JP2884489B2 - 通路用目地装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は目地部を介して建て
られた左右の建物の通路を接続する通路用目地装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の通路用目地装置は、一方
の建物の通路の目地部側端部に固定された一方の下地レ
ールと、他方の建物の通路の目地部側端部に固定された
他方の下地レールと、この他方の下地レールと前記一方
の下地レールとに両側部寄りの部位が支持された目地部
を覆う目地プレートと、この目地プレートの両側部の上
部を覆うように前記一方の下地レールおよび他方の下地
レールに該目地プレートの移動を可能に取付けられた一
方および他方のカバー板とで構成されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の通路用目地装置
は左右の建物が前後方向に揺れ動いた場合、目地プレー
トの両端部が左右の建物の通路の外側にぶつかり、目地
プレートや外壁が損傷するという欠点があるとともに、
これらの欠点を解消するために切欠部を形成すると、隙
間が生じるという欠点があった。

【０００４】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
左右の建物が前後方向に大きく揺れ動いても、その揺れ
動きを吸収することができるとともに、目地プレートや
建物の外壁を損傷させたり、目地プレートとの間に隙間
が生じたりするのを効率よく防止できる通路用目地装置
を提供することを目的としている。

【０００５】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は左右の建物の通路の目地部側端部に取付け
られた左右の下地レールと、前記左右の建物の一方の通
路側の躯体あるいは前記下地レールに一端部が取付けら
れ、他端部が左右の建物の他方の通路側の躯体あるいは
前記下地レールに少なくとも２個以上並列された少なく
とも四角形状が４個以上できるパンタグラフ形状の支持
リンクと、前記少なくとも２個以上の支持リンクの中央
部寄りの枢支部に枢支された両端部にスライド移動可能
な伸縮アームを備える中央支持アームと、この中央支持
アームと左右の躯体との間の前記少なくとも２個以上の
支持リンクにそれぞれ枢支された両端部に常時外方へ突
出する伸縮アームを備える外側支持アームと、両端部が
前記左右の下地レールの中央部を覆うように前記中央支
持アームの中央部に枢支された中央目地プレートと、こ
の中央目地プレートの両側部に一側部が重なり合い、他
側部が左右の通路の端部に位置するように前記中央支持
アームおよび外側支持アームの両端部の伸縮アームの先
端部に枢支ピンでそれぞれ枢支された両端部が前記左右
の下地レールに支持される両側目地プレートと、前記左
右の下地レールに支持された前記中央目地プレートおよ
び両側目地プレートの両端部の移動を可能に覆う該左右
の下地レールに取付けられた左右のカバー板とで通路用
目地装置を構成している。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。

【０００８】図１ないし図１６の本発明の第１の実施の
形態において、１は目地部２を介して建てられた左右の
建物３、３の床面４、４を接続する本発明の通路用目地
装置で、この通路用目地装置１は前記左右の建物３、３
の目地部２側の床面４、４に形成された凹部５、５内に
複数個の固定ボルト６によって固定された左右の下地レ
ール７、７と、この左右の下地レール７、７が固定され
た左右の建物３、３の躯体に両端部がヒンジ部材８、８
を介して取付けられた並列する少なくとも２個以上、本
実施の形態では２個のパンタグラフ状の支持リンク９、
９と、この支持リンク９、９のほぼ中央部に枢支された
中央支持アーム１０と、この中央支持アーム１０と左右
の建物３、３の躯体との間の前記支持リンク９、９に枢
支された外側支持アーム１１、１１と、前記中央支持ア
ーム１０の中央部に枢支ピン１２で枢支された両端部が
前記左右の下地レール７、７に支持される中央目地プレ
ート１３と、この中央目地プレート１３の一側面と重な
り合い、前記中央支持アーム１０の一端部に枢支ピン１
４で枢支されるとともに、前記外側支持アーム１１、１
１の一端部で外方へ押し圧される両端部が前記左右の下
地レール７、７に支持される一方の側目地プレート１５
と、前記中央目地プレート１３の他側面と重なり合い、
前記中央支持アーム１０の他端部に枢支ピン１４で枢支
されるとともに、前記外側支持アーム１１、１１の他端
部で外方へ押し圧される両端部が前記左右の下地レール
７、７に支持される他方の側目地プレート１５と、前記
左右の下地レール７、７に両端部が支持された中央目地
プレート１３および両側目地プレート１５、１５の両端
部の移動が可能に該端部の上部を覆うように左右の下地
レール７、７に複数本のビス１６によって取付けられた
左右のカバー板１７、１７とで構成されている。

