JP3034356B2 - 建物の天井 - Google Patents

建物の天井

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JP3034356B2 JP3242823A JP24282391A JP3034356B2 JP 3034356 B2 JP3034356 B2 JP 3034356B2 JP 3242823 A JP3242823 A JP 3242823A JP 24282391 A JP24282391 A JP 24282391A JP 3034356 B2 JP3034356 B2 JP 3034356B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は梁の下側に受材を介して
天井材が取り付けられた建物の天井に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の天井の天井面が平坦で水平
になるように天井材を取り付けた平天井では、天井面の
中程が周縁部よりも下がって見えることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、天井面の中程
が下がって見えると、天井が低く感じられて圧迫感を生
じるだけでなく、不陸が生じているとのクレームが付き
易いため、天井面の中程の高さが周縁部の高さよりも少
し高くなるように天井材を湾曲させて取り付けることに
より、天井面が平坦で水平になっているように見せるこ
とが考えられるが、そのような3次曲面となるように天
井材や該天井材を吊支する梁を加工するのは非常に困難
であった。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、天井材や該天井材を吊支する梁を加工
することなく、簡便に天井材を湾曲させて取り付けるこ
とが可能となる建物の天井を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の建物の天井においては、天井材と該天井材
を吊支する梁との間に前記天井材を所定の曲率で湾曲さ
せるスペーサを前記梁の長手方向に所定間隔で複数介在
させたものであり、前記スペーサは、前記天井材の周縁
部側に配置されたものが、該天井材の中央部側に配置さ
れたものより、厚さが厚く設定されており、前記各スペ
ーサの上面は水平に形成され、前記各スペーサの下面は
天井材の中央側から周縁側に向かって下方に傾斜してい
る。このスペーサを、天井材を受けるために梁の下側に
設けられた受材で兼用しても良い。また、新たにスペー
サを設ける場合には、その介装させる個所を、梁と受材
との間、または受材と天井材との間にする。
【0006】
【作用】上記のように構成された建物の天井では、天井
材と梁との間にスペーサを梁の長手方向に所定間隔で複
数介在させており、これらスペーサは、前記天井材の周
縁部側に配置されたものが、該天井材の中央部側に配置
されたものより、厚さが厚く設定されているので、取付
けた天井材は、その中央部側が周縁部側より高くなるよ
うに湾曲する。また、各スペーサの下面は天井材の中央
側から周縁側に向かって下方に傾斜しているため、スペ
ーサの下面の傾斜に沿って、スペーサの下面に取り付け
られる天井材または受材が湾曲する。また、このスペー
サを天井材と梁との間に設けられる受材で兼ねれば、新
たにスペーサを必要としない。
【0007】
【実施例】本発明に係る建物の天井の実施例を図1およ
び図2に示し、以下に説明する。それらのうち、図1は
建物の天井の断面図、図2は図1のII−IIにおける要部
断面図である。
【0008】この建物の天井100は、吊天井構造にな
っていて、図1および図2に示すように、梁1の下側に
厚さの異なる複数のスペーサ2,2,…が所定間隔おき
に配設され、その下側に受材3を介して天井材4が取り
付けられて構成され、該天井材4が、その天井面の中央
部100aの高さが周縁部100bの高さよりも少し高
くなるように前記スペーサ2,2,…によって所定の曲
率で湾曲させられている。
【0009】梁1は、天井材4を吊支するためのもの
で、所謂野縁受になっていて、図示省略したが、その両
端部が夫々受金物を介して大梁や柱や壁などの構造体に
止着されるとともにその中間部が吊木などで吊支され
て、それら構造体の間に水平に渡されている。梁1は、
特に限定しないが、例えばチャンネル材でできている。
【0010】スペーサ2は、天井材4の取付高さを調整
するためのもので、梁1と受材3との間に介装されてい
て、テックスビス5などで受材3と一緒に梁1に止着さ
れている。スペーサ2は、例えば合板で平面数センチメ
ートル角形状に作られていて、天井材4が所定の曲率で
湾曲するように、例えば2.5mmや4mmなど、段階的に
設定された種々の厚さのものが揃えられている。それら
スペーサ2,2,…のうち厚いものは天井100の周縁
部100bに配され、中央部100aにいくに連れて順
次薄いものが配される。天井100の真中には特にスペ
ーサ2を介装させなくても良い。また、各スペーサ2,
2,…の上面は水平に形成され、各スペーサ2,2,…
の下面は天井材4の中央側から周縁側に向かって下方に
傾斜している。
【0011】受材3は、天井材4を釘6等で止着するた
めに設けられた所謂野縁であって、例えば、角形の木材
などを格子状に組んで作られている。受材3は可撓性を
有していて、スペーサ2,2,…により所定の曲率で湾
曲されて梁1に止着される。受材3の弾性限界内におけ
る弾性復帰力はテックスビス5の緩み止めとして作用し
ている。
【0012】天井材4は、表面に仕上げの施された仕上
板部40と相隣る天井材4,4を相互に連結するための
連結下地部45a,45bとから構成されていて、一方
