JPH073173U - 屋外設置機器 - Google Patents
屋外設置機器Info
- Publication number
- JPH073173U JPH073173U JP3078193U JP3078193U JPH073173U JP H073173 U JPH073173 U JP H073173U JP 3078193 U JP3078193 U JP 3078193U JP 3078193 U JP3078193 U JP 3078193U JP H073173 U JPH073173 U JP H073173U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- substrate
- rib
- columnar body
- board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋外に設置された機器の外部から雨水が侵入
した場合に、基板や電子機器に向うのを確実に防止す
る。 【構成】 屋外設置機器は、電子部品4を搭載した基板
1と、この基板1を覆って取り付けられるケース2と、
ケース2の内側面2aに形成され基板1を位置付けるた
めのリブ3を備え、リブ3は断面くの字状の柱状体から
成り、その一端には基板1を位置付けるための切欠け部
が形成されている。リブ3は柱状体を構成する2つの面
が垂直なケース内側面2aに対して傾斜しているので、
内側面2aを伝わる水W1は、基板1や電子部品4に向
うことなく、リブ3を伝って下方へ流れる。
した場合に、基板や電子機器に向うのを確実に防止す
る。 【構成】 屋外設置機器は、電子部品4を搭載した基板
1と、この基板1を覆って取り付けられるケース2と、
ケース2の内側面2aに形成され基板1を位置付けるた
めのリブ3を備え、リブ3は断面くの字状の柱状体から
成り、その一端には基板1を位置付けるための切欠け部
が形成されている。リブ3は柱状体を構成する2つの面
が垂直なケース内側面2aに対して傾斜しているので、
内側面2aを伝わる水W1は、基板1や電子部品4に向
うことなく、リブ3を伝って下方へ流れる。
Description
【0001】
この考案は、門柱等の屋外に設置されるインターホン子機(玄関子機)等の屋 外設置機器に関し、特に防雨機能を有する屋外設置機器に関する。
【0002】
従来より屋外に設置されるインターホン子機は、例えば図3に示すように電子 部品40、40を搭載した基板10と、この基板10を覆うケース20とから成 っており、ケース20の内側面には基板10の奥行方向及び横方向の位置を位置 決めするための複数のリブ30が一体的に設けられている。また、ケース20の 表側には、マイクに外部からの音声が入りやすくするとともにスピーカからの音 声が外部に聞えやすくするためにそれぞれマイク穴50及びスピーカ穴60が設 けられている。このため、降雨時にこれらマイク穴50及びスピーカ穴60から 雨水が侵入することがある。
【0003】 侵入した水は、マイク穴50及びスピーカ穴60の周囲にそれぞれ設けられた ガイド50a、60aによりケース20の側面側に導かれ、矢印で示すようにケ ース20の裏面、内側面を沿って流れるが、この水Wが内側面に形成されたリブ 30に当ると、図4に示すようにケース20の裏面から基板側へと流れてしまい 、これにより基板10に形成された電子部品40を濡らしてしまう場合がある。
【0004】 通常、基板10のパターンや重要な電子部品には防雨対策のためにコーティン グ等の処理がなされているが、このようなコーティングは長期に屋外で使用され ている間に劣化してしまうので、インターホン子機そのものが確実に防雨機能を 有していることが好ましい。 この考案は、このような従来の難点に鑑みなされたもので、外部から侵入する 水が基板10や電子部品40に向うのを確実に防止できる防雨機能を有する屋外 設置機器を提供することを目的とする。
【0005】
このような目的を達成する本考案は、電子部品を搭載した基板と、基板を覆っ て取り付けられるケースと、ケースの内側面に形成され、基板をケースの奥行方 向及び横方向に位置付けるための切欠け部が形成されたリブとを備えた屋外設置 機器において、リブは断面くの字状の柱状体から成り、この柱状体を構成する面 が垂直方向に対し傾斜したものである。
【0006】
屋外設置機器は、電子部品を搭載した基板が、ケースの内側面に形成されたリ ブの切欠け部に当接するようにケースが取り付けられる。このような状態で外部 から侵入してケースの垂直な内側面を伝わって流れる水がリブに当ると、このリ ブの柱状体の面が垂直方向(内側面)に対し傾斜しているため、水は基板側に流 れることなく、そのままリブの柱状体の面とケースの裏面との間に沿って流れ、 基板や電子部品が濡れることがない。
【0007】
