JP2572335Y2 - 折畳み扉の継手構造 - Google Patents
折畳み扉の継手構造Info
- Publication number
- JP2572335Y2 JP2572335Y2 JP1991036276U JP3627691U JP2572335Y2 JP 2572335 Y2 JP2572335 Y2 JP 2572335Y2 JP 1991036276 U JP1991036276 U JP 1991036276U JP 3627691 U JP3627691 U JP 3627691U JP 2572335 Y2 JP2572335 Y2 JP 2572335Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- folding door
- joint
- bearing
- joint structure
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は折畳み扉の継手構造に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】折畳み扉は複数枚のパネルが継手部を介
して屈曲可能に連結し構成されていて、上記継手部の両
側に形成した軸にパネル側端に設けた軸受けが嵌合した
構造となっている。図５は従来から用いられている継手
部の具体例であるが、折畳み扉を閉じた状態でも継手部
には隙間（イ）が残り、該隙間（イ）からは雨水や風が
侵入して水密性及び気密性が損われる。そこで近年では
折畳み扉における水密性や気密性を高めるために、上レ
ール及び下レールには気密材を沿設し、折畳み扉が閉じ
た場合には、該気密材が折畳み扉面に接することができ
る位置に配置される。しかし、同図に示すように、従来
型式の折畳み扉の継手には閉じた状態であっても隙間
（イ）が残るために、該気密材だけでは折畳み扉の気密
性等を確保することはできず、上記気密材の他に別の閉
塞部材を必要とする。
して屈曲可能に連結し構成されていて、上記継手部の両
側に形成した軸にパネル側端に設けた軸受けが嵌合した
構造となっている。図５は従来から用いられている継手
部の具体例であるが、折畳み扉を閉じた状態でも継手部
には隙間（イ）が残り、該隙間（イ）からは雨水や風が
侵入して水密性及び気密性が損われる。そこで近年では
折畳み扉における水密性や気密性を高めるために、上レ
ール及び下レールには気密材を沿設し、折畳み扉が閉じ
た場合には、該気密材が折畳み扉面に接することができ
る位置に配置される。しかし、同図に示すように、従来
型式の折畳み扉の継手には閉じた状態であっても隙間
（イ）が残るために、該気密材だけでは折畳み扉の気密
性等を確保することはできず、上記気密材の他に別の閉
塞部材を必要とする。
【０００３】実願平２−４０７９６号に係る「折畳み扉
の気密装置」はその従来例であるが、この気密装置は継
手部上端に軸座金を固定し、パネル上端にはカバー片を
設けて、これら軸座金及びカバー片に当接する別の気密
材を上レールに沿設するといった２重の気密構造として
いる。同じく下レール側にも第１気密材、第２気密材を
設けた２重構造を採用している。
の気密装置」はその従来例であるが、この気密装置は継
手部上端に軸座金を固定し、パネル上端にはカバー片を
設けて、これら軸座金及びカバー片に当接する別の気密
材を上レールに沿設するといった２重の気密構造として
いる。同じく下レール側にも第１気密材、第２気密材を
設けた２重構造を採用している。
【０００４】
【本考案が解決しようとする課題】このように、従来型
式の折畳み扉における気密性及び水密性を確保するに
は、上下レールに沿設する気密材だけでは不十分であ
り、例えば上記従来例のごとく２重の気密構造としなけ
ればならず、構造的には煩雑化してしまう。本考案が解
決しようとする課題はこれら問題点であって、上下レー
ルに沿設する１本の気密材でもって、完全に気密性の確
保ができる継手構造を提供する。
式の折畳み扉における気密性及び水密性を確保するに
は、上下レールに沿設する気密材だけでは不十分であ
り、例えば上記従来例のごとく２重の気密構造としなけ
ればならず、構造的には煩雑化してしまう。本考案が解
決しようとする課題はこれら問題点であって、上下レー
ルに沿設する１本の気密材でもって、完全に気密性の確
保ができる継手構造を提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案の継手構造は上記
問題点の解決を図るために、次の特徴をもって構成され
ている。すなわち、該継手部はその両側に軸又は軸受け
を形成し、パネル側に形成した軸受け又は軸と嵌合して
互いに屈曲可能に連結する。このような継手構造は従来
継手と同じであるが、本考案では軸と同芯を成して外周
にガイド円を形成し、ガイド円の縁となる継手部面又は
パネル面にはストッパーを突出する。
問題点の解決を図るために、次の特徴をもって構成され
ている。すなわち、該継手部はその両側に軸又は軸受け
を形成し、パネル側に形成した軸受け又は軸と嵌合して
互いに屈曲可能に連結する。このような継手構造は従来
継手と同じであるが、本考案では軸と同芯を成して外周
にガイド円を形成し、ガイド円の縁となる継手部面又は
パネル面にはストッパーを突出する。
【０００６】一方、軸受け側には上記ガイド円に内接し
て回転摺動する突片を有していて、該突片は回転して上
