JP7085662B1 - サンルーフ用排水部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制しつつ、車室内への水の浸入を良好に防止可能なサンルーフ用排水部材を提供する。【解決手段】平面視にてI型形状を有し、サンルーフ開口を横断するように車両に装着されるサンルーフ用排水部材は、車両幅方向に延在する本体部と、車両幅方向において本体部の両端に位置する一対の排水部と、を備える。一対の排水部のそれぞれは、本体部に接続されると共に、車両前後方向に延在する主部と、車両前後方向における主部の前端に接続される第1先端部と、車両前後方向における主部の後端に接続される第2先端部と、車両幅方向において主部を挟んで本体部の反対側に位置する第1壁部と、を有し、第1先端部の少なくとも一部と、第2先端部の少なくとも一部とのそれぞれは、主部よりも下方に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、サンルーフ用排水部材に関する。
従来より、自動車などの車両のルーフパネルにサンルーフを設けることがある。サンルーフを車両に設ける場合、サンルーフとルーフパネルとの隙間などを介する車室内への水の浸入を防止する必要がある。例えば下記特許文献1には、サンルーフ開口の周縁部から車室内へ落下した水を受け止めてサンルーフサイドレールの排水溝へ流すサンルーフ構造が開示される。このサンルーフ構造では、2つの排水部材のそれぞれは、上記周縁部と補強部材との間に位置しており、且つ、リアガラスのシールリテーナーと一体的に形成される。
特許第6210809号公報
上記特許文献1においては、サンルーフ開口の周縁部から落下する水の浸入防止が図られている。しかしながら、例えば、フロントガラスとリアガラスとの隙間などを介した水の浸入の防止は図られていない。このため、例えば上記隙間などを介した水の侵入防止を図る場合、上述した2つの排水部材とは異なる排水部材を設けることが考えられる。このような場合、車室内への水の浸入を防止するための部品点数が増加してしまう。
本発明の一側面の目的は、部品点数の増加を抑制しつつ、車室内への水の浸入を良好に防止可能なサンルーフ用排水部材の提供である。
本発明の一側面に係るサンルーフ用排水部材は、平面視にてI型形状を有し、サンルーフ開口を横断するように車両に装着されるサンルーフ用排水部材であって、車両幅方向に延在する本体部と、車両幅方向における本体部の両端に位置する一対の排水部と、を備える。一対の排水部のそれぞれは、本体部に接続されると共に、車両前後方向に延在する主部と、車両前後方向における主部の前端に接続される第1先端部と、車両前後方向における主部の後端に接続される第2先端部と、車両幅方向において主部を挟んで本体部の反対側に位置し、主部から立設する第1壁部と、を有し、第1先端部の少なくとも一部と、第2先端部の少なくとも一部とのそれぞれは、主部よりも下方に位置する。
この排水部材は、平面視にてI型形状を有し、サンルーフ開口を横断するように車両に装着されている。このような排水部材をサンルーフのフロントガラスとリアガラスとの隙間の下方に配置することによって、フロントガラスとリアガラスとの間から車室内に浸入する水を、本体部にて受け止めることができる。また、一対の排水部のそれぞれは、車両幅方向に延在する本体部の端に接続されており、且つ、車両前後方向に延在する主部を有する。例えば、各主部がサンルーフ開口の縁の下方に位置されることによって、当該縁と、フロントガラス及びリアガラスとの間からの車室内への水の浸入を防止できる。よって、サンルーフ開口の縁からの車室内への水の侵入防止、並びに、フロントガラスとリアガラスとの間からの車室内への水の侵入防止を、単一の排水部材にて実現できる。加えて、一対の排水部のそれぞれは、車両幅方向において主部を挟んで本体部の反対側に位置する第1壁部を有する。この場合、例えば、車両幅方向に沿って本体部から排水部へ流れてきた水が第1壁部に突き当たる。これにより、当該水は、主部上から流出しにくくなり、第1先端部及び/又は第2先端部に向かって流れやすくなる。そして、第1先端部及び/又は第2先端部を介して排水部上の水が良好に排出される。さらには、第1壁部が設けられることによって、車両の振動などに起因して主部上の水が外部に漏れることを抑制できる。したがって、本発明の一側面によれば、部品点数の増加を抑制しつつ、車室内への水の浸入を良好に防止可能なサンルーフ用排水部材を提供できる。
第1先端部は、車両前方に向かって先細りとなっており、第2先端部は、車両後方に向かって先細りとなってもよい。この場合、第1先端部と第2先端部とのそれぞれにおいて、水を整流できると共に水の流速を上昇できる。これにより、排水部に到達した水は、第1先端部及び/又は第2先端部を介してより良好に排出される。
一対の排水部のそれぞれは、車両幅方向において主部を挟んで第1壁部の反対側であって、本体部よりも車両前方に位置する第2壁部と、車両幅方向において主部を挟んで第1壁部の反対側であって、本体部よりも車両後方に位置する第3壁部と、をさらに有し、車両前後方向において、第1壁部の一端は、第1先端部の先端に位置し、第1壁部の他端は、第2先端部の先端に位置し、第2壁部の一端と、第3壁部の一端とのそれぞれは、主部上に位置し、第2壁部の他端は第1先端部の先端に位置、及び/又は、第3壁部の他端は第2先端部の先端に位置してもよい。この場合、車両の振動などに起因して主部上の水が外部に漏れることを良好に抑制できる。
一対の排水部のそれぞれは、車両幅方向において主部を挟んで第1壁部の反対側であって、本体部よりも車両前方に位置する第2壁部と、車両幅方向において主部を挟んで第1壁部の反対側であって、本体部よりも車両後方に位置する第3壁部と、をさらに有し、車両前後方向において、第1壁部の一端は、第1先端部の先端に位置し、第1壁部の他端は、第2先端部の先端に位置し、第2壁部の一端と、第3壁部の一端とのそれぞれは、主部上に位置し、第2壁部の他端は車両前後方向において主部と第1先端部の先端との間に位置、及び/又は、第3壁部の他端は車両前後方向において主部と第2先端部の先端との間に位置してもよい。この場合、車両の振動などに起因して主部上の水が外部に漏れることを良好に抑制できる。
第1先端部及び第2先端部の少なくとも一方の先端には、下方に突出する凸部が設けられてもよい。この場合、第1先端部及び第2先端部の少なくとも一方の先端に到達した水は、凸部を伝って排出される。これにより、当該先端からの排水方向を所望の方向に誘導しやすくなる。
上記排水部材は、車両に含まれると共に車両幅方向に延在するリーンフォースメント上に装着されており、一対の排水部のそれぞれは、主部よりも下方であって車両前後方向に位置し、リーンフォースメントを把持する把持部と、主部よりも下方であって車両前後方向に位置し、リーンフォースメントの車両前後方向における移動を規制する規制部と、を有してもよい。この場合、把持部及び規制部を介して排水部材をリーンフォースメント上に固定できるので、部品点数の増加を抑制できる。加えて、排水部材がリーンフォースメントに装着されることによって、排水部材とリーンフォースメントとを単一部材とみなすことができる。これにより、設計時に排水部材とリーンフォースメントとの間の空間を考慮する必要がなくなる。このため、サンルーフが装着される車両内に上記空間を確保する必要がなくなるので、サンルーフの薄型化を実現できる。また、サンルーフ設計の容易化も実現可能である。
