JP2023141148A - インターホン機器の設置構造 - Google Patents

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Kenji Nakajima
裕作 西森
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Abstract

【課題】低コストでインターホン機器の設置状態の見た目向上を図ることができるインターホン機器の設置構造を提供する。【解決手段】化粧カバー30の後面に、左右方向へ延びるアルミ製柱状の固定部材35、35を設け、各固定部材35に、左右方向で外側の端面に開口する差込孔36を設ける一方、壁W側にネジ止めされる固定枠40に、前方へ突出する折り曲げ部40a、40aを設け、各折り曲げ部40aにそれぞれ連結孔44を穿設した。そして、各連結孔44が対応する差込孔36の左右方向で外側に位置する状態で、差込孔36と連結孔44とを一致させ、連結孔44の左右外側から差込孔36へ固定ネジ50をねじ込み、化粧カバー30と固定枠40とを一体化させることによって、化粧カバー30と該化粧カバー30に取り付けられたカメラ装置10及び呼出装置20とが壁Wの表面に設置されるようにした。【選択図】図4

Description

本発明は、たとえば来訪者により呼出操作されるインターホン子機を玄関の壁面等に設置するためのインターホン機器の設置構造に関するものである。
従来、壁の表面にインターホン機器を設置する構造としては、壁に埋設される取付ボックスに固定枠をネジ止めするとともに、該固定枠にインターホン機器の機器本体を固定し、さらに機器本体に化粧カバーを取り付けるという構造が一般的に採用されている(たとえば特許文献1)。
特開2020-141163号公報
上記従来の設置構造におけるインターホン機器側の壁側へのネジ止めは、壁に直交する方向へネジをねじ込むことによって行われる。したがって、ネジのネジ頭等が露出してしまうため、インターホン機器の設置状態の見た目が悪いという問題がある。そこで、ネジ止め箇所を被覆するような部材を設置するという対応も考えられるが、部品点数の増加に伴うコスト高を招くという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、低コストでインターホン機器の設置状態の見た目向上を図ることができるインターホン機器の設置構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、壁の表面にインターホン機器を設置するためのインターホン機器の設置構造であって、インターホン機器側に、左右方向で外側に開口する第1連結孔が設けられている一方、壁側に、前方へ突出する連結部が設けられ、連結部に、左右方向に貫通する第2連結孔が穿設されており、第2連結孔が第1連結孔の左右方向で外側に位置する状態で、両連結孔を一致させ、第2連結孔の左右外側から第2連結孔を介して第1連結孔へネジをねじ込み、インターホン機器側と壁側とを一体化することによって、インターホン機器が壁の表面に設置されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、インターホン機器側に、左右方向で外側に開口する第1連結孔が設けられている一方、壁側に、前方へ突出する連結部が設けられ、連結部に、左右方向に貫通する第2連結孔が穿設されている。そして、第2連結孔が第1連結孔の左右方向で外側に位置する状態で、両連結孔を一致させ、第2連結孔の左右外側から第2連結孔を介して第1連結孔へネジをねじ込み、インターホン機器側と壁側とを一体化することによって、インターホン機器が壁の表面に設置されるようにした。