JP2593107Y2 - ステー - Google Patents

ステー

Info

Publication number
JP2593107Y2
JP2593107Y2 JP1993054717U JP5471793U JP2593107Y2 JP 2593107 Y2 JP2593107 Y2 JP 2593107Y2 JP 1993054717 U JP1993054717 U JP 1993054717U JP 5471793 U JP5471793 U JP 5471793U JP 2593107 Y2 JP2593107 Y2 JP 2593107Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
movable member
door
notch
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993054717U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0719548U (ja
Inventor
一敏 菅佐原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugatsune Kogyo Co Ltd filed Critical Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority to JP1993054717U priority Critical patent/JP2593107Y2/ja
Publication of JPH0719548U publication Critical patent/JPH0719548U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593107Y2 publication Critical patent/JP2593107Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hinges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、上下に回動する回動
体を所定の回動位置に保持するためのステーに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、この種のステーは、
各種のものが開発され実用に供されている。例えば、実
公昭52ー35143号公報、実公昭59ー26051
号公報、実公昭59ー27512号公報、実公昭63ー
41944号公報等に記載されたものがある。しかしな
がら、従来のステーは、いずれも構造が複雑であり、製
造費が嵩むという問題があった。そこで、構造が簡単で
安価に製造することができるステーの開発が要望されて
いた。
【0003】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の要望
に応えるためになされたもので、本体に上端部が水平な
軸を中心として回動自在に設けられた回動体を所定の回
動位置に保持するためのステーであって、上記本体に設
けられ、内部に上下方向に延びる案内通路が形成された
ガイドと、このガイドの案内通路に上下方向へ移動自在
に設けられた可動部材と、上端部が上記回動体に回動自
在に連結され、下端部が上記可動部材に回動自在に連結
されたロッドとを備え、上記案内通路の回動体側の上部
内面には切欠き部が形成され、上記可動部材の回動体側
の上端部外面には上記切欠き部に係合離脱可能に係合
し、切欠き部に係合することによって可動部材の下方へ
の移動を阻止する係合部が回動体側へ突出して形成され
ていることを特徴としている。
【0004】
【作用】回動体を下端部が上方へ向かうように軸を中心
として回動(以下、開回動という。)させると、それに
伴ってロッドの上端部が上方へ移動するとともに、回動
体側へ向かって水平方向に移動する。一方、ロッドの下
端部は、可動部材とともに上方へ移動するが、回動体側
へ移動することはない。したがって、ロッドは傾斜した
状態になり、その自重によって下端部が上端部を中心と
して回動体側へ回転しようとする。これにより、可動部
材の係合部が案内通路の回動体側の内面に押し付けられ
る。
【0005】回動体をさらに開回動させると、可動部材
はその係合部を案内通路の内面に押し付けた状態で上方
へ移動する。そして、可動部材の係合部が切欠き部に対
向すると、ロッドの押し付け力により、可動部材の係合
部が回動体側へ移動し、切欠き部に入り込んで係合す
る。その状態で回動体を放すと、回動体は自重により下
端部が下方へ移動するように回動(以下、閉回動とい
う。)しようとする。このとき、係合部が切欠き部に係
合することにより、可動部材の下方への移動を阻止して
いるので、回動体は所定の回動位置に保持される。
【0006】所定の回動位置にある回動体を閉回動させ
る場合には、回動体を若干開回動させとともに、ロッド
の下端部を回動体から離れる側へ回動させる。これによ
り、係合部を切欠き部から抜け出させて係合を解除す
る。この結果、回動体が閉回動可能になる。その状態を
維持しつつ回動体を閉回動させる。係合部が切欠き部か
ら下方へ離れたらロッドを放し、回動体を元の位置まで
閉回動させる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例について図1〜図
4を参照して説明する。なお、図1はこの考案に係るス
テー4が装着された扉2を開いた状態で示す側断面図で
