JP2019173474A - 開閉可能な減圧用開口を備えたドア及びパネル開閉操作装置 - Google Patents

開閉可能な減圧用開口を備えたドア及びパネル開閉操作装置 Download PDF

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Abstract

【課題】減圧用パネルの開閉をハンドルの回動操作でできるようにする。【解決手段】ドア本体(18)と、減圧用パネル(22)と、ドアラッチ装置(26)と、減圧パネル用ラッチ装置(27)と、パネル開閉操作装置(29)とを有する。パネル開閉操作装置(29)は、ハンドル軸(28)が回転されてドア本体用ラッチボルト(32)がドア施錠位置からドア解錠位置に向けて変位されるのに伴い減圧パネル用ラッチ装置(27)が減圧パネル用ラッチボルト(42)をパネル解錠位置に変位させたときに、ハンドル軸の更なる回転に連動して減圧用パネル(22)を減圧用開口閉鎖位置から減圧用開口開放位置に変位させる。【選択図】図2

Description

本発明は、防火ドアなどに適した開閉可能な減圧用開口を備えたドアに関する。
防火ドアは、通常は開かれていて出火時にドア開口(通路開口)を閉じる常開型と、通常からドア開口を閉じる位置にあり、出火時にそのドアを開いて避難できるようにした常閉型がある。
防火ドアは、出火時に閉鎖しようとしたり開放しようとしたりするときに、当該防火ドアにかかる空気圧などによりその動きが妨げられることがあり、これを解消するための種々の工夫がされてきている。例えば、特許文献1は、開閉可能な減圧用開口を備えた常閉型防火ドアを開示している。この防火ドアは、減圧用開口を開放することにより、当該ドアの表側面及び裏側面に生じて開放動作の妨げとなる圧力差をなくすようにしている。
より具体的に述べれば、特許文献1に開示された常閉防火ドアは、一方の側縁に沿って垂直に延びる枢軸線を中心に枢動可能とされたドア本体(特許文献1での用語では「防火扉5」)と、該ドア本体の他方の側縁の上下方向中央部分に該他方の側縁から該一方の側縁に向けて延びるように凹まされた減圧用開口(開口部6)と、該減圧用開口を閉じるように設けられて、上記枢軸線と平行に延びる枢軸線を中心に枢動可能とされた減圧用パネル(可動体10)とを有している。ドア開口(通路3)を閉鎖している状態では、減圧用パネルに設けられている減圧パネル用ラッチボルト(ラッチ13)がドア本体に設けられているラッチ穴に嵌合して当該減圧用パネルが閉鎖状態に保持されるとともに、同じく減圧用パネルに設けられているドア本体用ラッチボルト(ラッチ12)がドア開口側縁に設けられているラッチ穴に嵌合して当該ドア本体が閉鎖状態に保持されるようになっている。出火時には、減圧用パネルに設けられているハンドル(ドアノブ8)を回すことにより、ドア本体用ラッチボルト及び減圧用パネル用ラッチボルトの両方をそれぞれに対応するラッチ穴から引き抜くようになっており、その状態では減圧用パネルはその表裏面にかかる圧力差により開放されるようにされ、同圧力差がなくなり、当該ドア本体が開放しやすくなるようにしている。
このように、特許文献1に開示された防火ドアでは、ハンドル、ドア本体用ラッチボルト、減圧パネル用ラッチボルト等からなるラッチ装置がドア本体に対して枢動する減圧用パネルに取り付けられており、出火時にドア本体を開放しようとするときには、ラッチ装置の設けられている減圧用パネルが先ず開放状態(すなわち、ドア本体に対して斜めに角度がつけられた状態)とされる。特許文献1の記載によれば、この状態において「防火扉5を押すなどして外部に非難できる」([0024]最下行)としており、ドア本体(防火扉5)を開放するのに、ドア本体に対して角度が付けられた減圧用パネルやそれに設けられているハンドルをもって行うのではなくドア本体を押して行うようになっている。
これに対して本願出願人は、ラッチ装置を減圧用パネルにではなくドア本体に設けることにより、減圧用パネルの開放操作とドア本体の開放操作の両方を当該ラッチ装置のハンドルを持ったまま行えるようにした新規なドアに関する特許出願(特願2017-165746)を行っている。このドアにおいては、ハンドルを回してドア本体用ラッチボルト及び減圧パネル用ラッチボルトを解錠位置とし、減圧用パネルを当該減圧用パネルにかかる上述のごとき圧力差を利用して回動し減圧用開口を開放するようになっている。また、このドアにおいては減圧用パネルを開放位置から閉鎖位置に戻すよう作用する磁石装置が設けられており、減圧用パネルが開放されて上記圧力差が低減されたときに当該減圧用パネルが無用に開放状態におかれるのを防止するようにしている。
