JP7070365B2 - 車両前部構造 - Google Patents

車両前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7070365B2
JP7070365B2 JP2018218518A JP2018218518A JP7070365B2 JP 7070365 B2 JP7070365 B2 JP 7070365B2 JP 2018218518 A JP2018218518 A JP 2018218518A JP 2018218518 A JP2018218518 A JP 2018218518A JP 7070365 B2 JP7070365 B2 JP 7070365B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
radiator support
bracket
support upper
hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018218518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020082960A (ja
Inventor
浩治 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018218518A priority Critical patent/JP7070365B2/ja
Priority to CN201911059449.4A priority patent/CN111204375B/zh
Priority to US16/683,388 priority patent/US11235815B2/en
Publication of JP2020082960A publication Critical patent/JP2020082960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7070365B2 publication Critical patent/JP7070365B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/10Bonnets or lids, e.g. for trucks, tractors, busses, work vehicles
    • B62D25/12Parts or details thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/34Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/082Engine compartments
    • B62D25/084Radiator supports
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/10Bonnets or lids, e.g. for trucks, tractors, busses, work vehicles
    • B62D25/105Bonnets or lids, e.g. for trucks, tractors, busses, work vehicles for motor cars
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B83/00Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
    • E05B83/16Locks for luggage compartments, car boot lids or car bonnets
    • E05B83/24Locks for luggage compartments, car boot lids or car bonnets for car bonnets
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F5/00Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers
    • E05F5/02Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers specially for preventing the slamming of swinging wings during final closing movement, e.g. jamb stops
    • E05F5/022Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers specially for preventing the slamming of swinging wings during final closing movement, e.g. jamb stops specially adapted for vehicles, e.g. for hoods or trunks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/34Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
    • B60R2021/343Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using deformable body panel, bodywork or components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車両前部構造、特に、ラジェータサポートの上に取り付けられて、フード閉止時にフードの下面が当接するストッパが取り付けられるブラケットの構造に関する。
