JP3031359B2 - 露出取付型のハンズフリーテレビインターホンユニット - Google Patents

露出取付型のハンズフリーテレビインターホンユニット

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JP3031359B2
JP3031359B2 JP10289790A JP28979098A JP3031359B2 JP 3031359 B2 JP3031359 B2 JP 3031359B2 JP 10289790 A JP10289790 A JP 10289790A JP 28979098 A JP28979098 A JP 28979098A JP 3031359 B2 JP3031359 B2 JP 3031359B2
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浩 横田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の玄関口等に設置
されたカメラ付ドアホン子器で撮像された画像をモニタ
しながら来訪者とインターホン通話を行うのに適用され
る露出取付型のハンズフリーテレビインターホンユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】承知の通り、この種のハンズフリーテレ
ビインターホンユニットでは、モニタ画像を映出するた
めの偏平型陰極線管や、インターホン通話を実行するた
めのマイクとスピーカ、及びインターホン通話や画像処
理等の制御を行うための電気回路を備えた回路基板等
が、ユニットケース内に収容されている。而して、従来
では、例えばスピーカや回路基板等の各部の取付けに際
しては、これら各部品がユニットケースにねじ止めされ
ていたのが実情であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のねじ止めに
よって各部品を固定させる手段では、ねじの締付け作業
等が煩雑でその組立作業性が悪く、しかもユニットケー
ス内の各所にはねじ止めダボ等を形成した上で雌ねじ部
を形成させておく必要があるため、ユニットケース内に
ねじ止めダボを形成するスペースを余分に確保する必要
があり、ユニット全体が大型化するという難点を生じて
いた。
【0004】また、この種のハンズフリーテレビインタ
ーホンユニットでは、画像処理やインターホン通話等を
制御するための回路基板がかなり大きなサイズとなる
が、従来では、この回路基板を幅広な一枚の回路基板と
して形成し、ユニットケース内へ収容させていた。従っ
て、ユニットケースとしては、かかる回路基板よりも幅
広の寸法に形成する必要があり、この点からもユニット
全体が大型化し、露出取付型のユニットとしての取扱い
に苦慮するという難点が生じていた。本発明は上記の点
に鑑みて提案されたもので、露出取付型のハンズフリー
テレビインターホンユニットの小型化、及び組立作業の
簡易化を適切に図ることができるようにすることを、そ
の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係る露出取付型
のハンズフリーテレビインターホンユニットは、ケース
本体とその前面カバーとで形成されるユニットケース内
に、モニタ画像を映出するための偏平型陰極線管と、こ
の偏平型陰極線管で映出されるモニタ画像の画像制御や
マイクとスピーカを介して実行されるインターホン通話
を制御するための回路基板が収容されている露出取付型
のハンズフリーテレビインターホンユニットであって、
前記回路基板は、第1の回路基板と第2の回路基板とか
ら成り、このうち第1の回路基板は偏平型陰極線管とケ
ース本体の背面部との相互間に配置されていると共に、
前記第2の回路基板を偏平型陰極線管の側方位置で起立
保持させ、前記ケース本体に前面カバーを重ね合わせた
ときには、第2の回路基板の前後方向への抜止めがなさ
れるように構成されていることを特徴とする。
【0006】請求項に記載の本発明は、ケース本体と
その前面カバーとで形成されるユニットケース内に、モ
ニタ画像を映出するための偏平型陰極線管と、この偏平
型陰極線管で映出されるモニタ画像の画像制御やマイク
とスピーカを介して実行されるインターホン通話を制御
するための回路基板が収容されている露出取付型のハン
ズフリーテレビインターホンユニットであって、前記回
