JP6180488B2 - 目地装置 - Google Patents

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本発明は目地部を介して設けられた躯体の間の目地部を塞ぐ目地装置に関する。
従来、壁面間や天井間の目地部を塞ぐ目地装置としては、目地部を介して設けられた左右の建物の目地部側の一方の壁面に目地部のほぼ半分を覆う一方の目地プレートを取付けることができるように所定間隔で先端部が外方へだけ回転可能に取付けられた、少なくとも先端部が三角形状の複数個の一方の回転ブラケットと、この複数個の一方の回転ブラケットに取付けられた、前記目地部のほぼ半分を覆う一方の目地プレートと、前記複数個の一方の回転ブラケットと対向する他方の壁面に、該一方の回転ブラケットの先端部を支持する支持凹部が先端部に形成され、先端部が外方へだけ回転可能に取付けられた複数個の他方の回転ブラケットと、この複数個の他方の回転ブラケットに支持凹部も覆うように取付けられた、前記目地部のほぼ半分を覆う他方の目地プレートと、この他方の目地プレートあるいは前記他方の回転ブラケットの先端部に一端部が取付けられ、他端部が前記一方の壁面に固定あるいはガイドリングを介して取付けられた他方の目地プレート付勢機構と、前記一方の目地プレートあるいは前記一方の回転ブラケットの先端部に一端部が取付けられ、他端部が前記他方の壁面に固定あるいはガイドリングを介して取付けられた一方の目地プレート付勢機構を備える目地装置が知られていた(例えば特許文献1)。
しかしながら、このような目地装置では前記特許文献の図12に示すように躯体が地震によって目地部の前後方向(天井用に使用した場合には目地部の上下方向)に揺れ動き、その後、揺れ動きが終息し元の位置に建物等が復帰した場合に、2枚の目地プレートのうち、他方の目地プレートの背面側(図12においては上方)に一方の目地プレートの先端部が入り込んでしまうという欠点があった。
また、これらの目地プレートは外方にのみ回転可能なブラケットを介して取り付けられており、内方には回転できないため、他方の目地プレートの背面側(図12においては上方)に一方の目地プレートが入り込んでしまった場合には、一方の目地プレートは他方の目地プレート付勢機構により回転できない内方方向への荷重を受けることになり、破損や変形してしまうおそれがあった。
特許第3718454号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、平常時は隙間なく目地部を塞ぐことができ、かつ躯体が地震によって揺れ動いた場合であっても、他方の目地プレートの背面側に一方の目地プレートが入り込むことを防止できる目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の目地装置は、左右の躯体間の目地部を略垂直状態で塞ぐ目地装置であって、前記左右の躯体にそれぞれ設けられ、蝶番機能を有する先端部が回転可能な左右の蝶番部材と、該左右の蝶番部材にそれぞれ一端部が固定され、前記目地部を塞ぐことができる左右一対の目地プレートと、前記左右一対の目地プレートを常に目地部の内方へ付勢する目地プレート付勢機構と、前記左右の蝶番部材の各先端部が所定角度以上内方へ回転することを防止するストッパーとで構成され、前記左右一対の目地プレートの各他端部には、接続端部がそれぞれ設けられ、地震によって躯体が揺れ動いた場合に、前記左右一対の目地プレートの各他端部が互いに重ならないように、前記各接続端部は前記目地プレート付勢機構によって接続されていることを特徴とする。
また、本発明の目地装置は、左右の躯体間の目地部を略水平状態で塞ぐ目地装置であって、前記左右の躯体にそれぞれ設けられ、蝶番機能を有する先端部が回転可能な左右の蝶番部材と、該左右の蝶番部材にそれぞれ一端部が固定され、前記目地部を塞ぐことができる左右一対の目地プレートと、前記左右一対の目地プレートを常に目地部の内方へ付勢する目地プレート付勢機構と、前記左右の蝶番部材の各先端部が所定角度以上内方へ回転することを防止するストッパーとで構成され、前記左右一対の目地プレートの各他端部には、接続端部がそれぞれ設けられ、地震によって躯体が揺れ動いた場合に、前記左右一対の目地プレートの各他端部が互いに重ならないように、前記各接続端部は前記目地プレート付勢機構によって接続されていることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、一方の目地プレート及び他方の目地プレートの接続端部は前記目地プレート付勢機構によって連結されているため、地震によって躯体が異なる前後方向に揺れ動いてもの一方(他方)目地プレートの背面側に他方(一方)の目地プレートが入り込むことを防止できる。