上記排水部材は、車両に含まれると共に車両幅方向に延在するリーンフォースメントに一体成形された成形体でもよい。この場合、排水部材がリーンフォースメントに一体化しているので、排水部材とリーンフォースメントとの間の空間が実質的になくなる。この場合、サンルーフが装着される車両内において当該空間を確保する必要がなくなるので、サンルーフの薄型化を実現できる。
上記排水部材は、サンルーフに含まれる一対のサイドレールに装着されており、一対の排水部のそれぞれは、対応するサイドレールに連結されてもよい。この場合、排水部から排出される水が直接的にサイドレールに供給されるので、当該水を車外に良好に排出できる。
上記排水部材は、車両に含まれると共に車両幅方向に延在するリーンフォースメント上に装着されており、一対の排水部のそれぞれは、主部の底面から下方に突出する爪部を有し、爪部は、リーンフォースメントに設けられる開口内に位置してもよい。この場合、車両前後方向においてリーンフォースメントに対して排水部材が相対的に移動するとき、爪部が開口の縁に当接する。これにより、車両前後方向における排水部材とリーンフォースメントとのずれを抑制できる。
本発明の一側面によれば、部品点数の増加を抑制しつつ、車室内への水の浸入を良好に防止可能なサンルーフ用排水部材を提供できる。
図1は、サンルーフが装着される車両の一部を示す概略斜視図である。 図2(a)は、サンルーフの一部を示す概略平面図であり、図2(b)は、サンルーフ用排水部材を示す概略平面図である。 図3(a)は、排水部材の要部を示す概略拡大斜視図であり、図3(b)は、図3(a)のα-α線に沿った端面図である。 図4(a)は、排水部の一部の概略拡大斜視図であり、図4(b)は、排水部の別の一部の概略拡大斜視図である。 図5(a)は、排水部材がリーンフォースメントに装着された状態の要部拡大斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のβ-β線に沿った端面図である。 図6は、第1変形例に係る排水部材の要部を示す概略斜視図である。 図7は、第2変形例に係る排水部材の要部及びサンルーフサイドレールの一部を示す概略斜視図である。 図8は、第3変形例に係る排水部材の要部及びリーンフォースメントの要部を示す概略端面図である。 図9は、変形例に係る排水部材の要部を示す概略端面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。なお、本明細書における「同一」及びそれに類似する単語は、「完全同一」のみに限定されない。
図1は、サンルーフが装着される車両の一部を示す概略斜視図である。図1に示されるように、自動車などの車両1に含まれるルーフパネル2には、平面視にて矩形状を有する開口3が設けられる。開口3は、後述するサンルーフ10のための開口(サンルーフ開口)である。本実施形態では、開口3は、例えばルーフパネル2の中央に設けられる。以下の説明では、車両1の前後長に沿った方向を車両前後方向Xとし、車両1の車幅に沿った方向を車両幅方向Yとし、車両1の高さに沿った方向を車両上下方向Zとする。また、車両上下方向Zに沿って見ることは、平面視に相当する。
図2(a)は、サンルーフの一部を示す概略平面図である。図2(a)に示されるサンルーフ10は、開閉可能な天窓であり、例えば、車両1のルーフパネル2、フレームなどに装着される。本実施形態では、サンルーフ10は、ブラケット、ボルトなどを介してルーフパネル2の下側から車両1に装着されるが、これに限られない。サンルーフ10は、ルーフパネル2の上側から車両1に装着されてもよい。サンルーフ10は、フロントガラス11と、リアガラス12と、メインフレーム13と、排水部材14とを有する。なお、サンルーフ10は、例えば、フロントガラス11及び/又はリアガラス12を駆動させるためのガラス駆動機構、サンシェード、当該サンシェードを駆動させるためのシェード駆動機構、デフレクターなどの構成要件も有するが、当該構成要件の詳細な説明は割愛する。
フロントガラス11とリアガラス12とは、開口3内に設けられる部材であり、車両前後方向Xにおいて順に並んでいる。フロントガラス11とリアガラス12とのそれぞれは、例えば、平面視にて矩形状を有し、且つ、車両前後方向Xから見て上方に突出する湾曲形状を有する。フロントガラス11とリアガラス12とのそれぞれは、透光性を有する。このため、フロントガラス11とリアガラス12との少なくとも一方は、例えば、光を完全透過してもよいし、光の一部を選択的に透過してもよいし、紫外線を遮断する機能を有してもよい。図示しないが、フロントガラス11とリアガラス12との隙間、リアガラス12と開口3の縁との隙間などを塞ぐ観点から、フロントガラス11とリアガラス12との少なくとも一方における外周縁の全体には、樹脂製のシールが保持され得る。なお以下では、フロントガラス11とリアガラス12との隙間を介する水は、ガラス同士の隙間を介する水に限られず、フロントガラス11を囲う部材とリアガラス12を囲う部材との当接部を介する水も含む。
本実施形態では、フロントガラス11は、ガラス駆動機構に含まれるスライド機構(不図示)に装着される。このため、フロントガラス11は、上記スライド機構の動作に伴って、車両後方に向かってスライド可能に設けられる。例えば、フロントガラス11は、上方に移動した後に車両後方にスライド移動してもよいし、下方に移動した後に車両後方にスライド移動してもよい。また、フロントガラス11は、その前端が下方に移動すると共にその後端が上方に移動するように傾いてもよい(チルトアップ機構)。本実施形態では、リアガラス12は、メインフレーム13もしくはメインフレーム13に固定される部材に固着されるが、これに限られない。例えば、リアガラス12もガラス駆動機構に含まれる別のスライド機構に装着されてもよい。この場合、例えば、リアガラス12は、フロントガラス11に連動して車両後方にスライド移動する。
メインフレーム13は、フロントガラス11、リアガラス12などを直接的もしくは間接的に支持する部材であり、例えば、平面視にて略U字形状を有する。本実施形態では、車両前後方向Xに沿って延在すると共に車両幅方向Yに沿って配列される一対のサンルーフサイドレール15,15(サイドレール)と、車両幅方向Yに沿って延在すると共にフロントガラス11よりも車両前方に位置するフロントフレームパーツ(不図示)とによって、メインフレーム13が構成される。各サンルーフサイドレール15は、フロントフレームパーツに接続される(不図示)。
各サンルーフサイドレール15は、スライド溝15aと、排水溝15bとを有する。スライド溝15aは、上記スライド機構が配置される部分である。スライド溝15aは、車両前後方向Xに沿って延在しており、例えば開口3の周縁部の下方に位置する。上記スライド機構は、スライド溝15aに沿ってスライド移動する。排水溝15bは、サンルーフ10から車両1の内部に浸入する水を車両外部に排出するための部分である。排水溝15bは、車両前後方向Xに沿って延在しており、車両幅方向Yにおいてスライド溝15aよりも外側に位置する。例えば、車両前後方向Xにおける排水溝15bの両端には、例えば開口(不図示)が設けられる。当該開口には、例えば、排水溝15bに溜まった水を車外に排出するためのホースなどが装着され得る。