したがって、ネジをねじ込む方向が壁の表面と略平行な方向になるため、部品点数を増加させることなくネジ止め箇所を正面から容易に隠すことができ、設置状態にあるインターホン機器の見た目向上を低コストで実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、インターホン機器側として、化粧カバーと、化粧カバーの後面に取り付けられる機器本体とが設けられ、化粧カバーの後面に、第1連結孔を備えた固定部材が取り付けられている一方、壁側として、壁に埋設される取付ボックスに取付可能な矩形枠状の固定枠が設けられ、固定枠の左右両側縁に、前方へ折り曲げられた折り曲げ部が連結部として設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、インターホン機器側として、化粧カバーと、化粧カバーの後面に取り付けられる機器本体とが設けられ、化粧カバーの後面に、第1連結孔を備えた固定部材が取り付けられている一方、壁側として、壁に埋設される取付ボックスに取付可能な矩形枠状の固定枠が設けられ、固定枠の左右両側縁に、前方へ折り曲げられた折り曲げ部が連結部として設けられているため、設置作業としては、固定枠へのネジ止め前の化粧カバーに機器本体を取り付けた後、化粧カバーと固定枠とを一体化することで、機器本体を含むインターホン機器が壁の表面に設置されるようになっているため、機器本体の設置に係る作業性が良い。また、化粧カバーを固定枠にネジ止めするため、化粧カバーをインターホン機器の本体ケースに係止する構造等と比較して、化粧カバーの設置強度を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、ネジが、ネジ頭と、ネジ頭から軸方向へ突出する雄ねじ部と、雄ねじ部の先端から雄ねじ部と同方向へ突出しているとともに、周面にねじ山が設けられておらず、且つ、雄ねじ部よりも小径とされた円柱部とを備えている一方、固定部材が、左右方向へ延びるアルミ製の柱体であり、固定部材の左右外側の端面に、第1連結孔が開口しているとともに、固定部材の周面に、第1連結孔に連通するスリットが左右方向に延設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、ネジが、ネジ頭と、ネジ頭から軸方向へ突出する雄ねじ部と、雄ねじ部の先端から雄ねじ部と同方向へ突出しているとともに、周面にねじ山が設けられておらず、且つ、雄ねじ部よりも小径とされた円柱部とを備えている一方、固定部材が、左右方向へ延びるアルミ製の柱体であり、固定部材の左右外側の端面に、第1連結孔が開口しているとともに、固定部材の周面に、第1連結孔に連通するスリットが左右方向に延設されているため、ネジを固定部材にねじ込むにあたり、たとえ第1連結孔に対してネジが傾くような状況であったとしても、固定部材が変形しながらネジのねじ込みを許容し、化粧カバーと固定枠との一体化が実現される。したがって、壁の表面に近い位置に第1連結孔等が位置しており、壁の表面に平行な方向からネジをねじ込みにくいような状況であってもインターホン子機の設置が可能となり、ひいては化粧カバーの薄型化等を図ることができる。
本発明によれば、インターホン機器側に、左右方向で外側に開口する第1連結孔が設けられている一方、壁側に、前方へ突出する連結部が設けられ、連結部に、左右方向に貫通する第2連結孔が穿設されている。そして、第2連結孔が第1連結孔の左右方向で外側に位置する状態で、両連結孔を一致させ、第2連結孔の左右外側から第2連結孔を介して第1連結孔へネジをねじ込み、インターホン機器側と壁側とを一体化することによって、インターホン機器が壁の表面に設置されるようにした。したがって、ネジをねじ込む方向が壁の表面と略平行な方向になるため、部品点数を増加させることなくネジ止め箇所を正面から容易に隠すことができ、設置状態にあるインターホン機器の見た目向上を低コストで実現することができる。
壁の表面に設置されたインターホン子機を示した斜視説明図である。 インターホン子機を後方から示した斜視説明図である。 インターホン子機及び設置構造を分解して前方から示した斜視説明図である。 インターホン子機及び設置構造を分解して後方から示した斜視説明図である。 化粧カバーの右部を後方から示した斜視説明図である。 カメラ装置を示した斜視説明図であり、(a)は前方から、(b)は後方から夫々示している。 呼出装置を示した斜視説明図であり、(a)は前方から、(b)は後方から夫々示している。 固定枠の右部を後方から示した斜視説明図である。 固定ネジを示した説明図である。 化粧カバーと固定枠とを一体化する様子を示した説明図である。 化粧カバーと固定枠とが一体化された状態を示した説明図である。 インターホン子機のブロック構成図である。 