JP7065340B2 - インターホン装置、及びインターホンシステム - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 2017年(平成29年)8月 「マンションHAシステムDシリーズ 露出薄型ドアホン子器」のちらしにて公開 平成29年8月31日 http://esctlg.panasonic.biz/iportal/CatalogSearch.do?method=catalogSearchByAnyCategories&volumeID=PEWJ0001&categoryID=352980000&designID=http://esctlg.panasonic.biz/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUp&mode=PAGE&catalogCategoryId=&catalogId=4520540000&pageGroupId=1&volumeID=PEWJ0001&keyword=&categoryID=&sortKey=&sortOrder=&designID=&designConfirmFlg=にて公開
本発明は、一般に、インターホン装置、及びインターホンシステムに関し、より詳細には、構造体(例えばスイッチボックス等)に固定されるインターホン装置、及び当該インターホン装置を備えたインターホンシステムに関する。
従来例として、特許文献1に記載のインターホン装置の玄関子機を例示する。この玄関子機は、前ケースと後ケースとを組み立ててなる本体ケース内にカメラを内蔵しているとともに、スピーカ部や呼出ボタン、マイク部等を、備えている。そして、玄関子機は、居室内に設置された親機との間で通話可能に構成されている。また、通話時には、カメラにて来訪者等を撮像し、当該撮像データを親機へ送信可能となっている。
また、玄関子機の本体ケース内には、撮像映像を処理する映像処理回路を組み付けた回路基板等が収容されている。そして、後ケースは、壁面等に設置される取付台に取り付け可能に構成されている。
特開2008-205934号公報
ところで、特許文献1に記載の玄関子機では、後ケースを壁面に取り付けるためには、後ケースとは別に取付台が必要とされる。そのため、玄関子機を、本体ケースよりも比較的小さい構造体(例えば壁面に埋め込まれた1個用スイッチボックス)に対して、取付台を用いずに直接固定することは困難であった。したがって、取付台を構造体にねじ止め固定してから、玄関子機を取付台に取り付けるという手間が発生するものであった。
本発明は上記事由に鑑みてなされ、構造体に対する施工性の向上を図ることができるインターホン装置、及びインターホンシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るインターホン装置は、筐体と、通話部と、基板と、を備える。前記通話部は、他の通話装置と通話を行う。前記基板は、前記筐体の内部に配置される。前記基板には、前記通話部を構成する回路部品の少なくとも一部が実装される。前記筐体は、前記筐体を構造体に固定するための貫通孔を有している。前記基板は、その厚み方向に貫通する通し孔を有している。前記通し孔は、前記厚み方向から見たときに、前記貫通孔の開口領域の少なくとも一部と重なっている。前記インターホン装置は、前記貫通孔を介して前記筐体を前記構造体にねじで固定するとき、前記ねじが前記貫通孔と前記通し孔とを貫通した状態となるように構成されている。
本発明の一態様に係るインターホンシステムは、上記のインターホン装置と、当該インターホン装置と通話可能な前記通話装置と、を備える。
本発明は、構造体に対する施工性の向上を図ることができる、という利点がある。
図1は、一実施形態に係るインターホン装置、及び第1構造体の斜視図であって、当該インターホン装置の化粧パネルが取り外された状態を示す図である。 図2Aは、同上のインターホン装置の正面図であり、図2Bは、同上のインターホン装置の下面図である。 図3は、一実施形態に係るインターホンシステムの概略構成図である。 図4は、同上のインターホン装置の上方から見た分解斜視図である。 図5は、同上のインターホン装置の下方から見た分解斜視図である。 図6は、同上のインターホン装置の背面図である。 図7は、同上のインターホン装置の正面図であって、化粧パネル及びカバーの図示を省略した図である。 図8は、図1のX-X線断面図である。 図9は、同上のインターホン装置の正面図であって、化粧パネルが取り外された状態で第1構造体に固定されたときの図である。 図10は、同上のインターホン装置の正面図であって、化粧パネルが取り外された状態で第2構造体に固定されたときの図である。 図11は、同上のインターホン装置の正面図であって、化粧パネルが取り外された状態で第3構造体に固定されたときの図である。 図12は、同上のインターホン装置の正面図であって、第1貫通孔の開口形状を説明するための図である。 図13は、図1のY-Y線断面図である。
(1)概要
以下の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。以下の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、以下の実施形態において説明する図1~図13は、模式的な図であり、図1~図13中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
以下では、本実施形態のインターホン装置1の上下、左右、前後の方向を、図1、図4及び図5に図示されている上下、左右、前後の矢印を用いて規定して説明する。これらの矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。また、これらの方向は、インターホン装置1の使用方向を限定する趣旨ではない。
本実施形態のインターホン装置1は、図4及び図5に示すように、筐体2と、通話部3(図3参照)と、基板4と、を備えている。通話部3は、図3に示すように、他の通話装置10と通話を行うように構成されている。基板4は、筐体2の内部に配置され、基板4には、通話部3を構成する複数の回路部品40(図4及び図7参照)の少なくとも一部が実装される。筐体2は、図1及び図9に示すように、筐体2を第1構造体(構造体)200Aに固定するための一対の第1貫通孔21を有している。基板4は、その厚み方向(前後方向)に貫通する通し孔41(図4参照)を一対有している。各通し孔41は、上記厚み方向から見たときに、対応する第1貫通孔21の開口領域の少なくとも一部と重なっている。
なお、本実施形態では、第1構造体200Aは、一例として、JIS C 8435における1個用のスイッチボックスの規格を満たすものであり、図1に示すように、壁面500に埋め込み配置された構造体であることを想定している。また、後述される第2構造体200B及び第3構造体200Cも、一例として、JISで規格化され、壁面500に埋め込み配置される2個用、及び3個用のスイッチボックスであることを想定する。ただし、第1~第3構造体200A~200Cは、スイッチボックスに限定されず、造営材(例えば壁材)であってもよい。例えば、筐体2は、木ねじ等で壁面に直接固定されてもよい。
この構成によれば、基板4が通し孔41を有している。そのため、例えば筐体2の上下の長さ寸法、左右の幅寸法よりも比較的小さい第1構造体200Aに対して、特許文献1のような取付台を用いなくても、第1貫通孔21及び通し孔41を通して、インターホン装置1を直接的にねじ止めすることができる。したがって、構造体に対する施工性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、筐体2は、カバー2Aとベース2Bとから構成されている。そして、カバー2Aとベース2Bとが合わさったときに、カバー2Aのカバー孔2100とベース2Bのベース孔2101とが互いにつながり、1つの第1貫通孔21が構成されている(図8参照)。
ところで、筐体2は、一対の第1貫通孔21に加えて、第2構造体200Bに固定するための4つの貫通孔、並びに、第3構造体200Cに固定するための4つの貫通孔、を更に有している。以下では、説明の便宜上、第2構造体200Bに対応する筐体2の貫通孔を「第2貫通孔22」と呼び、第3構造体200Cに対応する筐体2の貫通孔を「第3貫通孔23」と呼ぶ。しかし、第2貫通孔が第3構造体200Cに対応する貫通孔で、第3貫通孔が第2構造体200Bに対応する貫通孔であってもよい。
(2)詳細
(2.1)全体構成
以下、本実施形態のインターホン装置1、及びインターホン装置1を備えるインターホンシステム100の全体構成について説明する。本実施形態では、一例として、インターホンシステム100が、マンション等の集合住宅に適用される集合住宅用のインターホンシステムであることを想定するが、特に限定されるものではない。インターホンシステム100の適用対象は、例えば、戸建住宅であってもよいし、工場、病院、オフィスビル等の非住宅であってもよい。
インターホンシステム100は、図3に示すように、インターホン装置1、及び、伝送路S1を介してインターホン装置1と通話可能な通話装置10を備えている。