フード閉止時にフードの下面が当接するゴム製のストッパをブラケットを介してラジェータサポートの上に取り付ける構造が提案されている。例えば、特許文献1には、下端がラジェータサポートに接続される2つの脚板と、脚板間を接続し上面にストッパが取り付けられる天板とで構成されるブラケットにおいて、脚板を車両後方に向って傾斜させたブラケットが提案されている。このブラケットは、フードに車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際には、脚板が車両後方に折れ曲がって衝撃エネルギーを吸収する。
特開2006-96282号公報
ところで、フードは大きな力で強閉される場合がある。この場合、車両下方向に向う大きな力がブラケットに加わる。特許文献1に記載された従来技術のブラケットでは、脚板を車両後方に向って傾斜させているので、フードの閉止時に車両下方向に向う大きな力が加わると脚板が変形してしまう場合があった。
そこで、本発明は、フードを強閉した際のブラケットの変形を抑制すると共に、フードに車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際の衝撃エネルギーを吸収するブラケットを提供することを目的とする。
本発明の車両前部構造は、車両前方のフロントコンパートメントの後端で回動可能に支持され、前端を上下に移動することにより前記フロントコンパートメントを開閉できるフードと、前記フロントコンパートメントの内部の前方上側に配置され、車両幅方向に延びるラジェータサポートアッパと、前記ラジェータサポートアッパの上側に取り付けられたブラケットと、前記ブラケットの上側に取り付けられ、前記フードの閉止時に前記フードの前端部の下面に設けられた凸部が当接する弾性体のストッパと、を備える車両前部構造であって、前記ブラケットは、車両上方に凸の溝形断面形状部材で、下端が前記ラジェータサポートアッパに接続される2つの脚板と、前記脚板間を接続する天板とを備え、前記脚板と前記天板とが車両幅方向に延びるように前記ラジェータサポートアッパの上側に取り付けられており、前記脚板は前記凸部の前記ストッパに対する当接方向に沿って車両上下方向に延びており、前記ラジェータサポートアッパは、車両上方に凸のハット型断面形状で、前記ブラケットは前記ラジェータサポートアッパの上面であって、前記ラジェータサポートアッパの断面の図心の位置よりも前方に取り付けられていること、を特徴とする。
このように、ブラケットの脚板が車両幅方向に延びるようにラジェータサポートアッパの上側に取り付けられているので、フードに車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際に、脚板が車両後方に曲がり変形して衝撃エネルギーを吸収できる。また、ブラケットの脚板が凸部のストッパに対する当接方向に沿って上下方向に延びているので、フードを強閉した場合においても、閉めた際の衝撃力でブラケットの脚部が変形することを抑制することができる。
本発明の車両前部構造において、前記ラジェータサポートアッパの断面形状は、車両前後方向に対称であり、前記ブラケットは、前記ラジェータサポートアッパの上面であって、側面視で前記ラジェータサポートアッパの中央線よりも前方に取り付けられてもよい。
このように、ブラケットがラジェータサポートアッパの断面の図心位置よりも前方に設置されているので、フードに入力された車両後方斜め下向きの衝撃荷重はラジェータサポートアッパの図心に向かう入力となる。このため、衝撃荷重によってラジェータサポートアッパが回転して衝撃力が逃げ、ブラケットの脚部が十分潰れず、衝撃エネルギーの吸収量が低下することを抑制できる。
本発明の車両前部構造であって、前記ストッパは前記ブラケットの前記天板の車両上側面に取り付けられ、前記ストッパの下端は、前記ブラケットの前記天板を貫通して前記ラジェータサポートアッパの上面と近接する位置まで延びてもよい。
これにより、ブラケットに車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わりブラケットの脚部が潰れた際に、弾性体のストッパがラジェータサポートアッパの上面とフードの下面との間に挟まれて圧縮荷重を受け、ストッパで衝撃エネルギーの吸収を行うことができる。
本発明は、フードを強閉した際のブラケットの変形を抑制すると共に、フードに車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際の衝撃エネルギーを吸収することができる。
実施形態の車両前部構造を示す断面図である。 図1に示すラジェータサポートアッパとブラケットとストッパを示す斜視図である。 図心の計算を説明するための説明図である。 図1に示す車両前部構造のフードに車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際の変形状態を示す断面図である。 図1に示す車両前部構造のフードに車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際のストロークと衝撃エネルギーの吸収量の関係を示すグラフである。 比較例の車両前部構造を示す断面図である。 他の比較例の車両前部構造を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら実施形態の車両前部構造100について説明する。図1に示すように、車両前部構造100は、フード20と、ラジェータサポートアッパ31と、ブラケット40と、ストッパ45とで構成される。なお、各図に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
