JP3354119B2 - 目地カバー装置 - Google Patents
目地カバー装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は目地部を介して建て
られた左右の建物の壁面や天井部位の目地部を覆う目地
カバー装置に関する。
られた左右の建物の壁面や天井部位の目地部を覆う目地
カバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の目地カバー装置は目地部
部位の壁面に両端部が取付けられた少なくとも2個以上
の中央維持リンク機構と、この中央維持リンク機構の中
央枢支部に常時中央維持リンク機構側に付勢されるよう
に取付けられた両端部の内側面が傾斜面に形成された目
地部の中央部を覆う中央目地カバーと、前記中央維持リ
ンク機構の両端部に後端部が固定され、先端部が前記中
央目地カバーを前方へ押し上げられる傾斜面が形成され
た端部目地カバーとで構成されている。
部位の壁面に両端部が取付けられた少なくとも2個以上
の中央維持リンク機構と、この中央維持リンク機構の中
央枢支部に常時中央維持リンク機構側に付勢されるよう
に取付けられた両端部の内側面が傾斜面に形成された目
地部の中央部を覆う中央目地カバーと、前記中央維持リ
ンク機構の両端部に後端部が固定され、先端部が前記中
央目地カバーを前方へ押し上げられる傾斜面が形成され
た端部目地カバーとで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の目地カバー装置
では地震等で目地部が狭くなるような揺れ動きには中央
目地カバーが前方に突出して、その揺れ動きを吸収する
ため危険で見苦しくなるとともに、長期間経つと中央目
地カバーがスムーズに前方へ突出しずらくなるという欠
点があった。また、目地部が広くなるような揺れ動きに
は中央目地カバーと端部目地カバーとの間に隙間が生
じ、見苦しくなるという欠点があった。
では地震等で目地部が狭くなるような揺れ動きには中央
目地カバーが前方に突出して、その揺れ動きを吸収する
ため危険で見苦しくなるとともに、長期間経つと中央目
地カバーがスムーズに前方へ突出しずらくなるという欠
点があった。また、目地部が広くなるような揺れ動きに
は中央目地カバーと端部目地カバーとの間に隙間が生
じ、見苦しくなるという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
目地部が狭くなる揺れ動きが生じても中央目地カバーが
前方に突出することなく、その揺れ動きを吸収すること
ができるとともに、目地部が広くなる揺れ動きが生じて
も中央目地カバーと端部目地カバーとの間に隙間が生じ
るのを確実に阻止することができる目地カバー装置を提
供することを目的としている。
目地部が狭くなる揺れ動きが生じても中央目地カバーが
前方に突出することなく、その揺れ動きを吸収すること
ができるとともに、目地部が広くなる揺れ動きが生じて
も中央目地カバーと端部目地カバーとの間に隙間が生じ
るのを確実に阻止することができる目地カバー装置を提
供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明かになるであろう。ただし、図面はも
っぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲
を限定するものではない。
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明かになるであろう。ただし、図面はも
っぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲
を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の、
該目地部部位の左右の躯体に両端部がヒンジ部材を介し
て回動可能に取付けられた、少なくとも2個以上のほぼ
中央部に中央枢支部を有する伸縮可能な中央維持リンク
機構と、この少なくとも2個以上の中央維持リンク機構
の中央枢支部に支持されている支持アームに固定された
前記目地部の両端部寄りの部位を除く部位を覆う中央目
地カバーと、前記ヒンジ部材に後端部が固定され、先端
部が前記中央目地カバーの内側端部と重なり合う先端に
