JP3413814B2 - 目地部用ひさし装置 - Google Patents

目地部用ひさし装置

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JP3413814B2
JP3413814B2 JP2473899A JP2473899A JP3413814B2 JP 3413814 B2 JP3413814 B2 JP 3413814B2 JP 2473899 A JP2473899 A JP 2473899A JP 2473899 A JP2473899 A JP 2473899A JP 3413814 B2 JP3413814 B2 JP 3413814B2
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英夫 後藤
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ドーエイ外装有限会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は目地部を介して建て
られた左右の建物の目地部側に設置される目地部用ひさ
し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、目地部を介して建てられた左右の
建物の一方の建物の目地部側の外壁面に形成した先端部
が他方の建物の目地部側の外壁面に形成された外側通路
のよう壁の上部に位置するようにひさしが設けられ、該
ひさしの先端下部によう壁の内部に雨水を落下させる水
切り板が形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造では免震の
建物に使用すると、免震の建物では400〜600ミリ
メートルもの揺れ動きを考慮するため、その揺れ動き時
に水切り板がよう壁に衝突して損傷したり、水切り板が
損傷しない寸法に設定すると内部に雨水が浸入してしま
うという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
大きな揺れ動きにも追従して、損傷したり、よう壁とひ
さし本体との間に隙間が生じたりするのを確実に防止す
るとともに、内部に雨水が入り込むのを効率よく阻止す
ることができる目地部用ひさし装置を提供することを目
的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の一
方の建物の目地部側の外壁面に取付けられた、先端部が
他方の建物の目地部側の外壁面に形成された外側通路の
よう壁の上部に位置するひさし本体と、このひさし本体
の先端下部に回動機構を介して、平常時には前記よう壁
の内壁面を覆うように位置して、該覆われた内部に雨水
の浸入を阻止する回動可能な水切り板と、この水切り板
を平常時には前記よう壁に係止し、地震等によって左右
の建物が揺れ動いた場合には係止状態が解除される水切
り板係止具とで目地部用ひさし装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図6に示す本発明の第1の実施
の形態において、1は本発明の目地部用ひさし装置で、
この目地部用ひさし装置1は目地部2を介して建てられ
た左右の建物3、3の一方の建物3の目地部2側の外壁
面に取付けられた、先端部が他方の建物3の目地部2側
の外壁面に形成された外側通路4のよう壁5の上部に位
置するひさし本体6と、このひさし本体6の先端下部に
回動機構7を介して、平常時には前記よう壁5の内壁面
5aを覆うように位置して、内部に雨水の浸入を阻止す
る回動可能な水切り板8と、この水切り板8を平常時に
は前記よう壁5に係止し、地震等によって左右の建物
3、3が揺れ動いた場合には係止状態が解除される、本
発明の実施の形態ではよう壁5に固定した磁石9を用い
た水切り板係止具10と、前記よう壁5の上部に取付け
られた前記水切り板8を地震等によって左右の建物3、
3が揺れ動いた場合にスムーズに移動させる、本発明の
実施の形態では複数個のローラー11を用いた回転具1
2とで構成されている。
【0009】前記ひさし本体6は図3に示すように、前
記一方の建物3の目地部2側の外壁面に複数本の固定ビ
ス13で固定された、所定間隔に位置する先端部が低く
なる傾斜面の複数個の鋼材製の支持部材14と、この複
数個の支持部材14に支持される該支持部材14の上部
位置の外壁面に形成した凹部15に上部後端部が挿入さ
れ、複数本の固定ビス16によって固定されるステンレ
ス、ステンレス合金、アルミ合金等の金属材製のカバー
体17と、このカバー体17の先端下部の内側に折り曲
げた先端部に一体成形された、前記回動機構7の一部を
構成するC字状の軸受部18とで構成されている。
【0010】前記水切り板8は図4に示すように、ステ
ンレス、ステンレス合金、アルミ合金等の金属材で形成
された、下端部が前記よう壁5方向に折り曲げられた板
状の水切り板本体19と、この水切り板本体19の上端
部と一体形成されたチャンネル状に折り曲げられた取付
け部20と、この取付け部20の先端部に一体成形され
た前記回動機構7の一部を構成する、前記軸受部18と
回動可能に係合する玉縁形状の軸部21とで構成されて
いる。
【0011】上記構成の目地部用ひさし装置1は、平常
時には図2に示すように水きり板8は磁石9を用いた水
切り板係止具10によって係止されていて、風等によっ
てバタつくのが防止されている。
【0012】地震等によって左右の建物3、3間の目地
部2が狭くなるように揺れ動いた場合には、図5に示す
ように水切り板8が水切り板係止具10から離れて、自
重で吊り下げられた状態で移動する。また、目地部2が
広くなるように揺れ動いた場合には、図6に示すように
水切り板8が回転具12上をスライド移動して、その揺
れ動きを吸収する。
【0013】
【発明の異なる実施の形態】次に、図7ないし図15に
示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、
これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前
記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
【0014】図7ないし図9に示す本発明の第2の実施
の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に
異なる点は、カバー体17の先端下部の内壁面にC字状