図2(b)は、サンルーフ用排水部材を示す概略平面図である。図3(a)は、排水部材の要部を示す概略拡大斜視図であり、図3(b)は、図3(a)のα-α線に沿った端面図である。排水部材14は、サンルーフ10から車両1の内部に浸入する水を排水溝15bに排出する部材である。このため、排水部材14は、サンルーフ用排水部材とも呼称できる。排水部材14は、平面視にてI型形状を有し、車両幅方向Yにおいて開口3を横断するように車両1に装着される。本実施形態では、排水部材14は、メインフレーム13に装着されておらず、車両1に含まれる部材に装着される(詳細は後述する)。車両前後方向Xにおいて、排水部材14の一部はフロントガラス11の下方に位置し、排水部材14の別の一部はリアガラス12の下方に位置する。また、車両上下方向Zにおいて、排水部材14は、フロントガラス11及びリアガラス12よりも下方であって、メインフレーム13よりも上方に位置する。重量、耐水性、加工容易性などの観点から、排水部材14は、例えば弾性を有する樹脂成形体である。
図2(b)に示されるように、排水部材14は、車両幅方向Yに延在する本体部21と、車両幅方向Yにおける本体部21の両端に位置する一対の排水部22,22とを有する。本実施形態では、本体部21と一対の排水部22,22とは、一体成形されている。
排水部材14の本体部21は、一対の排水部22,22を一体化するための部分であり、平面視にて長方形状を有する。車両前後方向Xにおいて、本体部21の一部はフロントガラス11の下方に位置し、本体部21の別の一部はリアガラス12の下方に位置する。本実施形態では、本体部21は、車両幅方向Yに沿って延在する底部21aと、車両前後方向Xにおける底部21aの前端側から立設する壁部21bと、車両前後方向Xにおける底部21aの後端側から立設する壁部21cとを有する。底部21aは、例えばフロントガラス11とリアガラス12との隙間を介して車両1の内部に浸入する水を受け止める部分である。底部21a上の水を排水部22に容易に向かわせる観点から、底部21aは、車両前後方向Xから見て、上方に突出する湾曲形状を有する。換言すると、車両幅方向Yにおいて、底部21aの中央部は、底部21aの端部よりも上方に位置する。また、当該中央部から当該端部に向かって下方に傾斜している。壁部21b,21cは、底部21a上に位置する水の予期せぬ漏れを抑制する部分であって、底部21aと同じく車両幅方向Yに沿って延在している。加えて、本体部21に壁部21b,21cが設けられることによって、本体部21の剛性を向上できる。壁部21b,21cの高さは、他の部品に干渉しない限り、特に限定されない。なお、本体部21には壁部21b,21cは設けられなくてもよい。
一対の排水部22,22のそれぞれは、本体部21から供給される水を外部から排出する部分である。車両前後方向Xにおいて、各排水部22の寸法は本体部21の寸法よりも大きく、各排水部22の一部は本体部21よりも車両前方に位置し、各排水部22の別の一部は本体部21よりも車両後方に位置する。各排水部22は、主部31と、第1先端部32と、第2先端部33と、第1壁部34と、第2壁部35と、第3壁部36と、把持部37と、規制部38と、保持部39とを有する。本実施形態では、第1先端部32の形状と第2先端部33の形状とは互いに異なるが、これに限られない。
主部31は、本体部21から流れる水を受け止める部分であり、本体部21に接続されると共に車両前後方向Xに延在する。主部31の少なくとも一部は、開口3の縁の下方に位置してもよい。この場合、主部31は、開口3の縁から車両1の内部に浸入する水を良好に受け止められる。主部31は、排水通路41と、補強部42,43とを有する。排水通路41は、主部31の主要機能(すなわち、本体部21から流れる水を受け止める)を発揮する部分である。本体部21から主部31へ良好に排水するため、排水通路41は、本体部21よりも下方に位置する。車両前後方向Xから見て、排水通路41の頂面41aは、例えば略V字形状を有する。排水通路41の底面41bには、下方に突出する突起41c,41dが設けられる。車両前後方向Xにおいて、突起41cは主部31の前端31aに設けられ、突起41dは主部31の後端31bに設けられる。補強部42,43は、例えば、排水通路41の剛性向上のために設けられる。補強部42は、車両前後方向Xにおける排水通路41の前側と、本体部21とを接続する。他方の補強部43は、車両前後方向Xにおける排水通路41の後側と、本体部21とを接続する。補強部42,43は、例えば、平面視にて略三角形状を有するが、これに限られない。補強部42,43のそれぞれは、フロントガラス11の後端側の角(後角)及びリアガラス12の前端側の角(前角)のいずれかに重なる、もしくは、上記角の周辺に位置する。上記後角と上記前角との周辺では略T字状の隙間が生じ、当該隙間から車両1の内部に水が浸入しやすい。これに対して、本実施形態のように排水部材14に補強部42,43が設けられることによって、上記隙間から車両1の内部に浸入する水を、本体部21だけでなく補強部42,43でも受け止めることができる。
図4(a)は、排水部の一部の概略拡大斜視図である。図3(a),(b)及び図4(a)に示されるように、第1先端部32は、排水部22上の水を外部へ排出する部分であり、主部31の前端31aに接続される。第1先端部32は、例えば、平面視にてくちばし状に成形される。第1先端部32の少なくとも一部は、車両前方に向かって先細りとなっており、且つ、主部31よりも下方に位置する。第1先端部32は、排水通路41と同様に、車両前後方向Xから見て、例えば略V字形状を有する。第1先端部32は、第1傾斜部51と、第2傾斜部52と、第1傾斜部51及び第2傾斜部52の接合部53とを有する。第1傾斜部51は、主部31の前端31aに接続されると共に接合部53まで延在する部分であり、前端31aから車両前方且つ下方に向かって延在する。第2傾斜部52は、接合部53から車両前方且つ下方に向かって延在する部分である。第2傾斜部52の先端52aは、サンルーフサイドレール15の排水溝15b上に位置する。先端52aには、下方に突出する凸部52bが設けられる。凸部52bが設けられることによって、第1先端部32から排出される水が、凸部52bの表面52cを伝って排水溝15bに誘導される。これにより、第1先端部32から排出される水が第2傾斜部52の背面を伝って車両後方に回り込むことを抑制できる。上記回り込みを良好に抑制する観点から、凸部52bのうち最も車両前方に位置する表面52cは、車両前後方向Xに対して直交もしくは略直交してもよい。第1先端部32に到達した水を確実に排水溝15bに到達させるため、先端52aの凸部52bは、排水溝15bに接触してもよい。接合部53は、第1傾斜部51と第2傾斜部52とをつなぐ部分である。本実施形態では、第1傾斜部51の傾斜角は一定ではなく、第2傾斜部52の傾斜角は一定であるが、これに限られない。また、第2傾斜部52の傾斜は、第1傾斜部51の傾斜よりも緩やかになっているが、これに限られない。