フード20は、車両前方のフロントコンパートメント10の後端で回動可能に支持され、前端を一点鎖線91に示すように上下に移動することによりフロントコンパートメント10を開閉するものである。フロントコンパートメント10は、エンジンや車両駆動用モータなどを格納する車両前部に配置された空間である。フード20は、上側のフードパネルアウタ21と下側のフードパネルインナ22とで構成されている。フードパネルインナ22の前端部の下側には、下側に突出した凸部23が形成されている。凸部23は、フード20が閉止された際に、後で説明するストッパ45の上端46に当接する。なお、図1において、符号24はフロントグリルを示す。
ラジェータサポートアッパ31は、フロントコンパートメント10の内部の前方上側に配置され、車両幅方向に延びるハット型断面形状の構造部材である。ハット型断面は、車両上下方向に延びる前後2つのフランジ31aと2つのフランジ31aをつなぐように車両前後方向に延びるウェブ31bとで構成されている。ラジェータサポートアッパ31は、フロントコンパートメント10の内部の前方下に配置されたラジェータサポートロア(図示せず)と、車両幅方向両側で上下方向に延びる左側のラジェータサポートLと右側のラジェータサポートR(いずれも図示せず)と接続されて四角い枠を構成し、その枠の中にラジェータ35a、空調用熱交換器35bで構成されるクーリングモジュール35を保持するものである。
ラジェータサポートアッパ31の上側にはブラケット40が取り付けられている。ブラケット40は、上側に取り付けられたストッパ45をラジェータサポートアッパ31の上側に取り付けるための接続部材である。ブラケット40は、下端がラジェータサポートアッパ31に接続される前側脚板41、後側脚板42と、前側脚板41と後側脚板42との間を接続する天板43で構成される車両上方に凸の溝形断面形状部材である。図2に示すように、ブラケット40は、前側脚板41と後側脚板42と天板43とが車両幅方向に延びるようにラジェータサポートアッパ31の上側に取り付けられている。前側脚板41は、ラジェータサポートアッパ31の前側のフランジ31aに図2中に白丸で示すようにスポット溶接されて車両上方向に延びている。後側脚板42はウェブ31bの上側面にスポット溶接されて車両上方向に延びている。
ストッパ45は、フード20を閉止した際にフードパネルインナ22の前端部の下面に設けられた凸部23を受けるゴムなど弾性体の部材である。ストッパ45はブラケット40の天板43の車両上側面に取り付けられている。ストッパ45の下端47は、ブラケット40の天板43を貫通してラジェータサポートアッパ31の上面と近接する位置まで延びている。
図1に示すように、ブラケット40は、ラジェータサポートアッパ31の上面であって、ラジェータサポートアッパ31の断面の図心32の位置よりも前方に取り付けられている。
ここで、図3を参照しながらラジェータサポートアッパ31の断面の図心32の位置について説明する。図心32は、断面の中の微小断面dAに微小断面dAの原点からの距離を掛けて積分した断面一次モーメントSを断面積Aで除した位置にある。
x方向の断面一次モーメントSx、y方向の断面一次モーメントSyは、それぞれ下記の式(1)、式(2)で計算される。また、図心32のx方向の位置Xg、y方向の位置Ygは、それぞれ下記の式(3)、(4)で計算される。
Figure 0007070365000001
Figure 0007070365000002
Figure 0007070365000003
Figure 0007070365000004
図3に示すように、ラジェータサポートアッパ31のような車両前後方向が対称のハット型断面の場合、図心32の前後方向(x方向)の位置は、前後方向の中心位置となり(Xg=0)、上下方向(y方向)の位置は、ウェブ31bとフランジ31aの下端との中間より少しウェブ31bの側に寄った位置となる。したがって、車両前部構造100では、ブラケット40は、ラジェータサポートアッパ31の上面であって、側面視でラジェータサポートアッパ31の中央線よりも前方に取り付けられている。
次に、フード20を閉止する際と、フード20に車両後斜め下向きの衝撃力がかかった場合の荷重の方向とブラケット40の変形について説明する。
図1の一点鎖線91に示すようにフード20を閉止する際には、フード20は、図1中の矢印92に示すように、車両下方向に移動し、下面の凸部23がストッパ45の上端46に接する。そして、フード20からの車両下向きの力は、ストッパ45で受け止められて構造部材であるラジェータサポートアッパ31に伝達される。つまり、フード20の閉止時には、凸部23がストッパ45に対して車両下方向に移動してストッパ45に当接し、ストッパ45、ブラケット40には、凸部23のストッパ45に対する当接方向である車両上下方向の荷重が加わる。
ブラケット40の前側脚板41、後側脚板42は、ラジェータサポートアッパ31の上面から車両上方向に向って延びているから、前側脚板41、後側脚板42は凸部23のストッパ45に対する当接方向に沿って車両上下方向に延びている。このため、フード20を閉止する際には、ブラケット40の前側脚板41と後側脚板42の延びる方向と荷重の方向が一致するので、前側脚板41、後側脚板42は、上下方向の大きな圧縮力を受け持つことができる。
一方、例えば、フード20に車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際には、図4に示すように、最初、図5の区間Aでは、衝撃力でフードパネルアウタ21が潰れてフードパネルインナ22に重なる。この間、図5中の実線aに示すように、斜め下方向のストロークが増加するに従って衝撃エネルギーが吸収される。