以下、本考案の屋外設置機器をインターホン子機に適用した一実施例を図面を 参照して説明する。 図1(a)及び(b)に示すインターホン子機は、基板1と基板1を覆うケー ス2とから成り、図示しない取り付け金具により門柱等の屋外壁面に取り付けら れる。基板1にはスイッチ、コンデンサー等の電子部品4、4が搭載されるとと もにパターンが形成されている。一方、ケース2は通常プラスチック製の一面が 開口した箱状の形状で、その内側面2aに基板1の位置決めをするためのリブ3 が一体成型により形成されている。リブ3は一方の内側面2aに1個、他方の内 側面2aに2個設けられ、基板1を3点支持によりガタ付きなく固定できるよう に構成されている。更にケース2には、図示しないマイク及びスピーカに対応す る位置にそれぞれマイク穴5、スピーカ穴6が形成されており、これらマイク穴 5及びスピーカ穴6の周囲には、外部から侵入した雨水をケース2の両側面側に 導くためのガイド5a、6aがケース2と一体的に形成されている。
【0008】 一方、リブ3は、図2に示すように断面がくの字状の柱状体から成り、ケース 2の裏面側2bとは反対側に基板1が当接される切欠け部が形成されている。切 欠け部は柱状体の縦方向切欠け部31a、32aにおいて基板1を横方向に位置 決めし、横方向切欠け部31b、32bにおいて基板1を奥行方向に位置決めす る。即ち、基板1とケース2の裏面2bとの間に所定のスペースを確保する。
【0009】 また、リブ2の柱状体を構成する2つの面31、32はそれぞれケース2の垂 直な内側面2aに対し、傾斜を持つように形成されている。この傾斜の角度は、 鈍角であって180度に近いほど雨水を垂直に流すことができるが、180度に 近くなると横方向切欠け部31b、32bによって基板1を奥行方向に支持する 面積が狭くなってしまい、リブのサイズを大きくせざるを得なくなるので、13 5度〜165度程度の範囲、即ちくの字の開きの角度が90度〜150度の範囲 とすることが好ましい。
【0010】 尚、図面において面31、32はそれぞれ平面を示しているが、これら面は内 側面2aと連続する部分において傾斜していればよく、曲面であってもよく、特 に面31と面32との接合部分は適当な曲率(R)を持たせてもよい。 このような構成におけるインターホン子機は、基板1をケース2のリブ3の切 欠け部31a、31b、32a、32bに載せて位置決めし、固定し、基板1及 びケース2の面2bが垂直となるように図示しない取り付け金具で門柱、外壁等 の屋外に設置する。ここで、ケース2にはその表面側にマイク穴5及びスピーカ 穴6が形成されているために、降雨時にはここから雨水が侵入する。この侵入し た雨水は、まずマイク穴5及びスピーカ穴6の周囲に形成されたガイド5a及び 6aによりケース2の裏面2bを通って両側面に流れる(W1、W2)。裏面2b と側面2aとが接する部分を伝って下に向う水が、リブ3の柱状体の面31に当 ると、この面31は側面2a(垂直面)に対し傾斜しているので、そのまま裏面 2bに沿いながら流れ、リブ3のくの字状の角を回り込んで更に柱状体の面32 を伝わって流れる。水の量が多い場合には一部の水は面32を回り込むことなく 、くの字状の角からそのまま垂直に裏面2bを伝わって流れるが、基板1及び電 子部品4とケース2との間には所定の間隔が確保されているので、水は基板1の パターンや電子部品4を濡らすおそれはない。
【0011】 なお、本実施例ではインターホン子機について説明したが、本考案はインター ホン子機に限らず、屋外、水周り等の水にさらされる場所に設置される機器につ いて適用できるのは言うまでもない。また、本実施例では、一方の内側面に1個 のリブ、他方の内側面に2個のリブを設けた例を示したが、リブの数、設ける位 置は本実施例に限定されるものではない。
【0012】
以上の実施例からも明らかなように、本考案の屋外機器は、基板と、基板を位 置決めするリブが形成されたケースとから成る屋外機器において、リブの形状を 断面くの字状の柱状体とし、この柱状体を構成する面が垂直方向に対し傾斜する ようにしたので、ケースに設けられた穴から侵入した水がケースの内側面を伝っ て流れるとき、リブから基板側へ水が流れることを防止でき、これにより基板に 形成されたパターンや基板に搭載された電子部品が濡れるのを確実に防止するこ とができる。
【図1】本考案が適用されたインターホン子機の一実施
例を示す図で、(a)は裏面から見た図、(b)は断面
図。
例を示す図で、(a)は裏面から見た図、(b)は断面
図。
【図2】図1のインターホン子機の要部を示す斜視図。
【図3】従来のインターホン子機を示す図。
【図4】図3のインターホン子機の要部を示す斜視図。
1・・・・・・基板 2・・・・・・ケース 2a・・・・内側面 3・・・・・・リブ 31a、31b、32a、32b・・・・・・切欠け部 4・・・・・・電子部品
Claims (1)
- 【請求項1】電子部品を搭載した基板と、前記基板を覆
って取り付けられるケースと、前記ケースの内側面に形
成され、前記基板を前記ケースの奥行方向及び横方向に
位置付けるための切欠け部が形成されたリブとを備えた
