JPH06264602A - 直貼り床構造 - Google Patents

直貼り床構造

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JPH06264602A
JPH06264602A JP5082593A JP8259393A JPH06264602A JP H06264602 A JPH06264602 A JP H06264602A JP 5082593 A JP5082593 A JP 5082593A JP 8259393 A JP8259393 A JP 8259393A JP H06264602 A JPH06264602 A JP H06264602A
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JP
Japan
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floor
plate
straight groove
substrate
straight
Prior art date
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Pending
Application number
JP5082593A
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English (en)
Inventor
Toshio Ishihara
敏夫 石原
Masamitsu Ishii
正光 石井
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority to JP5082593A priority Critical patent/JPH06264602A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁際における家具等の載荷重による沈み込み
防止手段を備えた直貼り床構造を提供する。 【構成】 基板1の下面に緩衝材3を貼着してなる床材
Aにおいて、基板1に垂直な直状溝4を設けると共に緩
衝材3に該直状溝4に連通する切り込み6を設けて前記
直状溝4内に断面が縦長長方形状の硬質平板よりなる板
材7を切り込み6から前記直状溝4内に挿嵌し、この板
材7の上端面を直状溝4の溝底面に、下端面を床下地材
B上に当接させることにより床材Aに掛かる荷重を支持
するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁際側に施工された床材
の沈み防止を図った直貼り床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート等の床下地面上に施工する
床材としては、階下等への遮音性を考慮して裏面に適宜
厚みの緩衝材を貼着してなるものが用いられている。こ
のような床材により施工された直貼り床構造において
は、壁際に沿って家具等の重量物を載置した場合に、緩
衝材がその重量によって圧縮変形して床材が沈み込み、
傷みが激しくなるばかりでなく、家具等の近傍部分を歩
行した際に床材が上下動して該床材端面が壁と擦れ合
い、発音するという欠点があった。
【0003】このため、例えば、実開平3ー8249号
に開示されているような沈み込み防止用床材が開発され
た。即ち、この床材は床材基板の下面に貼着している緩
衝材にその下面から基板下面に向かってスリットを設
け、該スリットに垂直板部と水平座板部とよりなる断面
逆T字形状の沈み防止板の垂直板部を挿し込んで床材基
板を支持した構造としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような床材では、沈み防止板は柔軟な緩衝材によっての
み保持されるものであるから外れ易いばかりでなく、床
材基板を安定的に支持するには上記のように幅広い水平
座板部を設ける必要がある。このような水平座板部を床
下地面に載置すると、該座板部がサウンドブリッジとな
って階上側の音が階下に伝わり易くなり、緩衝材の防音
機能を損なうと共に床材下面と床下地面との間に座板部
の厚みに相当する隙間が発生し、その部分に接着剤が溜
まったり、床材の接着不良による浮き上がりや床鳴りが
生じるという問題点がある。本発明はこのような問題点
を解消し得る直貼り床構造の提供を目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の直貼り床構造は、基板の下面に適宜厚みの
緩衝材を一体に設けてなる床材を床下地材上に貼着、施
工してなる直貼り床構造において、壁際側に施工された
床材の基板にはその下面から上面に向かって床材端面に
平行な直状溝が複数条、適宜間隔毎に設けられていると
共に緩衝材には対応する直状溝に向かって切り込みが設
けられてあり、該切り込み部から直状溝内に亘って平板
形状の硬質板材を挿嵌した構造としている。
【0006】
【作用】板材を緩衝材に設けた切り込み内から床材の基
板に設けている直状溝内に挿嵌しているので、該板材が
床材に垂直状態に保持されて床材から外れたり歪むこと
がなく、床材に掛かる荷重を該板材を介して床下地材に