路基板は、第1の回路基板と第2の回路基板とから成
り、このうち第1の回路基板は偏平型陰極線管とケース
本体の背面部との相互間に配置されていると共に、ケー
ス本体又は前面カバーには、前記第2の回路基板をその
厚み方向に挟持して偏平型陰極線管の側方位置で起立保
持させるための基板挟持溝が設けられ、前記ケース本体
に前面カバーを重ね合わせたときには、前記基板挟持溝
に挟持された第2の回路基板の前後方向への抜止めがな
されるように構成されていることを特徴とする。
【0007】請求項に記載の本発明は、ケース本体と
その前面カバーとで形成されるユニットケース内に、モ
ニタ画像を映出するための偏平型陰極線管と、この偏平
型陰極線管で映出されるモニタ画像の画像制御やマイク
とスピーカを介して実行されるインターホン通話を制御
するための回路基板が収容されている露出取付型のハン
ズフリーテレビインターホンユニットであって、前記回
路基板は、第1の回路基板と第2の回路基板とから成
り、このうち第1の回路基板は偏平型陰極線管とケース
本体の背面部との相互間に配置されていると共に、ケー
ス本体又は前面カバーには、第2の回路基板の厚み方向
に沿って穿設された係止用孔に爪部を係止させることに
より、この第2の回路基板をその前後方向への抜止めが
なされた状態で前記偏平型陰極線管の側方位置へ起立保
持させるための係止爪が設けられていることを特徴とす
る。
【0008】請求項に記載の本発明は、請求項1ない
し請求項いずれかにおいて、第1の回路基板は、偏平
型陰極線管とケース本体の背面部との相互間に挟み込ま
れていることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1ないし請求項
いずれかに記載の本発明では、回路基板を第1の回路基
板と第2の回路基板とから成るので、これら2枚の回路
基板の各々の横幅寸法を小さくできる。従って、偏平型
陰極線管とケース本体の背面部との相互間に配置されて
いる第1の回路基板が偏平型陰極線管の側方に大きな寸
法ではみ出すようなことを回避でき、ユニットケースの
横幅を小さくできる。一方、第2の回路基板は、偏平型
陰極線管の側方へ起立状態で保持されるので、やはりこ
の第2の回路基板の取付けスペースを小さくでき、ユニ
ットケースの幅が大きくなることを防止できる。
【0010】また、請求項1ないし請求項2いずれかに
記載の本発明によれば、前記ケース本体に前面カバーを
重ね合わせたときには、第2の回路基板の前後方向への
抜止めがなされるようになっているので、第2の回路基
板を前後方向へ保持する機構を特別に設ける必要はな
い。
【0011】請求項によれば、第2の回路基板は、基
板支持溝に嵌入されて挟持され、ユニットケースを組み
立てた状態ではその前後方向への抜止めも防止された状
態となるから、やはりこの第2の回路基板をねじ止めす
るようなことなく、ユニットケース内の所定位置へ適切
に取付けておくことができる。
【0012】請求項に記載の本発明に係る露出取付型
のハンズフリーテレビインターホンユニットでは、第2
の回路基板に穿設された係止用孔に係止爪の爪部を係止
させることにより、この第2の回路基板を偏平型陰極線
管の側方位置へ起立保持させることができるので、やは
り上記請求項3と同様にねじ止めが不要となる。但し、
請求項2の場合とは異なり、ユニットケースのケース本
体に前面カバーを重ね合わせなくても、第2の回路基板
の係止用孔と係止爪との係止作用によって第2の回路基
板の前後方向への抜止めが図れるので、ユニットケース
の組み立ての際に第2の回路基板が不用意に抜け落ちる
ようなこともなく、一層便利となる。
【0013】請求項によれば、請求項1ないし請求項
3いずれかの構成において、第1の回路基板を偏平型陰
極線管とケース本体の背面部との相互間に挟み込む状態
とすれば、第1の回路基板についてもその取付けに際し
てねじ止めを行う必要もなくすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る露出取付型のハンズフ
リーテレビインターホンユニットUの分解斜視図、図2
はその組立状態の斜視図である。このインターホンユニ
ットUは、ユニットケース1内に、偏平型陰極線管2、
スピーカSP、第1の回路基板3A、及び第2の回路基
板3B等が収容されて構成される。尚、各図において、
各回路基板3A、3Bには所望の電子部品が実装されて
いるが、これらは便宜上省略している。
【0015】上記のうち、ユニットケース1は、ケース