図4(b)は、排水部の別の一部の概略拡大斜視図である。図3(a),(b)及び図4(b)に示されるように、第2先端部33は、排水部22上の水を外部へ排出する部分であり、主部31の後端31bに接続される。第2先端部33の少なくとも一部は、車両後方に向かって先細りとなっており、且つ、主部31よりも下方に位置する。第2先端部33は、排水通路41と同様に、車両前後方向Xから見て、例えば略V字形状を有する。第2先端部33は、第1傾斜部61と、第2傾斜部62と、第1傾斜部61及び第2傾斜部62の接合部63とを有する。第1傾斜部61は、主部31の後端31bに接続されると共に接合部63まで延在する部分であり、後端31bから車両後方且つ下方に向かって延在する。第2傾斜部62は、接合部63から車両後方且つ下方に向かって延在する部分である。第2傾斜部62の先端62aは、サンルーフサイドレール15の排水溝15b上に位置する。先端62aには、下方に突出する凸部62bが設けられる。凸部62bが設けられることによって、第2先端部33から排出される水が、凸部62bの表面62cを伝って排水溝15bに誘導される。これにより、第2先端部33から排出される水が第2傾斜部62の背面を伝って車両前方に回り込むことを抑制できる。上記回り込みを良好に抑制する観点から、凸部62bのうち最も車両後方に位置する表面62cは、車両前後方向Xに対して直交もしくは略直交してもよい。第2先端部33に到達した水を確実に排水溝15bに到達させるため、先端62aの凸部62bは、排水溝15bに接触してもよい。接合部63は、第1傾斜部61と第2傾斜部62とをつなぐ部分である。本実施形態では、第1傾斜部61の傾斜角は一定ではなく、第2傾斜部62の傾斜角は一定であるが、これに限られない。また、第2傾斜部62の傾斜は、第1傾斜部61の傾斜よりも緩やかになっているが、これに限られない。なお、第1先端部32に含まれる第2傾斜部52の傾斜は、第2先端部33に含まれる第2傾斜部62の傾斜よりも急峻であるが、これに限られない。
第1壁部34は、第1先端部32もしくは第2先端部33を介さない水の主部31からの流出を抑制する部分であり、車両前後方向X及び車両上下方向Zに延在する。第1壁部34は、本体部21から流れてくる水の流出を抑制する機能と、当該水が流れる方向を車両前後方向Xに変更する機能とを更に有する。加えて、主部31に第1壁部34が設けられることによって、主部31の剛性を向上できる。第1壁部34は、車両幅方向Yにおいて主部31を挟んで本体部21の反対側に位置する。第1壁部34は、車両幅方向Yにおいて排水部22の最も外側に位置する。第1壁部34は、主部31、第1先端部32及び第2先端部33から立設する。車両前後方向Xにおいて、第1壁部34の一端34aは、第1先端部32の先端(第2傾斜部52の先端52a)に位置し、第1壁部34の他端34bは、第2先端部33の先端(第2傾斜部62の先端62a)に位置する。第1壁部34の高さは、他の部品に干渉しない限り、特に限定されない。
第2壁部35は、第1壁部34と同様に、水の主部31からの流出を抑制する部分であり、車両前後方向X及び車両上下方向Zに延在する。第2壁部35は、車両幅方向Yにおいて主部31を挟んで第1壁部34の反対側であって本体部21よりも車両前方に位置する。第2壁部35は、車両幅方向Yにおいて排水部22の最も内側に位置する。第2壁部35は、主部31及び第1先端部32から立設する。第2壁部35の一部は主部31の排水通路41から立設し、第2壁部35の別の一部は主部31の補強部42から立設する。車両前後方向Xにおいて、第2壁部35の一端35aは、主部31に含まれる補強部42に位置し、第2壁部35の他端35bは、第1先端部32の先端(第2傾斜部52の先端52a)に位置する。主部31の強度の観点から、一端35aは、本体部21の壁部21bにつながっているが、これに限られない。第2壁部35の高さは、他の部品に干渉しない限り、特に限定されない。
第3壁部36は、第1壁部34と同様に、水の主部31からの流出を抑制する部分であり、車両前後方向X及び車両上下方向Zに延在する。第3壁部36は、車両幅方向Yにおいて主部31を挟んで第1壁部34の反対側であって本体部21よりも車両後方に位置する。第3壁部36は、第2壁部35と同様に、車両幅方向Yにおいて排水部22の最も内側に位置する。第3壁部36は、主部31及び第2先端部33から立設する。第3壁部36の一部は主部31の排水通路41から立設し、第3壁部36の別の一部は主部31の補強部43から立設する。車両前後方向Xにおいて、第3壁部36の一端36aは、主部31に含まれる補強部43に位置し、第3壁部36の他端36bは、第2先端部33上に位置する。主部31の強度の観点から、一端36aは、本体部21の壁部21cにつながっているが、これに限られない。他端36bは、車両前後方向Xにおいて主部31と第2先端部33の先端(第2傾斜部62の先端62a)との間に位置する。換言すると、他端36bは、第1壁部34の他端34bよりも車両前方に位置する。第3壁部36の高さは、他の部品に干渉しない限り、特に限定されない。
把持部37は、排水部材14を他の部品に装着するとき、上記他の部品を把持する部分である(詳細は後述する)。把持部37は、主部31よりも下方であって、車両前後方向Xにおいて本体部21よりも車両後方に位置する。本実施形態では、把持部37の一部は、第2先端部33から車両前方に延在するが、これに限られない。把持部37は、上記他の部品を受けるための受け部37aと、接合部63の下端から車両前方に延在する自由端37bとを有する。受け部37aは、車両前後方向Xにおいて第1傾斜部61の反対側に位置する面を有する。自由端37bは、排水部材14が他の部品に装着されたときに当該他の部品の下方への移動を抑制する弾性変形可能な部分であり、受け部37aよりも下方に位置する。自由端37bの先端は、上方に延在すると共に排水通路41の突起41dの下方に位置する。例えば、排水部材14が他の部品に装着されたとき、当該他の部品は、受け部37aに突き当たると共に自由端37bと突起41dとによって挟まれる。
規制部38は、排水部材14を他の部品に装着するとき、車両前後方向Xにおける上記他の部品の移動を規制する部分である。規制部38は、主部31よりも下方であって、車両前後方向Xにおいて本体部21よりも車両前方に位置する。本実施形態では、規制部38は、第1先端部32から車両後方に突出するが、これに限られない。
保持部39は、排水部材14が装着された他の部品に付勢力を与える部分である(詳細は後述する)。保持部39は、主部31よりも下方であって、本体部21よりも車両前方に位置する。本実施形態では、保持部39は、第1先端部32から車両後方に延在するが、これに限られない。保持部39は、例えば弾性変形可能な鉤爪形状もしくはフック形状を有する。保持部39は、接合部53の下端から車両後方に延在する基端部39aと、基端部39aの先端から上方且つ車両後方に延在する付勢部39bとを有する。付勢部39bは、上述した保持部39の機能を発揮する部分である。車両幅方向Yから見て、付勢部39bは、例えば基端部39aを支点として回動するように弾性変形可能である。上記他の部品に対して付勢力を好適に与える観点から、付勢部39bの先端に突起、肉厚部などが設けられてもよい。