その後、図5の区間Bで車両後方斜め下向きの衝撃荷重はストッパ45の上端46に加わる。ブラケット40は、ラジェータサポートアッパ31の上面であって、ラジェータサポートアッパ31の断面の図心32の位置よりも前方に取り付けられている。このため、図1に矢印93で示す車両後方斜め下向きの衝撃荷重の方向は、ラジェータサポートアッパ31の図心32の近傍に向う。図心32に向う力は、ラジェータサポートアッパ31にねじり変形を起こさせないので、ラジェータサポートアッパ31のねじり変形によって衝撃荷重が逃げない。このため、図4に示すように、衝撃荷重によってブラケット40の前側脚板41、後側脚板42は根元部分から車両後方に向って折れ曲がり変形する。このように、区間Bでは斜め下方向のストロークが増加するに従って前側脚板41、後側脚板42の折れ曲がり変形により衝撃エネルギーが吸収される。
更に、区間Cでは、弾性体のストッパ45の下端47がラジェータサポートアッパ31の上面に当接し、ストッパ45は、フード20の下面とラジェータサポートアッパ31の上面との間の挟まれて圧縮変形し、衝撃エネルギーを吸収する。
以上説明したように、実施形態の車両前部構造100は、フード20を閉止する際には、ブラケット40の前側脚板41と後側脚板42の延びる方向と荷重の方向が一致するので、前側脚板41、後側脚板42は、上下方向の大きな圧縮力を受け持つことができる。これにより、フード20の閉止時にブラケット40が変形することを抑制できる。
また、フード20に車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際には、ラジェータサポートアッパ31がねじれ変形せずに衝撃荷重を受け止めるので、前側脚板41、後側脚板42が折れ曲がり変形して衝撃エネルギーを吸収することができる。更に、ストッパ45の圧縮変形により衝撃エネルギーを吸収することができる。
以上説明した実施形態では、フード20を閉止する際には、フード20からの車両下向きの力がストッパ45で受け止められることとして説明したが、これに限らない。例えば、フード20を閉止する際に、凸部23がストッパ45に対して車両下方向より少し傾斜して移動してストッパ45に当接する場合には、前側脚板41、後側脚板42を凸部23のストッパ45に対する当接方向に傾斜させて配置し、前側脚板41と後側脚板42の延びる方向と荷重の方向を一致させて、前側脚板41、後側脚板42が、傾斜方向に大きな圧縮力を受け持つように構成してもよい。
また、実施形態では、ラジェータサポートアッパ31の断面形状は、車両前後方向で対称であるとして説明したが、前後方向に対称でなくてもよい。この場合、図心32の位置は、前後方向の中心位置よりも前後に少しずれた位置となる。この場合、ブラケット40は、中心位置から少しずれた図心32の位置よりも前方に取り付けられていればよい。これにより、車両後方斜め下向きの衝撃荷重の入力方向が図心32の位置の近傍を通る方向とでき、前側脚板41と後側脚板42を曲げ変形させて衝撃エネルギーを吸収できる。
このように、車両前部構造100は、フード20を強閉した際のブラケット40の変形を抑制すると共に、フード20に車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際の衝撃エネルギーを好適に吸収することができる。
次に、図6を参照しながら比較例の車両前部構造200について説明する。先に図1~図5を参照して説明した車両前部構造100と同様の部分には、同様の符号を付して説明は省略する。
図6の比較例の車両前部構造200は、ラジェータサポートアッパ31のウェブ31bの上面にストッパ45を直接取り付けたもので、ブラケット40を有していないものである。この場合、フード20に車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際には、図5の破線bで示すように、区間Aでフードパネルアウタ21が潰れることにより衝撃エネルギーが吸収される。また、区間Cでストッパ45の圧縮変形による衝撃エネルギーが吸収される。しかし、ブラケット40の曲がり変形による衝撃エネルギーの吸収が行われないので、実施形態の車両前部構造100よりも衝撃エネルギー吸収量が小さくなってしまう。
次に図7を参照して他の比較例である車両前部構造300について説明する。車両前部構造300は、ブラケット40をラジェータサポートアッパ31の車両後半部に取り付けたものである。車両前部構造300では、フード20に車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際の荷重の方向がラジェータサポートアッパ31の図心32の位置を通らず、図心32の車両後方側を通る。このため、図7に破線で示すように、衝撃荷重によってラジェータサポートアッパ31が時計周りに回転し、衝撃荷重が逃げてしまう。このため、前側脚板41、後側脚板42が十分に折れ曲がらず、図5の区間Bでの衝撃エネルギーの吸収量が小さくなってしまう。
これに対して、実施形態の車両前部構造100は、フード20に車両後方斜め下向きの衝撃荷重が加わった際には、ラジェータサポートアッパ31が曲がり変形せずに衝撃荷重を受け止めるので、前側脚板41、後側脚板42が十分に折れ曲がり変形して衝撃エネルギーを吸収することができる。更に、ストッパ45の圧縮変形により衝撃エネルギーを吸収することができる。これにより、大きな衝撃エネルギー吸収量を得ることができる。
10 フロントコンパートメント、20 フード、21 フードパネルアウタ、22 フードパネルインナ、23 凸部、24 フロントグリル、31 ラジェータサポートアッパ、31a フランジ、31b ウェブ、35 クーリングモジュール、35a ラジェータ、35b 空調用熱交換器、40 ブラケット、41 前側脚板、42 後側脚板、43 天板、45 ストッパ、46 上端、47 下端、100,200,300 車両前部構造。