強固に支持させることができる。さらに、板材の上半部
が床材の基板に設けている直状溝内に挿嵌し、下半部が
緩衝材の切り込み内に保持されてその下端面が該緩衝材
の下面と面一状態で床下地材に受止される構造となるか
ら、緩衝材と床下地材との間に隙間が生じたり接着剤の
溜まりが生じる虞れもなく、該緩衝材を床下地面に全面
的に接着させることができて、接着不良による浮き上が
りや床鳴り等の発生がなくなる。
【0007】また、上記のように平板形状の板材を垂直
状態にしてその細幅の下端面のみを床下地材上に受止さ
せた構造としているから、従来技術のように基部がサウ
ンドブリッジとなって音が階下に伝達されるというよう
な問題点が生じることもなく、緩衝材による防音機能を
有効に発揮させることができるものである。その上、床
材の基板には、上記のようにその下面から上面に向かっ
て設けられた直状溝を適宜間隔毎に複数条、並設してい
るので、該直状溝を介して床材に可撓性が付与され、床
下地面に対する馴染み性が向上して精度のよい施工が可
能となる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明すると、Aは一
定幅と適宜長さを有する床材で、合板、パーティクルボ
ード、MDF等の単体又は複合体からなる基板1と、そ
の基板1の上面に貼着している表面化粧板2と、下面に
貼着している緩衝材3とから構成されてあり、基板1に
は、その下面の少なくとも一端部に幅が0.5 〜2mm程度
の直状溝4を端面と平行にして複数条、全長又は全幅に
亘って又は両者に切り込み形成してある。これらの直条
溝4は下面から上面に向かって垂直方向に設けられ、そ
の深さは任意に設定してもよいが、床材Aを施工する際
にその下面が直状溝4を介して床下地材B上に馴染みよ
く密接するように、基板1の厚さの半分以上に達する深
さまで設けておくことが望ましい。また、直状溝4、4
間の間隔は特に限定されないが10〜300mm 位が適当であ
る。
【0009】このような直状溝4は、少なくとも壁際C
側に施工される部分に複数条、設けておくものである
が、貼り始め或いは貼り終わり時に床下地材Bの隅部に
合わせて切断する場合が生じるので、その下面中央部に
も複数条、設けられている。さらに、床材Aが長方形状
の場合には、図2に示すように、少なくともその長さ方
向の両端側に短辺に平行な複数条の直状溝4を設けてお
くと共に、壁際に沿って施工される長辺側に平行な方向
にも複数条の直状溝4を設けておき、全体として格子状
の溝としておくことが好ましい。
【0010】基板1上に貼着した表面化粧板2として
は、突板や突板貼り合板、合成樹脂注入処理単板、合成
樹脂化粧シート材等が用いられ、また、この表面化粧板
2と基板1との間に衝撃吸収用のクッションシートや制
振シートを介在しておいてもよい。一方、基板1の下面
に貼着した緩衝材3は、発泡プラスチックや不織布マッ
ト、ゴムシートの単層または積層物からなり、通常、下
面はフラットに形成し、現場でカッター等により切り込
み6を入れる(図1)。しかし、緩衝材3の下面に上記
各直状溝4の下方に対応させて目印線や凹条5(図3に
示す)を設けて、該目印線や凹条5からその上方の直状
溝4に向かって切り込み6を入れ、該切り込み6から硬
質の板材7を直状溝4内まで挿嵌して、該板材7の上端
面を直状溝4の溝底面に当接させると共に下端面を床下
地材Bに受止させるようにしても良い。
【0011】この板材7は、横長長方形状の金属板や硬
質合成樹脂板、或いは木質板等の硬質平板よりなり、こ
の板材7を幅方向が垂直となるように起立状態にして切
り込み6から直状溝4内に挿嵌するものである。この場
合、その厚みが直状溝4の溝幅に略等しい時には直状溝
4に隙間を生じさせることなく嵌着し、やゝ厚みが小さ
く形成している場合には直状溝4に挿嵌後、接着剤によ
って固定する。上記のように板材7を起立状態とした場
合における高さは、最大で直状溝4の深さと緩衝材3の
厚さとの合計であって、少し小さくしておけば、緩衝材
3の切り込み6内に挿入した下半部の下端面が緩衝材3
の下面から少し没入した状態となり、接着不良やサウン
ドブリッジとなることはなく、好ましい。
【0012】床下地材Bは、RCコンクリートスラブや
デッキプレート上にモルタルを流し込んでなる構造、或
いは木造やRC造に根太組を介して合板などのパネル下
地材を張設した構造を有し、その上面にゴムやエポキシ
樹脂接着剤8によって床材Aが敷設、施工される。この
施工時に、壁際Cに沿って貼着される床材Aには、上半
部が基板1に設けている直状溝4内に、下半部が緩衝材
3内に位置するようにして板材7が挿嵌される。この作
業は、現場において家具等の上載される部分の直状溝4
に向かって図3に示すように緩衝材3の目印線からカッ
ターにより切り込み6を入れたのち、板材7を該切り込
み6から直状溝4内に挿入するか、或いは凹条5から板
材7を押し込んで緩衝材3をその押し込み端面で切り開
きながら直状溝4に挿入する。
【0013】この板材7の配設は、1個所の直状溝4に
限らず、家具等の載荷物の幅や荷重に応じて数個所の直
状溝4に挿嵌させておくことができる。また、家具等が