該中央目地カバーとの嵌合を容易にする傾斜のガイド片
を有する一対の端部目地カバーと、この一対の端部目地
カバーの内側に該一対の端部目地カバーの左右方向の移
動によって左右方向にスライド移動可能に設けられた一
対の補助目地カバーと、この一対の補助目地カバーの内
側端部が前記中央目地カバーの端部より外方に突出する
ことなく左右方向にスライド移動可能に支持する前記支
持アームに取付けられた少なくとも2個以上の補助目地
カバー支持体とで目地カバー装置を構成している。
に、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の、
該目地部部位の左右の躯体に両端部がヒンジ部材を介し
て回動可能に取付けられた、少なくとも2個以上のほぼ
中央部に中央枢支部を有する伸縮可能な中央維持リンク
機構と、この少なくとも2個以上の中央維持リンク機構
の中央枢支部に支持されている支持アームに固定された
前記目地部の両端部寄りの部位を除く部位を覆う中央目
地カバーと、前記ヒンジ部材に後端部が固定され、先端
部が前記中央目地カバーの内側端部と重なり合う先端に
該中央目地カバーとの嵌合を容易にする傾斜のガイド片
を有する一対の端部目地カバーと、この一対の端部目地
カバーの内側に該一対の端部目地カバーの左右方向の移
動によって左右方向にスライド移動可能に設けられた一
対の補助目地カバーと、この一対の補助目地カバーの内
側端部が前記中央目地カバーの端部より外方に突出する
ことなく左右方向にスライド移動可能に支持する前記支
持アームに取付けられた少なくとも2個以上の補助目地
カバー支持体とで目地カバー装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図11に示す本発明の第1の実
施の形態において、1は目地部2を介して建てられた左
右の建物3、3の内壁面の左右の躯体3a、3a間を覆
う本発明の目地カバー装置で、この目地カバー装置1は
前記左右の躯体3a、3aの目地部2部位に複数本のビ
ス4等によって固定された固定部材5、この固定部材5
の軸受部6に回動可能に取付けられた可動部材7とから
なる一対のヒンジ部材8、8と、この一対のヒンジ部材
8、8の可動部材7、7に両端部が取付けられた少なく
とも2個以上、本発明の実施の形態では2個のほぼ中央
部に中央枢支部9を有する伸縮可能な中央維持リンク機
構10、10と、この少なくとも2個以上の中央維持リ
ンク機構10、10の中央枢支部9、9に、ボルト状の
支持杆11、11によって支持されている角パイプ材の
支持アーム12に複数本のビス13によって固定された
前記目地部2の両端部寄りの部位を除く部位を覆う中央
目地カバー14と、前記一対のヒンジ部材8、8の可動
部材7、7に後端部が複数本のビス15によって固定さ
れ、先端部が前記中央目地カバー14の内側端部と重な
り合う先端に該中央目地カバー14との嵌合を容易にす
る傾斜ガイド片16を有する一対の端部目地カバー1
7、17と、この一対の端部目地カバー17、17の左
右方向の移動によって左右方向にスライド移動可能に設
けられた一対の補助目地カバー18、18と、この一対
の補助目地カバー18、18の内側端部が前記中央目地
カバー14の端部より外方に突出することなく左右方向
にスライド移動可能に支持する前記支持アーム12に取
付けられた少なくとも2以上、本発明の実施の形態では
3個の補助目地カバー支持体19、19、19とで構成
されている。
施の形態において、1は目地部2を介して建てられた左
右の建物3、3の内壁面の左右の躯体3a、3a間を覆
う本発明の目地カバー装置で、この目地カバー装置1は
前記左右の躯体3a、3aの目地部2部位に複数本のビ
ス4等によって固定された固定部材5、この固定部材5
の軸受部6に回動可能に取付けられた可動部材7とから
なる一対のヒンジ部材8、8と、この一対のヒンジ部材
8、8の可動部材7、7に両端部が取付けられた少なく
とも2個以上、本発明の実施の形態では2個のほぼ中央
部に中央枢支部9を有する伸縮可能な中央維持リンク機
構10、10と、この少なくとも2個以上の中央維持リ
ンク機構10、10の中央枢支部9、9に、ボルト状の
支持杆11、11によって支持されている角パイプ材の
支持アーム12に複数本のビス13によって固定された
前記目地部2の両端部寄りの部位を除く部位を覆う中央