(2)また、一方及び他方の目地プレートは、先端部材が外方にのみ回転可能な蝶番部材に取り付けられているため、地震による揺れ動きを吸収した後、揺れ動きが収まると、自動で元の位置に戻ることができる。
(3)請求項2に記載の各発明においても、前記(1)〜(2)と同様な効果が得られるとともに、一方の目地プレートの接続端部と他方の目地プレート接続端部の間に緩衝材が設けられているため、目地プレートが風等でガタつくことを防止することができる。
(4)請求項3及び4に記載の各発明においても、前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
図1乃至図8は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図9乃至図13は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図14乃至図15は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
目地装置の正面図。 図1の2−2線に沿う断面図。 一方の目地プレートの説明図。 他方の目地プレートの説明図。 目地プレート付勢機構の説明図。 地震で目地部が狭くなった状態の動作説明図。 地震で目地部が広くなった状態の動作説明図。 地震で躯体が異なる前後方向に揺れ動いた状態の動作説明図。 第2実施形態の目地装置の平面図。 図9の10−10線に沿う断面図。 地震で目地部が狭くなった状態の動作説明図。 地震で目地部が広くなった状態の動作説明図。 地震で躯体が異なる前後方向に揺れ動いた状態の動作説明図。 第3実施例の目地装置の正面図。 図14の15−15線に沿う断面図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図8に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3及び他方の躯体4間に設置された目地装置であって、本実施の形態においては、一方の躯体3及び他方の躯体4の壁面間の目地部を略垂直方向に塞ぐ壁面用目地装置として用いられるものである。
なお、左右方向とは図1(正面視)における左右方向であり、前後方向とは図2(平面視)における上下方向(正面視における奥手前方向)をいう。目地部の外方とは、躯体の外側壁面方向(図2における下方向)であり、目地部の内方とは、躯体の内側壁面方向(図2における上方向)をいう。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
この目地装置1は、図1及び図2に示すように、一方の躯体3及び他方の躯体4の壁面間の目地部2を略垂直状態で塞ぐ壁面用目地装置1であって、後端部5aが前記一方の躯体3の内側壁面3aに固定され、ヒンジ6を介して設けられた先端部5bが外方にのみ回転可能な一方の蝶番部材5と、該一方の蝶番部材5に一端部7aが固定されるとともに、他端部7bに接続端部8が形成され、前記目地部2の一部を塞ぐことができる一方の目地プレート7と、後端部9aが前記他方の躯体4の内側壁面4aに固定され、ヒンジ10を介して設けられた先端部9bが外方にのみ回転可能な他方の蝶番部材9と、該他方の蝶番部材9に後端部11aが固定されるとともに、先端部11bに接続端部12が形成されるとともに、この先端部11bが前記一方の目地プレート7の先端部7b付近に位置するように設けられた他方の目地プレート11と、前記一方の目地プレート7の接続端部8と他方の目地プレート11の接続端部12の間に設けられたゴム製で円柱状の緩衝材13と、前記一方の目地プレート7の接続端部8及び他方の目地プレート11の接続端部12を連結し、前記一方の目地プレート7及び他方の目地プレート11を内方へ付勢することができる目地プレート付勢機構14とで構成されている。
