JP3160574B2 - 壁パネル装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は目地部を介して建て
られた左右の建物の壁面部位の目地部を覆う壁パネル装
置に関する。
られた左右の建物の壁面部位の目地部を覆う壁パネル装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右の建物の壁面部位の目地部を
覆うには一方の建物にヒンジ部材を介して回動可能に取
付けられた一方の壁パネルと、この一方の壁パネルの先
端部と先端部が重なり合うように他方の建物にヒンジ部
材を介して回動可能に取付けられた他方の壁パネルと、
外側に位置する他方の壁パネルの後端部に所定間隔で後
端部が取付けられた先端部が前記一方の壁パネルの内側
面に接触して支持する複数個の支持バーとで構成されて
いる。
覆うには一方の建物にヒンジ部材を介して回動可能に取
付けられた一方の壁パネルと、この一方の壁パネルの先
端部と先端部が重なり合うように他方の建物にヒンジ部
材を介して回動可能に取付けられた他方の壁パネルと、
外側に位置する他方の壁パネルの後端部に所定間隔で後
端部が取付けられた先端部が前記一方の壁パネルの内側
面に接触して支持する複数個の支持バーとで構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の壁パネル装置は
一方の壁パネルと他方の壁パネルとを先端部で重ね合わ
せるため、段差が生じ、見苦しくなるという欠点がある
とともに、この重ね合わされた寸法分だけの移動にしか
対応することができず、十分な移動量を確保することが
できず、免震構造の建物等、移動量が大きく設定される
場所には使用することができないという欠点があった。
一方の壁パネルと他方の壁パネルとを先端部で重ね合わ
せるため、段差が生じ、見苦しくなるという欠点がある
とともに、この重ね合わされた寸法分だけの移動にしか
対応することができず、十分な移動量を確保することが
できず、免震構造の建物等、移動量が大きく設定される
場所には使用することができないという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
段差が生じることなく、同一面に設置することができる
とともに、地震等によって左右の建物が揺れ動き、目地
部が大きくなったり、狭くなったりしても、その揺れ動
きに追従して損傷することなく、かつ揺れ動きが停止す
ると元の状態に自動的に戻る壁パネル装置を提供するこ
とを目的としている。
段差が生じることなく、同一面に設置することができる
とともに、地震等によって左右の建物が揺れ動き、目地
部が大きくなったり、狭くなったりしても、その揺れ動
きに追従して損傷することなく、かつ揺れ動きが停止す
ると元の状態に自動的に戻る壁パネル装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の一
方の建物の壁面部位の躯体にヒンジ部材を介して外方へ
回動可能に取付けられた前記目地部の一方側を覆う先端
部にほぼ内側に直角な支持片を有する一方の壁パネル
と、この一方の壁パネルの支持片の先端部に中央ヒンジ
部材を介して内方へ回動するように取付けられた前記目
地部の他方側を覆う後端部にほぼ内側に直角な支持片を
先端部に該中央ヒンジ部材よりも内側部位で他方の建物
の壁面部位の躯体に接触する接触片を有する他方の壁パ
ネルと、常時は前記一方の壁パネルと他方の壁パネルと
をほぼ同一面に保持し、前記目地部が狭くなると前記中
央ヒンジ部材が外方へ突出するように該一方の壁パネル
と他方の壁パネルとを回動させることができる壁パネル
付勢機構とで壁パネル装置を構成している。
に、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の一
方の建物の壁面部位の躯体にヒンジ部材を介して外方へ
回動可能に取付けられた前記目地部の一方側を覆う先端
部にほぼ内側に直角な支持片を有する一方の壁パネル
と、この一方の壁パネルの支持片の先端部に中央ヒンジ
部材を介して内方へ回動するように取付けられた前記目
地部の他方側を覆う後端部にほぼ内側に直角な支持片を
先端部に該中央ヒンジ部材よりも内側部位で他方の建物
の壁面部位の躯体に接触する接触片を有する他方の壁パ
ネルと、常時は前記一方の壁パネルと他方の壁パネルと
をほぼ同一面に保持し、前記目地部が狭くなると前記中