【０００９】前記左右の下地レール７、７はアルミ、ア
ルミ合金等で成形されたもので、図４に示すように床面
４に形成された凹部５の底面に複数本の固定ボルト６で
固定される板状の下地レール本体１８と、この下地レー
ル本体１８の一側面に上方へ突出するように一体成形さ
れた目地プレート支持部１９と、前記下地レール本体１
８の他側面に逆Ｌ字状に突出するように一体成形された
カバー板支持部２０とで構成されている。

【００１０】前記支持リンク９、９は図５に示すよう
に、四角形状が少なくとも４個以上、本実施の形態では
４個できるパンタグラフ状の支持リング本体２１と、こ
の支持リンク本体２１の両端部の枢支ピン２２、２２が
一方に取付けられ、他方が複数本の固定ビ２３によって
左右の建物３、３の躯体あるいは前記下地レール７、７
に固定されるヒンジ部材８、８とで構成されている。

【００１１】前記中央支持アーム１０は図６に示すよう
に、角パイプ材で形成された前記支持リンク９、９の中
央部位の枢支ピン２５、２５によって、該支持リンク
９、９に取付けられる中央支持アーム本体２６と、この
中央支持アーム本体２６の両端部に出没可能に取付けら
れた先端部に枢支ピン挿入孔２７が形成された伸縮アー
ム２８、２８とで構成されている。

【００１２】前記外側支持アーム１１、１１は図７に示
すように、角パイプ材で形成された前記支持リンク９、
９の枢支ピン２９、２９によって該支持リンク９、９に
取付けられる外側支持アーム本体３０と、この外側支持
アーム本体３０の両端部に出没可能に取付けられた、先
端部にローラ３１が取付けられた伸縮アーム３２、３２
と、この伸縮アーム３２、３２を常時外方へ突出するよ
うに押し圧する前記外側支持アーム本体３０内に取付け
られたスプリング３３、３３とで構成されている。

【００１３】前記中央目地プレート１３は図８に示すよ
うに、アルミ、アルミ合金、鋼板等を用いて前記目地部
２の中央部を覆うもので、中央部で前記中央支持アーム
１０の中央部に枢支ピン１２によって回動可能に取付け
られ、両端部は前記左右の下地レール７、７のほぼ中央
部に位置するように形成されている。

【００１４】前記一方の側目地プレート１５と他方の側
目地プレート１５はアルミ、アルミ合金、鋼板等で同一
形状に形成されたもので、図９に示すように外側面が弧
状に形成された側目地プレート本体３４と、この側目地
プレート本体３４の外側面に一体成形された、下方へＬ
字状に突出するローラ受け部３５と、前記目地プレート
本体３４の外側ほぼ中央部に形成された枢支ピン挿入孔
３６とで構成されている。

【００１５】前記左右のカバー板１７、１７はアルミ、
アルミ合金等で同一形状に形成されたもので、図１０に
示すように前記左右の下地レール７、７の上部を覆うカ
バー体本体３７と、このカバー体本体３７の前記左右の
下地レール７、７のカバー支持部２０、２０と対応する
部位に形成された皿状の複数個のビス挿入孔３８とで構
成されている。

【００１６】上記構成の通路用目地装置１は、図１１に
示すように左右の建物３、３の床面４、４に形成された
凹部５、５内に左右の下地レール７、７を位置させ、複
数本の固定ボルト６で固定するとともに、図１２に示す
ように支持リンク９、９のヒンジ部材８、８、８、８を
左右の建物３、３の躯体あるいは左右の下地レール７、
７に複数本のビス２３によって固定させる。

