JP3329442B2 - 免震ビル等の溝蓋装置 - Google Patents

免震ビル等の溝蓋装置

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英夫 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に免震ビルの外周
部に形成された溝を覆う免震ビル等の溝蓋装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、免震ビルの外周部に形成された溝
を覆うために免震ビルの外壁面に庇状の蓋溝を取付けて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の庇状の溝蓋では
境界線まで十分な寸法があれば、地震等による大きな揺
れ動きが生じても溝蓋で溝を覆うことができるが、境界
線までの寸法が小さい場合、地震等によって免震ビルが
揺れ動くと、溝蓋の先端部が境界線を越えたり、溝内に
入り込み隙間が生じたりするという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
免震ビル等の外壁面と境界線との間の寸法が小さくて
も、免震ビルが地震等によって大きく揺れ動いても境界
線を越えたり、溝の上部が開口したりすることなく、安
全に使用することができる免震ビル等の溝蓋装置を提供
することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は免震ビル等の外壁面に先端部が外方に突出
するように取付けられた該免震ビル等の周囲に形成され
た溝を覆う溝蓋本体と、前記免震ビル等の外壁面と反対
側の前記溝の上部寄りの部位に回動可能に取付けられた
補助溝蓋と、この補助溝蓋を地震等によって前記溝蓋本
体の先端部が前記溝内に入り込むと隙間が生じないよう
に位置し、溝蓋本体の先端部が境界線方向に移動すると
収納方向に回動させることができる補助溝蓋開閉装置と
で免震ビル等の溝蓋装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図7に示す本発明の第1の実施
の形態において、1は免震ビル2の外周部に形成された
溝3を覆う本発明の免震ビル等の溝蓋装置で、この免震
ビル等の溝蓋装置1は多数個の免震装置4によって支持
された、前記免震ビル2の外壁面2aに先端部が前記溝
3を通過して該溝3の外側端部寄りのよう壁5上に位置
するように取付けられた溝蓋本体6と、前記よう壁5側
の前記溝3の上部寄りの部位に該溝3の外側の上部を覆
うことができるように回動可能に取付けられた補助溝蓋
7と、この補助溝蓋7を開閉させる補助溝蓋開閉装置8
とで構成されている。
【0009】前記溝蓋本体6は図3に示すように、アル
ミ、アルミ合金、ステンレス合金等の金属材で形成され
たものが使用され、複数本の固定ビス9によって前記免
震ビル2の外壁面に固定的に取付けられている。
【0010】前記補助溝蓋7は図4に示すように、前記
溝3のほぼ半分の幅寸法に形成されたアルミ、アルミ合
金、ステンレス合金等の金属板製の補助溝蓋本体10
と、この補助溝蓋本体10の後端部に一方が複数本のビ
スあるいは溶接によって取付けられ、他方が前記溝3を
形成するよう壁5の上部位置に複数本のビス11等によ
って取付けられた複数個のヒンジ部材12とで構成され
ている。
【0011】前記補助溝蓋開閉装置8は図5に示すよう
に、ほぼ直線状態で係止されるようにほぼ中央部で中央
枢支ピン13によって枢支され、一端が前記補助溝蓋本
体10の先端部寄りの部位に枢支ピン14で枢支され、
他端が前記ヒンジ部材12の下部位置のよう壁5に枢支
ピン15で枢支された支持リンク16と、この支持リン
ク16の中央部寄りの部位に一端が取付けられ、他端が
前記免震ビル2の外壁面2aに取付けられたコイルスプ
リングを用いた伸縮杆17と、一端が前記支持リンク1
6の中央部寄りの部位に取付けられ、他端が該支持リン
ク16を折り曲げ収納方向に弾性力が作用する前記よう
壁5部位に取付けられた収納用スプリング18とで構成
されている。
【0012】上記構成の免震ビル等の溝蓋装置1は、免
震ビル2の外周部に形成された溝3を、通常時は図1に
示すように溝蓋本体6で覆っている。
【0013】この状態から、地震等によって免震ビル2
が大きく揺れ動き、図6に示すように溝蓋本体6の先端
部が溝3内に入り込むように移動した場合、補助溝蓋開
閉装置8の伸縮杆17が伸長し、収納用スプリング18
の付勢力に抗して支持リンク16がほぼ直線状態となる
ように引張るため、該支持リンク16によって補助溝蓋
7は水平状態でロックされた状態となり、溝蓋本体6で
覆うことができない部位の溝3の上部を覆う。
【0014】また、図7に示すように溝蓋本体6の先端
部が境界線19方向に移動すると、補助溝蓋開閉装置8
の伸縮杆17が収縮し、収納用スプリング18の付勢力
により支持リンク16を収納方向に折りたたまれるた
め、補助溝蓋7は垂直方向に回動し、免震ビル2の外壁
面2aが衝突するのを阻止することができる。
【0015】
【発明の異なる実施の形態】次に、図8ないし図14に
示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、
これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前
記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
【0016】図8および図9に示す本発明の第2の実施
の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に
異なる点は、バー部材20の一部にコイルスプリング2
1を介装させた伸縮杆17Aを使用した補助溝蓋開閉装
置8Aを用いた点で、このように形成された補助溝蓋開
閉装置8Aを使用した免震ビル等の溝蓋装置1Aにして
も、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が
得られる。
【0017】図10ないし図12に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、溝蓋本体6の先端部が上方へ回動可能
に免震ビル2の外壁面2aに複数個のヒンジ部材22を
用いて取付けるとともに、溝蓋本体6の先端部寄りの底
面に複数個のローラー23を取付けた点で、このように
構成した免震ビル等の溝蓋装置1Bにしても、前記本発
明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとと
