JP3204944B2 - 天井カバー装置 - Google Patents

天井カバー装置

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JP3204944B2
JP3204944B2 JP18830598A JP18830598A JP3204944B2 JP 3204944 B2 JP3204944 B2 JP 3204944B2 JP 18830598 A JP18830598 A JP 18830598A JP 18830598 A JP18830598 A JP 18830598A JP 3204944 B2 JP3204944 B2 JP 3204944B2
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英夫 後藤
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ドーエイ外装有限会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は目地部を介して建て
られた左右の建物の天井部分の目地部を覆う天井カバー
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の天井カバー装置は天井部
分の目地部を覆う壁面間の寸法よりもわずかに小さく形
成した天井カバーと、この天井カバーの両端部に出没可
能に設けた小口蓋とで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の天井カバー装置
は、小さな地震等の揺れ動きには追従することができる
が、免震構造の建物のように前後左右方向に500〜6
00ミリメートルもの移動量を確保しなければならない
場合には、小口蓋をスムーズに500〜600ミリメー
トルも前後左右方向に移動させることが難しく、使用で
きないという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
左右の建物が地震等によって前後左右方向に500〜6
00ミリメートルも揺れ動いても、その揺れ動きにスム
ーズに追従してその揺れ動きを吸収することができる天
井カバー装置を提供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の天
井部分の目地部を覆うことができるように一方の建物の
躯体に後端部が固定された両側部に三角形状の切欠部を
有する先端部が順次小幅寸法となり、他方の建物内に入
り込む天井カバーと、この天井カバーの後端両側部位に
枢支ピンによって回動可能に取付けられた該天井カバー
の切欠部をそれぞれ覆う一対の回動カバーと、この一対
の回動カバーの遊端部を常時外方へ突出するように付勢
する付勢機構とで天井カバー装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図9に示す本発明の第1の実施
の形態において、1は目地部2を介して建てられた左右
の建物3、4の一方の建物3の壁面の躯体3aと他方の
建物4の天井仕上材5の端部寄りの部位の天井部分の目
地部2を覆う本発明の天井カバー装置で、この天井カバ
ー装置1は一方の建物3の躯体3aに複数本のビス6等
によって固定される取付部材7に後端部が固定される両
側部に三角形状の切欠部8、8を有する先端部が順次小
幅寸法となり、他方の建物4内へ入り込む天井カバー9
と、この天井カバー9の後端両側部位に枢支ピン10、
10によって回動可能に取付けられた該天井カバー9の
切欠部8、8をそれぞれ覆う一対の回動カバー11、1
1と、この一対の回動カバー11、11の遊端部を常時
外方へ突出するように付勢する付勢機構12、12で構
成されている。
【0009】前記取付部材7は図4に示すように、前記
天井カバー9の中央部に複数本のビス13によって固定
される補強用のリブ14、14、14が形成された支持
板15と、この支持板15の一端部に一体形成された複
数本のビス13等によって一方の建物3の躯体3aに固
定される取付板16と、前記支持板15の補強用リブ1
4、14、14部位に下端部が固定され、他端部が前記
一方の建物3の躯体3aに複数本のビス6によって固定
される三角形状の補強板17、17、17とで構成され
ている。
【0010】前記天井カバー9は図5に示すように、後
端部と先端部が直角に折り曲げられた壁板9a、9aが
形成されたステンレス、ステンレス合金等の金属材で形
成されている。
【0011】前記一対の回動カバー11、11は図6に
示すように、三角形状の回動カバー本体18、18と、
この回動カバー本体18、18の前記他方の建物4の壁
面側および遊端部側を直角に折り曲げた壁面板19、1
9とで構成されている。
【0012】前記付勢機構12、12は一端が前記一対
の回動カバー11、11のほぼ中央部寄りの壁面板1