ここでは、インターホン装置1が、一例として、集合住宅の各住戸の外玄関に設置されているインターホン子機(ドアホン子機)であることを想定する。また、通話装置10は、一例として、対応する住戸の居室内に設置されたインターホン親機であることを想定する。インターホンシステム100は、集合住宅のロビーに設置される共用端末であるロビーインターホン(不図示)を更に備えてもよい。ロビーインターホンは、例えば、幹線を通じて各住戸のインターホン親機である通話装置10と通話可能である。なお、インターホン装置1の筐体2及び基板4の構造は、インターホン親機である通話装置10に適用されてもよいし、ロビーインターホンに適用されてもよい。
(2.2)インターホン装置
以下、インターホン装置1について説明する。インターホン装置1は、上の「(1)概要」の欄で説明したように、筐体2と、通話部3(図3参照)と、矩形板状の基板4と、を備えている。また、インターホン装置1は、化粧パネル5と、端子ブロック6と、機能部91と、を有している。筐体2と基板4と化粧パネル5については、この欄では説明を省略して、後の欄で詳しく説明する。
通話部3は、図3に示すように、撮像部30と、通信部31と、制御部32と、操作部33と、を備えている。また、通話部3は、通話装置10との間で通話を実現するためのマイク部8及びスピーカ90(図7参照)等を更に備えている。
撮像部30は、図3に示すように、撮像素子300と、レンズ301と、台座303(図4参照)と、を有している。撮像部30は、人等の被写体を撮像するためのカメラである。そのため、人がインターホン装置1を操作する際に少なくとも人の顔が画像に写り込むように、撮像部30の撮像エリア(視野)はインターホン装置1の前方に設定される。レンズ301は、その前面が筐体2から露出する。台座303は、レンズ301を支持するように筐体2のカバー2Aの背面にねじ止めされている。
本実施形態では、撮像部30は、動画を撮像するカメラであることを想定するが、撮像部30は、静止画を撮像するカメラ(スチルカメラ)であってもよい。また、本実施形態では、撮像部30は、カラー画像を撮像するカラーカメラであると仮定するが、撮像部30は、モノクローム画像を撮像するモノクロームカメラであってもよい。撮像素子300は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ、又はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の二次元イメージセンサである。撮像部30は、被写体からの光をレンズ301によって撮像素子300の撮像面(受光面)上に結像させ、撮像素子300にて被写体からの光を電気信号(画像信号)に変換する。そのため、撮像部30で撮像した画像は、撮像部30から画像信号として通話装置10に送信される。
撮像部30の撮像素子300が実装される制御基板等(台座303の裏側に配置)は、基板4に実装されている。具体的には、制御基板等は、基板4の一面(前面45)のうち上部にある第1領域451(図7参照)における左右方向の中央に配置されている。なお、以下の説明では、図7に示すように、基板4の前面45を、上下方向において、3つの領域に分割し、上から順に、第1領域451、第2領域452、第3領域453と規定する。第1領域451の上下方向における寸法は、第3領域453の上下方向における寸法と概ね同じである。上下方向の中央にある第2領域452の上下方向における寸法は、第1領域451の上下方向における寸法の約4倍である。
通信部31は、通話装置10と通信するための通信インターフェースである。通信部31は、例えばツイストペア線等からなる2線式の伝送路S1(図3では1本の線で示す)を介して、通話装置10と電気的に接続されている。通信部31は、撮像部30で撮像した画像の画像信号を通話装置10に送信する。さらに、インターホン装置1と通話装置10との間で音声信号及び制御信号が双方向に伝送可能となるよう、通信部31は、通話装置10との間で双方向に通信可能に構成されている。
通信部31は、通話装置10から受信したデジタルの音声信号をアナログの音声信号に変換(復調)する。復調された音声信号は、スピーカ90から出力される。また、マイク部8にて集音された音声は、マイク部8からアナログの音声信号として通信部31に入力され、デジタルの音声信号に変換されて通話装置10へ送信される。
スピーカ90、及びマイク部8のマイクロホンは、基板4に実装されている。具体的には、スピーカ90は、第2領域452における上下、左右方向における略中心に配置されている。マイク部8のマイクロホンは、基板4の第1領域451における右端、すなわち、撮像部30の台座303の右隣りに配置されている。マイク部8のマイクロホンは、表面実装型のマイクロホンである。
操作部33は、押し釦スイッチ、及び当該押し釦スイッチの前方に配置された操作部材330(図4参照)を有しており、来訪者から呼び出しのための操作を受け付ける。操作部材330に対して所定の操作(例えば押操作)がされると、押し釦スイッチが押し込まれて、インターホン装置1は、住戸内の居住者を呼び出すための制御信号(呼出信号)を、通信部31から通話装置10へ送信する。
操作部33の押し釦スイッチ等は、基板4に実装されている。具体的には、操作部33の押し釦スイッチ等は、基板4の第3領域453に配置されている。操作部材330は、基板4の第3領域453と対向するように配置され、筐体2のカバー2Aと基板4との間で、来訪者からの押操作に応じて後方へ変位可能に保持されている。
制御部32は、撮像部30、通信部31、及び操作部33等を制御するように構成されている。制御部32は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータで構成されている。そして、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが制御部32として機能する。CPUが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
通信部31及び制御部32を構成する回路部品は、基板4に実装されている。具体的には、通信部31及び制御部32を構成する回路部品は、概ね基板4の第1領域451及び第2領域452に配置されている。特に、電解コンデンサや通信用のトランス等の比較的大きい回路部品は、第2領域452に配置され、上記のマイクロコンピュータ等は、第1領域451における撮像部30の近傍に配置されている。詳細な説明は省略するが、通話部3は、この他にも、撮像部30で撮像された画像を記録し、各種の設定パラメータを記録する、データの書き換えが可能な不揮発性メモリを有していてもよい。
端子ブロック6は、複数の端子を有しており、スイッチボックスである第1構造体200A内の上部から延び出ている複数の接続線L1(図1参照)が接続される。接続線L1が端子ブロック6に接続されることで伝送路S1が形成され、インターホン装置1が、住戸内の通話装置10と電気的に接続される。また、接続線L1が端子ブロック6に接続されることで、インターホン装置1が、住戸内の感知器等(例えば熱感知器)と電気的に接続される。
端子ブロック6は、基板4に実装されている。具体的には、端子ブロック6は、図5に示すように、基板4の背面46に実装されている。端子ブロック6は、長尺の直方体形状となっていて、その長手方向が上下方向に沿うように配置されている。端子ブロック6は、前方向から見たときに、第2領域452の投影領域内におけるスピーカ90の左隣りに位置する。
機能部91は、図2A及び図4に示すように、コネクタ910、及びコネクタ910の前方に開閉可能に配置された扉911等を有している。また、機能部91は、図4及び図7に示すように、コネクタ910の不使用時にコネクタ910の前面を覆う、例えばゴム製のキャップ913を有している。コネクタ910には、例えば、住戸外から住戸内の遠隔試験機能付きの感知器の試験を行うための外部試験器のプラグが差し込まれる。
機能部91のコネクタ910は、基板4に実装されている。具体的には、コネクタ910は、基板4の第1領域451における左端、すなわち、撮像部30の台座303の左隣りに配置されている。なお、扉911は、コネクタ910と対向するように筐体2のカバー2Aに保持されている。
本実施形態では、例えば、撮像部30の部品、スピーカ90、マイク部8のマイクロホン、操作部33の押し釦スイッチ、並びに通信部31及び制御部32の回路部品が、通話部3を構成する複数の回路部品40に相当する。そして、通話部3を構成するこれらの回路部品40は、全て、1枚の基板4に実装されている。そのため、複数の回路部品40が例えばメイン基板とサブ基板とに分散される場合に比べて、実装基板の数を減らすことができ、部品点数の削減を図ることができる。
ただし、通話部3を構成するこれらの回路部品40の全てが、1枚の基板4に実装されていることは、インターホン装置1において必須ではない。基板4以外に例えばサブ基板が設けられていて、これらの回路部品40が、基板4とサブ基板の2枚に分散して実装されていてもよい。また、サブ基板は、複数設けられていてもよい。ただし、少なくとも通信部31及び制御部32を構成する回路部品の少なくとも一部が基板4に実装されていることが望ましい。
