JPH049217Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH049217Y2 JPH049217Y2 JP1986004955U JP495586U JPH049217Y2 JP H049217 Y2 JPH049217 Y2 JP H049217Y2 JP 1986004955 U JP1986004955 U JP 1986004955U JP 495586 U JP495586 U JP 495586U JP H049217 Y2 JPH049217 Y2 JP H049217Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- protrusion
- spring member
- open
- leaf spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 6
- 235000019504 cigarettes Nutrition 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、車両用灰皿の改良に関するものであ
る。
る。
従来の技術
従来の車両用灰皿は、第3図及び第4図に示さ
れており、蓋体1が両ヒンジ部2,2を介して軸
10で灰皿本体3に回動自在に連結され、突起6
が両ヒンジ部2,2間に跨つて、かつ、灰皿本体
3内に向かつて蓋体1に突設され、突起6近傍の
灰皿本体3内には板バネ部材4が取り付けられて
おり、開蓋時及び閉蓋時に突起6の突端11が板
バネ部材4に弾接されて、板バネ部材4の復元弾
性による押圧力によつて蓋体1が開蓋位置と閉蓋
位置との2位置に保持される構造とされている。
また、板バネ部材4を介して火種の揉み消し部5
が灰皿本体3内に配置されている。
れており、蓋体1が両ヒンジ部2,2を介して軸
10で灰皿本体3に回動自在に連結され、突起6
が両ヒンジ部2,2間に跨つて、かつ、灰皿本体
3内に向かつて蓋体1に突設され、突起6近傍の
灰皿本体3内には板バネ部材4が取り付けられて
おり、開蓋時及び閉蓋時に突起6の突端11が板
バネ部材4に弾接されて、板バネ部材4の復元弾
性による押圧力によつて蓋体1が開蓋位置と閉蓋
位置との2位置に保持される構造とされている。
また、板バネ部材4を介して火種の揉み消し部5
が灰皿本体3内に配置されている。
この車両用灰皿を使用するに際し、軸10を回
転中心として蓋体1を閉蓋位置から反時計回りに
回動させると、灰皿本体3の奥壁8の上部9に蓋
体1の奥端部7が当接されて、蓋体1の回動が停
止され、蓋体1の開蓋位置が決定される。また、
蓋体1の回動に伴つて突起6が回動され、突起6
の突端11に弾設している板バネ部材4の復元弾
性による押圧力が突起6を介して蓋体1に作用
し、該押圧力が蓋体1を前記開蓋位置に保持する
ように働いて、蓋体1が前記開蓋位置に保持され
る。
転中心として蓋体1を閉蓋位置から反時計回りに
回動させると、灰皿本体3の奥壁8の上部9に蓋
体1の奥端部7が当接されて、蓋体1の回動が停
止され、蓋体1の開蓋位置が決定される。また、
蓋体1の回動に伴つて突起6が回動され、突起6
の突端11に弾設している板バネ部材4の復元弾
性による押圧力が突起6を介して蓋体1に作用
し、該押圧力が蓋体1を前記開蓋位置に保持する
ように働いて、蓋体1が前記開蓋位置に保持され
る。
また、軸10を回転中心として蓋体1を時計回
りに回動させて、蓋体1を閉蓋位置に戻すと、突
起6の突端11と板バネ部材4との弾設位置が蓋
体1の回転中心である軸10の位置より下になる
ので、板バネ部材4の復元弾性による押圧力が蓋
体1を前記閉蓋位置に保持するように働いて、蓋
体1が前記閉蓋位置に保持される。
りに回動させて、蓋体1を閉蓋位置に戻すと、突
起6の突端11と板バネ部材4との弾設位置が蓋
体1の回転中心である軸10の位置より下になる
