JP7093133B1 - 目地装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】平常時は目地部を塞ぐことができ、躯体が地震によって揺れ動いた場合、他方の目地プレートの背面側に一方の目地プレートが入り込むことを防止できる目地装置を提供する。【解決手段】左右の躯体3、4にヒンジ部材5を介して設けられ目地部2を塞ぐことができる左右1対の目地プレート6と、目地プレートの各突出端部にそれぞれ形成された召合せ部7と、目地プレートを常に前記目地部の内方へ付勢する目地プレート付勢機構8と、目地プレートが所定角度以上内方へ回転することを防止するストッパーとで構成され、目地プレートの召合せ部は、クランク状に形成され、目地プレートのいずれが外方に位置しても目地プレートの召合せ部が互いに当接状態となって目地部を塞ぐことができ、目地プレート付勢機構は、召合せ部に一端部が取り付けられ、他端部が躯体に取り付けられたワイヤー10と、ワイヤーに取り付けられた付勢具11とよりなる。【選択図】図1
Description
本発明は目地部を介して設けられた躯体の間の目地部を塞ぐ目地装置に関する。
従来、壁面間や天井間の目地部を塞ぐ目地装置としては、「目地部を介して設けられた左右の建物の目地部側の一方の壁面に目地部のほぼ半分を覆う一方の目地プレートを取付けることができるように所定間隔で先端部が外方へだけ回転可能に取付けられた、少なくとも先端部が三角形状の複数個の一方の回転ブラケットと、この複数個の一方の回転ブラケットに取付けられた、前記目地部のほぼ半分を覆う一方の目地プレートと、前記複数個の一方の回転ブラケットと対向する他方の壁面に、該一方の回転ブラケットの先端部を支持する支持凹部が先端部に形成され、先端部が外方へだけ回転可能に取付けられた複数個の他方の回転ブラケットと、この複数個の他方の回転ブラケットに支持凹部も覆うように取付けられた、前記目地部のほぼ半分を覆う他方の目地プレートと、この他方の目地プレートあるいは前記他方の回転ブラケットの先端部に一端部が取付けられ、他端部が前記一方の壁面に固定あるいはガイドリングを介して取付けられた他方の目地プレート付勢機構と、前記一方の目地プレートあるいは前記一方の回転ブラケットの先端部に一端部が取付けられ、他端部が前記他方の壁面に固定あるいはガイドリングを介して取付けられた一方の目地プレート付勢機構を備える目地装置」(特許文献1)や、「左右の躯体間の目地部を塞ぐ目地装置であって、前記左右の躯体にそれぞれヒンジ部材を介して設けられ、かつ、前記目地部を塞ぐことができる左右一対の目地プレートと、該目地プレートの各突出端部に形成されたワイヤーを通す召合せ部と、該召合せ部にそれぞれ設けられたローラーと、前記目地プレートを常に目地部の内方へ付勢する左右の目地プレート付勢機構と、前記目地プレートが所定角度以上内方へ回転することを防止するストッパーとで構成され、前記左右の目地プレート付勢機構は、前記目地プレートにそれぞれ取り付けられた前記ワイヤーと、該ワイヤーにそれぞれ接続された付勢具とより成り、前記ワイヤーは、その先端部が前記目地プレートにそれぞれ固定され、前記召合せ部及び前記ローラーを経由して前記付勢具に接続され、地震によって躯体が揺れ動いた場合、前記召合せ部は、前記目地プレートの各突出端部が互いに重ならないように、前記目地プレート付勢機構によって接続されており、また、前記目地プレートは、その取付基端部よりも前記突出端部が外方に位置するように設けられていることを特徴とする目地装置」(特許文献2)が知られていた。
しかしながら、このような特許文献1に記載の目地装置では前記特許文献1の図12に示すように躯体が地震によって目地部の前後方向(天井用に使用した場合には目地部の上下方向)に揺れ動き、その後、揺れ動きが終息し元の位置に建物等が復帰した場合に、2枚の目地プレートのうち、他方の目地プレートの背面側(図12においては上方)に一方の目地プレートの先端部が入り込んでしまい、目地プレートが外方へ回動した状態になってしまうおそれがあった。