前記一方の蝶番部材5は、平面視略クランク状の後端部5aと該後端部5aにヒンジ6を介して取り付けられた平面視略クランク状の先端部5bと、該先端部5bから内側に突出するように設けられたストッパー取付け片15と、該ストッパー取付け片15に螺合するストッパー16としてのネジで構成されており、該ストッパー16としてのネジを回転させ、その先端部を後端部5aに当接させることにより、先端部5bが内方へ回転することを制限している。
なお、ストッパー16の先端部が一方の蝶番部材5の後端部5aに当接している状態で、前記一方の目地プレート7が前記一方の躯体3の外側壁面3b側へ山型に突出する角度になるように、ストッパー16としてのネジをストッパー取付け片15に螺合させて、固定することが望ましい。このような角度にすることにより、地震によって目地部が狭くなった際に、左右の目地プレート7、11の先端部に係る力が外側壁面3b側へ働き、スムーズに左右の蝶番部材5、9の先端部5b、9bを外方に回転させることができる。なお、左右の目地プレート7、11が左右の躯体3、4の外側壁面3b、4bと略平行となるような角度にしても、左右の蝶番部材5、9の先端部5b、9bはクランク状に形成されており、左右の蝶番部材5、9のヒンジ6、10(回転軸)は、一方の目地プレート7及び他方の目地プレート11よりも内側に位置するため、左右の蝶番部材5、9の先端部5b、9bを外方に回転させることができる。
この一方の蝶番部材5の後端部5aは平面視略クランク状の形状をしているので、一方の躯体3の内側壁面3aとの間に隙間が生じるが、この隙間には、一方の蝶番部材5の回転を妨げないような軟質のパッキン材17を充填することが望ましい。本実施の形態において、一方の蝶番部材5は、上下方向に所定間隔を有して3つ設けられている。一方の蝶番部材5を設ける数量は、一方の目地プレート7の大きさ等によって、適宜変更することが可能である(左右の蝶番部材は一対でも複数対でもよい)。
前記他方の蝶番部材9も、前記一方の蝶番部材5と同様に構成されている。
前記一方の目地プレート7は、図3に示すように、一端部7aが前記一方の蝶番部材5に合わせて屈曲しており、蝶番部材5の先端部5bと一方の目地プレート7の一端部7aは、溶接、ネジ止め、リベット打ち等で固定される。他端部7bには略垂直方向に連続して、略くの字状の接続端部8が形成されており、本実施の形態においては、一方の躯体3付近に一端部7aが位置し、他端部7bが目地部2の略中央までを塞ぐような寸法で形成されている。この接続端部8には、目地プレート付勢機構14のワイヤー18が通過するための透孔19が形成されている。また、一方の目地プレート7の背面側には、前記目地プレート付勢機構14のワイヤー18を通過させる滑車20が固定されている。
なお、前記接続端部8は、不連続に複数設けてもよい。
前記他方の目地プレート11は、図4に示すように、一端部11aが前記他方の蝶番部材9に合わせて屈曲しており、一方の目地プレート7と同様に他方の蝶番部材9に固定される。他端部11bには略垂直方向に連続して、略逆くの字状の接続端部12が形成されており、本実施の形態においては、他方の躯体4付近に一端部11aが位置し、他端部11bが前記一方の目地プレート7の他端部7bと略当接する程度の近傍に位置するような寸法で形成されている。このように、目地部2の一部を塞ぐことができる一方の目地プレート7及び該一方の目地プレートの先端部7b付近に対抗するように、その先端部11bが位置するように設けられた他方の目地プレート11の左右一対の目地プレート7、11によって、目地部2の全体を塞ぐことができる。
なお、前記接続端部12は、不連続に複数設けてもよい。この場合、前記一方の目地プレート7の接続端部8と対になるように設ける。
前記接続端部12には、目地プレート付勢機構14のワイヤー18の先端が固定される。ワイヤー18の固定方法としては、本実施の形態においては、接続端部12に透孔19を形成し、この透孔19を通過させた後、透孔19よりも大径の留め具21にワイヤー18を固定する方法を採用している。なお、ワイヤー18の固定方法は、これに限られず、溶接、接着等の方法を用いてもよい。
前記目地プレート付勢機構14は、図5に示すように、他方の躯体4の内側壁面4aに取り付けられた付勢具22と、該付勢具22に連結されたワイヤー18と、一方の目地プレート7の背面側に取り付けられた前記滑車20とで構成されている。本実施の形態において付勢具22として、ゼンマイバネを用いたリールを使用している。