【００１７】次に図１３に示すように、並列された支持
リンク９、９に中央支持アーム１０および外側支持アー
ム１１、１１を該支持リンク９、９の枢支ピン２５、２
５、２９、２９、２９、２９を用いて枢支させる。な
お、これらの中央支持アーム１０や外側支持アーム１
１、１１はあらかじめ支持リンク９、９に取付けておい
てもよい。

【００１８】次に、図１４に示すように目地部２の中央
部を覆うように中央目地プレート１３を位置させ、両端
部を左右の下地レール７、７の中央部に位置させ、中央
部を枢支ピン１２によって中央支持アーム１０の中央部
に枢支する。

【００１９】しかる後、中央目地プレート１３の両側部
に側目地プレート１５、１５を図１５に示すように位置
させ、外側支持アーム１１、１１の伸縮アーム３２、３
２、３２、３２のローラ３１、３１、３１、３１で側目
地プレート１５、１５のローラ受け部３５、３５を外方
へ押し圧させるとともに、中央支持アーム１０の伸縮ア
ーム２８、２８の先端部と側目地プレート１５、１５の
外側中央部とを枢支ピン１４、１４によって枢支させる
ことにより、取付けが完了する。

【００２０】上記のように取付けられた通路用目地装置
１は、左右の建物が左右方向に揺れ動いた場合には、中
央目地プレート１３および両側目地プレート１５、１５
の両端部が左右の下地レール７、７の目地プレート支持
部１９、１９とでスライド移動し、その揺れ動きを吸収
する。

【００２１】また、左右の建物が前後方向に揺れ動いた
場合、図１６に示すように中央目地プレート１３および
両側目地プレート１５、１５が左右の下地レール７、７
に沿って回動し、目地部２を覆った状態を保つ。この場
合、外側支持アーム１１、１１のスプリング３３、３
３、３３、３３で外方へ突出するように押し圧された伸
縮アーム３２、３２、３２、３２によって両側目地プレ
ート１５、１５が常時外方へ押し圧されているため、建
物３、３の側壁３ａ、３ａとの間に隙間が生じることが
ない。

【００２２】

【発明の異なる実施の形態】次に、図１７ないし図２７
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第１の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。

【００２３】図１７ないし図１９の本発明の第２の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、目地部２を内側部が重なり合う２枚の側目
地板１５Ａ、１５Ａで覆った点で、このように２枚の側
目地板１５Ａ、１５Ａで目地部２を覆った通路用目地装
置１Ａにしても、前記本発明の第１の実施の形態と同様
な作用効果が得られる。

【００２４】図２０ないし図２２の本発明の第３の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、中央目地プレート１３を遊びを持って支持
できるように目地プレート支持部１９に中央目地プレー
ト支持凹部１９ａを形成した左右の下地レール７Ａ、７
Ａを用いた点で、このように形成された左右の下地レー
ル７Ａ、７Ａを用いることにより、中央目地プレート１
３の移動量が中央目地プレート支持凹部１９ａ、１９ａ
によって所定量に規制することができる通路用目地装置
１Ｂにしても、前記本発明の第１の実施の形態と同様な
作用効果が得られる。

【００２５】図２３ないし図２５の本発明の第４の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、側目地プレート本体３４、３４だけで形成
した側目地プレート１５Ｂ、１５Ｂを用いるとともに、
外側支持アーム１１、１１の伸縮アーム３２Ａ、３２
Ａ、３２Ａ、３２Ａの先端部を枢支ピン２９、２９、２
９、２９で側目地プレート１５Ｂ、１５Ｂの外側部に形
成したガイド孔３４ａ、３４ａにスライド移動可能に枢
支した点で、このように構成した通路用目地装置１Ｃに
しても、前記本発明の第１の実施の形態と同様な作用効
果が得られる。

