JP3072319B2 - 水切り装置 - Google Patents
水切り装置Info
- Publication number
- JP3072319B2 JP3072319B2 JP27307296A JP27307296A JP3072319B2 JP 3072319 B2 JP3072319 B2 JP 3072319B2 JP 27307296 A JP27307296 A JP 27307296A JP 27307296 A JP27307296 A JP 27307296A JP 3072319 B2 JP3072319 B2 JP 3072319B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- building
- wall surface
- parapet
- right directions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は目地部を介して建て
られた2個あるいは3個の建物の段差部あるいはコーナ
ー部分の目地部を覆う水切り装置に関する。
られた2個あるいは3個の建物の段差部あるいはコーナ
ー部分の目地部を覆う水切り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水切り装置は一方の建物
の外壁面にカバー体の一端部を固定し、他端部を目地部
を介して建てられた他方の建物のパラペットの上面に取
付けられた前後左右方向にスライド移動するスライド金
具に取付けている。
の外壁面にカバー体の一端部を固定し、他端部を目地部
を介して建てられた他方の建物のパラペットの上面に取
付けられた前後左右方向にスライド移動するスライド金
具に取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水切り装置では
他方の建物の上面に段差がある場合、他方の建物が左右
方向に揺れ動くと、カバー体が段差部の外壁面より離れ
る方向の動きは吸収することができるが、その逆方向の
動きは吸収することができず、損傷するという欠点があ
った。
他方の建物の上面に段差がある場合、他方の建物が左右
方向に揺れ動くと、カバー体が段差部の外壁面より離れ
る方向の動きは吸収することができるが、その逆方向の
動きは吸収することができず、損傷するという欠点があ
った。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
段差あるいはコーナー部分の目地部を前後左右方向に建
物が揺れ動いても損傷することなく、確実に覆うことが
できる水切り装置を提供することを目的としている。
段差あるいはコーナー部分の目地部を前後左右方向に建
物が揺れ動いても損傷することなく、確実に覆うことが
できる水切り装置を提供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は一方の建物の外壁面と目地部を介して建て
られた高さの異なる上部を有する他方の建物の低い方の
パラペットとを覆う水切り装置において、該水切り装置
を前記他方の建物の低い方のパラペットの高い方の外壁
面側を覆うように該高い方の外壁面に固定されたL字状
の樋が形成された一方のカバーと、この一方のカバー内
に前後左右方向に遊びを有するように入り込むことがで
きる一端部が前記一方の建物の外壁面に固定され、他端
部が前記他方の建物の低い方のパラペットに前後左右方
向にスライド移動可能に取付けられたスライド金具に取
付けられた断面ほぼL字状の他方のカバーと、この他方
のカバーと前記一方のカバーとが前後左右方向に揺れ動
いた場合に一方のカバーが入り込む部位の他方のカバー
の側壁部位に形成された開口部と、この開口部を常時覆
い一方のカバーが該開口部内に入り込むとスライド移動
して、その入り込みを可能にするスライドカバーとで水
切り装置を構成している。
に、本発明は一方の建物の外壁面と目地部を介して建て
られた高さの異なる上部を有する他方の建物の低い方の
パラペットとを覆う水切り装置において、該水切り装置
を前記他方の建物の低い方のパラペットの高い方の外壁
面側を覆うように該高い方の外壁面に固定されたL字状
の樋が形成された一方のカバーと、この一方のカバー内
に前後左右方向に遊びを有するように入り込むことがで
きる一端部が前記一方の建物の外壁面に固定され、他端
部が前記他方の建物の低い方のパラペットに前後左右方
向にスライド移動可能に取付けられたスライド金具に取
付けられた断面ほぼL字状の他方のカバーと、この他方
のカバーと前記一方のカバーとが前後左右方向に揺れ動
いた場合に一方のカバーが入り込む部位の他方のカバー
の側壁部位に形成された開口部と、この開口部を常時覆
い一方のカバーが該開口部内に入り込むとスライド移動
して、その入り込みを可能にするスライドカバーとで水
切り装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図9に示す本発明の第1の実施
の形態において、1は一方の建物2の外壁面2aと目地
部3を介して建てられた上面に段差4を有する低い他方
の建物5の低い屋上部のパラペット6の上部とを覆う本
発明の水切り装置で、この水切り装置1は前記パラペッ
ト6の上面に複数本の固定ボルト7等によって固定され
た該建物5の内側方向に開口するスライド溝8を有する
固定金具9、この固定金具9のスライド溝8内に後端部
が前後左右方向にスライド移動可能に取付けられたスラ
イド金具本体10の先端部に上下方向に回動可能に取付
けられたT字状の取付け金具11とからなるスライド金
具12とからなる支持具13と、前記他方の建物5のパ
ラペット6の高い方の外壁面5a側を覆うように該高い
方の外壁面5aに固定されたL字状の樋14が形成され
た一方のカバー15と、この一方のカバー15内に前後
左右方向に遊びを有するように入り込むことができる一
端部が前記一方の建物2の外壁面2aに固定され、他端
部が前記他方の建物5のパラペット6に取付けられた支
持具13の取付け金具11に複数本のタッピングビス1
6等によって取付けられる他方のカバー17と、前記一
方のカバー15と他方のカバー17とが前後左右方向に
揺れ動いた場合に、一方のカバー15が入り込む部位の
他方のカバー17の側壁17a部位に形成された開口部
18と、この開口部18を常時覆い、一方のカバー15
が該開口部18内に入り込むとスライド移動して、その
入り込みを可能にするスライドカバー19と、前記パラ
ペット6の上部に位置する高い部位の外壁面5aと一方
の建物2の外壁面2aとの間には立壁プレートカバー2
0が設置されるが、この立壁プレートカバー20が設置
されると前記一方のカバー15と他方のカバー17の高
い方の外壁面5a側に上部開口部21および側部開口部
22が生じ、この開口部21、22を覆うように該他方
のカバー17の上部にスライド移動可能に支持させた溝
蓋23とで構成されている。
の形態において、1は一方の建物2の外壁面2aと目地
部3を介して建てられた上面に段差4を有する低い他方
の建物5の低い屋上部のパラペット6の上部とを覆う本
発明の水切り装置で、この水切り装置1は前記パラペッ
ト6の上面に複数本の固定ボルト7等によって固定され
た該建物5の内側方向に開口するスライド溝8を有する
固定金具9、この固定金具9のスライド溝8内に後端部
が前後左右方向にスライド移動可能に取付けられたスラ
イド金具本体10の先端部に上下方向に回動可能に取付
けられたT字状の取付け金具11とからなるスライド金
具12とからなる支持具13と、前記他方の建物5のパ
ラペット6の高い方の外壁面5a側を覆うように該高い
方の外壁面5aに固定されたL字状の樋14が形成され
た一方のカバー15と、この一方のカバー15内に前後
左右方向に遊びを有するように入り込むことができる一
端部が前記一方の建物2の外壁面2aに固定され、他端
部が前記他方の建物5のパラペット6に取付けられた支
持具13の取付け金具11に複数本のタッピングビス1
6等によって取付けられる他方のカバー17と、前記一
方のカバー15と他方のカバー17とが前後左右方向に
揺れ動いた場合に、一方のカバー15が入り込む部位の
他方のカバー17の側壁17a部位に形成された開口部
18と、この開口部18を常時覆い、一方のカバー15
が該開口部18内に入り込むとスライド移動して、その
入り込みを可能にするスライドカバー19と、前記パラ
ペット6の上部に位置する高い部位の外壁面5aと一方
の建物2の外壁面2aとの間には立壁プレートカバー2
0が設置されるが、この立壁プレートカバー20が設置
されると前記一方のカバー15と他方のカバー17の高
い方の外壁面5a側に上部開口部21および側部開口部
22が生じ、この開口部21、22を覆うように該他方
のカバー17の上部にスライド移動可能に支持させた溝
蓋23とで構成されている。
【0009】前記一方のカバー15は図4に示すよう
に、パラペット6に支持されかつ高い方の外壁面5aに
一方の側壁15aを複数本のタッピングビス24等によ
って固定される前記目地部3のほぼ半分の幅寸法のチャ
ンネル材がL字状となるように形成された樋14と、こ
の樋14の一端部を覆うように形成されたカバー壁25
と、前記樋14の他端部に形成された該樋14内に流れ
込んだ雨水等を下部へ排出する下方へ突出する水切りカ
バー板26とで構成されている。
に、パラペット6に支持されかつ高い方の外壁面5aに
一方の側壁15aを複数本のタッピングビス24等によ
って固定される前記目地部3のほぼ半分の幅寸法のチャ
ンネル材がL字状となるように形成された樋14と、こ
の樋14の一端部を覆うように形成されたカバー壁25
と、前記樋14の他端部に形成された該樋14内に流れ
込んだ雨水等を下部へ排出する下方へ突出する水切りカ
バー板26とで構成されている。
【0010】前記他方のカバー17は図5に示すよう
に、前記一方のカバー15のほぼ半分を覆うように遊端
部の一方に直角に切り欠かれた切り欠部27を有する他
方のカバー板28と、この他方のカバー板28の一端部
に形成された上方に突出する複数本のタッピングビス1
6等によって外壁面2aに固定される固定板29と、前
記他方のカバー板28の切り欠部27が形成された端部
に上方に突出するように一体成形された取付け板30
と、前記切り欠部27の端部より下方へ突出され、前記
樋14内に突出するアングル状の水切り板31と、前記
