JP7087166B2 - 研磨装置および研磨方法 - Google Patents

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Description

本発明は、バッチ式の研磨装置および研磨方法に関するものである。
従来、シリコンウェーハ等のウェーハを研磨するために、ウェーハを保持するためのトップリング、該トップリングに保持されたウェーハに接触してウェーハの表面を研磨する研磨布等を具備するバッチ式の研磨装置が使用されている。研磨装置を用いて、キズがなく平坦性の高い表面を有する研磨ウェーハが求められている(特許文献1)。
ここで、従来の一般的なバッチ式の研磨装置について説明する。
研磨装置では、定盤に貼着された研磨布の上方に複数のトップリングが上下動可能に対向して設けられている。該トップリングの下方には、研磨中に1枚以上のウェーハを保持するプレートが配設されており、該プレートをトップリングが保持している。
また、定盤上には、その中心および外周にそれぞれセンターローラおよびガイドローラが配設されている。トップリングは、定盤上においてセンターローラとガイドローラの間で、回転可能にそれらと接触している。
そして、研磨の際には、研磨剤を供給しつつ、上記定盤の回転運動によりトップリングには回転力が与えられ、センターローラおよびガイドローラに接触して回転運動(いわゆるつれ廻り)を行う。この時、研磨布とウェーハ間に発生する摺擦運動によりウェーハが研磨される。
特開2000-135669号公報
上記のような一般的な研磨装置を用いて得られた研磨ウェーハでは、表面にキズ(研磨キズ)が発生することがある。本発明者らが調査したところ、このキズが発生する理由は以下の通りである。まず、研磨加工中に研磨剤がトップリングに付着し、研磨待機中に乾燥され固化する。そして、次の研磨加工中にセンターローラやガイドローラとの接触により、固化された研磨剤が研磨布上に落下し、研磨ウェーハの表面に研磨キズを発生させる。
トップリングの定期的な清掃によって固化した研磨剤を除去していたが、固化を未然に防ぐことができていない。
本発明はこのような上記の課題を解決するためになされたものであり、トップリングに研磨剤が付着して固化(固着)するのを抑制し、さらには研磨ウェーハに研磨キズが発生するのを低減することができるバッチ式の研磨装置および研磨方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、研磨布が貼り付けられた定盤と、該定盤上の中心および外周にそれぞれ配設されたセンターローラおよびガイドローラと、ウェーハを保持し、前記センターローラおよび前記ガイドローラと回転可能に接触しているトップリングとを具備し、前記定盤の回転により前記トップリングを回転させながら、該トップリングで保持された前記ウェーハを前記研磨布に押し当てて研磨するバッチ式の研磨装置であって、
前記トップリングは前記ウェーハを保持するプレートを下方で保持しており、
該トップリングは、外周側面のうち、前記センターローラおよび前記ガイドローラと対向する領域に1つ以上の外周溝が設けられており、該外周溝以外の対向領域で接触しているか、または、
前記センターローラおよび前記ガイドローラは、各々のローラ面のうち、前記トップリングと対向する領域に1つ以上のローラ溝が設けられており、該ローラ溝以外の対向領域で接触しているものであることを特徴とする研磨装置を提供する。
本発明者らの調査により、トップリングの、センターローラおよびガイドローラとの接触箇所に研磨剤の固着が見られることが分かった。上記のような研磨装置であれば、トップリングの外周溝や、センターローラおよびガイドローラのローラ溝が設けられているため、トップリングと、センターローラおよびガイドローラとが接触する領域を従来よりも少なくすることができる。これにより、トップリングへの研磨剤の付着量、そして固着量を少なくすることができる。その結果、研磨布上に落下する固着した研磨剤を原因として、研磨ウェーハに研磨キズが発生するのを効果的に低減することができる。
