JP7093118B2 - 目地カバー装置 - Google Patents
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Description
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)請求項1に記載の発明においては、第2の目地プレートが目地部の角部に突出するように設けられているので、地震によって目地部が広くなるように揺れ動いても、第2の目地プレートが1対の第2レール部材に支持された状態でスライド移動する。
したがって、目地部の角部が開口することを確実に防止できる。
(2)第2の目地プレートはスライド移動可能に設けられているので、目地部が狭くなった場合にも躯体や目地プレート等が破損することなく地震による揺れ動きを吸収することができる。
(3)角部用固定目地プレートと角部用可動目地プレートを備えているので、地震で一方の躯体と他方の躯体が斜め方向に離間するように揺れ動いた場合(前後方向の目地部及び左右方向の目地部のいずれもが広くなるように揺れ動いた場合)であっても、角部用固定目地プレートと角部用可動目地プレートにより、目地部の角部を塞ぐことができる。
(4)請求項2に記載の発明においては、前記(1)~(3)と同様な効果が得られるとともに、目地部の角部を広く覆うことができるとともに、目地部が狭くなった場合でも躯体や角部用可動目地プレートが破損することなく揺れ動きを吸収することができる。
(5)請求項3に記載の発明においては、前記(1)~(4)と同様な効果が得られるとともに、目地部の角部をより広く覆うことができる。
(6)請求項4に記載の発明においては、前記(1)~(5)と同様な効果が得られるとともに、支持手段により角部用可動目地プレートの他端部を支持できるので、目地部が広がった際に角部用可動目地プレート上に重量物が乗ってしまった場合であっても、角部用可動目地プレートの他端部が下方にたわむことなく重量物を受けることができる。
図11乃至図13は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図1乃至図10に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は角部を有する目地部2を介して設けられた一方の躯体3と他方の躯体4との間に設置された目地カバー装置である。この一方の躯体3と他方の躯体4は、本実施形態では免震建物を想定しており、免震装置5(アイソレータ)を介して連結されている。ここで、境界線又は境界領域とは、例えば隣接する他人の土地との境界線や、他の建物と干渉してしまう境界線をいう。すなわち、目地プレート等が超えて移動することができない境界線をいう。
なお、左右方向とは図1における左右方向であり、前後方向とは図1における上下方向をいい、上下方向とは図2における上下方向をいう。
なお、ここで通常状態とは、例えば図1や図2の状態をいう。
なお、第1の目地プレート9と第1のレール部材7の接触面には、滑り材やローラー等の滑動部材(図示せず)を設けることが望ましい。
なお、通常時において、この被係合部8が外部から視認できないように、化粧板(図示せず)等を設けてもよい。このような化粧板を設けることにより、美観を向上させることができる。
なお、第2の目地プレート13の被係合部8が係合する係合部10も一方の躯体3の目地部2の角部2a付近の壁面に設けられている。
この支持手段28は、一方の躯体3の目地部側壁面に設けられた回動軸29と、この回動軸を支点に回動する板状で、その上部で前記角部用可動目地プレート16の底面を支持する支持部材30とで構成されている。
次に、図12乃至図14に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:免震装置、 6:閉塞部、
7:第1のレール部材、 8:被係合部、
9:第1の目地プレート、 10:係合部、
11、11A:付勢手段、 12:第2のレール部材、
13:第2の目地プレート、 14:角部用固定目地プレート、
15:枢支ピン、 16:角部用可動目地プレート、
17:回動機構、 18:取付部、
19:目地プレート支持部、 20:ワイヤー、
21:滑車、 22、22A:付勢具、
23:復帰手段、 24:切り欠き部、
25:角部用可動目地プレート本体、 26:逃げ部、
27:接続部材、 28:支持手段、
29:回動軸、 30:支持部材、
31:リンク部材、 32:取付具、
33:滑動部材。
Claims (5)
- 一方の躯体と、前記一方の躯体に角部を有する目地部を介して設けられ、かつ、前記一方の躯体と免震装置を介して接続された他方の躯体と、前記他方の躯体に形成され、通常時において前記目地部を塞ぐ閉塞部と、前記閉塞部の底面に設けられた複数個の第1のレール部材と、前記第1のレール部材にスライド移動可能に支持され、前記一方の躯体の係合部に係合する被係合部を有する第1の目地プレートと、前記第1の目地プレートを前記他方の躯体側へ付勢する付勢手段と、前記第1のレール部材の底面に設けられた第2のレール部材と、前記第2のレール部材にスライド移動可能に支持され、前記目地部の角部に突出するように設けられた第2の目地プレートと、前記一方の躯体に固定され、前記目地部の角部の一部を塞ぐ角部用固定目地プレートと、前記一方の躯体に一端部が回転可能に枢支され、目地部の角部の一部を塞ぐ角部用可動目地プレートと、前記角部用可動目地プレートを前記他方の躯体側に回動させる回動機構とで構成され、
前記角部用固定目地プレートには、前記他方の躯体の角部に対して間隙を有して対向する切り欠き部が形成されている目地カバー装置。 - 前記角部用可動目地プレートには、その他端部側に弧状の逃げ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の目地カバー装置。
- 前記角部用可動目地プレートは、上下方向に重なり合う複数個の角部用可動目地プレート本体で構成されており、前記角部用可動目地プレート本体の他端部は、枢支ピンを支点に回動したときに、前記角部用可動目地プレート本体の他端部間に隙間が生じないように、それぞれ接続部材によって接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の目地カバー装置。
- 前記角部用可動目地プレートの他端部側の底面を支持する支持手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の目地カバー装置。
- 前記係合部は、一方の躯体に固定された取付具と、前記取付具に設けられ、被係合部に係合する滑動部材とで構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の目地カバー装置。
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