次に、図5(a),(b)を参照しながら、排水部材14が他の部品上に装着された状態の一例を説明する。以下では、上記他の部品は、車両1に含まれると共に、車両1の開口3を横断するように車両幅方向Yに延在するリーンフォースメントとする。図5(a)は、排水部材がリーンフォースメントに装着された状態の要部拡大斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のβ-β線に沿った端面図である。
図5(a),(b)に示されるように、リーンフォースメント100は、車両1のフレームなどに装着される補強部品であり、例えば金属板もしくは合金板の加工品である。本実施形態では、リーンフォースメント100は、平面視にてI字形状を有する。このため、リーンフォースメント100は、本体部101と、車両幅方向Yにおける本体部101の両端に接続される一対の幅広部102,102とを有する。リーンフォースメント100の剛性向上の観点から、リーンフォースメント100は、例えば断面ハット形状などを有してもよい。本実施形態では、本体部101の断面形状と各幅広部102の断面形状とは、互いに異なるハット形状であるが、これに限られない。なお、本体部101と一対の幅広部102,102とは、互いに継ぎ目なく設けられる。
本体部101は、リーンフォースメント100としての機能を発揮する部分であり、排水部材14の本体部21の下方に位置する。本体部101は、例えば平面視にて略長方形状を有するが、これに限られない。本体部101と本体部21との間の少なくとも一部には、隙間が設けられる。各幅広部102は、排水部材14が装着される被装着部分であり、排水部材14に含まれる排水部22の主部31の下方に位置する。各幅広部102は、リーンフォースメント100を車両1のフレームなどに装着するための部分としても用いられ得る。平面視にて、各幅広部102の車両前後方向Xにおける寸法は、本体部101の車両前後方向Xにおける寸法よりも長い。各幅広部102には、ボルトなどが挿入可能である複数の開口Oが設けられる。また、各幅広部102は、チャンネル部111と、チャンネル部111よりも車両前方に位置するフランジ部112と、チャンネル部111よりも車両後方に位置するフランジ部113とを有する。チャンネル部111と、フランジ部112,113とのそれぞれは、車両幅方向Yに沿って延在している。本実施形態では、フランジ部112上と、フランジ部113上とのそれぞれには、例えば不織布、スポンジなどの変形可能な衝撃吸収部材121が設けられる。衝撃吸収部材121の材質などによっては、車両1の振動などに伴う排水部材14とリーンフォースメント100とのずれも抑制できる。加えて、衝撃吸収部材121の存在によって、排水部材14とリーンフォースメント100との接触部から生じる音を低減できる。
リーンフォースメント100に排水部材14が装着されるとき、まず、フランジ部113を把持部37内に挿入する。これにより、把持部37がフランジ部113を衝撃吸収部材121を介して把持する。このとき、車両前後方向Xにおけるフランジ部113の先端を、衝撃吸収部材121を介して把持部37の受け部37aに突き当てる。よって、把持部37は、リーンフォースメント100の移動を規制する規制部としても機能する。次に、幅広部102を把持部37と規制部38とによって挟持するように、リーンフォースメント100を排水部材14に嵌め込む。これにより、車両前後方向Xにおけるフランジ部112の先端を規制部38に突き当てる。次に、保持部39の付勢部39bを弾性変形してフランジ部112よりも車両前方に配置することによって、付勢部39bの先端を、衝撃吸収部材121を介してフランジ部112に突き当てる。このとき、当該先端は、後述する第1板部材151の下方に位置し、且つ、フランジ部112によって固定される。これにより、排水部材14とリーンフォースメント100とが車両上下方向Zに沿って互いに離れようとするとき、排水部材14の上方への移動と、リーンフォースメント100の下方への移動が、保持部39によって妨げられる。よって、車両上下方向Zにおけるフランジ部112の前方と排水部材14との脱離は、排水通路41及び保持部39によって抑制される。
上述したように、保持部39の付勢部39bを第1先端部32に近づけるように弾性変形させることによって、付勢部39bは、フランジ部112よりも車両前方に配置される。このとき、付勢部39bに与えていた力を解除することによって、付勢部39bが元に戻ろうとし、フランジ部112に設けられる衝撃吸収部材121に突き当たる。これにより、保持部39は、フランジ部112に対して、車両後方に向かう付勢力を与え、フランジ部113の上記先端が受け部37aに良好に突き当たる。よって、本実施形態では、保持部39は、車両前後方向Xにおけるリーンフォースメント100の移動を規制する規制部としても機能する。
本実施形態では、リーンフォースメント100は、第1板部材151と、第1板部材151の下方に位置する第2板部材152とを有する。第1板部材151と第2板部材152とは、平面視にてI字形状を有しており、車両上下方向Zにおいて互いに重なる。第1板部材151と第2板部材152とのそれぞれは、例えば金属板もしくは合金板の加工品であり、断面ハット形状を有する。平面視にてリーンフォースメント100の第1板部材151のみが確認されるが、これに限られない。リーンフォースメント100の剛性向上の観点から、第1板部材151と第2板部材152とは、公知の方法にて一体化され得る。第1板部材151は、フランジ部112の一部である板状部分151a(第1板状部分)と、フランジ部113の一部である板状部分151bとを有する。第2板部材152は、フランジ部112の別の一部である板状部分152a(第2板状部分)と、フランジ部113の別の一部である板状部分152bとを有する。
板状部分151a,152aは、車両前後方向Xにおいて第1先端部32に対向し、車両上下方向Zにおいて隙間なく密着している。板状部分151aは、板状部分152aよりも車両前方に向かって突出している。換言すると、車両前後方向Xにおいて、板状部分151aの先端と板状部分152aの先端とは、互いに揃っていない。このため、車両前後方向Xにおける板状部分151aの先端部と、車両前後方向Xにおける板状部分152aの先端部とによって、段差が設けられる。排水部材14がリーンフォースメント100に装着されるとき、保持部39の付勢部39bは、当該段差に入り込む。具体的には、付勢部39bは、上述したように板状部分151aよりも下方に位置し、且つ、衝撃吸収部材121を介して板状部分152aに突き当たる。
板状部分151b,152bは、車両前後方向Xにおいて第2先端部33に対向し、車両上下方向Zにおいて隙間なく密着している。車両前後方向Xにおける板状部分151bの先端と、車両前後方向Xにおける板状部分152bの先端とは、互いに揃っている。排水部材14がリーンフォースメント100に装着されるとき、把持部37は、衝撃吸収部材121を介して板状部分151b,152bを把持する。
以上に説明した本実施形態に係る排水部材14は、平面視にてI型形状を有し、開口3(サンルーフ開口)を横断するように車両1に装着されている。このような排水部材14をサンルーフ10のフロントガラス11とリアガラス12との隙間の下方に配置することによって、フロントガラス11とリアガラス12との間から車室内に浸入する水を、本体部21にて受け止めることができる。また、一対の排水部22,22のそれぞれは、車両幅方向Yに延在する本体部21の端に接続されており、且つ、車両前後方向Xに延在する主部31を有する。このため、例えば各主部31が開口3の縁の下方に位置されることによって、ルーフパネル2と、サンルーフ10との間からの車室内への水の浸入を防止できる。よって、開口3の縁からの車室内への水の侵入防止、並びに、フロントガラス11とリアガラス12との間からの車室内への水の侵入防止を、単一の排水部材14にて実現できる。加えて、一対の排水部22,22のそれぞれは、車両幅方向Yにおいて主部31を挟んで本体部21の反対側に位置し、主部31から立設する第1壁部34を有する。このため、例えば、車両幅方向Yに沿って本体部21から排水部22へ流れてきた水が第1壁部34に突き当たる。これにより、当該水は、主部31上から流出しにくくなり、第1先端部32及び/又は第2先端部33に向かって流れやすくなる。そして、第1先端部32及び/又は第2先端部33を介して排水部22上の水が良好に排出される。さらには、車両1の振動などに起因して主部31上の水が外部に漏れることを抑制できる。
本実施形態では、第1先端部32は、車両前方に向かって先細りとなっており、第2先端部33は、車両後方に向かって先細りとなっている。このため、第1先端部32と第2先端部33とのそれぞれにおいて、水を整流できると共に水の流速を上昇できる。ここで、第1先端部32と第2先端部33とのそれぞれは、車両前後方向Xから見て、略V字形状を有する。このため、第1先端部32と第2先端部33とのそれぞれにおいて、車両幅方向Yにおける中央部分に水が集まる。これにより、第1先端部32と第2先端部33とのそれぞれにて、水が蛇行せずに直進的に流れやすくなるので、水がより整流され、且つ、水の流速の更なる上昇が実現できる。これにより、排水部22に到達した水は、第1先端部32及び/又は第2先端部33を介して、排水溝15bの中央部分に向かってより良好に排出される。
本実施形態では、一対の排水部22,22のそれぞれは、車両幅方向Yにおいて主部31を挟んで第1壁部34の反対側であって本体部21よりも車両前方に位置し、主部31から立設する第2壁部35と、車両幅方向Yにおいて主部31を挟んで第1壁部34の反対側であって本体部21よりも車両後方に位置すると共に主部31から立設する第3壁部36と、を有し、車両前後方向Xにおいて、第1壁部34の一端34aは、第1先端部32の先端に位置し、第1壁部34の他端34bは、第2先端部33の先端に位置し、第2壁部35の一端35aは、主部31上に位置し、第2壁部35の他端35bは、第1先端部32の先端に位置し、第3壁部36の一端36aは、主部31上に位置し、第3壁部36の他端36bは、車両前後方向Xにおいて主部31と第2先端部33との間に位置する。この場合、車両1の振動などに起因して主部31上の水が漏れることを良好に抑制できる。
本実施形態では、第1先端部32の先端52aには下方に突出する凸部52bが設けられる。このため、第1先端部32の先端52aに到達した水は、凸部52bを伝って排出される。これにより、排水が第2傾斜部52の背面を伝って後ろ側に回り込むことを抑制し、先端52aからの排水方向を所望の方向である車両前方に誘導しやすくなる。また、第2先端部33の先端62aには、下方に突出する凸部62bが設けられる。このため、第2先端部33の先端62aに到達した水は凸部52bを伝って排出される。これにより、排水が第2傾斜部62の背面を伝って後ろ側に回り込むことを抑制し、先端62aからの排水方向を所望の方向である車両後方に誘導しやすくなる。
本実施形態では、排水部材14は、車両1に含まれると共に車両幅方向Yに延在するリーンフォースメント100上に装着されており、一対の排水部22,22のそれぞれは、主部31よりも下方であって車両後方に位置し、リーンフォースメント100を把持する把持部37と、主部31よりも下方であって把持部37よりも車両前方に位置し、リーンフォースメント100の車両前後方向Xにおける移動を規制する規制部38と、を有する。このため、把持部37及び規制部38を介して排水部材14をリーンフォースメント100上に固定できるので、部品点数の増加を抑制できる。加えて、排水部材14がリーンフォースメント100に装着されることによって、排水部材14とリーンフォースメント100とを単一部材とみなすことができる。これにより、設計時に排水部材14とリーンフォースメント100との間の空間を考慮する必要がなくなる。このため、サンルーフ10が装着される車両1内において上記空間を確保する必要がなくなるので、サンルーフ10の薄型化を実現できる。また、サンルーフ設計の容易化も実現可能である。
例えば、上記特許文献1にて開示される排水部材が用いられる場合、排水部材と補強部材とは、互いに別体となる(上記特許文献1の図3などを参照)。この場合、排水部材と補強部材との間の空間を考慮する必要がある。これに対して本実施形態には、上述したように上記空間を考慮する必要がないといった利点がある。また、上記特許文献1にて開示される排水部材は、単に吊下固定されている。このため、例えばサンルーフの大型化などに伴って当該排水部材を大型化すると、当該排水部材の先端が撓む可能性などもある。よって上記特許文献1において上記空間を考慮するときには、排水部材の撓みなども考慮する必要がある。これに対して本実施形態では、上述したように排水部材14がリーンフォースメント100上に固定される。このため本実施形態には、排水部材14の撓みなども考慮する必要がないといった利点もある。さらには、強度向上等の観点からリーンフォースメント100を大型化した場合であっても、排水部材14は、リーンフォースメント100に対して追従性よく設けられる。
本実施形態では、リーンフォースメント100は、車両前後方向Xにおいて第1先端部32に対向する板状部分151aと、車両前後方向Xにおいて第1先端部32に対向すると共に、板状部分151aの下方に位置する板状部分152aと、を有し、板状部分151aは、板状部分152aよりも車両前方に向かって突出しており、保持部39は、板状部分151aよりも下方に位置すると共に、付勢力を板状部分152aに与える。この場合、保持部39の上方への移動が板状部分151aにて妨げられるので、車両1の振動などによる保持部39のずれを抑制できる。
以下では、図6~図8を参照しながら、上記実施形態の変形例について説明する。以下の変形例において、上記実施形態と重複する箇所の説明は省略する。したがって以下では、上記実施形態と異なる箇所を主に説明する。
図6は、第1変形例に係る排水部材の要部を示す概略斜視図である。図6に示されるように、排水部材14Aは、リーンフォースメント100に一体成形された成形体である。排水部材14Aは、例えば、リーンフォースメント100を収容する金型を用いて成形される成形体である。このため、排水部材14Aに含まれる本体部21Aと、排水部22Aとは、リーンフォースメント100の第1板部材151上に直接形成されている。このため、排水部22Aには、上記実施形態と異なり、把持部37及び保持部39は形成されていない。
