JPH08128123A - 建造物における断熱遮音構造 - Google Patents
建造物における断熱遮音構造Info
- Publication number
- JPH08128123A JPH08128123A JP27068894A JP27068894A JPH08128123A JP H08128123 A JPH08128123 A JP H08128123A JP 27068894 A JP27068894 A JP 27068894A JP 27068894 A JP27068894 A JP 27068894A JP H08128123 A JPH08128123 A JP H08128123A
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- Japan
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- insulating material
- flat plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡スチロール樹脂等の板状断熱材を作業面
側から根太、桟木等の被支承構造に対する取付施工を簡
素化し、断熱効果・遮音効果に優れた建造構造を提供す
る。 【構成】 垂木、桟木、間柱、根太等の桟状構造材1
1,11間に、発泡スチロール樹脂等の断熱性を有する
弾性材発泡性平板状断熱材1を配置施工するに際して、
発泡性平板状断熱材1の前面側の両側縁に、前面を後退
した段差構造2,2を構成し、一方の段差構造2の内側
に、施工幅調節用スリット溝3を並設する。施工幅調節
用スリット溝3を構成した側の背面側に挿入用テーパカ
ット部4を背向構成する。段差構造2,2に、それぞれ
半硬質弾性材からなる平板帯状の防音ブラケット5,5
を、側縁から突出し前面側が面一になるように固着一体
化したことを特徴とする。
側から根太、桟木等の被支承構造に対する取付施工を簡
素化し、断熱効果・遮音効果に優れた建造構造を提供す
る。 【構成】 垂木、桟木、間柱、根太等の桟状構造材1
1,11間に、発泡スチロール樹脂等の断熱性を有する
弾性材発泡性平板状断熱材1を配置施工するに際して、
発泡性平板状断熱材1の前面側の両側縁に、前面を後退
した段差構造2,2を構成し、一方の段差構造2の内側
に、施工幅調節用スリット溝3を並設する。施工幅調節
用スリット溝3を構成した側の背面側に挿入用テーパカ
ット部4を背向構成する。段差構造2,2に、それぞれ
半硬質弾性材からなる平板帯状の防音ブラケット5,5
を、側縁から突出し前面側が面一になるように固着一体
化したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建造物の防音・断熱技術
に係り、殊に木造住宅の屋根裏、壁面又は床に発泡スチ
ロール樹脂等の発泡性平板状断熱材を配置施工する建造
物における断熱遮音構造に関するものである。
に係り、殊に木造住宅の屋根裏、壁面又は床に発泡スチ
ロール樹脂等の発泡性平板状断熱材を配置施工する建造
物における断熱遮音構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より木造住宅の防音・断熱構造とし
て、屋根裏、壁面又は床にグラスウールや発泡スチロー
ル樹脂等の断熱材を垂木間、根太間又は桟木間等に配置
することがなされている。これらの断熱材は、下地材の
上に敷設するかまたは壁面に止着しなければならず、グ
ラスウール断熱材の場合は、数箇所をステップル等によ
って取り付けており比較的施工が簡単である。
て、屋根裏、壁面又は床にグラスウールや発泡スチロー
ル樹脂等の断熱材を垂木間、根太間又は桟木間等に配置
することがなされている。これらの断熱材は、下地材の
上に敷設するかまたは壁面に止着しなければならず、グ
ラスウール断熱材の場合は、数箇所をステップル等によ
って取り付けており比較的施工が簡単である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、断熱材として
板状の発泡スチロール樹脂を使用する場合は、下地材や
支承用の構造を用いなければならないことは勿論である
が、該発泡スチロールの断熱材の縦横の長さが介装する
垂木間または桟木間の等の間隔と異なるため、部材間や