また、特許文献2に記載の目地装置では、一方の目地プレートが他方の目地プレートの背面側へ入り込むことを略防止することができるものであるが、非常に大きな地震が発生した場合等には、一方の目地プレートが他方の目地プレートの背面側へ入り込んでしまい、一方の目地プレートが他方の目地プレートによって前方側へ押圧され、一方の目地プレートが外方へ回動し、一方の目地プレートと他方の目地プレートの先端部の間に隙間が生じてしまうおそれがあった。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、平常時は隙間なく目地部を塞ぐことができ、躯体が地震によって揺れ動いた際に、他方の目地プレートの背面側に一方の目地プレートが入り込んだ場合であっても、隙間なく目地部を塞ぐことができる目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の左右の躯体間の目地部を塞ぐ目地装置は、前記左右の躯体にそれぞれヒンジ部材を介して設けられ、かつ、前記目地部を塞ぐことができる左右1対の目地プレートと、前記左右1対の目地プレートの各突出端部にそれぞれ形成された召合せ部と、前記左右1対の目地プレートを常に前記目地部の内方へ付勢する左右の目地プレート付勢機構と、前記目地プレートが所定角度以上内方へ回転することを防止するストッパーとで構成され、前記左右1対の目地プレートの召合せ部は、それぞれ略クランク状に形成され、前記左右1対の目地プレートのいずれが外方に位置してもこれら左右1対の目地プレートの召合せ部が互いに略当接状態となって前記目地部を塞ぐことができ、前記左右の目地プレート付勢機構は、前記召合せ部の内側に一端部がそれぞれ取り付けられ、他端部が対向する躯体に取り付けられたワイヤーと、前記ワイヤーの他端部に取り付けられた付勢具とよりなることを特徴とする。
また、請求項2に記載の目地装置の前記付勢具は、滑車を介して設けられたおもりであることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1及び請求項2に記載の各発明においては、一方の目地プレート及び他方の目地プレートの召合せ部のいずれが外方に位置しても前記左右1対の目地プレートの召合せ部が互いに略当接状態となるので、地震によって左右の躯体が大きく揺れ動いても目地部が開口することがない。
(2)地震による揺れ動きがおさまった場合には、目地プレート付勢機構及びストッパーによって、目地プレートが目地部内方に回動して所定の位置で回動を停止させることができる。
したがって、自動で通常状態に復帰することができる。
(1)請求項1及び請求項2に記載の各発明においては、一方の目地プレート及び他方の目地プレートの召合せ部のいずれが外方に位置しても前記左右1対の目地プレートの召合せ部が互いに略当接状態となるので、地震によって左右の躯体が大きく揺れ動いても目地部が開口することがない。
(2)地震による揺れ動きがおさまった場合には、目地プレート付勢機構及びストッパーによって、目地プレートが目地部内方に回動して所定の位置で回動を停止させることができる。
したがって、自動で通常状態に復帰することができる。
図1乃至図8は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図9乃至図13は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態の目地装置の正面図。
図1の2-2線に沿う断面図。
目地プレートの説明図。
目地プレート付勢機構の説明図。
地震で目地部が狭くなった動作説明図。
地震で目地部が広くなった動作説明図。
地震で躯体が異なる前後方向に揺れ動いた状態の動作説明図。
地震で躯体が異なる前後方向に揺れ動き、他方の目地プレートが外方に位置した状態の説明図。
第2の実施形態の目地装置の正面図。
図9の10-10線に沿う断面図。
地震で目地部が狭くなった動作説明図。
地震で目地部が広くなった動作説明図。
図9乃至図13は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図8に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3及び他方の躯体4間に設置された目地装置であって、本実施の形態においては、一方の躯体3及び他方の躯体4の壁面間の目地部を略垂直方向に塞ぐ壁面用目地装置として用いられるものである。
