JP6934301B2 - 米飯加工食品用包装材、米飯加工食品包装体 - Google Patents

米飯加工食品用包装材、米飯加工食品包装体 Download PDF

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Description

本発明は、米飯加工食品を包み込んで包装する米飯加工食品用包装材と、該米飯加工食品用包装材を用いて米飯加工食品が包装されてなる米飯加工食品包装体に関する。
お握り等の米飯加工食品は、該米飯加工食品を包み込むことが可能なサイズの外シートを備える包装材によって包装された状態で、店頭販売されている。
前記外シートとしては、一方向に対して直交する他方向に分割可能に構成されたものが知られている。具体的には、外シートは、米飯加工食品を包み込むことが可能なサイズの外シート本体と、前記一方向が長手となるように配置される一対のカットテープと、前記他方向に延びるように形成されて一対のカットテープと交差する線状の切込部とを備えるものが知られている。該切込部は、外シートにおける前記一方向の一端部側に開放する凹状に形成されると共に、両端部が一対のカットテープの外側に位置する。
これにより、外シートにおける切込部で囲まれた領域が他の領域から分離し、指などで摘むことが可能な摘み部が形成される。そして、該摘み部を摘んで、外シートにおける前記一方向の一端部側に引っ張ることで、切込部の両端部を起点に外シートが一対のカットテープに沿って切断される。これにより、外シートが他方向へ分割可能となる(特許文献1参照)。
上記のような外シートを備える包装材を用いて米飯加工食品が包み込まれてなる包装体では、米飯加工食品と重なるように前記切込部(言い換えれば、摘み部)が配置される。そして、該米飯加工食品包装体内の米飯加工食品を食する際には、前記摘み部を引っ張って上記のように外シートを切断し、外シートを他方向に分割する(第一ステップ)。そして、外シートの切断された部分を境とする包装材の一方側と他方側とを離間させるように引っ張ることで、米飯加工食品から包装材を取り除く(第二ステップ)。これによって、米飯加工食品を食することが可能となる。
特開2000−279113号公報
ところで、前記第一ステップでは、前記切込部の両端部を起点に一対のカットテープの外側の位置で外シートが切断されることで、切込部の両端部から前記一方向に延びる帯状の領域が外シートから分離されることになる。そして、斯かる帯状の領域の幅は、一対のカットテープの間隔によって全長に渡って保持される。つまり、一対のカットテープの間隔を比較的広く設定することで、前記帯状の領域の幅を広くすることができる。これにより、外シートから分離される面積(前記帯状の領域の面積)が広くなるため、前記第二ステップにおいて米飯加工食品から包装材を取り除く際に、少ない力で包装材を取り除くことができる。
しかしながら、上記のように、切込部の両端部は、一対のカットテープの外側に形成されるため、一対のカットテープの間隔を比較的広く設定すると、切込部全体の大きさが比較的大きなものとなる。このように、切込部全体が比較的大きなものになると、外シートの製造工程や、米飯加工食品を包装する際に、外シートに加わる張力によって切込部の両端部を起点に外シートが意図せずに切断される虞がある。
そこで、本発明は、外シートが切り込みから意図せずに切断してしまうのを抑制することができる米飯加工食品用包装材を提供することを課題とする。また、斯かる米飯加工食品用包装材を用いて米飯加工食品が包装された米飯加工食品包装体を提供することを課題とする。
本発明に係る米飯加工食品用包装材は、一方向に対して直交する他方向に分割可能な外シートを備え、該外シートは、米飯加工食品を包み込むことが可能なサイズの外シート本体と、前記一方向が長手となるように配置されて交差する一対のカットテープとを備える米飯加工食品用包装材であって、前記外シートは、外シート本体における前記一方向の一端部側に向かって開放する凹状の第一切込線を備えており、該第一切込線は、両端部間の領域が一対のカットテープの交差位置の近傍で一対のカットテープと交差すると共に、前記他方向における前記両端部間の間隔が前記他方向における一対のカットテープの間隔の最大値よりも小さくなるように構成されており、米飯加工食品用包装材で米飯加工食品を包み込んで米飯加工食品包装体を形成する際に、米飯加工食品と重なる位置に前記第一切込線が配置される。