断熱・防音を施す面材との間に隙間が生じて断熱及び防
音効果が低下する問題を有していた。
板状の発泡スチロール樹脂を使用する場合は、下地材や
支承用の構造を用いなければならないことは勿論である
が、該発泡スチロールの断熱材の縦横の長さが介装する
垂木間または桟木間の等の間隔と異なるため、部材間や
断熱・防音を施す面材との間に隙間が生じて断熱及び防
音効果が低下する問題を有していた。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、屋根裏、壁または床の断熱施工において、発泡ス
チロール樹脂等の発泡性平板状断熱材を作業面側から根
太、桟木等の被支承構造に簡単に取付施工することがで
きると共に、被支承構造部材間の間隙を埋めて高気密化
を計ると同時に表面部材との間に隙間を形成しないよう
に取付施工することができ、断熱効果及び防音効果に優
れた建造物における断熱防音構造を提供することを目的
とするものである。
あり、屋根裏、壁または床の断熱施工において、発泡ス
チロール樹脂等の発泡性平板状断熱材を作業面側から根
太、桟木等の被支承構造に簡単に取付施工することがで
きると共に、被支承構造部材間の間隙を埋めて高気密化
を計ると同時に表面部材との間に隙間を形成しないよう
に取付施工することができ、断熱効果及び防音効果に優
れた建造物における断熱防音構造を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建造物にお
ける断熱遮音構造は、屋根構造の垂木、壁構造の桟木ま
たは間柱、床構造の根太等の桟状構造材間に断熱材を配
置する断熱構造において、発泡スチロール樹脂,グラス
ウール等の断熱性材料からなる発泡性平板状断熱材の長
手方向に延びる側縁近傍に位置して、少なくとも一方の
側縁と平行に、前面側から適宜溝幅を有する施工幅調節
用スリット溝を長手方向に連続構成し、また前記施工幅
調節用スリット溝を構成した側の発泡性平板状断熱材の
背面側の側縁に挿入用テーパカット部を背向構成してな
り、前記発泡性平板状断熱材に、軟質弾性材からなる平
板帯状の防音ブラケットを、該発泡性平板状断熱材の前
面から側縁方向に突出するように接着または溶着等によ
って固着一体化してなり、前記発泡性平板状断熱材を防
音ブラケットを介して建造物の桟状構造材に固設するこ
とを要旨とするものである。
ける断熱遮音構造は、屋根構造の垂木、壁構造の桟木ま
たは間柱、床構造の根太等の桟状構造材間に断熱材を配
置する断熱構造において、発泡スチロール樹脂,グラス
ウール等の断熱性材料からなる発泡性平板状断熱材の長
手方向に延びる側縁近傍に位置して、少なくとも一方の
側縁と平行に、前面側から適宜溝幅を有する施工幅調節
用スリット溝を長手方向に連続構成し、また前記施工幅
調節用スリット溝を構成した側の発泡性平板状断熱材の
背面側の側縁に挿入用テーパカット部を背向構成してな
り、前記発泡性平板状断熱材に、軟質弾性材からなる平
板帯状の防音ブラケットを、該発泡性平板状断熱材の前
面から側縁方向に突出するように接着または溶着等によ
って固着一体化してなり、前記発泡性平板状断熱材を防
音ブラケットを介して建造物の桟状構造材に固設するこ
とを要旨とするものである。
【0006】このとき、発泡性平板状断熱材の長手方向
に延びる前面側の両側縁に沿って、前面を後退した段差
構造を構成すると共に、該段差構造に前記防音ブラケッ
トを、発泡性平板状断熱材の側縁から突出し且つ前面側
が面一になるように固着一体化することもできる。
に延びる前面側の両側縁に沿って、前面を後退した段差
構造を構成すると共に、該段差構造に前記防音ブラケッ
トを、発泡性平板状断熱材の側縁から突出し且つ前面側
が面一になるように固着一体化することもできる。
【0007】また、発泡性平板状断熱材の前面に、複数
の施工幅調節用スリット溝を適宜間隔をもって平行に条
設してもよい。更に、防音ブラケットを、発泡性平板状
断熱材の色と異なる色によって構成してもよい。
の施工幅調節用スリット溝を適宜間隔をもって平行に条
設してもよい。更に、防音ブラケットを、発泡性平板状
断熱材の色と異なる色によって構成してもよい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、発泡スチロール樹脂等の発
泡性平板状断熱材を防音ブラケットを介して建造物の桟