図1乃至図8に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3及び他方の躯体4間に設置された目地装置であって、本実施の形態においては、一方の躯体3及び他方の躯体4の壁面間の目地部を略垂直方向に塞ぐ壁面用目地装置として用いられるものである。
なお、左右方向とは図1(正面視)における左右方向であり、前後方向とは図2(平面視)における下上方向(正面視における手前奥方向)をいう。目地部の外方とは、躯体の外側壁面方向(図2における下方向、前方側)であり、目地部の内方とは、躯体の内側壁面方向(図2における上方向、後方側)をいう。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
この目地装置1は、図1及び図2に示すように、目地部を介して設けられた左右の躯体3、4(一方の躯体3、他方の躯体4)の壁面間の目地部2を略垂直状態で塞ぐ壁面用目地装置1である。この壁面用目地装置1は、前記左右の躯体3、4にそれぞれヒンジ部材5を介して設けられ、かつ、前記目地部2を塞ぐことができる左右1対の目地プレート6と、前記左右1対の目地プレート6の各突出端部にそれぞれ形成された召合せ部7と、前記左右1対の目地プレート6を常に前記目地部の内方へ付勢する左右の目地プレート付勢機構8と、前記目地プレート6が所定角度以上内方へ回転することを防止するストッパー9とで構成されている。
前記左右の目地プレート6は、金属製の薄板で形成されており、図3に示すように、取付基端部6aが前記ヒンジ部材5を介して一方の躯体3又は他方の躯体4に回転可能に取り付けられており、本実施形態では、一方の目地プレート6の取付基端部6aが一方の躯体3の壁面3aにヒンジ部材5を介して取り付けられ、他方の目地プレート6の取付基端部6aが他方の躯体4の壁面4aにヒンジ部材5を介して取り付けられている。
なお、この目地プレート6は、通常状態において、全体としてわずかに前方へ突出する山型となるように取り付けられている。
なお、この目地プレート6は、通常状態において、全体としてわずかに前方へ突出する山型となるように取り付けられている。
このヒンジ部材5は、躯体3、4の壁面に固定される平面視略へ字状の固定片5aと、固定片5aとヒンジ部5bを介して接続され、目地プレート6の取付基端部6aに取り付けられる回動片5cとで構成されている。固定片5aを略へ字状とすることにより、躯体3、4との壁面にスペースが形成され、目地プレート6が回動した際には、この隙間に目地プレート6の取付基端部6a側が入り込む。なお、固定片5aのヒンジ部5b側と躯体3、4の壁面3a、4aとの間の隙間にはシール材等を充填してもよい。
目地プレート6の突出端部6bには目地プレート6を略クランク状に折り曲げて形成した召合せ部7が形成されている。
目地プレート6の突出端部6bには目地プレート6を略クランク状に折り曲げて形成した召合せ部7が形成されている。
この召合せ部7は、左右の目地プレート6の突出端部6b側が略垂直又はやや鋭角状に内方へ折り曲げられ、内方側へ延在する屈曲部7aと、この屈曲部7aを略垂直又はやや鋭角状に折り曲げ、対向する躯体側へ延在するカバー部7bとで構成されている。
本実施の形態においては、一方の躯体3付近に取付基端部6aが位置し、突出端部6b(召合せ部7の先端部分、カバー部7b)が目地部2の略中央までを塞ぐような寸法で形成されている。
本実施の形態においては、一方の躯体3付近に取付基端部6aが位置し、突出端部6b(召合せ部7の先端部分、カバー部7b)が目地部2の略中央までを塞ぐような寸法で形成されている。
本実施形態では、通常状態において一方の目地プレート6の召合せ部7が他方の目地プレート6の召合せ部7よりも外方(前方)に位置し、かつ、召合せ部7が互いに前後方向に略当接するように配置されている。
なお、略当接するとは、接触している状態だけでなく、隙間を介して接近しているものも含むものである。本発明においては召合せ部7が、接触状態で又は隙間を介して互いに前後方向に重なった状態をいうものである。
このように召合せ部7が互いに前後方向に略当接するように配置されているため、召合せ部7のカバー部7bにより目地部2に隙間が生じないように塞ぐことができる。