目地カバー14と、前記一対のヒンジ部材8、8の可動
部材7、7に後端部が複数本のビス15によって固定さ
れ、先端部が前記中央目地カバー14の内側端部と重な
り合う先端に該中央目地カバー14との嵌合を容易にす
る傾斜ガイド片16を有する一対の端部目地カバー1
7、17と、この一対の端部目地カバー17、17の左
右方向の移動によって左右方向にスライド移動可能に設
けられた一対の補助目地カバー18、18と、この一対
の補助目地カバー18、18の内側端部が前記中央目地
カバー14の端部より外方に突出することなく左右方向
にスライド移動可能に支持する前記支持アーム12に取
付けられた少なくとも2以上、本発明の実施の形態では
3個の補助目地カバー支持体19、19、19とで構成
されている。
【0009】前記中央維持リンク機構10は図4に示す
ように、四角枠形状が4個形成され中央部に中央枢支部
9を有するパンタグラフ形状の伸縮リンク20と、この
伸縮リンク20の両端部の枢支ピン21、21に枢支さ
れた取付け金具22、22とで構成されている。
ように、四角枠形状が4個形成され中央部に中央枢支部
9を有するパンタグラフ形状の伸縮リンク20と、この
伸縮リンク20の両端部の枢支ピン21、21に枢支さ
れた取付け金具22、22とで構成されている。
【0010】前記中央目地カバー14は図5に示すよう
にアルミ、アルミ合金、ステンレス合金等の金属板で、
前記目地部2のほぼ半分を覆う幅寸法に形成されてい
る。
にアルミ、アルミ合金、ステンレス合金等の金属板で、
前記目地部2のほぼ半分を覆う幅寸法に形成されてい
る。
【0011】前記一対の端部目地カバー17、17は図
6に示すように、アルミ、アルミ合金、ステンレス合金
等の金属板で、前記目地部2のほぼ4分の1を覆う幅寸
法に形成された端部目地カバー本体23と、この端部目
地カバー本体23の先端部と一体形成された傾斜のガイ
ド片16と、前記端部目地カバー本体23の後端部と一
体形成された内側方向に突出し、前記ヒンジ部材8の可
動部材7に複数本のビス15で固定される取付け片24
とで構成されている。
6に示すように、アルミ、アルミ合金、ステンレス合金
等の金属板で、前記目地部2のほぼ4分の1を覆う幅寸
法に形成された端部目地カバー本体23と、この端部目
地カバー本体23の先端部と一体形成された傾斜のガイ
ド片16と、前記端部目地カバー本体23の後端部と一
体形成された内側方向に突出し、前記ヒンジ部材8の可
動部材7に複数本のビス15で固定される取付け片24
とで構成されている。
【0012】前記一対の補助目地カバー18、18は図
7に示すように、アルミ、アルミ合金、ステンレス合金
等の金属板で、前記端部目地カバー本体23とほぼ同じ
大きさに形成された補助目地カバー本体25と、この補
助目地カバー本体25の先端部と一体形成された、前記
端部目地カバー17のガイド片16の外側面と当接する
内側係止片26と、前記補助目地カバー本体25の後端
部に一体形成された、前記端部目地カバー17のガイド
片16と当接する外側係止片27とで構成されている。
7に示すように、アルミ、アルミ合金、ステンレス合金
等の金属板で、前記端部目地カバー本体23とほぼ同じ
大きさに形成された補助目地カバー本体25と、この補
助目地カバー本体25の先端部と一体形成された、前記
端部目地カバー17のガイド片16の外側面と当接する
内側係止片26と、前記補助目地カバー本体25の後端
部に一体形成された、前記端部目地カバー17のガイド
片16と当接する外側係止片27とで構成されている。
【0013】前記補助目地カバー支持体19、19、1
9は図8に示すように、前記支持アーム12に中央部が
複数本のビス28によって固定される、ほぼ前記中央目
地カバー14の幅寸法と同じ寸法のバー部材29と、こ
のバー部材29の中央部を除く両側部に形成された長孔
30、30と、この長孔30、30内をスライド移動可
能な前記補助目地カバー18、18の先端部寄りの内側
面に固定されるガイドピン31、31とで構成されてい
る。
9は図8に示すように、前記支持アーム12に中央部が
複数本のビス28によって固定される、ほぼ前記中央目
地カバー14の幅寸法と同じ寸法のバー部材29と、こ
のバー部材29の中央部を除く両側部に形成された長孔
30、30と、この長孔30、30内をスライド移動可
能な前記補助目地カバー18、18の先端部寄りの内側