【００２６】図２６および図２７の本発明の第５の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、１個の支持リンク９を用いて中央目地プレ
ート１３および両側目地プレート１５、１５を支持させ
た点で、このように構成した通路用目地装置１Ｄにして
も、前記本発明の第１の実施の形態と同様な作用効果が
得られる。

【００２７】なお、前記本発明の各実施の形態ではパン
タグラフ形状の支持リンクに中央支持アームと外側支持
アームとを取付けるものに付いて説明したが、本発明は
これに限らず、クリアランスが小さい場合には中央支持
アーム１０だけを使用する通路用目地装置にしてもよ
い。この場合、中央支持アーム１０の両端に出没可能に
取付けられた伸縮アーム２８、２８は外側支持アームの
ようにスプリング３３、３３で常時外方に突出するよう
に付勢されたものを用いるとよい。

【００２８】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。

【００２９】（１）左右の建物の通路の目地部側端部に
取付けられた左右の下地レールと、前記左右の建物の一
方の通路側の躯体あるいは前記下地レールに一端部が取
付けられ、他端部が左右の建物の他方の通路側の躯体あ
るいは前記下地レールに少なくとも２個以上並列された
少なくとも四角形状が４個以上できるパンタグラフ形状
の支持リンクと、前記少なくとも２個以上の支持リンク
の中央部寄りの枢支部に枢支された両端部にスライド移
動可能な伸縮アームを備える中央支持アームと、この中
央支持アームと左右の躯体との間の前記少なくとも２個
以上の支持リンクにそれぞれ枢支された両端部に常時外
方へ突出する伸縮アームを備える外側支持アームと、両
端部が前記左右の下地レールの中央部を覆うように前記
中央支持アームの中央部に枢支された中央目地プレート
と、この中央目地プレートの両側部に一側部が重なり合
い、他側部が左右の通路の端部に位置するように前記中
央支持アームおよび外側支持アームの両端部の伸縮アー
ムの先端部に枢支ピンでそれぞれ枢支された両端部が前
記左右の下地レールに支持される両側目地プレートと、
前記左右の下地レールに支持された前記中央目地プレー
トおよび両側目地プレートの両端部の移動を可能に覆う
該左右の下地レールに取付けられた左右のカバー板とで
構成されているので、左右の建物が地震等によって前後
方向に揺れ動いても、両側目地プレートが外側支持アー
ムおよび中央支持アームによって伸縮および回動移動で
き、その揺れ動きを吸収することができる。したがっ
て、左右の建物の側壁や目地プレート等が損傷するのを
効率よく防止することができる。

【００３０】（２）前記（１）によって、両側目地プレ
ートが外側支持アームによって常時外方へ押し付けられ
ているので、左右の建物の側壁との間に隙間が生じるこ
となく目地部を覆うことができる。したがって、見苦し
くなったり、元の状態に戻らなくなったりする不具合を
防止することができる。

【００３１】（３）前記（１）によって、左右の建物が
左右方向に揺れ動いても、左右の下地レールと中央目地
プレートおよび両側目地プレートとがスライド移動し、
その揺れ動きを吸収することができる。

【００３２】（４）前記（１）によって、少なくとも２
個以上並列させた支持リンクを用いているので、目地部
の間隔が大きくても、目地プレートを安全に確実に支持
することができる。

【００３３】（５）請求項２、３も前記（１）〜（４）
と同様な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態の使用状態の平面
図。