Claims (3)

  1. 車両前方のフロントコンパートメントの後端で回動可能に支持され、前端を上下に移動することにより前記フロントコンパートメントを開閉できるフードと、
    前記フロントコンパートメントの内部の前方上側に配置され、車両幅方向に延びるラジェータサポートアッパと、
    前記ラジェータサポートアッパの上側に取り付けられたブラケットと、
    前記ブラケットの上側に取り付けられ、前記フードの閉止時に前記フードの前端部の下面に設けられた凸部が当接する弾性体のストッパと、を備える車両前部構造であって、
    前記ブラケットは、車両上方に凸の溝形断面形状部材で、下端が前記ラジェータサポートアッパに接続される2つの脚板と、前記脚板間を接続する天板とを備え、前記脚板と前記天板とが車両幅方向に延びるように前記ラジェータサポートアッパの上側に取り付けられており、
    前記脚板は前記凸部の前記ストッパに対する当接方向に沿って車両上下方向に延びており、
    前記ラジェータサポートアッパは、車両上方に凸のハット型断面形状で、
    前記ブラケットは前記ラジェータサポートアッパの上面であって、前記ラジェータサポートアッパの断面の図心の位置よりも前方に取り付けられていること、
    を特徴とする車両前部構造。
  2. 請求項に記載の車両前部構造であって、
    前記ラジェータサポートアッパの断面形状は、車両前後方向に対称であり、
    前記ブラケットは、前記ラジェータサポートアッパの上面であって、側面視で前記ラジェータサポートアッパの中央線よりも前方に取り付けられていること、
    を特徴とする車両前部構造。
  3. 請求項またはに記載の車両前部構造であって、
    前記ストッパは前記ブラケットの前記天板の車両上側面に取り付けられ、
    前記ストッパの下端は、前記ブラケットの前記天板を貫通して前記ラジェータサポートアッパの上面と近接する位置まで延びていること、
    を特徴とする車両前部構造。
JP2018218518A 2018-11-21 2018-11-21 車両前部構造 Active JP7070365B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018218518A JP7070365B2 (ja) 2018-11-21 2018-11-21 車両前部構造
CN201911059449.4A CN111204375B (zh) 2018-11-21 2019-11-01 车辆前部构造
US16/683,388 US11235815B2 (en) 2018-11-21 2019-11-14 Front portion structure of vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018218518A JP7070365B2 (ja) 2018-11-21 2018-11-21 車両前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020082960A JP2020082960A (ja) 2020-06-04
JP7070365B2 true JP7070365B2 (ja) 2022-05-18

Family

ID=70728754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018218518A Active JP7070365B2 (ja) 2018-11-21 2018-11-21 車両前部構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11235815B2 (ja)
JP (1) JP7070365B2 (ja)
CN (1) CN111204375B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7211922B2 (ja) * 2019-09-27 2023-01-24 株式会社クボタ 作業車
US11608026B2 (en) * 2020-12-10 2023-03-21 Fca Us Llc Energy absorbing member beneath vehicle hood
JP2023179252A (ja) * 2022-06-07 2023-12-19 トヨタ自動車株式会社 車両
CN115042871A (zh) * 2022-06-28 2022-09-13 浙江吉利控股集团有限公司 一种机盖后端支撑支架及车辆