特開平7−259407公報
本発明は、上記特許出願にかかるドアを更に改良して、減圧用パネルの開放そして若しくは閉鎖をハンドル操作によって行えるようにしたドア及び減圧用パネルの開閉を行うために該ドアに取り付けられるパネル開閉操作装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、
一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口閉鎖位置とドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸の端部に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
該ドアラッチ装置に隣接して該ドア本体内に設けられた減圧パネル用ラッチ装置であって、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトを有し、該ハンドル軸が回転されて該ドア本体用ラッチボルトが該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に向けて変位されるのに連動して該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置から該パネル解錠位置に変位させるようにした減圧パネル用ラッチ装置と、
該ハンドル軸が回転されて該ドア本体用ラッチボルトが該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に向けて変位されるのに伴い該減圧パネル用ラッチ装置が該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル解錠位置に変位させたときに、該ハンドル軸の更なる回転に連動して該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に変位させるパネル開閉操作装置と、
を有する開閉可能の減圧用開口を備えたドアを提供する。
ここでハンドルとはノブやレバーなどの形式のラッチ操作用の取っ手を意味する。また、「減圧用パネルの側縁」とあるのは左右の側縁、上下の側縁のいずれかを意味する。
本発明にかかるドアでは、ドア本体に設けられたドアラッチ装置のハンドルを操作してハンドル軸を回転させることに連動して減圧パネル用ラッチボルトをパネル施錠位置からパネル解錠位置に変位させるようにするとともに、該ハンドル軸の更なる回転に連動して該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に変位させるようになっており、該減圧用パネルを容易に確実に減圧用開口開放位置に変位させることが可能となる。
具体的には、
該パネル開閉操作装置は、
該ハンドル軸と共に回動する係合部材と、
長手軸線方向で変位可能にして該ドア本体に取り付けられた第1のラック部材であって、該ハンドル軸の該更なる回転が行われるときに該第1のラック部材の一端が該駆動部材に係合されて該長手軸線方向に動かされるようになされており、他端に該長手軸線方向で延びる第1のラック部を有する第1のラック部材と、
該減圧用パネルを該ドア本体に枢動可能に取り付けるために該第2軸線に沿って該減圧用パネルに固定された枢軸に固定された第1のピニオンと、
長手軸線方向で変位可能にして該ドア本体に取り付けられた第2のラック部材であって、一端に該第1のピニオンに噛合する第2のラック部及び他端に第3のラック部を有する第2のラック部材と、
該第1のラックと該第3のラックとに噛合された第2のピニオンと
を有しており、
該ハンドル軸の該更なる回転に伴う該第1のラック部材の長手軸線方向での変位が該第1ラック部、該第2のピニオン、該第3のラック部を介して該第2のラック部材の長手軸線方向での変位を生じ、これにより第2のラック部、第1のピニオン及び該枢軸を介して該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に枢動させるようにすることができる。
より具体的には該第1及び第2のラック部材は相互に直交するように配置することができる。
更に具体的には、
該第1のラック部材は垂直方向に延び、
該第2のラック部材は該減圧用パネルの下縁に隣接して水平に延びるようにすることができる。
また、該第2のピニオンは同軸状に配置した大径ピニオン部と小径ピニオン部とを有しており、該第1のラックは該大径ピニオン部に噛合し、第3のラックは該小径ピニオン部に噛合するようなものとすることができる。
