JP3026122B2 - 手すり - Google Patents

手すり

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JP3026122B2
JP3026122B2 JP22993791A JP22993791A JP3026122B2 JP 3026122 B2 JP3026122 B2 JP 3026122B2 JP 22993791 A JP22993791 A JP 22993791A JP 22993791 A JP22993791 A JP 22993791A JP 3026122 B2 JP3026122 B2 JP 3026122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の手すりに係わ
り、特に幕板としてガラスを使用した屈曲自在な手すり
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の手すりには幕板としてガ
ラスが使用されることがある。このような手すりでは、
幕板としてのガラスの上端部を手すり部によって固定
し、ガラスの下端部は固定部によって固定している。ま
た、ガラスの両側端部には独立柱を配置している。
【0003】ところで、ガラスを使用した手すりが建物
の床に対応して長くなった場合、従来は手すりの中間部
に木製の中間柱を配置し、この中間柱を介して複数のガ
ラス同士を連結している。さらに、手すりを建物の床に
対応して曲折して配置する必要がある場合には、従来は
上記中間柱にジョイナーを付加し、ジョイナーによって
他の独立柱の側面と連結し、他の独立柱に続く手すりを
直角に90度曲げて配置する等してこの要求を満たして
いる。
【0004】なお、幕板としてガラスを使用しない場合
には、手すりの上部の手すり部と下部の固定部との間に
手摺子を設け、手摺子によって手すりを長く連結してい
るが、この場合にも同様に手すりの中間部に中間柱を配
置している。また、手すりを曲折する場合は、同様に上
記ジョイナーによって他の独立柱の側面と連結し、他の
独立柱に続く手すりを直角に90度曲げて配置してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の手すりにあっては、幕板としてガラスを使用
した場合でも、手すりの中間部に木製の中間柱を用いる
とともに、この中間柱に同じく木製のジョイナーを付加
し、ジョイナーによって他の独立柱の側面と連結し、他
の独立柱に続く手すりを直角に90度曲げて配置するこ
とにより、複数のガラス同士を連結して手すりを曲折さ
せる構成となっていたため、ガラスを使った手すりにつ
いての見栄え等という点で、次のような問題点があっ
た。
【0006】すなわち、手すりが床に沿って曲折して設
置される場合に、本体の曲折部分のみに木製の中間柱や
ジョイナーが使用されているため、木製の中間柱等は幕
板としてガラスを使用したとき、その部分のみがガラス
と異なる別部材となるために、ガラスを用いて造ってい
るというイメージがなくなり、手すりとしての見栄えや
全体のバランスが悪いという欠点があった。
【0007】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、手すりを曲折して連結するとき、見栄えや全体の
バランスがよい手すりを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、本発明による手すりは、幕板として床面に対
してほぼ垂直に配置されるとともに端部同士が曲折して
連なる複数のガラスと、ガラスの上端部を固定する手す
り部と、ガラスの下端部を固定する固定ユニットと、端
部同士が曲折して連なる複数のガラスの側部の間に配置
される端部ガラスと、端部ガラスの下端部を固定するこ
とにより、端部ガラスを介して側方向に連なる複数のガ
ラスの側部同士を所定の方向に曲折させて連結する端部
固定ユニットとを備え、前記端部ガラスは、その水平断