斯かる構成によれば、一対のカットテープが交差するように配置されることで、一対のカットテープの間隔は、一対のカットテープの交差位置から外シートにおける前記一方向の一端部側へ向かうに従って次第に広くなる。そして、一対のカットテープの交差位置の近傍で一対のカットテープと交差するように第一切込線を形成することで、前記他方向における第一切込線の大きさを一対のカットテープの間隔の最大値よりも小さく構成することができる。これにより、外シートにおける第一切込線によって切り込まれている領域が比較的小さくなるため、外シートに加わる張力によって、第一切込線の両端部を起点に外シートが意図せずに切断されてしまうのを防止することができる。
また、上記のように第一切込線を比較的小さく形成しても、第一切込線の両端部を起点に外シートにおける前記一方向の一端部側へ外シートを切断した際に、分離される帯状の領域の幅が一対のカットテープの間隔に従って次第に広がることになる。つまり、上記のように第一切込線が比較的小さく形成されても、外シートの切断に伴って外シートから分離される帯状の領域を広く形成することができるため、米飯加工食品包装体が形成された状態において、米飯加工食品から米飯加工食品用包装材を少ない力で取り除くことができる。
前記外シートは、前記一方向の他端部側に向かって前記第一切込線から延びる第二切込線を更に備えており、該第二切込線の先端部は、一対のカットテープの間に形成されてもよい。
斯かる構成によれば、第二切込線を更に備えることで、上記のように、第一切込線の両端部を起点に外シートを切断して帯状の領域を分離した後、外シートにおける帯状の領域が分離された部分を境とする一方側と他方側とを前記他方向に引っ張ることで、第二切込線の先端部を起点に外シートが前記一方向の他端部側へ向かって切断される。この際、第二切込線の先端部が一対のカットテープの間に形成されているため、第二切込線の先端部を起点とする切断の方向が一対のカットテープの間に制限される。これにより、第二切込線の先端部を起点とする外シートの切断が意図しない方向(具体的には、一対のカットテープの外側)へ向かって進行してしまうのを防止することができる。
本発明に係る米飯加工食品包装体は、上記の何れかの米飯加工食品用包装材を用いて米飯加工食品が包み込まれてなる。
以上のように、本発明によれば、外シートが切り込みから意図せずに切断してしまうのを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る米飯加工食品包装体を構成する部材を示した斜視図。 同実施形態に係る米飯加工食品用包装材を外シート側から見た平面図。 同実施形態に係る米飯加工食品用包装材が備える切込部および被覆シートの周辺を示した図。 (a)は、同実施形態に係る米飯加工食品包装体を示す正面図、(b)は、同実施形態に係る米飯加工食品包装体の外シートを切断して第一分離領域を分離する際の斜視図。 他の実施形態に係る米飯加工食品用包装材の外シートを示した平面図。
以下に、本発明に係る米飯加工食品用包装材および米飯加工食品包装体の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、一方向(以下、第一方向とも記す)とは、各図の座標軸におけるx軸に沿った方向であり、他方向(以下、第二方向とも記す)とは、各図の座標軸におけるy軸に沿った方向である。
本実施形態に係る米飯加工食品用包装材(以下、包装材とも記す)1は、図1および図2に示すように、米飯加工食品Aを包み込むことが可能なサイズの外シート3を備える。具体的には、包装材1は、米飯加工食品Aと接する内シート2と、該内シート2に重ね合わされる外シート3とを備える。そして、内シート2と外シート3との間には、シート状食品Bが収容される。また、包装材1は、シート状食品Bの周囲で内シート2と外シート3がシールされて形成されたシール部1Sを備える。
なお、米飯加工食品Aには、三角形状や樽形状などに握られた各種おにぎりの他、鮨なども含まれるが、本実施形態では、米飯加工食品Aとして、三角形状のおにぎり(一対の三角形状の面と、該一対の三角形状の面の外周を連結する側面とを備えるもの)が用いられる。また、シート状食品Bには、シート状の海苔の他、畳鰯なども含まれるが、本実施形態では、シート状食品Bとして、シート状の海苔が用いられる。