面に固定されるガイドピン31、31とで構成されてい
る。
【0014】上記構成の目地カバー装置1は地震等によ
って目地部2が狭くなるように揺れ動いた場合、図9に
示すように中央維持リンク機構10、10が収縮すると
ともに、一対の端部目地カバー17、17の先端部が中
央目地カバー14の内側に入り込み、その揺れ動きを吸
収する。この一対の端部目地カバー17、17の移動時
に、該一対の端部目地カバー17、17のガイド片1
6、16が一対の補助目地カバー18、18の内側係止
片26、26と当接し、該一対の補助目地カバー18、
18も一対の端部目地カバー17、17と一体になって
内側方向にスライド移動する。
って目地部2が狭くなるように揺れ動いた場合、図9に
示すように中央維持リンク機構10、10が収縮すると
ともに、一対の端部目地カバー17、17の先端部が中
央目地カバー14の内側に入り込み、その揺れ動きを吸
収する。この一対の端部目地カバー17、17の移動時
に、該一対の端部目地カバー17、17のガイド片1
6、16が一対の補助目地カバー18、18の内側係止
片26、26と当接し、該一対の補助目地カバー18、
18も一対の端部目地カバー17、17と一体になって
内側方向にスライド移動する。
【0015】目地部2が広くなるように揺れ動いた場
合、図10に示すように中央維持リンク機構10、10
が伸長するとともに、一対の端部目地カバー17、17
が外方へ移動し、先端部が中央目地カバー14の両端部
より離れる。この一対の端部目地カバー17、17の外
方への移動時に、該一対の端部目地カバー17、17へ
先端部のガイド片16、16が一対の補助目地カバー1
8、18の外側の係止片27、27と当接し、該一対の
補助目地カバー18、18を外方へスライド移動させる
が、この一対の補助目地カバー18、18のスライド移
動量は補助目地カバー支持体19、19、19の長孔3
0、30によって中央目地カバー14の端部より離れる
ことがなく、中央目地カバー14、一対の補助目地カバ
ー18、18、一対の端部目地カバー17、17によっ
て目地部2を隙間が生じることなく覆う。
合、図10に示すように中央維持リンク機構10、10
が伸長するとともに、一対の端部目地カバー17、17
が外方へ移動し、先端部が中央目地カバー14の両端部
より離れる。この一対の端部目地カバー17、17の外
方への移動時に、該一対の端部目地カバー17、17へ
先端部のガイド片16、16が一対の補助目地カバー1
8、18の外側の係止片27、27と当接し、該一対の
補助目地カバー18、18を外方へスライド移動させる
が、この一対の補助目地カバー18、18のスライド移
動量は補助目地カバー支持体19、19、19の長孔3
0、30によって中央目地カバー14の端部より離れる
ことがなく、中央目地カバー14、一対の補助目地カバ
ー18、18、一対の端部目地カバー17、17によっ
て目地部2を隙間が生じることなく覆う。
【0016】左右の建物3、3が異なる前後方向に揺れ
動いた場合、図11に示すように一対のヒンジ部材8、
8の可動部材7、7が回動して、その揺れ動きを吸収す
る。また、左右の建物3、3が異なる前後方向に揺れ動
くとともに、目地部2が狭くなったり、広くなるような
揺れ動きの場合でも、前述と同様に中央維持リンク機構
10、10が伸縮するとともに、一対の端部目地カバー
17、17、一対の補助目地カバー18、18がスライ
ド移動して、その揺れ動きを吸収する。
動いた場合、図11に示すように一対のヒンジ部材8、
8の可動部材7、7が回動して、その揺れ動きを吸収す
る。また、左右の建物3、3が異なる前後方向に揺れ動
くとともに、目地部2が狭くなったり、広くなるような
揺れ動きの場合でも、前述と同様に中央維持リンク機構
10、10が伸縮するとともに、一対の端部目地カバー
17、17、一対の補助目地カバー18、18がスライ
ド移動して、その揺れ動きを吸収する。
【0017】また、揺れ動きが停止した場合には、中央
維持リンク機構10、10、中央目地カバー14、一対
の端部目地カバー17、17は元の状態に自動的に戻る
が、一対の補助目地カバー18、18は左右方向に移動
できる範囲内のいずれかに位置した状態になる。
維持リンク機構10、10、中央目地カバー14、一対
の端部目地カバー17、17は元の状態に自動的に戻る