該第1のラック部材は、該一端から該他端方向に向けて弾性的に付勢されており、該ハンドル軸の該更なる回転による該第1のラック部材の該長手軸線方向での動きとは逆の方向に付勢されるようにすることができる。このようにすることにより、ハンドルに対する回動力をなくしたときに、この付勢力により減圧用パネルを減圧用開口閉鎖位置に自動的に戻すことを可能とする。
更に、該第2のラック部材は、該第3のラック部から該第2のラック部に向かう方向で弾性的に付勢されており、該ハンドル軸の該更なる回転による該第2のラック部材の該長手軸線方向での動きとは逆の方向に付勢されるようにすることもできる。これによっても減圧用パネルの減圧用開口閉鎖位置への自動的戻りを可能とする。
また、該減圧パネル用ラッチ装置は、該ハンドル軸の回転に連動して該ドア本体用ラッチボルトが該ドア解錠位置になる前に、該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置から該パネル解錠位置に変位させるようにすることができる。
本発明はまた、
一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口閉鎖位置とドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸の端部に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
該ドアラッチ装置に隣接して該ドア本体内に設けられた減圧パネル用ラッチ装置であって、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトを有し、該ハンドル軸が回転されて該ドア本体用ラッチボルトが該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に向けて変位されるのに連動して該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置から該パネル解錠位置に変位させるようにした減圧パネル用ラッチ装置と、
を有するドアに取り付けられるパネル開閉操作装置であって、
該ハンドル軸が回転されて該ドア本体用ラッチボルトが該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に向けて変位されるのに伴い該減圧パネル用ラッチ装置が該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル解錠位置に変位させたときに、該ハンドル軸の更なる回転に連動して該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に変位させるようにしたパネル開閉操作装置を提供する。
具体的には、
該ハンドル軸と共に回動する係合部材と、
長手軸線方向で変位可能にして該ドア本体に取り付けられた第1のラック部材であって、該ハンドル軸の該更なる回転が行われるときに該第1のラック部材の一端が該係合部材に係合されて該長手軸線方向に動かされるようになされており、他端に該長手軸線方向で延びる第1のラック部を有する第1のラック部材と、
該減圧用パネルを該ドア本体に枢動可能に取り付けるために該第2軸線に沿って該減圧用パネルに固定された枢軸に固定された第1のピニオンと、
長手軸線方向で変位可能にして該ドア本体に取り付けられた第2のラック部材であって、一端に該第1のピニオンに噛合する第2のラック部及び他端に第3のラック部を有する第2のラック部材と、
該第1のラックと該第3のラックとに噛合された第2のピニオンと
を有しており、
該ハンドル軸の該更なる回転に伴う該第1のラック部材の長手軸線方向での変位が該第1ラック部、該第2のピニオン、該第3のラック部を介して該第2のラック部材の長手軸線方向での変位を生じ、これにより第2のラック部、第1のピニオン及び該枢軸を介して該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に枢動させるようにすることができる。
この場合、該第2のピニオンは同軸状に配置した大径ピニオン部と小径ピニオン部とを有しており、該第1のラックは該大径ピニオン部に噛合し、第3のラックは該小径ピニオン部に噛合するようにすることができる。
また、該第1のラック部材は、該第1のラック部材の該一端から該他端方向に向けて弾性的に付勢されるようにすることができる。
