JP7064873B2 - 包装材、包装体 - Google Patents

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本発明は、シート状に形成されて物品を包み込んで包装する包装材と、該包装材を用いて物品が包装されてなる包装体に関する。
従来から、シート材を用いて形成された包装材で物品を包み込んで形成される包装体が店頭販売されている。このような包装体を形成する包装材は、一方の面が外側となるように物品を包み込む本体部を備える。そして、該本体部を物品における対向する一方の面側から他方の面側へ向かって物品の形状に沿って変形させつつ物品を包み込むことで包装体が形成される(特許文献1参照)。
上記のような包装体では、包装材における物品の前記一方の面に重なる領域(以下、前側領域とも記す)には、シワや包装材の重なりが形成され難いため、斯かる前側領域に物品の情報を表示したり装飾を施したりする場合がある。そして、このような包装体を店頭販売する際には、前側領域が上を向くように平面上に包装体が載置されることが一般的である。
特開2003-221062号公報
しかしながら、上記のように包装材の前側領域が上を向くように包装体が配置されると、包装体の配置される高さによっては、前側領域を視認し難くなる。このため、前面領域が上下方向に対して交差する方向を向くように、包装体を配置することが要求される場合がある。
そこで、本発明は、包装材の前側領域が上下方向に対して交差する方向を向くように包装体を配置することができる包装材を提供することを課題とする。また、斯かる包装材を用いて包装された包装体を提供することを課題とする。
本発明に係る包装材は、シート状に形成されて一方の面が外側となるように物品を包み込む本体部を備えており、物品における対向する一方の面側から他方の面側へ物品の形状に沿って本体部を変形させつつ物品を包み込む包装材であって、一方向に延びる帯状に形成されると共に本体部の一方の面に重なるように配置されて幅方向の一端部が本体部に連結されることで本体部の一方の面から延出するように構成された帯状延出部を更に備えており、該帯状延出部は、本体部で物品を包み込む際に、長手方向の両端部よりも中央側の領域が物品の前記一方の面側に位置し、長手方向の両端部が物品の前記一方の面よりも前記他方の面側に位置するように構成されており、本体部は、物品を包み込む際に、帯状延出部と重なり合う領域が物品に沿って配置されて帯状延出部から離間するように構成される。
斯かる構成によれば、包装材で物品を包装して包装体を形成する際に、帯状延出部は、長手方向の両端部よりも中央側の領域が物品の前記一方の面側に位置し、長手方向の両端部が物品の前記他方の面側に位置するように構成される。また、包装体を形成する際に、本体部は、帯状延出部と重なり合う領域が物品に沿って配置されて帯状延出部から離間するように構成される。このため、包装体が形成された状態において、帯状延出部は、本体部との連結位置よりも延出方向側の領域が本体部から離れた状態で、物品の一方の面側から他方の面側に亘ってU字状又は略環状に配置される。これにより、包装体における物品を納めた部分からU字状又は略環状の帯状延出部が突出した状態になる。そして、U字状又は略環状の帯状延出部を下方にして包装体を平面上に載置することで、帯状延出部が包装体の脚部となるため、包装材における物品の一方の面と重なる領域(以下、前側領域とも記す)が上下方向に対して交差する方向に向くように、包装体の姿勢を安定して維持することができる。
前記一方向に伸びる第一帯状部と、該一方向に交差する他方向において第一帯状部と並列して配置されると共に前記一方向に伸びる第二帯状部と、第一帯状部及び第二帯状部よりも細幅に形成されると共に前記一方向に伸びる第三帯状部とを備えており、第二帯状部は、第一帯状部よりも本体部の他方の面側で第一帯状部と重なり合う重合領域と、第一帯状部と重なり合わない非重合領域とを備えており、第三帯状部は、第一帯状部と第二帯状部とが重なり合う位置で第一帯状部と第二帯状部との間に配置されており、
