JP3037338U - 開封片付き包装体 - Google Patents

開封片付き包装体

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JP3037338U JP1996010729U JP1072996U JP3037338U JP 3037338 U JP3037338 U JP 3037338U JP 1996010729 U JP1996010729 U JP 1996010729U JP 1072996 U JP1072996 U JP 1072996U JP 3037338 U JP3037338 U JP 3037338U
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克己 渡辺
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Howa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装体の製造と同時に包装体に開封手段を設
けることができ、しかも開封が容易にできる開封片付き
包装体を提供することを課題とする。 【解決手段】 内部に被収納体5 が収納されている包装
体本体1 が、開口部3 を有するように設けられている一
対のシート片1a,1b と、開口部3 を閉鎖するように該両
シート片1a,1b に取り付けられた蓋シート片2 からな
り、且つ該蓋シート片2 の端部が突出した開封片4 とし
て形成されるべく端縁部よりやや内側において両シート
片1a,1b に取り付けられていることを解決手段とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、内部に被収納体、特におにぎりやパン等の食品が収納された包装体 であって、簡易に開封できる開封片が設けられた開封片付き包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、食品、特におにぎり25等の包装体として、安価で且つ手軽に使い捨てで きる包装体として図5に示すような合成樹脂フィルム製の包装体本体21が使用さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような包装体本体1を開封する際には、フィルムを破断したり、接着部分 を解いたりして開封することができるが、内部がおにぎり25等の場合には皿など の別の容器に取り出さずにそのまま食することが多いため、包装体本体21が任意 の方向に破断できないと、食べにくいという問題があった。 そのため、従来は包装体本体1に開封テープやあるいは図5に示すような開封 用ラベル22を包装体本体1に設けていた。
【0004】 このような開封用ラベル22は、裏面側に接着剤等を塗布されたシート片からな るラベル本体にU字状等の切り込み23が形成されており、開封時には該切り込み 23によって形成されたつまみ片24を引っ張って下面側に接着された包装体本体21 の引き裂きを所定の方向に誘導するものである。
【0005】 しかし、このような開封用ラベル22を貼着した包装体を製造するには、おにぎ り25等を収納した包装体を製造してから、別途製造された開封用ラベル22を貼着 するか、或いは、図7に示すように包装体用のフィルムシート26に予め開封用ラ ベル22を貼着しておにぎりを包装するか、いずれにしても別途開封用ラベル22を 製造しなければならず、包装と同時に開封片を包装体に設けることはできず不便 であった。
【0006】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、包装体の製造 と同時に包装体に開封手段を設けることができ、しかも開封が容易にできる開封 片付き包装体を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案が、このような課題を解決するためになされた手段としては、内部に被 収納体5 が収納されている包装体本体1 が、開口部3 を有するように設けられて いる一対のシート片1a,1b と、開口部3 を閉鎖するように該両シート片1a,1b に 取り付けられた蓋シート片2 からなり、且つ該蓋シート片2 の端部が突出した開 封片4 として形成されるべく端縁部よりやや内側において両シート片1a,1b に取 り付けられていることにある。
【0008】 また、別の手段は、内部に被収納体5 が収納されている包装体本体1 が、開口 部3 を有するように設けられている一対のシート片1a,1b と、開口部3 を閉鎖す るように該両シート片1a,1b に取り付けられた蓋シート片2 からなり、該蓋シー ト片2 の端部が包装体本体1 の外面側に突出するように端縁部よりやや内側にお いて両シート片1a,1b に取り付けられて、且つ該突出した蓋シート片2 の端部に 切り欠き6 が設けられて開封片4 が形成されたこと及び、前記開封片4 が、蓋シ ート片2 の対向する両端部に形成されていることに有する。
【0009】 さらに、別の手段としては内部に被収納体5 が収納されている包装体本体1 が 、ガゼット7 が形成されたシート片から形成されており、該ガゼット7 が前記包 装体1 の外面側に突出する開封片4 として形成されていることにも有する。
【0010】 さらに別の手段としては、内部に被収納体5 が収納されている包装体本体1 が 、該包装体本体1 の外面側に突出するガゼット7 が形成されたシート片から形成 されており、該ガゼット7 が互いに外向きに突出するように一対形成され、且つ 該ガゼット7 の突出部に切り欠き6 が設けられて開封片4 として形成されている ことを特徴とする開封片付き包装体。
【0011】 また、前記開封片4 が、両ガゼット7 の対向する位置に形成されていることに も別の手段を有する。
