JP2521919Y2 - 沈み防止金具 - Google Patents

沈み防止金具

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JP2521919Y2
JP2521919Y2 JP1989039892U JP3989289U JP2521919Y2 JP 2521919 Y2 JP2521919 Y2 JP 2521919Y2 JP 1989039892 U JP1989039892 U JP 1989039892U JP 3989289 U JP3989289 U JP 3989289U JP 2521919 Y2 JP2521919 Y2 JP 2521919Y2
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JP1989039892U
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Inventor
一郎 鍬守
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段谷産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、遮音型直貼りフロアーの局部沈み防止に好
適に使用できる金具に関する。
〔従来の技術〕
近年、住宅のフロアーとして居住性の面から弾力性,
歩行感の向上等の要望が高まり、フロアー面に適度な撓
み、すなわち、適度の沈み,軟らかさを有することが不
可欠となっている。
そのため、合板等の基板裏面に発泡樹脂シート,プラ
スチックス,不織布等のクッション性に富んだ材料を固
着したフロアーが提案されている。
このような防音性をプラスした住宅用フロアーとして
は、根太組床方式のものと特開昭61−146958号公報に記
載されているようにコンクリート直貼りの物がある。こ
のようなフロアー面において通常は人が歩く程度の荷重
では、適度な撓みであっても、ピアノや冷蔵庫等の重量
物を置いたとき、その足部において部分的に極端な荷重
がかかると、根太組床の場合にはフロアー面が面として
沈むために左程問題にはならないが、コンクリート直貼
りの場合は、フロアー面の撓みが部分的なものとなり、
部分的に大きな沈みが生じて、歩き難さや、家具等の傾
き等の問題が発生する。
そのため、局部的な沈みを防止するための対策とし
て、裏面の必要部分のクッション材を除去し、同じ厚さ
の板材をスラブ面へ糊と釘併用で固着することが一般的
であった。
ところが、このような対策では、非常に手間がかかる
ばかりではなく、防音効果を著しく損なう等の問題点も
あった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案において解決すべき課題は、直貼りタイプのフ
ロアーにおいて通常の人の荷重に際しては適度の撓みを
維持することができ、しかも重量物の載置等によっても
局部的な沈みを抑制することが簡単にできる手段を完成
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、フロアー材の下面に取付ける金具であっ
て、金属のような剛性材からなる四角形状の基板からな
り、同基板は、その角部を曲げて形成した立上り翼を有
し、同立上り翼の上端をフロアー下面を受けて支持する
水平な縁からなる受け部を形成し、さらに、同受け部の
中の少なくとも一つにフロアー材の裏面に食い込んで金
具を固定する突起を形成したものである。
また、基板の略中央部に、釘穴を穿設することができ
る。
〔作用〕
上記構成を有する沈み防止金具は、フロアーの下面の
必要部分に配置して、部分的な補強によって部分沈みを
防止するものであるので、全体の撓みに対して何等影響
を与えるものではない。
しかも、位置決めが簡単にでき、スラブ面への取付け
ではなく、裏面のクッション材を剥ぎ取らずに、打ち付
けるだけで固定を簡単に行うことができる。
製品である直貼りフロアー裏面に取付けられるもの
で、直貼りフロアーの基本構造を何等変えることなくま
た時間と手間をかけることなく簡便に施工でき、しかも
フロアーの撓み構造に何等悪影響を与えることはない。
さらに、大荷重がかかっても、沈みを抑制できる充分
な強度を有し、万一、極端な荷重による基材破壊が生じ
ても、表面へ突き抜ける等の安全上の問題はない。
その上、長期的にも材質の劣化が少なく永続性があ
る。
材質,加工法等においても、簡易に量産が可能である
ので安価に供給できる。
製品裏面のクッション材を除去し、同じ厚さの板材を
固着する従来方法(際根太工法)に較べ、施工が簡単
で、特別な技術を要しない。
裏面材を除去せずに、打ちつけるだけで製品に簡単に
取付けが可能であるので、短時間に作業が可能となる。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る沈み防止金具の全体構造を示す