前記帯状延出部は、第一帯状部と第三帯状部とが対向するように配置されることで形成されており、前記本体部は、第一帯状部における第三帯状部と対向しない領域と第二帯状部とによって形成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、第三帯状部と第一帯状部とが対向するように配置されることで帯状延出部が形成される。これにより、帯状延出部によって形成される脚部のコシが増すため、包装材の前側領域が上下方向に対して交差する方向に向くように、より安定して包装体の姿勢を維持することができる。
前記第一帯状部、第二帯状部、及び、第三帯状部は、一枚のシート材から形成されており、該シート材が本体部の他方の面になる側へ折り返されることで前記一方向に伸びるように形成される第一折返端部を介して第一帯状部における第二帯状部側の一側端部と第三帯状部の幅方向の一側端部とが連結されており、該シート材が本体部の一方の面になる側へ折り返されることで前記一方向に伸びるように形成される第二折返端部を介して第二帯状部における第一帯状部側の一側端部と第三帯状部の幅方向の他側端部とが連結されることが好ましい。
斯かる構成によれば、一枚のシート材を折り返して第一帯状部、第二帯状部、及び、第三帯状部が形成されるため、包装材の製造を容易に行うことが可能となる。また、第一折返端部を介して第一帯状部における第二帯状部側の一側端部と第三帯状部の幅方向の一側端部とが連結されるため、帯状延出部の延出方向の先端部に第一折返端部が位置することになる。これにより、帯状延出部によって形成される脚部のコシが増すため、包装材の前側領域が上下方向に対して交差する方向に向くように、より安定して包装体の姿勢を維持することができる。
前記帯状延出部は、第一帯状部及び第三帯状部における対向する各面の少なくとも一部同士が連結されて形成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、帯状延出部は、第一帯状部及び第三帯状部における対向する各面の少なくとも一部同士が連結されて形成される。これにより、第一帯状部と第三帯状部とが分離しなくなるため、帯状延出部によって形成される脚部のコシが増し、包装材の前側領域が上下方向に対して交差する方向に向くように、より安定して包装体の姿勢を維持することができる。
前記本体部は、前記一方向に交差する他方向に帯状延出部から離間した位置で前記一方向に延びる切断予定線に沿って切断可能に構成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、本体部を前記一方向に延びる切断予定線に沿って切断することで、帯状延出部の延びる方向に対して交差する方向(即ち、前記他方向)に本体部が二つに分割される。これにより、本体部が分割されて形成される少なくとも一方の側が帯状延出部を備えることになる。このため、帯状延出部を摘んで、本体部の一方の側を他方の側から離れる方向へ引っ張ることで、包装材によって包み込まれた物品を容易に取り出すことができる。
本発明に係る包装体は、上記何れかに記載の包装材を用いて物品が包装されてなる。
以上のように、本発明によれば、包装材の前側領域が上下方向に対して交差する方向を向くように包装体を配置することができる。
本発明の一実施形態に係る包装材を示した斜視図。 図1のI-I断面を示した斜視図。 同実施形態に係る包装材で物品が包装されてなる包装体を示した斜視図。 図3のII-II断面を示した断面図。 本発明の他の実施形態に係る包装材を示した斜視図。
以下に、本発明に係る包装材の一実施形態について、図1~4に基づいて説明する。なお、以下の説明では、一方向とは、各図の座標軸におけるx軸に沿った方向であり、前記一方向に交差する他方向とは、各図の座標軸におけるy軸に沿った方向である。また、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
本実施形態に係る包装材1は、図1に示すように、シート状に形成される。また、包装材1は、一方の面が外側となるように、米飯加工食品等(例えば、おにぎり等)の物品を包み込む本体部2を備える。また、包装材1は、一方向(以下、第一方向とも記す)に延びる帯状に形成されると共に本体部2の一方の面から延出する帯状延出部3を更に備える。本実施形態では、包装材1は、第一方向に交差する他方向(以下、第二方向とも記す)における本体部2の一端側に帯状延出部3を一つ備える。