また、該第2のラック部材は、該第3のラック部から該第2のラック部に向かう方向で弾性的に付勢されるようにすることができる。
以下、本発明に係る開閉可能な減圧用開口を備えたドアの実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明に係るドアの正面から見た概要図であり、常閉防火ドアとして使用した例を示している。 図1の常閉防火ドアに設けられているドアラッチ装置、減圧パネル用ラッチ装置、パネル開閉操作装置の概要図である。 図2に示したパネル開閉操作装置における第2のラック部材の概要平面図である。 パネル開閉操作装置の他の実施形態の要部を示す概要図である。 図4のパネル開閉操作装置の概要平面図である。
図1に示す常閉防火ドアとして用いた本発明に係るドア10は、図で見て紙面手前側の部屋と紙面裏側の廊下との間に設けられたドア開口(通路開口)12を通常は閉鎖するように設定される。ドア10は図で見て左側の側縁14に沿って垂直に延びる第1軸線16を中心に枢動可能とされてドア開口12を閉鎖する位置(ドア開口閉鎖位置)とドア開口12を開放する位置(ドア開口開放位置)との間で変位可能とされたドア本体18と、ドア本体18の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口20内に設けられる減圧用パネル22とを有している。この減圧用パネル22は、左右の第1側縁22a、第2側縁22bの間において垂直に延びる第2軸線24を中心に枢動可能とされて減圧用開口20を閉鎖する位置(減圧用開口閉鎖位置)と減圧用開口20を開放する位置(減圧用開口開放位置)との間で変位可能にされている。詳細は省略するが、第1軸線16に沿ってクローザ付きのヒンジ装置が設けられており、ドア開口閉鎖位置からドア開口開放位置に向けて枢動されたドア本体18は、該クローザ付きヒンジ装置によりドア開口閉鎖位置に向けて付勢されるようになっている。ドア本体18も減圧用パネル22も、表側及び裏側の鉄板を備えた中空の作りとなっており、減圧用パネル22が図1に示す減圧用開口閉鎖位置にあるときは、ドア本体18及び減圧用パネル22の表面及び裏面はそれぞれ面一になるようにされている。
図2に示すようにドア10のドア本体18の内部には、ドア10を開放可能にドア開口閉鎖位置に保持するためのドアラッチ装置26と、該ドアラッチ装置26に隣接して設けられ減圧用パネル22を減圧用開口閉鎖位置に開放可能に保持する減圧パネル用ラッチ装置27と、減圧用パネル22を第2軸線24を中心に枢動して減圧用開口20の開閉を行うパネル開閉操作装置29とが設けられている。
ドアラッチ装置26は、ドア本体18を表面から裏面に貫通し水平に延びるハンドル軸28の端部に取り付けられたハンドル30を手で回すことによりドア開口12の側縁に設けられているドア施錠用穴12aに嵌合・嵌合解除されるドア本体用ラッチボルト32を有している。ハンドル30とドア本体用ラッチボルト32との機能的接続関係は種々のものがよく知られているので、この実施形態ではその詳細な説明は省略する。尚、図2において、参照番号26a及び26bは、それぞれ、ドア本体18をドア開口閉鎖位置にロックするためのデッドボルト及びデッドボルトを操作するためのキーシリンダーを示している。
減圧パネル用ラッチ装置27は平たいケース状に形成されたパネルラッチ装置本体36と、パネルラッチ装置本体36内に水平方向で変位可能とされて矩形状のラッチボルト保持体37の先端(左端)に取り付けられた減圧パネル用ラッチボルト42と、ハンドル軸28の回動に伴って減圧パネル用ラッチボルト42を図2に示すパネル解錠位置と該パネル解錠位置から左方に変位し減圧用パネル22の第2側縁22bに設けられているパネル施錠用穴40に嵌合するパネル施錠位置との間で変位させるためのラッチボルト操作手段41とを有している。ラッチボルト保持体37はパネルラッチ装置本体36に固定されている固定バネ支持体39との間に取り付けられた圧縮バネ43を有しており、該圧縮バネ43によって減圧パネル用ラッチボルト42を上記パネル施錠位置に付勢するようになっている。ラッチボルト操作手段41は、ハンドル軸28の両端近くに取り付けられてパネルラッチ装置本体36の表面及び裏面に沿って相互に平行に延びる一対の揺動部材38aからなるラッチボルト駆動部材38を有する。ラッチボルト駆動部材38のハンドル軸28との連結ハブ部38bには図示のように、ハンドル軸28の直径方向両側の位置に一対の円弧状のガイド孔46が設けられており、これらガイド孔46はそれぞれハンドル30をドア本体18に取り付けるために用いられている固定軸48を受け入れて、ハンドル30の回動に伴うラッチボルト駆動部材38の回動範囲を制限するようになっている。