が、一対の補助目地カバー18、18は左右方向に移動
できる範囲内のいずれかに位置した状態になる。
【0018】
【発明の異なる実施の形態】次に、図12ないし図18
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0019】図12および図13に示す本発明の第2の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、左右の建物3、3の外壁面の左右の躯
体3b、3b間を覆うように取付けるとともに、一対の
ヒンジ部材8、8の内側部位の左右の躯体3b、3bに
防水シート32の両端部を取付けた点で、このように構
成した目地カバー装置1Aにしてもよい。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、左右の建物3、3の外壁面の左右の躯
体3b、3b間を覆うように取付けるとともに、一対の
ヒンジ部材8、8の内側部位の左右の躯体3b、3bに
防水シート32の両端部を取付けた点で、このように構
成した目地カバー装置1Aにしてもよい。
【0020】図14および図15に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、左右の建物3、3の天井部位の左右の
躯体3c、3c間を覆うように取付けた点で、このよう
に構成した目地カバー装置1Bにしてもよい。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、左右の建物3、3の天井部位の左右の
躯体3c、3c間を覆うように取付けた点で、このよう
に構成した目地カバー装置1Bにしてもよい。
【0021】図16ないし図18に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、四角枠形状の伸縮リンク20Aの一方
の対向するバー部材20a、20aのほぼ中央部に両端
部が枢支ピン33、33で枢支され、中央部に中央枢支
部9が形成された支持バー34を備える中央維持リンク
機構10A、10Aを用いた点で、このように構成した
目地カバー装置1Cにしてもよい。
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、四角枠形状の伸縮リンク20Aの一方
の対向するバー部材20a、20aのほぼ中央部に両端
部が枢支ピン33、33で枢支され、中央部に中央枢支
部9が形成された支持バー34を備える中央維持リンク
機構10A、10Aを用いた点で、このように構成した
目地カバー装置1Cにしてもよい。
【0022】なお、前記本発明の各実施の形態では固定
部材5と、この固定部材5の軸受部6に回動可能に取付
けられた可動部材7とからなるヒンジ部材8、8を用い
るものについて説明したが、本発明はこれに限らず、従
来から知られている構造のヒンジ部材であれば、どんな
構造のヒンジ部材を用いてもよい。また、一対の端部目
地カバー17、17の後端部を一対のヒンジ部材8、8
の可動部材7、7に固定することなく、該可動部材7、
7に取付けられた中央維持リンク機構10、10の取付
け金具22、22に取付けてもよい。さらに、中央目地
カバー14の中央部を目地部の中央部に支持できる構造
であれば前記本発明の各実施の形態で使用した中央維持
リンク機構10、10A以外の構造のものを用いてもよ
い。
部材5と、この固定部材5の軸受部6に回動可能に取付
けられた可動部材7とからなるヒンジ部材8、8を用い
るものについて説明したが、本発明はこれに限らず、従
来から知られている構造のヒンジ部材であれば、どんな
構造のヒンジ部材を用いてもよい。また、一対の端部目
地カバー17、17の後端部を一対のヒンジ部材8、8
の可動部材7、7に固定することなく、該可動部材7、
7に取付けられた中央維持リンク機構10、10の取付
け金具22、22に取付けてもよい。さらに、中央目地
カバー14の中央部を目地部の中央部に支持できる構造
であれば前記本発明の各実施の形態で使用した中央維持
リンク機構10、10A以外の構造のものを用いてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0024】(1)目地部を介して建てられた左右の建
物の、該目地部部位の左右の躯体に両端部がヒンジ部材