本体部2は、第一方向に延びる切断予定線(仮想線)上で切断可能に構成される。具体的には、本体部2は、第一方向に延びるように配置されるカットテープ2aを備える。つまり、カットテープ2aは、帯状延出部3の長手方向に沿って配置される。また、カットテープ2aは、帯状延出部3から第二方向へ離間した位置に配置される。また、本体部2は、本体部2を貫通する切り込み線2bを備える。該切り込み線2bは、第一方向に開放する凹状に形成される。これにより、切り込み線2bの内側に指などで摘むことが可能な摘み部2cが形成される。そして、切り込み線2bの両端部間にカットテープ2aが位置する(具体的には、摘み部2cとカットテープ2aとが重なる)ように構成される。また、本体部2は、他方の面側(物品を包み込む際の物品側)から切り込み線2bを覆うシート片2dを備える。
これにより、本体部2は、第二方向に分割可能に構成される。具体的には、本体部2は、帯状延出部3から第二方向へ離間した位置(具体的には、第二方向における本体部2の他端側へ離間した位置)で、第二方向の一端側と他端側とに分割可能に構成される。より詳しくは、第一方向における本体部2の一端側から他端側へ向かって摘み部2cを引っ張ることで、本体部2は、切り込み線2bの端部を起点にカットテープ2aの外側の切断予定線上でカットテープ2aに沿って切断されるように構成される。これにより、本体部2が第二方向に分割可能に構成される。
帯状延出部3は、本体部2の一方の面に重なるように配置される。また、帯状延出部3は、第二方向における本体部2の中央部(具体的には、カットテープ2a及び切り込み線2b)よりも第二方向の一端側に配置される。また、帯状延出部3は、第二方向における本体部2の一端側へ向かって本体部2から延出するように構成される。具体的には、帯状延出部3は、幅方向の一端部が本体部2に連結され、幅方向の他端部が一端部よりも第二方向における本体部2の一端側に位置するように構成される。
また、包装材1は、第一方向に伸びる第一帯状部1aと、第二方向において第一帯状部1aと並列して配置されると共に第一方向に伸びる第二帯状部1bと、第一帯状部1a及び第二帯状部1bよりも細幅に形成されると共に第一方向に伸びる第三帯状部1cとを備える。
第一帯状部1aは、帯状延出部3から第二方向に離間した位置で分割可能に構成される。具体的には、第一帯状部1aは、第二方向の略中央部にカットテープ2a、及び、切り込み線2b(摘み部2c)を備える。また第一帯状部1aは、図2に示すように、第二方向の一側端部1a1が帯状延出部3の一部を構成する。
第二帯状部1bは、第一帯状部1a側の一側端部1b1が第一帯状部1aよりも本体部2の他方の面側に配置される。また、第二帯状部1bは、第一帯状部1a側の一側端部1b1が第一帯状部1aの一側端部1a1と重なるように配置される。つまり、第二帯状部1bは、第一帯状部1aと重なり合う重合領域1b2と、第一帯状部1aと重なり合わない非重合領域1b3とを備える。
第三帯状部1cは、第一帯状部1aと第二帯状部1bとの重なる位置で第一帯状部1aと第二帯状部1bとの間に配置される。具体的には、第三帯状部1cは、第一帯状部1aよりも本体部2の他方の面側に配置されると共に、第二帯状部1bよりも本体部2の一方の面側に配置される。また、第三帯状部1cは、第二方向における第一帯状部1aの一側端部1a1と重なるように配置されると共に、第二帯状部1bの第一帯状部1a側の一側端部1b1(具体的には、重合領域1b2)と重なるように配置される。
そして、第一帯状部1a(具体的には、一側端部1a1)と第三帯状部1cとが対向するように配置されることで帯状延出部3が形成される。また、第一帯状部1aにおける第三帯状部1cと対向しない領域(帯状延出部3を形成しない領域)1a2と第二帯状部1bとによって本体部2が形成される。帯状延出部3は、第一帯状部1a(一側端部1a1)及び第三帯状部1cにおける対向する各面の少なくとも一部同士(好ましくは、全域)が連結されることで形状が維持される。なお、第一帯状部1a(一側端部1a1)及び第三帯状部1cにおける対向する各面同士を連結する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、ヒートシールによって連結されてもよく、粘着剤や両面テープ等を用いて連結されてもよい。