央ヒンジ部材が外方へ突出するように該一方の壁パネル
と他方の壁パネルとを回動させることができる壁パネル
付勢機構とで壁パネル装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図11に示す本発明の第1の実
施の形態において、1は目地部2を介して建てられた左
右の建物3、3の壁面部位の目地部2を覆う本発明の壁
パネル装置で、この壁パネル装置1は前記一方の建物3
の壁面部位の躯体3aにヒンジ部材4を介して外方へ回
動可能に取付けられた前記目地部2の一方側を覆う一方
の壁パネル5と、この一方の壁パネル5の先端部に中央
ヒンジ部材6を介して内方へ回動するように取付けられ
た前記目地部2の他方側を覆う、先端部が前記他方の建
物3の壁面部位の躯体3aに接触する他方の壁パネル7
と、常時は前記一方の壁パネル5と他方の壁パネル7と
をほぼ同一面に保持し、前記目地部2が狭くなるように
地震等によって揺れ動いた場合、前記中央ヒンジ部材6
が外方へ突出するように該一方の壁パネル5と他方の壁
パネル7とを回動させることができる壁パネル付勢機構
8とで構成されている。
施の形態において、1は目地部2を介して建てられた左
右の建物3、3の壁面部位の目地部2を覆う本発明の壁
パネル装置で、この壁パネル装置1は前記一方の建物3
の壁面部位の躯体3aにヒンジ部材4を介して外方へ回
動可能に取付けられた前記目地部2の一方側を覆う一方
の壁パネル5と、この一方の壁パネル5の先端部に中央
ヒンジ部材6を介して内方へ回動するように取付けられ
た前記目地部2の他方側を覆う、先端部が前記他方の建
物3の壁面部位の躯体3aに接触する他方の壁パネル7
と、常時は前記一方の壁パネル5と他方の壁パネル7と
をほぼ同一面に保持し、前記目地部2が狭くなるように
地震等によって揺れ動いた場合、前記中央ヒンジ部材6
が外方へ突出するように該一方の壁パネル5と他方の壁
パネル7とを回動させることができる壁パネル付勢機構
8とで構成されている。
【0009】前記ヒンジ部材4は図4に示すように、前
記一方の建物3の躯体3aに複数本のビス9によって固
定される固定部材10と、この固定部材10の一端部に
枢支ピン11を介して外方へ回動可能に取付けられた可
動部材12とで構成されている。
記一方の建物3の躯体3aに複数本のビス9によって固
定される固定部材10と、この固定部材10の一端部に
枢支ピン11を介して外方へ回動可能に取付けられた可
動部材12とで構成されている。
【0010】前記一方の壁パネル5は図5に示すよう
に、ステンレス、ステンレス合金、アルミ合金等の金属
材で後端部が複数本のビス9によって、前記ヒンジ部材
4の可動部材12に固定される板状の一方の壁パネル本
体13と、この一方の壁パネル本体13の先端部に一体
形成された内側へほぼ直角に折り曲げられた支持片14
と、この支持片14の根元部位に複数個、本発明の実施
の形態では2個のワイヤ挿入孔15、15とで構成され
ている。
に、ステンレス、ステンレス合金、アルミ合金等の金属
材で後端部が複数本のビス9によって、前記ヒンジ部材
4の可動部材12に固定される板状の一方の壁パネル本
体13と、この一方の壁パネル本体13の先端部に一体
形成された内側へほぼ直角に折り曲げられた支持片14
と、この支持片14の根元部位に複数個、本発明の実施
の形態では2個のワイヤ挿入孔15、15とで構成され
ている。
【0011】前記他方の壁パネル7は図6に示すよう
に、ステンレス、ステンレス合金、アルミ合金等の金属
材で板状に形成された他方の壁パネル本体16と、この
他方の壁パネル本体16の後端部に一体形成された内側
へほぼ直角に折り曲げられた支持片17と、この支持片
17の根元部位に前記一方の壁パネル本体13のワイヤ
挿入孔15、15と対応する部位に形成されたワイヤ挿
入孔18、18と、前記他方の壁パネル本体16の先端
部に一体成形された、先端部が前記中央ヒンジ部材6の
位置よりも内側部位に位置するほぼL字状の接触片19
とで構成されている。
に、ステンレス、ステンレス合金、アルミ合金等の金属
材で板状に形成された他方の壁パネル本体16と、この
他方の壁パネル本体16の後端部に一体形成された内側
へほぼ直角に折り曲げられた支持片17と、この支持片
17の根元部位に前記一方の壁パネル本体13のワイヤ
挿入孔15、15と対応する部位に形成されたワイヤ挿
入孔18、18と、前記他方の壁パネル本体16の先端
