
ラッチ装置本体70
圧縮バネ72、74
連接手段(ケーブル)80
二股レバー82
プーリー84
付勢部材(コイルスプリング)86

Claims (17)

  1. 一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口を閉鎖するドア開口閉鎖位置と該ドア開口を開放するドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
    該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
    該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
    該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドル軸の回転に連動して該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトと、
    該ハンドル軸に固定されて該ドア本体の該表面及び裏面に平行に該ハンドル軸から離れるように延びる揺動部材と、を有し、
    該減圧パネル用ラッチボルトは、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドル軸を中心とする該揺動部材の揺動に連動して該パネル施錠位置と、該パネル解錠位置との間で変位可能とされている、開閉可能減圧用開口を備えたドア。
  2. 一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口を閉鎖するドア開口閉鎖位置と該ドア開口を開放するドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
    該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
    該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
    該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドル軸の回転に連動して該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトと、
    該減圧用開口閉鎖位置よりも該減圧用開口開放位置側にある該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置に磁力により吸着するための磁石式吸着装置と、
    を有する、開閉可能な減圧用開口を備えたドア。
  3. 磁石式吸着装置は
    該減圧用パネルの第2側縁に設けられた第1磁気吸着部材と、
    該ドア本体によって支持された第2磁気吸着部材と、
    該第2磁気吸着部材を、該減圧用開口閉鎖位置にある該減圧用パネルの該第1磁気吸着部材に当接吸着する吸着位置と、該減圧用開口閉鎖位置にある該減圧用パネルの当該第1磁気吸着部材から引き離した吸着解除位置との間で変位させる第2磁気吸着部材変位装置と、
    を有し、
    該吸着位置においては該第1及び第2磁気吸着部材がそれぞれの磁極面が当接するようにされており、
    該第2磁気吸着部材変位装置は、該吸着位置にある第2磁気吸着部材をその磁極面が第1磁気吸着部材の磁極面に対して摺動する方向に変位して該吸着解除位置とするようになっている
    請求項に記載のドア。
  4. 該第2磁気吸着部材変位装置は、該第2磁気吸着部材を、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該吸着位置と該吸着解除位置との間で変位するようにされている請求項3に記載のドア。
  5. 該ドア本体用ラッチボルトと該減圧パネル用ラッチボルトとは、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動し同期して該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に、該パネル施錠位置から該パネル解錠位置に向けて変位されるが、該ドア本体用ラッチボルトは該減圧パネル用ラッチボルトが該パネル解錠位置となった後に該ドア解錠位置とされるようになされており、
    該第2磁気吸着部材は、該減圧パネル用ラッチボルトの該パネル解錠位置と該パネル施錠位置にそれぞれ同期して該吸着解除位置と該吸着位置との間で変位されるようにされている請求項3又は4に記載のドア。
  6. 該第2磁気吸着部材は、該吸着位置において、該減圧用パネルの該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に面するようにされ、
    該第1磁気吸着部材は、該減圧用パネルが該減圧用開口開放位置にあるときに該減圧用開口閉鎖位置に面するようにされている請求項3乃至5のいずれか一項に記載のドア。
  7. 該減圧パネル用ラッチボルトと該第2磁気吸着部材が該ドア本体内で上下に離して配置されており、それぞれ該パネル解錠位置及びパネル施錠位置と、該吸着解位置及び該吸着位置との間を同期して水平方向で変位されるようにされている請求項3乃至6の何れか一項に記載のドア。
  8. 一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口を閉じるドア開口閉鎖位置と該ドア開口を開放するドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
    該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
    該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
    を有するドアに取り付けられる減圧用パネルラッチ装置であって、
    該ドア本体内に設けられ、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドル軸の回転に連動して該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトと、
