JP6831621B2 - 米飯加工食品用包装材 - Google Patents

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本発明は、例えばシート状の海苔などのシート状食品と、三角おにぎりなどの米飯加工食品とを分離した状態で包装可能に構成された米飯加工食品用包装材に関する。
コンビニエンスストア等で販売されるおにぎり(米飯加工食品)は、シート状の海苔(シート状食品)と分離された状態で包装されている。このような米飯加工食品を包装する包装材としては、一方向に直交する他方向に分割可能に構成される外シートと該外シートと同方向に分離可能な一対のシート片から構成される内シートとを備えるものが知られている。
斯かる包装材は、外シートと内シートとがシート状食品を介して重なり合った状態でシート状食品を囲むように外周端部同士で接合(具体的には、ヒートシール)されて形成されている。斯かる包装材は、外シートと内シートとの間にシート状食品が収納された状態となるため、米飯加工食品を包装した際にも米飯加工食品とシート状食品とが分離された状態となる。これにより、シート状食品が米飯加工食品の水分によって湿気ってしまうのを抑制することが可能となっている(特許文献1,2参照)。
特開2010−215292号公報 特開2007−252316号公報
上記のような構成を有する包装材としては、図8に示すような包装材X1が例示される。該包装材X1では、シート状食品Bが配置されていない領域(内シートX2と外シートX3のみが重ね合う領域)(以下、第一領域とも記す)の厚みは、シート状食品Bが配置された領域(内シートX2と外シートX3とシート状食品Bとが重なり合う領域)(以下、第二領域とも記す)の厚みよりも薄くなる。このため、複数枚(例えば100枚程度)の包装材X1を重ねた状態で保管等した場合には、厚みの薄い第一領域が自重によって厚みの厚い第二領域から垂れ下がって包装材X1に変形が生じる虞がある。
このような変形が包装材X1に生じると、内シートX2と外シートX3との間に収容されたシート状食品Bの端部が内シートX2又は外シートX3によって押圧されて割れてしまったり、米飯加工食品を包装するための設備の仕様によっては包装不良を生じさせたりする要因となる。
そこで、本発明は、複数枚を重ね合わせた際にも変形が生じてしまうのを抑制することができる米飯加工食品用包装材を提供することを課題とする。
本発明に係る米飯加工食品用包装材は、一方向に分割可能な第一シートと該第一シートと同方向に分割可能な第二シートとがシート状食品を介して重ね合わされて形成されると共に第一シートと第二シートとの間にシート状食品の収容空間が形成される米飯加工食品用包装材であって、シート状食品から一方向の両端側へ向かうシート状食品と重なり合わない領域に一対の第三シートを備えており、該一対の第三シートは、前記一方向における第一シートの両端部と第二シートの両端部との間に配置されており、前記一方向における第一シートの両端部と第二シートの両端部とは、一対の第三シートを介して間接的に接合されることを特徴とする。
斯かる構成によれば、シート状食品から一方向の両端側へ向かうシート状食品と重なり合わない領域に一対の第三シートと備えることで、米飯加工食品用包装材の一方向におけるシート状食品を備えない領域(以下、第一領域とも記す)とシート状食品を備える領域(以下、第二領域とも記す)との厚み差が小さくなる。
具体的には、シート状食品から一方向の両端側へ向かうシート状食品と重なり合わない領域は、第一領域を構成する領域であるため、斯かる領域に第三シートが配置されることで、第一領域は、シート状食品の代わりに第三シートを備えることになる。これにより、第一領域と第二領域との厚み差が小さくなる。
そして、第一領域と第二領域との厚み差が小さくなることで、複数枚の米飯加工食品用包装材を一方向の両端部が重なり合うように重ね合わせた際に、上下で隣接する米飯加工食品用包装材における第一領域同士の間に形成される空間(即ち、一の米飯加工食品用包装材の第一領域の下方に形成される空間)が狭くなる。これにより、第一領域が自重によって第二領域から垂れ下がってしまうのが抑制されるため、複数枚の米飯加工食品用包装材を重ねた際に生じる変形(即ち、第一領域の垂れ下がりによって生じる変形)を抑制することができる。