の天井材4と他方の天井材4とが、連結下地部45a,
45bによって実矧ぎや合决り矧ぎなどのように相互に
噛み合って連結されるようになっている。天井材4は、
仕上板部40の側方に突出した連結下地部45aから打
ち込まれた前記釘6などにより受材3に止着されてい
る。
【0013】以上説明した各構成部材より天井100は
以下のようにして作られる。先ず、大梁や柱や壁などの
構造体に止着しておいた受金物に梁1の両端部を止着
し、吊木などで中間部を吊支して梁1を架け渡す。この
際、梁1が水平になるとともに、所定間隔おきに並列さ
れた全ての梁1の取付高さが同一になるように注意す
る。次に、所定の厚さのスペーサ2を介装させながら、
角形の木材をテックスビス5などで梁1に取り付け、格
子状の受材3を組む。この際、天井100の周縁部10
0bから中央部100aにいくに連れてスペーサ2の厚
さが順次薄くなるように注意する。また、梁1とスペー
サ2、およびスペーサ2と受材3との間に夫々隙間が生
じないように注意する。最後に、天井材4を釘6などで
受材3に止着すれば、天井100ができあがる。
【0014】上記実施例によれば、スペーサ2,2,…
は、前記天井材4の周縁部側に配置されたものが、該天
井材4の中央部側に配置されたものより、厚さが厚く設
定されているので、簡便に天井材4を、その中央部側が
周縁部側より高くなるように湾曲させて取り付けること
が可能となる。また、各スペーサ2,2,…の下面は天
井材4の中央側から周縁側に向かって下方に傾斜してい
るため、スペーサ2,2,…の下面の傾斜に沿って、ス
ペーサ2,2,…の下面に取り付けられる受材3が湾曲
するので、スペーサ2,2,…の下面が水平に形成され
る場合に比して、スペーサ2,2,…の下面に対する受
材3の接触面積が広くなることにより、受材3をスペー
サ2,2,…に対してより安定に固定することができ、
また、取り付けられた受材3をより滑らかに湾曲させる
ことができる。また、浴室の天井に適用すれば、天井面
の結露水が滴下することなく速やかに天井100の周縁
部100bに流れる。
【0015】なお、上記実施例においては、スペーサ2
は梁1と受材3との間に介装されているとしたが、図3
に示す天井200のように、スペーサ2を受材3と天井
材4との間に介装しても良い。この場合には、受材3に
スペーサ2を天井材4と一緒に釘6で止着しても良い
し、天井材4とは別に受材3に釘で止めたり接着剤で接
着すれば良い。
【0016】また、上記実施例においては、スペーサ2
を受材3とは別個に設けたが、受材3の丈を少しずつ違
えて受材3がスペーサ2を兼ねるようにして良い。この
ようにすれば、スペーサ2の製造コストや取付コストな
どが不要となるのでコストアップが抑えられる。
【0017】さらに、スペーサ2は上記実施例のものに
限らず、梁1と天井材4との間に介在されれば、例えば
ゴムやプラスチックなどで平面円形状に作られているな
ど、その材質、形状、大きさなどは問わない。スペーサ
2がゴムでできている場合には、階上の音や振動が吊木
などを介して階下の天井に伝わるのを防ぐという防音効
果や防振効果が期待される。
【0018】
【発明の効果】天井材と梁との間にスペーサが梁の長手
方向に所定間隔で複数介在されており、これらスペーサ
は、前記天井材の周縁部側に配置されたものが、該天井
材の中央部側に配置されたものより、厚さが厚く設定さ
れているので、簡便に天井材を、その中央部側が周縁部
側より高くなるように湾曲させて取り付けることが可能
となる。また、各スペーサの下面は天井材の中央側から
周縁側に向かって下方に傾斜しているため、スペーサの
下面が水平に形成される場合に比して、スペーサの下面
に対する天井材または受材の接触面積が広くなることに
より、天井材または受材をスペーサに対してより安定に
固定することができ、また、取り付けられた天井材また
は受材をより滑らかに湾曲させることができる。また、
このスペーサを天井材と梁との間に設けられる受材で兼
ねれば、スペーサの製造コストや取付コストなどが不要
となるので、天井材を湾曲させて取り付けることによる
コストアップが抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における天井の断面図である。
【図2】図1のII−IIにおける要部断面図である。
【図3】本実施例の天井の変形例の断面図である。
【符号の説明】
1 梁 2 スペーサ 3 受材 4 天井材 100 天井

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁の下側に受材を介して天井材が取り付
    けられた建物の天井において、前記梁と前記天井材との
    間に前記天井材を所定の曲率で湾曲させるスペーサが
    記梁の長手方向に所定間隔で複数介在されており、 前記スペーサは、前記天井材の周縁部側に配置されたも
    のが、該天井材の中央部側に配置されたものより、厚さ
    が厚く設定されており、 前記各スペーサの上面は水平に形成され、 前記各スペーサの下面は天井材の中央側から周縁側に向
    かって下方に傾斜している ことを特徴とする建物の天
    井。
  2. 【請求項2】 前記受材が前記スペーサを兼ねているこ
    とを特徴とする請求項1記載の建物の天井。
  3. 【請求項3】 前記梁と前記受材との間に前記スペーサ
    が介装されていることを特徴とする請求項1記載の建物
    の天井。
  4. 【請求項4】 前記受材と前記天井材との間に前記スペ
    ーサが介装されていることを特徴とする請求項1記載の
    建物の天井。
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