本体1Aの前面側に前面カバー1Bを重ね合わせて組み
立てられるものである。図1に示すように、ケース本体
1Aには、ねじ9をケース本体1Aの背面側から挿通さ
せる挿通用孔40を備えた段付状のボス4が計4箇所設
けられ、また前面カバー1Bには、ネジ孔41を備えた
ボス4aが設けられている。かかる構造により、図4に
示すようにねじ9を利用してケース本体1Aと前面カバ
ー1Bとを固定することが可能である。図5はケース本
体1Aの下面部11にスピーカSPを取付けるための構
成を示す要部斜視図、図6はそのX3−X3断面図であ
る。これら各図に示すように、ケース本体1Aの下面部
11の内側には円弧状切欠部を備えた枠部6が形成さ
れ、この枠部6と下面部11との相互間には凹溝部5が
設けられている。この凹溝部5は、スピーカSPの外周
縁の約1/2の部位を嵌入させるためのものである。ま
た、下面部11にはスピーカ音用の通気孔14が適宜穿
設されている。
【0016】一方、上記のようなスピーカSPの固定手
段は前面カバー1B側にも設けられており、図1に示す
ように、前面カバー1Bの下面部11aの内側には、枠
部6aが設けられて、この枠部6aと下面部11aとの
相互間にはスピーカSPの外周縁の残りの部位を嵌入さ
せるための凹溝部5aが設けられている。また、通気孔
14aも適宜穿設されている。
【0017】上記の構造によれば、次のような作業でス
ピーカSPの取付けが行える。即ち、先ず図7(a)に
示すように、ケース本体1Aと前面カバー1Bの凹溝部
5、5aの各内部に、発泡シリコン等の防振用のパッキ
ン16、16aを挿入した後に、一方のケース本体1A
の凹溝部5内にスピーカSPの外周縁を嵌入させる。次
いで、ケース本体1Aに前面カバー1Bを重ね合わせ、
これら両者をねじ9を用いて固定させればよい。かかる
作業では、図8に示すように、ケース本体1Aと前面カ
バー1Bとの双方の凹溝部5、5a内にスピーカSPの
外周縁を嵌入させて保持することができるので、スピー
カSPをユニットケース1にねじ止めすることなく、確
実な固定が図れることとなる。
【0018】また、このインターホンユニットUでは、
図3に示すようにユニットケース1内に偏平型陰極線管
2が収容されるが、この偏平型陰極線管2はその上部側
に幅広の表示画面部2aが具備されている一方で、その
下方側には狭幅の偏向ヨーク2bが具備され、偏向ヨー
ク2bの周辺部には比較的大きな空間スペースが発生す
る。而して、上記したスピーカSPは、ユニットケース
1の下面側に取付けられ、偏向ヨーク2bの周囲に発生
する空間スペースを有効に利用して取付けているので、
スピーカSPの取付け用スペースをユニットケース1内
で別途確保するような必要もなく、ユニットケース1の
小型化に役立つこととなる。また、スピーカSPを下向
きとし、マイクMCを前向きにすれば、インターホン通
話時にハウリング現象が発生することも極力防止できる
こととなる。
【0019】図9はスピーカSPの取付手段の他の例を
示す要部斜視図、図10はそのX4−X4断面図であ
る。これら各図に示す構成は、ケース本体1Aの下面部
11の内側に複数の支持爪6Aを設けたもので、下面部
11に当接して配置されるスピーカSPの外周縁の後面
側を前記支持爪6Aによって支持可能な構成である(請
求項2に対応)。また、このような支持爪6Aと同様な
支持爪は、ケース本体1A側のみならず、前面カバー1
B側にも設けられている(不図示)。このような構成で
あっても、図5及び図6で示したものと同様に、ケース
本体1Aに前面カバー1Bを重ね合わせたときに、これ
ら支持爪6AによってスピーカSPの外周縁の両側を適
切に支持でき、やはりスピーカSPをねじ止めする必要
はない。
【0020】尚、上記した各実施例では、スピーカSP
をユニットケース1の下面部に下向き状態に取付けた場
合を一例として説明したが、本発明はこれに限定されな
い。例えば、図1で示す凹溝部5、5aを、ケース本体
1Aの左右側面部12、13の何れかの位置、並びにこ
れに対応する前面カバー1Bの側面部の位置に設けて、
スピーカSPをユニットケース1の左右側面部のうちの
何れかの壁面部に対面させた状態で取付けるようにして
も構わない。
【0021】次に、前記スピーカSP以外の各部の取付
構造について説明する。図1において、第1の回路基板
3Aは、マイクMCとスピーカSPを介してカメラ付ド
アホン子器との相互間で実行されるインターホン通話を