屋外設置機器において、前記リブは断面くの字状の柱状
体から成り前記柱状体を構成する面が垂直方向に対し傾
斜していることを特徴とする屋外設置機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030781U JP2599690Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 屋外設置防雨機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030781U JP2599690Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 屋外設置防雨機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073173U true JPH073173U (ja) | 1995-01-17 |
JP2599690Y2 JP2599690Y2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=12313227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993030781U Expired - Lifetime JP2599690Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 屋外設置防雨機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599690Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999030100A1 (fr) | 1997-12-08 | 1999-06-17 | Zexel Corporation | Echangeur de chaleur |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP1993030781U patent/JP2599690Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999030100A1 (fr) | 1997-12-08 | 1999-06-17 | Zexel Corporation | Echangeur de chaleur |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2599690Y2 (ja) | 1999-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3319454B2 (ja) | ドア用グロメット | |
JP4199037B2 (ja) | 音響用開口部の排水構造 | |
JPH073173U (ja) | 屋外設置機器 | |
JP4682800B2 (ja) | ドアホン装置 | |
JP3358474B2 (ja) | 外装材支持具 | |
SE508866C2 (sv) | Portabel talkommunikationsapparat med ljudkanal i utfällbar lucka | |
JP3078679B2 (ja) | 自動検針用無線装置 | |
JP3031123U (ja) | 建物外壁の水切り材 | |
JPH0569980U (ja) | 電子機器の防雨構造 | |
JPH0569978U (ja) | 電子機器の防雨構造 | |
JP2538037Y2 (ja) | 電子機器の防雨構造 | |
JPS59219527A (ja) | クラツチ通風装置の防水構造 | |
JP3286075B2 (ja) | 壁面用取付装置 | |
JP2547459Y2 (ja) | 車輌用アンテナケース | |
JPH0750836Y2 (ja) | フリーアクセスフロアパネルのケーブル取出穴キャップ装置 | |
JPH09205289A (ja) | 電子機器の保護カバー構造 | |
JP2002309685A (ja) | 床下換気工法用の水切り材 | |
JP3037349U (ja) | 音響部品収納筐体の防水構造 | |
JPH0640258Y2 (ja) | 軒樋と縦樋との接続構造 | |
JPH04170098A (ja) | ケースの防水・防滴構造 | |
JPS5911122Y2 (ja) | 水切装置 | |
JPH0290843A (ja) | インターホン子機 | |
JP2533386Y2 (ja) | 装着部品固定構造 | |
JPS6332747Y2 (ja) | ||
JPS6444578U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990615 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |