JP2000015571A - 半導体ウェーハの研磨方法 - Google Patents

半導体ウェーハの研磨方法

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JP2000015571A
JP2000015571A JP18473298A JP18473298A JP2000015571A JP 2000015571 A JP2000015571 A JP 2000015571A JP 18473298 A JP18473298 A JP 18473298A JP 18473298 A JP18473298 A JP 18473298A JP 2000015571 A JP2000015571 A JP 2000015571A
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polishing
semiconductor wafer
wafer
cloth
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Yukio Kuroda
幸夫 黒田
Keiichi Tanaka
恵一 田中
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェーハの表面粗さを改善し、研磨工
程全体の所要時間を短縮可能な半導体ウェーハの研磨方
法を提供する。 【解決手段】 シリコンウェーハW表面に研磨液を供給
しながら、上面に研磨布13が展張された研磨定盤11
上で、シリコンウェーハWの研磨面を研磨布13により
表面研磨する。この際、シリコンウェーハWと研磨布と
の間の相対速度を500〜1000m/分と高速化し
た。その結果、ウェーハ表面粗さを改善することができ
る。また、シリコンウェーハWの研磨、特にウェーハ表
面粗さの矯正時間が大幅に短縮される。仕上げ研磨工程
を含むタクトタイムをも大幅に短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体ウェーハの
研磨方法、詳しくは半導体ウェーハの表面粗さを改善す
ることができ、かつ研磨時間の短縮を図ることができる
半導体ウェーハの研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェーハ表面の面取り後、エッチング加
工が施されたシリコンウェーハは、次のポリッシング工
程において、そのウェーハ表面に機械的化学的研磨が施
される。ここで、ウェーハ表面が、研磨装置により平滑
で無歪の鏡面に仕上げられる。そして、この研磨は、1
次研磨、2次研磨、仕上げ研磨などの工程を経て行われ
る。これらの研磨に際して使用される研磨装置は、上面
に研磨布が張設された研磨定盤と、研磨されるシリコン
ウェーハを裏面に固定した研磨ヘッドとを備えている。
よって、研磨装置によれば、研磨布上に焼成シリカやコ
ロイダルシリカ(シリカゾル)などの研磨砥粒を含む研
磨液(スラリー)を供給しながら、研磨布と半導体ウェ
ーハとの間に所定の荷重(押圧力)および所定の相対速
度を与えて、そのウェーハ表面を研磨する。なお、従来
の研磨装置でのウェーハと研磨布との相対速度は、30
〜100m/分と比較的低速度であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1次研磨,
2次研磨などの後に行われるウェーハ表面の仕上げ研磨
には、通常、ウェーハの表面粗さの矯正と、ヘイズの除
去という2つの目的が存在する。この場合、従来の半導
体ウェーハが受ける相対速度は100m/分程度にもか
かわらず、ヘイズの除去工程は比較的短い時間で完了す
ることが知見された。通常、所定の条件下で、1〜2分
間くらいの仕上げ研磨で完了する。しかしながら、シリ
コンウェーハの表面粗さの矯正は、研磨時間に正比例し
て矯正レベルが高まるため、従来は、約15分間も行わ
れている。この結果、半導体ウェーハの仕上げ研磨の全
体にかかる時間は、ワークの搬送、研磨布のクリーニン
グを含めて15〜20分程度にもなるという問題点があ
った。また、このような相対速度を有して研磨が施され
たウェーハ表面についてその中心粗さRaは、0.3〜
0.8nm程度(チャップマン社製「MP−2000」
により測定)と比較的粗い数値にとどまっていた。この
結果、ユーザより要求されるウェーハ鏡面度のレベルに
は、十分に応えることができないという問題点があっ
た。
【0004】
【発明の目的】そこで、この発明は、半導体ウェーハ表
面粗さの改善と、研磨工程に要する時間の短縮を満足さ
せることができる半導体ウェーハの研磨方法を提供する
ことを、その目的としている。この発明は、研磨定盤お
よび研磨ヘッドの相対速度を高速化しても、研磨ヘッド
から半導体ウェーハが剥がれにくい半導体ウェーハの研
磨方法を提供することを、その目的としている。この発
明は、高速研磨時に、研磨液中の研磨剤の凝固が起きに
くい半導体ウェーハの研磨方法を提供することを、その
目的としている。この発明は、高速研磨時の研磨布の損
傷が少ない半導体ウェーハの研磨方法を提供すること
を、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、研磨定盤に展張された研磨布に研磨液を供給し、こ
の研磨布と、研磨ヘッドに装着された半導体ウェーハと
の間に、所定の押圧力および所定の相対速度を与えなが
ら、このウェーハ表面を研磨する研磨装置において、上
記相対速度を500〜1000m/分と高速化した半導
体ウェーハの研磨方法である。研磨装置としては、どの
ようなタイプの装置でもよい。例えば、1台の研磨ヘッ
ドに1枚の半導体ウェーハを真空吸着して研磨する枚葉
式の研磨装置でも、複数枚を吸着して一度に研磨するバ
ッチ式の研磨装置でもよい。ワックスなどの接着剤によ
り半導体ウェーハを研磨ヘッドに保持するワックスマウ
ント式研磨装置でも、水を含んだバックパッドにより半
導体ウェーハを研磨ヘッドに保持するワックスレスマウ
ント式研磨装置でもよい。
【0006】半導体ウェーハとしては、例えばシリコン
ウェーハ,ガリウム砒素ウェーハなどが挙げられる。ま
た、これらのウェーハ表面に酸化膜などを施したもので
あってもよい。この場合、使用する研磨布の種類は限定
されない。不織布タイプ(例えば「subaパッ
ド」)、硬質ウレタンパッド(例えば「MHパッ
ド」)、スウェードパッド、CeOを含浸させたパッ
ドなどを用いることができる。研磨液としては、焼成シ
リカやコロイダルシリカ(研磨砥粒)、アミン(加工促
進材)、有機高分子(ヘイズ抑制材)などを混合したも
のを採用することができる。コロイダルシリカは、珪酸
微粒子が凝集しないで一次粒子のまま水中に分散して、
透明もしくは不透明の乳白色のコロイド液の形で存在す
る。
【0007】研磨定盤の1分間あたりの回転速度は、装
置(定盤)の大きさに依存している。装置(定盤)が小
型であれば、上記相対速度を得るために回転数を上げな
ければならない。ところが、回転数を上げ過ぎると、研
磨剤が飛散してしまい、研磨剤が研磨に使用されずに期
待通りの効果が得られないなどの問題が生じる。よっ
て、定盤は適切な大きさのものを用いることが好まし
い。そして、半導体ウェーハと研磨布との間の相対速度
は500〜1000m/分である。500m/分未満で
は所定の表面粗さを得るのに時間がかかるという不都合
が生じる。1000m/分を超えると研磨剤の飛散が多
くなり、半導体ウェーハでの焼きつきが生じて、所定の
効果が得られないという不都合が生じる。
【0008】請求項2に記載の発明は、半導体ウェーハ
の研磨面がシリコン面である請求項1に記載の半導体ウ
ェーハの研磨方法である。
【0009】請求項3に記載の発明は、研磨時における
半導体ウェーハの研磨面の温度を20〜50℃とした請
求項1または請求項2に記載の半導体ウェーハの研磨方
法である。好ましい半導体ウェーハの研磨面の温度は2
0〜30℃である。20℃未満では時間がかかり過ぎる
という不都合が生じる。また、50℃を超えると研磨剤
が凝固してウェーハ表面にスクラッチが発生しやすいと
いう不都合が生じる。
【0010】請求項4に記載の発明は、半導体ウェーハ
が、上記研磨ヘッドに真空吸着されている請求項1〜請
求項3のうちのいずれか1項に記載の半導体ウェーハの
研磨方法である。
【0011】請求項5に記載の発明は、上記半導体ウェ
ーハと研磨布との間に作用する押圧力は10〜500g
/cmである請求項1〜請求項4のうちのいずれか1
項に記載の半導体ウェーハの研磨方法である。半導体ウ
ェーハを研磨布へ押し付ける際の好ましい押圧力は30
〜100g/cmである。10g/cm未満では所
定の効果を得るために時間がかかり過ぎる。また、50
0g/cmを超えると、研磨布およびウェーハの高温
化が短時間に起こり、研磨剤が凝固してウェーハ表面に
スクラッチが発生しやすいという不都合が生じる。
【0012】請求項6に記載の発明は、上記研磨液の供
給量が0.1〜20リットル/分である請求項1〜請求
項5のうちのいずれか1項に記載の半導体ウェーハの研
磨方法である。好ましい研磨液の供給量は、装置(定
盤)の大きさにより異なる。例えば、定盤径が500m
mの場合、0.5〜3リットル/分が適量である。0.
5リットル/分未満では研磨液が研磨布上に均等に供給
されず、所定の効果が得られない。3リットル/分を超
えると過剰分の研磨液が飛散し、無駄になるという不都
合が生じる。
【0013】請求項7に記載の発明は、上記研磨液のp
Hが9〜12である請求項1〜請求項6のうちのいずれ
か1項に記載の半導体ウェーハの研磨方法である。好ま
しい研磨液のpHは10〜10.5である。pH9未満
では所定の効果が得られにくく、pH12を超えるとコ
ロイダルシリカが溶解するという不都合が生じる。
【0014】
【作用】この発明の半導体ウェーハの研磨方法によれ
ば、研磨定盤および研磨ヘッドをそれぞれ所定速度で回
転させながら、半導体ウェーハの表面に研磨布を所定押
圧力で押しつけてその表面を研磨する。この場合、所定
の研磨液が研磨布上面に供給されている。このとき、半
導体ウェーハと研磨布との間の相対速度を500〜10
00m/分と高速化している。この結果、今までにない
表面粗さを比較的短時間で得ることができる(図2のグ
ラフ参照)。よって、ヘイズ除去の処理時間は、従来通
り短時間で済むので、研磨工程全体を通してのタクトタ
イムをも短縮することができる。
【0015】特に、請求項3に記載の発明では、研磨時
における半導体ウェーハの研磨面の温度を20〜50℃
に制御するので、研磨液の凝固を防ぐことができ、スク
ラッチ発生を抑止することができるという効果が得られ
る。
【0016】また、請求項4に記載の発明では、半導体
ウェーハを研磨ヘッドに真空吸着して装着することによ
り、研磨定盤および研磨ヘッドの相対速度を高速化して
も、研磨ヘッドから半導体ウェーハが剥離・脱落しにく
い。
【0017】さらに、請求項5に記載の発明では、半導
体ウェーハを研磨布に10〜500g/cmの押圧力
で押圧するので、研磨時の研磨液中の研磨剤の凝固を防
止することができるという効果が得られる。
【0018】さらにまた、請求項6に記載の発明では、
研磨液を0.1〜20リットル/分で研磨定盤に展張さ
れた研磨布上へ供給するので、高速研磨時に研磨液中の
研磨剤の凝固が起きにくく、これにより半導体ウェーハ
にスクラッチ傷が発生しにくい。
【0019】そして、請求項7に記載の発明では、研磨
液のpHを9〜12としたので、短時間で所望の表面粗
さが得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。図1はこの発明の一実施例に係る半
導体ウェーハの研磨方法に使用される研磨装置の正面図
である。図1において、10は枚葉式の研磨装置であ
り、この研磨装置10は、研磨定盤11と、この上方に
配設された研磨ヘッド12とを備えている。研磨定盤1
1には、その上面に厚地のスポンジゴムを介して、研磨
布13が接着・展張されている。研磨布13としては、
厚さ1mmの硬質発泡ウレタンパッド(「MHパッ
ド」:ロデール・ニッタ(株)製)を採用している。研
磨ヘッド12には、その下面に直径6インチのシリコン
ウェーハWが1枚、この研磨ヘッド12に具備された真
空吸着手段によって真空吸着されている。
【0021】研磨定盤11および研磨ヘッド12はとも
に円板形であり、対向する各表面は平坦面となってい
る。これらの研磨定盤11および研磨ヘッド12は、そ
れぞれ鉛直線上に回転軸を中心に矢印方向へ回転する。
研磨ヘッド12は、ヘッド駆動部14の回転軸14aの
昇降により上下動可能に構成されている。このとき、研
磨布13が展張された研磨定盤11と、シリコンウェー
ハWが真空吸着された研磨ヘッド12との間の相対速度
は1000m/分に設定される。具体的には、研磨布1
3の回転数が2000rpm、シリコンウェーハWの回
転数が2000rpmである。また、シリコンウェーハ
Wの表面に作用する押圧力は50g/cmに設定され
る。研磨液の供給量は10リットル/分である。これに
より、高速研磨にもかかわらず、研磨時におけるシリコ
ンウェーハWの研磨面の温度は約30℃に抑えることが
できる。
【0022】なお、研磨定盤11の中央上方には、研磨