以上に説明した第1変形例に係る排水部材14Aにおいても、上記実施形態と同様の作用効果が奏される。加えて、第1変形例によれば、本体部21Aと第1板部材151との隙間を樹脂にて埋めることができる。これにより、本体部21Aの剛性をさらに向上できるので、本体部21Aの中央部における撓みの発生などを抑制できる。さらには、リーンフォースメント100に装着するための把持部等を排水部材14Aに設けなくてもよいので、当該把持部等に配置される衝撃吸収部材(緩衝材)が不要になる。よって、部品点数も低減できる。
図7は、第2変形例に係る排水部材の要部及びサンルーフサイドレールの一部を示す概略斜視図である。図7に示されるように、排水部材14Bは、一対のサンルーフサイドレール15Aに装着される。第2変形例では、排水部材14Bとサンルーフサイドレール15Aとは、スクリューねじ、ボルト・ナット等の締結部材FMを用いて連結される。締結部材FMは、第1壁部34Aに設けられる開口(不図示)と、サンルーフサイドレール15Aに固定される被連結部200a,200bとを挿通する。このとき、排水部22Bは、排水溝15b上に固定される。被連結部200aは、車両前後方向Xにおいて本体部21と第1先端部32との間に位置する。被連結部200bは、車両前後方向Xにおいて本体部21と第2先端部33との間に位置する。第1先端部32と第2先端部33との少なくとも一方は、排水溝15bに接触してもよい。
以上に説明した第2変形例に係る排水部材14Bにおいても、上記実施形態と同様の作用効果が奏される。なお、排水部材14Bとサンルーフサイドレール15Aとは、締結部材FMを用いずに連結されてもよい。例えば、排水部材にはサンルーフサイドレールに係止する係止部が設けられてもよいし、サンルーフサイドレールには排水部材に係止する係止部が設けられてもよい。
図8は、第3変形例に係る排水部材の要部及びリーンフォースメントの要部を示す概略端面図である。図8に示されるように、排水部材14Cに含まれる排水部22Cは、上記実施形態と異なり、車両後方に位置する把持部37と、車両前方に位置する規制部38と、保持部39とを有さない(図3(b)を参照)。代わりに、排水部22Cは、把持部71と、爪部72と、掛止部73とを有する。また、排水部材14Cが装着されるリーンフォースメント100Aの幅広部102Aにおいて、フランジ部112Aには開口Oとは異なる排水部材14C用の開口112aが設けられており、フランジ部113Aには開口Oとは異なる排水部材14C用の開口113aが設けられている。
把持部71は、排水部材14Cを他の部品に装着するとき、上記他の部品を把持する部分である(詳細は後述する)。把持部71は、主部31Aよりも下方であって、車両前後方向Xにおいて第1先端部32と開口112aとの間に位置する。把持部71は、上記他の部品を受けるための受け部71aと、受け部71aの下端から車両後方に延在する自由端71bとを有する。受け部71aは、排水通路41の底面41bから下方に突出する部分である。排水部材14Cが他の部品に装着されたとき、受け部71aの下端は、当該他の部品よりも下方に位置する。自由端71bは、排水部材14Cが他の部品に装着されたときに当該他の部品の下方への移動を抑制する弾性変形可能な部分である。自由端71bの一部は、上方に延在すると共に排水通路41の突起41cの下方に位置する。例えば、排水部材14Cが他の部品に装着されたとき、当該他の部品は、受け部71aに突き当たると共に自由端71bと突起41cとによって挟まれる。
爪部72は、排水部材14Cを他の部品に装着するとき、車両前後方向Xにおける上記他の部品の移動を規制する剛体部分である。このため、爪部72は、排水部材14Cにおける規制部として機能し得る。爪部72は、排水通路41の底面41bから下方に突出している。爪部72の形状は特に限定されない。爪部72による他の部品の移動規制効果を良好に発揮する観点から、車両前方に位置する爪部72の側面は、車両前後方向Xに対して直交もしくは略直交してもよい。
掛止部73は、排水部材14Cを他の部品に装着するとき、上記他の部品に掛止される部分である(詳細は後述する)。掛止部73は、主部31Aよりも下方であって、爪部72よりも車両後方に位置する。掛止部73は、排水通路41の底面41bから下方に突出する基端部73aと、基端部73aの下端から車両後方に延在する自由端73bとを有する。排水部材14Cが他の部品に装着されたとき、基端部73aの下端は、当該他の部品よりも下方に位置する。自由端73bは、排水部材14Cが他の部品に装着されたときに当該他の部品の下方への移動を抑制する弾性変形可能な部分である。自由端73bの一部は、上方に延在すると共に排水通路41の突起41dの下方に位置する。例えば、排水部材14Cが他の部品に装着されたとき、当該他の部品は、自由端73bと突起41dとによって挟まれる。
リーンフォースメント100Aに排水部材14Cが装着されるとき、フランジ部112Aを把持部71内に挿入する。これにより、把持部71がフランジ部112Aを衝撃吸収部材121を介して把持する。このとき、車両前後方向Xにおけるフランジ部112Aの先端を、衝撃吸収部材121を介して把持部71の受け部71aに突き当てる。よって、把持部71は、リーンフォースメント100Aの移動を規制する規制部としても機能する。また、掛止部73を開口113aに挿通させると共に、爪部72を開口112a内に収容し、掛止部73をフランジ部113Aに掛止させる。このとき、爪部72は開口112aの縁に当接してもよいし、基端部73aは開口113aの縁に当接してもよい。
以上に説明した第3変形例に係る排水部材14Cでは、リーンフォースメント100Aに対する装着が容易になり、且つ、上記実施形態と同様の作用効果が奏される。加えて、排水部22Cにおいてリーンフォースメント100Aと重なる部分の車両上下方向Zに沿った寸法をより縮めることができる。これにより、排水部材14Cのコンパクト化が実現できる。なお、第3変形例では、把持部71及び爪部72が掛止部73よりも車両前方に位置するが、これに限られない。例えば、掛止部73は車両前方に位置し、把持部71及び爪部72が掛止部73よりも車両後方に位置してもよい。この場合、例えば、掛止部73が開口112aを挿通し、爪部72が開口113aに収容されてもよい。また、掛止部73は、フランジ部112Aまたはフランジ部113Aを把持する把持部として機能してもよい。つまり、車両前後方向Xにおいて爪部72の反対側に把持部が設けられてもよい。
本発明の一側面に係るサンルーフ用排水部材は、上記実施形態及び上記各変形例に限られない。例えば、排水部材は、車両用であればよい。また、上記実施形態及び上記各変形例では、排水部材は平面視にてI型形状を有するが、これに限られない。例えば、排水部材は、平面視にてC型形状を有してもよいし、S型形状を有してもよい。排水部材が平面視にてC型形状を有する場合、例えば、各排水部は、第1先端部と第2先端部との一方のみを有する。排水部材が平面視にてC型形状を有する場合、例えば、一方の排水部は第1先端部と第2先端部との一方のみを有し、他方の排水部は第1先端部と第2先端部との他方のみを有する。
上記実施形態及び上記各変形例では、第1先端部の形状と第2先端部の形状とは互いに異なっているが、これに限られない。例えば、第2先端部の形状が第1先端部の形状と同一でもよいし、第1先端部の形状が第2先端部の形状と同一でもよい。もしくは、主部の前端に第2先端部が接続され、主部の後端に第1先端部が接続されてもよい。