なお、回路部品40のうち、第2領域452の左上に実装されているスイッチ40A(図7A参照)は、撮像部30で撮像されて通話装置10(インターホン親機)のディスプレイで表示される表示範囲を、インターホン装置1側で調整するためのスイッチである。スイッチ40Aは、筐体2のカバー2Aに設けられている露出部40B(図4参照)から、カバー2Aの外部に露出する。スイッチ40Aは、左右方向に沿って左位置、中央位置、及び右位置へ切り替え可能となっている。スイッチ40Aの切り替え位置に応じて、通話装置10のディスプレイで表示可能な範囲が、左、中央、及び右に切り替えられる。
(2.3)基板
基板4は、例えば上下方向に長尺の矩形状のプリント配線板である。基板4の表面には回路パターン(導体パターン)が形成されている。上述した通り、基板4には、通話部3を構成する複数の回路部品40や、端子ブロック6、機能部91が実装されている。基板4は、筐体2内で保持されている。
本実施形態の基板4は、図7に示すように、その厚み方向に貫通している一対の通し孔41を有している。各通し孔41は、上記厚み方向から見たときに、筐体2の対応する第1貫通孔21の開口領域の少なくとも一部と重なっている。言い換えると、各通し孔41は、前後方向から見たときに、その開口領域内において、第1貫通孔21の開口領域の一部又は全部と重なるように形成されている。本実施形態では、各通し孔41の開口領域は、対応する第1貫通孔21の開口領域よりも大きく、第1貫通孔21の開口領域の全部と重なる。具体的には、各通し孔41の開口領域は、筐体2のカバー2Aにおいて対応する第1貫通孔21の周縁に沿って突出している筒状体が当該通し孔41内に収まるように形成されている(図8参照:図8の例では筒状体217)。
一対の通し孔41は、図7に示すように、いずれも概ね基板4の第2領域452内に配置されている。具体的には、上側の通し孔41は、第2領域452内の上部における左右方向の中央に配置されている(一部、第1領域451内に延出している)。以下では、上側の通し孔41を「通し孔41A」と呼ぶこともある(図5参照)。通し孔41Aは、概ね、開口形状が上下方向に長いレーストラック形状の長孔であり、その一部(上部)が矩形状に開放されている(図5参照)。下側の通し孔41は、第2領域452内の下部における左右方向の中央に配置されている。以下では、下側の通し孔41を「通し孔41B」と呼ぶこともある(図5参照)。通し孔41Bは、開口形状が左右方向に長いレーストラック形状の長孔である。
一対の通し孔41は、第2領域452内で、上下方向において、スピーカ90がそれらの間に位置するように設けられている。また、一対の通し孔41は、第2領域452内で、上下方向において、端子ブロック6の投影領域がそれらの間に位置するように設けられている。なお、基板4の表面に設けられている回路パターンは、一対の通し孔41を避けるように形成されている。
また、基板4は、図7に示すように、その左右の両縁に、筐体2のベース2Bにおけるレーストラック形状の8つの筒状体(256、257)を、それぞれ一対一で受けるための8つの凹所を有している。8つの凹所は、4つの筒状体256に対応する4つの凹所42と、4つの筒状体257に対応する4つの凹所43とを有する。
4つの凹所42は、基板4の第2領域452の左右両縁において、それぞれ2つずつ配置されている。4つの凹所42は、基板4の上下方向における中心近傍に位置する。各凹所42は、前後方向から見たときに、レーストラック形状の筒状体256の縁の形に沿った略J字状に基板4の内側に凹んでいる。上側2つの凹所42は、その円弧状の部分が上側を向くように、下側2つの凹所42は、その円弧状の部分が下側を向くように、形成されている。すなわち、4つの凹所42は、第2領域452の左右方向における中心軸に対して左右対称となるように、また、第2領域452の上下方向における中心軸に対して上下対称となるように形成されている。
一方、4つの凹所43は、基板4の第1領域451と第2領域452との境目の左右両縁、並びに、基板4の第2領域452と第3領域453との境目の左右両縁に、それぞれ配置されている。具体的には、基板4の左右両縁の各々において、2つの凹所43の間に2つの凹所42が位置し、2つの凹所42の間に基板4の上下方向における中心が位置する。各凹所43は、前後方向から見たときに、レーストラック形状の筒状体257の縁の形に沿った略J字状に基板4の内側に凹んでいる。上側2つの凹所43は、その円弧状の部分が上側を向くように、下側2つの凹所43は、その円弧状の部分が下側を向くように、形成されている。すなわち、4つの凹所43は、第2領域452の左右方向における中心軸に対して左右対称となるように、また、第2領域452の上下方向における中心軸に対して上下対称となるように形成されている。
更に、基板4は、図7に示すように、上下両縁の各々における左右両端寄りの位置に、基板4の内側に向かって半円状に凹んだ一対の受部44を有している(合計4つ)。
(2.4)筐体
(2.4.1)筐体の全体構成
筐体2は、図1に示すように、全体として上下方向に長尺でへん平な矩形箱状となっている。筐体2は、例えば合成樹脂等の材料によって形成されている。そして、筐体2は、図4及び図5に示すように、後面が開放された矩形箱状のカバー2Aと、カバー2Aによって覆われる矩形板状のベース2Bと、から構成されている。
(2.4.2)カバー
カバー2Aは、図1に示すように、矩形板状の本体部200と、本体部200の上縁から後方に突き出る上側壁201と、本体部200の下縁から後方に突き出る下側壁202と、を有している。さらに、カバー2Aは、図1に示すように、本体部200の右縁から後方に突き出る右側壁203と、本体部200の左縁から後方に突き出る左側壁204と、を有している。
本体部200は、その前面の上部において、前方に向かって突出する第1突出台210を有している。第1突出台210は、前後方向から見たときに、矩形状となっている。第1突出台210は、その長手方向が左右方向に沿うように形成されている。第1突出台210は、前後方向から見たときに、基板4の第1領域451の投影領域と概ね重なる位置にある。第1突出台210は、左右方向における中央において、第1突出台210の平坦な前面から前方に向かって突出する第2突出台211を有している。
第2突出台211は、前後方向から見たときに、基板4の第1領域451に実装されている撮像部30の投影領域と重なる位置にある。そして、第2突出台211は、本体部200の厚み方向に貫通した窓孔212(図2A参照)を有している。窓孔212は、本体部200の背面側に配置されるレンズ301を筐体2の外部に露出させるための孔であり、その開口は円形状である。第2突出台211の前面は、前後方向から見たときに、矩形状であり、上下方向から見たときに、基板4から離れる方向に凸となるように円弧状に湾曲した湾曲面となっている。
第1突出台210は、その前面における第2突出台211の右隣りの領域に、上下方向に細長く延びているスリット213を有している。スリット213は、基板4の第1領域451に実装されているマイク部8のマイクロホンと対向するように配置されている。スリット213は、その内周縁において、下縁から基板4に向かって緩やかに傾斜する傾斜面を有した構造を持つ。そして、スリット213は、その上下方向における中央部のみが本体部200の厚み方向に貫通していて、来訪者から発せられる音声は、スリット213を通じてマイク部8に集音される。
第1突出台210は、その前面における第2突出台211の左隣りの領域に、機能部91の扉911が収容される扉収容凹部214(図4参照)を有している。扉収容凹部214は、その開口形状が矩形状であり、基板4に近づく向きに凹んでいる。扉収容凹部214は、その内底部に、本体部200の厚み方向に貫通する孔214Aを有しており、孔214Aを通じて、基板4上のコネクタ910が露出される。扉911の下端部には、人の爪等で引っ掛けることが可能な切欠き912が形成されている。扉収容凹部214は、扉911がコネクタ910を外部に露出する位置まで(左右方向に沿った)回転軸を中心に回転できるように、扉911を軸支している。したがって、人の爪等を切欠き912に引っ掛けて扉911を手前に引っ張ることで、扉911が回転してコネクタ910が外部に露出される。
本体部200は、図4に示すように、その前面の下部において、操作部33の釦スイッチの前方に配置された操作部材330を露出する露出孔215を有している。露出孔215は、本体部200の厚み方向に貫通する孔であり、その開口形状が矩形状となっている。本体部200の背面における露出孔215の周縁部には、操作部材330の外周縁から突出するフランジ331を収めるための溝242(図5参照)が形成されている。また、露出孔215の左右両縁の上端には、互いに近づく向きに突出する一対の軸部243(図5参照)が設けられている。一方、操作部材330の背面側には、半円状に切り欠かれた軸受が形成されていて、当該軸受に軸部243が引っ掛けられた状態で、フランジ331が溝242に収容されている。したがって、操作部材330は、本体部200の背面と基板4との間において、軸部243を中心軸として、来訪者等の人の押操作により後方へ押し下げされるように変位可能に本体部200に支持されている。