内シート2は、第一方向に直交する第二方向に分割可能に構成される。具体的には、内シート2は、一対の内シート片2a,2aから構成される。また、内シート2は、一対の内シート片2a,2aの端部同士が重なり合う重合部2bを備える。該重合部2bは、第二方向における内シート2の略中央部において、第一方向における内シート2の全域に亘って延びるように形成される。これにより、内シート2は、第二方向に分割可能となっている。
外シート3は、米飯加工食品Aを包み込むことが可能な(具体的には、内シート2と略同一形状を有する)外シート本体3aと、該外シート本体3aに積層される一対のカットテープ3b,3bとを備える。該一対のカットテープ3b,3bは、第一方向が長手となるように、外シート3の第一方向の両端部間の全域に亘って配置される。
また、一対のカットテープ3b,3bは、交差するように配置される。具体的には、一対のカットテープ3b,3bは、外シート本体3aの第一方向の中央部よりも第一方向の両端側の2箇所で交差するように配置される。つまり、一対のカットテープ3b,3bの一方の交差位置3b1は、外シート3における第一方向の一端部(以下、外シート第一端部とも記す)3c側に形成される。また、一対のカットテープ3b,3bの他方の交差位置3b2は、外シート3における第一方向の他端部(以下、外シート第二端部とも記す)3d側に形成される。
そして、一対のカットテープ3b,3bの間隔は、一対のカットテープ3b,3bの一方の交差位置3b1から外シート第二端部3dに向かうに従って次第に広くなるように構成される。また、一対のカットテープ3b,3bの間隔は、一対のカットテープ3b,3bの他方の交差位置3b2から外シート第二端部3dに向かうに従って次第に広くなるように構成される。つまり、一対のカットテープ3b,3bは、外シート3における第一方向の中央部において、その間隔が最大になるように構成される。
また、外シート3は、外シート第一端部3c側へ向かって開放する凹状の第一切込線3eを備える。また、外シート3は、外シート第二端部3d側へ向かって第一切込線3eから延びる第二切込線3fを備える。第一切込線3eおよび第二切込線3fは、外シート本体3aの外周端部(具体的には、前記シール部1Sを形成する領域)よりも内側の内側領域が切り込まれて形成される。また、第一切込線3eおよび第二切込線3fは、第一方向における外シート3の中央部よりも外シート第二端部3d側に形成される。
前記第一切込線3eは、両端部間の領域が一対のカットテープ3b,3bの交差位置3b2の近傍(本実施形態では、交差位置3b2と重なる位置)で一対のカットテープ3b,3bと交差するように形成される。また、第一切込線3eは、第二方向における両端部間の間隔が第二方向における一対のカットテープの間隔の最大値(以下、最大間隔とも記す)よりも小さくなるように形成される。本実施形態では、外シート3における第一方向の中央部の位置において一対のカットテープ3b,3bの間隔が最大になるため、斯かる位置における一対のカットテープ3b,3bの間隔よりも第一切込線3eの両端部間の間隔が小さくなるように構成される。本実施形態では、第二方向における第一切込線3e全体の大きさが一対のカットテープ3b,3bの最大間隔よりも小さくなるように形成される。
第一切込線3eは、図3に示すように、両端部3g,3gが該両端部3g,3g間の部分よりも外シート第一端部3c側に位置するように形成される。また、第一切込線3eは、仮想線Lと交差して第二方向に延びる横切込線3hと、該横切込線3h(具体的には、横切込線3hの両端部)から外シート第一端部3c側に向けて延びる一対の縦切込線3i,3iとを備える。そして、一対の縦切込線3i,3iの延出方向の先端部によって第一切込線3eの両端部3g,3gが構成される。本実施形態では、横切込線3hが第二方向に沿って形成され、一対の縦切込線3i,3iは、第一方向に沿って形成される。そして、横切込線3hが一対のカットテープ3b,3bの他方の交差位置3b2の近傍で一対のカットテープ3b,3bと交差し、一対の縦切込線3i,3iの間に、一対のカットテープ3b,3bの交差位置3b2が位置する。