上記実施形態及び上記各変形例では、第1先端部の先端と、第2先端部の先端とのそれぞれには、下方に突出する凸部が設けられるが、これに限られない。例えば、第1先端部及び第2先端部の一方の先端のみに、下方に突出する凸部が設けられてもよい。
上記実施形態では、第1先端部の後方から規制部及び保持部が延在しているが、これに限られない。例えば、図9に示されるように、主部31Bには規制部が設けられず、第1先端部32の後方から保持部39のみが延在してもよい。この場合、保持部39が規制部として機能し得る。また、上記実施形態では、保持部がリーンフォースメントに対して付勢力を与えるが、これに限られない。保持部は、リーンフォースメントに対して付勢力を与えなくてもよい。この場合、保持部は、例えば弾性変形可能な付勢部の代わりに、基端部を支点として回動可能な剛体部を有してもよい。
上記実施形態及び上記各変形例では、リーンフォースメントは、第1板部材と第2板部材とを有するが、これに限られない。例えば、リーンフォースメントは、1枚の板部材の加工品でもよい。この場合、リーンフォースメントの厚さの公差は、2枚の板部材によって構成されるリーンフォースメントよりも小さくなる傾向がある。したがって、リーンフォースメントの厚さに起因した排水部材の取り付け不良等が発生しにくくなる。なお、排水部材に保持部が設けられる場合、当該保持部が設けられるための段差が上記1枚の板部材に設けられてもよい。
1…車両、2…ルーフパネル、3…開口(サンルーフ開口)、10…サンルーフ、11…フロントガラス、12…リアガラス、14,14A,14B…排水部材、15,15A…サンルーフサイドレール、15b…排水溝、21,21A…本体部、22,22A,22B,22C…排水部、31,31A…主部、31a…前端、31b…後端、32…第1先端部、33…第2先端部、34,34A…第1壁部、34a,35a,36a…一端、34b,35b,36b…他端、35…第2壁部、36…第3壁部、37…把持部、37a…受け部、37b…自由端、38…規制部、39…保持部、39a…基端部、39b…付勢部、100…リーンフォースメント、101…本体部、102…幅広部、111…チャンネル部、112,112A…フランジ部、112a…開口、113,113A…フランジ部、113a…開口、121…衝撃吸収部材、151…第1板部材、151a…板状部分(第1板状部分)、151b…板状部分(第2板状部分)、152…第2板部材。

Claims (9)

  1. 平面視にてI型形状を有し、サンルーフ開口を横断するように車両に装着されるサンルーフ用排水部材であって、
    車両幅方向に延在する本体部と、
    前記車両幅方向における前記本体部の両端に位置する一対の排水部と、
    を備え、
    前記一対の排水部のそれぞれは、
    前記本体部に接続されると共に、車両前後方向に延在する主部と、
    前記車両前後方向における前記主部の前端に接続される第1先端部と、
    前記車両前後方向における前記主部の後端に接続される第2先端部と、
    前記車両幅方向において前記主部を挟んで前記本体部の反対側に位置する第1壁部と、を有し、
    前記第1先端部の少なくとも一部と、前記第2先端部の少なくとも一部とのそれぞれは、前記主部よりも下方に位置する、
    サンルーフ用排水部材。
  2. 前記第1先端部は、車両前方に向かって先細りとなっており、
    前記第2先端部は、車両後方に向かって先細りとなっている、請求項1に記載のサンルーフ用排水部材。
  3. 前記一対の排水部のそれぞれは、
    前記車両幅方向において前記主部を挟んで前記第1壁部の反対側であって、前記本体部よりも車両前方に位置する第2壁部と、
    前記車両幅方向において前記主部を挟んで前記第1壁部の反対側であって、前記本体部よりも車両後方に位置する第3壁部と、をさらに有し、
    前記車両前後方向において、
    前記第1壁部の一端は、前記第1先端部の先端に位置し、
    前記第1壁部の他端は、前記第2先端部の先端に位置し、
    前記第2壁部の一端と、前記第3壁部の一端とのそれぞれは、前記主部上に位置し、
    前記第2壁部の他端は前記第1先端部の前記先端に位置する、及び/又は、前記第3壁部の他端は前記第2先端部の前記先端に位置する、請求項1または2に記載のサンルーフ用排水部材。
  4. 前記一対の排水部のそれぞれは、
    前記車両幅方向において前記主部を挟んで前記第1壁部の反対側であって、前記本体部よりも車両前方に位置する第2壁部と、
    前記車両幅方向において前記主部を挟んで前記第1壁部の反対側であって、前記本体部よりも車両後方に位置する第3壁部と、をさらに有し、
    前記車両前後方向において、
    前記第1壁部の一端は、前記第1先端部の先端に位置し、
    前記第1壁部の他端は、前記第2先端部の先端に位置し、
    前記第2壁部の一端と、前記第3壁部の一端とのそれぞれは、前記主部上に位置し、
    前記第2壁部の他端は前記車両前後方向において前記主部と前記第1先端部の前記先端との間に位置する、及び/又は、前記第3壁部の他端は前記車両前後方向において前記主部と前記第2先端部の前記先端との間に位置する、請求項1または2に記載のサンルーフ用排水部材。
  5. 前記第1先端部及び前記第2先端部の少なくとも一方の先端には、下方に突出する凸部が設けられる、請求項1~4のいずれか一項に記載のサンルーフ用排水部材。
  6. 前記車両に含まれると共に前記車両幅方向に延在するリーンフォースメント上に装着されており、
    前記一対の排水部のそれぞれは、
    前記主部よりも下方であって前記車両前後方向に位置し、前記リーンフォースメントを把持する把持部と、
    前記主部よりも下方であって前記車両前後方向に位置し、前記リーンフォースメントの前記車両前後方向における移動を規制する規制部と、を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のサンルーフ用排水部材。
  7. 前記車両に含まれると共に前記車両幅方向に延在するリーンフォースメントに一体成形された成形体である、請求項1~5のいずれか一項に記載のサンルーフ用排水部材。
  8. 前記サンルーフに含まれる一対のサイドレールに装着されており、
    前記一対の排水部のそれぞれは、対応する前記サイドレールに連結される、請求項1~5のいずれか一項に記載のサンルーフ用排水部材。
  9. 前記車両に含まれると共に前記車両幅方向に延在するリーンフォースメント上に装着されており、
    前記一対の排水部のそれぞれは、
    前記主部よりも下方であって車両前方及び車両後方の一方に位置し、前記リーンフォースメントを把持する把持部と、
    前記把持部よりも車両前方及び車両後方の他方に位置し、前記主部の底面から下方に突出する爪部を有し、
    前記爪部は、前記リーンフォースメントに設けられる開口内に位置する、請求項1~5のいずれか一項に記載のサンルーフ用排水部材。
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