三シートとシート状食品との間で第一シートと第二シートとが接合されていないことが好ましい。
斯かる構成によれば、第一シートと第二シートとの間に配置された第三シート(以下、内側第三シートとも記す)とシート状食品との間で第一シートと第二シートとが接合されていないため、内側第三シートのシート状食品側の端部がシート状食品と当接可能となる。これにより、一方向におけるシート状食品の移動が内側第三シートによって規制されるため、第一シートと第二シートとの間でシート状食品の位置が所望する位置からズレてしまうのを防止することができる。
また、内側第三シートとシート状食品との間で第一シートと第二シートとが接合された場合、シート状食品の収容空間は、接合部分に向かって狭くなる。このため、シート状食品の端部が接合部分の近傍で第一シートと第二シートとの間に嵌り込む虞がある。
これに対し、本願発明のように、内側第三シートとシート状食品との間で第一シートと第二シートとが接合されていないことで、上述のようにシート状食品の端部が第一シートと第二シートとの間に嵌り込むことがない。また、第一シート又は第二シートにおけるシート状食品よりも内側第三シート側の領域は、内側第三シートの厚みによって離間した状態となりやすいため、シート状食品の端部が第一シートと第二シートとに挟まれてしまうのを抑制することもできる。
これにより、第一シート及び第二シートを一方向に分割して第一シートと第二シートとの間からシート状食品を引き抜く際の抵抗(第一シート及び第二シートとシート状食品との擦れによる摩擦)が低減されるため、米飯加工食品が本願発明に係る米飯加工食品用包装材で包装された状態から第一シート及び第二シートを取り除いて米飯加工食品とシート状食品とを合体させる操作を容易に行うことができる。
前記一方向における第一シートの両端部及び第二シートの両端部は、第三シートと接合される接合部と第三シートと接合されない非接合部とを備えており、
該非接合部と第三シートとの間に、前記収容空間と収容空間の外側の空間とを連通させる連通路が形成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、第一シート及び第二シートにおける内側第三シートと重なり合う領域に内側第三シートと接合される接合部を備えることで、第一シートと第二シートとを内側第三シートを介して間接的に接合することができる。また、第一シート及び第二シートにおける内側第三シートと重なり合う領域に内側第三シートと接合されない非接合部を備えることで、内側第三シートの両面において連通路が形成されるため、収容空間の気体を該連通路を通して収容空間の外側へ排出することができる。このため、複数枚の米飯加工食品用包装材を重ね合わせた際に、収容空間内の気圧によって米飯加工食品用包装材の束が崩れ易くなるのを抑制することができる。
前記第三シートは、一方向に直交する他方向が長手となる帯状に形成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、前記第三シートは、一方向に直交する他方向が長手となる帯状に形成されるため、第三シートの長さに対応したより広い領域において第一領域の垂れ下がりを抑制することができる。
本実施形態に係る米飯加工食品用包装材を構成する各部材を示した斜視図。 (a)は、同実施形態に係る米飯加工食品用包装材を外シート側から見た平面図、(b)は、同実施形態に係る米飯加工食品用包装材を内シート側から見た平面図。 図2(a)のI−I断面を示した断面図。 図2(a)のII−II断面を示した断面図。 同実施形態に係る米飯加工食品用包装材を重ね合わせた状態を示す断面図。 他の同実施形態に係る米飯加工食品用包装材を示す断面図。 (a)は、更に他の同実施形態に係る米飯加工食品用包装材を外シート側から見た平面図、(b)は、更に他の同実施形態に係る米飯加工食品用包装材を外シート側から見た平面図。 従来の米飯加工食品用包装材を重ね合わせた状態を示す断面図。
