JP3630530B2 - 伸縮通路を備えた建築物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、隙間をあけて隣接する一対の建築部に、例えば、地震や風圧等の外部力の作用で相対的な揺れが生じても、前記両建築部にわたって形成された通路本体が、前記相対的な揺れに追従しやすいように形成してある伸縮通路を備えた建築物に関し、さらに詳しくは、隙間をあけて隣接する第一建築部と第二建築部にわたって形成された状態で、前記両建築部の相対的な移動に追従して通路を確保可能な通路本体を設け、前記通路本体を構成するに、通路周部を形成する床板材、壁板材、張出板状部材、及び、天井板材を設け、前記床板材を前記第二建築部に上下揺動自在に取り付け、前記壁板材を前記第一建築部に通路内側へ揺動自在に取り付けて、前記両建築部の相対近接移動に伴って、前記床板材及び壁板材を通路内側へ揺動すべく誘導する誘導部を設けてある伸縮通路を備えた建築物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の伸縮通路を備えた建築物としては、前記一対の建築部の相対的な近接離間方向の移動を吸収できるように、図9・10に示すように、通路本体3の継手床20A、継手側壁20B、継手天井20Cをそれぞれ形成する四つの周部形成板状部材20を一方の建築部(第二建築部)B2にのみ揺動自在に取り付け、他方の建築部(第一建築部)B1にスライド自在に支持させてあるものがあった。
そして、前記周部形成板状部材20と、第一建築部B1との納まりは、図9に示すように、継手の内周面が面一になるように、周部形成板状部材20を受ける建築部部分を、座繰り部9に形成すると共に、周部形成板状部材20の先端部と、前記座繰り部9との接当面を、例えば、上述の地震や大風によって互いが近接すると、周部形成板状部材20を、通路本体3の通路内側へ揺動させるような傾斜面(前記誘導部に相当)9aに形成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の伸縮通路を備えた建築物によれば、図10に示すように、一対の建築部どうしが、相対的に近接するように揺れた場合、各周部形成板状部材は、前記傾斜面に沿って誘導され、通路本体の通路内側に向けてそれぞれ揺動するため、例えば、通路本体の周方向で隣接する周部形成板状部材どうしの先端部は、通路断面の隅部分で互いに干渉しあい、破壊したり、変形したままになる危険性がある。そして、破壊した周部形成板状部材が脱落して、建築部間の隙間が露出したり、変形したままになった周部形成板状部材が前記通路の内周側へせり出して障害となったりし易い問題点がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、前記一対の建築部が相対的に近接離間方向に移動しても、大きな障害を発生し難い伸縮通路を備えた建築物を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1の発明の特徴構成は、図1・6に例示するごとく、隙間1をあけて隣接する第一建築部B1と第二建築部B2にわたって形成された状態で、前記両建築部B1,B2の相対的な移動に追従して通路を確保可能な通路本体3を設け、前記通路本体3を構成するに、通路周部を形成する床板材4A、壁板材4B、張出板状部材13、及び、天井板材4Cを設け、前記床板材4Aを前記第二建築部B2に上下揺動自在に取り付け、前記壁板材4Bを前記第一建築部B1に通路内側へ揺動自在に取り付けて、前記両建築部B1,B2の相対近接移動に伴って、前記床板材4A及び壁板材4Bを通路内側へ揺動すべく誘導する誘導部を設け、前記床板材4Aは、前記隙間1を覆う状態で第二建築部B2に取り付けられ、前記壁板材4Bは、前記床板材4Aに対して通路の通行方向に位置ずれさせて前記第一建築部B1に取り付けられて、前記床板材4Aと壁板材4Bの揺動軌跡が重ならない状態に構成され、前記張出板状部材13は、第二建築部B2から前記隙間1を跨いで第一建築部B1へ張り出し状態に設けられているところにある。
【0009】
請求項2の発明の特徴構成は、図5・8に例示するごとく、前記第一建築部B1と第二建築部B2との相対移動時に、前記第二建築部B2に取り付けられた床板材4Aの側部を受け入れ自在な懐部16を前記第一建築部B1に設けてあるところにある。
【0010】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0011】
〔作用及び効果〕