本体部200は、図1に示すように、その前面における左右及び上下方向の中心のやや右寄りの位置に、通音口216を有している。通音口216は、基板4の第2領域452に実装されているスピーカ90と対向して配置されており、スピーカ90からの音声を外部に通す。通音口216は、本体部200の厚み方向に貫通している複数の孔部から構成されており、これらの孔部は、大、中、小の径を有する3つの同心円上に沿うように形成された円弧状の開口を有している。
本実施形態の筐体2は、上述の通り、2つの第1貫通孔21を有している(図1参照)。2つの第1貫通孔21は、上下方向に沿って並んでおり、以下では、上側の第1貫通孔21を「第1貫通孔21A」と呼び、下側の第1貫通孔21を「第1貫通孔21B」と呼ぶこともある。各第1貫通孔21は、カバー2Aのカバー孔2100(図8及び図10参照)と、カバー孔2100に対向する、ベース2Bのベース孔2101(図7及び図8参照)とが合わさって構成されている。以下、先にカバー孔2100について説明する。
本体部200は、カバー孔2100を一対有している。すなわち、一対のカバー孔2100のうち、上側のカバー孔2100は、第1貫通孔21Aの一部に相当し、下側のカバー孔2100は、第1貫通孔21Bの一部に相当する。一対のカバー孔2100は、前後方向から見たときに、基板4の第2領域452の投影領域内に配置されている。特に、各カバー孔2100は、基板4の対応する通し孔41の投影領域内に配置されている。
ここで、本体部200は、その背面において、上下のカバー孔2100の周縁をそれぞれ補強するように後方に突出する筒状体217、218(図5参照)を有している。上下のカバー孔2100は、それぞれ、筒状体217、218を貫くように形成されていて、筒状体217、218の各々の前後方向における両端は、開口している。また、本体部200は、図10に示すように、その前面において、後方に向かってレーストラック形状に凹んだ一対の凹部219を有しており、各凹部219の底面に、上述したカバー孔2100が形成されている。
具体的には、上側の凹部219は、その長軸が上下方向に沿うように配置され、上側の凹部219の底面に、ダルマ形状に貫通するカバー孔2100が形成されている。ダルマ形状のカバー孔2100は、その大径部と小径部とが上下方向に並ぶように配置されている。ダルマ形状のカバー孔2100の開口面積は、対応する凹部219の開口面積よりも小さい。筒状体217(図5参照)は、この上側の凹部219及びダルマ形状のカバー孔2100を構成するために、本体部200の背面から突出するレーストラック形状の筒体と、ダルマ形状の筒体とが一体となって形成されている。
また、下側の凹部219は、その長軸が左右方向に沿うように配置されており、下側の凹部219の底面に、レーストラック形状に貫通するカバー孔2100が形成されている。レーストラック形状のカバー孔2100は、前後方向から見たときに、その長軸が対応する凹部219の長軸と一致するように配置されている。レーストラック形状のカバー孔2100の開口面積は、対応する凹部219の開口面積よりも小さい。筒状体218(図5参照)は、この下側の凹部219及びレーストラック形状のカバー孔2100を構成するために、本体部200の背面から突出するレーストラック形状の筒体と、当該筒体より小さいレーストラック形状の筒体とが一体となって形成されている。
また、本実施形態の筐体2は、図1に示すように、4つの第2貫通孔22を有している。各第2貫通孔22は、カバー2Aのカバー孔2200(図9参照)と、カバー孔2200に対向する、ベース2Bのベース孔2201(図6参照)とが合わさって構成されている。以下、先にカバー孔2200について説明する。
本体部200は、4つのカバー孔2200を有している。4つのカバー孔2200は、前後方向から見たときに、基板4の第2領域452の左右両縁に設けられている4つのJ字状の凹所42にそれぞれ一対一で対応するように、形成されている。言い換えると、4つのカバー孔2200は、前後方向から見たときに、基板4の周囲の領域に配置されている。
ここで、本体部200は、その背面において、4つのカバー孔2200の周縁をそれぞれ補強するように後方に突出する4つの筒状体220(図5参照)を有している。各カバー孔2200は、対応する筒状体220を貫くように形成されている。また、本体部200は、図9に示すように、その前面において、後方に向かってレーストラック形状に凹んだ4つの凹部221を有しており、各凹部221の底面に、上述したカバー孔2200が形成されている。
具体的には、本体部200における上下方向の中心より上側にある2つの凹部221は、それらの長軸が上方に行くほど互いに近づくように、上下方向に対して傾斜して配置されている。また、本体部200の上記中心より下側にある2つの凹部221は、それらの長軸が下方に行くほど互いに近づくように、上下方向に対して傾斜して配置されている。
そして、各凹部221の底面に、レーストラック形状に貫通するカバー孔2200が形成されている。カバー孔2200は、前後方向から見たときに、その長軸が対応する凹部221の長軸と一致するように配置されている。カバー孔2200の開口面積は、対応する凹部221の開口面積よりも小さい。各筒状体220(図5参照)は、凹部221及びカバー孔2200を構成するために、本体部200の背面から突出するレーストラック形状の筒部と、当該筒部より小さいレーストラック形状の筒部とが一体となって形成されている。
更に、本実施形態の筐体2は、図1に示すように、4つの第3貫通孔23を有している。各第3貫通孔23は、カバー2Aのカバー孔2300(図9参照)と、カバー孔2300に対向する、ベース2Bのベース孔2301(図6参照)とが合わさって構成されている。以下、先にカバー孔2300について説明する。
本体部200は、4つのカバー孔2300を有している。4つのカバー孔2300は、前後方向から見たときに、基板4の左右両縁に設けられている4つのJ字状の凹所43にそれぞれ一対一で対応するように、形成されている。言い換えると、4つのカバー孔2300は、前後方向から見たときに、基板4の周囲の領域に配置されている。
ここで、本体部200は、その背面において、4つのカバー孔2300の周縁をそれぞれ補強するように後方に突出する4つの筒状体230(図5参照)を有している。各カバー孔2300は、対応する筒状体230を貫くように形成されている。また、本体部200は、その前面において、後方に向かってレーストラック形状に凹んだ4つの凹部231を有しており、各凹部231の底面に、上述したカバー孔2300が形成されている。
具体的には、上側の2つの凹部221よりも上にある2つの凹部231は、それらの長軸が上方に行くほど互いに近づくように、上下方向に対して傾斜して配置されている。また、下側2つの凹部221よりも下にある2つの凹部231は、それらの長軸が下方に行くほど互いに近づくように、上下方向に対して傾斜して配置されている。
そして、各凹部231の底面に、レーストラック形状に貫通するカバー孔2300が形成されている。カバー孔2300は、前後方向から見たときに、その長軸が対応する凹部231の長軸と一致するように配置されている。カバー孔2300の開口面積は、対応する凹部231の開口面積よりも小さい。筒状体230(図5参照)は、凹部231及びカバー孔2300を構成するために、本体部200の背面から突出するレーストラック形状の筒部と、当該筒部より小さいレーストラック形状の筒部とが一体となって形成されている。
本体部200は、その前面において、化粧パネル5の背面から突出する6つの係止爪55(図5参照)がそれぞれ一対一で係止する6つの係止溝240(図1及び図4参照)を有している。6つの係止溝240は、本体部200の左右両縁の各々に、それぞれ3つずつ配置されていて、各縁の3つの係止溝240は、上端、下端、及び上下方向の中央の位置にある。
また、本体部200は、その前面において、4つの穴部241(図1参照)を有している。4つの穴部241のうちの2つは、本体部200の左右両縁の上端にある2つの係止溝240の下に位置し、残りの2つは、本体部200の左右両縁の下端にある2つの係止溝240の上に位置している。各穴部241にねじ2Cが挿入されて穴部241の底にある貫通孔を通り、ベース2Bの四隅にあるねじ孔244(図4~図6参照)にねじ込まれることで、カバー2Aがベース2Bに組み付けられる。
本体部200は、図2B及び図9に示すように、その前面の下縁における左右方向の中央の位置に、本体部200から下側壁202にかけて後方に窪んだ窪み部205を有している。窪み部205内の下方に向く面には、ねじ孔246が設けられている(図9参照)。そして、化粧パネル5の背面における下部に突出している爪片56(図2B及び図5参照)が窪み部205内に差し込まれた状態で、ねじ2Dが、爪片56の先端にある切り欠き溝57(図5参照)を通り、ねじ孔246にねじ込まれている。