以下に、本発明に係る米飯加工食品用包装材の実施形態について、図1〜5に基づいて説明する。以下では、「米飯加工食品用包装材」を「米飯包装材」と称することがある。また、以下の説明における一方向(第一方向)は、各図における座標軸のx軸に沿った方向であり、第一方向に直交する他方向(第二方向)は、各図における座標軸のy軸に沿った方向であり、第一方向及び第二方向に直交する第三方向は、各図における座標軸のz軸に沿った方向である。
本実施形態に係る米飯包装材1は、図1に示すように、米飯加工食品Aを包装した際に外側に配置される第一シート(以下では、外シートとも記す)2と米飯加工食品Aと接する第二シート(以下では、内シートとも記す)3と、外シート2と内シート3との間に配置される一対の第三シート(以下では、増厚シートとも記す)4,4とから構成される。また、米飯包装材1は、外シート2と内シート3との間にシート状食品Bが配置される。なお、米飯加工食品Aとしては、三角形状や樽形状などに握られた各種おにぎりの他、鮨なども含まれる。また、シート状食品Bには、シート状の海苔や昆布の他、畳鰯なども含まれる。
外シート2は、第一方向に分割可能に構成される。具体的には、外シート2は、米飯加工食品Aを包み込むことが可能な大きさの外シート本体2aと、該外シート本体2aに積層される一対のカットテープ2b,2bとから構成される。外シート本体2aは、第二方向が長手となるように(本実施形態では、長方形状に)形成され、第一方向が幅方向となっている。また、外シート本体2aは、第二方向の一端部が切り込まれて形成された一対の切込部2c,2cを備える。該一対の切込部2c,2cは、第一方向に間隔を空けて形成される。
また、一対の切込部2c,2cは、それぞれの一端部が外シート本体2aの端縁と接するように形成される。これにより、外シート2における一対の切込部2c,2cの間の領域が他の領域から分離され、一対の切込部2c,2cの間の領域に指などで摘むことができる摘み部が形成される。一方、カットテープ2bは、第一方向における外シート本体2aの中央部に第二方向に沿って配置される。また、一対のカットテープ2b,2bは、それぞれの一端部が一対の切込部2c,2cの間に位置するように構成される。
斯かる構成の外シート2は、摘み部を摘んで第二方向の他端側へ引っ張ることによって一対の切込部2c,2cの他端部を起点に第二方向の一端側から他端側へ向かって切断されることによって第一方向に分割される。
内シート3は、米飯加工食品Aの全体を包み込むことが可能な大きさに形成される。また、内シート3は、外シート2と略同一形状(具体的には、第二方向が長手となる長方形状)に形成される。また、内シート3は、第一方向に分割可能に構成される。具体的には、内シート3は、一対のシート片3a,3bから構成される。該一対のシート片3a,3bは、第一方向における一端部同士が内シート3の第一方向の両端部よりも内側(具体的には、中央部)で第二方向に沿って重なり合うように配置される。斯かる構成の内シート3は、第一方向に沿って引っ張られた際に一対のシート片3a,3bが第一方向に分離することによって第一方向に分割される。
一対の増厚シート4,4は、第一方向に間隔を空けて配置される。そして、第一方向における一対の増厚シート4,4の間には、シート状食品Bが配置される。また、一対の増厚シート4,4は、第一方向における外シート2及び内シート3の両端部と重なる位置に配置される。また、一対の増厚シート4,4は、第二方向が長手となる帯状に形成される。また、一対の増厚シート4,4は、長手方向の長さが第二方向におけるシート状食品Bの長さよりも長くなるように形成される。また、一対の増厚シート4,4は、長手方向の両端部がシート状食品Bよりも第二方向に突出するように配置される。
そして、外シート2と内シート3とは、シート状食品Bを介して重ね合された状態で、シート状食品Bを囲むように端部同士が直接的又は間接的に接合される。具体的には、外シート2と内シート3とは、第一方向の両端部同士が一対の増厚シート4,4を介して間接的に接合される。より詳しくは、外シート2及び内シート3は、増厚シート4と重なり合う領域(以下、増厚シート重合領域とも記す)2A,3Aを備え、該増厚シート重合領域2A,3Aが増厚シート4を介して間接的に接合される。本実施形態では、外シート2は、第一方向の両端部に増厚シート重合領域2Aを備え、内シート3は、第一方向の両端部に増厚シート重合領域3Aを備える。