前記第二切込線3fは、第一切込線3e(具体的には、横切込線3h)との交差位置(具体的には、横切込線3hの中央部)から外シート第二端部3d側へ延びるように(本実施形態では、第一方向に沿って)形成される。また、第二切込線3f(具体的には、第二切込部3fの先端部)は、一対のカットテープ3b,3bの間に形成される。
上記のように、第一切込線3eが形成されることで、外シート3(具体的には、外シート本体3a)の第一切込線3eで囲まれた領域が他の領域から分離されて分離片3jが形成される。また、該分離片3jに一対のカットテープ3b,3bが重なるように配置される。これにより、第一方向に沿って分離片3jが外シート第一端部3c側へ引っ張られることで、第一切込線3eの両端部3g,3gを起点に、外シート3(外シート本体3a)が外シート第一端部3c側へ切断されることになる。また、第二切込線3fが形成されることで、第二切込線3fを境に第二方向の一方側と他方側に外シート3を引っ張ることで、第二切込線3fの先端部3kを起点に、外シート3(外シート本体3a)が外シート第二端部3d側へ切断されることになる。
図1に戻り、包装材1は、外シート3に形成された第一切込線3eおよび第二切込線3fを覆う被覆シート4を更に備える。該被覆シート4は、図3に示すように、第一切込線3eおよび第二切込線3fを覆うように形成されて外シート3(詳しくは、外シート本体3a)に連結される被覆シート本体部4aと、外シート3(詳しくは、外シート本体3a)に連結されていない被覆シート非連結部4bとを備える。
被覆シート本体部4aは、第一切込線3eおよび第二切込線3fを囲むように外シート本体3aに分離可能に連結される部分(以下、枠状連結部とも記す)4dと、分離片3jに連結される部分(以下、分離片連結部とも記す)4eとを備える。そして、分離片連結部4eは、枠状連結部4dよりも外シート本体3aに対する剥離強度が高くなるように構成される。
被覆シート非連結部4bは、被覆シート本体部4aと連なるように形成される。具体的には、被覆シート非連結部4bは、被覆シート本体部4aから外シート第二端部3d側へ延出するように形成される。そして、被覆シート非連結部4bによって指などで摘むことが可能な摘み部4cが形成される。
これにより、摘み部4c(被覆シート非連結部4b)を摘んで、被覆シート4を外シート第一端部3c側へ引っ張ることで、枠状連結部4dが外シート3から剥離すると共に、分離片連結部4eによって被覆シート4に連結された分離片3jが外シート第一端部3c側へ引っ張られることになる。
そして、上記のように構成される包装材1を用いて三角形状の米飯加工食品Aを包み込む際には、米飯加工食品Aの外形に沿って包装材1を折り返しながら包み込む。具体的には、米飯加工食品Aが内側になるように包装材1を第二方向に沿って二つ折りにする。この際、第一切込線3e、第二切込線3f、および、被覆シート4は、米飯加工食品Aの三角形状の面(正面)と重なるように配置される。そして、包装材1における米飯加工食品Aと重なっていない領域を米飯加工食品Aの外形に沿って裏面側へ折り返し、折り返した領域と米飯加工食品Aの裏面に対応する領域とをシールする。これにより、図4(a)に示すように、包装材1によって米飯加工食品Aが包み込まれてなる米飯加工食品包装体(以下、包装体とも記す)10が形成される。
本実施形態では、包装体10は、第一方向において第一切込線3eおよび第二切込線3fと対向する位置に、米飯加工食品Aが包み込まれた空間を封止する封止シール部10aを備える。具体的には、封止シール部10aは、三角形状の米飯加工食品Aの各頂点部分の近傍に形成される。
そして、包装体10を開封する際には、摘み部4c(被覆シート非連結部4b)を摘んで、被覆シート4を外シート第一端部3c側へ引っ張る。これにより、外シート3における米飯加工食品Aの正面に対応する領域が第一切込線3eの両端部3g,3gを起点に、図4(b)に示すように、外シート第一端部3c側へ切断される。そして、更に摘み部4cを米飯加工食品Aの正面側から裏面側へ引き回すことで、分離片3jと、該分離片3jよりも外シート第一端部3c側の領域(具体的には、第一切込線3eの両端部3g,3gを起点として外シート第一端部3c側へ延びる一対の切断部間の領域)とから構成される第一分離領域3pが他の領域から分離される。