請求項1の発明の特徴構成によれば、通路周部を形成する床板材は、第二建築部に取り付けられ、壁板材は、床板材に対して通路の通行方向に位置ずれさせて第一建築部に取り付けられて、床板材と壁板材の揺動軌跡が重ならない状態に構成されているから、床板材と壁板材どうしが、例えば、地震や風圧等による建築部の揺れで、通路内側へ揺動したとしても、床板材と壁板材どうしが干渉することを防止でき、従来のように、床板材と壁板材どうしが突き当たって破壊したり、変形したままになることを防ぐことが可能となる。
その結果、前記一対の建築部が相対的に近接離間方向に移動しても、相互の動きを吸収できながら、且つ、大きな継手障害を生じることを防止し易くなり、より機能的に優れた伸縮通路を備えた建築物とすることができる。
【0015】
請求項2の発明の特徴構成によれば、請求項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記第一建築部と第二建築部との相対移動時に、第二建築部に取り付けられた床板材の側部を受け入れ自在な懐部を第一建築部に設けてあるから、両建築部の揺れ方向が、近接離間方向のみならず、第二建築部に取り付けられた床板材の側部が第一建築部に近接する方向である場合であっても、床板材が破壊したり、変形したままになるのを、前記懐部によって防止し易くなる。
その結果、両建築部の複雑な揺れ(例えば、縦方向や、横方向や、斜め方向等の揺れ、又は、それらが組み合わさった揺れ)に対して、継手障害を生じ難い状態で対応でき、より揺れに強い伸縮通路を備えた建築物とすることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【0017】
本発明の伸縮継手の一例である伸縮通路を備えた建築物Bを、図1に示す。
【0018】
前記建築物Bは、隙間1をあけて隣接する別棟の第一建築部B1・第二建築部B2と、これら両建築部B1・B2にわたって形成された連絡通路形成用のエキスパンションジョイント(伸縮通路に相当)2とを備えて構成してある。
【0019】
前記エキスパンションジョイント2は、両建築部B1・B2の各屋内通路部5・6どうしを連絡するもので、前記両建築部B1・B2の相対的な移動に追従して通路を確保可能な通路本体(継手本体に相当)3によって構成してある。
前記通路本体3は、通路周部を形成する床板材4A・壁板材4B・天井板材4C(何れも、周部形成板状部材4に相当)を、前記一対の建築部B1・B2の内の何れか一方に、前記通路本体3の径方向に沿った揺動を可能とする状態に取り付けて構成してある。
【0020】
因みに、各建築部B1・B2への各板材4A・4B・4Cの固定、及び、揺動方向は、図2・3・4に示すとおりである。
前記床板材4Aは、図2に示すように、前記第二建築部B2の屋内通路部である第二屋内通路部6のスラブ部6aに、ヒンジ部7を介して上下揺動自在に取り付けてある。
前記天井板材4Cは、図4に示すように、前記第二建築部B2の前記第二屋内通路部6の天井部6cに、ヒンジ部7を介して上方へ揺動自在に取り付けてある。
また、左右一対の壁板材4Bは、図3に示すように、前記第一建築部B1の屋内通路部である第一屋内通路部5の側壁部5bに、オートヒンジ部8を介して通路内側へ揺動自在に取り付けてある。尚、前記オートヒンジ部8は、前記壁板材4Bを、通路外側方向へ向けて揺動付勢するように構成してある。
【0021】
上述の各板材4A・4B・4Cのおさまりについて、さらに詳しく説明する。
【0022】
まず、前記床板材4Aは、上述のように、基端部を前記ヒンジ部7を介して第二屋内通路部6のスラブ部6aに取り付けられ、先端側部分は、前記第一屋内通路部5のスラブ部5aに形成した座繰り部9上に載置状態に配置される。そして、床板材4Aの揺動先端の端縁部は、図に示すように、下向きの傾斜面に形成してあると共に、それに対応する前記座繰り部9の部分には、上向きの傾斜面9aが形成してある。従って、両建築部B1・B2が相対的に揺れていない状態においては、床板材4Aの先端側部分は、前記座繰り部9に納まり、床板材4Aの上面と、両スラブ部5a・6aの上面が面一の状態となっている。
また、両建築部B1・B2が相対的に揺れて、両者が近接すると、図6(ハ)に示すように、前記床板材4Aは、前記座繰り部9の傾斜面9aに誘導され、先端部が前記座繰り部9上に乗り上げる状態に揺動し、両者間に突っ張り力が作用するのを防止しながら、相互の揺れに対応することができる。