部に一体成形された、先端部が前記中央ヒンジ部材6の
位置よりも内側部位に位置するほぼL字状の接触片19
とで構成されている。
【0012】前記中央ヒンジ部材6は図7に示すよう
に、前記一方の壁パネル5の支持片14の先端部と前記
他方の壁パネル7の支持片17の先端部に両端部が複数
本のビス9によって固定される蝶番状に形成されたもの
が使用されている。なお、この中央ヒンジ部材6は一方
の壁パネル5とほぼ同じ長さのものを使用してもよく、
また、所定の間隔で配置される複数個の中央ヒンジ部材
であってもよい。
に、前記一方の壁パネル5の支持片14の先端部と前記
他方の壁パネル7の支持片17の先端部に両端部が複数
本のビス9によって固定される蝶番状に形成されたもの
が使用されている。なお、この中央ヒンジ部材6は一方
の壁パネル5とほぼ同じ長さのものを使用してもよく、
また、所定の間隔で配置される複数個の中央ヒンジ部材
であってもよい。
【0013】前記壁パネル付勢機構8は図8に示すよう
に、前記他方の壁パネル7の後端部寄りの背面に固定さ
れた支柱20、20の先端部に一端が固定され、他端が
前記他方の壁パネル7の支持片17のワイヤ挿入孔1
8、18、前記一方の壁パネル5の支持片14のワイヤ
挿入孔15、15を通過して、該一方の壁パネル5のほ
ぼ中央部の背面に固定された支柱21、21の先端部の
ガイド部22、22を通過するワイヤ23、23と、こ
のワイヤ23、23の他端部に固定された前記一方の建
物3のヒンジ部材4が取付けられた部位よりも内側部位
に固定された該ワイヤ23、23を常時引張る付勢スプ
リング24、24とで構成されている。
に、前記他方の壁パネル7の後端部寄りの背面に固定さ
れた支柱20、20の先端部に一端が固定され、他端が
前記他方の壁パネル7の支持片17のワイヤ挿入孔1
8、18、前記一方の壁パネル5の支持片14のワイヤ
挿入孔15、15を通過して、該一方の壁パネル5のほ
ぼ中央部の背面に固定された支柱21、21の先端部の
ガイド部22、22を通過するワイヤ23、23と、こ
のワイヤ23、23の他端部に固定された前記一方の建
物3のヒンジ部材4が取付けられた部位よりも内側部位
に固定された該ワイヤ23、23を常時引張る付勢スプ
リング24、24とで構成されている。
【0014】上記構成の壁パネル装置1は、設置状態で
は図2に示すように目地部2をほぼ同一面となるように
一方の壁パネル5と他方の壁パネル7とによって覆われ
る。
は図2に示すように目地部2をほぼ同一面となるように
一方の壁パネル5と他方の壁パネル7とによって覆われ
る。
【0015】地震等によって左右の建物3、3が揺れ動
き、目地部2が広くなるように揺れ動いた場合には、図
9に示すように他方の壁パネル7の接触片19と他方の
建物3の壁面部位とが離れて、その揺れ動きを吸収す
る。
き、目地部2が広くなるように揺れ動いた場合には、図
9に示すように他方の壁パネル7の接触片19と他方の
建物3の壁面部位とが離れて、その揺れ動きを吸収す
る。
【0016】また、目地部2が狭くなるように揺れ動い
た場合には、図10に示すように他方の壁パネル7の接
触片19に他方の建物3の壁面部位の押し圧力が加わ
り、中央ヒンジ部材6が外方へ回動するように壁パネル
付勢機構8、8の付勢スプリング24、24の付勢力に
抗して回動して、その揺れ動きを吸収するとともに、揺
れ動きが停止すると、壁パネル付勢機構8、8の付勢ス
プリング24、24の付勢力によって、一方の壁パネル
5と他方の壁パネル7とを元の状態に自動的に戻す。
た場合には、図10に示すように他方の壁パネル7の接
触片19に他方の建物3の壁面部位の押し圧力が加わ
り、中央ヒンジ部材6が外方へ回動するように壁パネル
付勢機構8、8の付勢スプリング24、24の付勢力に
抗して回動して、その揺れ動きを吸収するとともに、揺
れ動きが停止すると、壁パネル付勢機構8、8の付勢ス
プリング24、24の付勢力によって、一方の壁パネル
5と他方の壁パネル7とを元の状態に自動的に戻す。
【0017】さらに、左右の建物3、3が前後方向に揺
れ動いた場合には、図11に示すように他方の壁パネル
7の接触片19が他方の建物3の壁面部位をスライド移
動して、その揺れ動きを吸収するとともに、この前後方
向の揺れ動き時に目地部2が広くなったり、狭くなった
りしても前述と同様な動作をして、その揺れ動きを吸収
することができる。
れ動いた場合には、図11に示すように他方の壁パネル