他方のカバー板28の他端部である遊端部に前記切り欠
部27側に開口部18を有するように下方へL字状に突
出するように形成された側壁17aと、前記開口部18
の一端部に位置する前記アングル状の水切り板31aの
下部に形成された一方のガイドレール32と、前記開口
部18の他端上部に位置する前記他方のカバー板28の
底面に取付けられた前記一方のガイドレール32と平行
となる他方のガイドレール33とで構成されている。
に、前記一方のカバー15のほぼ半分を覆うように遊端
部の一方に直角に切り欠かれた切り欠部27を有する他
方のカバー板28と、この他方のカバー板28の一端部
に形成された上方に突出する複数本のタッピングビス1
6等によって外壁面2aに固定される固定板29と、前
記他方のカバー板28の切り欠部27が形成された端部
に上方に突出するように一体成形された取付け板30
と、前記切り欠部27の端部より下方へ突出され、前記
樋14内に突出するアングル状の水切り板31と、前記
他方のカバー板28の他端部である遊端部に前記切り欠
部27側に開口部18を有するように下方へL字状に突
出するように形成された側壁17aと、前記開口部18
の一端部に位置する前記アングル状の水切り板31aの
下部に形成された一方のガイドレール32と、前記開口
部18の他端上部に位置する前記他方のカバー板28の
底面に取付けられた前記一方のガイドレール32と平行
となる他方のガイドレール33とで構成されている。
【0011】前記スライドカバー19は図6に示すよう
に、前記他方のカバー17の一方のガイドレール32と
他方のガイドレール33に支持されてスライド移動する
スライド板34と、このスライド板34の端部に下方へ
L字状に突出するように形成された前記開口部18を外
側から覆う蓋板35と、前記スライド板34を常時蓋板
35で開口部18を覆うように付勢する付勢スプリング
36とで構成されている。
に、前記他方のカバー17の一方のガイドレール32と
他方のガイドレール33に支持されてスライド移動する
スライド板34と、このスライド板34の端部に下方へ
L字状に突出するように形成された前記開口部18を外
側から覆う蓋板35と、前記スライド板34を常時蓋板
35で開口部18を覆うように付勢する付勢スプリング
36とで構成されている。
【0012】前記溝蓋23は図7に示すように、上部開
口部21を覆うように前記他方のカバー17の上部に支
持される板状の溝蓋本体37と、この溝蓋本体37の下
部側一側面より下方へ突出し、下端部が前記樋14の内
底面に当接する前記側部開口部22を覆う板状の側部蓋
38とで構成されている。
口部21を覆うように前記他方のカバー17の上部に支
持される板状の溝蓋本体37と、この溝蓋本体37の下
部側一側面より下方へ突出し、下端部が前記樋14の内
底面に当接する前記側部開口部22を覆う板状の側部蓋
38とで構成されている。
【0013】上記のように構成された水切り装置1は一
方の建物2と他方の建物5とが地震等で前後左右方向に
揺れ動いた場合には、図8および図9に示すように一方
のカバー15、他方のカバー17およびスライドカバー
19がスライド移動し、その揺れ動きを吸収することが
できる。
方の建物2と他方の建物5とが地震等で前後左右方向に
揺れ動いた場合には、図8および図9に示すように一方
のカバー15、他方のカバー17およびスライドカバー
19がスライド移動し、その揺れ動きを吸収することが
できる。
【0014】
【発明の異なる実施の形態】次に、図10ないし図18
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】図10ないし図13に示す本発明の第2の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、L字状の樋14を他方のカバー17A
に形成するとともに、該他方のカバー17Aの樋14の
ほぼ半分を覆うことができるような一方のカバー15A
を用いた点で、このように形成した一方のカバー15A
と他方のカバー17Aとを用いて構成した水切り装置1
Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作
用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、L字状の樋14を他方のカバー17A
に形成するとともに、該他方のカバー17Aの樋14の
ほぼ半分を覆うことができるような一方のカバー15A
を用いた点で、このように形成した一方のカバー15A
と他方のカバー17Aとを用いて構成した水切り装置1
Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作
用効果が得られる。
【0016】図14ないし図18に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、低い他方の建物5Aの一方の角部のパ
ラペット6と、目地部3を介して建てられた一対の建物
2、2のほぼ直角に位置する外壁面2a、2aとの間を
覆えるようにほぼL字状の樋14Aを形成した一方のカ
バー15Bを一対の建物2、2の一方に取付け、該一方