ので、板バネ部材4の復元弾性による押圧力が蓋
体1を前記閉蓋位置に保持するように働いて、蓋
体1が前記閉蓋位置に保持される。
ところで、従来の車両用灰皿は、上述したよう
に、蓋体1の奥端部7が灰皿本体3の奥壁8の上
部9に当接されて、蓋体1が開蓋位置で強制的に
停止されるので、従来の車両用灰皿には、過大な
外力が蓋体1に加えられた場合に、蓋体1の奥端
部7が破損され易いという問題がある。
に、蓋体1の奥端部7が灰皿本体3の奥壁8の上
部9に当接されて、蓋体1が開蓋位置で強制的に
停止されるので、従来の車両用灰皿には、過大な
外力が蓋体1に加えられた場合に、蓋体1の奥端
部7が破損され易いという問題がある。
また、蓋体1の回動が前記開蓋位置で阻止され
るので、従来の車両用灰皿には、掃除をする際
に、第3図及び第4図に示される状態より蓋体1
の開度を大きくすることができず、蓋体1が掃除
等の邪魔になるという問題もある。
るので、従来の車両用灰皿には、掃除をする際
に、第3図及び第4図に示される状態より蓋体1
の開度を大きくすることができず、蓋体1が掃除
等の邪魔になるという問題もある。
考案が解決しようとする問題点
従来技術の前記問題点に鑑み、本考案は、以下
の課題を解決する車両用灰皿を提供することを目
的としている。
の課題を解決する車両用灰皿を提供することを目
的としている。
(イ) 従来の車両用灰皿の開蓋位置である常態開蓋
位置で蓋体の回動を規制するが、前記常態開蓋
位置での蓋体の強制停止をなくして、前記常態
開蓋位置を超えて蓋体が回動できるようにす
る。これにより、蓋体を開ける際に過大な外力
を蓋体に加えても、前記常態開蓋位置で蓋体が
破損する危険性をなくする。
位置で蓋体の回動を規制するが、前記常態開蓋
位置での蓋体の強制停止をなくして、前記常態
開蓋位置を超えて蓋体が回動できるようにす
る。これにより、蓋体を開ける際に過大な外力
を蓋体に加えても、前記常態開蓋位置で蓋体が
破損する危険性をなくする。
(ロ) 車両用灰皿の掃除等をする際には、蓋体の開
度を前記常態開蓋位置の開度より大きくして、
蓋体を過開き状態にすることを容易に実現でき
るようにすると共に、蓋体の過開き状態を解消
して、蓋体が前記常態開蓋位置に復帰すること
も容易に実現できるようにする。これにより、
蓋体が掃除等の邪魔にならないようにする。
度を前記常態開蓋位置の開度より大きくして、
蓋体を過開き状態にすることを容易に実現でき
るようにすると共に、蓋体の過開き状態を解消
して、蓋体が前記常態開蓋位置に復帰すること
も容易に実現できるようにする。これにより、
蓋体が掃除等の邪魔にならないようにする。
問題点を解決するための手段
本考案は、前記課題を解決するため、蓋体1が
灰皿本体3に閉蓋位置から過開蓋位置まで回動自
在に連結され、前記蓋体1から前記灰皿本体3内
へ向かつて突起6が突設され、前記突起6の突端
11に弾接して前記蓋体1を前記閉蓋位置と常態
開蓋位置との2位置に保持するための板バネ部材
4が灰皿本体3内に取り付けられており、前記蓋
体1の回動時における前記突起6の突端11の回
動軌跡上の前記常態開蓋位置に対応する部位に
は、前記板バネ部材4から前記突起6に向かつて
突片14が突設されており、前記突片14に前記
突起6の突端11が当接され、前記板バネ部材4
の復元弾性による押圧力によつて前記蓋体1が常
態開蓋位置での開蓋姿勢を保持されると共に、前
記押圧力に打ち勝つ外力が前記蓋体1に加えられ
ると、前記蓋体1が前記常態開蓋位置を超えて回
動させられて、前記蓋体1が過開き状態になると
いう構成とされている。
灰皿本体3に閉蓋位置から過開蓋位置まで回動自
在に連結され、前記蓋体1から前記灰皿本体3内
へ向かつて突起6が突設され、前記突起6の突端
11に弾接して前記蓋体1を前記閉蓋位置と常態
開蓋位置との2位置に保持するための板バネ部材
4が灰皿本体3内に取り付けられており、前記蓋
体1の回動時における前記突起6の突端11の回
動軌跡上の前記常態開蓋位置に対応する部位に