面が曲折しているように成形したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、端部同士が曲折して連なる複数の
ガラスの側部の間に端部ガラスが配置され、端部ガラス
の各下端部が複数のガラスの下端部の配置方向に対応し
て端部固定ユニットによって固定される。そして、この
端部ガラスおよび端部連結ユニットを介して複数のガラ
スの側部同士が所定の方向(例えば、90度の方向)に
曲折して連結される。
【0010】この場合、端部ガラスの断面が曲折状態で
あるように(例えば、L字形に)、成形されているた
め、手すりを曲折して長く連結する場合でも、従来のよ
うな木製の中間柱等と異なり、ガラスのイメージが十分
に発揮され、見栄えが良く、全体のバランスも向上す
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明を利用した手すりの一実施例
の全体構成を示す図であり、本実施例は、例えば2階の
床部分に手すりを曲折して配置するような例である。図
1(a)は手すりの側面図であり、この図において、
1、2は幕板として平面状に形成されたガラスである。
ガラス1、2は床面(図示略)に対してほぼ垂直に立設
されており、その厚さは12mm程度である。また、ガ
ラス1、2の間には連結ガラス3が配置されている。
【0012】図1(b)に手すりの平面図を示すよう
に、連結ガラス3はガラス1、2と同じように、その厚
さは12mm程度であるが、中間附近の一部がほぼ垂直
に一定幅で一定の長さだけ突出している。したがって、
連結ガラス3は、その断面がT字形に成形されている。
連結ガラス3の中間附近の一部がほぼ垂直に一定幅で突
出することにより、手すりに対して横方向の荷重がかか
った場合であっても、十分に耐え得る構造になってい
る。
【0013】ガラス2における連結ガラス3と反対側の
側方には端部ガラス4が配置されており、端部ガラス4
の断面はL字形に成形されている(図1(b)参照)。
端部ガラス4もガラス1、2と同じように、その厚さは
12mm程度であるが、端部が同じ幅で垂直に屈曲して
いる。端部ガラス4の端部が垂直に屈曲していることに
より、同じく手すりに対して横方向の荷重がかかった場
合であっても、十分に耐え得る構造になっている。ま
た、このような端部ガラス4を設けることによって手す
りを屈曲させて自由に配置できるようになっている。す
なわち、端部ガラス4の側方には上記ガラス1、2に対
して直角に交わるガラス5が配置されており、ガラス5
は幕板として平面状に形成され、その厚さは12mm程
度である。
【0014】ガラス1、2、5の下端部は固定ユニット
6によって床に固定されている。また、連結ガラス3お
よびガラス1、2の両側の下端部は連結ユニット7によ
って固定されている。さらに、端部ガラス4の下端部は
端部固定ユニット8によって固定されている。これら各
ユニット6〜8の詳細は、後述する。ガラス1、2、
5、連結ガラス3および端部ガラス4の上端部は木製の
手すり部9によって固定されており、手すり部9は各ガ
ラス1、2、3、4、5を通して連続して配置されてい
る。手すり部9は歩行者が歩行中に掴むあるいは手を摺
べらしながら歩行する部分である。
【0015】次に、各ガラス1、2、3、4、5の固定
構造について説明する。最初に、ガラス1、2、5の下
端部の固定構造としての固定ユニット6から説明する。
図2は図1(b)に示す手すりのI−I矢視断面図であ
る。I−I矢視断面図はガラス1の固定構造を示すもの
であるが、ガラス2およびガラス5の固定構造について
も同様である。図2において、固定ユニット6は、2階
の床10の上面に一体に配置された固定部材11と、固
定部材11の上方を覆う化粧枠12a、12bと、ガラ
ス1の下端部に配置されたゴム製の緩衝材13を有して
いる。
【0016】固定部材11は、コの字状の断面を有し細
長い形状に形成された一対のチャネル体11a、11b
と、チャネル体11a、11bの開口を各々外側に向け