前記目地プレート付勢機構8は、図4に示すように、左右の躯体3、4の内側壁面3a、4aにそれぞれ1つ又は複数個、本実施形態においては1個ずつ取り付けられた付勢具11と、該付勢具11に滑車12を介して連結されたワイヤー10とで構成されている。なお、本実施の形態において付勢具11として、例えば円柱状のおもり11を用いている。
この左右の目地プレート付勢機構8のワイヤー10は、前記召合せ部7の屈曲部7aの内側に一端部が固定されており、ワイヤー10の他端部側は対向する躯体3、4の壁面3a、4aに取り付けられており、目地プレート6を常時内方へ付勢する。例えば、一方の躯体3に取付基端部3aが取り付けられている一方の目地プレート6の場合、ワイヤー10の他端部側が他方の躯体4の壁面4aに上下2つの滑車12等を介して取り付けられる。
目地プレート6が回動すると回動した長さだけおもり11が引き上げられる。本実施形態では、ワイヤー10を目地プレート6の上下方向の略中間部位に取り付けており、おもり11が引き上げられる距離を稼ぐためにワイヤー10を滑車12によって上方向へ誘導し、さらに目地プレート6の上端部付近と略同じ高さに設けられた滑車12でワイヤー10を下方向に誘導して目地プレート6の下部付近の高さにおもり11を取り付けることにより、おもり11が滑車12等に干渉することなく目地プレート6を回動させることができる。2つの滑車は前後方向にずらして配置することが望ましい。なお、目地プレート6の略中間部分にワイヤー10を設置しても、目地プレート6をスムーズに回動させることができる場合には、滑車12を2つ用いる必要はない。
前記ストッパー9は、ヒンジ部材5の回動片5cに設けられた部材で、回動片5cが所定の角度よりも内方へ回動しないよう制限するものである。なおストッパー9として、目地プレート6の取付基端部6a付近の背面にアングル状の金具等を設けてもよいし、ヒンジ部材5のヒンジ部5bに、ヒンジ部5bが所定角度よりも内方へ回動しないように制御できる機構を用いてもよい。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図5に示すように、左右の目地プレート6の突出端部6bには荷重が加わり、左右の躯体3、4の外側壁面3b、4b方向へ力が加わる。これにより、目地プレート6は目地プレート付勢機構8の付勢力に抗して外側へ回転して合掌状態となり、揺れ動きを吸収する。地震による揺れ動きが収まると、目地プレート付勢機構8の付勢力によって目地プレート6は、元の状態に自動的に戻る。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図6に示すように、目地プレート6が離間して揺れ動きを吸収し、地震による揺れ動きが収まると、元の状態に自動的に戻る。
地震で躯体3、4が異なる前後方向に揺れ動くと、図7に示すように、一方の目地プレート6が外側に回転し揺れ動きを吸収し、地震による揺れ動きが収まると、通常状態の位置に復帰するが、このとき、図8に示すように、地震によって一方の目地プレート6が他方の目地プレート6の内方(後方側)に入り込んだ場合であっても、他方の目地プレート6の召合せ部7のカバー部7bが外方(前方)に位置した状態で、召合せ部7のカバー部7bが互いに前後方向に略当接状態となる。
付言すると、一方の目地プレート6の召合せ部7と他方の目地プレート6の召合せ部7は、左右対称の形状になっているため、一方の目地プレート6の召合せ部7のカバー部7bの板厚分だけ他方の目地プレート6が前方へやや回動し、召合せ部7のカバー部7bが互いに前後方向に略当接状態となる。
そのため、大きな地震の発生後に左右の目地プレート6間に隙間が生じることを確実に防止できるものである。
なお、一方の躯体3が他方の躯体4よりも外側方向に揺れ動いた場合には、他方の目地プレート6は前述の一方の目地プレート6と同様に、地震による揺れ動きを吸収する。