7の接触片19が他方の建物3の壁面部位をスライド移
動して、その揺れ動きを吸収するとともに、この前後方
向の揺れ動き時に目地部2が広くなったり、狭くなった
りしても前述と同様な動作をして、その揺れ動きを吸収
することができる。
【0018】
【発明の異なる実施の形態】次に、図12ないし図23
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0019】図12ないし図15に示す本発明の第2の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、一方の壁パネル5の支持片14の先端
部に所定間隔で枢支ピン25を支持する枢支ピン支持部
26と、他方の壁パネル7の支持片17の先端部に前記
枢支ピン支持部26間で前記枢支ピン25を支持する枢
支ピン支持部27とからなる中央ヒンジ部材6Aを用い
るとともに、可動部材12が90〜180度回動するヒ
ンジ部材4Aを用いた点で、このように構成した壁パネ
ル装置1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と
同様な作用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、一方の壁パネル5の支持片14の先端
部に所定間隔で枢支ピン25を支持する枢支ピン支持部
26と、他方の壁パネル7の支持片17の先端部に前記
枢支ピン支持部26間で前記枢支ピン25を支持する枢
支ピン支持部27とからなる中央ヒンジ部材6Aを用い
るとともに、可動部材12が90〜180度回動するヒ
ンジ部材4Aを用いた点で、このように構成した壁パネ
ル装置1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と
同様な作用効果が得られる。
【0020】図16ないし図20に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、先端部にガイド溝28を形成した他方
の壁パネル本体16Aと、この他方の壁パネル本体16
Aのガイド溝28内に後端部が所定量出没可能に挿入さ
れるスライド部29、このスライド部29の先端部に形
成された接触片19とからなるスライドパネル30と、
このスライドパネル30を常時外方へ突出するように付
勢する前記ガイド溝28内に設置された付勢スプリング
31とからなる他方の壁パネル7Aを用いた点で、この
ように形成された他方の壁パネル7Aを用いて構成した
壁パネル装置1Bにしても、前記本発明の第1の実施の
形態と同様な作用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、先端部にガイド溝28を形成した他方
の壁パネル本体16Aと、この他方の壁パネル本体16
Aのガイド溝28内に後端部が所定量出没可能に挿入さ
れるスライド部29、このスライド部29の先端部に形
成された接触片19とからなるスライドパネル30と、
このスライドパネル30を常時外方へ突出するように付
勢する前記ガイド溝28内に設置された付勢スプリング
31とからなる他方の壁パネル7Aを用いた点で、この
ように形成された他方の壁パネル7Aを用いて構成した
壁パネル装置1Bにしても、前記本発明の第1の実施の
形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】図21ないし図23に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、一方の建物3のヒンジ部材4の取付け
部位よりも内側部位の壁面部位にガイド片32、32を
設けるとともに、該ガイド片32、32を通過させたワ
イヤ23、23の先端部に重り33、33を取付けた壁
パネル付勢機構8A、8Aを用いた点で、このように形
成された壁パネル付勢機構8A、8Aを用いて構成した
壁パネル装置1Cにしても、前記本発明の第1の実施の
形態と同様な作用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、一方の建物3のヒンジ部材4の取付け
部位よりも内側部位の壁面部位にガイド片32、32を
設けるとともに、該ガイド片32、32を通過させたワ
イヤ23、23の先端部に重り33、33を取付けた壁
パネル付勢機構8A、8Aを用いた点で、このように形
成された壁パネル付勢機構8A、8Aを用いて構成した
壁パネル装置1Cにしても、前記本発明の第1の実施の
