JP3820217B2 - 壁用目地装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエレベータシャフトの開口部と躯体の開口部との間の壁面を覆う壁用目地装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の壁用目地装置は、一端部がエレベータシャフトの開口部の両端部に枢支され、他端部が躯体の開口端部寄りの壁面に枢支された伸縮可能な一対の目地カバーを使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の壁用目地装置はエレベータシャフトの開口部よりも1000ミリメートル以上広い開口部が躯体に形成されている場合には不都合が生じないが、1000ミリメートル以下の広さの場合、免震ビル等では500ミリメートル程の揺れ動きを想定しているため、500ミリメートル程揺れ動くとエレベータシャフトの開口部の両端部が躯体の開口部よりも外側方向に位置し、開口部の角部の躯体によって一対の目地カバーが損傷するという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、エレベータシャフトの開口部よりも1000ミリメートル以下の広さの開口部を、躯体に形成されている部位にでも500ミリメートル程度の揺れ動きが生じても、目地カバーを損傷させることなく、その揺れ動きを吸収することができる壁用目地装置を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせ読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明はエレベータシャフトの開口部より広い開口部が形成された躯体の開口部の両端部に取付けられた一対の取付け具と、この一対の取付け具に後端部が回動可能に取付けられた、前記躯体の開口部寄りの壁面に当接するように位置する一対の回動体と、この一対の回動体の先端部に一端部が枢支され、他端部がエレベータシャフトの開口部の両端部に枢支された伸縮可能な一対の目地カバーと、前記一対の回動体を常時開口部寄りの壁面に当接するように付勢する付勢機構とで壁用目地装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0008】
図1ないし図8に示す本発明の第1の実施の形態において、1は本発明の壁用目地装置で、この壁用目地装置1は免震ビル2のエレベータシャフト3の開口部4の幅寸法よりも、500ミリメートル以上離れた躯体5の開口部6の幅寸法が1000ミリメートル以下の広さしか設定できない部位のエレベータシャフト3の開口部4の両端部と躯体5の開口部6寄りの壁面7、7との間の壁面部位を覆うもので、その構成は前記躯体5の開口部6の両端部に複数本のビス8等によって固定的に取付けられた一対の取付け具9、9と、この一対の取付け具9、9に後端部が回動可能となるように取付けられた、前記躯体5の開口部6寄りの壁面7、7に当接するように位置する一対の回動体10、10と、この一対の回動体10、10の先端部に一端部が枢支され、他端部が前記エレベータシャフト3の開口部4の両端部に枢支された伸縮可能な一対の目地カバー11、11と、前記一対の回動体10、10を常時開口部6寄りの壁面7、7に当接するように付勢する一対の付勢機構12、12とで構成されている。
【0009】
前記一対の取付け具9、9は図3に示すように、長方形状の鋼板を用いた複数本のビス8等によって躯体5に固定される取付け具本体13と、この取付け具本体13の前記躯体5の開口部6のコーナ部に位置する一端部に所定間隔で溶接等によって固定された複数個のヒンジ部材14とで構成されている。
【0010】
前記一対の回動体10、10は図4に示すように、後端部が前記複数個のヒンジ部材14の遊端部材に取付けられる鋼板を用いた回動体本体15と、この回動体本体15の先端部に先端部が水平方向に回動可能に取付けられた取付け板16とで構成されている。
【0011】
前記一対の目地カバー11、11は図4および図5に示すように、前記回動体10の取付け板16に取付けられた目地カバー用一方のヒンジ部材17と、前記エレベータシャフト3の開口部4の両端部の外壁面に取付けられた目地カバー用他方のヒンジ部材18と、この目地カバー用他方のヒンジ部材18の遊端部材に一端部が枢支ピン19で枢支され、他端部が前記目地カバー用一方のヒンジ部材17の遊端部材に枢支ピン20で枢支された、少なくとも2個以上の四角枠が4個形成されるパンタグラフ形状の伸縮リンク21、21と、これらの伸縮リンク21、21の中央部の枢支部22に枢支ピン23、23で枢支された中央目地カバー支持金具24、24を用いて取付けられた中央目地カバー25と、この中央目地カバー25の両側部を覆うように中央部と両端部との間の中間部の枢支部26、26に枢支ピン27、27で枢支された側部目地カバー支持金具28、28を用いて取付けられた側部目地カバー29、29と、前記伸縮リンク21、21の両端部の枢支ピン19、20に取付けられた固定金具30、30に取付けられた、前記側部目地カバー29、29をスライド可能に前記中央目地カバー25方向に押し圧することができる固定目地カバー31、31とで構成されている。
【0012】
前記一対の付勢機構12、12は図7に示すように、一端部が躯体5に固定され、他端部が前記回動体10の先端部を壁面7側に常時当接するように付勢できる部位に固定された複数本のコイルスプリングを用いて構成されている。
【0013】
上記構成の壁用目地装置1は地震等による前後左右の揺れ動きを一対の目地カバー11、11の伸縮あるいは回動によって吸収することができるとともに、躯体5の開口部6の両端部よりもエレベータシャフト3の開口部4の両端部が外方向に位置する500ミリメートル以上の左右方向に揺れ動いた場合には、図8に示すように一対の回動体10、10の一方が回動して、一方の目地カバー11、11が躯体5の開口部6のコーナ部で折り曲げられるのを確実に阻止することができる。
【0014】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図9ないし図18に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】
図9ないし図13に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、複数本の横桟32を用いた枠状に形成された一対の回動体10A、10Aと、2個の四角枠が形成される伸縮リンク21A、21A、この伸縮リンク21A、21Aの中央枢支ピン23、23に枢支された中央目地カバー25A、この中央目地カバー25Aの両側部とスライド移動可能に重なり合う両端部の枢支ピン19、20に取付けられた固定目地カバー31A、31Aとを用いた一対の目地カバー11A、11Aとを用いた点で、このように構成された壁用目地装置1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0016】