た状態でチャネル体11a、11bの側板を互いに連結
する連結部11cとによって構成されている。また、チ
ャネル体11a、11bの底板の間には一定間隔の凹部
11dが形成されている。したがって、固定部材11に
おけるチャネル体11a、11bは連結部11cを介し
て一体化されている。また、チャネル体11a、11b
の側板のうち上部にある側板にはそれぞれ開口部14
a、14bが形成され、これらの開口部14a、14b
を通してドライバーを用いることにより、木ねじ15a
によってチャネル体11aが床基礎材16および補助柱
17に固定されるとともに、木ねじ15bによってチャ
ネル体11bが立設柱18に固定されている。なお、立
設柱18の側方には1階部分から立上がる壁19が配置
されている。壁19の室内側は1階部分から2階に吹き
抜ける吹き抜け空間となっている。
【0017】固定部材11の凹部11dは、ガラス1の
厚さよりも大きい一定の幅を有しており、この凹部11
dにはガラス1の下端部が挿入されている。ガラス1の
下側端面は緩衝材13を介して固定部材11の連結部1
1cに接している。また、ガラス1の下側部の1側面に
は接着剤20を介して一方のチャネル体11aの凹部1
1d側の面が、また他の側面には押し当てプレート21
が当接している。なお、ガラス1の下側部では接着剤2
0がガラス1の両方の面に塗布されるが、押し当てプレ
ート21の方のみに塗布してもよい。押し当てプレート
21はビス22a、22bによって押され、一方のチャ
ネル体11aの側面と共にガラス1の下側部を狭持して
いる。ビス22a、22bは他方のチャネル体11bの
側面に捩じ込まれており、チャネル体11bの側部の開
口部を通してドライバーを用いることにより、その捩じ
込み量(すなわち、ガラス1を狭持する力)が調節され
る。
【0018】各化粧枠12a、12bはL型の断面を有
し、それぞれチャネル体11a、11bの上面および側
面の一部を覆うようになっている。チャネル体11a、
11bの上面および側面の一部の対応する部分には接着
剤20が塗布され、この接着剤20によって化粧枠12
a、12bはそれぞれチャネル体11a、11bに接着
されている。化粧枠12a、12bはそれぞれチャネル
体11a、11bを飾って見栄えをよくするものであ
る。
【0019】ガラス1、2、5の各下端部は上述の構造
によって床10に固定されるが、次に、連結ガラス3の
固定構造について説明する。図3は図1(b)に示す手
すりの所定部分の平面図を拡大したものである。ただ
し、説明の都合上、連結ユニット7の化粧枠を取り除い
た状態を示している。図3において、連結ユニット7の
基本的な構造は固定ユニット6と同様であるが、T字形
断面の連結ガラス3に対応して一部の構造が異なってい
る。すなわち、連結ガラス3の中間部には突出部3tが
形成され、突出部3tは連結ガラス3の本体からほぼ垂
直に一方向に一定幅で一定の長さだけ突出している。
【0020】連結ユニット7も同様に2階の床10の上
面に一体に配置された固定部材31、32a、32b
と、固定部材31、32a、32bの上方を覆う化粧枠
(図示略)と、連結ガラス3の下端部に配置されたゴム
製の緩衝材(図示略)を有している。この場合、連結ガ
ラス3の本体部分は押し当てプレート33、34によっ
てそれぞれ矢印a、b方向からビス(図示略)を用いる
ことにより、他方のチャネル体の側面に押し付けられ、
その下側部が狭持されて固定されている。一方、連結ガ
ラス3の突出部3tは押し当てプレート35によって矢
印c方向からビス(図示略)を用いることにより、他方
のチャネル体の側面に押し付けられ、その下側部が狭持
されて固定されている。
【0021】連結ガラス3の両側にはガラス1、2の側
部が連なるように配置されており、これらのガラス1、
2の側部の下端部は固定部材31によって固定されてい
る。すなわち、ガラス1の側部の下端部は押し当てプレ
ート36によって矢印d方向からビス(図示略)を用い
ることにより、他方のチャネル体の側面に押し付けら