【図２】図１の２−２線に沿う断面図。

【図３】図１の３−３線に沿う拡大断面図。

【図４】下地レールの説明図。

【図５】支持リンクの説明図。

【図６】中央支持アームの説明図。

【図７】外側支持アームの説明図。

【図８】中央目地プレートの説明図。

【図９】側目地プレートの説明図。

【図１０】カバー板の説明図。

【図１１】下地レールの説明図。

【図１２】支持リンクの取付け状態の説明図。

【図１３】中央支持アームと外側支持アームの取付け状
態の説明図。

【図１４】中央目地プレートの取付け状態の説明図。

【図１５】側目地プレートの取付け状態の説明図。

【図１６】本発明の第１の実施の形態の前後方向に揺れ
動いた状態の説明図。

【図１７】本発明の第２の実施の形態の平面図。

【図１８】図１７の１８−１８線に沿う断面図。

【図１９】図１７の２９−２９線に沿う拡大断面図。

【図２０】本発明の第３の実施の形態の平面図。

【図２１】図２０の２１−２１線に沿う拡大断面図。

【図２２】下地レールの説明図。

【図２３】本発明の第４の実施の形態の説明図。

【図２４】図２３の２４−２４線に沿う拡大断面図。

【図２５】側目地プレートの説明図。

【図２６】本発明の第５の実施の形態の説明図。

【図２７】図２６の２７−２７線に沿う拡大断面図。

【符号の説明】

１、１Ａ、１Ｂ、１Ｃ、１Ｄ：通路用目地装置、 ２：目地部、 ３：建物、 ４：床面、 ５：凹部、 ６：固定ボルト、 ７、７Ａ：下地レール、 ８：ヒンジ部材、 ９：支持リンク、 １０：中央支持アーム、 １１：外側支持アーム、 １２：枢支ピン、 １３：中央目地プレート、 １４：枢支ピン、 １５、１５Ａ、１５Ｂ：側目地プレート、 １６：ビス、 １７：カバー板、 １８：下地レール本体、 １９：目地プレート支持部、 ２０：カバー支持部、 ２１：支持リンク本体、 ２２：枢支ピン、 ２３：固定ビス、 ２５：枢支ピン、 ２６：中央支持アーム本体、 ２７：枢支ピン挿入孔、 ２８：伸縮アーム、 ２９：枢支ピン、 ３０：外側支持アーム本体、 ３１：ローラ、 ３２、３２Ａ：伸縮アーム、 ３３：スプリング、 ３４：側目地プレート本体、 ３５：ローラ受け部、 ３６：枢支ピン挿入孔、 ３７：カバー板本体、 ３８：ビス挿入孔。