記ストッパーに係止することができる位置関係にある。
したがって、突片がストッパーと係止するならば、該継
手部には隙間が残ることはなく、上下レールに沿設する
気密材が折畳み扉面に当接することにより気密性は確保
される。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
て回転摺動する突片を有していて、該突片は回転して上
記ストッパーに係止することができる位置関係にある。
したがって、突片がストッパーと係止するならば、該継
手部には隙間が残ることはなく、上下レールに沿設する
気密材が折畳み扉面に当接することにより気密性は確保
される。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【０００７】
【実施例】図１は本考案の継手構造を用いて構成した折
畳み扉の横断面を示す実施例である。同図において１は
パネル、２は継手部、３は吊元框、４は引手框をそれぞ
れ示していて、間口両側に配置した折畳み扉の引手框
４、４が突き合わされて閉じた状態にある。
畳み扉の横断面を示す実施例である。同図において１は
パネル、２は継手部、３は吊元框、４は引手框をそれぞ
れ示していて、間口両側に配置した折畳み扉の引手框
４、４が突き合わされて閉じた状態にある。
【０００８】図２は上記継手部２の拡大図であって、該
継手部２の両側には軸５、５が設けられ、該軸５と同芯
を成して所定半径のガイド円６が形成されている。ガイ
ド円６の縁であって、継手部表面７にはストッパー８が
小さく突出し、このように構成した継手部２にパネル１
側端に形成した軸受け９が嵌合した継手構造を成し、該
軸受け９には突片１０が設けられている。突片１０は軸
５を中心とする軸受け９の回転に伴って上記ガイド円６
に内接又は近接して摺動し、折畳み扉が閉じた図１に示
す状態で継手部２のストッパー８に係止する。したがっ
て、折畳み扉の表面には隙間が残ることはない。図２に
おいて１１はハンドルを、１２は気密材を示し、ハンド
ル１１を回すことで、閉じた折畳み扉をロックし、気密
材１２は折畳み扉の表面に当接して空気や雨水の侵入を
防止する。すなわち、折畳み扉が閉じることで上記スト
ッパー８に軸受けの突片１０が折畳み扉表面に突出する
ことなく係止することで、気密材１２は表面との間に隙
間を介在しないことになる。
継手部２の両側には軸５、５が設けられ、該軸５と同芯
を成して所定半径のガイド円６が形成されている。ガイ
ド円６の縁であって、継手部表面７にはストッパー８が
小さく突出し、このように構成した継手部２にパネル１
側端に形成した軸受け９が嵌合した継手構造を成し、該
軸受け９には突片１０が設けられている。突片１０は軸
５を中心とする軸受け９の回転に伴って上記ガイド円６
に内接又は近接して摺動し、折畳み扉が閉じた図１に示
す状態で継手部２のストッパー８に係止する。したがっ
て、折畳み扉の表面には隙間が残ることはない。図２に
おいて１１はハンドルを、１２は気密材を示し、ハンド
ル１１を回すことで、閉じた折畳み扉をロックし、気密
材１２は折畳み扉の表面に当接して空気や雨水の侵入を
防止する。すなわち、折畳み扉が閉じることで上記スト
ッパー８に軸受けの突片１０が折畳み扉表面に突出する
ことなく係止することで、気密材１２は表面との間に隙
間を介在しないことになる。
【０００９】図３は折畳み扉を折畳んだ場合であるが、
パネル１は継手部２の軸５を中心として回動して折畳ま
れ、パネル１が９０度回動してレールに対して垂直に張
出す位置で停止するようにパネル側に設けた軸受け９の
当り面１８が、継手部２の軸５とガイド円６を結ぶ腕１
９に当接する。上記当り面１８はパネル１が９０度回動
して垂直に張出すように所定の傾斜面を持って形成され
る。
パネル１は継手部２の軸５を中心として回動して折畳ま
れ、パネル１が９０度回動してレールに対して垂直に張
出す位置で停止するようにパネル側に設けた軸受け９の
当り面１８が、継手部２の軸５とガイド円６を結ぶ腕１
９に当接する。上記当り面１８はパネル１が９０度回動
して垂直に張出すように所定の傾斜面を持って形成され
る。
【００１０】図４は折畳み扉が上レール１３及び下レー
ル１４に配置された状態での縦断面であるが、これら上
・下レール１３、１４には気密材１２、１２が沿設され
ていて、気密材１２は折畳み扉面に接している。又上レ
ール１３の外側には補助ガイド片１６が軸着されてい
て、補助ガイド片１６に取着した気密材１２が同じく折
畳み扉面に接している。ここで、上記補助ガイド片１６
の説明は省略するが、回動可能に軸着されて重りの作用
で常時水平状態にあって、ハンドル１１を回すことで上
ロック部材１７を突出させるならば、同図のように回転
して垂直に起立し、気密材１２が折畳み扉面に接する。
ル１４に配置された状態での縦断面であるが、これら上
・下レール１３、１４には気密材１２、１２が沿設され
ていて、気密材１２は折畳み扉面に接している。又上レ
ール１３の外側には補助ガイド片１６が軸着されてい
て、補助ガイド片１６に取着した気密材１２が同じく折
畳み扉面に接している。ここで、上記補助ガイド片１６
の説明は省略するが、回動可能に軸着されて重りの作用
で常時水平状態にあって、ハンドル１１を回すことで上
ロック部材１７を突出させるならば、同図のように回転
して垂直に起立し、気密材１２が折畳み扉面に接する。
【００１１】以上述べたように、本考案の継手構造は軸
と軸受けの組合せであって、軸受けの先端には突片を設