は、前記板バネ部材4から前記突起6に向かつて
突片14が突設されており、前記突片14に前記
突起6の突端11が当接され、前記板バネ部材4
の復元弾性による押圧力によつて前記蓋体1が常
態開蓋位置での開蓋姿勢を保持されると共に、前
記押圧力に打ち勝つ外力が前記蓋体1に加えられ
ると、前記蓋体1が前記常態開蓋位置を超えて回
動させられて、前記蓋体1が過開き状態になると
いう構成とされている。
作 用
本考案は前記構成とされているので、本考案に
係る車両用灰皿を使用するに際し、第1図Aに示
される閉蓋位置の閉蓋位置から蓋体1を反時計回
りに回動させると、蓋体1の回動に伴つて突起6
が回動し、突起6の突端11が板バネ部材4の突
片14に向かつて移動して、突片14の下面に当
接し、蓋体1の回動が突片14で規制されて、第
1図Bに示される開蓋位置の常態開蓋位置に蓋体
1が停止する。このとき、板バネ部材4の復元弾
性による押圧力が突片14及び突起6を介して蓋
体1に作用し、蓋体1を常態開蓋位置に保持する
ように附勢して、蓋体1が常態開蓋位置での開蓋
姿勢を保持される。
係る車両用灰皿を使用するに際し、第1図Aに示
される閉蓋位置の閉蓋位置から蓋体1を反時計回
りに回動させると、蓋体1の回動に伴つて突起6
が回動し、突起6の突端11が板バネ部材4の突
片14に向かつて移動して、突片14の下面に当
接し、蓋体1の回動が突片14で規制されて、第
1図Bに示される開蓋位置の常態開蓋位置に蓋体
1が停止する。このとき、板バネ部材4の復元弾
性による押圧力が突片14及び突起6を介して蓋
体1に作用し、蓋体1を常態開蓋位置に保持する
ように附勢して、蓋体1が常態開蓋位置での開蓋
姿勢を保持される。
この後、蓋体1を反時計周りに回動させる外力
を前記常態開蓋位置に保持されている蓋体1に加
えると、板バネ部材4の前記押圧力に前記外力が
打ち勝つた時点で、突起6の突端11が突片14
を突起6から遠ざける方向に移動させて、突起6
の突端11が突片14の下面との当接から開放さ
れ、蓋体1が前記常態開蓋位置から反時計回りに
更に回動して過開蓋位置に停止し、蓋体1が第1
図Cに示される過開き状態になる。
を前記常態開蓋位置に保持されている蓋体1に加
えると、板バネ部材4の前記押圧力に前記外力が
打ち勝つた時点で、突起6の突端11が突片14
を突起6から遠ざける方向に移動させて、突起6
の突端11が突片14の下面との当接から開放さ
れ、蓋体1が前記常態開蓋位置から反時計回りに
更に回動して過開蓋位置に停止し、蓋体1が第1
図Cに示される過開き状態になる。
第1図Cに示される過開き状態の蓋体1を前記
常態開蓋位置に戻すため、前記過開蓋位置から蓋
体1を時計回りに回動させると、突起6の突端1
1が突片14に当接して突片14を押圧する。こ
のとき、突片14を含む板バネ部材4が突起6か
ら遠ざかる方向に弾性変位させられると、突起6
の突端11が突片14を乗り越えて突片14の下
面に移動し、第1図Bに示される開蓋状態の常態
開蓋位置に蓋体1が復帰する。
常態開蓋位置に戻すため、前記過開蓋位置から蓋
体1を時計回りに回動させると、突起6の突端1
1が突片14に当接して突片14を押圧する。こ
のとき、突片14を含む板バネ部材4が突起6か
ら遠ざかる方向に弾性変位させられると、突起6
の突端11が突片14を乗り越えて突片14の下
面に移動し、第1図Bに示される開蓋状態の常態
開蓋位置に蓋体1が復帰する。
第1図Bに示される開蓋状態の蓋体1を更に時
計回りに回動させると、第1図Aに示せれる閉蓋
状態の閉蓋位置に蓋体1が復帰し、板バネ部材4
の復元弾性による押圧力が突片14及び突起6を
介して蓋体1に作用して、蓋体1が前記閉蓋位置
に保持される。
計回りに回動させると、第1図Aに示せれる閉蓋
状態の閉蓋位置に蓋体1が復帰し、板バネ部材4
の復元弾性による押圧力が突片14及び突起6を
介して蓋体1に作用して、蓋体1が前記閉蓋位置
に保持される。
実施例
本考案に係る実施の一例を第1図及び第2図に
基づいて以下に説明する。ただし、既に説明した
従来技術と重複する説明は行なわない。また、第
1図及び第2図では、既に従来技術と共に説明し
た第3図及び第4図と同一の部材に同一の符号を
付している。
基づいて以下に説明する。ただし、既に説明した
従来技術と重複する説明は行なわない。また、第
1図及び第2図では、既に従来技術と共に説明し
た第3図及び第4図と同一の部材に同一の符号を
付している。
図示実施例では、灰皿本体3の両側壁16,1
6のそれぞれの軸受部22,22に蓋体1が両ヒ
ンジ部2,2を介して軸10で回動自在に連結さ
れており、第1図Aに示される閉蓋状態の閉蓋位
置と第1図Cに示される過開き状態の過開蓋位置
との間を蓋体1が回動できるように、灰皿本体3
の両側壁16,16のそれぞれの軸受部22,2
2の直下に軸10を中心とする円弧状の空隙1
7,17が形成され、蓋体1における両ヒンジ部
2,2より後方の奥端部7が両空隙17,17内
に進入しうる湾曲状に形成されていると共に、蓋
体1の奥端部7と灰皿本体3の奥壁8の上端部2
1とが、蓋体1の回動時に互いに干渉することの
無い位置に配置されている。
6のそれぞれの軸受部22,22に蓋体1が両ヒ
ンジ部2,2を介して軸10で回動自在に連結さ
れており、第1図Aに示される閉蓋状態の閉蓋位
置と第1図Cに示される過開き状態の過開蓋位置
との間を蓋体1が回動できるように、灰皿本体3
の両側壁16,16のそれぞれの軸受部22,2
2の直下に軸10を中心とする円弧状の空隙1
7,17が形成され、蓋体1における両ヒンジ部
2,2より後方の奥端部7が両空隙17,17内
に進入しうる湾曲状に形成されていると共に、蓋
体1の奥端部7と灰皿本体3の奥壁8の上端部2
1とが、蓋体1の回動時に互いに干渉することの
無い位置に配置されている。
また、図示実施例では、蓋体1の両ヒンジ部
2,2間に突起6が灰皿本体3内に向かつて突設
され、突起6の突端11が軸10と直交する断面
で円弧状の丸円縁とされており、前記閉蓋位置と
第1図Bに示される開蓋状態の常態開蓋位置との
2位置で板バネ部材4が復元弾性による押圧力を
突起6に作用させるように、板バネ部材4が灰皿
本体3の奥壁8に直立に近い姿勢で当接させら
れ、該板バネ部材4の下端部が前記奥壁8にリベ
ツト12で固着されて、該板バネ部材4の上方部
が灰皿本体3の開口部13に向かつて斜めに配置
されており、煙草の火種を揉み消すための揉み消
し部5が板バネ部材4を介して灰皿本体3の開口
部13の略中央部寄りの位置に配置されている。
2,2間に突起6が灰皿本体3内に向かつて突設
され、突起6の突端11が軸10と直交する断面
で円弧状の丸円縁とされており、前記閉蓋位置と
第1図Bに示される開蓋状態の常態開蓋位置との
2位置で板バネ部材4が復元弾性による押圧力を
突起6に作用させるように、板バネ部材4が灰皿
本体3の奥壁8に直立に近い姿勢で当接させら
れ、該板バネ部材4の下端部が前記奥壁8にリベ
ツト12で固着されて、該板バネ部材4の上方部
が灰皿本体3の開口部13に向かつて斜めに配置
されており、煙草の火種を揉み消すための揉み消
し部5が板バネ部材4を介して灰皿本体3の開口
部13の略中央部寄りの位置に配置されている。
更に、図示実施例では、開蓋時における軸10
を回転中心とする突起6の突端11の回動軌跡上
の前記常態開蓋位置に対応する部位に、板バネ部
材4から突起6へ向かつて略水平方向に延びる水
平片19と該水平片19の先端から前記回動軌跡
の外方まで略垂直に立ち上がる縦壁片20とから
なる突片14が板バネ部材4に突設されており、
該水平片19の下面が突起6の突端11との当接
面とされている。
を回転中心とする突起6の突端11の回動軌跡上
の前記常態開蓋位置に対応する部位に、板バネ部
材4から突起6へ向かつて略水平方向に延びる水
平片19と該水平片19の先端から前記回動軌跡
の外方まで略垂直に立ち上がる縦壁片20とから
なる突片14が板バネ部材4に突設されており、
該水平片19の下面が突起6の突端11との当接
面とされている。
図示実施例の車両用灰皿を使用するに際し、第
1図Aに示される閉蓋状態の閉蓋位置から軸10
を回転中心として蓋体1を反時計回りに回動させ
ると、蓋体1の回動に伴つて突起6が回動し、板
バネ部材4が復元弾性で起立し始め、突起6の突
端11が板バネ部材4との弾接状態を保持しなが
ら板バネ部材4の突片14に向かつて移動して、
突片14の水平片19の下面に当接し、蓋体1の
回動が突片14で規制されて、蓋体1が常態開蓋
位置に停止され、蓋体1が第1図Bに示される開
蓋状態となる。この開蓋状態では、突起6の突端
11と板バネ部材4との当接位置が軸10の位置
より上になるので、板バネ部材4の復元弾性によ
る押圧力が突片14及び突起6を介して蓋体1を
前記常態開蓋位置に保持するように附勢して、蓋
体1が前記常態開蓋位置での開蓋姿勢を保持され
る。
1図Aに示される閉蓋状態の閉蓋位置から軸10
を回転中心として蓋体1を反時計回りに回動させ
ると、蓋体1の回動に伴つて突起6が回動し、板
バネ部材4が復元弾性で起立し始め、突起6の突
端11が板バネ部材4との弾接状態を保持しなが
ら板バネ部材4の突片14に向かつて移動して、
突片14の水平片19の下面に当接し、蓋体1の
回動が突片14で規制されて、蓋体1が常態開蓋
位置に停止され、蓋体1が第1図Bに示される開
蓋状態となる。この開蓋状態では、突起6の突端
11と板バネ部材4との当接位置が軸10の位置
より上になるので、板バネ部材4の復元弾性によ
る押圧力が突片14及び突起6を介して蓋体1を
前記常態開蓋位置に保持するように附勢して、蓋
体1が前記常態開蓋位置での開蓋姿勢を保持され
る。
第1図Bに示される常態開蓋位置での開蓋状態
において、蓋体1を反時計回りに回動させる外力
を蓋体1に加えると、蓋体1を常態開蓋位置に保
持している板バネ部材4の押圧力に前記外力が打
ち勝つた時点で、突起6の突端11が突片14の
水平片19を突起6から遠ざける方向に押圧移動
させて、突起6の突端11が突片14の水平片1
9の下面との当接から開放され、突起6の突端1
1が突片14を乗り越えて、蓋体1が前記常態開
蓋位置から反時計回りに更に回動し、蓋体1の湾
曲状の奥端部7が灰皿本体3の両側壁16,16
のそれぞれの空隙17,17内に進入して、奥端
部7の先端が両空隙17,17のそれぞれの最奥
壁18,18に当接し、蓋体1の回動が阻止され
て、蓋体1が第1図Cに示される過開き状態の過
開蓋位置に停止する。
において、蓋体1を反時計回りに回動させる外力
を蓋体1に加えると、蓋体1を常態開蓋位置に保
持している板バネ部材4の押圧力に前記外力が打
ち勝つた時点で、突起6の突端11が突片14の
水平片19を突起6から遠ざける方向に押圧移動
させて、突起6の突端11が突片14の水平片1
9の下面との当接から開放され、突起6の突端1
1が突片14を乗り越えて、蓋体1が前記常態開
蓋位置から反時計回りに更に回動し、蓋体1の湾
曲状の奥端部7が灰皿本体3の両側壁16,16
のそれぞれの空隙17,17内に進入して、奥端
部7の先端が両空隙17,17のそれぞれの最奥
壁18,18に当接し、蓋体1の回動が阻止され
て、蓋体1が第1図Cに示される過開き状態の過
開蓋位置に停止する。
第1図Cに示される過開き状態から第1図Aに
示される閉蓋状態に蓋体1を戻すには、上述した
手順と逆の手順で回動させればよい。
示される閉蓋状態に蓋体1を戻すには、上述した
手順と逆の手順で回動させればよい。
すなわち、軸10を回動中心にして時計回りに
過開蓋位置での過開き状態から蓋体1を回動させ
ると、突片14の縦壁片20が突片14の水平片
19の先端から突起6の突端11の回動軌跡の外
方まで立ち上がつているので、突起6の突端11
が突片14の縦壁片20に当接し、突片14が突
設されている板バネ部材4が突起6の突端11の
回動に伴つて突起6から遠ざかる方向に押圧変位
させられて、板バネ部材6に弾性力が蓄えられ、
突起6の突端11が縦壁片20を擦過し終つた瞬
間に、板バネ部材4が前記弾性力によつて突起6
寄りに変位し、突片14の水平片19の下面が突
起6の突端11に当接して、蓋体1が第1図Bに
示される常態開蓋位置での開蓋状態に復帰する。
更に、蓋体1を時計回りに回動させると、蓋体1
が第1図Aに示される閉蓋状態に復帰する。
過開蓋位置での過開き状態から蓋体1を回動させ
ると、突片14の縦壁片20が突片14の水平片
19の先端から突起6の突端11の回動軌跡の外
方まで立ち上がつているので、突起6の突端11
が突片14の縦壁片20に当接し、突片14が突
設されている板バネ部材4が突起6の突端11の
回動に伴つて突起6から遠ざかる方向に押圧変位
させられて、板バネ部材6に弾性力が蓄えられ、
突起6の突端11が縦壁片20を擦過し終つた瞬
間に、板バネ部材4が前記弾性力によつて突起6
寄りに変位し、突片14の水平片19の下面が突
起6の突端11に当接して、蓋体1が第1図Bに
示される常態開蓋位置での開蓋状態に復帰する。
更に、蓋体1を時計回りに回動させると、蓋体1
が第1図Aに示される閉蓋状態に復帰する。
ところで、実施例は、前記閉蓋状態において、
突起6の突端11と板バネ部材4との当接位置が
軸10の位置より下になるので、板バネ部材4の
復元弾性による押圧力が突片14及び突起6を介
して蓋体1を前記閉蓋状態に保持するように附勢
して、蓋体1が前記閉蓋状態の閉蓋位置に保持さ
れる。
突起6の突端11と板バネ部材4との当接位置が
軸10の位置より下になるので、板バネ部材4の
復元弾性による押圧力が突片14及び突起6を介
して蓋体1を前記閉蓋状態に保持するように附勢
して、蓋体1が前記閉蓋状態の閉蓋位置に保持さ
れる。
また、実施例は、突起6の突端11が軸10と
直交する断面で円弧状の丸円縁とされているの
で、軸10を回転中心にして蓋体1が時計回り又
は反時計回りに回動させられたときに、突片14
の水平片19及び縦壁片20並びに板バネ部材4
と突起6の突端11との噛み合いが生じ難く、蓋
体1の回動がスムーズに行なわれる。
直交する断面で円弧状の丸円縁とされているの
で、軸10を回転中心にして蓋体1が時計回り又
は反時計回りに回動させられたときに、突片14
の水平片19及び縦壁片20並びに板バネ部材4
と突起6の突端11との噛み合いが生じ難く、蓋
体1の回動がスムーズに行なわれる。
なお、突片14は、その形状が図示実施例に限
定されるものではなく、突起6の突端11が当接
され、板バネ部材4の復元弾性による押圧力によ
つて蓋体1が常態開蓋位置での開蓋姿勢を保持さ
れると共に、前記押圧力に打ち勝つ外力によつて
突起6の突端11との当接が解除されて、蓋体1
が過開蓋位置まで回動させられうる限りにおい
て、如何なる形状であつてもよい。
定されるものではなく、突起6の突端11が当接
され、板バネ部材4の復元弾性による押圧力によ
つて蓋体1が常態開蓋位置での開蓋姿勢を保持さ
れると共に、前記押圧力に打ち勝つ外力によつて
突起6の突端11との当接が解除されて、蓋体1
が過開蓋位置まで回動させられうる限りにおい
て、如何なる形状であつてもよい。
考案の効果
本考案は、以上説明した構成及び作用のもので
あるため、以下の効果を奏する。
あるため、以下の効果を奏する。
(a) 板バネ部材の復元弾性による押圧力によつ
て、蓋体が常態開蓋位置での開蓋姿勢を保持さ
れる。
て、蓋体が常態開蓋位置での開蓋姿勢を保持さ
れる。
(b) 常態開蓋位置での蓋体の回動が突片によつて
規制されるのみで強制停止されないので、前記
常態開蓋位置を超える蓋体の回動が可能であ
る。このため、蓋体を開ける際に過大な外力が
蓋体に加えられても、前記常態開蓋位置で蓋体
が破損する危険性がなくなると共に、蓋体に加
えられた外力の一部が突片を乗り越える際に吸
収されるので、蓋体及び灰皿本体が外力によつ
て破損される危険性が減少する。