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右の建物の通路の目地部側端部に取付
   けられた左右の下地レールと、前記左右の建物の一方の
   通路側の躯体あるいは前記下地レールに一端部が取付け
   られ、他端部が左右の建物の他方の通路側の躯体あるい
   は前記下地レールに少なくとも２個以上並列された少な
   くとも四角形状が４個以上できるパンタグラフ形状の支
   持リンクと、前記少なくとも２個以上の支持リンクの中
   央部寄りの枢支部に枢支された両端部にスライド移動可
   能な伸縮アームを備える中央支持アームと、この中央支
   持アームと左右の躯体との間の前記少なくとも２個以上
   の支持リンクにそれぞれ枢支された両端部に常時外方へ
   突出する伸縮アームを備える外側支持アームと、両端部
   が前記左右の下地レールの中央部を覆うように前記中央
   支持アームの中央部に枢支された中央目地プレートと、
   この中央目地プレートの両側部に一側部が重なり合い、
   他側部が左右の通路の端部に位置するように前記中央支
   持アームおよび外側支持アームの両端部の伸縮アームの
   先端部に枢支ピンでそれぞれ枢支された両端部が前記左
   右の下地レールに支持される両側目地プレートと、前記
   左右の下地レールに支持された前記中央目地プレートお
   よび両側目地プレートの両端部の移動を可能に覆う該左
   右の下地レールに取付けられた左右のカバー板とを備え
   ることを特徴とする通路用目地装置。
2. 【請求項２】 左右の建物の通路の目地部側端部に取付
   けられた左右の下地レールと、前記左右の建物の一方の
   通路側の躯体あるいは前記下地レールに一端部が取付け
   られ、他端部が左右の建物の他方の通路側の躯体あるい
   は前記下地レールに少なくとも２個以上並列された少な
   くとも四角形状が４個以上できるパンタグラフ形状の支
   持リンクと、前記少なくとも２個以上の支持リンクの中
   央部寄りの枢支部に枢支された両端部にスライド移動可
   能な伸縮アームを備える中央支持アームと、この中央支
   持アームと左右の躯体との間の前記少なくとも２個以上
   の支持リンクにそれぞれ枢支された両端部に常時外方へ
   突出する伸縮アームを備える外側支持アームと、両端部
   が前記左右の下地レールに支持され、外側面が左右の建
   物の通路の一端部に当接するように前記外側支持アーム
   の伸縮アームによって押し圧され、中央支持アームの一
   方の伸縮アームに枢支ピンで枢支された一方の目地プレ
   ートと、この一方の目地プレートの内側側面と重なり合
   い、外側面が前記左右の建物の通路の他端部に当接する
   ように前記外側支持アームの伸縮アームによって押し圧
   され、中央支持アームの他方の伸縮アームに枢支ピンで
   枢支された両端部が前記左右の下地レールに支持される
   他方の目地プレートと、前記左右の下地レールに支持さ
   れた一方の目地プレートおよび他方の目地プレートの両
   端部の移動を可能に覆う該左右の下地レールに取付けら
   れた左右のカバー板とを備えることを特徴とする通路用
   目地装置。
3. 【請求項３】 左右の建物の通路の目地部側端部に取付
   けられた左右の下地レールと、前記左右の建物の一方の
   通路側の躯体あるいは前記下地レールに一端部が取付け
   られ、他端部が左右の建物の他方の通路側の躯体あるい
   は前記下地レールに取付けられる少なくとも１個以上の
   少なくとも四角形状が４個以上できるパンタグラフ形状
   の支持リンクと、前記少なくとも１個以上の支持リンク
   の中央部寄りの枢支部に枢支された両端部にスライド移
   動可能な伸縮アームを備える中央支持アームと、この中
   央支持アームと左右の躯体との間の前記少なくとも１個
   以上の支持リンクにそれぞれ枢支された両端部に常時外
   方へ突出する伸縮アームを備える外側支持アームと、両
   端部が前記左右の下地レールの中央部を覆うように前記
   中央支持アームの中央部に枢支された中央目地プレート
   と、この中央目地プレートの両側部に一側部が重なり合
   い、他側部が左右の通路の端部に位置するように前記中
   央支持アームおよび外側支持アームの両端部の伸縮アー
   ムの先端部に枢支ピンでそれぞれ枢支された両端部が前
   記左右の下地レールに支持される両側目地プレートと、
   前記左右の下地レールに支持された前記中央目地プレー
   トおよび両側目地プレートの両端部の移動を可能に覆う
   該左右の下地レールに取付けられた左右のカバー板とを
   備えることを特徴とする通路用目地装置。
4. 【請求項４】 左右の建物の通路の目地部側端部に取付
   けられた左右の下地レールと、前記左右の建物の一方の
   通路側の躯体あるいは前記下地レールに一端部が取付け
   られ、他端部が左右の建物の他方の通路側の躯体あるい
   は前記下地レールに取付けられる少なくとも１個以上の
   少なくとも四角形状が４個以上できるパンタグラフ形状
   の支持リンクと、前記少なくとも１個以上の支持リンク
   の中央部寄りの枢支部に枢支された両端部にスライド移
   動可能な伸縮アームを備える中央支持アームと、両端部
   が前記左右の下地レールに支持され、外側面が左右の建
   物の通路の一端部に当接するように前記中央支持アーム
   の一方の伸縮アームに枢支ピンで枢支された一方の目地
   プレートと、この一方の目地プレートの内側側面と重な
   り合い、外側面が前記左右の建物の通路の他端部に当接
   するように前記中央支持アームの他方の伸縮アームに枢
   支ピンで枢支された両端部が前記左右の下地レールに支
   持される他方の目地プレートと、前記左右の下地レール
   に支持された一方の目地プレートおよび他方の目地プレ
   ートの両端部の移動を可能に覆う該左右の下地レールに
   取付けられた左右のカバー板とを備えることを特徴とす
   る通路用目地装置。