そして、第一分離領域3pを取り除いた領域を境に、包装材1の一方側と他方側とを離間させるように第二方向に引っ張ることで、第二切込線3fの先端部3kを起点に外シート第二端部3d側へ外シート3が切断される。そして、斯かる切断と同時に、一対の内シート片2a,2aが分離して米飯加工食品Aとシート状食品Bとの間から引き抜かれる。これにより、米飯加工食品Aから包装材1が取り除かれて、米飯加工食品Aとシート状食品Bとが一体となった状態で食することが可能となる。
以上のように、本発明に係る米飯加工食品用包装材、および、米飯加工食品包装体によれば、外シートが切り込みから意図せずに切断してしまうのを抑制することができる。
即ち、一対のカットテープ3b,3bが交差するように配置されることで、一対のカットテープ3b,3bの間隔は、一対のカットテープ3b,3bの交差位置3b2から外シート第一端部3c側へ向かうに従って次第に広くなる。そして、一対のカットテープ3b,3bの交差位置3b2の近傍で一対のカットテープ3b,3bと交差するように第一切込線3eを形成することで、第二方向における第一切込線3eの大きさを一対のカットテープ3b,3bの間隔の最大値よりも小さく構成することができる。これにより、外シート3における第一切込線3eによって切り込まれている領域が比較的小さくなるため、外シート3に加わる張力によって、第一切込線3eの両端部3g,3gを起点に外シート3が意図せずに切断されてしまうのを防止することができる。
また、上記のように第一切込線3eを比較的小さく形成しても、第一切込線3eの両端部3g,3gを起点に外シート第一端部3c側へ外シート3を切断した際に、分離される帯状の領域(第一分離領域3p)の幅が一対のカットテープ3b,3bの間隔に従って次第に広がることになる。つまり、上記のように第一切込線3eが比較的小さく形成されても、外シート3の切断に伴って外シート3から分離される帯状の領域(第一分離領域3p)を広く形成することができるため、米飯加工食品包装体10が形成された状態において、米飯加工食品Aから米飯加工食品用包装材1を少ない力で取り除くことができる。
また、第二切込線3fを更に備えることで、上記のように、第一切込線3eの両端部3g,3gを起点に外シート3を切断して帯状の領域(第一分離領域3p)を分離した後、外シート3における帯状の領域(第一分離領域3p)が分離された部分を境とする一方側と他方側とを第二方向に引っ張ることで、第二切込線3fの先端部3kを起点に外シート第二端部3d側へ向かって切断される。この際、第二切込線3fの先端部3kが一対のカットテープ3b,3bの間に形成されているため、第二切込線3fの先端部3kを起点とする切断の方向が一対のカットテープ3b,3bの間に制限される。これにより、第二切込線3fの先端部3kを起点とする外シート3の切断が意図しない方向(具体的には、一対のカットテープ3b,3bの外側)へ向かって進行してしまうのを防止することができる。
なお、本発明に係る米飯加工食品用包装材、および、米飯加工食品包装体は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、更に、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、第一切込線3eの中央部から一つの第二切込線3fが延出するよう形成されているが、これに限定されるものではなく、図5に示すように、第一切込線3eにおける第二方向に離間した位置(具体的には、横切込線3hの両端部)から一対の第二切込線3f,3fが延出するように形成されてもよい。
このような一対の第二切込線3f,3fを備えることで、外シート3には、前記第一切込線3eの内側の領域に形成される分離片(以下、第一分離片とも記す)3jに加えて、一対の第二切込線3f,3f間の領域にも他の領域から分離される分離片(以下、第二分離片とも記す)3mが形成される。そして、上記実施形態のように、摘み部4cを引っ張ることで第一分離片3jを間接的に引っ張り、外シート3を切断して第一分離領域3pを取り除いた後、第二分離片3mを外シート第二端部3d側へ引っ張ることで、一対の第二切込線3f,3fの先端部3n,3nを起点に、外シート第二端部3d側へ外シート3を切断する。これにより、第二分離片3mと、該第二分離片3mよりも外シート第二端部3d側の領域(具体的には、一対の第二切込線3f、3fの先端部3n,3nを起点として外シート第二端部3d側へ延びる一対の切断部間の領域)とから構成される第二分離領域3qが他の領域から分離される。