また、本発明は、研磨布が貼り付けられた定盤上の中心および外周にそれぞれセンターローラおよびガイドローラを配設し、該センターローラおよびガイドローラと回転可能に接触しているトップリングに保持したウェーハを、前記定盤の回転により前記トップリングを回転させながら、前記研磨布に押し当てて研磨するバッチ式の研磨方法であって、
前記トップリングにより前記センターローラおよび前記ガイドローラと接触させ、かつ、前記トップリングにより前記ウェーハを保持するプレートを下方で保持しつつ、前記ウェーハを研磨するとき、
前記トップリングの外周側面のうち、前記センターローラおよび前記ガイドローラと対向する領域に1つ以上の外周溝を設け、該外周溝以外の対向領域で接触させるか、または、
前記センターローラおよび前記ガイドローラの各々のローラ面のうち、前記トップリングと対向する領域に1つ以上のローラ溝を設け、該ローラ溝以外の対向領域で接触させながら研磨することを特徴とする研磨方法を提供する。
このような研磨方法によって、トップリングへの研磨剤の固着量を低減することができ、該固着を原因とする研磨ウェーハの研磨キズの発生を効果的に低減することができる。
また、本発明は、研磨布が貼り付けられた定盤と、該定盤上の中心および外周にそれぞれ配設されたセンターローラおよびガイドローラと、ウェーハを保持し、前記センターローラおよび前記ガイドローラと回転可能に接触しているトップリングとを具備し、前記定盤の回転により前記トップリングを回転させながら、該トップリングで保持された前記ウェーハを前記研磨布に押し当てて研磨するバッチ式の研磨装置であって、
前記トップリングは前記ウェーハを保持するプレートを下方で保持しており、
前記センターローラおよび前記ガイドローラと、前記トップリングとは、Oリングを介して接触しているものであることを特徴とする研磨装置を提供する。
このような研磨装置であれば、Oリングを介して、トップリングと、センターローラおよびガイドローラとが接触しているため、トップリングと、センターローラおよびガイドローラとが接触する領域を従来よりも少なくすることができる。これにより、トップリングへの研磨剤の付着量、そして固着量を少なくし、研磨ウェーハの研磨キズの発生を効果的に低減することができる。
また、本発明は、研磨布が貼り付けられた定盤上の中心および外周にそれぞれセンターローラおよびガイドローラを配設し、該センターローラおよびガイドローラと回転可能に接触しているトップリングに保持したウェーハを、前記定盤の回転により前記トップリングを回転させながら、前記研磨布に押し当てて研磨するバッチ式の研磨方法であって、
前記トップリングにより前記センターローラおよび前記ガイドローラと接触させ、かつ、前記トップリングにより前記ウェーハを保持するプレートを下方で保持しつつ、前記ウェーハを研磨するとき、
前記センターローラおよび前記ガイドローラと、前記トップリングとを、Oリングを介して接触させながら研磨することを特徴とする研磨方法を提供する。
このような研磨方法によって、トップリングへの研磨剤の固着量を低減することができ、該固着を原因とする研磨ウェーハの研磨キズの発生を効果的に低減することができる。
以上のように、本発明の研磨装置および研磨方法であれば、トップリングと、センターローラおよびガイドローラとが接触する領域を少なくすることができ、トップリングへの研磨剤の固着量の低減、さらには研磨ウェーハの研磨キズの発生の低減を図ることができる。
本発明の研磨装置の一例を示す概略図である。 研磨装置の上面図の一例を示す概略図である。 本発明の研磨装置の別態様の一例を示す概略図である。 本発明の研磨装置の別態様の一例を示す概略図である。 研磨キズの一例を示す観察図である。 実施例および比較例における汚れ面積の相対値と研磨キズによる不良率の相対値との関係を示すグラフである。 従来の研磨装置の一例を示す概略図である。
以下、本発明について図面を参照して実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、本発明の研磨装置について説明する。図1は本発明のバッチ式の研磨装置の一例である。また、図2は研磨装置1の上面図である。この研磨装置1は、主に以下の構成からなっている。