状構造材間に、その前面側から取り付けることができる
ため、作業性が良好であるだけでなく、該防音ブラケッ
トが上層構造材から桟状構造材に伝播する振動を吸収す
るようになるため、遮音効果が改善される。
泡性平板状断熱材を防音ブラケットを介して建造物の桟
状構造材間に、その前面側から取り付けることができる
ため、作業性が良好であるだけでなく、該防音ブラケッ
トが上層構造材から桟状構造材に伝播する振動を吸収す
るようになるため、遮音効果が改善される。
【0009】この取付の際、挿入用テーパカット部を利
用して施工幅調節用スリット溝を押し潰しながら桟状構
造材間に圧入するようになるたるめ、多少の挿入部幅の
バラつきに対して適応し、気密的に装着施工することが
できる。
用して施工幅調節用スリット溝を押し潰しながら桟状構
造材間に圧入するようになるたるめ、多少の挿入部幅の
バラつきに対して適応し、気密的に装着施工することが
できる。
【0010】更に、防音ブラケットが段差構造に接着一
体化した構造になり、段差構造を構成して前面が同一面
になるように構成した場合は、発泡性平板状断熱材と上
層構造材との間に隙間が形成されることがなく全面が密
着した状態に施工されるようになり、断熱効果だけでな
く遮音及び防音効果も改善される。
体化した構造になり、段差構造を構成して前面が同一面
になるように構成した場合は、発泡性平板状断熱材と上
層構造材との間に隙間が形成されることがなく全面が密
着した状態に施工されるようになり、断熱効果だけでな
く遮音及び防音効果も改善される。
【0011】また防音ブラケットを、発泡性平板状断熱
材の色と異なる色にしたことによって、作業時に桟状構
造材の位置が明確になり、作業者の注意を喚起して作業
中の踏み外し事故に対する安全性を確保することができ
る。
材の色と異なる色にしたことによって、作業時に桟状構
造材の位置が明確になり、作業者の注意を喚起して作業
中の踏み外し事故に対する安全性を確保することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る建造物における断熱構造
の実施例を図面に従って説明する。図1及び図2は第一
の実施例を示すものであり、符号11,11…は、屋根
裏の垂木、壁の桟木または間柱、床の根太等の桟状構造
材であり、建造物の部位によって略等間隔に配置してあ
る。
の実施例を図面に従って説明する。図1及び図2は第一
の実施例を示すものであり、符号11,11…は、屋根
裏の垂木、壁の桟木または間柱、床の根太等の桟状構造
材であり、建造物の部位によって略等間隔に配置してあ
る。
【0013】本発明の断熱構造は、該桟状構造材11,
11間に構成される。符号1は発泡スチロール樹脂の板
材からなる軽量の発泡性平板状断熱材であり、使用場所
によって予め規格化された幅と長さ及び厚さをもって構
成されており、桟状構造材11,11間に挿入できる幅
を有している。
11間に構成される。符号1は発泡スチロール樹脂の板
材からなる軽量の発泡性平板状断熱材であり、使用場所
によって予め規格化された幅と長さ及び厚さをもって構
成されており、桟状構造材11,11間に挿入できる幅
を有している。
【0014】該発泡性平板状断熱材1の前面側の一側縁
近傍には、適宜溝幅の施工幅調節用スリット溝3が側縁
と平行に形成してあり、溝の深さは発泡性平板状断熱材
1の板厚の略半長量になる。更に、上記施工幅調節用ス
リット溝3が構成してある側の発泡性平板状断熱材1の
背面側の側縁には、背向する挿入用テーパカット部4が
構成してある。
近傍には、適宜溝幅の施工幅調節用スリット溝3が側縁
と平行に形成してあり、溝の深さは発泡性平板状断熱材
1の板厚の略半長量になる。更に、上記施工幅調節用ス
リット溝3が構成してある側の発泡性平板状断熱材1の
背面側の側縁には、背向する挿入用テーパカット部4が
構成してある。
【0015】符号5は、弾性フォーム,軟質塩化ビニル
樹脂,発泡ポリスチレン樹脂,またはゴム等の弾性材に
よって成形した薄い平板帯状の防音ブラケットであり、
接着剤6によって発泡性平板状断熱材1の前面から側縁
部から側方向に突出するように接着または溶着等によっ
て固着一体化し、長手方向に連続して側方に突出したフ
ランジを構成してなる。
樹脂,発泡ポリスチレン樹脂,またはゴム等の弾性材に
よって成形した薄い平板帯状の防音ブラケットであり、