けるとともに、所定の傾斜面をもった当り面を有し、又
軸と同芯を成してガイド円を形成し、ガイド円の縁であ
って折畳み扉面と同一位置にストッパーを設けたもの
で、次のような効果を得ることができる。
と軸受けの組合せであって、軸受けの先端には突片を設
けるとともに、所定の傾斜面をもった当り面を有し、又
軸と同芯を成してガイド円を形成し、ガイド円の縁であ
って折畳み扉面と同一位置にストッパーを設けたもの
で、次のような効果を得ることができる。
【００１２】
【考案の効果】本考案の継手構造は折畳み扉を閉じた状
態でガイド円のストッパーに軸受けの突片が当接して折
畳み扉表面には隙間を残さず、又表面から突出しないで
突片がストッパーに係止する。したがって、上・下レー
ルに沿って設けた気密材を折畳み扉面に当接することに
より、該気密材と折畳み扉面との間に隙間は介在しない
ため、折畳み扉を通して風雨が侵入することはなく、気
密性及び水密性は大きく向上する。しかも、本考案の継
手構造は軸受け並びにガイド円の一部形状を変更したも
ので、特別な閉塞部材を用いることなく、構造上はいた
って簡単である。又軸受けに当り面を形成すれば、軸と
ガイド円を結ぶ腕に当接して折畳んだ場合にパネルは垂
直に張出して整然と配列される。
態でガイド円のストッパーに軸受けの突片が当接して折
畳み扉表面には隙間を残さず、又表面から突出しないで
突片がストッパーに係止する。したがって、上・下レー
ルに沿って設けた気密材を折畳み扉面に当接することに
より、該気密材と折畳み扉面との間に隙間は介在しない
ため、折畳み扉を通して風雨が侵入することはなく、気
密性及び水密性は大きく向上する。しかも、本考案の継
手構造は軸受け並びにガイド円の一部形状を変更したも
ので、特別な閉塞部材を用いることなく、構造上はいた
って簡単である。又軸受けに当り面を形成すれば、軸と
ガイド円を結ぶ腕に当接して折畳んだ場合にパネルは垂
直に張出して整然と配列される。
【図１】本考案の継手構造を用いた折畳み扉の実施例。
【図２】本考案の継手構造。
【図３】折畳み扉が折畳まれた場合。
【図４】折畳み扉が上下レールに配設された縦断面図。
【図５】従来型式の継手構造。
１ パネル ２ 継手部 ５ 軸 ６ ガイド円 ７ 表面 ８ ストッパー ９ 軸受け 10 突片
Claims (1)
- 【請求項１】 複数枚のパネルが継手部を介して屈曲可
能に連結する折畳み扉であって、軸と軸受けの組合せに
より成る継手構造において、上記軸の外周にはガイド円
が同芯を成して形成され、ガイド円の縁で折畳み扉の表
面位置にストッパーを突出して設け、軸受けの先端には
上記ガイド円に内接又は近接して摺動する突片を設け、
折畳み扉が閉じた状態で該突片が折畳み扉表面から突出
しないで上記ストッパーに係止することを特徴とする折
畳み扉の継手構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991036276U JP2572335Y2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 折畳み扉の継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991036276U JP2572335Y2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 折畳み扉の継手構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04122184U JPH04122184U (ja) | 1992-11-02 |
| JP2572335Y2 true JP2572335Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=31918255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991036276U Expired - Fee Related JP2572335Y2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 折畳み扉の継手構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572335Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5558984B2 (ja) * | 2010-09-15 | 2014-07-23 | 三協立山株式会社 | サッシ |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP1991036276U patent/JP2572335Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04122184U (ja) | 1992-11-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
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| R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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