9、19に係止され、他端が一方の建物3の躯体3aに
係止された付勢スプリング20、20で構成されてい
る。なお、この付勢機構12、12は枢支ピン10、1
0に取付けられた一端が一対の回動カバー11、11に
係止され、他端が天井カバー9に係止されたコイルスプ
リングを用いてもよい。
【0013】上記構成の天井カバー装置1は左右の建物
3、4が前後方向の異なる方向に揺れ動いた場合、図7
および図8に示すように一方の回動カバー11が他方の
建物4の壁面4aによって天井カバー9内に押し込まれ
るように回動するとともに、他方の回動カバー11が付
勢スプリング20によって外方へ突出するように回動し
て、その揺れ動きを吸収する。また、左右の建物3、4
が左右方向の異なる方向に揺れ動いた場合には、図9に
示すように天井カバー9が一方の建物3の躯体3aと一
体になって移動し、その揺れ動きを吸収することができ
る。
【0014】
【発明の異なる実施の形態】次に、図10ないし図21
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】図10ないし図12に示す本発明の第2の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、天井仕上材5側が平坦面21となる支
持板15Aにした薄く形成した取付部材7Aを用いると
ともに、該取付部材7Aの平坦面21に吸着される磁石
22を天井仕上材5の端部に固定した天井カバー9の先
端部を吸着支持する吸着支持具23を用いた点で、この
ように形成された吸着支持具23を用いた天井カバー装
置1Aにすることにより、前記本発明の第1の実施の形
態と同様な作用効果が得られるとともに、2点で天井カ
バー9を支持することができ、かつ天井カバー9を薄い
形状に形成しても十分な取付け強度が得られる。
【0016】図13ないし図15に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、天井カバー9を取付ける取付部材7を
一方の建物3の天井仕上材5を固定する躯体3aに固定
した点で、このように構成した天井カバー装置1Bにし
ても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果
が得られる。
【0017】図16ないし図18に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、一対の回動カバー11、11の枢支ピ
ン10、10側の端部と取付部材7との間に付勢スプリ
ング20、20を介装した付勢機構12A、12Aを用
いた点で、このように構成した天井カバー装置1Cにす
ることにより、壁面部位の目地部にどのようなカバー装
置が設置されていてもこれらのカバー装置に影響される
ことなく設置することができる。
【0018】図19ないし図21に示す本発明の第5の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、天井カバー9の後端部をヒンジ部材2
4を用いて先端部が上下方向に回動可能に取付けるとと
もに、天井カバー9の先端部寄りの部位を常時天井仕上
材5に当接するように付勢状態で支持する天井カバー支
持具25を用いた点で、このように構成した天井カバー
装置1Dは前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用
効果が得られるとともに、左右の建物3、4が異なる上
下方向に揺れ動いても、その揺れ動きを吸収することが
できる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0020】(1)目地部を介して建てられた左右の建
物の天井部分の目地部を覆うことができるように一方の
建物の躯体に後端部が固定された両側部に三角形状の切
欠部を有する先端部が順次小幅寸法となり、他方の建物
内に入り込む天井カバーと、この天井カバーの後端両側
部位に枢支ピンによって回動可能に取付けられた該天井
カバーの切欠部をそれぞれ覆う一対の回動カバーと、こ
の一対の回動カバーの遊端部を常時外方へ突出するよう
に付勢する付勢機構とで構成されているので、左右の建
物が地震等によって大きく前後左右方向に揺れ動いて
も、天井カバーの両側部位の一対の回動カバーの回動お
よび天井カバーの先端部が他方の建物内への出没によっ
て、その揺れ動きを吸収することができる。したがっ
て、免震構造の建物等、大きな揺れ動きを吸収するもの
にも有効に使用することができる。
【0021】(2)前記(1)によって、一対の回動カ
バーは枢支ピンを支点に付勢スプリングを用いた付勢機
構によって回動させるので、構造が簡単で、確実に一対
の回動カバーを回動させることができる。
【0022】(3)前記(1)によって、部品点数が少
なく、構造が簡単であるので、容易に設置することがで
きる。