そして、外シート2及び内シート3の増厚シート重合領域2A,3Aが一対の増厚シート4,4と接合されることで、外シート2と内シート3とが間接的に接合される。また、外シート2と内シート3とは、第二方向の両端部同士が直接的に接合される。なお、外シート2と内シート3とを接合する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、ヒートシールを用いてものよく、粘着テープや粘着剤(感圧式や感熱式の粘着剤)等を用いてもよい。
上記のように外シート2と内シート3とが接合されることで、図2(a)(b)に示すような米飯包装材1が形成される。該米飯包装材1は、外シート2と内シート3との間(具体的には、外周部よりも内側の領域)にシート状食品Bの収容空間Rが形成される。また、米飯包装材1は、シート状食品Bから第一方向の両端側へ向かうシート状食品Bと重なり合わない領域に一対の増厚シート4,4を備える。
また、米飯包装材1は、第一方向の両端部で外シート2と内シート3とが一対の増厚シート4,4を介して間接的に接合される。具体的には、図2(a)に示すように、外シート2の増厚シート重合領域2Aは、増厚シート4と接合された接合部2dと、増厚シート4と接合されていない非接合部2eとを備える。本実施形態では、外シート2の増厚シート重合領域2Aは、第二方向に間隔を空けて複数の接合部2dを備えると共に、隣り合う接合部2dの間に非接合部2eを備える。具体的には、外シート2の増厚シート重合領域2Aは、3つ以上の接合部2dを備えることで、複数の非接合部2eを備える。
一方、図2(b)に示すように、内シート3の増厚シート重合領域3Aは、増厚シート4と接合された接合部3dと、増厚シート4と接合されていない非接合部3eとを備える。本実施形態では、内シート3の増厚シート重合領域3Aは、第二方向に間隔を空けて複数の接合部3dを備えると共に、隣り合う接合部3dの間に非接合部2eを備える。具体的には、内シート3の増厚シート重合領域3Aは、3つ以上の接合部3dを備えることで、複数の非接合部3eを備える。上記のように形成される非接合部2e,3eは、シート状食品Bの収容空間Rと米飯包装材1の外側の空間とに達するように形成される。また、米飯包装材1には、第二方向の両端部に外シート2と内シート3とが直接的に接合されて形成された直接接合部1cを備える。
ここで、外シート2及び内シート3と増厚シート4との接合状態について詳しく説明する。図3に示すように、外シート2の接合部2dは、増厚シート4の一方の面に接合され、内シート3の接合部3dは、増厚シート4の他方の面に接合される。具体的には、外シート2の接合部2dと内シート3の接合部3dとは、増厚シート4の両面の対応する位置に接合される。これにより、外シート2の非接合部2eと内シート3の非接合部3eとは、増厚シート4の両面の対応する位置に形成される。そして、外シート2及び内シート3の非接合部2e,3eと増厚シート4との間には、収容空間Rと米飯包装材1の外側の空間とを連通させる連通路2f,3fが形成される。本実施形態では、外シート2側の連通路2fと内シート3側の連通路3fとは、増厚シート4を介して対応する位置に形成される。
また、図4に示すように、本実施形態では、増厚シート重合領域2A,3Aの接合部2d,3dは、第一方向における増厚シート4の一端部(シート状食品B側の端部)よりも他端部(シート状食品Bから離れた側の端部)側に接合される。これにより、第一方向における増厚シート4の一端部は、増厚シート重合領域2A,3Aの接合部2d,3dよりもシート状食品B側に位置するように構成される。そして、外シート2と内シート3とは、第一方向における増厚シート4(具体的には、第一方向におけるシート状食品B側の端部)とシート状食品Bとの間の位置で接合されないように構成される。具体的には、外シート2と内シート3とは、第一方向における増厚シート4(具体的には、第一方向におけるシート状食品B側の端部)とシート状食品Bとの間の位置における増厚シート4の長手方向に沿った領域が接合されないように構成される。
以上のように、本発明に係る米飯加工食品用包装材は、複数枚を重ね合わせた際にも変形が生じてしまうのを抑制することができる。