また、一対の揺動部材38aの間には、パネルラッチ装置本体36に設けられた円弧状のガイド孔36a、36bを通して延びる第1及び第2連結軸50、52が設けられて該一対の揺動部材38aを連結している。第1連結軸50には、一端がパネルラッチ装置本体36に固定された捩りバネ54の他端が係合されており、ラッチボルト駆動部材38を図2で見て時計方向に付勢されている。第2連結軸52は、パネルラッチ装置本体36に枢着されて捩りバネ55により反時計方向に付勢されている二股レバー56と係合しており、ドア本体用ラッチボルト32をドア施錠位置からドア解錠位置にするためにハンドル30を反時計方向に回すことによりハンドル軸28が反時計方向に回転されることに伴い、ラッチボルト駆動部材38が反時計方向に回動されたときに該第2連結軸52が二股レバー56を時計方向に枢動してラッチボルト保持体37を圧縮バネ43の付勢力に抗して図2で見て右方に変位し、減圧用ラッチボルト42をパネル施錠用穴40から抜き出してパネル解錠位置とするようになっている。減圧パネル用ラッチボルト42は、汎用のものと同様に、減圧用パネル22の開閉方向での一方の面は傾斜面、他方の面は平面とされた先細りの形状とされており、減圧用パネル22が減圧用開口開放位置から減圧用開口閉鎖位置に戻るのを許容するが、その逆の動きは阻止するようになっている。
図2は、減圧パネル用ラッチボルト42が上述のようにしてパネル解錠位置となった状態を示すが、この状態ではドア本体用ラッチボルト32はまだドア施錠位置にあるようにされている。すなわち、出火時にハンドル30を通常位置からある程度回動操作して図2に示す状態とされたときには、ドア本体18はドア本体用ラッチボルト32によりドア開口閉鎖位置に施錠された状態にあるが、減圧用パネル22は減圧パネル用ラッチボルト42がパネル解除位置となりドア本体18に対して枢動可能な状態となる。
パネル開閉操作装置29は、ドア10の側縁10aに沿って垂直に延びハンドル軸28の回動に伴って上下動される第1のラック部材44と、減圧用パネル22の下縁22cに隣接して水平に延びる第2のラック部材47と、第1のラック部材44の下端部にあるラック部44aに噛合する大径ピニオン部49a及び第2のラック部材47の右端近くにあるラック部47aに噛合する小径ピニオン部49bからなるピニオン49と、減圧用パネル22の下縁22cから減圧用パネル22の枢軸線(第2軸線)24に沿って下方に延びる枢軸22dに固定されて第2のラック部材47の左端近くにあるラック部47bに噛合するピニオン51を有している。上述のように図2はハンドル30を回して減圧パネル用ラッチボルト42がパネル解錠位置とされドア本体用ラッチボルト32がまだ施錠位置にある状態であるが、この状態になるまでハンドル30が回されてラッチボルト駆動部材38が図示の位置まで反時計方向に回された状態では、ラッチボルト駆動部材38の連結ハブ部38bに設けられハンドル軸28に対して径方向で突出するように設けられたフック部(係合部材)38cが第1のラック部材44の上端に設けられているピン44bに係合するようになる。この状態でハンドル30を介してハンドル軸28を更に反時計方向に回転すると第1のラック部材44はピン44bにより上方にもちあげられる。これによりピニオン49が反時計方向に回転され第2のラック部材47が右方に変位され、ピニオン51が回転されて減圧用パネル22が減圧用開口閉鎖位置から減圧用開口開放位置に回動される。第1のラック部材44は、ドア本体18に固定されて垂直方向に延び第1のラック部材44を上下方向で変位可能に支持している第1のラック部材支持体45Aの上端部45aとの間に設けられた圧縮バネ44dによって下方に付勢されており、第2のラック部材47はドア本体18に固定されて水平方向に延び第2のラック部材47を水平方向で変位可能に支持している第2のラック部材支持体45Bの右端部45bとの間に設けられた圧縮バネ47d(図3)により左方に付勢されている。従ってハンドル30への回動力を無くした状態では、第1のラック部材44は下方に、第2のラック部材47は左方に変位して、減圧用パネル22は減圧用開口閉鎖位置に戻される。尚、減圧用パネル22の枢軸線(第2軸線)24は、減圧用パネル22の幅方向の略中央位置にあり、減圧用パネル22における枢軸線24の右側部分及び左側部分にかかる空気圧により生じる減圧用パネル22に対する枢軸線24の周りでのトルクが略等しいようにしてある。これはハンドル30の回動による減圧用パネル22の開閉操作が空気圧の影響を受けることなくできるようにするためである。ただし、摺動軸線24を上記中央位置からずらして設定して、減圧用パネル22を減圧用開口閉鎖位置から減圧用開口開放位置の方向に回動するときに、減圧用パネル22に空気圧による同方向でのトルクがかかるようにしてハンドル30の回動操作による減圧用パネル22の回動を容易にできるようにすることもできる。この場合、減圧用パネル22が一旦減圧用開口開放位置になれば減圧用パネル22の表裏面にかかる圧力差は大幅に低減されることになるため、減圧用開口開放位置から減圧用開口閉鎖位置の方向に対する空気圧による抵抗は小さなものとなる。