この目地プレート付勢機構14のワイヤー18は、前記滑車20を介して一方の目地プレート7の接続端部8の透孔19を通過し、前記緩衝材13を貫通し、他方の目地プレート11の接続端部12に固定され、一方の目地プレート7の他端部7bと、他方の目地プレート11の他端部11bを接続すると共に、内方に付勢する。
なお、目地プレート付勢機構14は、一方の躯体3の内側壁面3aに付勢具22を取り付け、他方の目地プレート11の背面側に滑車20を設け、ワイヤー18を該滑車20を介して他方の目地プレート11の接続端部12の透孔19を通過させ、前記緩衝材13を貫通させ、一方の目地プレート7の接続端部8に固定してもよい。本実施の形態において、目地プレート付勢機構14は、上下方向に所定間隔を有して2つ設けられている。目地プレート付勢機構14を設ける数量は、一方の目地プレート7の大きさ等によって、適宜変更することが可能であるが、目地プレート等を均等に付勢するために、複数個用いることが望ましい。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図6に示すように、一方の目地プレート7及び他方の目地プレート11の他端部7b、11bには緩衝材13を介して荷重が加わり、左右の躯体3、4の外側壁面3b、4b方向へ力が加わる。これにより、一方の目地プレート7及び他方の目地プレート11は目地プレート付勢機構14の付勢力に抗して外側へ回転して揺れ動きを吸収する。地震による揺れ動きが収まると、目地プレート付勢機構14の付勢力によって一方の目地プレート7及び他方の目地プレート11は、元の状態に自動的に戻る。
なお、緩衝材13は、前記ワイヤー18により支持されているので、脱落することなく一方の目地プレート7と他方の目地プレート11の間に位置する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図7に示すように、一方の目地プレート7及び他方の目地プレート11が離間して揺れ動きを吸収し、地震による揺れ動きが収まると、元の状態に自動的に戻る。
地震で躯体3、4が異なる前後方向に揺れ動くと、図8に示すように、目地プレート付勢機構14の付勢力によって他方の目地プレート11は外側に回転し揺れ動きを吸収し、地震による揺れ動きが収まると、元の状態に自動的に戻る。この時、他方の目地プレート11の接続端部12は目地プレート付勢機構14のワイヤー18によって、一方の目地プレート7の接続端部8と連結されているので、一方の目地プレートの背面側に他方の目地プレートが入り込むことを防止することができる。
なお、一方の躯体が他方の躯体よりも内側方向に揺れ動いた場合には、一方の目地プレート7は前述の他方の目地プレート11と同様に、地震による揺れ動きを吸収する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図9乃至図15に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9乃至図13に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、付勢具22Aとしてコイルスプリングを用いた目地プレート付勢機構14Aとするとともに、一方の躯体3及び他方の躯体4の天井間の目地部2を略水平状態で塞ぐ天井用目地装置として用いた点で、このような目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図14乃至図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、一方の躯体3Aとしての基礎部材及び他方の躯体4Aとしての免震用建物間の外側の目地部2を略垂直状態で塞ぐ免震建物用目地装置として用いた点で、このような目地装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、ストッパーとして、前記特許文献1に用いられているブラケットのような部材を用いてもよい。このような場合には、目地プレートや躯体の内側壁面にストッパーを直接取り付ければよいため、蝶番部材にストッパー取付け片介して用いなくともよい。ストッパーをストッパー取付け片と別体とせずストッパー取付け片をアングル状としてストッパー取付け片自体をストッパーとし、蝶番部材の先端部、後端部、目地プレートの背面側又は躯体の内側壁面等にストッパーを取り付けてもよい。