【0023】(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)
と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の下から見た使用状
態の正面図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の使用状態の背面
図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の取付部材の説明
図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の天井カバーの説明
図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の一対の回動カバー
の説明図。
【図7】異なる前後方向の揺れ動きを示す説明図。
【図8】異なる前後方向の揺れ動きを示す説明図。
【図9】異なる左右方向の揺れ動きを示す説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の使用状態の正面
図。
【図11】図10の11−11線に沿う拡大断面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の取付部材の説明
図。
【図13】本発明の第3の実施の形態の使用状態の正面
図。
【図14】図13の14−14線に沿う拡大断面図。
【図15】本発明の第3の実施の形態の使用状態の背面
図。
【図16】本発明の第4の実施の形態の使用状態の正面
図。
【図17】図16の17−17線に沿う拡大断面図。
【図18】本発明の第4の実施の形態の説明図。
【図19】本発明の第5の実施の形態の使用状態の正面
図。
【図20】図19の20−20線に沿う拡大断面図。
【図21】本発明の第5の実施の形態の動作説明図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D:天井カバー装置、2:目
地部、 3:一方の建物、4:他方の建物、
5:天井仕上材、6:ビス、
7、7A:取付部材、8:切欠部、 9:天
井カバー、10:枢支ピン、 11:回動カバ
ー、12、12A:付勢機構、13:ビス、14:補強
用リブ、 15、15A:支持板、16:取付板、
17:補強板、18:回動カバー本体、 1
9:壁面板、20:付勢スプリング、 21:平坦面、
22:磁石、 23:吸着支持具、24:ヒ
ンジ部材、 25:天井カバー支持具。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目地部を介して建てられた左右の建物の
    天井部分の目地部を覆うことができるように一方の建物
    の躯体に後端部が固定された両側部に三角形状の切欠部
    を有する先端部が順次小幅寸法となり、他方の建物内に
    入り込む天井カバーと、この天井カバーの後端両側部位
    に枢支ピンによって回動可能に取付けられた該天井カバ
    ーの切欠部をそれぞれ覆う一対の回動カバーと、この一
    対の回動カバーの遊端部を常時外方へ突出するように付
    勢する付勢機構とからなることを特徴とする天井カバー
    装置。
  2. 【請求項2】 目地部を介して建てられた左右の建物の
    天井部分の目地部を覆うことができるように一方の建物
    の躯体に後端部が固定された両側先端部が順次小幅寸法
    となる切欠部を有する他方の建物内に入り込む天井カバ
    ーと、この天井カバーの両側後端部に枢支ピンによって
    回動可能に取付けられた該天井カバーの切欠部をそれぞ
    れ覆う一対の回動カバーと、この一対の回動カバーの遊
    端部を常時外方へ突出するように付勢する付勢機構と、
    前記天井カバーの先端部と前記他方の建物の天井材との
    間に該天井カバーを磁石を用いて吸着支持させる吸着支
    持具とからなることを特徴とする天井カバー装置。
  3. 【請求項3】 目地部を介して建てられた左右の建物の
    天井部分の目地部を覆うことができるように一方の建物
    の躯体に先端部が上下方向に回動可能に後端部を枢支状
    態で取付けられた両側部に三角形状の切欠部を有する先
    端部が順次小幅寸法となり、他方の建物内に入り込む天
    井カバーと、この天井カバーの後端両側部位に枢支ピン
    によって回動可能に取付けられた該天井カバーの切欠部
    をそれぞれ覆う一対の回動カバーと、この一対の回動カ
    バーの遊端部を常時外方へ突出するように付勢する付勢
    機構と、前記天井カバーの先端部を前記他方の建物の天
    井材に当接するように付勢状態で支持する天井カバー支
    持具とからなることを特徴とする天井カバー装置。
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