布13の表面に研磨液を供給するスラリーノズル15が
配設されている。研磨液は例えば株式会社ロデール・ニ
ッタ製の「ナルコ」一次研磨用(純水による希釈率は
1:10)で、pHは10.5である。この研磨液は、
研磨中、常に研磨布13上に10リットル/分の流量で
供給されるものとする。
【0023】次に、この研磨装置10を用いた半導体ウ
ェーハの研磨方法(1次研磨)を説明する。図1に示す
ように、研磨ヘッド12の下面にシリコンウェーハWを
真空吸着し、所定高さ位置まで研磨ヘッド12を下降さ
せてウェーハW表面を研磨布13表面に摺接させる。こ
のとき、スラリーノズル15より研磨液が研磨布13表
面に10リットル/分の割合で供給されている。また、
このとき、研磨布13とシリコンウェーハWとはそれら
の相対速度1000m/分という高速度で回転してい
る。この結果、このシリコンウェーハ表面が研磨され
る。このように、相対速度を従来の相対速度(100m
/分)に比べて高速化したので、シリコンウェーハWの
表面粗さが、研磨での取り代とは無関係に改善される。
この後、仕上げ研磨ではヘイズ除去の目的の研磨のみを
行うことができ(2分間の仕上げ研磨)、その結果、全
体の研磨時間(タクトタイム)を大幅に短縮することが
できる。なお、研磨されるシリコンウェーハWは、CZ
ウェーハであって、その厚さが625μmとする。
【0024】また、この研磨時におけるシリコンウェー
ハWの研磨面の温度を約30℃に制御したので、研磨時
に研磨液が凝固することを抑止することができるという
効果が得られる。さらに、研磨ヘッド12へのシリコン
ウェーハWの装着方法として真空吸着を採用したので、
研磨定盤11および研磨ヘッド12の相対速度を高速化
しても、研磨ヘッド12からシリコンウェーハWが剥が
れ(離脱)にくくなる。この他、シリコンウェーハWの
研磨布13への押圧力を50g/cmに設定したの
で、研磨時の研磨液中の研磨剤の凝固を防止することが
できるという効果が得られる。
【0025】また、研磨液の研磨布13上への供給量を
10リットル/分に設定したので、高速研磨時に研磨液
中の研磨剤の凝固が起きにくい。そして、研磨液のpH
を10.5としたので、短時間で所望の表面粗さが得ら
れる。
【0026】ここで、この研磨装置10を用いた実際の
シリコンウェーハの研磨試験を示す。この試験は1次研
磨または2次研磨として行うものとする。 (試験例1〜4,比較例1)試験例1〜4における試験
の条件は前述した通りである。すなわち、研磨定盤11
および研摩ヘッド12の相対速度は1000m/分とす
る。また、押圧力、研磨布、研磨液、その供給量などは
上記の通りである。そして、研磨時間は10分間とす
る。各試験例とも同じ研磨布を用いて同一条件で研磨し
た。測定値の違いは、研磨布のロットの違いによる。ま
た、比較例1の試験条件としては、研磨布に「suba
800」(ロデール・ニッタ(株)製)を使用し、研磨
液に「マジン」(希釈率が1:10、三菱モンサント
(株)製)を使用し、相対速度を116m/分とした。
その他は、試験例1〜4と同様の条件である。
【0027】評価に際しては、研磨試験後、2分間程度
の仕上げ研磨をそれぞれに施してから評価する。ウェー
ハ表面の中心粗さRaは「MP−2000」(チャップ
マン(株)製)により測定した。その結果を表1に示
す。Raが0.2nm以下の場合を○、これを上回る値
の場合を×とした。
【0028】
【表1】
【0029】表1から明らかなように、試験例1〜4で
は、シリコンウェーハと研磨布との相対速度(1000
m/分)を、比較例1の相対速度(116m/分)に比
べて高速化したので、シリコンウェーハの表面粗さが大
幅に改善された。また、全体としての研磨時間が大幅に
短縮することができた。仕上げ研磨ではヘイズ除去研磨
のみを行うからである。
【0030】
【発明の効果】この発明によれば、回転する研磨布に、
半導体ウェーハの研磨面を摺接させて研磨する際、その
半導体ウェーハと研磨布との間の相対速度を500〜1
000m/分と高速にしたので、半導体ウェーハの表面