のカバー15Bの樋14Aのほぼ半分を覆う他方のカバ
ー17Bを一対の建物2、2の他方に取付けるととも
に、一方のカバー15Bと他方のカバー17Bとの間の
樋14A部分に生じる隙間39を該カバー15B、17
Bの前後左右方向の揺れ動きに追従しながら閉じること
ができる吹き込み防止蓋40を設けた点で、このように
構成した水切り装置1Bにしても、前記本発明の第1の
実施の形態と同様な作用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、低い他方の建物5Aの一方の角部のパ
ラペット6と、目地部3を介して建てられた一対の建物
2、2のほぼ直角に位置する外壁面2a、2aとの間を
覆えるようにほぼL字状の樋14Aを形成した一方のカ
バー15Bを一対の建物2、2の一方に取付け、該一方
のカバー15Bの樋14Aのほぼ半分を覆う他方のカバ
ー17Bを一対の建物2、2の他方に取付けるととも
に、一方のカバー15Bと他方のカバー17Bとの間の
樋14A部分に生じる隙間39を該カバー15B、17
Bの前後左右方向の揺れ動きに追従しながら閉じること
ができる吹き込み防止蓋40を設けた点で、このように
構成した水切り装置1Bにしても、前記本発明の第1の
実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0018】(1)一方の建物の外壁面と目地部を介し
て建てられた高さの異なる上部を有する他方の建物の低
い方のパラペットとを覆う水切り装置において、該水切
り装置を前記他方の建物の低い方のパラペットの高い方
の外壁面側を覆うように該高い方の外壁面に固定された
L字状の樋が形成された一方のカバーと、この一方のカ
バー内に前後左右方向に遊びを有するように入り込むこ
とができる一端部が前記一方の建物の外壁面に固定さ
れ、他端部が前記他方の建物の低い方のパラペットに前
後左右方向にスライド移動可能に取付けられたスライド
金具に取付けられた断面ほぼL字状の他方のカバーと、
この他方のカバーと前記一方のカバーとが前後左右方向
に揺れ動いた場合に一方のカバーが入り込む部位の他方
のカバーの側壁部位に形成された開口部と、この開口部
を常時覆い、一方のカバーが該開口部内に入り込むとス
ライド移動して、その入り込みを可能にするスライドカ
バーとで構成したので、地震等によって一方の建物と他
方の建物とが前後左右方向に揺れ動いても、その揺れ動
きを樋部分で吸収することができる。したがって、前後
左右方向の揺れ動きが生じても損傷することがなく、長
期間使用することができる。
て建てられた高さの異なる上部を有する他方の建物の低
い方のパラペットとを覆う水切り装置において、該水切
り装置を前記他方の建物の低い方のパラペットの高い方
の外壁面側を覆うように該高い方の外壁面に固定された
L字状の樋が形成された一方のカバーと、この一方のカ
バー内に前後左右方向に遊びを有するように入り込むこ
とができる一端部が前記一方の建物の外壁面に固定さ
れ、他端部が前記他方の建物の低い方のパラペットに前
後左右方向にスライド移動可能に取付けられたスライド
金具に取付けられた断面ほぼL字状の他方のカバーと、
この他方のカバーと前記一方のカバーとが前後左右方向
に揺れ動いた場合に一方のカバーが入り込む部位の他方
のカバーの側壁部位に形成された開口部と、この開口部
を常時覆い、一方のカバーが該開口部内に入り込むとス
ライド移動して、その入り込みを可能にするスライドカ
バーとで構成したので、地震等によって一方の建物と他
方の建物とが前後左右方向に揺れ動いても、その揺れ動
きを樋部分で吸収することができる。したがって、前後
左右方向の揺れ動きが生じても損傷することがなく、長
期間使用することができる。
【0019】(2)前記(1)によって、一方のカバー
と他方のカバーとによって内部に雨水等が入り込むのを
確実に防止することができる。
と他方のカバーとによって内部に雨水等が入り込むのを
確実に防止することができる。
【0020】(3)前記(1)によって、前後左右方向
の揺れ動きを吸収するために樋を用いるため、構造が簡
単で、容易に製造および設置することができる。
の揺れ動きを吸収するために樋を用いるため、構造が簡
単で、容易に製造および設置することができる。
【0021】(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)
と同様な効果が得られる。
と同様な効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の使用状態を示す斜
視図。
視図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】図1の3−3線に沿う断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の一方のカバーの説
明図。
明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の他方のカバーの説
明図。
明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態のスライドカバーの
説明図。