一方、両建築部B1・B2が相対的に揺れて、両者が離間すると、前記床板材4Aは、図7(ハ)に示すように、前記座繰り部9の水平面9b上をスライドし、両者間に引っ張り力が作用するのを防止しながら、相互の揺れに対応することができる。但し、両建築部B1・B2の離間の度合いが大きい場合は、スラブ部5aから、床板材4Aが、外れることが考えられるが、その際に、床板材4Aが、下方へ揺動しないように、第二屋内通路部6のスラブ部6aのヒンジ部7下方に、下方揺動防止用のアングル材10を設けてある。
また、両建築部B1・B2の相対的な揺れが、上下の場合には、前記床板材4Aの上下揺動によって、通路の維持を図ることができる。
更には、両建築部B1・B2の相対的な揺れが、上下・左右・斜め等、複雑なものであっても、同様に対応することが可能である。
【0023】
前記壁板材4Bは、図3に示すように、基端部を前記オートヒンジ部8を介して、第一屋内通路部5の側壁部5bに形成した座繰り部11内に収まるように取り付けてある。そして、壁板材4Bの揺動先端の端縁部は、図に示すように、通路側方外側向きの傾斜面に形成してある。一方、前記第二屋内通路部6の側壁部6bと壁板材4Bとの間には、前記隙間1を覆う状態に、張出板状部材13を設けてある。
この張出板状部材13は、基端部をオートヒンジ部12を介して第二屋内通路部6の側壁部6bに、左右方向に揺動自在に取り付けてある。因みに、前記壁板材4Bのオートヒンジ部8も、このオートヒンジ部12も、通路外側方向へ向けて揺動付勢するように構成してあり、両建築部どうしが相対的に揺れ移動した場合に、第一屋内通路部6の側壁部6bとの間に、隙間ができるのを防止し、追従性の向上を図ってある。
そして、揺動先端の端縁部は、図に示すように、通路内側向きの傾斜面(誘導傾斜面部に相当)13aとして形成してある。また、両建築部B1・B2が相対的に揺れていていない状態においては、張出板状部材13の前記傾斜面13aが、壁板材4Bの傾斜面に沿う状態で、且つ、張出板状部材13の内面と、前記壁板材4Bの内面、及び、前記両側壁部5b・6bの内面とが面一の状態となっている。
また、両建築部B1・B2が相対的に揺れて、両者が近接すると、図6(ロ)に示すように、前記張出板状部材13が、壁板材4Bと側壁部5bとの間に進入し、前記傾斜面13aで、壁板材4Bの先端部を通路内側へ誘導する。そして、壁板材4Bは、通路内側へ揺動し、両者間に突っ張り力が作用するのを防止しながら、相互の揺れに対応することができる。また、前記壁板材4Bと前記床板材4Aとは、通路の通行方向に位置ずれさせて設けてあり、互いの揺動軌跡が重ならないように構成してあるから、両者が干渉せずに揺動できるものである。
一方、両建築部B1・B2が相対的に揺れて、両者が離間すると、図7(ロ)に示すように、前記張出板状部材13は、前記座繰り部11の面に沿ってスライドし、両者間に引っ張り力が作用するのを防止しながら、相互の揺れに対応することができる。
また、両建築部B1・B2の相対的な揺れが、上下の場合には、前記張出板状部材13の下端部が、前記床板材4A又は第一屋内通路部5のスラブ部5aに当接する事が考えられるが、図5に示すように、前記張出板状部材13の下端部は、所定高さにわたって、巾木部分13bを形成してあり、他の部分よりも低強度に構成してある。従って、床板材4Aや前記スラブ部5aに、張出板状部材13が当接しても、この巾木部分が容易に、変形(又は破壊)し、両者間の力の伝達を最小限にとどめることが可能となる。更には、前記巾木部分13bは、張出板状部材本体に対して着脱自在に形成してあるから、仮に、前記巾木部分が変形したとしても、前記巾木部分13bのみを取り替えて修復することが、比較的容易に実施できる。
因みに、前記床板材4A・壁板材4B・天井板材4Cは、それぞれ、金属薄板をパネル状に加工して形成してあり、前記巾木部分13bは、それらの金属薄板より厚みの薄い金属薄板を使用してある。
【0024】
前記天井板材4Cは、図4に示すように、基端部を前記ヒンジ部7を介して第二屋内通路部6の天井部6cに取り付けられ、先端側部分は、前記第一屋内通路部5の天井部5c上に載置状態に配置される。そして、天井板材4Cの揺動先端側下面には、図に示すように、下向きの傾斜面に形成してあると共に、それに対応する前記天井部5cには、上向きの傾斜面14が形成してある。また、前記天井板材4Cの傾斜面の先端側には、前記天井部6c上面に当接自在な張出部15を設けてある。
従って、両建築部B1・B2が相対的に揺れていない状態においては、天井板材4Cの張出部15が、前記天井部5cの上面に載置された状態となり、天井板材4Cの下面と、両天井部5c・6cの下面が面一の状態となっている。
また、両建築部B1・B2の相対的な揺れに関しては、前記床板材4Aの場合と、ほぼ同様に、両者間に突っ張り力が作用するのを防止しながら、相互の揺れに対応することができる(図6(イ)・図7(イ)参照)。