図14ないし図18に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、L字状の取付け具本体13A、13Aを用いた一対の取付け具9A、9Aと、この一対の取付け具9A、9Aの複数個のヒンジ部材14を回動体10Aの後端部寄りの部位で回動可能に取付けるとともに、筒部材33、この筒部材33よりスライド移動可能に突出する作動杆34と、この作動杆34を常時突出するように付勢する前記筒部材33内に収納されたスプリング35、前記筒部材33の後端部を躯体5に回動可能に取付ける一方の取付け金具36、前記作動杆34の先端部を前記回動体10Aの後端部に回動可能に取付ける他方の取付け金具37とからなる一対の付勢機構12A、12Aとを用いた点で、このように構成した壁用目地装置1Bにしても、前記本発明の第2の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0018】
(1)エレベータシャフトの開口部より広い開口部が形成された躯体の開口部の両端部に取付けられた一対の取付け具と、この一対の取付け具に後端部が回動可能に取付けられた、前記躯体の開口部寄りの壁面に当接するように位置する一対の回動体と、この一対の回動体の先端部に一端部が枢支され、他端部がエレベータシャフトの開口部の両端部に枢支された伸縮可能な一対の目地カバーと、前記一対の回動体を常時開口部寄りの壁面に当接するように付勢する付勢機構とで構成されているので、躯体の開口部の両端部よりもエレベータシャフトの開口部の両端部が外側方向に位置するように地震等によって揺れ動いても、一対の回動体が回動して、一対の目地カバーを損傷させることなく一対の目地カバーを作動させることができる。
したがって、損傷を効率よく阻止することができる。
【0019】
(2)前記(1)によって、エレベータシャフトの開口部の幅寸法に対して、躯体の開口部を500ミリメートル以上に設定しなくても使用できる。
したがって、上記の条件に設定されていない建物に、躯体を改造することなく使用することができる。
【0020】
(3)前記(1)によって、構造が簡単であるので、容易に実施することができる。
【0021】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の平面図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の取付け具の説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の回動体の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の目地カバーの平面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の目地カバーの背面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の付勢機構の説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の左右方向の動作説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の平面図。
【図10】図9の10−10線に沿う断面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の回動体の説明図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の目地カバーの平面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態の目地カバーの背面図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の平面図。
【図15】図14の15−15線に沿う断面図。
【図16】本発明の第3の実施の形態の取付け具の説明図。
【図17】本発明の第3の実施の形態の付勢機構の説明図。
【図18】本発明の第3の実施の形態の付勢機構の取付け状態の説明図。
【符号の説明】
1、1A、1B:壁用目地装置、
2:免震ビル、 3:エレベータシャフト、
4:開口部、 5:躯体、
6:開口部、 7:壁面、
8:ビス、 9、9A:取付け具、
10、10A:回動体、 11、11A:目地カバー、
12、12A:付勢機構、13、13A:取付け具本体、
14:ヒンジ部材、 15:回動体本体、
16:取付け板、
17:目地カバー用一方のヒンジ部材、
18:目地カバー用他方のヒンジ部材、
19:枢支ピン、 20:枢支ピン、
21、21A:伸縮リンク、
22:中央の枢支部、 23:枢支ピン、
24:中央目地カバー支持金具、
25、25A:中央目地カバー、
26:中間部の枢支部、 27:枢支ピン、
28:側部目地カバー支持金具、
29:側部目地カバー、 30:固定金具、
31、31A:固定目地カバー、
32:横桟、 33:筒部材、
34:作動杆、 35:スプリング、
36:一方の取付け金具、37:他方の取付け金具。

Claims (2)

  1. エレベータシャフトの開口部より広い開口部が形成された躯体の開口部の両端部に取付けられた一対の取付け具と、この一対の取付け具に後端部が回動可能に取付けられた、前記躯体の開口部寄りの壁面に当接するように位置する一対の回動体と、この一対の回動体の先端部に一端部が枢支され、他端部がエレベータシャフトの開口部の両端部に枢支された伸縮可能な一対の目地カバーと、前記一対の回動体を常時開口部寄りの壁面に当接するように付勢する付勢機構とからなることを特徴とする壁用目地装置。
  2. エレベータシャフトの開口部よりも1000ミリメートル以下の広さの開口部が形成された躯体の開口部の両端部に取付けられた一対の取付け具と、この一対の取付け具に後端部が回動可能に取付けられた、前記躯体の開口部の壁面に当接するように位置する板材あるいは枠材製の一対の回動体と、この一対の回動体の先端部に一端部が枢支され、他端部がエレベータシャフトの開口部の両端部に枢支された伸縮可能な一対の目地カバーと、前記一対の回動体を常時開口部の壁面に当接するように付勢する付勢機構とからなることを特徴とする壁用目地装置。
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