れ、その下側部が狭持されて固定されている。また、ガ
ラス2の側部の下端部は押し当てプレート37によって
矢印e方向からビス(図示略)を用いることにより、他
方のチャネル体の側面に押し付けられ、その下側部が狭
持されて固定されている。固定部材31は複数の木ねじ
38〜42によって床10等に固定され、固定部材32
a、32bはそれぞれ木ねじ43、44によって立設柱
18に固定されることによって、連結ユニット7が床基
礎部材16に固定されている。以上の構造によって、連
結ガラス3およびガラス1、2の一部は固定部材31、
32a、32bによって十分に床10等に対して固定さ
れるようになっている。
【0022】なお、連結ユニット7は固定ユニット6と
別個に形成されているが、これは現場での細かい設置調
整を可能にするためである。ただし、これらのユニット
を連続的に一体化してもよい。次に、端部ガラス4の固
定構造について説明する。図4は、図1(b)に示す手
すりの屈曲部における平面図を拡大したものである。た
だし、説明の都合上、端部固定ユニット8の化粧枠を取
り除いた状態を示している。図4において、端部固定ユ
ニット8の基本的な構造は固定ユニット6と同様である
が、L字形断面の端部ガラス4に対応して一部の構造が
異なっている。すなわち、端部ガラス4の端部にはL型
突出部4mが形成され、突出部4mは端部ガラス4本体
の端部からほぼ垂直に一定幅で一定の長さだけ屈曲して
いる。
【0023】端部固定ユニット8も同様に2階の床10
の上面に一体に配置された固定部材51、52と、固定
部材51、52の上方を覆う化粧枠(図示略)と、端部
ガラス4の下端部に配置されたゴム製の緩衝材(図示
略)を有している。この場合、端部ガラス4の本体部分
は押し当てプレート53、54によってそれぞれ矢印
f、g方向からビス(図示略)を用いることにより、他
方のチャネル体の側面に押し付けられ、その下側部が狭
持されて固定されている。一方、端部ガラス4の突出部
4lは押し当てプレート55、56によってそれぞれ矢
印h、i方向からビス(図示略)を用いることにより、
他方のチャネル体の側面に押し付けられ、その下側部が
狭持されて固定されている。
【0024】固定部材51は複数の木ねじ57〜60に
よって床10等に固定され、固定部材52も同じく複数
の木ねじ61〜64によって立設柱18等に固定される
ことによって端部固定ユニット8が床基礎部材16に固
定されている。また、端部ガラス4の側方には上記ガラ
ス2に対して直角に交わるガラス5が連続的に配置され
ており、ガラス5の側部の下端部はガラス1、2の場合
と同じく固定ユニット6によって固定されている。
【0025】以上の構造によって、ガラス2に連なって
手すりを幕板として端部ガラス4を使用しながら屈曲自
在にガラス5を配置できる構造になっている。次に、再
び前述の図2に戻り、ガラス1の上端部を固定している
手すり部9について説明する。図2に示すように、手す
り部9はサドル形状の断面を有し、手触りのよい木によ
って形成されている。また、手すり部9の下部には溝7
1が形成されている。その溝71はガラス1の厚さ(例
えば、12mm程度の厚いもの)よりやや大きい程度で
あり、一定の奥行を有している。ガラス1の上端部には
接着剤72が塗付されており、接着剤72を塗布したガ
ラス1の上端部を手すり部9の溝71の内部に挿入する
ことにより、ガラス1の上端部が手すり部9に固定され
るようになっている。
【0026】次に、手すり部9の端部を壁に固定する場
合の構造について説明する。図5(a)は手すりを壁に
固定する壁固定具の構造を示す一部切断断面図、図5
(b)は手すりを壁に固定した場合の一部切断顔面図で
ある。また、図6は壁固定具の斜視図である。これらの
図に示すように、このような手すりの端部の固定に関し
ては、手すりの端部を壁面に固定することが行われてい
る。このような壁面に固定するために、この実施例では
壁固定具81を使用している。この壁固定具81は壁面
に固定するための壁固定板82と、この壁固定板82か