実行するための各種制御回路が組み込まれたものであ
る。尚、マイクMCは、図2に示すようにユニットケー
ス1の前面部等の適当な位置に設けられている。これに
対し、第2の回路基板3Bは、カメラ付ドアホン子器
(不図示)で撮像されて偏平型陰極線管2で映出される
画像信号の画像制御を実行するためのテレビ回路が組み
込みまれたもので、これら第1及び第2の回路基板3
A、3Bは相互に分離された別体の回路基板として構成
されている。第1の回路基板3Aの横幅S1は、第2の
回路基板3Bの横幅S2よりも幅広状に形成されてお
り、その横幅S1は偏平型陰極線管2の横幅と略同一程
度の幅に設定されている。
【0022】第1の回路基板3Aは、その両側縁部に設
けられた貫通孔30、30及び半円弧状の切欠部31、
31をケース本体1Aの段付状のボス40に嵌合させる
ことにより、図4に示すようにケース本体1A内に位置
決めされ状態で収容される。そして、この第1の回路基
板3Aの上面側には偏平型陰極線管2が載置されて取付
けられる。かかる構成では、偏平型陰極線管2の背面側
とケース本体1Aの背面部10との相互間のスペースに
第1の回路基板3Aを効率よく取付けることができる。
【0023】一方、第2の回路基板3Bを取付けるため
の手段としては、ケース本体1A内の一側部に一対のリ
ブ7、7aが例えば2組立設され、これらリブ7、7a
の相互間には基板挟持溝8が形成されている。また、こ
の基板挟持溝8は、偏平型陰極線管2の側方に配置され
るように考慮されている。第2の回路基板3Bは、この
基板挟持溝8内に起立した状態で嵌入されることによ
り、リブ7、7aによってその厚み方向に挟持される。
そして、図4に示すように、ケース本体1Aに前面カバ
ー1Bが取付けられると、前記第2の回路基板3Bがこ
の前面カバー1Bの存在によって矢印a方向に抜け出す
ようなこともなく、ユニットケース1内で適切に固定さ
れる。
【0024】上記構成では、第2の回路基板3Bが起立
状態で保持されているので、この第2の回路基板3Bを
非起立状態でユニットケース1内に収容させる場合とは
異なり、図3に示すようにユニットケース1の横幅S
は、第1の回路基板3Aの横幅S1に比較してさほど大
きくする必要がなく、ユニットケース1の小型化が図れ
ることとなる。また、この第2の回路基板3Bについて
も、第1の回路基板3Aと同様に、ユニットケース1内
へネジ止めを行う必要はなく、その組み立て作業を容易
に行うことが可能である。
【0025】図11は、第2の回路基板3Bの取付け構
造の他の実施例を示す要部断面図である。同図に示す構
造は、ケース本体1Aに係止爪70を立設したもので、
この係止爪70の先端部には、第2の回路基板3Bの厚
み方向に沿って穿設された係止用孔32に嵌入して係止
する横向きの爪部71が設けられている。かかる構成で
は、第2の回路基板3Bを係止爪70の爪部71に係止
させることにより、この第2の回路基板3Bを偏平型陰
極線管2の一側方で起立状態に保持できる。また、この
ような係止状態では、第2の回路基板3Bが矢印b方向
に抜け出すことも阻止された状態となり、ケース本体1
Aに前面カバー1Bを取付けなくても、第2の回路基板
3Bを固定させることができる。従って、第2の回路基
板3Bの取付けスペースが少なくできることは勿論のこ
と、前面カバー1Bを取付ける以前の段階で第2の回路
基板3Bが矢印b方向に抜け出してケース本体1Aから
抜け落ちるといった不具合も無くすることができる。
【0026】尚、上記図11で示した係止爪70や図1
で示した基板挟持溝8は、ケース本体1A側に設けず
に、例えば前面カバー1B側に設けてもよい。この場
合、例えば前面カバー1Bに設けた基板挟持溝8によっ
て保持された第2の回路基板3Bの先端部を第1の回路
基板3Aに当接させてその抜止めを図るようにしても何
ら構わない。
【0027】以上、上記構成においては、ケース本体と
前面カバーとの双方の凹溝部にスピーカの外周縁の両側
を嵌入させた状態にユニットケースを組み立てることが
できるので、スピーカをねじ止めすることなく、適切に
固定させることができる。また、スピーカは、偏平型陰
極線管の幅広な表示画面部よりも下方の位置(偏平型陰
極線管の偏向ヨークの側方又はそれより下方の位置)へ
配置されるから、偏平型陰極線管の側方の空きスペース
を有効利用したスピーカの取付けも図れることとなる。
また、ケース本体と前面カバーとの双方の支持爪によっ
