JP2523597Y2 - 電子機器の防雨構造 - Google Patents
電子機器の防雨構造Info
- Publication number
- JP2523597Y2 JP2523597Y2 JP1992008796U JP879692U JP2523597Y2 JP 2523597 Y2 JP2523597 Y2 JP 2523597Y2 JP 1992008796 U JP1992008796 U JP 1992008796U JP 879692 U JP879692 U JP 879692U JP 2523597 Y2 JP2523597 Y2 JP 2523597Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower housing
- electronic device
- raindrops
- rain
- electronic equipment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電子機器の防雨構造に係
わり、特に電子機器背面の接続部に雨水が侵入しない電
子機器の防雨構造に関する。
わり、特に電子機器背面の接続部に雨水が侵入しない電
子機器の防雨構造に関する。
【0002】
【従来の技術】インターホンの子機は一般に屋外に設置
されている。図2(c)に示すように、壁面、門柱等の
固定部Wに、子機を固定させる枠Fが設置され、室内親
機(図示せず)から配線ケーブルLが配設されている。
この子機の下筐体30の背面60の接続部(ターミナル
部)20(図2(b))に室内親機からの配線ケーブル
Lが結線される。スピーカS、マイクM、ボタンP(図
2(a))および電子部品10を搭載した基板Bを収納
して上筐体40と下筐体30とを嵌合させた電子機器5
0(図2(c))は、壁面、門柱等固定部Wの枠Fに取
付けられる。
されている。図2(c)に示すように、壁面、門柱等の
固定部Wに、子機を固定させる枠Fが設置され、室内親
機(図示せず)から配線ケーブルLが配設されている。
この子機の下筐体30の背面60の接続部(ターミナル
部)20(図2(b))に室内親機からの配線ケーブル
Lが結線される。スピーカS、マイクM、ボタンP(図
2(a))および電子部品10を搭載した基板Bを収納
して上筐体40と下筐体30とを嵌合させた電子機器5
0(図2(c))は、壁面、門柱等固定部Wの枠Fに取
付けられる。
【0003】来訪者は、インターホンの子機の正面上筐
体40にあるボタンP、スピーカSおよびマイクMを使
用して(図2(a))、室内親機側と通話できる。
体40にあるボタンP、スピーカSおよびマイクMを使
用して(図2(a))、室内親機側と通話できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】屋外に設置されるイン
ターホンの子機は雨にさらされており、上下筐体30、
40と固定部Wの枠Fへの取付け部分から、吹込む雨滴
(図2(b)、(c)の矢印)が、子機下筐体30の背
面60のターミナル部20に達してターミナル部20を
腐食させ、あるいは表面張力により貯まった雨滴(図2
(d))のためにターミナル間でショートして、通話不
可、誤呼出し等の誤動作が発生するという難点があっ
た。
ターホンの子機は雨にさらされており、上下筐体30、
40と固定部Wの枠Fへの取付け部分から、吹込む雨滴
(図2(b)、(c)の矢印)が、子機下筐体30の背
面60のターミナル部20に達してターミナル部20を
腐食させ、あるいは表面張力により貯まった雨滴(図2
(d))のためにターミナル間でショートして、通話不
可、誤呼出し等の誤動作が発生するという難点があっ
た。
【0005】
【目的】本考案は上記従来の難点を解決するためになさ
れたもので、隙間から吹込む雨滴を接続部に至らせない
電子機器の防雨構造を提供することを目的とする。
れたもので、隙間から吹込む雨滴を接続部に至らせない
電子機器の防雨構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】電子部品を搭載し、背面
に接続部を有する下筐体と正面を保護する上筐体を嵌合
させた電子機器において、下筐体の背面の上部を傾斜さ
せると共に、下筐体の背面に接続部を回避する複数個の
溝を設けたものである。
に接続部を有する下筐体と正面を保護する上筐体を嵌合
させた電子機器において、下筐体の背面の上部を傾斜さ
せると共に、下筐体の背面に接続部を回避する複数個の
溝を設けたものである。
【0007】
【作用】電子機器の、下筐体の背面の上部を傾斜させ
て、まず雨滴を下筐体背面に落下しないようにし、背面
に接続部を回避する経路を有する複数個の溝を設けたの
で、仮に僅かな雨滴が下筐体の背面に落下しても、溝を
伝って流れ落ちて接続部には至らず、雨滴による接続部
の腐食や、接続部でのショートによる誤動作は回避され
る。
て、まず雨滴を下筐体背面に落下しないようにし、背面