本体部200は、図5に示すように、その背面の左右両縁における上下方向の中心付近に、一対のボス290を有している。各ボス290の後端面にはねじ孔が形成されていて、ベース2Bの挿通孔291(図6参照)を通るねじ2Eがねじ込まれる。
また、本体部200は、図5に示すように、その背面において、4つの筒状体220及び4つの筒状体230を連結して補強するための、略U字枠状のリブ292を有している。また、本体部200は、図5に示すように、リブ292の内側における四隅の各々に、ボス293を有している。上側2つのボス293は、その後端面にそれぞれねじ孔を有しており、ベース2Bの背面にある穴部294から挿入されるねじ2F(図6参照)が、ボス293のねじ孔にねじ込まれる。一方、下側2つのボス293は、その(径が小さく形成された)先端部が、ベース2Bの前面にあるボス295の先端にある凹所に嵌入するように形成されている。このとき、基板4の四隅にある半円弧状に凹んだ受部44の周縁が、ボス293とボス295との間に挟み込まれることで、基板4が、筐体2内で安定的に収容される。
下側壁202は、図2Bに示すように、筐体2内に入った水(例えば雨水等)を外部に排出するための4つの水抜き孔206を有している。4つの水抜き孔206は、左右方向に並んで配置されている。また、下側壁202は、4つの水抜き孔206より後方の位置に、一対の嵌入孔207を有している。一対の嵌入孔207は、ベース2Bの下縁から下方に突出する突出片249がそれぞれ一対一で嵌入するための孔である。
ところで、カバー2Aは、図5及び図13に示すように、その背面において、基板4を仮保持するための一対の爪部208を有している。一対の爪部208は、カバー2Aの背面におけるリブ292の内側で、露出孔215の左右両縁の近傍に配置されている。各爪部208は、カバー2Aの背面から後方に向かって、矩形板状に突出している。一対の爪部208の先端は、基板4との接触により互いに離れる方向に撓み、基板4がその先端を乗り越えると、弾性復帰により基板4の第3領域453の左右両縁に引っ掛かる。その結果、基板4の下部の後方への変位が規制されて、カバー2Aに対する基板4の仮保持が達成される。そのため、インターホン装置1の製造時に、筐体2への基板4の組み付けが容易となる。
なお、基板4が仮保持された状態で、2本のねじ2Eと2本のねじ2Fとで、カバー2Aとベース2Bとを固定(本固定)することで、基板4は、カバー2Aとベース2Bとの間に挟まれるように安定的に保持される。
(2.4.3)ベース
ベース2Bは、図4~図7及びに示すように、矩形板状に形成されている。ベース2Bは、その前面の左右の両縁近傍において、それぞれ、前方に向かって突出する一対の側片252を有している。各側片252は、左右方向から見て上下方向に細長い略矩形板状である。また、ベース2Bは、その前面の上縁近傍において、前方に向かって突出する上端片253を有している。上端片253の左右両端は、さらに下方に向かって突き出ており、上端片253は、前後方向から見て、略U字状の板状に形成されている。一対の側片252及び上端片253は、カバー2Aがベース2Bを覆うように組み付けられたとき、カバー2Aの上側壁201、右側壁203、及び左側壁204の内側に収まるように構成されている。
上の「(2.4.2)カバー」の欄で説明した通り、筐体2は2つの第1貫通孔21を有していて、各第1貫通孔21は、カバー2Aのカバー孔2100とベース2Bのベース孔2101とから構成されている。以下、ベース孔2101について説明する。
ベース2Bは、ベース孔2101を一対有している。上側のベース孔2101は、第1貫通孔21Aの一部に相当し、下側のベース孔2101は、第1貫通孔21Bの一部に相当する。一対のベース孔2101は、前後方向から見たときに、図7に示すように、基板4の第2領域452の投影領域内に配置されている。特に、各ベース孔2101は、基板4の対応する通し孔41の投影領域内に配置されている。
ベース2Bは、図4及び図7に示すように、その前面において、上下のベース孔2101の周縁をそれぞれ補強するように前方に僅かに突出するへん平な筒状体254、255を有している。上下のベース孔2101は、それぞれ、筒状体254、255を貫くように形成されている。
上側のベース孔2101の開口形状は、前後方向から見たときに、対向する上側のカバー孔2100と略同形(ダルマ形)、同寸法を有している。上側のベース孔2101は、その大径部と小径部とが上下方向に並ぶように配置されている。なお、筒状体254も、前後方向から見たときに、このベース孔2101の周縁に沿ったダルマ形状の外縁を有している。
下側のベース孔2101の開口形状は、前後方向から見たときに、対向する下側のカバー孔2100と略同形(レーストラック形)、同寸法を有している。下側のベース孔2101は、その長軸が左右方向に沿うように配置されている。なお、筒状体255も、前後方向から見たときに、このベース孔2101の周縁に沿ったレーストラック形状の外縁を有している。
ここで、筒状体254、255は、図4に示すように、その前端面において、後方に凹んだ嵌合溝254A、255Aを、それぞれ有している。嵌合溝254Aは、前後方向から見たときに、ダルマ形状の筒状体254の開口縁の全周にわたって形成されている。嵌合溝255Aは、前後方向から見たときに、レーストラック形状の筒状体255の開口縁の全周にわたって形成されている。
一方、カバー2Aの筒状体217、218は、図5に示すように、その後端面(開口縁の端面)から後方に突出する凸状の嵌合突起217A、218Aを、それぞれ有している。嵌合突起217Aは、前後方向から見たときに、ダルマ形状の筒状体217の開口縁の全周にわたって形成されている。嵌合突起218Aは、前後方向から見たときに、レーストラック形状の筒状体218の開口縁の全周にわたって形成されている。
そして、筒状体217の嵌合突起217Aが、筒状体254の嵌合溝254Aに嵌合することで、カバー孔2100とベース孔2101とが前後方向において1つに繋がり第1貫通孔21Aが構成される。また、基板4の通し孔41A内に、筒状体217及び筒状体254が配置される。要するに、第1貫通孔21Aは、前後方向から見たときに、通し孔41Aの投影領域内に配置される。
また、筒状体218の嵌合突起218Aが、筒状体255の嵌合溝255Aに嵌合することで、カバー孔2100とベース孔2101とが前後方向において1つに繋がり第1貫通孔21Bが構成される。また、基板4の通し孔41B内に、筒状体218及び筒状体255が配置される。要するに、第1貫通孔21Bは、前後方向から見たときに、通し孔41Bの投影領域内に配置される。
筒状体217及び筒状体254は、上記の嵌合によって概ね隙間なく結合するため、防水パッキン等を用いなくても、筐体2内への水の浸入が抑制される。同様に、筒状体218及び筒状体255は、上記の嵌合によって概ね隙間なく結合するため、防水パッキン等を用いなくても、筐体2内への水の浸入が抑制される。
また、上の「(2.4.2)カバー」の欄で説明した通り、筐体2は4つの第2貫通孔22を有していて、各第2貫通孔22は、カバー2Aのカバー孔2200とベース2Bのベース孔2201とから構成されている。また、筐体2は4つの第3貫通孔23を有していて、各第3貫通孔23は、カバー2Aのカバー孔2300とベース2Bのベース孔2301とから構成されている。以下、ベース孔2201、2301について説明する。
ベース2Bは、4つのベース孔2201と4つのベース孔2301とを有している。4つのベース孔2201と4つのベース孔2301とは、前後方向から見たときに、基板4の左右両縁に設けられている4つのJ字状の凹所42と4つのJ字状の凹所43とに、それぞれ一対一で対応するように、形成されている。言い換えると、4つのベース孔2201及び4つのベース孔2301は、前後方向から見たときに、基板4の周囲の領域に配置されている。
ベース2Bは、その前面において、4つのベース孔2201と4つのベース孔2301の周縁をそれぞれ補強するように前方に突出するへん平な4つの筒状体256と4つの筒状体257(図7参照)とを有している。各ベース孔2201は、対応する筒状体256を貫くように形成されている。各ベース孔2301は、対応する筒状体257を貫くように形成されている。
各ベース孔2201の開口形状は、前後方向から見たときに、対向するカバー孔2200と略同形(レーストラック形)、同寸法を有している。また、各ベース孔2301の開口形状は、前後方向から見たときに、対向するカバー孔2300と略同形(レーストラック形)、同寸法を有している。
各ベース孔2201の長軸は、前後方向から見たときに、対向するカバー孔2200の長軸と一致する。各筒状体256は、前後方向から見たときに、ベース孔2201の周縁に沿うように、レーストラック形状の外縁を有している。また、各ベース孔2301の長軸は、前後方向から見たときに、対向するカバー孔2300の長軸と一致する。各筒状体257は、前後方向から見たときに、ベース孔2301の周縁に沿うように、レーストラック形状の外縁を有している。
ここで、筒状体256、257は、図7に示すように、その前端面において、後方に凹んだ嵌合溝256A、257Aを、それぞれ有している。嵌合溝256A、257Aは、前後方向から見たときに、それぞれ、レーストラック形状の筒状体256、257の開口縁の全周にわたって形成されている。