本発明に係るドア及びそれに用いられているラッチ装置は上述の通りであり、ドア開口閉鎖位置にあるドア10をドア開口開放位置にするためには、ハンドル30を図で見て反時計方向に回すことにより、先ず減圧パネル用ラッチボルト42をパネル解錠位置とし、次いでパネル開閉操作装置29によって減圧用パネル22を減圧用開口開放位置に変位し、次いでドア本体用ラッチボルト32をドア開口解錠位置にして、ハンドル30を回した手で該ハンドル30を押して当該ドア10を開放することができる。このとき、減圧用パネルが回動されて減圧用開口20を開放する状態となったとしても、ハンドルはドア本体側にあるので、そのような減圧用パネルの回動位置とは関係なくハンドル30をもってドアの回動操作を行うことが可能となる。また、減圧用パネル22の開閉をハンドル30を介して直接的に行うことができ、前述の特許出願におけるように減圧用パネルの開放をドア前後での圧力差で行い、閉鎖を磁気装置で行う場合に比べてより確実に減圧用パネルの開閉を行うことが可能となる。
図4及び図5は、パネル開閉操作装置29の別の実施形態の要部を示している。このパネル開閉操作装置29では、上述のラックピニオン式ではなくリンク機構式となっており、図4及び図5は上述のパネル開閉操作装置29の第2のラック部材47に対応するリンク部分をそれぞれ図2及び図3に対応して示している。すなわち、このパネル開閉操作装置29は、上下方向に延びてハンドル30の回動に伴って上下動する上下動リンク60と、上下動枢動リンクの上下動により枢軸62の周りで枢動する枢動リンク64と、それぞれ一端が枢動リンク64に枢着されて水平方向に相互に平行に延びる一対の水平動リンク66a、66bと、減圧用パネル22の下縁から延びる枢軸22dに固定され枢軸22dと共に枢動可能とされた枢動リンク68とを有し、これら枢動リンク64、一対の水平動リンク66及び枢動リンク68は平行リンク機構を構成している。このパネル開閉操作装置29では、ハンドル30の回動が回動されると上下動リンク60が上下動され、この平行リンク機構を介して枢軸22d及び減圧用パネル22が開閉動されるようになっている。
以上、本発明の実施形態を説明したが本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、本発明に係るドアは必ずしも防火ドアに限られることはなく、また以上で説明したような常閉防火ドアではなく、常開防火ドアへの適用も可能である。
ドア10
側縁10a
ドア開口12
ドア施錠用穴12a
ドア側縁14
第1の軸線16
ドア本体18
減圧用パネル22
第1側縁22a
第2側縁22b
下縁22c
枢軸22d
枢軸線(第2軸線)24
ドアラッチ装置26
減圧パネル用ラッチ装置27
ハンドル軸28
パネル開閉操作装置29
ハンドル30
ドア本体用ラッチボルト32
パネルラッチ装置本体36
ガイド孔36a、36b
ラッチボルト保持体37
ラッチボルト駆動部材38
揺動部材38a
連結ハブ部38b
フック部(係合部材)38c
固定バネ支持体39
パネル施錠用用穴40
ラッチボルト操作手段41
減圧パネル用ラッチボルト42
圧縮バネ43
第1のラック部材44
ラック部44a
ピン44b
圧縮バネ44d
第1のラック部材支持体45A
第1のラック部材支持体の上端部45a
第2のラック部材支持体45B
第2のラック部材保持体の右端部45b
ガイド孔46
第2のラック部材47
ラック部47a
ラック部47b
圧縮バネ47d
固定軸48
ピニオン49
大径ピニオン部49a
小径ピニオン部49b
第1連結軸50
ピニオン51
第2連結軸52
捩りバネ54
捩りバネ55
二股レバー56

Claims (13)

  1. 一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口閉鎖位置とドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