【0012】 上記のように、本考案は内部に被収納体5 が収納されている包装体本体1 に、 蓋シート2 の両端部が包装体本体1 の外面に突出した開封片4を設け、包装体本 体1 を開封する際には、該開封片4 を把持して包装体本体1 を引き裂いて容易に 開封することができる。
【0013】 また、蓋シート片2 の端部を突出した開封片4 となるべくシート片1a,1b に取 り付けて包装体本体1 を形成したため、開封ラベル等の開封手段を別途設ける必 要がなく包装体本体1 を形成すると同時に開封手段としての開封片4 も形成でき る。
【0014】 また、内部に被収納体5 が収納されている包装体本体1 が、ガゼット7 が形成 されたシート片から形成されており、該ガゼット7 が前記包装体1 の外面側に突 出する開封片4 として形成されている場合には、上記と同様に開封片4 を包装体 本体1 の製造と同時に形成でき、さらに一枚のシート片1 から開封片4 を有する 包装体本体1 を形成することができるため、より開封片4 を有する包装体本体1 を容易に製造できる。
【0015】 さらに、切り欠き6 が設けられて開封片4 が形成された場合には、該切り欠き 6 がガイドとなってより包装体本体1 の引き裂きが確実且つ容易となる。 また、対向する位置に一対の開封片4 を設けた場合には、両方向から包装体本 体1 を開封することができ便利である。
【0016】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態について図面に従って説明する。 図1及び図2において示す1は内部に被収納体としてのおにぎり5が収納され た包装体本体で、該包装体本体1は、図2に示すように、一対のシート片1a,1b と、該蓋シート片2の3枚の合成樹脂製フィルムから形成されている。
【0017】 両シート片1a,1b は所定間隔をおいて開口部3が形成されるように蓋シート片 2を介して連結されており、該蓋シート片2はその両端部が包装体本体1の外面 側に突出するように、端縁部よりやや内側のヒートシール部8において両シート 片1a,1b の外面側とヒートシールされている。
【0018】 また、両シート片1a,1b はおにぎり5を収納した後に、蓋シート片2が取り付 けられた反対側において、両端部がヒートシール或いは接着剤を介して接着され 筒状にされ、さらに筒状の開口端部は折り畳まれて接着、或いは溶着されて内部 のおにぎり5が包装されている。
【0019】 この包装体本体1の両シート片1a,1b 及び蓋シート片2としては、ポリ塩化ビ ニルやポリエステル、ポリプロピレンフィルム等の公知の材質からなる単体のフ ィルムや種々の材質の積層フィルム等が使用できる。
【0020】 4は、前記包装体本体1の外面側に突出するような蓋シート片2の両端部に形 成された開封片で、該開封片4は蓋シート片2の両端部の対向する位置に一対の 切り欠き6が設けられることによって形成されている。
【0021】 次に、このような構成からなる開封片付きおにぎり包装体10を製造する場合に ついて説明する。 ます、包装体本体1のシート片1a,1b 用の2片の長尺状フィルムシート11a,11 b を図3に示すように開口部3となる間隔を有してならべ、該開口部3上に蓋シ ート片2用の長尺上シート12を載置してフィルムシート11a,11b とヒートシール する。
【0022】 この時、蓋シート用フィルムシート12の両端縁部よりやや内側のヒートシール 部8において両フィルムシート11a,11b とヒートシールして、蓋シート用フィル ムシート12の両端縁が両フィルムシート11a,11b の外面から僅かに浮いている突 出部となるように形成する。
【0023】 そして、該蓋シート用フィルムシート12の両端縁部に所定間隔を有して切り込 み6を設け、開封片4を形成する。
【0024】 次に、両フィルムシート11a,11b の端部を重合してヒートシールすることによ って筒状の包装体本体1を形成する。
【0025】 そして、該筒状の包装体本体1内におにぎり5等の被収納体を収納して、包装 体本体1を必要な長さに切断する。 包装体本体1の開口端部は折り畳んで接着やヒートシールしてもよく、或いは 粘着テープやラベル等で封緘してもよい。
【0026】 このようにして製造された開封片付きおにぎり包装体10を開封する場合には、 まず、上記一方の開封片4を把持して上側に持ち上げ、さらに蓋シール体2の対 向する側へ向かって包装体本体1を引き裂いて容易に一方方向に開封することが できる。
【0027】 尚、本実施の形態では包装体本体1を両シート片1a,1b 及び蓋シート片2の3 枚のシート片から形成したが、包装体本体1の形状としてはこれに限定されるも のではなく、例えば包装体本体1に包装体本体1の外側に突出するような一対の ガゼット7を形成し、該ガゼット7を開封片4として形成してもよい。 該ガゼット7の折り目部7a, 7bはそれぞれヒートシールや接着等によって固定 して、ガゼット7の形状が崩れないように形成してもよい。
【0028】 この場合には、シート片にガゼット7を設けるだけで開封片を形成できるため 、複数類のシート片が不要となり、より製造が容易にできる。
【0029】 また、上記実施の形態では、開封片4を対向する位置に一対形成したが、開封 片4を一対設けることは条件ではなく、包装体本体1の一方側にのみ開封片4が 形成されていてもよい。 但し、上記実施の形態のように開封片4が対向する位置に一対形成された場合 には、両方向から包装体本体1を開封することができるという利点がある。
【0030】 さらに、上記実施の形態では、包装体本体1の突出部に切り欠き6を設けるこ とによって開封片4を形成したが、このような切り欠き6を形成することは条件 ではなく、例えば、ミシン目等であってもよい。 さらには、包装体本体1として、一軸方向に引き裂き易いように延伸されたフ ィルムを使用して、該開封片4を引っ張ると包装体本体1が該一方方向に容易に 引き裂かれることによって開封できるように形成してもよい。