一方、カバー2Aの4つの筒状体220は、図5に示すように、その後端面(開口縁の端面)から後方に突出する凸状の嵌合突起220Aをそれぞれ有している。同様に、カバー2Aの4つの筒状体230は、その後端面(開口縁の端面)から後方に突出する凸状の嵌合突起230Aをそれぞれ有している。嵌合突起220A、230Aの各々は、筒状体220、230の開口縁の全周にわたって形成されている。
そして、筒状体220の嵌合突起220Aが、筒状体256の嵌合溝256Aに嵌合することで、カバー孔2200とベース孔2201とが前後方向において1つに繋がり第2貫通孔22が構成される。前後方向から見たときに、基板4のJ字状の各凹所42内に、対応する筒状体220及び筒状体256が収まる。また、筒状体230の嵌合突起230Aが、筒状体257の嵌合溝257Aに嵌合することで、カバー孔2300とベース孔2301とが前後方向において1つに繋がり第3貫通孔23が構成される。前後方向から見たときに、基板4のJ字状の各凹所43内に、対応する筒状体230及び筒状体257が収まる。筒状体220及び筒状体256、並びに筒状体230及び筒状体257は、上記の嵌合によって概ね隙間なく結合するため、防水パッキン等を用いなくても、筐体2内への水の浸入が抑制される。
ベース2Bは、図7に示すように、その前面において、4つの筒状体256及び4つの筒状体257を連結して補強するための、略U字枠状のリブ258を有している。リブ258は、その前端面において、後方に凹んだ嵌合溝258Aを有している。嵌合溝258Aは、リブ258の全周にわたって形成されている。嵌合溝258Aは、4つの筒状体256の嵌合溝256A、及び4つの筒状体257の嵌合溝257Aと連通している。一方、カバー2AのU字枠状のリブ292は、嵌合溝258Aに嵌合するための嵌合突起292A(図5参照)を有している。嵌合突起292Aは、4つの筒状体220の嵌合突起220A、及び4つの筒状体230の嵌合突起230Aと一体となって形成されている。
リブ292の嵌合突起292Aが、リブ258の嵌合溝258Aに嵌合することで、これらのリブ同士が互いに結合される。したがって、基板4は、リブ292及びリブ258によって囲まれた(概ね隙間のない)空間内に収容されることになり、防水パッキン等を用いなくても筐体2内、特に基板4が収容されている空間内への水の浸入が抑制される。
ベース2Bは、図7に示すように、リブ258の左右両側の下端部同士を一体的に繋ぐ突出壁259を有している。突出壁259は、左右方向に長く延びた矩形板状に形成されている。突出壁259は、カバー2Aの下側壁202にある4つの水抜き孔206を通じて筐体2内へ進入した湿った空気(湯気等)が、基板4が収容されている空間内へ入り込むことを防ぐために設けられている。
ここで、ベース2Bは、図6に示すように、その背面において、凹部250を有している。つまり、筐体2は、構造体(例えば第1構造体200A)と対向する側の背面において、凹部250を有している。凹部250は、一対の第1貫通孔21の周囲に配置されており、凹部250は、構造体(例えば第1構造体200A)から離れる向き(前方)に凹んでいる。凹部250は、前後方向から見て、略矩形状の開口を有しており、ベース2Bの背面の約半分の領域を占めている。
凹部250には、図6に示すように、複数の端子を有した端子ブロック6と、配線(接続線L1)を収容するための配線収容部251とが、設けられている。言い換えると、基板4の背面に実装されている端子ブロック6は、凹部250の内底面に形成されているブロック挿通孔260(図6参照)に挿通されていて、凹部250から露出している。なお、ブロック挿通孔260の周縁と端子ブロック6との間には防水パッキン(不図示)が設けられている。配線収容部251は、概ね、凹部250内における端子ブロック6が露出している領域以外の領域に相当する。
凹部250が設けられていることで、接続線L1の端子ブロック6への配線接続の作業性が向上され、また、接続線L1が構造体と筐体2との間に挟まれてしまうといった事態の発生を低減できる。特に、本実施形態では、一対の第1貫通孔21の開口領域の全体が、凹部250内に配置されている。そのため、配線接続の作業性が更に向上され、また、筐体2の背面側における第1貫通孔21の周縁と、第1構造体200Aのねじ孔H1の周縁との間に、接続線L1が挟まるといった事態の発生を低減できる。なお、本実施形態では、一例として、第1貫通孔21の開口領域の全体が凹部250内に配置されているが、その一部だけが凹部250内に配置されていてもよい。要するに、第1貫通孔21は、その孔の中心が例えば凹部250の開口縁(境目)に概ね位置するように貫通していて、第1貫通孔21の開口領域の一部が凹部250内に、残りが凹部250外に配置されてもよい。
ところで、本実施形態の一対の第1貫通孔21のうち第1貫通孔21Aは、図10に示すように、ダルマ形状の貫通孔である。つまり、第1貫通孔21Aは、第1の径を有した第1孔部21Cと、第1孔部21Cとつながって形成されていて第1の径よりも小さい第2の径を有した第2孔部21Dと、を有している。第1孔部21C及び第2孔部21Dは、第1孔部21Cが下側に、第2孔部21Dが上側にそれぞれ位置するように、上下方向に並んでいる。そのため、例えば、構造体に対して先にねじを取り付けて、それから、配線接続等の作業を行いながらそのねじを径の大きい第1孔部21Cに通すことで、インターホン装置1を引っ掛けることができる。また、配線接続等の作業後には、第2孔部21Dを通じて、筐体2を構造体に固定(本締め)することができる。したがって、施工性の向上を更に図ることができる。
(2.5)化粧パネル
化粧パネル5は、図2A、図4及び図5に示すように、全体として上下方向に長尺となっている。また、化粧パネル5は、図5に示すように、背面が開放された、へん平な矩形箱状である。化粧パネル5は、例えば合成樹脂等の材料によって形成されている。
化粧パネル5は、図4に示すように、その前面において、それぞれ、化粧パネル5をその厚み方向に貫通する第1窓51及び第2窓52を有している。第1窓51は、カバー2Aの第1突出台210を化粧パネル5の外部に露出するように構成されている。また、第2窓52は、カバー2Aの露出孔215から露出している操作部33の操作部材330を、更に化粧パネル5の外部に露出するように構成されている。インターホン装置1を前後方向から見たときに、第1窓51は、基板4の第1領域451の投影領域内に配置され、第2窓52は、基板4の第3領域453の投影領域内に配置されている。
また、化粧パネル5は、図4に示すように、その前面において、それぞれ、化粧パネル5をその厚み方向に貫通する複数のスリット53(図示例では9つ)を有している。複数のスリット53は、各々の長手方向が上下方向に沿うように、左右方向に沿って並んでいる。複数のスリット53は、カバー2Aの通音口216の前方に配置されており、通音口216から出るスピーカ90の音声を、化粧パネル5の外部に通す。複数のスリット53は、インターホン装置1を前後方向から見たときに、基板4の第2領域452の投影領域内に配置されている。
上の「(2.4.2)カバー」の欄で説明したように、化粧パネル5は、その背面において、6つの係止爪55(図5参照)を有しており、カバー2Aの6つの係止溝240(図1及び図4参照)に対してそれぞれ一対一に係止する。また、化粧パネル5は、その背面の下部において、爪片56(図2B及び図5参照)を有している。各係止爪55がカバー2Aの対応する係止溝240に係止し、爪片56がカバー2Aの窪み部205内に差し込まれた状態で、ねじ2Dを、爪片56の切り欠き溝57に通し、ねじ孔246(図9参照)にねじ込むことで化粧パネル5がカバー2Aに組み付けられる。
(2.6)構造体への取付作業
以下、本実施形態のインターホン装置1を、構造物に取り付ける際の作業手順について、図9~図11を参照しながら説明する。図9では、構造物は、第1構造体200A(1個用スイッチボックス)である。図10では、構造物は、第2構造体200B(2個用スイッチボックス)である。図11では、構造物は、第3構造体200C(3個用スイッチボックス)である。以下では、インターホン装置1は、予め化粧パネル5が取り外された状態であることを想定して説明する。なお、以下の作業手順は、単なる一例であり、特に限定されるものではない。
まず、インターホン装置1を第1構造体200Aに取り付ける場合について、図9を参照しながら説明する。第1構造体200Aは、合計2つのねじ孔H1を有しており、その一対のねじ孔H1が上下方向に沿って並ぶように壁面500に埋め込まれている。
インターホン装置1を施工する施工者(以下、単に施工者と呼ぶ)は、まず、ねじ2Gを第1構造体200Aにおける一対のねじ孔H1のうち上側のねじ孔H1に軽く取り付ける(仮止め)。施工者は、第1構造体200A内から導出されている複数の接続線L1(図1参照)を、筐体2の背面における凹部250内で露出している端子ブロック6の複数の端子にそれぞれ接続する。施工者は、下方に弛んだ状態の接続線L1が束となってスイッチボックス内と配線収容部251内とに収まるように、接続線L1の配線を行いながら、ねじ孔H1のねじ2Gを、第1貫通孔21Aの径の大きい第1孔部21Cに通すことで、筐体2を引っ掛ける。このとき、施工者は、第1孔部21Cを用いて、筐体2を上下、及び左右方向にある程度動かしながら配線を行うことができる。