    該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
    該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸の端部に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
    該ドアラッチ装置に隣接して該ドア本体内に設けられた減圧パネル用ラッチ装置であって、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトを有し、該ハンドル軸が回転されて該ドア本体用ラッチボルトが該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に向けて変位されるのに連動して該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置から該パネル解錠位置に変位させるようにした減圧パネル用ラッチ装置と、
    該ハンドル軸が回転されて該ドア本体用ラッチボルトが該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に向けて変位されるのに伴い該減圧パネル用ラッチ装置が該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル解錠位置に変位させたときに、該ハンドル軸の更なる回転に連動して該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に変位させるパネル開閉操作装置と、
    を有する開閉可能の減圧用開口を備えたドア。
  2. 該パネル開閉操作装置は、
    該ハンドル軸と共に回動する係合部材と、
    長手軸線方向で変位可能にして該ドア本体に取り付けられた第1のラック部材であって、該ハンドル軸の該更なる回転が行われるときに該第1のラック部材の一端が該係合部材に係合されて該長手軸線方向に動かされるようになされており、他端に該長手軸線方向で延びる第1のラック部を有する第1のラック部材と、
    該減圧用パネルを該ドア本体に枢動可能に取り付けるために該第2軸線に沿って該減圧用パネルに固定された枢軸に固定された第1のピニオンと、
    長手軸線方向で変位可能にして該ドア本体に取り付けられた第2のラック部材であって、一端に該第1のピニオンに噛合する第2のラック部及び他端に第3のラック部を有する第2のラック部材と、
    該第1のラックと該第3のラックとに噛合された第2のピニオンと
    を有しており、
    該ハンドル軸の該更なる回転に伴う該第1のラック部材の長手軸線方向での変位が該第1ラック部、該第2のピニオン、該第3のラック部を介して該第2のラック部材の長手軸線方向での変位を生じ、これにより第2のラック部、第1のピニオン及び該枢軸を介して該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に枢動させるようにした、請求項1に記載のドア。
  3. 該第1及び第2のラック部材は相互に直交するように配置されている、請求項2に記載のドア。
  4. 該第1のラック部材は垂直方向に延び、
    該第2のラック部材は該減圧用パネルの下縁に隣接して水平に延びるようにされている、請求項3に記載のドア。
  5. 該第2のピニオンは同軸状に配置した大径ピニオン部と小径ピニオン部とを有しており、該第1のラックは該大径ピニオン部に噛合し、第3のラックは該小径ピニオン部に噛合している、請求項2乃至4のいずれか一項に記載のドア。
  6. 該第1のラック部材は、該第1のラック部材の該一端から該他端方向に向けて弾性的に付勢されている、請求項2乃至5のいずれか一項に記載のドア。
  7. 該第2のラック部材は、該第3のラック部から該第2のラック部に向かう方向で弾性的に付勢されている、請求項2乃至6のいずれか一項に記載のドア。
  8. 該減圧パネル用ラッチ装置は、該ハンドル軸の回転に連動して該ドア本体用ラッチボルトが該ドア解錠位置になる前に、該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置から該パネル解錠位置に変位させるようにした、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のドア。