また、包装材1は、シート材が本体部2の他方の面になる側へ折り返されることで形成される第一折返端部1dを備える。該第一折返端部1dは、第一方向に伸びるように形成される。そして、第二方向における第一帯状部1aの一側端部1a1と第三帯状部1cの幅方向の一側端部1c1とが第一折返端部1dを介して連結される。また、包装材1は、シート材が本体部2の一方の面になる側へ折り返されることで形成される第二折返端部1eを備える。該第二折返端部1eは、第一方向に伸びるように形成される。そして、第二帯状部1bにおける第一帯状部1a側の一側端部1b1と第三帯状部の幅方向の他側端部1c2とが第二折返端部1eを介して連結される。
つまり、包装材1(具体的には、第一帯状部1a、第二帯状部1b、及び、第三帯状部1c)は、一枚のシート材から形成される。具体的には、シート材における本体部2の他方の面になる側へ第一方向に沿ってシート材が折り返されることで第一帯状部1aと第一折返端部1dとが形成される。また、第二方向における第一折返端部1dよりもシート材の一端側の位置で、シート材における本体部2の一方の面になる側へ第一方向に沿ってシート材が折り返されることで第二帯状部1b、第三帯状部1c、及び、第二折返端部1eが形成される。
上記のように構成される包装材1を用いて物品を包装する際には、本体部2の一方の面(帯状延出部3が延出する側の面)が外側になるように物品を包み込む。また、包装材1を用いて物品を包装する際には、物品の形状に沿って包装材1(具体的には、本体部2)を変形させる。
具体的には、図3に示すように、物品Xにおける対向する一方の面X1側から他方の面X2側へ物品Xの形状に沿って本体部2を変形させて物品Xを包み込む。そして、本体部2における物品Xの他方の面X2上で重なる領域を跨ぐように商品情報等が印字されたラベル(図示せず)を貼り付けることで、包装材1で物品Xが包装された状態(包装体10)が形成される。
この際、帯状延出部3は、長手方向の両端部よりも中央側の領域が物品Xの一方の面X1側に位置し、長手方向の両端部が物品Xの一方の面X1よりも他方の面X2側に位置する。これにより、帯状延出部3が物品Xを囲むようにU字状又は略環状(本実施形態では、略環状)に形成される。また、本体部2は、図4に示すように、物品Xを包み込む際に、帯状延出部3と重なり合う領域(即ち、重合領域1b2)が物品Xに沿って配置されて帯状延出部3から離間する。これにより、帯状延出部3によって脚部1fが形成される。
上記のように形成される包装体10は、脚部1fを下方にして陳列棚等に載置される。この際、包装体10が載置される載置面に脚部1fが接した状態になるため、図3に示すように、包装材1における物品Xの一方の面X1に重なる領域(以下、前側領域とも記す)が上下方向(図3のy軸方向)に対して交差する方向に向くように(好ましくは、上下方向に沿うように)包装体10の姿勢が維持される。
そして、包装体10から物品Xを取り出す際には、摘み部2cをカットテープ2aに沿って引っ張ることで、カットテープ2aの両側の切断予定線上でカットテープ2aに沿って本体部2が切断され、カットテープ2aに重なる領域が他の領域から切除される。これにより、包装材1は、第二方向に分割される。そして、包装材1における切断された部分を境に、包装材1の一方の側が備える帯状延出部3を摘んで該一方の側を他方の側から離間させるように引っ張ることで、包装材1を物品Xから取り除くことができる。
以上のように、本実施形態に係る包装材1は、前側領域が上下方向に対して交差する方向を向くように包装体10を配置することができる。
即ち、包装材1で物品Xを包装して包装体10を形成する際に、帯状延出部3は、長手方向の両端部よりも中央側の領域が物品Xの前記一方の面側に位置し、長手方向の両端部が物品Xの前記他方の面側に位置するように構成される。また、包装体10を形成する際に、本体部2は、帯状延出部3と重なり合う領域が物品Xに沿って配置されて帯状延出部3から離間するように構成される。このため、包装体10が形成された状態において、帯状延出部3は、本体部2との連結位置よりも延出方向側の領域が本体部2から離れた状態で、物品Xの一方の面側から他方の面側に亘ってU字状又は略環状に配置される。これにより、包装体10における物品Xを納めた部分からU字状又は略環状の帯状延出部3が突出した状態になる。そして、U字状又は略環状の帯状延出部3を下方にして包装体10を平面上に載置することで、帯状延出部3が包装体10の脚部1fとなるため、包装材1の前側領域が上下方向に対して交差する方向に向くように、包装体10の姿勢を安定して維持することができる。