そして、施工者は、配線作業を終えると、仮止め状態のねじ2Gが、径の小さい第2孔部21Dに嵌まるように筐体2を移動させる。また、施工者は、別のねじ2Gを、第1貫通孔21Bに通し、下側のねじ孔H1に軽くねじ止めする(仮止め)。最後に、施工者は、左右方向に長い第1貫通孔21Bを用いて筐体2下部の左右の位置を微調整し、2本のねじ2Gを本締めする。その結果、インターホン装置1の取付作業が完了する。
本実施形態では、各通し孔41が、筐体2の厚み方向から見たときに、筐体2の対応する第1貫通孔21の開口領域の少なくとも一部と重なっている。そのため、例えば筐体2の上下の長さ寸法、左右の幅寸法よりも比較的小さい第1構造体200Aに対して、特許文献1のような取付台を用いなくても、第1貫通孔21及び通し孔41を通して、インターホン装置1を直接的にねじ止めすることができる。言い換えれば、第1貫通孔21の配置場所が、例えば基板4の周囲の領域に限定されることがないため、構造体への固定の自由度が増していると言える。したがって、構造体に対する施工性の向上を図ることができる。
また、筐体2の背面に配線収容部251が設けられていて、一対の第1貫通孔21も、この配線収容部251内にある。そのため、ねじ2Gの本締めの際に、接続線L1が筐体2の背面と、第1構造体200Aの開口縁との間に挟まってしまって断線するといった事態の発生を低減できる。特に、筐体2の背面側における第1貫通孔21の周縁と、第1構造体200Aのねじ孔H1の周縁との間に、接続線L1が挟まるといった事態の発生を低減できる。
次に、インターホン装置1を第2構造体200Bに取り付ける場合について、図10を参照しながら説明する。第2構造体200Bは、合計4つのねじ孔を有している。第2構造体200Bは、4つのねじ孔のうち、上側の一対のねじ孔H2が左右方向に並ぶように、下側の一対のねじ孔H3が左右方向に並ぶように壁面500に埋め込まれている。
施工者は、第2構造体200B内から導出されている接続線(不図示)を、筐体2の背面における凹部250内で露出している端子ブロック6の複数の端子にそれぞれ接続する。そして、施工者は、筐体2の4つの第2貫通孔22のうち、例えば左上の第2貫通孔22にねじ2Gを通し、左上のねじ孔H2に軽くねじ止めする(仮止め)。
この仮止め状態で、施工者は、接続線がスイッチボックス内と配線収容部251内とに収まるように、接続線の配線位置の調整を行う。このとき、第2貫通孔22が長孔であるため、施工者は、第2貫通孔22の長手方向に沿って筐体2をある程度動かしながら配線を行うことができる。
施工者は、別の3本のねじ2Gも、残りの第2貫通孔22に通し、対応する残りのねじ孔H2、及び一対のねじ孔H3に軽くねじ止めする(仮止め)。最後に、施工者は、筐体2の位置を微調整し、4本のねじ2Gを本締めする。その結果、インターホン装置1の取付作業が完了する。
最後に、インターホン装置1を第3構造体200Cに取り付ける場合について、図11を参照しながら説明する。第3構造体200Cは、合計6つのねじ孔を有している。第3構造体200Cは、6つのねじ孔のうち、上側の一対のねじ孔H4が左右方向に、真ん中の一対のねじ孔H5が左右方向に、下側の一対のねじ孔H6が左右方向に、それぞれ並ぶように壁面500に埋め込まれている。なお、インターホン装置1の取付けにおいて、真ん中の一対のねじ孔H5は、不使用である。
施工者は、第3構造体200C内から導出されている接続線(不図示)を、筐体2の背面における凹部250内で露出している端子ブロック6の複数の端子にそれぞれ接続する。そして、施工者は、筐体2の4つの第3貫通孔23のうち、例えば左上の第3貫通孔23にねじ2Gを通し、左上のねじ孔H4に軽くねじ止めする(仮止め)。
この仮止め状態で、施工者は、接続線L1がスイッチボックス内と配線収容部251内とに収まるように、接続線の配線位置の調整を行う。このとき、第3貫通孔23が長孔であるため、施工者は、第3貫通孔23の長手方向に沿って筐体2をある程度動かしながら配線を行うことができる。
施工者は、別の3本のねじ2Gも、残りの第3貫通孔23に通し、対応する残りのねじ孔H4、及び一対のねじ孔H6に軽くねじ止めする(仮止め)。最後に、施工者は、筐体2の位置を微調整し、4本のねじ2Gを本締めする。その結果、インターホン装置1の取付作業が完了する。
ところで、レーストラック形状の第1貫通孔21Bの開口形状は、図12で示すように、ダルマ形状の第1貫通孔21Aの貫通方向(前後方向)から見たときに、第2孔部21Dの中心P1を回転軸とした回転軌道R1に沿って湾曲している。したがって、一対の貫通孔21を用いて第1構造体200Aに筐体2を仮止め状態のとき、施工者は、筐体2を、中心P1を回転軸として回転軌道R1に沿って変位させて微調整を行うことができる。そのため、施工性の向上を更に図ることができる。
(2.7)スイッチボックスとの寸法関係
本実施形態の一対の第1貫通孔21は、図9に示すように、第1方向(上下方向)において、互いに所定の距離D1を空けて配置されている。
また、4つの第2貫通孔22のうち上側の一対の第2貫通孔22は、図10に示すように、第1方向(上下方向)と直交する第2方向(左右方向)において、互いに所定の距離D1(すなわち一対の第1貫通孔21間の距離と同じ)を空けて配置されている。同じく、下側の一対の第2貫通孔22も、互いに所定の距離D1を空けて配置されている。
さらに、4つの第3貫通孔23のうち上側の一対の第3貫通孔23は、図11に示すように、第2方向(左右方向)において、互いに所定の距離D1(すなわち一対の第1貫通孔21間の距離と同じ)を空けて配置されている。同じく、下側の一対の第3貫通孔23も、互いに所定の距離D1を空けて配置されている。
そして、この所定の距離D1は、1個用スイッチボックスである第1構造体200Aの一対のねじ孔H1間の距離(例えば83.5mm)に略等しいように、寸法関係が規定されている。また、所定の距離D1は、2個用スイッチボックスである第2構造体200Bの一対のねじ孔H2間の距離、並びに、一対のねじ孔H3間の距離に略等しい。さらに、所定の距離D1は、3個用スイッチボックスである第3構造体200Cの一対のねじ孔H4間の距離、並びに、一対のねじ孔H6間の距離に略等しい。したがって、インターホン装置1は、特許文献1のように取付台を用いなくても、1個用~3個用スイッチボックスに対して選択的に取り付けることができる。
(3)変形例
以下に、いくつかの変形例について列記する。以下では上述した実施形態を「基本例」と呼ぶ。
基本例では、第1貫通孔21A、21Bの周縁を補強するため、また防水のために、筒状体217、218、254、255が設けられている。しかし、筐体2において、これらの筒状体217、218、254、255は、必須の構成要素ではなく、設けられていなくてもよい。
基本例では、各第1貫通孔21は、図8に示すように、カバー孔2100とベース孔2101とが合わさって構成されている。しかし、このような構成に限定されない。例えば、各第1貫通孔21は、ベース孔2101のみから構成されてもよい。つまり、第1構造体200Aへの取付けは、化粧パネル5及びカバー2Aを取り外した状態で、ねじ2Gを、基板4の前方から通し孔41及びベース孔2101に通して、第1構造体200Aのねじ孔H1にねじ止めされてもよい。
基本例では、第1構造物200Aが1個用のスイッチボックスであることを想定しているため、第1貫通孔21の数と通し孔41の数は、それぞれ2つずつである。しかし、第1貫通孔21及び通し孔41の数は、それぞれ、2つずつに限定されず、1つずつでもよいし、3つずつ以上であってもよい。ただし、第1貫通孔21と通し孔41の数は、互いに同じことが好ましい。
基本例では、基板4の通し孔41は、前後方向から見たときに、基板4の上下及び左右の縁とは繋がっていない、独立した(閉じた)孔である。しかし、このような構成に限定されない。つまり、通し孔41は、例えば基板4の右縁から切り欠かれた細いスリットによって繋がって(連通して)、通し孔41が部分的に開放されていてもよい。
(4)利点
以上説明したように、第1の態様に係るインターホン装置(1)は、筐体(2)と、通話部(3)と、基板(4)と、を備える。通話部(3)は、他の通話装置(10)と通話を行う。基板(4)は、筐体(2)の内部に配置される。基板(4)には、通話部(3)を構成する回路部品(40)の少なくとも一部が実装される。筐体(2)は、筐体(2)を構造体(第1構造体200A)に固定するための貫通孔(第1貫通孔21)を有している。基板(4)は、その厚み方向(前後方向)に貫通する通し孔(41)を有している。通し孔(41)は、上記厚み方向から見たときに、貫通孔(第1貫通孔21)の開口領域の少なくとも一部と重なっている。
