JP2727399B2 - 直貼り床材の施工方法 - Google Patents

直貼り床材の施工方法

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JP2727399B2
JP2727399B2 JP5136455A JP13645593A JP2727399B2 JP 2727399 B2 JP2727399 B2 JP 2727399B2 JP 5136455 A JP5136455 A JP 5136455A JP 13645593 A JP13645593 A JP 13645593A JP 2727399 B2 JP2727399 B2 JP 2727399B2
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洋 川井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁際側に施工される床材
の沈み防止を図った直貼り床材の施工方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】コンクリート等の床下地面上に接着剤に
て直貼り施工する床材としては、床下地との接着性や階
下等への遮音性を考慮して裏面に適宜厚みの緩衝材を貼
着してなるものが用いられている。このような床材によ
り施工された床構造においては、壁際に沿って家具等の
重量物を載置した場合に、緩衝材がその重量によって圧
縮変形して床材が沈み込み、傷みが激しくなるばかりで
なく、家具等の近傍部分を歩行した際に床材が上下動し
て該床材端面が壁と擦れ合い、発音するという欠点があ
った。
【0003】このため、例えば、実開平3−8249号
に開示されているような沈み込み防止用床材が開発され
ている。即ち、この床材は床材基板の下面に貼着してい
る緩衝材にその下面から基板下面に向かってスリットを
設け、該スリットに垂直板部と水平座板部とよりなる断
面逆T字形状の沈み防止板の垂直板部を差し込んで床材
基板を支持した構造としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような床材では、床材基板を安定的に支持するには上記
のように幅広い水平座板部を設ける必要がある。このよ
うな水平座板部を床下地面に載置すると、床材下面と床
下地面との間に座板部の厚みに相当する隙間が発生し、
その部分に接着剤が溜まり、床材の接着不良による浮き
上がりや床鳴りを生じるという問題点がある。
【0005】また、直貼り床材は床下地材との馴染み性
を向上するために床材基板に裏溝を設けたものが多用さ
れているが、上記沈み防止板の取付け位置と裏溝位置が
一致する部分においては垂直板部上端が溝に入り込んで
しまい平坦な仕上げ面ができないと言う問題点があっ
た。本発明はこのような問題点を解消し得る直貼り床の
施工方法の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基板の下面に適宜厚みの緩衝材を一体に
設けてなる床材を床下地上に貼着、施工してなる直貼り
床材の施工方法において、壁際側に施工される床材の緩
衝材に切り溝を設け、円状ないし多角形状断面で高さが
前記緩衝材の厚さより小さい棒状体を前記切り溝に圧入
、棒状体下端面を緩衝材の下面から浮いた状態にし
て、床下地材上に貼着施工してなる方法を採用してい
る。
【0007】
【作用】本発明は、円状ないし多角形状断面で高さが前
記緩衝材の厚さより小さい棒状体を、床材基板の下面に
積層した緩衝材に設けた切り溝に圧入しているので、緩
衝材の弾性にて棒状体が側面から圧締保持され、床材か
ら外れたり歪んだり転ぶことなく、床材にかかる荷重を
棒状体を介して床下地材に強固に支持させることができ
る。さらに、棒状体の下面が緩衝材の下面より内方に没
入させた状態で床下地材に埋設されるものであるから、
緩衝材と床下地材との間に隙間が生じる虞れもなく、該
緩衝材を床下地面に全面的に接着させることができて、
接着不良による浮き上がりや床鳴り等の発生がなくな
る。
【0008】また、床材基板の裏面に馴染み性を向上さ
せるための溝を設けてある場合でも、溝と棒状体取付け
位置が一致しても棒状体の上端が、溝に埋入すること無
く平坦な床仕上げ面を形成することができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明すると、Aは一
定幅と適宜長さを有する床材で、合板、パーティクルボ
ード、MDF、可撓性シート等の単体又は複合体からな
る基板1と、その基板1の上面に貼着している表面化粧
板2と、下面に貼着している緩衝材3とから構成されて
いる。本実施例では基板1には、その下面の少なくとも
一端部に幅が0.5〜2mm程度の直状溝4を端面と平行
にして複数条、全長又は全幅に亘って又は両者に切り込
み形成してある。これらの直条溝4は下面から上面に向
かって垂直方向に設けられ、その深さは任意に設定して
もよいが、床材Aを施工する際にその下面が直状溝4を
介して床下地材B上に馴染みよく密接するように、基板
1の厚さの半分以上に達する深さまで設けておくことが
望ましい。また、直状溝4、4間の間隔は特に限定され
ないが10〜600mm 位が適当である。
【0010】床下地材Bに対して馴染み性を上げるため
設けられた直状溝4は必須でなく、基板1が薄い場合や
可撓性シートとの複合体で柔軟性がある場合は必要な
く、一方、床材Aが広幅の長方形状の場合には、長さ方
向に対して直交方向すなわち短辺に平行な複数状の直状
溝4を設けておくと共に、長さ方向に平行方向にも複数
条の直条溝4を設けておいても良い。
【0011】基板1上に貼着した表面化粧板2として
は、突板や突板貼り合板、合成樹脂注入処理単板、合成
樹脂化粧シート材等が用いられ、また、この表面化粧板
2と基板1との間に衝撃吸収用のクッションシートや制
振シートを介在しておいてもよい。一方、基板1の下面
に貼着した緩衝材3は、発泡プラスチックや不織布マッ
ト、ゴムシートの単層または積層物からなり、現場でカ