を介して回動可能に取付けられた、少なくとも2個以上
のほぼ中央部に中央枢支部を有する伸縮可能な中央維持
リンク機構と、この少なくとも2個以上の中央維持リン
ク機構の中央枢支部に支持されている支持アームに固定
された前記目地部の両端部寄りの部位を除く部位を覆う
中央目地カバーと、前記ヒンジ部材に後端部が固定さ
れ、先端部が前記中央目地カバーの内側端部と重なり合
う先端に該中央目地カバーとの嵌合を容易にする傾斜の
ガイド片を有する一対の端部目地カバーと、この一対の
端部目地カバーの内側に該一対の端部目地カバーの左右
方向の移動によって左右方向にスライド移動可能に設け
られた一対の補助目地カバーと、この一対の補助目地カ
バーの内側端部が前記中央目地カバーの端部より外方に
突出することなく左右方向にスライド移動可能に支持す
る前記支持アームに取付けられた少なくとも2個以上の
補助目地カバー支持体とで構成されているので、地震等
によって目地部が狭くなるように揺れ動いた場合、目地
部の中央部に中央目地カバーの中央部を位置させた状態
で、一対の端部目地カバーを中央目地カバーの内側部へ
進入させることができる。したがって、中央目地カバー
を前方へ突出させることなく、目地部が狭くなる揺れ動
きを吸収することができる。
物の、該目地部部位の左右の躯体に両端部がヒンジ部材
を介して回動可能に取付けられた、少なくとも2個以上
のほぼ中央部に中央枢支部を有する伸縮可能な中央維持
リンク機構と、この少なくとも2個以上の中央維持リン
ク機構の中央枢支部に支持されている支持アームに固定
された前記目地部の両端部寄りの部位を除く部位を覆う
中央目地カバーと、前記ヒンジ部材に後端部が固定さ
れ、先端部が前記中央目地カバーの内側端部と重なり合
う先端に該中央目地カバーとの嵌合を容易にする傾斜の
ガイド片を有する一対の端部目地カバーと、この一対の
端部目地カバーの内側に該一対の端部目地カバーの左右
方向の移動によって左右方向にスライド移動可能に設け
られた一対の補助目地カバーと、この一対の補助目地カ
バーの内側端部が前記中央目地カバーの端部より外方に
突出することなく左右方向にスライド移動可能に支持す
る前記支持アームに取付けられた少なくとも2個以上の
補助目地カバー支持体とで構成されているので、地震等
によって目地部が狭くなるように揺れ動いた場合、目地
部の中央部に中央目地カバーの中央部を位置させた状態
で、一対の端部目地カバーを中央目地カバーの内側部へ
進入させることができる。したがって、中央目地カバー
を前方へ突出させることなく、目地部が狭くなる揺れ動
きを吸収することができる。
【0025】(2)前記(1)によって、目地部が広く
なるように揺れ動いた場合、目地部の中央部に中央目地
カバーの中央部を位置させた状態で一対の端部目地カバ
ーが外方へ突出して、先端部が中央目地カバーの端部よ
り離れるが、該離れた部位は一対の補助目地カバーによ
って覆うことができる。したがって、隙間が生じること
がなく、確実に目地部を覆うことができる。
なるように揺れ動いた場合、目地部の中央部に中央目地
カバーの中央部を位置させた状態で一対の端部目地カバ
ーが外方へ突出して、先端部が中央目地カバーの端部よ
り離れるが、該離れた部位は一対の補助目地カバーによ
って覆うことができる。したがって、隙間が生じること
がなく、確実に目地部を覆うことができる。
【0026】(3)前記(1)によって、左右の建物が
異なる前後方向に揺れ動いても、目地部部位の左右の躯
体にヒンジ部材を介して取付けられているので、その揺
れ動きをヒンジ部材によって吸収することができる。
異なる前後方向に揺れ動いても、目地部部位の左右の躯
体にヒンジ部材を介して取付けられているので、その揺
れ動きをヒンジ部材によって吸収することができる。
【0027】(4)前記(1)によって、揺れ動きが停
止した場合には中央維持リンク機構、中央目地カバー、
一対の補助目地カバーが自動的に元の状態に戻る。した
がって、揺れ動いた場合の保守、点検が不要である。
止した場合には中央維持リンク機構、中央目地カバー、
一対の補助目地カバーが自動的に元の状態に戻る。した
がって、揺れ動いた場合の保守、点検が不要である。
【0028】(5)前記(1)によって、構造が簡単で
あるので、比較的安価に製造することができるととも
に、容易に設置することができる。
あるので、比較的安価に製造することができるととも