ら手すり部9側に直角となるように突出した手すり固定
突起83とによって形成されている。壁固定具81には
実施例において4つのねじ穴84a〜84dが開けら
れ、各々のねじ穴84a〜84dは木ねじ85a、85
b(他の木ねじは図示略)を介して壁面にねじ込むこと
よって壁固定具81を壁部材86に固定するように形成
されている。なお、このように4つのねじ穴84a〜8
4dを設けて壁固定具81を壁部材86に固定すること
により、図5(a)のX方向に手すり部9が振れるのを
防止するようになっている。
【0027】また、手すり固定突起83の厚さは薄く、
その幅はガラス1の厚さと同じになっている。手すり固
定突起83には2つのねじ穴87a、87bが開けら
れ、各々のねじ穴87a、87bは木ねじ88a、88
bを介して手すり部9の端部にねじ込むことよって壁固
定具81を手すり部9に固定するように形成されてい
る。
【0028】なお、各々のねじ穴87a、87bは、軸
方向が異なっている。これは、手すり固定突起83の厚
さが薄く、ガラス1と壁部材86とが同位置で、これら
の間の空間が狭いことから、この空間で真下からねじ止
めを行うことが困難なので、ねじ穴87a、87bの軸
線をずらしてそれぞれの木ねじ88a、88bをドライ
バを使って捩じ込むときの作業を左右のいずれからでも
可能にして捩じ込み作業を容易にするためである。した
がって、壁固定具81を手すり部8に固定することによ
り、手すり部8が壁部材86に固定できるようになって
いる。
【0029】次に、手すりを床に固定する作業工程につ
いて説明する。手すりを設置しようとする位置、例えば
1階部分から2階に吹き抜ける吹き抜け空間が側方にあ
る2階の床部分に手すりを設置する場合を例にとる。ま
ず、ガラス1を設置する作業を行う。図2に示すよう
に、床基礎材16および立設柱18の上に一体に形成さ
れた固定部材11のチャネル体11a、11bを置き、
チャネル体11a、11bの上部に形成されたそれぞれ
の開口部14a、14bを通してドライバーにより、木
ねじ15a、15bをそれぞれ床基礎材16および立設
柱18に捩じ込んで各チャネル体11a、11bを固定
する。次いで、ガラス1の下端部に接着剤20を塗布し
た後、固定部材11に形成された凹部11dの底に緩衝
材13を置き、その上に接着剤20を塗布したガラス1
の下端部を挿入し、さらにこのガラス1の下端側面に押
し当てプレート21を押し当てる。そして、押し当てプ
レート21をビス22a、22bの捩じ込みによって押
すことにより、押し当てプレート21とチャネル体11
aの側面とによってガラス1の下側部を狭持して固定す
る。このようにしてガラス1の下端側が床基礎材16お
よび立設柱18に固定される。
【0030】次いで、接着剤20をチャネル体11a、
11bの上面および側面の一部の対応する部分に塗布
し、この接着剤20によって化粧枠12a、12bをチ
ャネル体11a、11bを覆うようにそれぞれ接着す
る。その後、ガラス1の上端部を手すり部9に固定する
作業に移る。まず、ガラス1の上端部に接着剤31を塗
付し、その後、ガラス1の上端部を手すり部9の溝71
に挿入して固定する。
【0031】一方、手すりの端部は図5(a)、(b)
および図6に示すように、まず壁固定具81の壁固定板
82に形成された4つのねじ穴84a〜84dに木ねじ
85a、85b等を挿入して壁部材86にねじ込むこと
よって壁固定板82を壁面に固定する。次いで、手すり
部9の端部を手すり固定突起83の上に置き、手すり固
定突起83に形成された2つのねじ穴87a、87bに
ドライバーを用いて木ねじ88a、88bをねじ込むこ
とよって手すり部9の端部を手すり固定突起83に固定
する。これにより、手すり部9の端部が壁固定具81を
介して壁に適切に固定される。
【0032】このようにしてガラス1を含む部分の手す
りを床に固定した後、手すりを床に沿って長く設置する
ために、連結ガラス3を介させて次のガラス2に連結さ
せる作業を行う。なお、手すり部9の固定作業はガラス