ッター等により切り溝6を入れる(図2)。切り溝6は
1本の切刻線とするか、1〜2mm程度離して平行に2
本切刻し間の緩衝材3を除去して形成する。
【0012】上記切り溝6に、棒状体7を緩衝材3の弾
性を利用して圧入し、該棒状体7の底面を緩衝材3より
内方に受止させる。
【0013】この棒状体7は、断面が円、楕円、三角、
四角、六角形のほか異形円、異形多角形でもよく、棒状
体7の下半側面が底面に対して逆テーパー状に形成され
ているほうが緩衝材3から脱落しにくく好ましい。ま
た、棒状体7の幅は、床荷重が負荷された時に横転しな
い様な幅と底面を有し、上端は基板1の下面に直状溝4
を設けた床材に適用する場合を想定して、該直状溝4に
埋入しないように直状溝7幅より大に形成するか円弧状
に形成してある。棒状体7の高さは緩衝材厚さよりやや
小さめの高さに形成してあるので、切り溝6に挿嵌の際
に接着剤によって固定し、緩衝材3の切り溝6内に挿入
し、下端面を緩衝材3の下面から少し浮いた状態にで
き、家具を載置しない場合に、床上の衝撃音のサウンド
ブリッジにならない。棒状体7の材質としては金属や硬
質合成樹脂、或いは木質板等の硬質直状の棒状体よりな
り、汎用される鋼棒などを現場で調達しても良い。
【0014】
【0015】床下地材Bは、RCコンクリートスラブや
デッキプレート上にモルタルを流し込んでなる構造、或
いは木造やRC造に根太組を介して合板などのパネル下
地材を張設した構造を有し、その上面にゴムやエポキシ
樹脂接着剤8によって床材Aが敷設、施工される。この
施工時に、壁際Cに沿って貼着される床材Aの緩衝材3
には、棒状体7が挿嵌される。この作業は、現場におい
て家具等の上載される部分に図2に示すように緩衝材3
にカッターにより切り溝6を入れたのち、棒状体7を該
切り溝6内に圧入する。
【0016】この棒状体7の配設は、一個所に限らず家
具等の載荷物の幅や荷重に応じて数個所に圧入させてお
くことができる。このように、床下地材B上に床材Aを
貼着する場合に、棒状体7の下端面が該床材Aの下面
やゝ内方に没入させているので、床材Aと床下地材B
との間に先行技術のように隙間を生じさせることがな
く、床材Aの下面が全面に亘って床下地材Bに密着して
接着剤8の溜まりや接着不良による浮き上がり、或いは
床鳴り等の発生をなくし得るものである。
【0017】こうして直貼り床を施工したのち壁際C側
の床材A上に家具等を載置すると、棒状体7の下端が床
下地材Bの上面に当接、受止され、上端が基板1を支持
するので床材Aが沈み込むのを防止するものである。
【0018】図3は本発明の別な実施例を示すもので、
上記実施例では平面矩形状の床材であったが、この実施
例においては表面に化粧板を貼着してなる長方形状の基
板片1a、1aを複数枚、その長辺側の側端面を順次雁
行状に組み合わせて一体化することにより基板1を形成
し、該基板1に裏面から表面側に向かって基板片1aの
長さ方向に平行な直状溝4を複数条設け、さらに、基板
1の裏面に緩衝材3を貼着してなるものである。壁際に
施工する場合、一方の端部を直線状に切断し、切断線9
に平行に切り溝6を設け、棒状体7が埋込されているも
のである。この場合、直状溝4が階段状に散在するた
め、切り溝6位置と一致する場合があるが、棒状体7が
直状溝4に入り込まないので平坦な床仕上げ面を維持で
きると言う利点がある。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の直貼り床材の施工
方法によれば、本発明は、円状ないし多角形状断面で高
さが前記緩衝材の厚さ以下の棒状体を、床材基板の下面
に積層した緩衝材に設けた切り溝に圧入しているので、
緩衝材の弾性にて棒状体が側面から圧締保持され、床材
から外れたり歪んだり、転ぶことがなく、床材にかかる
荷重を棒状体を介して床下地材に強固に支持させること
ができる。さらに、棒状体の下面が緩衝材の下面より
や内方に没入した状態で床下地材に敷設されるものであ
るから、緩衝材と床下地材との間に隙間が生じる虞れも
なく、該緩衝材を床下地面に全面的に接着させることが
でき、接着不良による浮き上がりや床鳴り等の発生がな
くなる。
【0020】また、床材基板の裏面に馴染み性を向上さ
せるために溝を設けてあって、該溝と棒状体の取付け位
置が一致しても棒状体の上面が、溝に埋入することが無
く平坦な床仕上げ面を形成することができる。
【0021】以上のように、本発明によると直貼り床材
の壁際への施工を特殊な技能や特殊形状の部品を採用す
ることなく容易に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁際に施工した本発明直貼り床構造の一部の縦
断面図
【図2】切り溝内に棒状体を挿嵌する場合の側面図
【図3】異なった形状を有する本発明の別な実施例を示
す縦断面図
【符号の説明】
1 基板 2 表面化粧板 3 緩衝材 4 直状溝 6 切り溝 7 棒状体 A 床材 B 床下地材 C 壁際

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の下面に適宜厚みの緩衝材を
    一体に設けてなる床材を床下地上に貼着、施工してなる
    直貼り床材の施工方法において、壁際側に施工される床
    材の緩衝材に切り溝を設け、円状ないし多角形状断面で
    高さが前記緩衝材の厚さより小さい棒状体を前記切り溝
    に圧入し、棒状体下端面を緩衝材の下面から浮いた状態
    にして、床下地材上に貼着施工してなることを特徴とす
    る直貼り床材の施工方法。
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JPH0528274Y2 (ja) * 1987-11-13 1993-07-20
JP2545919Y2 (ja) * 1992-04-08 1997-08-27 株式会社ノダ 床 板

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