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005112138A (ja) 2003-10-07 2005-04-28 Honda Motor Co Ltd 車両のフード構造
JP2007106381A (ja) 2005-10-17 2007-04-26 Toyota Motor Corp 開閉扉用クッション支持構造
JP2007253876A (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Toyota Motor Corp 車両用開閉扉の支持構造
JP2009196584A (ja) 2008-02-25 2009-09-03 Toyota Auto Body Co Ltd 自動車のフードストッパ構造
JP2009234336A (ja) 2008-03-26 2009-10-15 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車の前部車体構造
JP2010228675A (ja) 2009-03-27 2010-10-14 Nifco Inc フードストッパ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5994559U (ja) * 1982-12-15 1984-06-27 マツダ株式会社 自動車のリツドロツク構造
JP4645136B2 (ja) 2004-09-30 2011-03-09 マツダ株式会社 自動車のフードストッパ構造
EP1642786A3 (en) * 2004-09-30 2006-04-12 Mazda Motor Corporation Hood stopper structure for automobile
JP2008001154A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Toyota Motor Corp エンジンフード支持体
JP2008037153A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Mazda Motor Corp 自動車の前部構造
JP4985305B2 (ja) * 2007-10-18 2012-07-25 日産自動車株式会社 車体前部構造
JP5742816B2 (ja) * 2012-10-19 2015-07-01 トヨタ自動車株式会社 車両用開閉体構造
MX367819B (es) * 2013-10-10 2019-09-09 Nihon Plast Co Ltd Cubierta superior del panel inferior del parabrisas.

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005112138A (ja) 2003-10-07 2005-04-28 Honda Motor Co Ltd 車両のフード構造
JP2007106381A (ja) 2005-10-17 2007-04-26 Toyota Motor Corp 開閉扉用クッション支持構造
JP2007253876A (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Toyota Motor Corp 車両用開閉扉の支持構造
JP2009196584A (ja) 2008-02-25 2009-09-03 Toyota Auto Body Co Ltd 自動車のフードストッパ構造
JP2009234336A (ja) 2008-03-26 2009-10-15 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車の前部車体構造
JP2010228675A (ja) 2009-03-27 2010-10-14 Nifco Inc フードストッパ

Also Published As

Publication number Publication date
CN111204375B (zh) 2022-01-11
US11235815B2 (en) 2022-02-01
CN111204375A (zh) 2020-05-29
US20200156708A1 (en) 2020-05-21
JP2020082960A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7070365B2 (ja) 車両前部構造
JP4900095B2 (ja) 自動車の車体フロア構造
JP6131837B2 (ja) 車両の前部構造
JP5316714B2 (ja) 車両用フード構造
JP4978147B2 (ja) 自動車のカウルトップ構造
EP2374665B1 (en) Pedestrian protection device for vehicle
JPWO2012157100A1 (ja) 車両用フード構造
JP5969417B2 (ja) 車体前部構造
JP5799838B2 (ja) 車両用シートクッションフレーム
JP6471782B1 (ja) 車体構造
JP4848445B2 (ja) ヘッドライトを取り付けるための構造グループ
JP2013220783A (ja) 自動車の前部構造
JP2015089782A (ja) 車両のボンネット構造
JP6187423B2 (ja) 自動車のボンネット構造
JP4729362B2 (ja) 車両のカウル構造
JP5741204B2 (ja) 車両用フードの前部構造
WO2016204130A1 (ja) バンパリインフォースメント構造
JP6350899B2 (ja) キャブオーバー型車両の前部構造
JP2014231325A (ja) 自動車の前部車体構造
JP6164184B2 (ja) 自動車のボンネット構造
CN211943522U (zh) 车辆用引擎盖
JP5520081B2 (ja) 自動車のカウル構造
JP7367555B2 (ja) 車両用フード
JP5775555B2 (ja) 車両前部構造
JP6903100B2 (ja) キャニスタ取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220418

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7070365

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151