研磨装置1はまず回転可能な定盤2を有しており、該定盤2には研磨布3が貼付されている。この定盤2の上方にはトップリング4が上下動可能に対向して設けられている。ここでは4つのトップリング4が配設されている例を示す。また、定盤2の中心および外周には、センターローラ5およびガイドローラ6がそれぞれ配設されている。また、研磨剤が研磨布3上に供給可能になっている。例えばセンターローラ5付近に不図示の研磨剤供給機構を適宜設けることができる。
これらの定盤2上の研磨布3、トップリング4、センターローラ5、ガイドローラ6の位置関係について、さらに図2を参照して説明する。図2に示すように、各々のトップリング4は、研磨布3上において、センターローラ5とガイドローラ6との間に位置しており、これらのセンターローラ5およびガイドローラ6と接触している。定盤2が回転することにより、トップリング4はセンターローラ5およびガイドローラ6との間で回転することになる(つれ回り)。
トップリング4はその下方でプレート7を保持している。そして、該プレート7はその下面側で、研磨対象である1枚あるいは複数枚のウェーハWをワックス等により接着固定している。トップリング4の上記つれ回りにより、ウェーハWの表面が研磨布3で研磨されることになる。
また、トップリング4の外周側面4aのうち、センターローラ5およびガイドローラ6と対向する領域(対向領域)8に、1つ以上の外周溝9が設けられている。これにより、トップリング4は、センターローラ5およびガイドローラ6とは、外周溝9以外の対向領域で実際に接触することになる(接触対向領域8a)。このため、図7に示すような、対向領域(矢印の範囲)のほぼ全体(例えば、高さ方向の長さが10mm)で接触し、広範囲の汚れ面積(図7のトップリングにおける網掛け部分)が生じていた従来装置よりも、本発明の装置では図1に示すように互いに接触する領域を少なくすることができ、トップリング4の外周側面4aに沿っての汚れ面積(図1のトップリング4の網掛け部分)を小さくすることができる。例えば、接触対向領域8aの高さ方向の長さを5mm以下、さらには3mm以下にすることができる。すなわち、1/2以下、さらには1/3以下にすることができる。
なお、ここでは2つの外周溝9が設けられているが、その数や形状は特に限定されない。研磨時のトップリング4の回転運動に支障がないように、適宜、外周溝9の数や形状を決定して、接触する領域の低減度合を調整することができる。
従来では、トップリングは、センターローラおよびガイドローラと対向領域のほぼ全体にわたって接触し、研磨布上に供給された研磨剤が付着して固化してしまっていた。
しかしながら、上記のような本発明の研磨装置1であれば、外周溝9の形成により、トップリング4と、センターローラ5およびガイドローラ6とが接触する領域を従来装置よりも小さくすることができる。トップリングにおける、付着した研磨剤による汚れ面積は、(トップリングの直径)×π×(センターローラ及びガイドローラとの接触対向領域の高さ方向の長さ)で表される。上述したように本発明の装置によって接触対向領域の高さ方向の長さを1/2以下、さらには1/3以下に低減することができるため、同様にその汚れ面積を低減することができる。
そして、このようにトップリング4への研磨剤の付着量を抑制することができ、その固着量を低減することができる。したがって、該固着した研磨剤が剥がれ、それを原因とする研磨ウェーハの研磨キズの発生を低減することが可能である。
なお、図1に示す例ではトップリング4の外周側面4aに外周溝9を示す例を示したが、その代わりにセンターローラ5およびガイドローラ6に溝を形成することも可能である。図3にその別態様の本発明の研磨装置を示す。なお、簡単のため、1つのトップリング付近のみ示す。
図3に示すように、センターローラ5のローラ面5aのうち、トップリング4と対向する領域(対向領域)10に、1つ以上のローラ溝11が設けられている。これにより、センターローラ5は、トップリング4とは、ローラ溝11以外の対向領域(実際に接触している領域:接触対向領域10a)で接触することになる。
一方、ガイドローラ6のローラ面6aのうち、トップリング4と対向する領域(対向領域)12にも、1つ以上のローラ溝13が設けられている。これにより、ガイドローラ6は、トップリング4とは、ローラ溝13以外の対向領域(実際に接触している領域:接触対向領域12a)で接触することになる。