に、容易に設置することができる。
【0029】(6)請求項2も前記(1)〜(5)と同
様な効果が得られる。
様な効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の正面図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の背面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の中央維持リンク機
構の説明図。
構の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の中央目地カバーの
説明図。
説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の端部目地カバーの
説明図。
説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の補助目地カバーの
説明図。
説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の補助目地カバー支
持体の説明図。
持体の説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の目地部が狭くなっ
た場合の動作説明図。
た場合の動作説明図。
【図10】本発明の第1の実施の形態の目地部が広くな
った場合の動作説明図。
った場合の動作説明図。
【図11】本発明の第1の実施の形態の異なる前後方向
の動作説明図。
の動作説明図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の正面図。
【図13】図12の13−13線に沿う拡大断面図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の正面図。
【図15】図14の15−15線に沿う拡大断面図。
【図16】本発明の第4の実施の形態の正面図。
【図17】図16の17−17線に沿う拡大断面図。
【図18】本発明の第4の実施の形態の背面図。
1、1A、1B、1C:目地カバー装置、2:目地部、
3:建物、4:ビス、 5:
固定部材、6:軸受部、 7:可動部材、
8:ヒンジ部材、 9:中央枢支部、10、10
A:中央維持リンク機構、11:支持杆、 1
2:支持アーム、13:ビス、 14:中央
目地カバー、15:ビス、 16:ガイド
片、17:端部目地カバー、 18:補助目地カバー、
19:補助目地カバー支持体、20、20A:伸縮リン
ク、21:枢支ピン、 22:取付け金具、2
3:端部目地カバー本体、24:取付け片、 2
5:端部目地カバー本体、26:内側係止片、 2
7:外側係止片、28:ビス、 29:バー
部材、30:長孔、 31:ガイドピン、3
2:防水シート、 33:枢支ピン、34:支持バ
ー。
3:建物、4:ビス、 5:
固定部材、6:軸受部、 7:可動部材、
8:ヒンジ部材、 9:中央枢支部、10、10
A:中央維持リンク機構、11:支持杆、 1
2:支持アーム、13:ビス、 14:中央
目地カバー、15:ビス、 16:ガイド
片、17:端部目地カバー、 18:補助目地カバー、
19:補助目地カバー支持体、20、20A:伸縮リン
ク、21:枢支ピン、 22:取付け金具、2
3:端部目地カバー本体、24:取付け片、 2
5:端部目地カバー本体、26:内側係止片、 2
7:外側係止片、28:ビス、 29:バー
部材、30:長孔、 31:ガイドピン、3
2:防水シート、 33:枢支ピン、34:支持バ
ー。
Claims (2)
- 【請求項1】 目地部を介して建てられた左右の建物
の、該目地部部位の左右の躯体に両端部がヒンジ部材を
介して回動可能に取付けられた、少なくとも2個以上の
ほぼ中央部に中央枢支部を有する伸縮可能な中央維持リ
ンク機構と、この少なくとも2個以上の中央維持リンク
機構の中央枢支部に支持されている支持アームに固定さ
れた前記目地部の両端部寄りの部位を除く部位を覆う中
央目地カバーと、前記ヒンジ部材に後端部が固定され、
先端部が前記中央目地カバーの内側端部と重なり合う先
端に該中央目地カバーとの嵌合を容易にする傾斜のガイ
ド片を有する一対の端部目地カバーと、この一対の端部
目地カバーの内側に該一対の端部目地カバーの左右方向