インターホン子機において、カメラ装置の設置位置を変更した状態を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるインターホン子機の設置構造について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、壁Wの表面に設置されたインターホン子機を示した斜視説明図である。図2は、インターホン子機を後方から示した斜視説明図である。図3は、インターホン子機及び設置構造を分解して前方から示した斜視説明図である。図4は、インターホン子機及び設置構造を分解して後方から示した斜視説明図である。図5は、化粧カバー30の右部を後方から示した斜視説明図である。図6は、カメラ装置10を示した斜視説明図であり、(a)は前方から、(b)は後方から夫々示している。図7は、呼出装置20を示した斜視説明図であり、(a)は前方から、(b)は後方から夫々示している。図8は、固定枠40の右部を後方から示した斜視説明図である。図9は、固定ネジ50を示した説明図である。図10は、化粧カバー30と固定枠40とを一体化する様子を示した説明図である。図11は、化粧カバー30と固定枠40とが一体化された状態を示した説明図である。図12は、インターホン子機のブロック構成図である。図13は、インターホン子機において、カメラ装置10の設置位置を変更した状態を示した説明図である。
インターホン子機は、カメラ部11を有するカメラ装置10と、呼出ボタン21を有する呼出装置20と、カメラ装置10及び呼出装置20の前側に配される化粧カバー30とを備えてなる。そして、カメラ装置10及び呼出装置20は、後述するようにして化粧カバー30に取り付けられ、また該化粧カバー30を壁W側に取り付けられる固定枠40に固定することによって、玄関等の壁Wの表面に設置される。
カメラ装置10は、前ケースと後ケースとを組み付けてなる第1本体ケース12を有しており、第1本体ケース12の前面には、来訪者や周囲を撮像するカメラ部11と、通話のためのマイク部13とが設けられている。また、第1本体ケース12内には、住戸内に設置されているインターホン親機(図示せず)との間で通信するためのメイン通信部15、呼出装置20との間で通信するための第1サブ通信部16が設けられている。さらに、第1本体ケース12内には、所謂メイン基板(インターホン子機の主たる動作を制御する基板)が設置されており、カメラ部11やマイク部13の動作、インターホン親機との間での通信動作、及び呼出装置20との間での通信動作を制御するメイン制御部14とされている。加えて、第1本体ケース12の上面及び下面には、上下夫々外方へ突出する取付片18、18が設けられており、各取付片18には、カメラ装置10を化粧カバー30にネジ止めするための取付孔が穿設されている。なお、17は、カメラ装置10の電源部である。
呼出装置20は、カメラ装置10の第1本体ケース12とは独立したケース体で、前ケースと後ケースとを組み付けてなる第2本体ケース22を有しており、第2本体ケース22の前面には、来訪者が居住者を呼び出す際に押し込み操作する呼出ボタン21と、通話のためのスピーカ部23とが設けられている。また、呼出ボタン21の操作面は、透光性を有する合成樹脂により形成されているとともに、第2本体ケース22内における呼出ボタン21の操作面の後方位置にはLEDが設置されており、呼出ボタン21は、夜間照明部24としても機能するようになっている。さらに、第2本体ケース22内には、カメラ装置10との間で通信するための第2サブ通信部26が設けられているとともに、呼出ボタン21の押し込み操作を検知するためのスイッチ(図示せず)が搭載されたサブ制御基板等が設置されていて、呼出装置20の動作、及びカメラ装置10との間での通信動作を制御するサブ制御部25とされている。加えて、第2本体ケース22の上面及び下面にも、上下夫々外方へ突出する取付片28が設けられており、各取付片28には、呼出装置20を化粧カバー30にネジ止めするための取付孔が穿設されている。なお、27は、呼出装置20の電源部である。