接着剤6によって発泡性平板状断熱材1の前面から側縁
部から側方向に突出するように接着または溶着等によっ
て固着一体化し、長手方向に連続して側方に突出したフ
ランジを構成してなる。
【0016】上記防音ブラケット5は、発泡性平板状断
熱材1と色相や明度などの色を異にするものを選ぶこと
によって、施工時における桟状構造材11の位置を明確
にすることができる。
熱材1と色相や明度などの色を異にするものを選ぶこと
によって、施工時における桟状構造材11の位置を明確
にすることができる。
【0017】尚、図中の符号12は、防音ブラケット5
のフランジ部分を挟持する形態で桟状構造材11の上面
または前面に張設する、表面材或は該表面材の下地材等
からなる上層構造材である。
のフランジ部分を挟持する形態で桟状構造材11の上面
または前面に張設する、表面材或は該表面材の下地材等
からなる上層構造材である。
【0018】床の場合は、桟状構造材11となる根太の
上に上層構造材12として床材(捨て張りを行う場合も
ある)を敷設施工する。屋根の場合は、桟状構造材11
となる垂木の上に、のじ板、或は下地合板の上層構造材
12を固設し、その上に瓦材などの表面材を敷設(垂木
の下側から発泡性平板状断熱材1を組み付けることもで
きる)する。また壁面の場合は、桟状構造材11となる
間柱の上に桟木及び下地合板(下地合板だけでもよい)
を上層構造材12として固設し、その上に内装表面材を
取り付ける。
上に上層構造材12として床材(捨て張りを行う場合も
ある)を敷設施工する。屋根の場合は、桟状構造材11
となる垂木の上に、のじ板、或は下地合板の上層構造材
12を固設し、その上に瓦材などの表面材を敷設(垂木
の下側から発泡性平板状断熱材1を組み付けることもで
きる)する。また壁面の場合は、桟状構造材11となる
間柱の上に桟木及び下地合板(下地合板だけでもよい)
を上層構造材12として固設し、その上に内装表面材を
取り付ける。
【0019】上記発泡性平板状断熱材1は、その防音ブ
ラケット5を必要により桟状構造材11に対して、釘ま
たはステップル等によって固着することができる。
ラケット5を必要により桟状構造材11に対して、釘ま
たはステップル等によって固着することができる。
【0020】上記建造物における断熱遮音構造は、発泡
スチロール樹脂等の発泡性平板状断熱材1を防音ブラケ
ット5を介して建造物の桟状構造材11,11間に、そ
の前面(作業側の面)から取り付けることができるた
め、作業性が良好であると共に、挿入用テーパカット部
4を利用して施工幅調節用スリット溝3を押し潰しなが
ら桟状構造材11,11間に圧入するようになるたる
め、多少の挿入部幅のバラつきに対して適応して、而も
気密的に装着施工することができる。
スチロール樹脂等の発泡性平板状断熱材1を防音ブラケ
ット5を介して建造物の桟状構造材11,11間に、そ
の前面(作業側の面)から取り付けることができるた
め、作業性が良好であると共に、挿入用テーパカット部
4を利用して施工幅調節用スリット溝3を押し潰しなが
ら桟状構造材11,11間に圧入するようになるたる
め、多少の挿入部幅のバラつきに対して適応して、而も
気密的に装着施工することができる。
【0021】更に、防音ブラケット5が段差構造2に接
着一体化した構造になり前面が同一面に構成してあるた
め、発泡性平板状断熱材1と上層構造材12との間に隙
間が形成されることなく全面が密着した状態に施工され
る。このため、断熱効果だけでなく遮音及び防音効果も
改善される。
着一体化した構造になり前面が同一面に構成してあるた
め、発泡性平板状断熱材1と上層構造材12との間に隙
間が形成されることなく全面が密着した状態に施工され
る。このため、断熱効果だけでなく遮音及び防音効果も
改善される。
【0018】次に図3及び図4は、本発明の第二の実施
例を示すものであり、前記第一の実施例と異なる構造に
ついて説明する。該発泡性平板状断熱材1の前面側両端
には、それぞれ長手方向に延びる段差構造2,2が、防
音ブラケット5の板厚と等しくなるように後退形成して
ある。防音ブラケット5,5は、上記段差構造2,2に
対して接着剤6によって接着するか、または溶着によっ
て固着し、長手方向に連続して側方に突出した前面側が
発泡性平板状断熱材1と面一のフランジを構成してな
る。
例を示すものであり、前記第一の実施例と異なる構造に