規制されるのみで強制停止されないので、前記
常態開蓋位置を超える蓋体の回動が可能であ
る。このため、蓋体を開ける際に過大な外力が
蓋体に加えられても、前記常態開蓋位置で蓋体
が破損する危険性がなくなると共に、蓋体に加
えられた外力の一部が突片を乗り越える際に吸
収されるので、蓋体及び灰皿本体が外力によつ
て破損される危険性が減少する。
(c) 本考案に係る車両用灰皿の掃除等をする際に
は、蓋体の開度を前記常態開蓋位置の開度より
大きくして、蓋体を過開き状態にすることを容
易に実現できると共に、蓋体の過開き状態を解
消して、蓋体を前記常態開蓋位置に復帰させる
ことも、突片を含む板バネ部材を突起から遠ざ
かる方向に弾性変位させることにより容易に実
現できる。このため、本考案は、蓋体が掃除等
の邪魔にならない。
は、蓋体の開度を前記常態開蓋位置の開度より
大きくして、蓋体を過開き状態にすることを容
易に実現できると共に、蓋体の過開き状態を解
消して、蓋体を前記常態開蓋位置に復帰させる
ことも、突片を含む板バネ部材を突起から遠ざ
かる方向に弾性変位させることにより容易に実
現できる。このため、本考案は、蓋体が掃除等
の邪魔にならない。
第1図及び第2図は、本考案に係る車両用灰皿
の実施の一例をそれぞれ示している。第1図は、
第2図の−線縦断端面図であつて、Aが蓋体
の閉蓋状態を、Bが蓋体の常態開蓋位置での開蓋
状態を、Cが蓋体の過開き状態をそれぞれ示して
いる。第2図は、蓋体が常態開蓋位置での開蓋状
態にある本考案に係る車両用灰皿の斜視図であ
る。第3図及び第4図は、車両用灰皿の従来例を
それぞれ示しており、第3図は第4図の−線
縦断端面図であり、第4図は開蓋状態にある従来
例の車両用灰皿の斜視図である。 1……蓋体、3……灰皿本体、4……板バネ部
材、6……突起、11……突端、14……突片。
の実施の一例をそれぞれ示している。第1図は、
第2図の−線縦断端面図であつて、Aが蓋体
の閉蓋状態を、Bが蓋体の常態開蓋位置での開蓋
状態を、Cが蓋体の過開き状態をそれぞれ示して
いる。第2図は、蓋体が常態開蓋位置での開蓋状
態にある本考案に係る車両用灰皿の斜視図であ
る。第3図及び第4図は、車両用灰皿の従来例を
それぞれ示しており、第3図は第4図の−線
縦断端面図であり、第4図は開蓋状態にある従来
例の車両用灰皿の斜視図である。 1……蓋体、3……灰皿本体、4……板バネ部
材、6……突起、11……突端、14……突片。
Claims (1)
- 蓋体1が灰皿本体3に閉蓋位置から過開蓋位置
まで回動自在に連結され、前記蓋体1から前記灰
皿本体3内へ向かつて突起6が突設され、前記突
起6の突端11に弾接して前記蓋体1を前記閉蓋
位置と常態開蓋位置との2位置に保持するための
板バネ部材4が灰皿本体3内に取り付けられてお
り、前記蓋体1の回動時における前記突起6の突
端11の回動軌跡上の前記常態開蓋位置に対応す
る部位には、前記板バネ部材4から前記突起6に
向かつて突片14が突設されており、前記突片1
4に前記突起6の突端11が当接され、前記板バ
ネ部材4の復元弾性による押圧力によつて前記蓋
体1が常態開蓋位置での開蓋姿勢を保持されると
共に、前記押圧力に打ち勝つ外力が前記蓋体1に
加えられると、前記蓋体1が前記常態開蓋位置を
超えて回動させられて、前記蓋体1が過開き状態
になることを特徴とする車両用灰皿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986004955U JPH049217Y2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986004955U JPH049217Y2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62115940U JPS62115940U (ja) | 1987-07-23 |
JPH049217Y2 true JPH049217Y2 (ja) | 1992-03-09 |