即ち、シート状食品Bから一方向の両端側へ向かうシート状食品Bと重なり合わない領域に一対の増厚シート4と備えることで、米飯加工食品用包装材1の一方向におけるシート状食品Bを備えない領域(以下、第一領域とも記す)とシート状食品Bを備える領域(以下、第二領域とも記す)との厚み差が小さくなる。
具体的には、シート状食品Bから一方向の両端側へ向かうシート状食品Bと重なり合わない領域は、第一領域を構成する領域であるため、斯かる領域に増厚シート4が配置されることで、第一領域は、シート状食品Bの代わりに増厚シート4を備えることになる。これにより、第一領域と第二領域との厚み差が小さくなる。
そして、第一領域と第二領域との厚み差が小さくなることで、図5に示すように、複数枚の米飯加工食品用包装材1を第一方向の両端部が重なり合うように重ね合わせた際に、上下で隣接する米飯加工食品用包装材1における第一領域同士の間に形成される空間(即ち、一の米飯加工食品用包装材1の第一領域の下方に形成される空間)が狭くなる。これにより、第一領域が自重によって第二領域から垂れ下がってしまうのが抑制されるため、複数枚の米飯加工食品用包装材1を重ねた際に生じる変形(即ち、第一領域の垂れ下がりによって生じる変形)を抑制することができる。
また、外シート2と内シート3との間に配置された内側増厚シート4とシート状食品Bとの間で外シート2と内シート3とが接合されていないため、内側増厚シート4のシート状食品B側の端部がシート状食品Bと当接可能となる。これにより、第一方向におけるシート状食品Bの移動が内側増厚シート4によって規制されるため、外シート2と内シート3との間でシート状食品Bの位置が所望する位置からズレてしまうのを防止することができる。
また、内側増厚シート4とシート状食品Bとの間で外シート2と内シート3とが接合された場合、シート状食品Bの収容空間は、接合部分に向かって狭くなる。このため、シート状食品Bの端部が接合部分の近傍で外シート2と内シート3との間に嵌り込む虞がある。
これに対し、本願発明のように、内側増厚シート4とシート状食品Bとの間で外シート2と内シート3とが接合されていないことで、上述のようにシート状食品Bの端部が外シート2と内シート3との間に嵌り込むことがない。また、外シート2又は内シート3におけるシート状食品Bよりも内側増厚シート4側の領域は、内側増厚シート4の厚みによって離間した状態となりやすいため、シート状食品Bの端部が外シート2と内シート3とに挟まれてしまうのを抑制することもできる。これにより、外シート2及び内シート3を第一方向に分割して外シート2と内シート3との間からシート状食品Bを引き抜く際の抵抗(外シート2及び内シート3とシート状食品Bとの擦れによる摩擦)が低減されるため、米飯加工食品Aが本願発明に係る米飯加工食品用包装材1で包装された状態から外シート2及び内シート3を取り除いて米飯加工食品Aとシート状食品Bとを合体させる操作を容易に行うことができる。
また、外シート2及び内シート3における内側増厚シート4と重なり合う領域2A,3Aに内側増厚シート4と接合される接合部2d,3dを備えることで、外シート2と内シート3とを内側増厚シート4を介して間接的に接合することができる。また、外シート2及び内シート3における内側増厚シート4と重なり合う領域2A,3Aに内側増厚シート4と接合されない非接合部2e,3eを備えることで、内側増厚シート4の両面において連通路2f,3fが形成されるため、収容空間Rの気体を該連通路2f,3fを通して収容空間Rの外側へ排出することができる。このため、複数枚の米飯加工食品用包装材1を重ね合わせた際に、収容空間R内の気圧によって米飯加工食品用包装材1の束が崩れ易くなるのを抑制することができる。
また、前記増厚シート4は、第一方向に直交する他方向が長手となる帯状に形成されるため、増厚シート4の長さに対応したより広い領域において第一領域の垂れ下がりを抑制することができる。
