JP3855192B2 - 免震建物のエキスパンション手摺 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般部に配置されている手摺と統一しながら手が挟み込まれることをなくして安全に構成して成り全体的な景観でも違和感がない免震建物のエキスパンション手摺に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における免震構造を採用している建物においては、エキスパンションジョイント部に手摺を設ける必要があっても、エキスパンションジョイントの機構面に力点がおかれることから、外構や建物における一般部の手摺と異なる構造を採用しているのが一般的であり、一般部の手摺と同一のデザインで統一することがないために、エキスパンションジョイント部が殊更に強調されることになって手摺の連続性を損ねることになり、景観的に違和感を与えることが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の状況に鑑みて提案するものであり、免震構造を採用している建物において一般部に配置されている手摺と統一すると共に、手が挟み込まれないように安全に構成して成り全体的な景観でも違和感を与えることがない免震建物のエキスパンション手摺を提供している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明による免震建物のエキスパンション手摺は、免震建物の1部とエキスパンションジョイントが必要な手摺において、一般部に配置されている手摺に自由丁番で取り付けられ、一般部と同一構造にしながら一面に透明体を貼設した一方の手摺と、免震建物の1部に自由丁番で取り付けられ、一方の手摺と部分重複されて互いに移動可能に配置されて、一般部と同一構造にしながら一面に透明体を貼設した他方の手摺及び両手摺の部分重複された範囲の上下に装備されていずれか一方の手摺に固着されて成る防護カバーから構成され、前記一方の手摺及び他方の手摺における各透明体が、前記両手摺の互いに対面する内側に貼設されており、一般部の手摺と同一のデザインで外観上も統一されて景観的に違和感を与えることがない。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明による免震建物のエキスパンション手摺は、一方の手摺を一般部と同一構造にしながら一面に透明体を貼設して構成しており、一般部に配置されている手摺に自由丁番で取り付けられている。そして、他方の手摺も一般部と同一構造にしながら一面に透明体を貼設して構成されており、免震建物の1部に自由丁番で取り付けられている。
【0006】
一方の手摺と他方の手摺とは、部分的に重複されながら互いに移動可能に配置されており、両方の手摺は部分的に重複された範囲の上下をいずれか一方の手摺に固着されている防護カバーによって被覆されている。
【0007】
これによって、本発明による免震建物のエキスパンション手摺は、上記透明体と一体になって手が挟み込まれないように安全に構成されている。
以下に、本発明によるエキスパンション手摺の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
図1は、本実施の形態の立面図(a)と立面図(a)を(b)−(b)矢視した断面図(b)である。
図において、1は、エキスパンション手摺、2、2’は、一般部の手摺、3は、免震建物の壁、4は、床の仕上げ面である。
【0009】
エキスパンション手摺1は、角パイプの縦桟5及び縦桟5の上下に配置されている角パイプの横枠6によって一体に形成されている二枚のユニット7、8を重複させて配置することで構成されている。
【0010】
各ユニット7、8が互いに対面する内側9、9には、ポリカーボネイト等から成る透明な平板10、11が前面に亘って貼設されており、透明な構造にすることで縦桟5の存在がいずれの側からも確認できるようになっている。これによって、エキスパンション手摺1は、同様のユニットを配置している一般部の手摺2、2’と連続した外観を呈することになり、エキスパンション手摺1と一般部の手摺2、2’とは、一連の構造体としてその景観を形成することが出来るものである。
【0011】
ユニット7は、免震建物の壁3に取り付けられているが、自由丁番12の採用によって、図面の前後方向に自由自在に回動することが可能になっており、免震建物の壁3の移動に対して充分に対処できるように構成されている。
【0012】
即ち、ユニット7は、2個所の自由丁番12を取付部材13との間に配置しており、取付部材13が適宜の手段によって免震建物の壁3に固定されることで、一般部の手摺2、2’と同列の形態を保つように構成されている。
【0013】
一方、ユニット8は、一般部の手摺2に自由丁番12によって取り付けられているので、ユニット7と同様に図面の前後方向に自由自在に回動することが可能になっており、これによって、免震建物の壁3の移動に従って動くユニット7の作動に呼応して柔軟に対処できるように構成されている。