あり、図2(A)は扉2を閉じた状態で示す図1のA−
A断面図であり、図2(B)は図2(A)のB−B断面
図である。
【0008】図1および図2において符号1は本体であ
り、その前面部には窓孔1aが形成されている。この窓
孔1aの周囲には枠部1bが形成されている。また、本
体1の上端部には、扉(回動体)2がヒンジ(図示せ
ず)等により水平な軸3を中心として上下方向へ回動自
在に取り付けられている。図2に示すように、扉2は、
閉じた状態では容器本体1の前面部に突き当たり、窓孔
1aおよび枠部1bを覆うようになっている。
【0009】本体1と扉2との間には、扉2を所定の開
位置(回動位置)に保持するためのステー4が設けられ
ている。このステー4は、ガイド5、可動部材6および
ロッド7を主な構成要素としている。
【0010】ガイド5は、図3(A),(B)に示すよ
うに、板金を断面略長方形状に折り曲げ加工してなるも
のであり、その内部には長手方向に延びる案内通路5a
が形成されている。この案内通路5aの幅および奥行
は、それぞれW1,H1になっている。案内通路5aは、
前面中央部に形成された開放部5bを介して外部に開放
されている。また、ガイド5の上部には、前面部から側
面部にわたる範囲に切欠き部5cが形成されている。こ
のように構成されたガイド5は、図1および図2に示す
ように、その長手方向を上下方向に向けて本体1の前面
に配置され、上下の両端部がボルト8,8によって固定
されている。
【0011】上記可動部材6は、板金を折り曲げ加工し
てなるものであり、板状をなす主部6aを有している。
この主部6aの上下の端部には、突出部6b,6cが形
成されている。そして、可動部材6は、その突出部6
b,6cを扉2側に向けた状態で案内通路5aに挿入さ
れている。ここで、主部6aの幅W2は案内通路5aの
幅W1と同等か若干狭くなっており、突出部6b,6c
の高さH2は互いに等しく、かつ案内通路5aの奥行H1
とほぼ同等か若干低くなっている。したがって、可動部
材6は、案内通路5aに対して長手方向(上下方向)へ
移動自在になっている。
【0012】可動部材6の上側の突出部(係合部)6b
は、上記切欠き5cに係合することにより、可動部材6
が下方へ移動するのを阻止するためのものであり、係合
状態が不慮に外れるのを防止するために、主部6aから
扉2側へ向かうにしたがって下方へ向かうように若干傾
斜せしめられている。
【0013】また、可動部材6の主部6aの両側部は切
り起こされて、軸受部6d,6dが形成されている。軸
受部6dの先端部は、案内通路5aから開放部5bを通
って外部に突出しており、そこにはロッド7の下端部が
軸9を介して回動自在に連結されている。このロッド7
の上端部は、軸10およびブラケット11を介して扉2
に回動自在に連結されている。
【0014】次に、上記構成のステー4の作用を説明す
る。いま、図2に示すように扉2が閉じているものとす
る。閉状態の扉2を開回動させると、それに伴ってロッ
ド7の上端部が上方へ移動するとともに、扉2側へ向か
って水平方向に移動する。一方、ロッド7の下端部は、
可動部材6とともに上方へ移動するが、水平方向へ移動
することはない。したがって、ロッド7は傾斜した状態
になり、その自重によって下端部が上端部を中心として
扉2側へ回転しようとする。これにより、可動部材6の
上下の突出部6b,6cが案内通路5aの扉2側の内面
に押し付けられる。
【0015】扉2をさらに回動させると、可動部材6は
その突出部6b,6cを案内通路5aの内面に押し付け
た状態を維持しつつ上方へ移動する。そして、可動部材
6の上側の突出部(係合部)6bが切欠き部5cと対向
すると、ロッド7の押し付け力により、可動部材6の上
端部が下端部を中心として扉2側へ回動する。これによ
り、突出部6bがその突出量の分だけ扉2側へ移動し、
切欠き部5cに入り込んで係合する。その状態で扉2を
放すと、扉2が自重によって閉回動しようとする。この
とき、突出部6bが切欠き部5cに係合することによ
り、可動部材6の下方への移動を阻止している。したが
って、扉2は開状態に保持される。
【0016】なお、この実施例では扉2が閉位置からほ
ぼ90°回動した位置を開位置としているが、開位置の
閉位置からの回動角度については、ロッド7と扉2との
連結箇所と、軸3との間の距離を変えることにより、任
意に設定することができる。また、扉2が過回動して可
動部材6が案内通路5aから上方へ抜け出るのをボルト
8によって阻止している。
【0017】扉2を閉じる場合には、扉2を開位置から
若干開方向させとともに、ロッド7の下端部を扉から離
れる側へ回動させる。すると、突出部6bが切欠き部5
cから抜け出て両者の係合が解除する。これにより、扉
2が閉回動可能な状態になる。次に、その状態を維持し
つつ扉2を閉回動させる。突出部6bが切欠き部5cか
ら下方へ離れたらロッド7を放し、扉2を閉位置まで閉
回動させる。
【0018】上記のように、この考案のステー4は、主
たる構成部品としてガイド5、可動部材6およびロッド
7の3つの部品を有するだけの簡単な構造であり、した
がって安価に製造することができる。しかも、突出部
(係合部)6bが切欠き部5cに自動的に係合するの
で、操作性が非常によい。
【0019】なお、この考案は、上記の実施例に限定さ
れるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適
宜変更可能である。例えば、上記の実施例は、窓孔1a
を有する本体1と窓孔1aを開閉する扉2との間にこの