化粧カバー30は、左右方向に長い板体の上縁及び下縁を後方へ折り曲げてなる側面視コ字状に形成されてなり、カバー本体31と、カバー本体31に対して着脱自在なネームプレート32とを備えてなる。ネームプレート32は、左右方向に長い帯状に成形されていて、カバー本体31における上下方向での中央部分に取付可能となっている。また、ネームプレート32には、カメラ装置10のカメラ部11や呼出装置20の呼出ボタン21を露出させるための窓33、33が開設されている。さらに、ネームプレート32の前面における窓33、33が設けられていない平面部は、居住者の名前等を記載する表示部として使用することができる。一方、カバー本体31後面の上部及び下部(ネームプレート32よりも上方及び下方となる箇所)には、左右方向へ延びるレール体で、カメラ装置10や呼出装置20をネジ止め可能とされた取付レール34が夫々配設されている。加えて、カバー本体31の後面下縁に沿っては、化粧カバー30を固定枠40に固定するための固定部材35、35が設けられている。各固定部材35は、左右方向へ延びるアルミ製の柱体であり、左右両端面にかけて差込孔36が穿設されている(すなわち、固定部材35の左右夫々外側の端面に差込孔36が開口している)。また、固定部材35の周面には、固定部材35の左端から右端にかけて差込孔36に連通するスリット37が延設されており、固定部材35の側面視は略C字状となっている。そして、差込孔36には、左右夫々外側の端面側から後述する固定ネジ50をねじ込み可能となっている。
固定枠40は、上辺部、左右側辺部、及び下辺部を有するとともに、中央に大開口41が開設された矩形フレーム体であり、左右方向の長さ及び上下方向の幅は、化粧カバー30と略同じとされている。そして、固定枠40の四隅には、自身を壁W側に取り付けるための設置孔42、42・・が穿設されている。また、固定枠40の左右側辺部の外縁は、前方へ折り曲げられた折り曲げ部40a、40aが設けられており、該折り曲げ部40aの下端部には、化粧カバー30と固定枠40とを一体化するための連結孔43が穿設されている。
上述したカメラ装置10と呼出装置20との壁W表面への設置は以下のようにして行う。
まず、窓33からカメラ部11を露出させつつ取付片18、18・・を取付レール34、34にネジ止めして、カメラ装置10を化粧カバー30の後面に取り付ける。また、呼出装置20についても同様、窓33から呼出ボタン21を露出させつつ取付片28、28を取付レール34、34にネジ止めして、化粧カバー30の後面に取り付ける。一方、固定枠40については、壁Wに埋設されている周知の取付ボックス(図示せず)にネジ止めしておく。そして、固定枠40の前方から大開口41をくぐらせるようにして、カメラ装置10及び呼出装置20を固定枠40よりも後方へ突出させ、固定枠40の折り曲げ部40a、40aの先端を化粧カバー30の後面に当接させ、差込孔36と連結孔43との位置を合わせる(図10)。それから、連結孔43を介して固定ネジ50を差込孔36へねじ込んで、化粧カバー30と固定枠40とを一体化する(図11)。その後、化粧カバー30の左右両端部に形成されている開口(化粧カバー30と壁Wの表面とにより囲まれる開口)へ、化粧カバー30の左右両側から蓋部材60、60を差し込み、当該蓋部材60、60によって固定ネジ50、50を被覆するとともに上記開口を閉塞すれば、カメラ装置10と呼出装置20との壁W表面への設置は完了となる。
また、図1や図13(a)に示す態様では、化粧カバー30の右部にカメラ装置10及び呼出装置20が設置されている。しかしながら、たとえばカメラ装置10を化粧カバー30の左端に、呼出装置20を化粧カバー30の右端に夫々設置したいとの要望がユーザーからなされた場合には、カメラ装置10及び呼出装置20の取付レール34、34への取付位置を変更するとともに、ネームプレート32を、窓33、33の開設位置が異なる別のネームプレート61に変更するだけで、上記要望に対応することができる(図13(b))。
なお、固定ネジ50は、ネジ頭51と、ネジ頭51から軸方向へ突出する雄ねじ部52と、雄ねじ部52の先端から更に雄ねじ部52と同方向へ突出しているとともに、周面にねじ山が設けられておらず、且つ、雄ねじ部52よりも小径とされた円柱部53とを備えてなる。このような固定ネジ50を円柱部53側から差込孔36内へねじ込むと、円柱部53が差込孔36を押し広げつつ、雄ねじ部52が差込孔36の内面に食い込むことによって、固定ネジ50が差込孔36内で保持される。