【0014】
ユニット7とユニット8とは、所定の範囲に亘って重複状態を形成しているものであるが、その作動は上述したように相互に連携しながら、免震建物の移動に柔軟に対応しているものであり、両ユニットのいずれか一方には、各ユニットの上下端を被覆している防護カバー14が配置されている。
【0015】
防護カバー14は、寸法を変えて拡大表示している断面図(b)が示すように、ステンレスのような非腐食材を用いてL型に構成されており、L型の平板部分15が、一方のユニットの上端面もしくは下端面に固着されており、折れ曲がっているL型の垂直板部分16は、他方のユニットにおける上端面もしくは下端面を覆うように構成されている。
【0016】
従って、各ユニット7、8は、相互の間隙部分を閉鎖していることから、地震時等において互いに移動したとしても手等が各ユニット7、8間に挟まれることが防止され、上述の平板10、11とも相俟って各ユニット7、8を構成している縦桟5の間に挟まれないように処置されている。
【0017】
図2は、本実施の形態の平面図であるが、図示で明らかなように、本発明による免震建物のエキスパンション手摺は、免震建物の壁3を間に介在させながらエキスパンション手摺1と一般部の手摺2、2’とを連続した外観を呈するように構成されている。
【0018】
又、エキスパンション手摺1は、上述したように一般部の手摺2と免震建物の壁3とに自由丁番12で一体に結合され、重複状態を形成している所定の範囲は、図示のように防護カバー14で被覆されているので、一連の構造体としてその景観を形成することが出来ると共に、地震時における各ユニット7、8の相対移動に際しても安全かつ縦横に作動することができる。
【0019】
本発明による免震建物のエキスパンション手摺は、以上の実施の形態で説明したように構成されているので、安全なエキスパンション作動を確立しながら一般部の手摺と同一のデザインで外観上も統一されて全体的な景観でも違和感を与えることがないものである。
【0020】
以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明してきたが、本発明による免震建物のエキスパンション手摺は、上記実施の形態に何ら限定されるものでなく、手摺のユニット、自由丁番及び防護カバーの形状や材質等に関して、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、出願時において既に公知のものを適用することによる種々の変更が可能であることは、当然のことである。
【0021】
【発明の効果】
本発明による免震建物のエキスパンション手摺は、免震建物の1部とエキスパンションジョイントが必要な手摺において、一般部に配置されている手摺に自由丁番で取り付けられ、一般部と同一構造にしながら一面に透明体を貼設した一方の手摺と、免震建物の1部に自由丁番で取り付けられ、一方の手摺と部分重複されて互いに移動可能に配置されて、一般部と同一構造にしながら一面に透明体を貼設した他方の手摺及び両手摺の部分重複された範囲の上下に装備されていずれか一方の手摺に固着されて成る防護カバーから構成され、前記一方の手摺及び他方の手摺における各透明体が、前記両手摺の互いに対面する内側に貼設されていることを特徴としているので、安全なエキスパンション作動を確立しながら一般部の手摺と同一のデザインで外観上も統一されて全体的な景観でも違和感を与えることがない効果を奏している。
【図面の簡単な説明】
【 図1】本発明による免震建物のエキスパンション手摺の立面図(a)と断面図(b)
【 図2】本発明による免震建物のエキスパンション手摺の平面図
【符号の説明】
1 エキスパンション手摺、 2、2’ 一般部の手摺、
3 免震建物の壁、 4 床の仕上げ面、 5 縦桟、 6 横枠、
7、8 ユニット、 9 内側、 10、11 透明な平板、
12 自由丁番、 13 取付部材、 14 防護カバー、
15 平板部分、 16 垂直板部分、

Claims (1)

  1. 免震建物の1部とエキスパンションジョイントが必要な手摺であって、一般部に配置されている手摺に自由丁番で取り付けられ、一般部と同一構造にしながら一面に透明体を貼設した一方の手摺、免震建物の1部に自由丁番で取り付けられ、該一方の手摺と部分重複されて互いに移動可能に配置されて、一般部と同一構造にしながら一面に透明体を貼設した他方の手摺及び両手摺の部分重複された範囲の上下に装備されていずれか一方の手摺に固着されて成る防護カバーから構成され、前記一方の手摺及び他方の手摺における各透明体が、前記両手摺の互いに対面する内側に貼設されていることを特徴とする免震建物のエキスパンション手摺。
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