1の場合と同様であるから、説明を省略する。まず、連
結ユニット7の固定部材31、32a、32bを床基礎
材16および立設柱18の上に置いて木ねじで固定す
る。次いで、連結ガラス3の下端部に接着剤を塗布した
後、固定部材31、32a、32bに形成された凹部の
底に緩衝材を置き、その上に接着剤を塗布した連結ガラ
ス3の下端部を挿入し、さらにこの連結ガラス3の下端
側面に各押し当てプレート33〜35を押し当てる。そ
して、押し当てプレート33〜35をビスの捩じ込みに
よって押すことにより、押し当てプレート33〜35と
各チャネル体の側面とによって連結ガラス3の下側部を
狭持して固定する。
【0033】このとき、連結ガラス3の本体部分は押し
当てプレート33、34によってそれぞれ矢印a、b方
向からビス(図示略)を用いることによって、他方のチ
ャネル体31の側面に押し付けられ、その下側部が狭持
されて固定される。一方、連結ガラス3の突出部3tは
押し当てプレート35によって矢印c方向からビス(図
示略)を用いることによって、他方のチャネル体32b
の側面に押し付けられ、その下側部が狭持されて固定さ
れる。
【0034】また、このとき同時にガラス1の側部の下
端部を上記同様の工程を経て連結ユニット7に挿入し、
押し当てプレート36をビスの捩じ込みによって押すこ
とにより、押し当てプレート36と各チャネル体の側面
とによってガラス1の下側部を狭持して固定する。これ
により、ガラス1の側部の下端部が押し当てプレート3
6によって矢印d方向からビス(図示略)を用いること
により、他方のチャネル体11、31の側面に押し付け
られ、狭持されて固定される。
【0035】このようにしてガラス1に対して連結ガラ
ス3が連結される。次に、連結ガラス3を介在させて次
のガラス2に連結させる作業を行うには、まず、ガラス
2の側部の下端部を上記同様の工程を経て連結ユニット
7に挿入し、押し当てプレート37をビスの捩じ込みに
よって押すことにより、押し当てプレート37とチャネ
ル体31の側面とによってガラス2の下側部を狭持して
固定する。これにより、ガラス2の側部の下端部が押し
当てプレート37によって矢印e方向からビス(図示
略)を用いて押すことにより、他方のチャネル体31の
側面に押し付けられ、狭持されて固定される。
【0036】このようにして連結ガラス3に対してガラ
ス2が連結される。これにより、連結ガラス3およびガ
ラス1、2の一部が固定部材31、32a、32bによ
って十分に床10等に対して固定される。続いて、ガラ
ス2のその他の部分を固定する作業に移る。この作業は
ガラス1の場合と同じであり、ガラス2の下端部を固定
ユニット6によって固定し、化粧枠で覆うとともに、ガ
ラス2の上端部に手すり部9を固定する。
【0037】その後、手すりを床に沿って屈曲させて設
置するために、端部ガラス4をガラス2に連結させる作
業を行う。まず、端部固定ユニット8の固定部材51、
52を床基礎材16および立設柱18の上に置いて木ね
じで固定する。次いで、端部ガラス4の下端部に接着剤
を塗布した後、固定部材51、52に形成された凹部の
底に緩衝材を置き、その上に接着剤を塗布した端部ガラ
ス4の下端部を挿入し、さらにこの端部ガラス4の下端
側面に各押し当てプレート53〜56を押し当てる。そ
して、押し当てプレート53〜56をビスの捩じ込みに
よって押すことにより、押し当てプレート53〜56と
各チャネル体51、52の側面とによって端部ガラス4
の下側部を狭持して固定する。
【0038】このとき、端部ガラス4の本体部分は押し
当てプレート53、54によってそれぞれ矢印f、g方
向からビス(図示略)を用いることにより、他方のチャ
ネル体51の側面に押し付けられ、その下側部が狭持さ
れて固定される。一方、端部ガラス4の突出部4lは押
し当てプレート55、56によってそれぞれ矢印h、i
方向からビス(図示略)を用いることにより、他方のチ
ャネル体52の側面に押し付けられ、その下側部が狭持
されて固定される。その後、接着剤によってチャネル体