考案のステー4を用いたものであるが、この考案のステ
ー4は、他の回動体と本体との間に用いることも可能で
ある。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、この考案のステー
によれば、案内通路を有するガイドと、案内通路に移動
自在に設けられた可動部材と、可動部材と回動体とに上
下の端部がそれぞれ回動自在に連結されたロッドとの三
つの構成部材だけからなる簡単な構造であるから、製造
費を安価に抑えることができる。しかも、回動体が所定
の回動位置まで回動すると、可動部材の係合部が切欠き
部に自動的に係合するから、操作性が向上する等の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を扉が開いた状態で示す側
断面図である。
【図2】同実施例を扉が閉じた状態で示す図であって、
図2(A)は図1のA−A断面図、図2(B)は図2
(A)のB−B断面図である。
【図3】ガイドを示す図であって、図3(A)はその平
面図、図3(B)は図3(A)のB矢視図である。
【図4】可動部材を示す図であって、図4(A)はその
平面図、図4(B)はその側面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 扉(回動体) 3 軸 4 ステー 5 ガイド 5a 案内通路 5c 切欠き部 6 可動部材 6b 突出部(係合部) 7 ロッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に上端部が水平な軸を中心として回
    動自在に設けられた回動体を所定の回動位置に保持する
    ためのステーであって、上記本体に設けられ、内部に上
    下方向に延びる案内通路が形成されたガイドと、このガ
    イドの案内通路に上下方向へ移動自在に設けられた可動
    部材と、上端部が上記回動体に回動自在に連結され、下
    端部が上記可動部材に回動自在に連結されたロッドとを
    備え、上記案内通路の回動体側の上部内面には切欠き部
    が形成され、上記可動部材の回動体側の上端部外面には
    上記切欠き部に係合離脱可能に係合し、切欠き部に係合
    することによって可動部材の下方への移動を阻止する係
    合部が回動体側へ突出して形成されていることを特徴と
    するステー。
JP1993054717U 1993-09-14 1993-09-14 ステー Expired - Fee Related JP2593107Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993054717U JP2593107Y2 (ja) 1993-09-14 1993-09-14 ステー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993054717U JP2593107Y2 (ja) 1993-09-14 1993-09-14 ステー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0719548U JPH0719548U (ja) 1995-04-07
JP2593107Y2 true JP2593107Y2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=12978564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993054717U Expired - Fee Related JP2593107Y2 (ja) 1993-09-14 1993-09-14 ステー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2593107Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0719548U (ja) 1995-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2328004C (en) Window stay
JP2593107Y2 (ja) ステー
JP3304074B2 (ja) 内倒し窓の障子開き状態保持装置
JP3351644B2 (ja) 空気調和機のリモコン収納装置
JP3907249B2 (ja) 引戸構造
JP2550540Y2 (ja) 倒し窓用ステー
JPS6334158Y2 (ja)
JPS6350365Y2 (ja)
JPH0641510Y2 (ja) 仏壇の扉開閉装置
JPS6012254B2 (ja) 自動車のサンル−フ
KR960004189Y1 (ko) 각도조절식 경첩
JP2554270Y2 (ja) 扉のヒンジ機構
JPH084554Y2 (ja) 窓障子用控え装置
JPS5910313Y2 (ja) 戸車装置
JP2551155Y2 (ja) 連結雨戸の外れ防止具
JPS637826Y2 (ja)
JPH063087B2 (ja) 蝶 番
JPH059425Y2 (ja)
JP2506187B2 (ja) ヒンジ
JP3423271B2 (ja) 水平折戸
JPH049217Y2 (ja)
JPH077507Y2 (ja) 折戸用戸当たり部材
JPH0232791Y2 (ja)
JPS6224698Y2 (ja)
JP2512563Y2 (ja) 折戸用蝶番

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees