JP2599690Y2 - 屋外設置防雨機器 - Google Patents

屋外設置防雨機器

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JP2599690Y2
JP2599690Y2 JP1993030781U JP3078193U JP2599690Y2 JP 2599690 Y2 JP2599690 Y2 JP 2599690Y2 JP 1993030781 U JP1993030781 U JP 1993030781U JP 3078193 U JP3078193 U JP 3078193U JP 2599690 Y2 JP2599690 Y2 JP 2599690Y2
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JP
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case
substrate
rib
outdoor
ribs
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JP1993030781U
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JPH073173U (ja
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学 山田
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Aiphone Co Ltd
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Aiphone Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、門柱等の屋外に設置
されるインターホン子機(玄関子機)等の屋外設置防雨
機器に関し、特に防雨機能を有する屋外設置防雨機器に
関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決すべき課題】従来より屋外
に設置されるインターホン子機は、例えば図3に示すよ
うに電子部品40、40を搭載した基板10と、この基
板10を覆うケース20とから成っており、ケース20
の内側面には基板10の奥行方向及び横方向の位置を位
置決めするための複数のリブ30が一体的に設けられて
いる。また、ケース20の表側には、マイクに外部から
の音声が入りやすくするとともにスピーカからの音声が
外部に聞えやすくするためにそれぞれマイク穴50及び
スピーカ穴60が設けられている。このため、降雨時に
これらマイク穴50及びスピーカ穴60から雨水が侵入
することがある。
【0003】侵入した水は、マイク穴50及びスピーカ
穴60の周囲にそれぞれ設けられたガイド50a、60
aによりケース20の側面側に導かれ、矢印で示すよう
にケース20の裏面、内側面を沿って流れるが、この水
Wが内側面に形成されたリブ30に当ると、図4に示す
ようにケース20の裏面から基板側へと流れてしまい、
これにより基板10に形成された電子部品40を濡らし
てしまう場合がある。
【0004】通常、基板10のパターンや重要な電子部
品には防雨対策のためにコーティング等の処理がなされ
ているが、このようなコーティングは長期に屋外で使用
されている間に劣化してしまうので、インターホン子機
そのものが確実に防雨機能を有していることが好まし
い。この考案は、このような従来の難点に鑑みなされた
もので、外部から侵入する水が基板10や電子部品40
に向うのを確実に防止できる防雨機能を有する屋外設置
防雨機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本考案の屋外設置防雨機器は、電子部品を搭載し
た基板と、基板を覆って取り付けられるケースと、ケー
スの内側面に形成され、基板をケースの奥行方向及び横
方向に位置付けるための切欠け部が形成されたリブとを
備え、基板はリブによりケースの内側面およびケースの
裏面との間に雨水が濡れるのを防止するためのスペース
をそれぞれ確保するものであって、リブは断面くの字状
の柱状体から成り柱状体を構成する面がケースの横方向
に対し傾斜しているものである。
【0006】
【作用】この屋外設置防雨機器において、電子部品を搭
載した基板が、ケースの内側面に形成されたリブの切欠
け部に当接するようにケースが取り付けられる。このよ
うな状態で外部から侵入してケースの垂直な内側面を伝
わって流れる水がリブに当ると、このリブの柱状体の面
が垂直方向(内側面)に対し傾斜しているため、水は基
板側に流れることなく、そのままリブの柱状体の面とケ
ースの裏面との間に沿って流れ、基板や電子部品が濡れ
ることがない。
【0007】
【実施例】以下、本考案の屋外設置防雨機器をインター
ホン子機に適用した一実施例を図面を参照して説明す
る。図1(a)及び(b)に示すインターホン子機は、
基板1と基板1を覆うケース2とから成り、図示しない
取り付け金具により門柱等の屋外壁面に取り付けられ
る。基板1にはスイッチ、コンデンサー等の電子部品
4、4が搭載されるとともにパターンが形成されてい
る。一方、ケース2は通常プラスチック製の一面が開口
した箱状の形状で、その内側面2aに基板1の位置決め
をするためのリブ3が一体成型により形成されている。
リブ3は一方の内側面2aに1個、他方の内側面2aに
2個設けられ、基板1を3点支持によりガタ付きなく固
定できるように構成されている。更にケース2には、図
示しないマイク及びスピーカに対応する位置にそれぞれ
マイク穴5、スピーカ穴6が形成されており、これらマ
イク穴5及びスピーカ穴6の周囲には、外部から侵入し
た雨水をケース2の両側面側に導くためのガイド5a、
6aがケース2と一体的に形成されている。
【0008】一方、リブ3は、図2に示すように断面が
くの字状の柱状体から成り、ケース2の裏面側2bとは
反対側に基板1が当接される切欠け部が形成されてい
る。切欠け部は柱状体の縦方向切欠け部31a、32a
において基板1を横方向に位置決めし、横方向切欠け部
31b、32bにおいて基板1を奥行方向に位置決めす
る。即ち、基板1とケース2の裏面2bとの間に所定の
スペースを確保する。また、基板1はリブ3によりケー