ついて説明する。該発泡性平板状断熱材1の前面側両端
には、それぞれ長手方向に延びる段差構造2,2が、防
音ブラケット5の板厚と等しくなるように後退形成して
ある。防音ブラケット5,5は、上記段差構造2,2に
対して接着剤6によって接着するか、または溶着によっ
て固着し、長手方向に連続して側方に突出した前面側が
発泡性平板状断熱材1と面一のフランジを構成してな
る。
【0022】上記発泡性平板状断熱材1は、その防音ブ
ラケット5を必要により桟状構造材11に対して、釘ま
たはステップル等によって固着することができる。そし
て、防音ブラケット5が段差構造2に接着一体化した構
造になり前面が同一面に構成してあるため、発泡性平板
状断熱材1と上層構造材12との間に隙間が形成される
ことなく全面が密着した状態に施工される。このため、
断熱効果だけでなく遮音及び防音効果も改善される。
ラケット5を必要により桟状構造材11に対して、釘ま
たはステップル等によって固着することができる。そし
て、防音ブラケット5が段差構造2に接着一体化した構
造になり前面が同一面に構成してあるため、発泡性平板
状断熱材1と上層構造材12との間に隙間が形成される
ことなく全面が密着した状態に施工される。このため、
断熱効果だけでなく遮音及び防音効果も改善される。
【0023】尚、前記実施例の説明では、発泡性平板状
断熱材1の一側に施工幅調節用スリット溝3と挿入用テ
ーパカット部4を構成したものを示したが、これらの構
造は必要により両側に構成することもできる。また、施
工幅調節用スリット溝3は、図5に示すように、発泡性
平板状断熱材1の側縁と平行に一定の間隔をもって複数
本を条設することもできる。
断熱材1の一側に施工幅調節用スリット溝3と挿入用テ
ーパカット部4を構成したものを示したが、これらの構
造は必要により両側に構成することもできる。また、施
工幅調節用スリット溝3は、図5に示すように、発泡性
平板状断熱材1の側縁と平行に一定の間隔をもって複数
本を条設することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本考案に係る建造物に
おける断熱遮音構造は、発泡スチロール樹脂等の発泡性
平板状断熱材を、接着一体化するようにした防音ブラケ
ットを介して建造物の桟状構造材に、作業側面から取り
付けることができる構造になるため、施工に際して作業
性が良好であると共に、発泡性平板状断熱材と桟状構造
材、及び発泡性平板状断熱材と上層構造材とを密着施工
することができるため、部材間の気密性が高まり断熱効
果及び遮音・防音効果が改善される等の特徴を有するも
のであり、本発明実施後の効果は極めて大きい。
おける断熱遮音構造は、発泡スチロール樹脂等の発泡性
平板状断熱材を、接着一体化するようにした防音ブラケ
ットを介して建造物の桟状構造材に、作業側面から取り
付けることができる構造になるため、施工に際して作業
性が良好であると共に、発泡性平板状断熱材と桟状構造
材、及び発泡性平板状断熱材と上層構造材とを密着施工
することができるため、部材間の気密性が高まり断熱効
果及び遮音・防音効果が改善される等の特徴を有するも
のであり、本発明実施後の効果は極めて大きい。
【図1】本発明に係る建造物における断熱遮音構造の第
一の実施例を示す施工状態の断面図である。
一の実施例を示す施工状態の断面図である。
【図2】同断熱遮音構造材の拡大した要部分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係る建造物における断熱遮音構造の第
二の実施例を示す施工状態の斜視図である。
二の実施例を示す施工状態の斜視図である。
【図4】同断熱遮音構造材の拡大した要部分解斜視図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る建造物における断熱遮音構造の第
三の実施例を示す同断熱遮音構造材の要部拡大断面図で
ある。
三の実施例を示す同断熱遮音構造材の要部拡大断面図で
ある。
1 発泡性平板状断熱材 2 段差構造 3 施工幅調節用スリット溝 4 挿入用テーパカット部 5 防音ブラケット 6 接着剤 11 桟状構造材 12 上層構造材
Claims (4)
- 【請求項1】 屋根構造の垂木、壁構造の桟木または間
柱、床構造の根太等の桟状構造材間に断熱材を配置する