第1の態様によれば、基板(4)が通し孔(41)を有している。そのため、例えば筐体(2)よりも比較的小さい第1構造体(200A)に対しても、特許文献1のような取付台を用いなくても、第1貫通孔(21)及び通し孔(41)を通して、インターホン装置(1)を直接的にねじ止めすることができる。したがって、第1構造体(200A)に対する施工性の向上を図ることができる。
第2の態様に係るインターホン装置(1)に関して、第1の態様において、筐体(2)は、上記貫通孔である第1貫通孔(21)に加えて、第2貫通孔(22又は23)を、更に有していることが好ましい。第2貫通孔(22又は23)は、筐体(2)を上記構造体である第1構造体(200A)とは別の第2構造体(200B)に固定するための貫通孔である。第2の態様によれば、更に多くの構造体に対して、特許文献1のような取付台を用いなくても固定可能とすることができる。
第3の態様に係るインターホン装置(1)に関して、第2の態様において、筐体(2)は、第1貫通孔(21)を一対、第2貫通孔(22又は23)を一対、それぞれ有していることが好ましい。一対の第1貫通孔(21:21A,21B)は、第1方向(上下方向)において、互いに所定の距離(D1)を空けて配置されていることが好ましい。また、一対の第2貫通孔(22又は23)は、第1方向(上下方向)と直交する第2方向(左右方向)において、互いに所定の距離(D1)を空けて配置されていることが好ましい。
第3の態様によれば、例えば、1個用スイッチボックスに相当する第1構造体(200A)に対しては、一対の第1貫通孔(21:21A,21B)を通じて、インターホン装置(1)をねじ止めすることができる。また、例えば、2個用(又は3個用)スイッチボックスに相当する第2構造体(200B)に対しては、一対の第2貫通孔(22又は23)を通じて、インターホン装置(1)をねじ止めすることができる。
第4の態様に係るインターホン装置(1)に関して、第2又は第3の態様において、筐体(2)は、第3貫通孔(22又は23)を更に有していることが好ましい。第3貫通孔(22又は23)は、筐体(2)を第1構造体(200A)及び第2構造体(200B)とは別の第3構造体(200C)に固定するための貫通孔である。第4の態様によれば、更に多くの構造体に対して、特許文献1のような取付台を用いなくても固定可能とすることができる。
第5の態様に係るインターホン装置(1)に関して、第2~第4の態様のいずれか1つにおいて、第2貫通孔(22又は23)は、基板(4)の周囲の領域に配置されていることが好ましい。第5の態様によれば、例えば、第2構造体(200B)が第1構造体200Aよりも大きい場合にも、固定可能とすることができる。
第6の態様に係るインターホン装置(1)に関して、第1~第5の態様のいずれか1つにおいて、筐体(2)は、第1貫通孔(21)を複数有することが好ましい。複数の第1貫通孔(21)のうち少なくとも1つは、ダルマ形状の貫通孔(第1貫通孔21A)であることが好ましい。ダルマ形状の第1貫通孔(21A)は、第1の径を有した第1孔部(21C)と、第1孔部(21C)とつながって形成されていて第1の径よりも小さい第2の径を有した第2孔部(21D)と、を有していることが好ましい。第6の態様によれば、例えば、構造体に対して先にねじを取り付けて、それから、配線接続等の作業を行いながらそのねじを径の大きい第1孔部(21C)に通すことで、インターホン装置(1)を引っ掛けることができる。また、配線接続等の作業後には、第2孔部(21D)を通じて固定(本締め)することができる。したがって、施工性の向上を更に図ることができる。
第7の態様に係るインターホン装置(1)に関して、第6の態様において、複数の貫通孔(第1貫通孔21)のうち、ダルマ形状の第1貫通孔(21A)以外の少なくとも1つの貫通孔(第1貫通孔21B)は、次のような形状であることが好ましい。第1貫通孔(21B)は、ダルマ形状の第1貫通孔(21A)の貫通方向から見たときに、第2孔部(21D)の中心を回転軸とした回転軌道(R1)に沿って延びている形状であることが好ましい。第7の態様によれば、施工性の向上を更に図ることができる。
第8の態様に係るインターホン装置(1)に関して、第1~第7の態様のいずれか1つにおいて、筐体(2)は、第1構造体(200A)と対向する側の一面(背面)において、凹部(250)を有していることが好ましい。凹部(250)は、第1貫通孔(21)の周囲に、第1構造体(200A)から離れる向きに凹んでいることが好ましい。凹部(250)には、配線接続用の端子(端子ブロック6)、及び配線を収容するための配線収容部(251)が設けられていることが好ましい。第8の態様によれば、配線接続の作業性が向上され、また、配線(接続線L1)が構造体と筐体(2)との間に挟まれてしまうといった事態の発生を低減することができる。
第9の態様に係るインターホン装置(1)に関して、第8の態様において、第1貫通孔(21)の開口領域のうち少なくとも一部は、凹部(250)内に配置されていることが好ましい。第9の態様によれば、配線接続の作業性が更に向上され、また、配線(接続線L1)が挟まれてしまうといった事態の発生を更に低減することができる。特に、筐体(2)の背面側における第1貫通孔(21)の周縁と、第1構造体(200A)のねじ孔(H1)の周縁との間に、接続線(L1)が挟まるといった事態の発生を低減できる。
第10の態様に係るインターホンシステム(100)は、第1~第9の態様のいずれか1つのインターホン装置(1)と、インターホン装置(1)と通話可能な通話装置(10)と、を備える。第10の態様によれば、構造体(第1構造体200A)に対する施工性の向上を図ることができるインターホン装置(1)を備えたインターホンシステム(100)を提供できる。
1 インターホン装置
2 筐体
21、21A、21B 第1貫通孔(貫通孔)
21C 第1孔部
21D 第2孔部
22 第2貫通孔
23 第3貫通孔
250 凹部
251 配線収容部
3 通話部
4 基板
40 回路部品
41 通し孔
6 端子ブロック(端子)
10 通話装置
100 インターホンシステム
200A 第1構造体(構造体)
200B 第2構造体
200C 第3構造体
D1 所定の距離
R1 回転軌道

Claims (10)

  1. 筐体と、
    他の通話装置と通話を行う通話部と、
    前記筐体の内部に配置され、前記通話部を構成する回路部品の少なくとも一部が実装される基板と、
    を備え、
    前記筐体は、前記筐体を構造体に固定するための貫通孔を有し、
    前記基板は、その厚み方向に貫通する通し孔を有し、
    前記通し孔は、前記厚み方向から見たときに、前記貫通孔の開口領域の少なくとも一部と重なっており、
    前記貫通孔を介して前記筐体を前記構造体にねじで固定するとき、前記ねじが前記貫通孔と前記通し孔とを貫通した状態となるように構成されている
    インターホン装置。
  2. 前記筐体は、前記貫通孔である第1貫通孔に加えて、前記筐体を前記構造体である第1構造体とは別の第2構造体に固定するための第2貫通孔を、更に有している
    請求項1に記載のインターホン装置。
  3. 前記筐体は、前記第1貫通孔を一対、前記第2貫通孔を一対、それぞれ有し、
    前記一対の第1貫通孔は、第1方向において、互いに所定の距離を空けて配置され、
    前記一対の第2貫通孔は、前記第1方向と直交する第2方向において、互いに前記所定の距離を空けて配置されている
    請求項2に記載のインターホン装置。
  4. 前記筐体は、前記筐体を前記第1構造体及び前記第2構造体とは別の第3構造体に固定するための第3貫通孔を、更に有している
    請求項2又は3に記載のインターホン装置。
  5. 前記第2貫通孔は、前記基板の周囲の領域に配置されている
    請求項2~4のいずれか1項に記載のインターホン装置。
  6. 前記筐体は、前記貫通孔を複数有し、
    前記複数の貫通孔のうち少なくとも1つは、
    第1の径を有した第1孔部と、
    前記第1孔部とつながって形成されていて前記第1の径よりも小さい第2の径を有した第2孔部と
    を有しているダルマ形状の貫通孔である
    請求項1~5のいずれか1項に記載のインターホン装置。
  7. 前記複数の貫通孔のうち、前記ダルマ形状の貫通孔以外の少なくとも1つの貫通孔は、
    前記ダルマ形状の貫通孔の貫通方向から見たときに、前記第2孔部の中心を回転軸とした回転軌道に沿って延びている形状である
    請求項6に記載のインターホン装置。
  8. 前記筐体は、前記構造体と対向する側の一面において、前記貫通孔の周囲に、前記構造体から離れる向きに凹んだ凹部を有し、
    前記凹部には、配線接続用の端子、及び配線を収容するための配線収容部が設けられている
    請求項1~7のいずれか1項に記載のインターホン装置。
  9. 前記貫通孔の開口領域のうち少なくとも一部は、前記凹部内に配置されている
    請求項8に記載のインターホン装置。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載のインターホン装置と、前記インターホン装置と通話可能な前記通話装置と、を備える
    インターホンシステム。
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