そして、上述したようにして設置されるカメラ装置10と呼出装置20とからなるインターホン子機では、従来周知のインターホン子機同様、来訪者により呼出ボタン21が押し込み操作されると、メイン制御部14による制御のもと、カメラ部11により来訪者を撮像するとともにインターホン親機を呼び出し、インターホン親機側において応答操作がなされると、インターホン親機との間で通話が可能となる。なお、カメラ装置10と呼出装置20とは無線通信によって接続され、カメラ装置10とインターホン親機とは図示しないケーブルによって通信可能に接続されている。
以上のような構成を有するインターホン子機によれば、第1本体ケース12の前面に、来訪者及び周囲を撮像するためのカメラ部11が設けられたカメラ装置10と、第1本体ケース12とは別の第2本体ケース22の前面に、居住者を呼び出すための呼出ボタン21が設けられた呼出装置20とに分離し、カメラ装置10と呼出装置20とを通信可能に接続しているため、カメラ装置10の設置位置と呼出装置20の設置位置とを夫々別個に変更することで、カメラ部11及び呼出ボタン21の位置をユーザーからの要望に応じて適宜変更することができる。また、第1本体ケース12内に、インターホン親機との間での通話動作、及びカメラ部11での撮像動作を制御するメイン制御部14が設けられているため、特にカメラ部11による撮像データの通信に係りノイズが生じにくい。
また、カメラ装置10及び呼出装置20の前側に化粧カバー30が配されているとともに、化粧カバー30の後面に、カメラ装置10及び呼出装置20を取り付けるための取付レール34、34が左右方向へ延設されている。そして、カメラ装置10及び呼出装置20の取付レール34、34への取付位置を変更することによって、カメラ装置10及び呼出装置20の位置を左右方向で変更することができるため、カメラ装置10及び呼出装置20の位置変更は取付レール34、34の延設方向(すなわち左右方向)への変更のみに限定されはするものの、当該方向への位置変更を容易に行うことができ、設置作業の簡素化や低コスト化を図ることができる。
さらに、インターホン子機の設置構造としては、カメラ装置10及び呼出装置20が取り付けられる(すなわちインターホン機器側である)化粧カバー30の後面に、左右方向へ延びるアルミ製柱状の固定部材35、35を設け、各固定部材35に、左右方向で外側の端面に開口する差込孔36を設ける一方、壁W側にネジ止めされる固定枠40に、前方へ突出する折り曲げ部40a、40aを設け、各折り曲げ部40aにそれぞれ連結孔44を穿設している。そして、各連結孔44が対応する差込孔36の左右方向で外側に位置する状態で、差込孔36と連結孔44とを一致させ、連結孔44の左右外側から差込孔36へ固定ネジ50をねじ込み、化粧カバー30と固定枠40とを一体化させることによって、化粧カバー30と該化粧カバー30に取り付けられたカメラ装置10及び呼出装置20とが、すなわちインターホン子機が壁Wの表面に設置されるようになっている。すなわち、固定ネジ50をねじ込む方向が壁Wの表面と略平行な方向になるため、ネジ止め箇所を正面から容易に隠すことができ、設置状態にあるインターホン子機の見た目向上を低コストで実現することができる。
さらにまた、化粧カバー30を固定枠40にネジ止めするため、化粧カバーをインターホン機器の本体ケースに係止する構造等と比較して、化粧カバー30の設置強度を向上することができる。
またさらに、化粧カバー30と固定枠40とを一体化する固定ネジ50としては、ネジ頭51と、ネジ頭51から軸方向へ突出する雄ねじ部52と、雄ねじ部52の先端から更に雄ねじ部52と同方向へ突出しているとともに、周面にねじ山が設けられておらず、且つ、雄ねじ部52よりも小径とされた円柱部53とを備えたものを使用する。一方、アルミ製の柱状の固定部材35の左右で外側の端面に、差込孔36が開口しているとともに、固定部材35の周面には、差込孔36に連通するスリット37が左右方向に延設されている。そのため、固定ネジ50を固定部材35にねじ込むにあたり、たとえ差込孔36に対して固定ネジ50が傾くような状況であったとしても、固定部材35が変形しながら固定ネジ50のねじ込みを許容し、化粧カバー30と固定枠40との一体化が実現される。したがって、壁の表面に近い位置に差込孔36等が位置しており、壁の表面に平行な方向から固定ネジ50をねじ込みにくいような状況であってもインターホン子機の設置が可能となり、ひいては化粧カバー30の薄型化等を図ることができる。