また、本発明の実施の形態においては、一方の目地プレート及び他方の目地プレートの回転軸を目地プレートよりも内側に位置させることにより、目地部が狭くなった際に、目地プレートを外側へ回転させているが、一方の目地プレート又は他方の目地プレートの先端部を傾斜面として、目地部が狭くなった際に、目地プレートを外側へ回転させてもよい。このように目地プレートを形成しても、一方の目地プレート及び他方の目地プレートの先端部を目地プレート付勢機構によって連結しているので、建物が異なる前後方向に揺れ動いた場合でも、他端部が互いに重なり合ってしまい一方(他方)の目地プレートが他方(一方)の目地プレート背面側へ入り込むことを防止することができる。
さらに、付勢具としてゼンマイバネやコイルスプリングを用いるものについて説明したが、これらの代わりにワイヤーの端部に錘を吊り下げて、付勢具としてもよい。
本発明は目地装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B:目地装置、 2:目地部、
3、3A:一方の躯体、 4、4A:他方の躯体、
5:一方の蝶番部材、 6:ヒンジ、
7:一方の目地プレート、 8:接続端部、
9:他方の蝶番部材、 10:ヒンジ、
11:他方の目地プレート、 12:接続端部、
13:緩衝材、 14、14A:目地プレート付勢機構、
15:ストッパー取付け片、 16:ストッパー、
17:パッキン材、 18:ワイヤー、
19:透孔、 20:滑車、
21:留め具、 22、22A:付勢具。

Claims (5)

  1. 左右の躯体間の目地部を略垂直状態で塞ぐ目地装置であって、前記左右の躯体にそれぞれ設けられ、蝶番機能を有する先端部が回転可能な左右の蝶番部材と、該左右の蝶番部材にそれぞれ一端部が固定され、前記目地部を塞ぐことができる左右一対の目地プレートと、前記左右一対の目地プレートを常に目地部の内方へ付勢する目地プレート付勢機構と、前記左右の蝶番部材の各先端部が所定角度以上内方へ回転することを防止するストッパーとで構成され、前記左右一対の目地プレートの各他端部には、接続端部がそれぞれ設けられ、地震によって躯体が揺れ動いた場合に、前記左右一対の目地プレートの各他端部が互いに重ならないように、前記各接続端部は前記目地プレート付勢機構によって接続されていることを特徴とする目地装置。
  2. 左右の躯体間の目地部を略水平状態で塞ぐ目地装置であって、前記左右の躯体にそれぞれ設けられ、蝶番機能を有する先端部が回転可能な左右の蝶番部材と、該左右の蝶番部材にそれぞれ一端部が固定され、前記目地部を塞ぐことができる左右一対の目地プレートと、前記左右一対の目地プレートを常に目地部の内方へ付勢する目地プレート付勢機構と、前記左右の蝶番部材の各先端部が所定角度以上内方へ回転することを防止するストッパーとで構成され、前記左右一対の目地プレートの各他端部には、接続端部がそれぞれ設けられ、地震によって躯体が揺れ動いた場合に、前記左右一対の目地プレートの各他端部が互いに重ならないように、前記各接続端部は前記目地プレート付勢機構によって接続されていることを特徴とする目地装置。
  3. 前記一方の目地プレートの接続端部と他方の目地プレート接続端部の間には、緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の目地装置。
  4. 前記目地プレート付勢機構は、他方の躯体に固定された付勢具と、該付勢具に設けられたワイヤーと、前記一方の目地プレートに設けられた滑車とで構成され、前記ワイヤーが前記滑車を介して一方の目地プレートの接続端部に設けられた透孔を通過し、他方の目地プレートの接続端部に固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の目地装置。
  5. 前記目地プレート付勢機構は、一方の躯体に固定された付勢具と、該付勢具に設けられたワイヤーと、前記他方の目地プレートに設けられた滑車とで構成され、前記ワイヤーが前記滑車を介して他方の目地プレートの接続端部に設けられた透孔を通過し、一方の目地プレートの接続端部に固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の目地装置。
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