【0031】 また、上記実施の形態では、被収納体としておにぎりを包装体本体1内に収納 したが、被収納体としてはこれに限定されるものではなく、その他の食品や商品 等任意のものが収納できるが、おにぎりやパン等のように皿等に取り出さずにそ のまま食する食品用の包装体として開封が容易で且つ経済的に包装することがで きるため特に適している。
【0032】 その他、包装体本体1の具体的な構造は、本考案の範囲内で任意に設計変更す ることができる。
【0033】
【考案の効果】
叙上のように、本考案は開封容易な開封片付き包装体を容易且つ経済的に提供 することができるため、特に安価なおにぎりや調理パン等の包装体として最適に 使用することができる。
【提出日】平成9年1月8日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 さらに、別の手段としては内部に被収納体5 が収納されている包装体本体1 が 、ガゼット7 が形成されたシート片から形成されており、該ガゼット7 が前記包 装体本体1 の外面側に突出する開封片4 として形成されていることにも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の開封片付き包装体を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本考案の開封片付き包装体の一製造工程を示す
斜視図。
【図4】他の実施の形態の開封片付き包装体を示す断面
図。
【図5】従来の開封片付き包装体を示す斜視図。
【図6】従来の開封片付き包装体を示す断面図。
【図7】従来の開封片付き包装体の一製造工程を示す斜
視図。
【符号の説明】
1 包装体本体 2 蓋シート片 3 開口部 4 開封片 6 切り欠き
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に被収納体(5) が収納されている包
    装体本体(1) が、開口部(3) を有するように設けられて
    いる一対のシート片(1a),(1b) と、開口部(3)を閉鎖す
    るように該両シート片(1a),(1b) に取り付けられた蓋シ
    ート片(2) からなり、且つ該蓋シート片(2) の端部が突
    出した開封片(4) として形成されるべく端縁部よりやや
    内側において両シート片(1a),(1b) に取り付けられてい
    ることを特徴とする開封片付き包装体。
  2. 【請求項2】 内部に被収納体(5) が収納されている包
    装体本体(1) が、開口部(3) を有するように設けられて
    いる一対のシート片(1a),(1b) と、開口部(3)を閉鎖す
    るように該両シート片(1a),(1b) に取り付けられた蓋シ
    ート片(2) からなり、該蓋シート片(2) の端部が包装体
    本体(1) の外面側に突出するように端縁部よりやや内側
    において両シート片(1a),(1b) に取り付けられて、且つ
    該突出した蓋シート片(2) の端部に切り欠き(6) が設け
    られて開封片(4) が形成されたことを特徴とする開封片
    付き包装体。
  3. 【請求項3】 前記開封片(4) が、蓋シート片(2) の対
    向する両端部に形成されている請求項2に記載の開封片
    付き包装体。
  4. 【請求項4】 内部に被収納体(5) が収納されている包
    装体本体(1) が、ガゼット(7) が形成されたシート片か
    ら形成されており、該ガゼット(7) が前記包装体(1) の
    外面側に突出する開封片(4) として形成されていること
    を特徴とする開封片付き包装体。
  5. 【請求項5】 内部に被収納体(5) が収納されている包
    装体本体(1) が、該包装体本体(1) の外面側に突出する
    ガゼット(7) が形成されたシート片から形成されてお
    り、該ガゼット(7) が互いに外向きに突出するように一
    対形成され、且つ該ガゼット(7) の突出部に切り欠き
    (6) が設けられて開封片(4) として形成されていること
    を特徴とする開封片付き包装体。
  6. 【請求項6】 前記開封片(4) が、両ガゼット(7) の対
    向する位置に形成されている請求項5に記載の開封片付
    き包装体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036907A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Osaka Hososha:Kk 物品包装用フィルム
JP2019119455A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 朋和産業株式会社 包装材、包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036907A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Osaka Hososha:Kk 物品包装用フィルム
JP2019119455A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 朋和産業株式会社 包装材、包装体
JP7064873B2 (ja) 2017-12-28 2022-05-11 朋和産業株式会社 包装材、包装体

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