JPH07279328A - 天窓の断熱構造 - Google Patents

天窓の断熱構造

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Publication number
JPH07279328A
JPH07279328A JP7717394A JP7717394A JPH07279328A JP H07279328 A JPH07279328 A JP H07279328A JP 7717394 A JP7717394 A JP 7717394A JP 7717394 A JP7717394 A JP 7717394A JP H07279328 A JPH07279328 A JP H07279328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
frame
skylight
roof
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP7717394A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneshi Hagiwara
常司 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP7717394A priority Critical patent/JPH07279328A/ja
Publication of JPH07279328A publication Critical patent/JPH07279328A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天窓の開口枠の断熱性能の向上を図った天窓
の断熱構造を提供することにある。 【構成】 屋根1の窓用開口部2に天窓5を支持する開
口枠3を設け、その開口枠3に断熱材6を取り付けてな
る。従って開口枠3の断熱性能の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅等の建築物の屋
根に取り付ける天窓の断熱構造に係り、特に天窓の外周
の開口枠の断熱性能を図った天窓の断熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、天窓としては、特開昭63−2
61047号公報等に記載されたものが知られている。
【0003】この天窓は、屋根の窓用開口部にサッシ枠
や木枠等の開口枠を取り付け、その開口枠に天窓を取り
付けた構造であり、また屋根と開口枠には雨水の浸入を
防止すべく防水シートを設けた構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記天
窓の構造においては、屋根自体には断熱対策が施されい
るものの、天窓には断熱対策が施されておらず、このた
め冬期等、室内が暖房されている時などは、開口枠が内
外の温度差の影響を直接受けて開口枠内面に結露が生じ
易くなる。この結露水は、開口枠を傷めるたけでなく、
その量が多いと、開口枠から周囲の天井に流れて天井を
も傷めてしまう問題があった。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、天窓の開口枠の断熱性能の向上を図った天窓の断熱
構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、屋根の窓用開口部に天窓を支
持する開口枠を設け、その開口枠に断熱材を取り付けた
ことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1の
発明を前提とし、断熱材を開口枠の外周に取り付けると
共にその外周を防水板で覆ったことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、開口枠に断熱材
が取り付けられるため、開口枠の断熱性能が屋根と同等
に向上し、開口枠の内面に結露等が生じることが防止で
きる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、防水板によ
り断熱材が雨水から保護されると共に屋根と窓用開口部
の連結部に雨水が浸入するのを防止できる。
【0010】
【実施例】以下に、この発明の実施例を添付図面に基い
て詳述する。
【0011】図1は、この発明の基本的な実施例を示し
ている。
【0012】図において、屋根1には窓用開口部2が形
成され、その窓用開口部2に、木枠、サッシ枠からなる
開口枠3が釘,ネジ等の連結部材4で取り付けらる。こ
の開口枠3の頂部には二重のガラスが嵌込まれた天窓5
が設けられる。
【0013】この発明においては、開口枠4の外周に発
砲ウレタンなどの断熱材6を取り付けて構成する。
【0014】なお屋根1は、ユニット構造、2×4構
造、プレファブ構造、一般木造構造等の住宅のいずれの
ものでもよく、また屋根1は傾斜しても水平でもでもよ
い。
【0015】このように構成された天窓の断熱構造によ
れば、開口枠3の外周は断熱材6が取り付けられるた
め、断熱性能が向上し、熱貫流抵抗が高まり、冬期等開
口枠4の内外に温度差があっても開口枠4内面に結露が
生じることが防止できる。
【0016】図2はこの発明の他の実施例を示してい
る。
【0017】この実施例においては、断熱材6の外周を
防水鋼板等の防水板7で覆ったもので、防水板7は屋根
1に沿い、断熱材6の外周で立ち上げて断熱材6の外周
を覆うようにかつその上端6aを覆って開口枠3の上部
で固定するように設けられる。 この例におていは、断
熱材6が雨水に当ることがなく、また屋根1に沿って流
下する雨水から保護されると共に開口枠3と屋根1の連
結部に雨水が浸入せず、断熱材6の良好な断熱性能を維
持できる。
【0018】図3はこの発明のさらに他の実施例を示
し、特に、2×4住宅の屋根1の天窓の断熱構造を示し
ている。
【0019】屋根1は2×4の構造で水平に形成され、
その窓用開口部2に木枠、サッシ枠からなる開口枠3が
取り付けられ、その開口枠3の上部にアルミ製天窓サッ
シなどの天窓5を固定し、開口枠3の外周に発砲ウレタ
ンなどからなる断熱材6を取り付けたものである。
【0020】この例においても開口枠3の断熱性能の向
上が図れる。
【0021】図4、図5,図6は、図3のさらに他の実
施例を示している。
【0022】図4、図5、図6において、屋根1は、屋
根骨材8の上部に防水シート9と屋根材10が取り付け
られて形成され、その屋根骨材8の下部に天井材11が
取り付けられる。窓用開口部2は、屋根1の外壁材12
の近傍に形成される。開口枠3は、この窓用開口部2よ