これにより、外シート3は、第一方向の両端間の全域に亘って延びる帯状の領域(即ち、第一分離領域3pおよび第二分離領域3q)が取り除かれた状態となる。これにより、第一分離領域3pおよび第二分離領域3qを取り除いた領域を境に、包装材1の一方側と他方側とを離間させるように第二方向に引っ張って米飯加工食品Aから米飯加工食品用包装材1を取り除く際に、外シート3が新たに切断されることがない。このため、米飯加工食品Aから米飯加工食品用包装材1を取り除く工程をより少ない力で行うことができる。
なお、本発明に係る第一切込線3eおよび第二切込線3fは、線状に形成されるものであるが、数ミリ程度の幅を有するものも含まれる。
また、上記実施形態では、被覆シート本体部4aは、第一切込線3eおよび第二切込線3fを囲むように形成された枠状連結部4dと、分離片3jにシールされた分離片連結部4eとを別々に備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、被覆シート本体部4aの略全体が外シート本体3aにシールされる(つまり、枠状連結部4dと分離片連結部4eとが連なる)ように構成されてもよい。
上記実施形態では、第一切込線3eは、一対のカットテープ3b,3bの他方の交差位置3b2と重なるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、一対のカットテープ3b,3bの交差位置3b2よりも外シート第二端部3d側で第一切込線3eと一対のカットテープ3b,3bとが交差するように構成されてもよく、一対のカットテープ3b,3bの交差位置3b2よりも外シート第一端部3c側で第一切込線3eと一対のカットテープ3b,3bとが交差するように構成されてもよい。
1…米飯加工食品用包装材、1S…シール部、2…内シート、2a…内シート片、2b…重合部、3…外シート、3a…外シート本体、3b…カットテープ、3c…外シート第一端部、3d…外シート第二端部、3e…第一切込線、3f…第二切込線、3h…横切込線、3i…縦切込線、3j…分離片、3p…第一分離領域、4…被覆シート、4a…被覆シート本体部、4b…被覆シート非連結部、4c…摘み部、4d…枠状連結部、4e…分離片連結部、10…米飯加工食品包装体、10a…封止シール部、A…米飯加工食品、B…シート状食品、L…仮想線

Claims (1)

  1. 米飯加工食品用包装材を用いて米飯加工食品が包み込まれてなる米飯加工食品包装体であって、
    米飯加工食品用包装材は、一方向に対して直交する他方向に分割可能な外シートを備え、該外シートは、米飯加工食品を包み込むことが可能なサイズの外シート本体と、前記一方向が長手となるように配置されて交差する一対のカットテープとを備えており、
    前記外シートは、外シート本体における前記一方向の一端部側に向かって開放する凹状の第一切込線と、前記一方向の他端部側に向かって第一切込線から延びる第二切込線とを備えており、
    第一切込線は、両端部間の領域が一対のカットテープの交差位置の近傍で一対のカットテープと交差すると共に、前記他方向における前記両端部間の間隔が前記他方向における一対のカットテープの間隔の最大値よりも小さくなるように構成されており、
    第二切込線は、先端部が一対のカットテープの間に形成されており、
    米飯加工食品用包装材で米飯加工食品を包み込んで米飯加工食品包装体を形成する際に、米飯加工食品と重なる位置に、前記第一切込線および前記第二切込線が配置されるように構成されており、
    米飯加工食品用包装材は、第一切込線および第二切込線を覆う被覆シートを更に備えており、
    被覆シートは、第一切込線および第二切込線を囲むように外シート本体に連結される枠状連結部と、第一切込線の内側に形成される分離片のみに連結される分離片連結部とを備えており、
    米飯加工食品が内側となるように米飯加工食品用包装材が前記他方向に沿って折り返されることで形成される折返部と、前記一方向において折返部と対向する位置で、米飯加工食品が包み込まれた空間を封止する封止シール部とを備えており、
    折返部と封止シール部との間に第一切込線及び第二切込線が位置し、第二切込線が封止シール部へ向けて第一切込線から延びる、
    米飯加工食品包
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