形態と同様な作用効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0023】(1)目地部を介して建てられた左右の建
物の一方の建物の壁面部位の躯体にヒンジ部材を介して
外方へ回動可能に取付けられた前記目地部の一方側を覆
う先端部にほぼ内側に直角な支持片を有する一方の壁パ
ネルと、この一方の壁パネルの支持片の先端部に中央ヒ
ンジ部材を介して内方へ回動するように取付けられた前
記目地部の他方側を覆う後端部にほぼ内側に直角な支持
片を先端部に該中央ヒンジ部材よりも内側部位で他方の
建物の壁面部位の躯体に接触する接触片を有する他方の
壁パネルと、常時は前記一方の壁パネルと他方の壁パネ
ルとをほぼ同一面に保持し、前記目地部が狭くなると前
記中央ヒンジ部材が外方へ突出するように該一方の壁パ
ネルと他方の壁パネルとを回動させることができる壁パ
ネル付勢機構とで構成されているので、左右の建物が異
なる前後、左右方向に地震等によって揺れ動いても、一
方の壁パネルと他方の壁パネルとが中央ヒンジ部材部位
が外方へ突出するように回動したり、他方の壁パネルの
接触片が他方の建物の壁面部位より離れたり、前後方向
にスライド移動して、その揺れ動きを吸収することがで
きる。また、壁パネル付勢機構によって自動的に元の状
態に戻すことができる。したがって、長期間損傷するこ
となく使用することができる。
物の一方の建物の壁面部位の躯体にヒンジ部材を介して
外方へ回動可能に取付けられた前記目地部の一方側を覆
う先端部にほぼ内側に直角な支持片を有する一方の壁パ
ネルと、この一方の壁パネルの支持片の先端部に中央ヒ
ンジ部材を介して内方へ回動するように取付けられた前
記目地部の他方側を覆う後端部にほぼ内側に直角な支持
片を先端部に該中央ヒンジ部材よりも内側部位で他方の
建物の壁面部位の躯体に接触する接触片を有する他方の
壁パネルと、常時は前記一方の壁パネルと他方の壁パネ
ルとをほぼ同一面に保持し、前記目地部が狭くなると前
記中央ヒンジ部材が外方へ突出するように該一方の壁パ
ネルと他方の壁パネルとを回動させることができる壁パ
ネル付勢機構とで構成されているので、左右の建物が異
なる前後、左右方向に地震等によって揺れ動いても、一
方の壁パネルと他方の壁パネルとが中央ヒンジ部材部位
が外方へ突出するように回動したり、他方の壁パネルの
接触片が他方の建物の壁面部位より離れたり、前後方向
にスライド移動して、その揺れ動きを吸収することがで
きる。また、壁パネル付勢機構によって自動的に元の状
態に戻すことができる。したがって、長期間損傷するこ
となく使用することができる。
【0024】(2)前記(1)によって、一方の壁パネ
ルと他方の壁パネルとの外表面をほぼ同一面に設定する
ことができる。したがって、美観の向上を図ることがで
きる。
ルと他方の壁パネルとの外表面をほぼ同一面に設定する
ことができる。したがって、美観の向上を図ることがで
きる。
【0025】(3)前記(1)によって、中央ヒンジ部
材の位置よりも、他方の壁パネルの接触片の他方の建物
の壁面部位との接触位置を内側部位に設定しているの
で、中央ヒンジ部材部分をスムーズに前方へ回動させる
ことができる。したがって、壁パネルの損傷を効率よく
防止することができる。
材の位置よりも、他方の壁パネルの接触片の他方の建物
の壁面部位との接触位置を内側部位に設定しているの
で、中央ヒンジ部材部分をスムーズに前方へ回動させる
ことができる。したがって、壁パネルの損傷を効率よく
防止することができる。
【0026】(4)前記(1)によって、一方の壁パネ
ルと他方の壁パネルとを中央ヒンジ部材で畳むことがで
きるので、小さくすることができる。したがって、目地
部が狭くなる寸法を大きく設定することができる。
ルと他方の壁パネルとを中央ヒンジ部材で畳むことがで
きるので、小さくすることができる。したがって、目地
部が狭くなる寸法を大きく設定することができる。
【0027】(5)請求項2、3も前記(1)〜(4)
と同様な効果が得られる。
と同様な効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の正面図。
【図2】図1の2−2線に拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の背面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態のヒンジ部材の説明