説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の溝蓋の説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の前後方向に揺れ動
いた状態の説明図。
いた状態の説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の左右方向に揺れ動
いた状態の説明図。
いた状態の説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の使用状態を示す
斜視図。
斜視図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の平面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の一方のカバーの
説明図。
説明図。
【図13】本発明の第2の実施の形態の他方のカバーの
説明図。
説明図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の使用状態を示す
斜視図。
斜視図。
【図15】図14の15−15線に沿う断面図。
【図16】本発明の第3の実施の形態の一方のカバーの
説明図。
説明図。
【図17】本発明の第3の実施の形態の他方のカバーの
説明図。
説明図。
【図18】本発明の第3の実施の形態の吹き込み防止蓋
の説明図。
の説明図。
1、1A、1B:水切り装置、 2:一方の建物、 3:目地部、 4:段差、 5、5A:他方の建物、 6:パラペット、 7:固定ボルト、 8:スライド溝、 9:固定金具、 10:スライド金具本体、 11:取付け金具、 12:スライド金具、 13:支持具、 14:樋、 15、15A、15B:一方のカバー、 16:タッピングビス、 17、17A、17B:他方のカバー、 18:開口部、 19:スライドカバー、 20:立壁プレートカバー、 21:上部開口部、 22:側部開口部、 23:溝蓋、 24:タッピングビス、 25:カバー壁、 26:水切りカバー板、 27:切り欠部、 28:他方のカバー板、 29:固定板、 30:取付け板、 31:アングル状の水切り板、 32:一方のガイドレール、 33:他方のガイドレール、 34:スライド板、 35:蓋板、 36:付勢スプリング、 37:溝蓋本体、 38:側部蓋、 39:隙間、 40:吹き込み防止蓋。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/62
Claims (3)
- 【請求項1】 一方の建物の外壁面と目地部を介して建
てられた高さの異なる上部を有する他方の建物の低い方
のパラペットとを覆う水切り装置において、該水切り装
置を前記他方の建物の低い方のパラペットの高い方の外
壁面側を覆うように該高い方の外壁面に固定されたL字
状の樋が形成された一方のカバーと、この一方のカバー
内に前後左右方向に遊びを有するように入り込むことが
できる一端部が前記一方の建物の外壁面に固定され、他
端部が前記他方の建物の低い方のパラペットに前後左右
方向にスライド移動可能に取付けられたスライド金具に
取付けられた断面ほぼL字状の他方のカバーと、この他
方のカバーと前記一方のカバーとが前後左右方向に揺れ
動いた場合に一方のカバーが入り込む部位の他方のカバ
ーの側壁部位に形成された開口部と、この開口部を常時
覆い、一方のカバーが該開口部内に入り込むとスライド
移動して、その入り込みを可能にするスライドカバーと
で構成したことを特徴とする水切り装置。 - 【請求項2】 一方の建物の外壁面と目地部を介して建
てられた高さの異なる上部を有する他方の建物の低い方
のパラペットとを覆う水切り装置において、該水切り装
置を前記他方の建物の低い方のパラペットの高い方の外
壁面側を覆うように該高い方の外壁面に固定されたL字
状のカバー部が形成された一方のカバーと、この一方の
カバーのL字状のカバー部が前後左右方向に遊びを有す
るように入り込むことができるL字状の樋が形成された
一端部が前記一方の建物の外壁面に固定され、他端部が
前記他方の建物の低い方のパラペットに前後左右方向に
スライド移動可能に取付けられたスライド金具に取付け
られた断面ほぼL字状の他方のカバーと、この他方のカ
バーと前記一方のカバーとが前後左右方向に揺れ動いた
場合に他方のカバーが入り込む部位の一方のカバーに形
成された開口部を常時覆い、他方のカバーが該開口部内
に入り込むとスライド移動して、その入り込みを可能に
するスライドカバーとで構成したことを特徴とする水切
り装置。 - 【請求項3】 目地部を介して建てられた一対の建物の
ほぼ直角に位置する外壁面と、このほぼ直角に位置する
外壁面と目地部を介して建てられた低い建物の屋上のパ
ラペットとを覆う水切り装置において、該水切り装置を
一端部が前記一方の建物の外壁面に固定され、他端部が
該外壁面と対応する部位の前記低い建物の屋上のパラペ
ットに取付けられた前後左右方向にスライド移動するス
ライド金具に取付けられ交差する目地部側にほぼL字状
の樋が形成された一方のカバーと、一端部が前記他方の
建物の外壁面に固定され、他端部が該外壁面と対応する