の軸受部18を形成するとともに、外壁面に水切り用の
突片22を形成した点で、ここのように構成した目地部
用ひさし装置1Aにしても、前記本発明の第1の実施の
形態と同様な作用効果が得られる。
【0015】図10ないし図12に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と
主に異なる点は、水切り板8Aの上端部を直角に折り曲
げ、その先端部に玉縁形状の軸部21を形成するととも
に、よう壁5の上部内側角部を円弧形状に形成し、水切
り板8Aのスライド移動を容易にできるようにした点
で、このように構成した目地部用ひさし装置1Bにして
も、同様な作用効果が得られる。
【0016】図13ないし図15に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、一方の建物3の外壁面に外方へ突出す
るように形成されたひさし用躯体23と、このひさし用
躯体23の上部を覆うように取付けられたカバー体17
とでひさし本体6Aとを構成した点で、このように構成
した目地部用ひさし装置1Cにしても、前記本発明の第
1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0018】(1)目地部を介して建てられた左右の建
物の一方の建物の目地部側の外壁面に取付けられた、先
端部が他方の建物の目地部側の外壁面に形成された外側
通路のよう壁の上部に位置するひさし本体と、このひさ
し本体の先端下部に回動機構を介して、平常時には前記
よう壁の内壁面を覆うように位置して、該覆われた内部
に雨水の浸入を阻止する回動可能な水切り板と、この水
切り板を平常時には前記よう壁に係止し、地震等によっ
て左右の建物が揺れ動いた場合には係止状態が解除され
る水切り板係止具とで構成されているので、地震等によ
って左右の建物が異なる方向に揺れ動き、目地部の寸法
が狭くなったり、広くなった場合、水切り板がよう壁よ
り離れたり、よう壁上をスライド移動することができ
る。したがって、水切り板が損傷することなく、目地部
が狭くなったり、広くなったりする揺れ動きを吸収する
ことができる。
【0019】(2)前記(1)によって、ひさし本体と
水切り板によって、平常時は勿論、揺れ動き時にも目地
部が開口されないので、内部に雨水が浸入するのを効率
よく阻止することができる。
【0020】(3)前記(1)によって、水切り板係止
具によって、風等によって水切り板がガタつくのを防止
することができる。
【0021】(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同
様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の設置状態の一部破
断平面図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態のひさし本体の説明
図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の水切り板の説明
図。
【図5】目地部が狭くなるように動いた状態の説明図。
【図6】目地部が広くなるように動いた状態の説明図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の設置状態の一部破
断平面図。
【図8】図7の8−8線に沿う拡大断面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態のひさし本体の説明
図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の設置状態の一部
破断平面図。
【図11】図10の11−11線に沿う拡大断面図。
【図12】本発明の第3の実施の形態の水切り板の説明
図。
【図13】本発明の第4の実施の形態の設置状態の一部
破断平面図。
【図14】図13の14−14線に沿う拡大断面図。
【図15】本発明の第4の実施の形態のひさし本体の説
明図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C:目地部用ひさし装置、 2:目地部、 3:建物、 4:外側通路、 5:よう壁、 6:ひさし本体、 7:回動機構、 8、8A:水切り板、 9:磁石、 10:水切り板係止具、 11:ローラー、 12:回転具、 13:固定ビス、 14:支持部材、 15:凹部、 16:固定ビス、 17:カバー体、 18:軸受部、 19:水切り板本体、 20:取付け部、 21:軸部、 22:水切り用突片、 23:ひさし用躯体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目地部を介して建てられた左右の建物の
    一方の建物の目地部側の外壁面に取付けられた、先端部
    が他方の建物の目地部側の外壁面に形成された外側通路
    のよう壁の上部に位置するひさし本体と、このひさし本
    体の先端下部に回動機構を介して、平常時には前記よう
    壁の内壁面を覆うように位置して、該覆われた内部に雨
    水の浸入を阻止する回動可能な水切り板と、この水切り
    板を平常時には前記よう壁に係止し、地震等によって左
    右の建物が揺れ動いた場合には係止状態が解除される水
    切り板係止具とからなることを特徴とする目地部用ひさ
    し装置。
  2. 【請求項2】 目地部を介して建てられた左右の建物の
    一方の建物の目地部側の外壁面に取付けられた、先端部
    が他方の建物の目地部側の外壁面に形成された外側通路
    のよう壁の上部に位置するひさし本体と、このひさし本
    体の先端下部に形成されたC字状の軸受部、このC字状
    の軸受部に回動可能に係止される軸部とからなる回動機
    構を介して、平常時には前記よう壁の内壁面を覆うよう
    に位置して、該覆われた内部に雨水の浸入を阻止する回
    動可能な該軸部と一体形成された水切り板と、この水切
    り板を平常時には前記よう壁に係止し、地震等によって
    左右の建物が揺れ動いた場合には係止状態が解除される
    水切り板係止具と、前記よう壁の上部に取付けられた、
    前記水切り板を地震等によって左右の建物が揺れ動いた
    場合にスムーズに移動させるローラー等の回転具とから
    なることを特徴とする目地部用ひさし装置。
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