り外壁材12側に傾斜するように取り付けられる。すな
わち開口枠3は、外壁材12側の前板13と後板14と
その左右板15とで左右方向が長い長方形状に形成さ
れ、前後板13,14の高さが、取り付ける天窓5の勾
配が略25度になるように形成される。この前板13
は、屋根骨材8から前方に傾斜するように、また左右板
15と後板14は窓用開口部2に嵌め込まれて屋根骨材
8と接し、適宜釘等の連結部材4で取り付けられる。
【0023】この開口枠3の内面には、前板13を除い
て内壁材16が張り付けられ、外周には発砲ウレタンか
らなる断熱材6が取り付けられる。この断熱材6の取り
付けは、左右板15と後板14の上下に取付桟17を取
り付けておき、その取付桟17間に嵌め込んで取り付け
る。
【0024】天窓5は、図6に示すように開口枠3に固
定される固定サッシ枠18と、その固定サッシ枠18に
対して支点ヒンジ19で開閉自在に取り付けられた開閉
サッシ枠20とその開閉サッシ枠20に設けられた2重
のガラス21,22とから構成され、また固定サッシ枠
18に開口枠3の上部を覆う網戸23が設けられて構成
される。
【0025】この天窓5の開閉は、前板13に取り付け
た開閉ボックス24の開閉部材25を正回転することで
開閉機構26を介して開閉サッシ枠20を略水平まで押
し上げて開き、開閉部材25を逆回転することで閉じる
ようにされる。
【0026】断熱材6は、図6に示すように、その外周
に屋根1の防水シート9が一体に延びて張付けられると
共にその外周に屋根材10が一体に延びて張付けられ、
その断熱材6の上部の屋根材10と固定サッシ枠18間
に防水テープ27が貼り付けられ、さらにその上部に防
水板28が被せられてる。
【0027】また前板13には、先端が外壁材12より
突き出した水切カバー29が設けられ、また詳細は図示
していないが開閉サッシ枠20の前縁には上部ガラス2
1からの雨水や下部ガラス22の結露水を水切カバー2
9に排水する排水路30が形成される。
【0028】この図4〜6の実施例においても、断熱材
6により窓用開口部3の断熱性能が保持され、結露の発
生を防止できる。また天窓5は傾斜しているため、平屋
根1に設けても天窓5に雨水等が溜らず良好に排水でき
る。
【0029】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上記実施
例では断熱材6を開口枠3の外周に取り付ける場合が示
されているが、内周に取り付けて断熱性能の向上を図る
ことも可能である。また、上記実施例では断熱材6とし
て発砲ウレタン以外に、グラスウール、発砲ポリスチレ
ン等が適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上要するにこの発明によれば、次のよ
うな優れた効果が得られる。
【0031】(1)請求項1記載の発明によれば、開口
枠に断熱材が取り付けられるため、開口枠の断熱性能が
屋根と同等に向上し、開口枠の内面に結露等が生じるこ
とが防止できる。
【0032】(2)請求項2記載の発明によれば、防水
板により断熱材が雨水から保護されると共に屋根と窓用
開口部の連結部に雨水が浸入するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面視図である。
【図2】図2の他の例を示す断面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】図3の他の詳細実施例を示す断面図である。
【図5】図4の側断面図である。
【図6】図4の部分詳細断面図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 窓用開口部 3 開口枠 5 天窓 6 断熱材 7,28 防水板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根の窓用開口部に天窓を支持する開口枠
    を設け、その開口枠に断熱材を取り付けたことを特徴と
    する天窓の断熱構造。
  2. 【請求項2】上記断熱材を開口枠の外周に取り付けると
    共にその外周を防水板で覆ったことを特徴とする請求項
    1記載の天窓の断熱構造。
JP7717394A 1994-04-15 1994-04-15 天窓の断熱構造 Pending JPH07279328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7717394A JPH07279328A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 天窓の断熱構造

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JP7717394A JPH07279328A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 天窓の断熱構造

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JPH07279328A true JPH07279328A (ja) 1995-10-27

Family

ID=13626411

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7717394A Pending JPH07279328A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 天窓の断熱構造

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JP (1) JPH07279328A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8701362B2 (en) 2011-01-14 2014-04-22 Extech Building Materials Skylight with thermal break
JP2014114604A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Asahi Kasei Homes Co 外部床構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8701362B2 (en) 2011-01-14 2014-04-22 Extech Building Materials Skylight with thermal break
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