に接続部を回避する経路を有する複数個の溝を設けたの
で、仮に僅かな雨滴が下筐体の背面に落下しても、溝を
伝って流れ落ちて接続部には至らず、雨滴による接続部
の腐食や、接続部でのショートによる誤動作は回避され
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案による電子機器の防雨構造の実
施例を図面を参照して詳述する。インターホンの子機は
一般に屋外に設置されている。図1(c)に示すよう
に、壁面、門柱等の固定部Wに、子機を固定させる枠F
が設置され、室内親機(図示せず)から配線ケーブルL
が配設されている。この子機の下筐体3の背面6の接続
部(ターミナル部)2(図1(b))に室内親機からの
配線ケーブルLが結線される。スピーカS、マイクM、
ボタンP(図1(a))および電子部品1を搭載した基
板Bを収納して上筐体4と下筐体3とを嵌合させた電子
機器5(図1(c))は、壁面、門柱等固定部Wの枠F
に取付けられる。
施例を図面を参照して詳述する。インターホンの子機は
一般に屋外に設置されている。図1(c)に示すよう
に、壁面、門柱等の固定部Wに、子機を固定させる枠F
が設置され、室内親機(図示せず)から配線ケーブルL
が配設されている。この子機の下筐体3の背面6の接続
部(ターミナル部)2(図1(b))に室内親機からの
配線ケーブルLが結線される。スピーカS、マイクM、
ボタンP(図1(a))および電子部品1を搭載した基
板Bを収納して上筐体4と下筐体3とを嵌合させた電子
機器5(図1(c))は、壁面、門柱等固定部Wの枠F
に取付けられる。
【0009】本考案による電子機器の防雨構造において
は、下筐体3の背面6の上部7を傾斜角θをもって傾斜
させ(図1(b))ている。更に、下筐体背面6に溝8
を複数個81、82、…8n設けている。これら複数個の
溝81、82、…8nは、ターミナル部2を回避する経路
R(R1、R2、…Rn)で設けられている。即ち、経路
Rは水平面と傾斜角δをもっている。
は、下筐体3の背面6の上部7を傾斜角θをもって傾斜
させ(図1(b))ている。更に、下筐体背面6に溝8
を複数個81、82、…8n設けている。これら複数個の
溝81、82、…8nは、ターミナル部2を回避する経路
R(R1、R2、…Rn)で設けられている。即ち、経路
Rは水平面と傾斜角δをもっている。
【0010】来訪者は、インターホンの子機の正面上筐
体4にあるボタンP、スピーカSおよびマイクMを使用
して(図1(a))、室内親機側と通話できる。屋外に
設置されているため、ときには雨滴が吹込む(図1
(b))が、背面6の上部7は傾斜しているので、雨滴
はこの上部7の傾斜を伝って下筐体3の側面から落下す
る(rn、rm)。
体4にあるボタンP、スピーカSおよびマイクMを使用
して(図1(a))、室内親機側と通話できる。屋外に
設置されているため、ときには雨滴が吹込む(図1
(b))が、背面6の上部7は傾斜しているので、雨滴
はこの上部7の傾斜を伝って下筐体3の側面から落下す
る(rn、rm)。
【0011】僅かに雨滴が下筐体背面に落下しても、下
筐体の背面6に設けられている複数個の溝81、82、…
8nが、ターミナル部2を回避する経路R(R1、R2、
…Rn)にあるため、雨滴はこれら溝81、82、8n…を
流れ落ちて接続部に至らず(図1(d))、接続部の腐
食や、接続部でのショートはなくなり、誤動作は発生し
なくなった。
筐体の背面6に設けられている複数個の溝81、82、…
8nが、ターミナル部2を回避する経路R(R1、R2、
…Rn)にあるため、雨滴はこれら溝81、82、8n…を
流れ落ちて接続部に至らず(図1(d))、接続部の腐
食や、接続部でのショートはなくなり、誤動作は発生し
なくなった。
【0012】なお、以上の実施例において本考案による
電子機器の防雨構造は、インターホン子機に適用した場
合について説明したが、電子機器はインターホン子機に
限定されるものではない。
電子機器の防雨構造は、インターホン子機に適用した場
合について説明したが、電子機器はインターホン子機に
限定されるものではない。
【0013】
【考案の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
考案による電子機器の防雨構造は、電子部品を搭載し、
背面に接続部を有する下筐体と正面を保護する上筐体を
嵌合させた電子機器において、下筐体の背面の上部を傾
斜させたので、雨滴は下筐体の背面に落下しなくなり、
また僅かな雨滴が下筐体の背面に落下しても、接続部を
回避する経路を有する溝を伝って流れ落ちるので、接続
部には至らず、雨滴による接続部の腐食や、接続部での
ショートによる誤動作は回避される。
考案による電子機器の防雨構造は、電子部品を搭載し、
背面に接続部を有する下筐体と正面を保護する上筐体を
嵌合させた電子機器において、下筐体の背面の上部を傾
斜させたので、雨滴は下筐体の背面に落下しなくなり、
また僅かな雨滴が下筐体の背面に落下しても、接続部を