  9. 一方の側縁に沿って垂直に延びる第1軸線を中心に枢動可能とされて、ドア開口閉鎖位置とドア開口開放位置との間で変位可能とされたドア本体と、
    該ドア本体の表面から裏面に貫通するように設けられた減圧用開口内に設けられる減圧用パネルであって、該ドア本体の該一方の側縁に近い側にある第1側縁と該ドア本体の他方の側縁に近い側にある第2側縁とを有し、該第1側縁及び該第2側縁の間において垂直に延びる第2軸線を中心に枢動可能とされ、減圧用開口閉鎖位置と減圧用開口開放位置との間で変位可能に取り付けられている減圧用パネルと、
    該ドア本体の該他方の側縁に隣接して該ドア本体内に取り付けられたドアラッチ装置であって、該ドア本体を該表面から裏面に貫通する方向で水平に延びるように取り付けられ、その長手軸線を中心に回転可能とされたハンドル軸と、該ハンドル軸の端部に固定されたハンドルと、該ドア本体が該ドア開口閉鎖位置にあるときに、該ハンドルを介して回転される該ハンドル軸に連動して該ドア本体の該他方の側縁から外側に突出して該ドア開口を画定しているドア開口側縁に設けられているドア施錠用穴に嵌合するドア施錠位置と、該ドア本体内に引き込められたドア解錠位置との間で変位可能とされたドア本体用ラッチボルトとを有するドアラッチ装置と、
    該ドアラッチ装置に隣接して該ドア本体内に設けられた減圧パネル用ラッチ装置であって、該減圧用パネルが該減圧用開口閉鎖位置にあるときに該減圧用パネルの側縁に設けられているパネル施錠用穴に嵌合するパネル施錠位置と、該パネル施錠用穴から引き戻されたパネル解錠位置との間で変位可能とされた減圧パネル用ラッチボルトを有し、該ハンドル軸が回転されて該ドア本体用ラッチボルトが該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に向けて変位されるのに連動して該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル施錠位置から該パネル解錠位置に変位させるようにした減圧パネル用ラッチ装置と、
    を有するドアに取り付けられるパネル開閉操作装置であって、
    該ハンドル軸が回転されて該ドア本体用ラッチボルトが該ドア施錠位置から該ドア解錠位置に向けて変位されるのに伴い該減圧パネル用ラッチ装置が該減圧パネル用ラッチボルトを該パネル解錠位置に変位させたときに、該ハンドル軸の更なる回転に連動して該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に変位させるようにしたパネル開閉操作装置。
  10. 該ハンドル軸と共に回動する係合部材と、
    長手軸線方向で変位可能にして該ドア本体に取り付けられた第1のラック部材であって、該ハンドル軸の該更なる回転が行われるときに該第1のラック部材の一端が該係合部材に係合されて該長手軸線方向に動かされるようになされており、他端に該長手軸線方向で延びる第1のラック部を有する第1のラック部材と、
    該減圧用パネルを該ドア本体に枢動可能に取り付けるために該第2軸線に沿って該減圧用パネルに固定された枢軸に固定された第1のピニオンと、
    長手軸線方向で変位可能にして該ドア本体に取り付けられた第2のラック部材であって、一端に該第1のピニオンに噛合する第2のラック部及び他端に第3のラック部を有する第2のラック部材と、
    該第1のラックと該第3のラックとに噛合された第2のピニオンと
    を有しており、
    該ハンドル軸の該更なる回転に伴う該第1のラック部材の長手軸線方向での変位が該第1ラック部、該第2のピニオン、該第3のラック部を介して該第2のラック部材の長手軸線方向での変位を生じ、これにより第2のラック部、第1のピニオン及び該枢軸を介して該減圧用パネルを該減圧用開口閉鎖位置から該減圧用開口開放位置に枢動させるようにした、請求項9に記載のパネル開閉操作装置。
  11. 該第2のピニオンは同軸状に配置した大径ピニオン部と小径ピニオン部とを有しており、該第1のラックは該大径ピニオン部に噛合し、第3のラックは該小径ピニオン部に噛合している、請求項10に記載のパネル開閉操作装置。
  12. 該第1のラック部材は、該第1のラック部材の該一端から該他端方向に向けて弾性的に付勢されている、請求項10又は11に記載のパネル開閉操作装置。
  13. 該第2のラック部材は、該第3のラック部から該第2のラック部に向かう方向で弾性的に付勢されている、請求項10乃至12のいずれか一項に記載のパネル開閉操作装置。
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