もに、上下方向に免震ビル2が揺れ動いても、その揺れ
動きを吸収することができる。
【0018】図13および図14に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、支持リンク16の中央枢支ピン13に
該支持リンク16を常時折りたたむ方向に付勢する収納
用スプリング18Aを使用した補助溝蓋開閉装置8Bを
用いた点で、このように形成された補助溝蓋開閉装置8
Bを用いた免震ビル等の溝蓋装置1Cにしても、前記本
発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】なお、前記本発明の各実施の形態では免震
ビル2に使用するものについて説明したが、本発明はこ
れに限らず、免震ビル以外の建物にも同様に使用するこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0021】(1)免震ビル等の外壁面に先端部が外方
に突出するように取付けられた該免震ビル等の周囲に形
成された溝を覆う溝蓋本体と、前記免震ビル等の外壁面
と反対側の前記溝の上部寄りの部位に回動可能に取付け
られた補助溝蓋と、この補助溝蓋を地震等によって前記
溝蓋本体の先端部が前記溝内に入り込むと隙間が生じな
いように位置し、溝蓋本体の先端部が境界線方向に移動
すると収納方向に回動させることができる補助溝蓋開閉
装置とで構成されているので、地震等によって免震ビル
等が揺れ動き、溝蓋本体の先端部が溝内へ入り込んで
も、補助溝蓋によって溝の開口部を覆うことができる。
したがって、安全に使用することができる。
【0022】(2)前記(1)によって、溝蓋本体が境
界線方向に移動した場合、補助溝蓋は収納方向に回動さ
せることができる。したがって、補助溝蓋によって移動
量が規制されることなく、十分な移動量を確保すること
ができる。
【0023】(3)前記(1)によって、補助溝蓋を用
いているので、境界線までの距離が短くても十分な移動
量を確保することができるとともに、溝蓋本体の先端部
が境界線を越えるのを確実に防止することができる。
【0024】(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同
様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の斜視図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の溝蓋本体の説明
図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の補助溝蓋の説明
図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の補助溝蓋開閉装置
の説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の溝が開口する方向
に揺れ動く動作説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の境界線方向に揺れ
動く動作説明図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の断面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の補助溝蓋開閉装置
の説明図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の断面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の溝蓋本体の取付
け状態の説明図。
【図12】本発明の第3の実施の形態の溝蓋本体の動作
説明図。
【図13】本発明の第4の実施の形態の断面図。
【図14】本発明の第4の実施の形態の補助溝蓋開閉装
置の説明図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C:免震ビル等の溝蓋装置、2:免
震ビル、 3:溝、4:免震装置、
5:よう壁、6:溝蓋本体、 7:補助溝蓋、
8、8A、8B:補助溝蓋開閉装置、9:固定ビス、
10:補助溝蓋本体、11:ビス、
12:ヒンジ部材、13:中央枢支ピン、 14:
枢支ピン、15:枢支ピン、 16:支持リン
ク、17、17A:伸縮杆、 18、18A:収納用ス
プリング、19:境界線、 20:バー部材、
21:コイルスプリング、22:ヒンジ部材、23:ロ
ーラー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 免震ビル等の外壁面に先端部が外方に突
    出するように取付けられた該免震ビル等の周囲に形成さ
    れた溝を覆う溝蓋本体と、前記免震ビル等の外壁面と反
    対側の前記溝の上部寄りの部位に回動可能に取付けられ
    た補助溝蓋と、この補助溝蓋を地震等によって前記溝蓋
    本体の先端部が前記溝内に入り込むと隙間が生じないよ
    うに位置し、溝蓋本体の先端部が境界線方向に移動する
    と収納方向に回動させることができる補助溝蓋開閉装置
    とからなることを特徴とする免震ビル等の溝蓋装置。
  2. 【請求項2】 免震ビル等の外壁面に先端部が外方に突
    出するように取付けられた該免震ビル等の周囲に形成さ
    れた溝を覆う溝蓋本体と、前記免震ビル等の外壁面と反
    対側の前記溝の上部寄りの部位に回動可能に取付けられ
    た補助溝蓋と、この補助溝蓋の先端部に一端部が枢支さ
    れ、他端部が該補助溝蓋取付け部の下部に枢支されたほ
    ぼ中央部に中央枢支ピンが設けられた、ほぼ直線状態で
    溝内方向に折り曲がるのが阻止される支持リンク、この
    支持リンクの中央部あるいは中央部寄りの部位に一端が
    取付けられ、他端が前記免震ビルに取付けられた伸縮杆
    および前記支持リンクの中央部あるいは中央部寄りの部
    位に一端部が取付けられ、他端部が該支持リンクを折り
    曲げる方向に弾性力が作用する部位に取付けられた収納
    用スプリングとからなる補助溝蓋開閉装置とを備えたこ
    とを特徴とする免震ビル等の溝蓋装置。
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JP5231971B2 (ja) * 2008-12-17 2013-07-10 カネソウ株式会社 目地カバー装置
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