このようなローラ溝11、13の形成によっても、トップリング4と、センターローラ5およびガイドローラ6とが接触する領域の低減化、研磨剤の付着量や固着量の低減化、ひいては研磨ウェーハWの研磨キズの発生の低減化を図ることが可能である。
図4にさらに別態様の本発明の研磨装置を示す。この例では、トップリング4と、センターローラ5およびガイドローラ6とが、Oリング14を介して接触している。図4に示す例ではセンターローラ5およびガイドローラ6にOリング14を設けているが、代わりに、トップリング4に対してOリングを設けても良い。Oリングの幅等は特に限定されず、適宜決定することができる。
上記のようなOリング14を介在させることによっても、トップリング4と、センターローラ5およびガイドローラ6とが接触する領域を小さくし、トップリング4への研磨剤の付着量、固着量を低減し、研磨ウェーハの研磨キズの発生の抑制を図ることができる。
次に、図1に示す本発明の研磨装置1を用いた本発明のバッチ式の研磨方法について説明する。
ウェーハWをプレート7の表面にワックス等で接着したうえで、ウェーハWを定盤2に貼付された研磨布3に接するように配置する。トップリング4を下降してプレート7上に載置して押圧する。これにより、トップリング4によってプレート7を下方で保持しつつ、プレート7に保持されたウェーハWと研磨布の間に研磨圧力を発生させることができる。
またこのとき、トップリング4の外周側面4aは、センターローラ5のローラ面5aおよびガイドローラ6のローラ面6aと接触する。より具体的には、トップリング4の外周側面4aに外周溝9を設けているため、センターローラおよびガイドローラとの対向領域8の全体で接触するのではなく、外周溝9以外の対向領域(接触対向領域8a)でのみ接触させることができる。
このような状態で、研磨剤供給機構から研磨剤を供給しつつ定盤2を回転駆動させると、ウェーハWと研磨布3との間の摩擦力に起因して、トップリング4(およびプレート7)には回転運動(つれ回り)が生じ、ウェーハWと研磨布3との間に相対運動が発生して、ウェーハWを研磨することができる。
なお、上記例ではトップリング4に外周溝9を設けた装置を使用したが、この他、図3に示すような、センターローラ5のローラ面5aやガイドローラ6のローラ面6aに、各々ローラ溝11、13を設けた装置を用いて研磨することも可能である。
あるいは、図4に示すような、トップリング4と、センターローラ5およびガイドローラ6とを、Oリング14を介して接触させながら研磨を行うことも可能である。
いずれの方法においても、トップリング4と、センターローラ5およびガイドローラ6と接触する領域を従来の研磨方法に比べて小さくすることができるため、トップリング4への研磨剤の付着量を低減し(すなわち、研磨剤による汚れ面積を小さくし)、ひいては研磨ウェーハの研磨キズの発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1-4、比較例)
ウェーハを用意して片面研磨を行った。研磨は1次研磨、2次研磨、仕上げ研磨の3段階からなるものとした。
研磨装置として、従来の研磨装置と本発明の研磨装置を用意した。従来の研磨装置では、トップリングと、センターローラおよびガイドローラとの接触対向領域の高さ方向の長さは10mmであった。一方、本発明の研磨装置としては、図3に示す態様のものを用意した。すなわち、センターローラおよびガイドローラの各ローラ面にローラ溝が1つずつ形成されているものである。接触対向領域の高さ方向の長さが5mmのものと、3mmのものの2つのタイプを用意した。
各実施例では、1次研磨のみ、あるいは1次研磨と2次研磨の両方で、上記2つのタイプのうちのいずれかの本発明の研磨装置を用いた。仕上げ研磨はいずれも従来の研磨装置を用いた。
一方、比較例では1次研磨、2次研磨、仕上げ研磨のいずれも従来の研磨装置を用いた。
その他の、使用する研磨剤、研磨布などの条件は同様の条件とし、各々、ウェーハの研磨を行い、研磨ウェーハの研磨キズの有無を検査した。なお、研磨キズの一例を図5に示す。検査装置SP1(KLA-Tencor社製)により研磨ウェーハの表面を検査し、図5のような研磨キズ(楕円で囲った箇所のキズ)が観察される場合に不良品と判定した。