断熱構造において、 発泡スチロール樹脂,グラスウール等の断熱性材料から
なる発泡性平板状断熱材の長手方向に延びる側縁近傍に
位置して、少なくとも一方の側縁と平行に、前面側から
適宜溝幅を有する施工幅調節用スリット溝を長手方向に
連続構成し、 また前記施工幅調節用スリット溝を構成した側の発泡性
平板状断熱材の背面側の側縁に挿入用テーパカット部を
背向構成してなり、 前記発泡性平板状断熱材に、軟質弾性材からなる平板帯
状の防音ブラケットを、該発泡性平板状断熱材の前面か
ら側縁方向に突出するように接着または溶着等によって
固着一体化してなり、 前記発泡性平板状断熱材を防音ブラケットを介して建造
物の桟状構造材に固設することを特徴とする建造物にお
ける断熱構造。 - 【請求項2】 前記発泡性平板状断熱材の長手方向に延
びる前面側の両側縁に沿って、前面を後退した段差構造
を構成すると共に、該段差構造に前記防音ブラケット
を、発泡性平板状断熱材の側縁から突出し且つ前面側が
面一になるように固着一体化したことを特徴とする請求
項1記載の建造物における断熱構造。 - 【請求項3】 前記発泡性平板状断熱材の前面に、複数
の施工幅調節用スリット溝を適宜間隔をもって平行に条
設したことを特徴とする請求項1または2記載の建造物
における断熱構造。 - 【請求項4】 前記防音ブラケットを、発泡性平板状断
熱材の色と異なる色によって構成したことを特徴とする
請求項1または2記載の建造物における断熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27068894A JPH08128123A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 建造物における断熱遮音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27068894A JPH08128123A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 建造物における断熱遮音構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08128123A true JPH08128123A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17489574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27068894A Pending JPH08128123A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 建造物における断熱遮音構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08128123A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006125138A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | 断熱パネル |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634087U (ja) * | 1979-08-22 | 1981-04-03 |
-
1994
- 1994-10-06 JP JP27068894A patent/JPH08128123A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634087U (ja) * | 1979-08-22 | 1981-04-03 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006125138A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | 断熱パネル |
JP4613049B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2011-01-12 | フクビ化学工業株式会社 | 断熱パネル |
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