また、第三帯状部1cと第一帯状部1aとが対向するように配置されることで帯状延出部3が形成される。これにより、帯状延出部3によって形成される脚部1fのコシが増すため、包装材1の前側領域が上下方向に対して交差する方向に向くように、より安定して包装体10の姿勢を維持することができる。
また、一枚のシート材を折り返して第一帯状部1a、第二帯状部1b、及び、第三帯状部1cが形成されるため、包装材1の製造を容易に行うことが可能となる。また、第一折返端部1dを介して第一帯状部1aにおける第二帯状部1b側の一側端部1a1と第三帯状部1cの幅方向の一側端部1c1とが連結されるため、帯状延出部3の延出方向の先端部に第一折返端部1dが位置することになる。これにより、帯状延出部3によって形成される脚部1fのコシが増すため、包装材1の前側領域が上下方向に対して交差する方向に向くように、より安定して包装体10の姿勢を維持することができる。
また、帯状延出部3は、第一帯状部1a及び第三帯状部1cにおける対向する各面の少なくとも一部同士が連結されて形成される。これにより、第一帯状部1aと第三帯状部1cとが分離しなくなるため、帯状延出部3によって形成される脚部1fのコシが増し、包装材1の前側領域が上下方向に対して交差する方向に向くように、より安定して包装体10の姿勢を維持することができる。
また、本体部2を第一方向に延びる切断予定線に沿って切断することで、帯状延出部3の延びる方向に対して交差する方向(即ち、第二方向)に本体部2が二つに分割される。これにより、本体部2が分割されて形成される少なくとも一方の側が帯状延出部3を備えることになる。このため、帯状延出部3を摘んで、本体部2の一方の側を他方の側から離れる方向へ引っ張ることで、包装材1によって包み込まれた物品Xを容易に取り出すことができる。
なお、本発明に係る包装材、及び、包装体は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、一枚のシート材が折り返されることで、包装材1が形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、本体部2を形成する一のシート材と、帯状延出部3を形成する他のシート材とを用い、本体部2を形成する一のシート材の一方の面から帯状延出部3を形成する他のシート材が延出するように、一枚のシート材に他のシート材が取り付けられることで、包装材が形成されてもよい。斯かる場合には、帯状延出部3は、例えば、シート材が第一方向に沿って2つ折りにされたものであってもよく、平面状であってもよい。
また、上記実施形態では、包装材1は、一つの帯状延出部3を備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、第二方向に間隔を空けて一対の帯状延出部3,3を備えるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、本体部2は、第一方向に延びる切断予定線に沿って切断可能に構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、第二方向に延びる切断予定線に沿って切断可能に構成されてもよい。具体的には、図5に示すように、一対の帯状延出部3,3が形成される場合には、カットテープ2aを第二方向の延びるよう配置し(即ち、第二方向に延びる切断予定線に沿って本体部2を切断可能に構成し)、凹状の切り込み線2bの開放方向が第二方向における一方の帯状延出部3側に向くように構成してもよい。また、他方の帯状延出部3に切り込み線2bが形成されてもよい。斯かる場合には、切り込み線2bは、第一帯状部1aにおける他方の帯状延出部3を構成する領域に形成されると共に該他方の帯状延出部3を構成する第三帯状部1cによって第二帯状部1b側から覆われた状態となる。これにより、上記の実施形態のように、シート片2dを別体として設置することなく、切り込み線2bからの異物の侵入を第三帯状部1cによって防止することができる。このため、包装材を製造するためのコストを抑えることができる。
また、上記実施形態では、包装材1は、一枚のシート材が折り返されることで形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、第一帯状部1a、第二帯状部1b、及び、第三帯状部1cが別々のシート材から構成され、各シート材をヒートシールや粘着剤等の連結手段で連結することで、包装材1が形成されてもよい。