粗さを大幅に改善することができた。また、仕上げ研磨
時間を短縮することもでき、さらには全体の研磨時間を
短縮することができた。
【0031】特に、請求項3に記載の発明では、研磨時
における半導体ウェーハの研磨面の温度を20〜50℃
に制御したので、研磨液の凝固を防ぎ、スクラッチ発生
を抑止することができる。
【0032】また、請求項4に記載の発明では、半導体
ウェーハを研磨ヘッドに真空吸着させたので、研磨定盤
および研磨ヘッド間の相対速度を高速化しても、研磨ヘ
ッドから半導体ウェーハが剥がれにくい。
【0033】さらに、請求項5に記載の発明では、半導
体ウェーハを研磨布に10〜500g/cmの圧力で
押圧するようにしたので、研磨時の研磨液中の研磨剤の
凝固を防止することができる。
【0034】さらにまた、請求項6に記載の発明では、
研磨液を0.1〜20リットル/分で研磨布上へ供給す
るようにしたので、高速研磨時に研磨液中の研磨剤の凝
固が起きにくい。
【0035】そして、請求項7に記載の発明では、研磨
液のpHを9〜12としたので、短時間で所望の表面粗
さが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る半導体ウェーハの研
磨方法に使用される研磨装置の正面図である。
【図2】研磨布と半導体ウェーハとの相対速度の違いに
よるウェーハ表面の研磨精度の変化を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 半導体ウェーハの研磨装置、 11 研磨定盤、 12 研磨ヘッド、 13 研磨布、 W シリコンウェーハ(半導体ウェーハ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 622 H01L 21/304 622R

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨定盤に展張された研磨布に研磨液を
    供給し、この研磨布と、研磨ヘッドに装着された半導体
    ウェーハとの間に、所定の押圧力および所定の相対速度
    を与えながら、このウェーハ表面を研磨する研磨装置に
    おいて、 上記相対速度を500〜1000m/分と高速化した半
    導体ウェーハの研磨方法。
  2. 【請求項2】 半導体ウェーハの研磨面がシリコン面で
    ある請求項1に記載の半導体ウェーハの研磨方法。
  3. 【請求項3】 研磨時における半導体ウェーハの研磨面
    の温度を20〜50℃とした請求項1または請求項2に
    記載の半導体ウェーハの研磨方法。
  4. 【請求項4】 半導体ウェーハは、上記研磨ヘッドに真
    空吸着されている請求項1〜請求項3のうちのいずれか
    1項に記載の半導体ウェーハの研磨方法。
  5. 【請求項5】 上記半導体ウェーハと研磨布との間に作
    用する押圧力は10〜500g/cmである請求項1
    〜請求項4のうちのいずれか1項に記載の半導体ウェー
    ハの研磨方法。
  6. 【請求項6】 上記研磨液の供給量が0.1〜20リッ
    トル/分である請求項1〜請求項5のうちのいずれか1
    項に記載の半導体ウェーハの研磨方法。
  7. 【請求項7】 上記研磨液のpHが9〜12である請求
    項1〜請求項6のうちのいずれか1項に記載の半導体ウ
    ェーハの研磨方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7540800B2 (en) 2006-09-29 2009-06-02 Sumco Techxiv Corporation Rough polishing method of semiconductor wafer and polishing apparatus of semiconductor wafer

Cited By (2)

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