てスピーカの外周縁の両側を支持させた状態にユニット
ケースを組み立てることができるので、スピーカをねじ
止めすることなく、適切に固定させることができる。
【0028】また、回路基板を第1の回路基板と第2の
回路基板とに分割されているので、これら2枚の回路基
板の各々の横幅寸法を小さくできる。従って、偏平型陰
極線管とケース本体の背面部との相互間に配置されてい
る第1の回路基板が偏平型陰極線管の側方に大きな寸法
ではみ出すようなことを回避でき、ユニットケースの横
幅を小さくできる。また、この第1の回路基板を偏平型
陰極線管とケース本体の背面部との相互間に挟み込む状
態とすれば、その取付けに際してねじ止めを行う必要も
なくすることができる。一方、第2の回路基板は、偏平
型陰極線管の側方へ起立状態で保持されるので、やはり
この第2の回路基板の取付けスペースを小さくでき、ユ
ニットケースの幅が大きくなることを防止できる。ま
た、この第2の回路基板は、基板支持溝に嵌入されて挟
持され、ユニットケースを組み立てた状態ではその前後
方向への抜止めも防止された状態となるから、やはりこ
の第2の回路基板をねじ止めするようなことなく、ユニ
ットケース内の所定位置へ適切に取付けておくことがで
きる。
【0029】また、図11のようにすれば、第2の回路
基板に穿設された係止用孔に係止爪の爪部を係止させる
ことにより、この第2の回路基板を偏平型陰極線管の側
方位置へ起立保持させることができるので、ねじ止めが
不要となる。但し、ユニットケースのケース本体に前面
カバーを重ね合わせなくても、第2の回路基板の係止用
孔と係止爪との係止作用によって第2の回路基板の前後
方向への抜止めが図れるので、ユニットケースの組み立
ての際に第2の回路基板が不用意に抜け落ちるようなこ
ともなく、一層便利となる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1ないし請求項いずれかに記載の本発明に係る露出
取付型のハンズフリーテレビインターホンユニットによ
れば、回路基板が第1の回路基板と第2の回路基板とか
ら成り、第1の回路基板を偏平型陰極線管の背面側へ、
また第2の回路基板を起立させた状態で偏平型陰極線管
の側方に各々配置させているので、ユニットケースの横
幅が大きくなることが回避できる。
【0031】更に請求項ないし請求項いずれか記載
の本発明によれば、第2の回路基板の取付けに際して
も、ねじ止めを行う必要がないので、その組み立てが容
易となり、ユニット全体を小型に形成できるという利点
が得られる。
【0032】また、請求項ないし請求項いずれか記
載の本発明によれば、ケース本体にカバーを重ね合わせ
ることにより、第2の回路基板の前後方向への抜止めが
なされるようになっているので、第2の回路基板を前後
方向へ保持する機構を特別に設ける必要はない。
【0033】また、請求項に記載の本発明によれば、
第2の回路基板がその係止用孔と係止爪との係止作用に
よってその前後方向への抜止めが図られた状態となるの
で、ユニットケースのケース本体と前面カバーとを重ね
合わせる以前の段階であっても第2の回路基板がケース
本体又は前面カバーから不用意に抜け落ちるようなこと
もなく、組み立て等に際して一層便利である。
【0034】請求項によれば、第1の回路基板を偏平
型陰極線管とケース本体の背面部との相互間に挟み込む
状態とすれば、第1の回路基板についてもその取付けに
際してねじ止めを行う必要もなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る露出取付型のハンズフリーテレビ
インターホンユニットの一例を示す分解斜視図。
【図2】本発明に係る露出取付型のハンズフリーテレビ
インターホンユニットの組み立て状態の外観構成の一例
を示す斜視図。
【図3】本発明に係る露出取付型のハンズフリーテレビ
インターホンユニットのケース本体内への部品の組み込
み状態の一例を示す正面図。
【図4】図3のX2−X2断面図。
【図5】本発明におけるスピーカの取付け構造の一例を
示す要部斜視図。
【図6】図5のX3−X3要部断面図。
【図7】(a)〜(c)はスピーカの組付け工程の一例
を示す説明図。
【図8】図2のX1−X1要部断面図。
【図9】本発明におけるスピーカの取付け構造の他の例
を示す要部斜視図。
【図10】図9のX4−X4要部断面図。
【図11】本発明における第2の回路基板の取付け構造