    該ドアラッチ装置に隣設して該ドア本体内に設けられる支持体と、を有し、
    該減圧パネル用ラッチボルトが、該支持体に支持されて該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位可能とされている、減圧用パネルラッチ装置。
  9. 該支持体が、該ハンドル軸の回転に伴って揺動するレバーを支持しており、該レバーが該ハンドルの回転に連動して揺動し、該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位させる請求項に記載の減圧用パネルラッチ装置。
  10. 一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口を閉じるドア開口閉鎖位置と該ドア開口を開放するドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
    該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
    該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
    を有するドアに取り付けられる減圧用パネルラッチ装置であって、
    該ドア本体内に設けられ、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドル軸の回転に連動して該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトと、
    該ドアラッチ装置に隣接して該ドア本体内に設けられる第1の支持体であって、該ハンドル軸の回転に伴って揺動するレバーを支持する第1の支持体と、
    該減圧用開口を画定している開口側縁に隣接して該ドア本体内に設けられる第2の支持体であって、該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位可能に支持する第2の支持体と
    該レバーと該減圧パネル用ラッチボルトとを連接し、該ハンドルの回転に連動して該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位させる連接手段と、
    を備える減圧用パネルラッチ装置。
  11. 該ハンドル軸に固定されて該ドア本体の該表面及び裏面に平行に該ハンドル軸から離れるように延びる揺動部材を更に有し、
    該ハンドルの回転が該揺動部材を介して該レバーに伝達されて該レバーが揺動し、該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置と該パネル解錠位置との間で変位させるようになされている請求項9又は10に記載の減圧用パネルラッチ装置。
  12. 一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口を閉じるドア開口閉鎖位置と該ドア開口を開放するドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
    該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
    該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
    を有するドアに取り付けられる減圧用パネルラッチ装置であって、
    該ドア本体内に設けられ、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドル軸の回転に連動して該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトと、
    該減圧用開口閉鎖位置よりも該減圧用開口開放位置側にある該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置に磁力により吸着するための磁石式吸着装置と、
    を備える、減圧用パネルラッチ装置。
  13. 磁石式吸着装置は
    支持体によって支持された磁気吸着部材と、
    該磁気吸着部材を、該減圧用開口閉鎖位置にある該減圧用パネルの磁気吸着部材に当接吸着する吸着位置と、該減圧用開口閉鎖位置にある該減圧用パネルの該磁気吸着部材から引き離した吸着解除位置との間で変位させる磁気吸着部材変位装置と、
    を有し、
    該吸着位置においては該磁石式吸着装置の該磁気吸着部材はその磁極面が、該減圧用パネルの磁気吸着部材に当接するようにされており、
    該磁気吸着部材変位装置は、該吸着位置にある該磁気吸着部材をその磁極面が該減圧用パネルの磁気吸着部材の磁極面に対して摺動する方向に変位して該吸着解除位置とするようになっている
    請求項12に記載の減圧用パネルラッチ装置。
  14. 該磁気吸着部材変位装置は、該磁石式吸着装置の磁気吸着部材を、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該吸着位置と該吸着解除位置との間で変位するようにされている請求項13に記載の減圧用パネルラッチ装置。
  15. 該磁石式吸着装置の磁気吸着部材は、該減圧パネル用ラッチボルトの該パネル解錠位置と該パネル施錠位置にそれぞれ同期して該吸着解除位置と該吸着位置との間で変位されるようになされている請求項13又は14に記載の減圧用パネルラッチ装置。
  16. 該磁石式吸着装置の磁気吸着部材は、該吸着位置において、該減圧用パネルの該減圧用開口閉鎖位置から該減圧開口開放位置に面するようにされている請求項13乃至15のいずれか一項に記載の減圧用パネルラッチ装置。
  17. 該減圧パネル用ラッチボルトと該磁石式吸着装置の磁気吸着部材が該支持体内で上下に離して配置されており、それぞれ該パネル解錠位置及びパネル施錠位置と、該吸着解位置及び該吸着位置との間を同期して水平方向で変位されるようにされている請求項13乃至16のいずれか一項に記載の減圧用パネルラッチ装置
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