回避する経路を有する溝を伝って流れ落ちるので、接続
部には至らず、雨滴による接続部の腐食や、接続部での
ショートによる誤動作は回避される。
【図1】本考案による電子機器の防雨構造の一実施例を
説明する図で、(a)は正面を示す図、(b)は背面
図、(c)は側断面図、(d)は底面図である。
説明する図で、(a)は正面を示す図、(b)は背面
図、(c)は側断面図、(d)は底面図である。
【図2】従来の電子機器の防雨構造を説明する図で、
(a)は正面を示す図、(b)は背面図、(c)は側断
面図、(d)は底面図である。
(a)は正面を示す図、(b)は背面図、(c)は側断
面図、(d)は底面図である。
1…電子部品 2…接続部 3…下筐体 4…上筐体 5…電子機器 6…背面 7…上部 8…溝
Claims (1)
- 【請求項1】電子部品(1)を搭載し、背面に接続部
(2)を有する下筐体(3)と正面を保護する上筐体
(4)を嵌合させた電子機器(5)において、前記下筐
体(3)の背面(6)の上部(7)を傾斜させると共
に、前記下筐体の背面(6)に前記接続部(2)を回避
する複数個の溝(8)を設けたことを特徴とする電子機
器の防雨構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992008796U JP2523597Y2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 電子機器の防雨構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992008796U JP2523597Y2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 電子機器の防雨構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569978U JPH0569978U (ja) | 1993-09-21 |
JP2523597Y2 true JP2523597Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=11702834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992008796U Expired - Lifetime JP2523597Y2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 電子機器の防雨構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523597Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008054249A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 水切り機能を備えたバスレフ型スピーカユニット |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3726142B2 (ja) * | 1995-11-01 | 2005-12-14 | 三菱電機株式会社 | 自動検針端末器筺体 |
JP4577184B2 (ja) * | 2005-10-25 | 2010-11-10 | パナソニック電工株式会社 | 埋込型ドアホン装置 |
JP5878805B2 (ja) * | 2012-03-23 | 2016-03-08 | アイホン株式会社 | インターホン機器の防雨構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54159063U (ja) * | 1978-04-28 | 1979-11-06 | ||
JPS6197897A (ja) * | 1984-10-18 | 1986-05-16 | 松下電器産業株式会社 | 液体流入防止装置 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP1992008796U patent/JP2523597Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008054249A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 水切り機能を備えたバスレフ型スピーカユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569978U (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960806 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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