加えて、固定枠40へのネジ止め前の化粧カバー30にカメラ装置10及び呼出装置20を取り付けた後、化粧カバー30と固定枠40とを一体化することで、カメラ装置10及び呼出装置20が壁Wの表面に設置されるようになっているため、カメラ装置10及び呼出装置20の設置に係る作業性が良い上、化粧カバー30へのカメラ装置10及び呼出装置20の取付位置を変更すれば、化粧カバー30の範囲内ではあるものの、カメラ装置10及び呼出装置20の位置を容易に変更することができる。
なお、本発明に係るインターホン機器の設置構造は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、インターホン機器の全体的な構成は勿論、化粧カバーや壁の表面への設置に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では化粧カバーと固定枠とをネジにより一体化するとしているが、インターホン機器の側面に第1連結孔を、取付ボックス(若しくは固定枠)に第2連結孔を夫々設け、化粧カバーを介在させることなく、インターホン機器を壁の表面に設置するという構造を採用することも可能である。
また、上記実施形態の固定ネジや固定部材を用いるのではなく、従来周知のネジやネジ孔を有する部材を利用してインターホン機器を設置するとしても何ら問題はない。
さらに、実施形態では、カメラ装置と呼出装置とに分離されたインターホン子機の設置構造について説明しているが、本発明は、カメラ装置と呼出装置とを一体的に備えた従来周知のインターホン子機の設置構造としても好適に採用可能であるし、インターホン子機に限らず、インターホン親機や集合玄関機等といった他のインターホン機器の設置構造としても好適に採用することができる。
10・・カメラ装置(機器本体、インターホン機器側)、11・・カメラ部、13・・マイク部、14・・メイン制御部、18・・取付片、20・・呼出装置(機器本体、インターホン機器側)、21・・呼出ボタン、23・・スピーカ部、28・・取付片、30・・化粧カバー(インターホン機器側)、34・・取付レール、35・・固定部材、36・・差込孔(第1連結孔)、37・・スリット、40・・固定枠(壁側)、40a・・折り曲げ部(連結部)、43・・連結孔(第2連結孔)、50・・固定ネジ、51・・ネジ頭、52・・雄ねじ部、53・・円柱部。

Claims (3)

  1. 壁の表面にインターホン機器を設置するためのインターホン機器の設置構造であって、
    前記インターホン機器側に、左右方向で外側に開口する第1連結孔が設けられている一方、
    前記壁側に、前方へ突出する連結部が設けられ、前記連結部に、左右方向に貫通する第2連結孔が穿設されており、
    前記第2連結孔が前記第1連結孔の左右方向で外側に位置する状態で、両前記連結孔を一致させ、前記第2連結孔の左右外側から前記第2連結孔を介して前記第1連結孔へネジをねじ込み、前記インターホン機器側と前記壁側とを一体化することによって、前記インターホン機器が前記壁の表面に設置されることを特徴とするインターホン機器の設置構造。
  2. 前記インターホン機器側として、化粧カバーと、前記化粧カバーの後面に取り付けられる機器本体とが設けられ、前記化粧カバーの後面に、前記第1連結孔を備えた固定部材が取り付けられている一方、
    前記壁側として、前記壁に埋設される取付ボックスに取付可能な矩形枠状の固定枠が設けられ、
    前記固定枠の左右両側縁に、前方へ折り曲げられた折り曲げ部が前記連結部として設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインターホン機器の設置構造。
  3. 前記ネジが、ネジ頭と、前記ネジ頭から軸方向へ突出する雄ねじ部と、前記雄ねじ部の先端から前記雄ねじ部と同方向へ突出しているとともに、周面にねじ山が設けられておらず、且つ、前記雄ねじ部よりも小径とされた円柱部とを備えている一方、
    前記固定部材が、左右方向へ延びるアルミ製の柱体であり、
    前記固定部材の左右外側の端面に、前記第1連結孔が開口しているとともに、前記固定部材の周面に、前記第1連結孔に連通するスリットが左右方向に延設されていることを特徴とする請求項2に記載のインターホン機器の設置構造。
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