俯瞰図である。
同図を参照して、沈み防止金具10は、数ミリ程度の厚
みの鋼板あるいは銅、アルミ等の金属板からなる角形の
基板1からなる。基板1には同基板1の角部を曲げて形
成した立上り翼2を形成している。この翼2の上端に
は、水平な縁からなる受け部3が形成されており、この
受け部3は、直貼りフロアーにかかった荷重を受け止め
る機能を有する。さらに幾つかの受け部3の上面には突
起4が形成されており、フロアー材の裏面に食い込んで
金具を固定する機能を有する。さらに、5は基板1の略
中央部に穿設された釘穴であって、上記翼部2の受け部
3に突設された突起4だけではフロアーへの固定が難し
い場合に、この釘穴5から釘を打ち込んで金具10をフロ
アー裏面に固定する。
第2図は第1図に示す金具10の使用態様を示す図であ
る。
同図を参照して、Aは合板ベースの基材部aとその裏
面に設けられたクッション部bとからなる遮音フロアー
であって、コンクリートスラブB上に貼り付けられ、本
考案に係る金具10は合板ベースの基材部aの裏面に、突
起4を打ち込んで任意数取付けられ、金具10の翼の受け
部3上に合板ベースの基材部aの下面が支持された状態
になっている。
このような使用態様において、フロアー上面に矢印X1
とX2に示す局部荷重が加わったとき、沈み防止金具10が
配置された部分の沈み量Y1は極めて小さいか、あるいは
殆どない。ところが沈み防止金具10は配置されていない
部分はY2に示すように、フロアーA自体が元来有する撓
みをもつ。
したがって、沈み防止金具10の配置位置と数を任意選
定設置することによって、フロアー全体の撓み量を調整
することが可能になる。
〔考案の効果〕
本考案の沈み防止金具によって以下の効果を奏するこ
とができる。
(1)フロアー裏面への固定が確実にでき、全体として
のフロアーの撓み性を維持しながらも、大荷重がかかっ
ても沈み量は増加することがない。
(2)フロアー表面を傷付けることがない。
(3)長期的にも材質の劣化がない材料を任意選択でき
るのでフロアーの永続性を維持できる。
(4)材質,加工法等、簡易で量産が可能であるので安
価に供給できる。
(5)施工に手間と時間と熟練を要しない。
(6)従来の際根太工法に比べて、フロアーを点で支え
るので防音フロアーの場合は防音効果を著しく損なうこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る沈み防止金具の全体構造を示す俯
瞰図であり、第2図は第1図に示す金具10の使用態様を
示す図である。 1:基板、2:立上り翼 3:受け部、4:突起 5:釘穴、10:沈み防止金具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアー材の下面に取付ける金具であっ
    て、 金属のような剛性材からなる四角形状の基板(1)から
    なり、同基板(1)は、その角部を曲げて形成した立上
    り翼(2)を有し、同立上り翼(2)の上端をフロアー
    下面を受けて支持する水平な縁からなる受け部(3)を
    形成し、さらに、同受け部(3)の中の少なくとも一つ
    にフロアー材の裏面に食い込んで金具を固定する突起
    (4)を形成したフロアー局部沈み防止金具。
  2. 【請求項2】基板(1)の略中央部に、釘穴(5)を穿
    設した請求項1に記載のフロアー局部沈み防止金具。
JP1989039892U 1989-04-03 1989-04-03 沈み防止金具 Expired - Lifetime JP2521919Y2 (ja)

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JPH02130935U JPH02130935U (ja) 1990-10-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0543155Y2 (ja) * 1987-04-15 1993-10-29
JPH0543158Y2 (ja) * 1987-06-02 1993-10-29
JPH0528275Y2 (ja) * 1987-11-14 1993-07-20
JPH01146054A (ja) * 1987-11-30 1989-06-08 Eidai Co Ltd 遮音性木質系床材の施工方法
JP2836839B2 (ja) * 1989-03-09 1998-12-14 株式会社ブリヂストン 沈み込み防止部材

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JPH02130935U (ja) 1990-10-30

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