図。
図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の一方の壁パネルの
説明図。
説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の他方の壁パネルの
説明図。
説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の中央ヒンジ部材の
説明図。
説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の壁パネル付勢機構
の説明図。
の説明図。
【図9】目地部が広くなった動作状態の説明図。
【図10】目地部が狭くなった動作状態の説明図。
【図11】前後方向に揺れ動いた動作状態の説明図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の正面図。
【図13】図12の13−13線に沿う拡大断面図。
【図14】本発明の第2の実施の形態のヒンジ部材の説
明図。
明図。
【図15】本発明の第2の実施の形態の中央ヒンジ部材
の説明図。
の説明図。
【図16】本発明の第3の実施の形態の正面図。
【図17】図16の17−17線に沿う拡大断面図。
【図18】本発明の第3の実施の形態の背面図。
【図19】本発明の第3の実施の形態の他方の壁パネル
の分解斜視図。
の分解斜視図。
【図20】本発明の第3の実施の形態の目地部の左右方
向の動作説明図。
向の動作説明図。
【図21】本発明の第4の実施の形態の正面図。
【図22】図21の22−22線に沿う拡大断面図。
【図23】本発明の第4の実施の形態の壁パネル付勢機
構の説明図。
構の説明図。
1、1A、1B、1C:壁パネル装置、2:目地部、
3:建物、4、4A:ヒンジ部材、 5:一
方の壁パネル、6、6A:中央ヒンジ部材、7、7A:
他方の壁パネル、8:壁パネル付勢機構、 9:ビス、
10:固定部材、 11:枢支ピン、12:可動
部材、 13:一方の壁パネル本体、14:支持
片、 15:ワイヤ挿入孔、16、16A:他
方の壁パネル本体、17:支持片、 18:ワ
イヤ挿入孔、19:接触片、 20:支柱、2
1:支柱、 22:ガイド部、23:ワイ
ヤ、 24:付勢スプリング、25:枢支ピ
ン、 26:枢支ピン支持部、27:枢支ピン支
持部、 28:ガイド溝、29:スライド部、 3
0:スライドパネル、31:付勢スプリング、 32:
ガイド片、33:重り。
3:建物、4、4A:ヒンジ部材、 5:一
方の壁パネル、6、6A:中央ヒンジ部材、7、7A:
他方の壁パネル、8:壁パネル付勢機構、 9:ビス、
10:固定部材、 11:枢支ピン、12:可動
部材、 13:一方の壁パネル本体、14:支持
片、 15:ワイヤ挿入孔、16、16A:他
方の壁パネル本体、17:支持片、 18:ワ
イヤ挿入孔、19:接触片、 20:支柱、2
1:支柱、 22:ガイド部、23:ワイ
ヤ、 24:付勢スプリング、25:枢支ピ
ン、 26:枢支ピン支持部、27:枢支ピン支
持部、 28:ガイド溝、29:スライド部、 3
0:スライドパネル、31:付勢スプリング、 32:
ガイド片、33:重り。
Claims (3)
- 【請求項1】 目地部を介して建てられた左右の建物の
一方の建物の壁面部位の躯体にヒンジ部材を介して外方
へ回動可能に取付けられた前記目地部の一方側を覆う先
端部にほぼ内側に直角な支持片を有する一方の壁パネル
と、この一方の壁パネルの支持片の先端部に中央ヒンジ
部材を介して内方へ回動するように取付けられた前記目
地部の他方側を覆う後端部にほぼ内側に直角な支持片を
先端部に該中央ヒンジ部材よりも内側部位で他方の建物
の壁面部位の躯体に接触する接触片を有する他方の壁パ
ネルと、常時は前記一方の壁パネルと他方の壁パネルと
をほぼ同一面に保持し、前記目地部が狭くなると前記中
央ヒンジ部材が外方へ突出するように該一方の壁パネル
と他方の壁パネルとを回動させることができる壁パネル
付勢機構とからなることを特徴とする壁パネル装置。 - 【請求項2】 目地部を介して建てられた左右の建物の
一方の建物の壁面部位の躯体にヒンジ部材を介して該躯
体に対してほぼ直角部位より外方へ回動可能に取付けら
れた前記目地部の一方側を覆う先端部にほぼ内側に直角
な支持片を有する一方の壁パネルと、この一方の壁パネ
ルの支持片の先端部に中央ヒンジ部材を介して内方へ回