の移動によって左右方向にスライド移動可能に設けられ
た一対の補助目地カバーと、この一対の補助目地カバー
の内側端部が前記中央目地カバーの端部より外方に突出
することなく左右方向にスライド移動可能に支持する前
記支持アームに取付けられた少なくとも2個以上の補助
目地カバー支持体とからなることを特徴とする目地カバ
ー装置。 - 【請求項2】 目地部を介して建てられた左右の建物
の、該目地部部位の左右の躯体に目地部全体に位置する
ように固定された固定部材、この固定部材に回動可能に
取付けられた可動部材とからなる一対のヒンジ部材と、
この一対のヒンジ部材の可動部材に両端部が取付けられ
た、少なくとも2個以上のほぼ中央部に中央枢支部を有
する伸縮可能な中央維持リンク機構と、この少なくとも
2個以上の中央維持リンク機構の中央枢支部に支持され
ている支持アームに固定された前記目地部の両端部寄り
の部位を除く部位を覆う中央目地カバーと、前記一対の
ヒンジ部材の可動部材あるいは前記少なくとも2個以上
の中央維持リンク機構の両端部に後端部が固定され、先
端部が前記中央目地カバーの内側端部と重なり合う先端
に該中央目地カバーとの嵌合を容易にする傾斜のガイド
片を有する一対の端部目地カバーと、この一対の端部目
地カバーの内側に該一対の端部目地カバーの左右方向の
移動によるガイド片によって左右方向にスライド移動可
能に設けられた外側端部に該ガイド片と係止する係止片
を有する一対の補助目地カバーと、この一対の補助目地
カバーの内側端部が前記中央目地カバーの端部より外方
に突出することなく左右方向にスライド移動可能に支持
する前記支持アームに取付けられた少なくとも2個以上
の補助目地カバー支持体とからなることを特徴とする目
地カバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25714199A JP3354119B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 目地カバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25714199A JP3354119B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 目地カバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001081872A JP2001081872A (ja) | 2001-03-27 |
JP3354119B2 true JP3354119B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=17302295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25714199A Expired - Fee Related JP3354119B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 目地カバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3354119B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5124736B2 (ja) * | 2007-07-09 | 2013-01-23 | 株式会社ナルコ岩井 | 壁用伸縮継手装置 |
JP2019123998A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | ドーエイ外装有限会社 | 目地装置 |
JP7350574B2 (ja) * | 2019-09-02 | 2023-09-26 | 株式会社竹中工務店 | エキスパンションジョイントの壁構造 |
-
1999
- 1999-09-10 JP JP25714199A patent/JP3354119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001081872A (ja) | 2001-03-27 |
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