51、52を覆うように化粧枠(図示略)を接着する。
このようにしてガラス2に対して端部ガラス4が連結さ
れる。
【0039】その後、手すりを床に沿って屈曲させて設
置する場合の次の工程としてガラス5をガラス1、2に
対して直角に交わる方向に、端部ガラス4の突出部4l
に連なって設置する。この設置作業はガラス1、2の場
合と同様に行う。これにより、手すりが床に沿って連結
自在および屈曲自在に設置される。このように、本実施
例では側方向に連なる複数のガラス2、5の側部の間に
端部ガラス4が配置され、端部ガラス4の各下端部が複
数のガラス2およびガラス5の下端部の配置方向に対応
して端部固定ユニット8によって固定される。そして、
この端部ガラス4および端部固定ユニット8を介して複
数のガラス2およびガラス5の側部同士が90度の方向
に曲折して連結される。
【0040】この場合、端部ガラス4の断面がL字形に
成形されているため、手すりを曲折して長く連結する場
合でも、従来のような木製の中間柱やジョイナーを用い
るのと異なり、曲折部においてガラスのイメージが十分
に発揮され、すなわち、端部ガラス4を各ガラス1、
2、5と適切に調和させることができ、見栄えの向上を
図ることができるとともに、全体のバランスを向上させ
ることができる。
【0041】なお、上記実施例では端部ガラスを1つだ
け用いて1ヵ所だけ手すりを曲折しているが、これに限
らず、端部ガラスをおよび端部固定ユニットを2つ、あ
るいは3つ以上用いて手すりをより複雑に曲折させて設
置することも可能である。また、上記実施例では端部ガ
ラスを90度程直角に曲げた断面となるように成形して
いるが、これに限らず、90度以外の所定角度方向に曲
げた断面となるようにしてもよい。このようにすると、
手すりの曲折方向を自由に設定することができる。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、木製の中間柱やジョイナーに代えて曲折部分に端部
ガラスを用いて手すりを曲折させているので、端部ガラ
スを他のガラスと適切に調和させることができ、見栄え
の向上および全体のバランスの向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した手すりの一実施例の全体構成
を示す図である。
【図2】同実施例の手すりの断面を示す図である。
【図3】同実施例の手すりの連結ユニットの取付け状態
を示す図である。
【図4】同実施例の手すりの端部ユニットの取付け状態
を示す図である。
【図5】同実施例の手すりの壁側の端部の取付け状態を
示す図である。
【図6】同実施例の手すりの壁固定具を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、2、5 ガラス 3 連結ガラス 4 端部ガラス 6 固定ユニット 7 連結ユニット 8 端部固定ユニット 9 手すり部 10 床 11、31、32a、32b、51、52 固定部材 16 床基礎材 17 補助柱 18 立設柱 19 壁 33〜37、53〜5
6 押し当てプレート 81 壁固定具 82 壁固定板 83 手すり固定突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幕板として床面に対してほぼ垂直に配置
    されるとともに端部同士が曲折して連なる複数のガラス
    と、ガラスの上端部を固定する手すり部と、ガラスの下
    端部を固定する固定ユニットと、端部同士が曲折して連
    なる複数のガラスの側部の間に配置される端部ガラス
    と、端部ガラスの下端部を固定することにより、端部ガ
    ラスを介して側方向に連なる複数のガラスの側部同士を
    所定の方向に曲折させて連結する端部固定ユニットとを
    備え、前記端部ガラスは、その水平断面が曲折している
    ように成形したことを特徴とする手すり。
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