研磨条件および研磨結果をまとめ、トップリングにおける高さ方向の接触長さ(1次研磨、2次研磨、仕上げ研磨(3次研磨))、トップリングにおける研磨剤による汚れ面積の相対値(比較例の値を1.00とする)、研磨キズによる不良率の相対値(比較例の値を1.00とする)を表1に示す。
また、汚れ面積の相対値と研磨キズによる不良率の相対値との関係グラフを図6に示す。
Figure 0007087166000001
表1から分かるように、トップリングにおける高さ方向の接触長さが短くなるほど(接触する領域が小さくなるほど)、また、本発明の研磨装置を使用する研磨段階の数が増えるほど、汚れ面積の相対値を低くすることができた。そして表1、図6から分かるように、汚れ面積の相対値が低くなるほど研磨キズによる不良率の相対値も低くすることができた。
より具体的には、例えば、実施例1と比較例を比較して分かるように、1次研磨で本発明の装置を用いることで、不良率を44%に低減できた。実施例4にいたっては、比較例の13%にまで不良率を低減できた。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1…本発明の研磨装置、 2…定盤、 3…研磨布、 4…トップリング、
4a…トップリングの外周側面、 5…センターローラ、
5a…センターローラのローラ面、 6…ガイドローラ、
6a…ガイドローラのローラ面、 7…プレート、
8…トップリングの、センターローラおよびガイドローラと対向する領域、
8a…トップリングの接触対向領域、 9…外周溝、
10…センターローラのトップリングと対向する領域、
10a…センターローラの接触対向領域、 11…センターローラのローラ溝、
12…ガイドローラのトップリングと対向する領域、
12a…ガイドローラの接触対向領域、 13…ガイドローラのローラ溝、
14…Oリング、 W…ウェーハ。

Claims (2)

  1. 研磨布が貼り付けられた定盤と、該定盤上の中心および外周にそれぞれ配設されたセンターローラおよびガイドローラと、ウェーハを保持し、前記センターローラおよび前記ガイドローラと回転可能に接触しているトップリングとを具備し、前記定盤の回転により前記トップリングを回転させながら、該トップリングで保持された前記ウェーハを前記研磨布に押し当てて研磨するバッチ式の研磨装置であって、
    前記トップリングは前記ウェーハを保持するプレートを下方で保持しており、
    該トップリングは、外周側面のうち、前記センターローラおよび前記ガイドローラと対向する領域に2つの外周溝が設けられており、該2つの外周溝同士の間の対向領域で接触しているか、または、
    前記センターローラおよび前記ガイドローラは、各々、前記トップリングおよび前記プレートと対向するローラ面を1つだけ有し、各々の前記ローラ面のうち、前記トップリングと対向する領域に1つ以上のローラ溝が設けられており、該ローラ溝以外の対向領域で接触しているものであることを特徴とする研磨装置。
  2. 研磨布が貼り付けられた定盤上の中心および外周にそれぞれセンターローラおよびガイドローラを配設し、該センターローラおよびガイドローラと回転可能に接触しているトップリングに保持したウェーハを、前記定盤の回転により前記トップリングを回転させながら、前記研磨布に押し当てて研磨するバッチ式の研磨方法であって、
    前記トップリングにより前記センターローラおよび前記ガイドローラと接触させ、かつ、前記トップリングにより前記ウェーハを保持するプレートを下方で保持しつつ、前記ウェーハを研磨するとき、
    前記トップリングの外周側面のうち、前記センターローラおよび前記ガイドローラと対向する領域に2つの外周溝を設け、該2つの外周溝同士の間の対向領域で接触させるか、または、
    前記センターローラおよび前記ガイドローラを、各々、前記トップリングおよび前記プレートと対向するローラ面を1つだけ有するものとし、各々の前記ローラ面のうち、前記トップリングと対向する領域に1つ以上のローラ溝を設け、該ローラ溝以外の対向領域で接触させながら研磨することを特徴とする研磨方法。
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