また、上記各実施形態では、カットテープ2aの外側で(即ち、二つの切断予定線上で)本体部2が切断されるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、第一方向に伸びる一つの切断予定線上で本体部2が切断されるように構成されてもよい。具体的には、カットテープ2aを備えない場合において、本体部2に第一方向に延びる溝を形成し、該溝の位置で該溝に沿って本体部2を破断することで、本体部2を第二方向に分割してもよい。又は、切断方向性を有するフィルムで本体部2を形成することで、切り込み線2bの端部を起点に第一方向に沿って本体部2を切断するように構成してもよい。
1…包装材、1a…第一帯状部、1a1…一側端部、1b…第二帯状部、1b1…一側端部、1b2…重合領域、1b3…非重合領域、1c…第三帯状部、1c1…一側端部、1c2…他側端部、1d…第一折返端部、1e…第二折返端部、1f…脚部、2…本体部、2a…カットテープ、2b…切り込み線、2c…摘み部、2d…シート片、3…帯状延出部、10…包装体、X…物品、X1…一方の面、X2…他方の面

Claims (6)

  1. シート状に形成されて一方の面が外側となるように物品を包み込む本体部を備えており、互いに対向する面を有する物品における対向する一方の面側から他方の面側へ物品の形状に沿って本体部を変形させつつ物品を包み込む包装材であって、
    一方向に延びる帯状に形成されると共に本体部の一方の面に重なるように配置されて幅方向の一端部が本体部に連結されることで本体部の一方の面から延出するように構成された帯状延出部を更に備えており、
    該帯状延出部は、本体部で物品を包み込む際に、長手方向の両端部よりも中央側の領域が物品の前記一方の面側に位置し、長手方向の両端部が物品の前記一方の面よりも前記他方の面側に位置するように構成されており、
    本体部は、物品を包み込む際に、帯状延出部と重なり合う領域が物品に沿って配置されて帯状延出部から離間するように構成され、前記本体部から前記帯状延出部が離間して脚部となる包装材。
  2. 前記一方向に伸びる第一帯状部と、該一方向に交差する他方向において第一帯状部と並列して配置されると共に前記一方向に伸びる第二帯状部と、第一帯状部及び第二帯状部よりも細幅に形成されると共に前記一方向に伸びる第三帯状部とを備えており、
    第二帯状部は、第一帯状部よりも本体部の他方の面側で第一帯状部と重なり合う重合領域と、第一帯状部と重なり合わない非重合領域とを備えており、
    第三帯状部は、第一帯状部と第二帯状部とが重なり合う位置で第一帯状部と第二帯状部との間に配置されており、
    前記帯状延出部は、第一帯状部と第三帯状部とが対向するように配置されることで形成されており、
    前記本体部は、第一帯状部における第三帯状部と対向しない領域と第二帯状部とによって形成される請求項1に記載の包装材。
  3. 前記第一帯状部、第二帯状部、及び、第三帯状部は、一枚のシート材から形成されており、
    該シート材が本体部の他方の面になる側へ折り返されることで前記一方向に伸びるように形成される第一折返端部を介して第一帯状部における第二帯状部側の一側端部と第三帯状部の幅方向の一側端部とが連結されており、
    該シート材が本体部の一方の面になる側へ折り返されることで前記一方向に伸びるように形成される第二折返端部を介して第二帯状部における第一帯状部側の一側端部と第三帯状部の幅方向の他側端部とが連結される請求項2に記載の包装材。
  4. 前記帯状延出部は、第一帯状部及び第三帯状部における対向する各面の少なくとも一部同士が連結されて形成される請求項2又は3に記載の包装材。
  5. 前記本体部は、前記一方向に交差する他方向に帯状延出部から離間した位置で前記一方向に延びる切断予定線に沿って切断可能に構成される請求項1乃至4の何れか一項に記載の包装材。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の包装材を用いて物品が包装されてなる包装体。
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