設けられない床の中央部等に対しては直状溝4を有しな
い床材を施工すればよい。床下地材B上に床材Aを貼着
する場合、板材7の下端面が該床材Aの下面と面一又は
やゝ内方に没入させているので、床材Aと床下地材Bと
の間に隙間を生じさせることがなく、床材Aの下面が全
面に亘って床下地材Bに密着して接着剤8の溜まりや接
着不良による浮き上がり、或いは床鳴り等の発生をなく
し得るものである。
【0014】こうして直貼り床を施工したのち壁際C側
の床材A上に家具等を載置すると、板材7の下端が床下
地材Bの上面に当接、受止され、上端が基板1に設けて
いる直状溝4の上端、即ち、溝底面に押接して床材Aが
沈み込むのを防止するものである。また、この状態にお
いては、床下地材Bに対する板材7の下端面の圧接面積
が極めて小さいので、サウンドブリッジとなることなく
階上の音が階下へ伝達するのを防止することができる。
【0015】図4は本発明の別な実施例を示すもので、
床材Aの基板1とその表面化粧板2との間に遮音シート
9を介在、一体化していると共に基板1に設けた直状溝
4を遮音シート9の下面にまで連通させて該直状溝4内
に挿嵌している板材7の上端面を遮音シート9の下面に
当接させた構造としているものである。このように構成
すると、基板1と板材7との接触音やサウンドブリッジ
も減少して防音性が一層良くなるという効果を奏する。
なお、上記各実施例においても、従来の床材と同様に両
側端縁に互いに嵌合可能な形状を有する雌雄実部を設け
ておいてもよいのは勿論である。
【0016】図5は本発明のさらに別な実施例を示すも
ので、上記実施例では平面矩形状の床材であったが、こ
の実施例においては表面に化粧板を貼着してなる長方形
状の基板片1a、1aを複数枚、その長辺側の側端面を順次
雁行状に組み合わせて一体化することにより基板1を形
成し、該基板1に裏面から表面側に向かって基板片1aの
幅方向に平行な直状溝4を複数条設け、さらに、基板1
の裏面に緩衝材3を貼着してなるものである。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の床材によれば、基
板の下面に適宜厚みの緩衝材を一体に設けてなる床材を
床下地材上に貼着、施工してなる直貼り床構造におい
て、壁際側に施工された床材の基板にはその下面から上
面に向かって床材端面に平行な直状溝が複数条、適宜間
隔毎に設けられていると共に緩衝材には対応する直状溝
に向かって切り込みが設けられてあり、さらに、硬質板
材の上半部を前記直状溝に、下半部を切り込み内に挿嵌
しているものであるから、板材が緩衝材に設けた切り込
みから直状溝内に亘って保持されて床材から外れたり歪
むことがなく、確実に垂直状態を維持して床材に掛かる
荷重を該板材を介して床下地材に強固に支持させること
ができる。
【0018】さらに、板材の上半部が床材の基板に設け
ている直状溝内に挿嵌し、下半部が緩衝材の切り込み内
に保持されているから、緩衝材と床下地材との間に隙間
を生じさせたり接着剤の溜まりを生じさせたりする虞れ
もなく、該緩衝材を床下地面に全面的に接着させること
ができて、接着不良による浮き上がりや床鳴り等の発生
を確実になくすることができる。
【0019】また、上記のように平板形状の板材を垂直
状態にしてその細幅の下端面のみを床下地材上に受止さ
せた構造としているから、従来技術のように基部がサウ
ンドブリッジとなって音が階下に伝達されるというよう
な問題点が生じることもなく、緩衝材による防音機能を
有効に発揮させることができ、その上、床材の基板に
は、上記のようにその下面から上面に向かって設けられ
た直状溝を適宜間隔毎に複数条、並設しているので、該
直状溝を介して床材に可撓性が付与され、床下地面に対
する馴染み性が向上して精度のよい施工が可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁際に施工した本発明直貼り床構造の一部の縦
断面図、
【図2】床材の簡略斜視図、
【図3】直状溝内に板材を挿嵌する場合の側面図、
【図4】本発明の別な実施例を示す縦断面図、
【図5】異なった形状を有する床材の一部切欠き簡略平
面図。
【符号の説明】
1 基板 2 表面化粧板 3 緩衝材 4 直状溝 6 切り込み 7 板材 A 床材 B 床下地材 C 壁際

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の下面に適宜厚みの緩衝材を一体に
    設けてなる床材を床下地材上に貼着、施工してなる直貼
    り床構造において、壁際側に施工された床材の基板には
    その下面から上面に向かって床材端面に平行な直状溝が
    複数条、適宜間隔毎に設けられていると共に緩衝材には
    対応する直状溝に向かって切り込みが設けられてあり、
    さらに、硬質板材の上半部を前記直状溝に、下半部を切
    り込み内に挿嵌していることを特徴とする直貼り床構
    造。
JP5082593A 1993-03-16 1993-03-16 直貼り床構造 Pending JPH06264602A (ja)

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