Family
ID=30786097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986004955U Expired JPH049217Y2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH049217Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4496604B2 (ja) * | 2000-05-25 | 2010-07-07 | 株式会社竹屋 | 煙草置き台、煙草置き台用ブラケット、パチンコ機の玉受け皿、およびパチンコ機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5624899B2 (ja) * | 1975-10-17 | 1981-06-09 | ||
JPS609934A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-19 | 東レ株式会社 | 強ネン糸の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS595347Y2 (ja) * | 1979-08-03 | 1984-02-17 | 富士重工業株式会社 | 車両用灰皿 |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP1986004955U patent/JPH049217Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5624899B2 (ja) * | 1975-10-17 | 1981-06-09 | ||
JPS609934A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-19 | 東レ株式会社 | 強ネン糸の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62115940U (ja) | 1987-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0865369A (ja) | ヒンジ部材 | |
US5441167A (en) | Storage area and hinge structure | |
JPH049217Y2 (ja) | ||
JP2002331865A (ja) | 車両用掛止装置 | |
JPH04214132A (ja) | 空気調和機のグリル取付機構 | |
JPH028066Y2 (ja) | ||
JPH0676950U (ja) | 原稿圧着板の開閉装置 | |
KR900005746Y1 (ko) | 버스의자용 회전장치 | |
JPH0335020Y2 (ja) | ||
JPS5814209Y2 (ja) | 蓋体ロック部材 | |
JPH077498Y2 (ja) | 折れ戸用蝶番 | |
JPS5910295Y2 (ja) | 隠し蝶番装置 | |
JPH0130518Y2 (ja) | ||
JPH0214514Y2 (ja) | ||
JP2618061B2 (ja) | ヒンジ装置 | |
JPS6326077Y2 (ja) | ||
JPS629233Y2 (ja) | ||
JPH0444780Y2 (ja) | ||
JP2520066Y2 (ja) | 両開き扉におけるオートヒンジ | |
JP2506349Y2 (ja) | 家具類における扉の蝶着装置 | |
JP2579445Y2 (ja) | 折れ戸装置 | |
JPH0241632B2 (ja) | ||
JPH0125458Y2 (ja) | ||
JPH0423172Y2 (ja) | ||
JPH0920174A (ja) | 車両用格納式ミラー |