なお、本発明に係る米飯加工食品用包装材は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、一対の増厚シート4,4が外シート2と内シート3との間に配置されるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、少なくとも一方の増厚シート4が外シート2と内シート3との間に配置されるように構成されてもよい。具体的には、図6に示すように、一方の増厚シート4が外シート2と内シート3との間に配置され、他方の増厚シート4が外シート2と内シート3との外側に配置されるように構成されてもよい。又は、一対の増厚シート4,4の両方が外シート2と内シート3との外側に配置されるように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、外シート2と内シート3とが増厚シート4を介して間接的に接合されているが、これに限定ものではない。例えば、図7(a)に示すように、第一方向における外シート2と内シート3との両端部同士が直接的に接合されて直接接合部1dが形成されると共に、増厚シート4が外シート2のみに部分的に接合されるように構成されてもよい。
又は、増厚シート4が外シート2及び内シート3に接合されないように構成されてもよい。具体的には、図7(b)に示すように、第一方向における外シート2と内シート3との両端部同士(具体的には、増厚シート重合領域2A,3Aの外側同士が)が枠状に直接的に接合されて枠状の直接接合部1eが形成されると共に、該直接接合部1eの内側に増厚シート4が配置されてもよい。斯かる場合には、外シート2や内シート3に増厚シート4が接合されていなくても枠状の直接接合部1eの内側に増厚シート4が保持される。
また、上記実施形態では、外シート2及び内シート3の接合部2d,3dが増厚シート4を介して対応する位置に形成されているが、これに限定ものではなく、例えば、対応しない位置に形成されてもよい。また、上記実施形態では、外シート2及び内シート3の非接合部2e,3eが増厚シート4を介して対応する位置に形成されているが、これに限定ものではなく、例えば、対応しない位置に形成されてもよい。
1…米飯加工食品用包装材、1c…直接接合部、1d…直接接合部、1e…直接接合部、2…外シート、2a…外シート本体、2b…カットテープ、2c…切込部、2d…接合部、2e…非接合部、2f…連通路、2A…増厚シート重合領域、3…内シート、3a,3b…シート片、3d…接合部、3e…非接合部、3f…連通路、3A…増厚シート重合領域、4…増厚シート、A…米飯加工食品、B…シート状食品、R…収容空間

Claims (3)

  1. 一方向に分割可能な第一シートと該第一シートと同方向に分割可能な第二シートとがシート状食品を介して重ね合わされて形成されると共に第一シートと第二シートとの間にシート状食品の収容空間が形成される米飯加工食品用包装材であって、
    シート状食品から一方向の両端側へ向かうシート状食品と重なり合わない領域に一対の第三シートを備えており、
    該一対の第三シートのそれぞれは、前記一方向における第一シートの両端部と第二シートの両端部との間に配置されており、
    前記一方向における第一シートの両端部と第二シートの両端部とは、一対の第三シートを介して接合部にて間接的に接合されており、
    前記一方向における各第三シートのシート状食品側の一端部は、第一シート及び第二シートと接合されないように構成されており、
    前記一方向における第一シートの両端部及び第二シートの両端部は、前記一方向における各第三シートのシート状食品側の一端部に隣接する位置から各第三シートの他端に亘って前記接合部にて第三シートと接合されており、
    記一方向における各第三シートとシート状食品との間で第一シートと第二シートとが接合されていないことを特徴とする米飯加工食品用包装材。
  2. 前記一方向における第一シートの両端部及び第二シートの両端部は、第三シートと接合されない非接合部とを備えており、
    該非接合部と第三シートとの間に、前記収容空間と収容空間の外側の空間とを連通させる連通路が形成されることを特徴とする請求項1に記載の米飯加工食品用包装材。
  3. 前記第三シートは、一方向に直交する他方向が長手となる帯状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の米飯加工食品用包装材。
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