動するように取付けられた前記目地部の他方側を覆う後
端部にほぼ内側に直角な支持片を先端部に該中央ヒンジ
部材よりも内側部位で他方の建物の壁面部位の躯体に接
触する接触片を有する他方の壁パネルと、一端が前記他
方の壁パネルの内側部位に固定され、他端が該他方の壁
パネルの支持片および前記一方の壁パネルの支持片に形
成された貫通孔を通過し、該一方の壁パネルの内側部位
に形成されたガイド部材を介して導かれたワイヤを前記
一方の建物の内側部位の躯体に付勢スプリングを介して
取付けられた、常時は一方の壁パネルと他方の壁パネル
とをほぼ同一面に保持し、前記目地部が狭くなると前記
中央ヒンジ部材が外方へ突出するように回動させること
ができる壁パネル付勢機構とからなることを特徴とする
壁パネル装置。 - 【請求項3】 目地部を介して建てられた左右の建物の
一方の建物の壁面部位の躯体にヒンジ部材を介して外方
へ回動可能に取付けられた前記目地部の一方側を覆う先
端部にほぼ内側に直角な支持片を有する一方の壁パネル
と、この一方の壁パネルの支持片の先端部に中央ヒンジ
部材を介して内方へ回動するように取付けられた前記目
地部の他方側を覆う後端部にほぼ内側に直角な支持片を
先端部に付勢スプリングによって常時外方へ突出するよ
うに付勢された先端が該中央ヒンジ部材よりも内側部位
で他方の建物の壁面部位の躯体に接触するスライドパネ
ルを備える他方の壁パネルと、常時は前記一方の壁パネ
ルと他方の壁パネルとをほぼ同一面に保持し、前記目地
部が狭くなると前記中央ヒンジ部材が外方へ突出するよ
うに該一方の壁パネルと他方の壁パネルとを回動させる
ことができる壁パネル付勢機構とからなることを特徴と
する壁パネル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18972698A JP3160574B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 壁パネル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18972698A JP3160574B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 壁パネル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000008498A JP2000008498A (ja) | 2000-01-11 |
JP3160574B2 true JP3160574B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=16246172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18972698A Expired - Fee Related JP3160574B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 壁パネル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160574B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4659644B2 (ja) * | 2006-03-01 | 2011-03-30 | 株式会社エービーシー商会 | エキスパンションジョイント |
JP5011333B2 (ja) * | 2009-03-23 | 2012-08-29 | ドーエイ外装有限会社 | 天井用目地装置 |
JP6005796B1 (ja) * | 2015-04-15 | 2016-10-12 | ドーエイ外装有限会社 | 壁面用目地装置 |
JP6315843B2 (ja) * | 2016-10-13 | 2018-04-25 | ドーエイ外装有限会社 | 目地装置 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP18972698A patent/JP3160574B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000008498A (ja) | 2000-01-11 |
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