尚、天井板材4Cは、図に示すように、標準の取付状態から下方への揺動を阻止するために、脱落防止用の金属線Lで、上方から吊り止めてある。
【0025】
一方、両建築部B1・B2においても、前記床板材4A・天井板材4Cの左右両端部が、両建築部どうしの相対移動時に、両屋内通路の側壁部5b・6bに直に当接して変形したり破壊するのを防止しやすいように、図5・8に示すように、前記床板材4Aの左右両端部を受け入れ自在な下懐部16aと、前記天井板材4Cの左右両端部を受け入れ自在な上懐部16bとを設けてある。
具体的には、これらの懐部16は、躯体の一部を凹状に切り込んで構成してある。
また、前記床板材4Aの下方空間には、防水パンPを設けてあり、その防水パンPと床板材4Aとの間には、ロックウールWを充填してある(図2参照)。
【0026】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0027】
〈1〉 前記壁板材と張出板状部材との組み合わせで、通路本体の壁部分を構成する構成に替えて、例えば、床板材と張出板状部材とを組み合わせて通路本体の床部分を構成して、壁板材の揺動軌跡と、前記床板材の揺動軌跡が重ならないように構成することであってもよい。また、天井部に、前記張出板状部材との組み合わせの構成を採用することであってもよい。
また、通路本体の周方向に隣接する周部形成板状部材どうしの揺動軌跡が重ならない構成は、先の実施形態で説明したように、壁板材と床板材とを、通路の通行方向に位置ずれさせて設けるものに限るものではなく、例えば、通路本体の周方向に隣接する周部形成板状部材どうし(上の実施形態によれば、天井板材と壁板材、又は、壁板材と床板材)の揺動可能域を、一方の周部形成板状部材については、通路本体の径方向に沿った外側に設定するものであってもよい。
〈2〉 前記懐部は、先の実施形態で説明したように、床板材の先端側の第一屋内通路部の側壁部の上下端部に形成してあるものに限るものではなく、例えば、前記床板材のヒンジ部7を枢支軸芯方向に沿ってスライド自在な構成にして、第二屋内通路部の隅部分に、前記ヒンジ部7の軸芯に沿ってスライド自在な床板材の側部を受け入れ可能に懐部として形成しておくことであってもよい。
〈3〉 前記オートヒンジに替えて、一般的なヒンジを採用することも可能である。
〈4〉 前記伸縮継手は、先の実施形態で説明した伸縮通路に採用されるものに限らず、例えば、隙間をあけて隣接する一対の建築部にわたる部屋や区画に用いることも可能であり、それらを含めて伸縮継手と総称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸縮継手を示す一部切欠斜視図
【図2】伸縮継手の床部を示す側面視断面図
【図3】伸縮継手の壁部を示す上面視断面図
【図4】伸縮継手の天井部を示す側面視断面図
【図5】伸縮継手の通路方向視断面図
【図6】伸縮継手の作用を示す要部断面図
【図7】伸縮継手の作用を示す要部断面図
【図8】伸縮継手の横揺れ状態の作用を示す要部断面図
【図9】従来の伸縮継手を示す一部切欠斜視図
【図10】従来の伸縮継手を示す通路方向視斜視図
【符号の説明】
1 隙間
3 通路本体
4A 床板材
4B 壁板材
4C 天井板材
13 張出板状部材
16 懐部
B1 第一建築部
B2 第二建築部
Claims (2)
- 隙間をあけて隣接する第一建築部と第二建築部にわたって形成された状態で、前記両建築部の相対的な移動に追従して通路を確保可能な通路本体を設け、前記通路本体を構成するに、通路周部を形成する床板材、壁板材、張出板状部材、及び、天井板材を設け、前記床板材を前記第二建築部に上下揺動自在に取り付け、前記壁板材を前記第一建築部に通路内側へ揺動自在に取り付けて、前記両建築部の相対近接移動に伴って、前記床板材及び壁板材を通路内側へ揺動すべく誘導する誘導部を設け、
前記床板材は、前記隙間を覆う状態で第二建築部に取り付けられ、前記壁板材は、前記床板材に対して通路の通行方向に位置ずれさせて前記第一建築部に取り付けられて、前記床板材と壁板材の揺動軌跡が重ならない状態に構成され、前記張出板状部材は、第二建築部から前記隙間を跨いで第一建築部へ張り出し状態に設けられている伸縮通路を備えた建築物。 - 前記第一建築部と第二建築部との相対移動時に、前記第二建築部に取り付けられた床板材の側部を受け入れ自在な懐部を前記第一建築部に設けてある請求項1に記載の伸縮通路を備えた建築物。
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