ス2の内側面2aとの間に所定のスペースを確保するも
のである。
【0009】また、リブ2の柱状体を構成する2つの面
31、32はそれぞれケース2の垂直な内側面2aに対
し、傾斜を持つように形成されている。この傾斜の角度
は、鈍角であって180度に近いほど雨水を垂直に流す
ことができるが、180度に近くなると横方向切欠け部
31b、32bによって基板1を奥行方向に支持する面
積が狭くなってしまい、リブのサイズを大きくせざるを
得なくなるので、135度〜165度程度の範囲、即ち
くの字の開きの角度が90度〜150度の範囲とするこ
とが好ましい。
【0010】このように構成されたインターホン子機に
おいて、基板1をケース2のリブ3の切欠け部31a、
31b、32a、32bに載せて位置決めし、固定し、
基板1及びケース2の面2bが垂直となるように図示し
ない取り付け金具で門柱、外壁等の屋外に設置する。こ
こで、ケース2にはその表面側にマイク穴5及びスピー
カ穴6が形成されているために、降雨時にはここから雨
水が侵入する。この侵入した雨水は、まずマイク穴5及
びスピーカ穴6の周囲に形成されたガイド5a及び6a
によりケース2の裏面2bを通って両側面に流れる(W
1、W2)。裏面2bと側面2aとが接する部分を伝って
下に向う水が、リブ3の柱状体の面31に当ると、この
面31は側面2a(垂直面)に対し傾斜しているので、
そのまま裏面2bに沿いながら流れ、リブ3のくの字状
の角を回り込んで更に柱状体の面32を伝わって流れ
る。水の量が多い場合には一部の水は面32を回り込む
ことなく、くの字状の角からそのまま垂直に裏面2bを
伝わって流れるが、基板1及び電子部品4とケース2と
の間には所定の間隔が確保されているので、水は基板1
のパターンや電子部品4を濡らすおそれはない。
【0011】なお、本実施例ではインターホン子機につ
いて説明したが、本考案はインターホン子機に限らず、
屋外、水周り等の水にさらされる場所に設置される機器
について適用できるのは言うまでもない。また、本実施
例では、一方の内側面に1個のリブ、他方の内側面に2
個のリブを設けた例を示したが、リブの数、設ける位置
は本実施例に限定されるものではない。
【0012】
【考案の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
考案の屋外設置防雨機器によれば、ケースに設けられた
穴から侵入した水がケースの内側面を伝って流れると
き、リブから基板側へ水が流れることを防止でき、これ
により基板に形成されたパターンや基板に搭載された電
子部品が濡れるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたインターホン子機の一実施
例を示す図で、(a)は裏面から見た図、(b)は断面
図。
【図2】図1のインターホン子機の要部を示す斜視図。
【図3】従来のインターホン子機を示す図。
【図4】図3のインターホン子機の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・・・・基板 2・・・・・・ケース 2a・・・・内側面 2b・・・・裏面 3・・・・・・リブ 4・・・・・・電子部品 31a、31b、32a、32b・・・・・・切欠け部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品(4)を搭載した基板(1)と、
    前記基板を覆って取り付けられるケース(2)と、前記
    ケースの内側面(2a)に形成され、前記基板を前記ケ
    ースの奥行方向及び横方向に位置付けるための切欠け部
    (31a、31b、32a、32b)が形成されたリブ
    (3)とを備えた屋外設置防雨機器において、 前記基板は前記リブにより前記ケースの内側面およびケ
    ースの裏面(2b)との間に雨水が濡れるのを防止する
    ためのスペースをそれぞれ確保するものであって、前記
    リブは断面くの字状の柱状体から成り前記柱状体を構成
    する面が前記ケースの横方向に対し傾斜している ことを
    特徴とする屋外設置防雨機器。
JP1993030781U 1993-06-08 1993-06-08 屋外設置防雨機器 Expired - Lifetime JP2599690Y2 (ja)

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JP1993030781U JP2599690Y2 (ja) 1993-06-08 1993-06-08 屋外設置防雨機器

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JP1993030781U JP2599690Y2 (ja) 1993-06-08 1993-06-08 屋外設置防雨機器

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Publication Number Publication Date
JPH073173U JPH073173U (ja) 1995-01-17
JP2599690Y2 true JP2599690Y2 (ja) 1999-09-13

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ID=12313227

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JP1993030781U Expired - Lifetime JP2599690Y2 (ja) 1993-06-08 1993-06-08 屋外設置防雨機器

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JP3790946B2 (ja) 1997-12-08 2006-06-28 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ 熱交換器

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JPH073173U (ja) 1995-01-17

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