の他の例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 ユニットケース 1A ケース本体 1B 前面カバー 2 偏平型陰極線管 2a 表示画面部 2b 偏向ヨーク 3A 第1の回路基板 3B 第2の回路基板 4,4a ボス 5,5a 凹溝部 6,6a 枠部 6A 支持爪 7,7a リブ 8 基板挟持溝 9 ねじ 32 係止用孔 70 係止爪 71 爪部 MC マイク SP スピーカ U 露出取付型のハンズフリーテレビインターホンユニ
ット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/02 - 1/23 H04M 9/00 - 9/10 H04N 5/64 H04N 7/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体とその前面カバーとで形成さ
    れるユニットケース内に、モニタ画像を映出するための
    偏平型陰極線管と、この偏平型陰極線管で映出されるモ
    ニタ画像の画像制御やマイクとスピーカを介して実行さ
    れるインターホン通話を制御するための回路基板が収容
    されている露出取付型のハンズフリーテレビインターホ
    ンユニットであって、 前記回路基板は、第1の回路基板と第2の回路基板とか
    ら成り、このうち第1の回路基板は偏平型陰極線管とケ
    ース本体の背面部との相互間に配置されていると共に、
    前記第2の回路基板を偏平型陰極線管の側方位置で起立
    保持させ、前記ケース本体に前面カバーを重ね合わせた
    ときには、第2の回路基板の前後方向への抜止めがなさ
    れるように構成されていることを特徴とする露出取付型
    のハンズフリーテレビインターホンユニット。
  2. 【請求項2】 ケース本体とその前面カバーとで形成さ
    れるユニットケース内に、モニタ画像を映出するための
    偏平型陰極線管と、この偏平型陰極線管で映出されるモ
    ニタ画像の画像制御やマイクとスピーカを介して実行さ
    れるインターホン通話を制御するための回路基板が収容
    されている露出取付型のハンズフリーテレビインターホ
    ンユニットであって、 前記回路基板は、第1の回路基板と第2の回路基板とか
    ら成り、このうち第1の回路基板は偏平型陰極線管とケ
    ース本体の背面部との相互間に配置されていると共に、
    ケース本体又は前面カバーには、前記第2の回路基板を
    その厚み方向に挟持して偏平型陰極線管の側方位置で起
    立保持させるための基板挟持溝が設けられ、前記ケース
    本体に前面カバーを重ね合わせたときには、前記基板挟
    持溝に挟持された第2の回路基板の前後方向への抜止め
    がなされるように構成されていることを特徴とする露出
    取付型のハンズフリーテレビインターホンユニット。
  3. 【請求項3】 ケース本体とその前面カバーとで形成さ
    れるユニットケース内に、モニタ画像を映出するための
    偏平型陰極線管と、この偏平型陰極線管で映出されるモ
    ニタ画像の画像制御やマイクとスピーカを介して実行さ
    れるインターホン通話を制御するための回路基板が収容
    されている露出取付型のハンズフリーテレビインターホ
    ンユニットであって、 前記回路基板は、第1の回路基板と第2の回路基板とか
    ら成り、このうち第1の回路基板は偏平型陰極線管とケ
    ース本体の背面部との相互間に配置されていると共に、
    ケース本体又は前面カバーには、第2の回路基板の厚み
    方向に沿って穿設された係止用孔に爪部を係止させるこ
    とにより、この第2の回路基板をその前後方向への抜止
    めがなされた状態で前記偏平型陰極線管の側方位置へ起
    立保持させるための係止爪が設けられていることを特徴
    とする露出取付型のハンズフリーテレビインターホンユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 第1の回路基板は、偏平型陰極線管とケ
    ース本体の背面部との相互間に挟み込まれていることを
    特徴とする請求項1ないし請求項いずれか記載の露出
    取付型のハンズフリーテレビインターホンユニット。
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