なお、一方の躯体3が他方の躯体4よりも外側方向に揺れ動いた場合には、他方の目地プレート6は前述の一方の目地プレート6と同様に、地震による揺れ動きを吸収する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図9乃至図12に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9乃至図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、ゼンマイバネを用いたワイヤー巻取り装置11Aを付勢具11Aとして用いてワイヤー10を引張り、左右1対の目地プレートを常に前記目地部の内方へ付勢する目地プレート付勢機構8Aを用いた点で、このような目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、図9乃至図12に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9乃至図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、ゼンマイバネを用いたワイヤー巻取り装置11Aを付勢具11Aとして用いてワイヤー10を引張り、左右1対の目地プレートを常に前記目地部の内方へ付勢する目地プレート付勢機構8Aを用いた点で、このような目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
本実施形態では、付勢具11Aをそれぞれ複数個用い、上下方向に所定間隔を有して配置している。この付勢具11Aとしてはゼンマイバネを用いたワイヤー巻取り装置11Aを用いているが、例えばコイルスプリング等を付勢具11Aとして用いてもよい。
なお、本発明の実施形態においては、目地プレートの背面にストッパーを取り付けたが、ヒンジ部材、躯体の内側壁面等にストッパーを取り付けてもよく、ストッパーとして、前記特許文献1に用いられているブラケットのような部材を用いてもよい。
なお、本発明の実施形態においては、目地プレートの背面にストッパーを取り付けたが、ヒンジ部材、躯体の内側壁面等にストッパーを取り付けてもよく、ストッパーとして、前記特許文献1に用いられているブラケットのような部材を用いてもよい。
また、本発明の実施形態においては、本発明の目地装置を壁面用目地装置として用いる場合について説明したが、天井間の目地部を塞ぐ天井用目地装置として用いてもよい。
さらに、目地プレート上下端部、又は上端部と下部端部のいずれかのみに、天井や床面との隙間を塞ぐことができる板状の塞ぎゴム等を設けてもよい。
さらに、目地プレート上下端部、又は上端部と下部端部のいずれかのみに、天井や床面との隙間を塞ぐことができる板状の塞ぎゴム等を設けてもよい。
本発明は目地装置を製造する産業で利用される。
1、1A:目地装置、 2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:ヒンジ部材、 6:目地プレート、
7:召合せ部、 8、8A:目地プレート付勢機構、
9:ストッパー、 10:ワイヤー、
11、11A:付勢具、 12:滑車。
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:ヒンジ部材、 6:目地プレート、
7:召合せ部、 8、8A:目地プレート付勢機構、
9:ストッパー、 10:ワイヤー、
11、11A:付勢具、 12:滑車。
Claims (2)
- 左右の躯体間の目地部を塞ぐ目地装置は、前記左右の躯体にそれぞれヒンジ部材を介して設けられ、かつ、前記目地部を塞ぐことができる左右1対の目地プレートと、前記左右1対の目地プレートの各突出端部にそれぞれ形成された召合せ部と、前記左右1対の目地プレートを常に前記目地部の内方へ付勢する左右の目地プレート付勢機構と、前記目地プレートが所定角度以上内方へ回転することを防止するストッパーとで構成され、
前記左右1対の目地プレートの召合せ部は、それぞれ略クランク状に形成され、前記左右1対の目地プレートのいずれが外方に位置してもこれら左右1対の目地プレートの召合せ部が互いに略当接状態となって前記目地部を塞ぐことができ、
前記左右の目地プレート付勢機構は、前記召合せ部の内側に一端部がそれぞれ取り付けられ、他端部が対向する躯体に取り付けられたワイヤーと、前記ワイヤーの他端部に取り付けられた付勢具とよりなる目地装置。 - 前記付勢具は、滑車を介して設けられたおもりであることを特徴とする請求項1に記載の目地装置。
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