部位の前記低い建物の屋上のパラペットに取付けられた
前後左右方向にスライド移動するスライド金具に取付け
られた交差する目地部側に前記一方のカバーの樋内に前
後左右方向に移動可能に入り込む樋カバーが形成された
他方のカバーと、この他方のカバーの樋カバーと前記一
方のカバーの樋との間に生ずる隙間を該カバーの前後左
右方向の揺れ動きに追従しながら閉じることができる吹
き込み防止蓋と、前記低い建物側の前記一方のカバーと
他方のカバーの前後左右方向の揺れ動き時に衝突する部
位に形成された他方のカバーの側壁部位が入り込む開口
部、この開口部を常時覆い、側壁部位が入り込むとスラ
イド移動して、その入り込みを可能にするスライドカバ
ーとで構成したことを特徴とする水切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27307296A JP3072319B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 水切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27307296A JP3072319B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 水切り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1096271A JPH1096271A (ja) | 1998-04-14 |
JP3072319B2 true JP3072319B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=17522761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27307296A Expired - Fee Related JP3072319B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 水切り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3072319B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4441086B2 (ja) * | 2000-09-25 | 2010-03-31 | 株式会社日本アルミ | 伸縮継手装置 |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP27307296A patent/JP3072319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1096271A (ja) | 1998-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4237664A (en) | Sliding door unit | |
JPH05202679A (ja) | ドアの敷居 | |
JP3072319B2 (ja) | 水切り装置 | |
JP3004160B2 (ja) | 屋根上設置型太陽電池装置の雨仕舞装置 | |
JP3062651B2 (ja) | 床用樋装置 | |
JP3358474B2 (ja) | 外装材支持具 | |
JPH0638316A (ja) | 配電盤の防水機構 | |
JPH073086B2 (ja) | 床用樋装置 | |
JP2906374B2 (ja) | 渡り通路の目地装置 | |
JP2863069B2 (ja) | 屋根の排水構造 | |
JP2529572Y2 (ja) | 床用目地装置 | |
JP2007182747A (ja) | 外壁部の水抜き具及び排水構造 | |
JP3136235B2 (ja) | 入隅用伸縮継手構造 | |
JP3242583B2 (ja) | 浴室ドアの下枠及び下枠と浴室ドア間の水密構造 | |
JP2747229B2 (ja) | エキスパンションジョイントの入隅部用施工方法 | |
JP2884490B2 (ja) | 床用目地装置 | |
JP3332914B2 (ja) | 屋外用下枠フラットサッシの掃除装置 | |
JP7521838B1 (ja) | 屋上用目地カバー装置 | |
KR0140545Y1 (ko) | 철도차량용 배수관의 방음장치 | |
JPH041267Y2 (ja) | ||
JPH0616076Y2 (ja) | 雨戸用の下レール構造 | |
JP6359700B1 (ja) | 屋上用目地カバー装置 | |
JP2019060136A (ja) | 屋上用目地カバー装置 | |
JPH07116760B2 (ja) | 屋上用目地装置 | |
JPH07279328A (ja) | 天窓の断熱構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150602 Year of fee payment: 15 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |