JP7062902B2 - シール型熱転写受像シート - Google Patents

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Description

本発明は、シール型熱転写受像シートに関する。
従来から、熱転写シートと被転写体とを重ね合わせ、熱転写シート上の色材を被転写体に転写する熱転写方式の印刷が行われている。
このような熱転写方式の印刷において用いられる被転写体としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示されているような、シール型熱転写受像シートがある。
特開2015-039847号公報 特開2015-033787号公報
このようなシール型熱転写受像シートは、ロール状に巻き回された状態でプリンタ内にセットされ、印刷が行われた後、プリンタに内蔵されたカッターによって切断されて、排出されることが多いところ、従来のシール型熱転写受像シートにあっては、これを構成する粘着材層に由来する粘着材がカッターに付着してしまい、カッターの切れ味が鈍ってしまう場合があった。粘着材が付着したカッターは交換しなければならず、粘着材の付着が多いほど頻繁にカッターの交換をしなければならず、歩留まりの低下およびコスト高の要因となっていた。
本願発明は、このような状況下においてなされたものであり、カッターにより切断した際に、粘着材層に由来する粘着材のカッターへの付着量を従来にくらべて低減することができるシール型熱転写受像シートを提供することを主たる課題とする。
前記課題を解決するための本発明は、裏側基材層を含む離型シート部と、前記離型シート部の表面から、粘着材層、表側基材層、および受容層がこの順で積層され、前記離型シート部から剥離可能に設けられたシール基材部と、を含むシール型熱転写受像シートであって、前記表側基材層は、前記受容層側の表面に位置する第1基材、前記粘着材層側の表面に位置する第2基材、及び第1基材と第2基材の間に位置する第3基材を含み、且つ、前記第1基材と前記第3基材の間、及び前記第2基材と前記第3基材の間には、接着層が位置しており、前記第1基材の全光線透過率(JIS K7105)が90%以上であり、前記第2基材のTD方向における引張破断強度(JIS C2151)が195MPa以上であり、前記第3基材が、内部にミクロボイドを有するポリオレフィン系樹脂層、又は中空粒子を有する断熱層である、ことを特徴とする。
一実施形態のシール型熱転写受像シートは、裏側基材層を含む離型シート部と、前記離型シート部の表面から、粘着材層、表側基材層、および受容層がこの順で積層され、前記離型シート部から剥離可能に設けられたシール基材部と、を含むシール型熱転写受像シートであって、前記表側基材層は、単一の層からなる単層構造、または2以上の層を積層してなる積層構造を呈しており、かつ、(A)単層構造を呈する場合には、前記単一の層のTD方向における引張破断強度(JIS C2151)が195MPa以上であり、(B)積層構造を呈する場合には、前記2以上の層のうち、前記粘着材層と接して位置する層のTD方向における引張破断強度(JIS C2151)が195MPa以上である、ことを特徴とする。
本発明にあっては、前記表側基材層の前記3つ以上の層のうち、前記受容層側に位置する層の全光透過率(JIS K7105)が90%以上であってもよい。
本発明にあっては、前記表側基材層の前記3つ以上の層のうち、間に位置する少なくとも1つの層が、内部にミクロボイドを有するポリオレフィン系樹脂層、又は中空粒子を有する断熱層であってもよい。
本発明のシール型熱転写受像シートによれば、カッターの切れ味を鈍らせる原因となっている粘着材層と接して位置する層のTD方向における引張破断強度(JIS C2151)が195MPa以上であることから、カッターにより切断した際に、粘着材層に由来する粘着材のカッターへの付着量を従来に比べて低減することができる。なお、粘着材層と接して位置する層のTD方向における引張破断強度(JIS C2151)を195MPa以上とすることにより粘着材のカッターへの付着量を低減することができる理由については必ずしも定かではないが、引張破断強度(JIS C2151)が195MPaよりも小さくなると、カッターにより切断した際に切断面の層が層破壊を起こして粘着材層とともにカッターへ付着しやすくなっていると推測できる。つまり、引張破断強度(JIS C2151)が大きい層は、その層自体が応力を受けても延びにくく、その結果、粘着材とともにカッターへ付着しづらいと推測できる。
本発明の第1実施形態にかかるシール型熱転写受像シートの概略断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるシール型熱転写受像シートの概略断面図である。
以下に本発明の実施形態にかかるシール型熱転写受像シートについて、図面を用いて説明する。なお、図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張していることがある。
(第1実施形態にかかるシール型熱転写受像シート)
図1は、本発明の第1実施形態にかかるシール型熱転写受像シートの概略断面図である。
図1に示すように、第1実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100は、離型シート部10と、シール基材部20とを含んでおり、シール基材部20は離型シート部10から剥離可能に設けられている。
・離型シート部
図1に示すように、第1の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100における離型シート部10は、裏側基材層11の一方の面(図1においては上面)に離型層12が設けられ、他方の面(図1においては下面)に裏面層13が設けられた3層構造を呈している。なお、離型シート部10は、裏側基材層11を含んでいればよく、図1に示す離型層12や裏面層13は任意の層である。また、離型シート部10は、前記離型層12や裏面層13とは別に、またはこれらに加えて、他の機能を奏する各種機能層を含んでいてもよい。
・裏側基材層
離型シート部10を構成する必須の層である裏側基材層11の材料について限定はなく、従来公知の材料を適宜選択して用いることができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン誘導体、ポリアミド、ポリメチルペンテン等のプラスチックの延伸または未延伸フィルムや、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、板紙、エマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロース繊維紙等を挙げることができる。
また、裏側基材層11として、内部にミクロボイドを有する層を用いることもできる。内部にミクロボイドを有する層の一例としては、内部にミクロボイドを有するポリオレフィン系樹脂層を挙げることができる。ポリオレフィン系樹脂層としては、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブテン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂を挙げることができる。
ミクロボイドを有するポリオレフィン系樹脂層としては、以下に示す二つの方法により、内部にミクロボイド(微細空孔)を生じさせることができる。一つは、ポリマー中に無機微粒子を混練し、そのコンパウンドを延伸するときに無機微粒子を核としてミクロボイドを生じさせる方法である。もう一つは、主体とする樹脂に対して非相溶なポリマー(一種類でも複数でも良い)をブレンドしたコンパウンドを作成する。このコンパウンドは微視的にみるとポリマー同士が微細な海島構造を形成している。このコンパウンドを延伸すると海島界面の剥離または、島を形成するポリマーの大きな変形によってミクロボイドが発生するものである。
なお、図1に示す裏側基材層11は、前記の種々の材料からなる単一の層であるが、これに限定されることはなく、図示はしないが、前記の種々の材料の2種以上を積層してなる積層構造を呈していてもよい。この場合、各層同士は、従来公知の接着材により接着されていてもよい。
裏側基材層11の厚さについても特に限定されることはなく、用途や求められる性能に応じて適宜設計可能である。例えば50μm以上150μm以下程度としてもよい。
・離型層
図1に示す離型シート部10にあっては、裏側基材層の一方の面(図1においては上面)に離型層12が設けられている。離型層12を設けることにより、離型シート部10からのシール基材部20の離型性を向上することができる。
離型層12の材料については特に限定されることはないが、各種樹脂、具体的には、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、熱架橋性エポキシ-アミノ樹脂及び熱架橋性アルキッド-アミノ樹脂等を挙げることができる。また、離型層12は、1種の樹脂からなるものであってもよく、2種以上の樹脂からなるものであってもよい。また離型層12は、前記の樹脂に加えイソシアネート化合物等の架橋剤、錫系触媒、アルミニウム系触媒等の触媒を用いて形成してもよい。
離型層12の厚みは、0.1μm以上5μm以下程度が一般的である。離型層12の形成方法としては、前記の樹脂を適当な溶剤により、溶解または分散させて離型層用塗工液を調製し、これを裏側基材層11上にグラビア印刷法、スクリーン印刷法またはグラビア版を用いたリバースコーティング法等の従来公知の手段により塗布、乾燥して形成することができる。
また、離型層12を設けることにかえて、上記裏側基材層1に離型材を含有させて、裏側基材層11自体に離型性を付与することもできる。離型材としては、例えば、ポリエチレンワックス、アミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素系またはリン酸エステル系界面活性剤、シリコーンオイル、反応性シリコーンオイル、硬化型シリコーンオイル等の各種変性シリコーンオイル、および各種シリコーン樹脂などを挙げることができる。
・裏面層
図1に示す離型シート部10にあっては、裏側基材層11の他方の面(図1においては下面)に裏面層13が設けられている。裏面層13を設けることにより、シール型熱転写受像シート100の搬送性を向上することができる。
裏面層13としては、例えば、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ハロゲン化ポリマー等の樹脂中に、添加剤として、ナイロンフィラー、アクリル系フィラー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエチレンワックス、アミノ酸系粉体等の有機系フィラー、二酸化珪素や金属酸化物等の無機フィラーを加えたもの等を使用することができる。またこれらの樹脂をイソシアネート化合物やキレート化合物等の硬化剤により硬化したものを使用することもできる。このような裏面層13の厚みは、0.1μm以上5μm以下程度が一般的である。
・シール基材部
図1に示すように、第1の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100におけるシール基材部20は、前記離型シート部10の表面(図1では上面)側から、粘着材層21、表側基材層22、プライマー層25、および受容層23がこの順で積層された積層構造を呈している。
・粘着材層
粘着材層21の材料について限定はなく、従来公知の溶剤系や水系の粘着材を用いることができる。粘着材としては、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル-アクリル共重合体、酢酸ビニル-塩化ビニル共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレン-アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン樹脂や、天然ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどが挙げられる。
離型シート部10からのシール基材部20の剥離性の向上を考慮すると、粘着材層21の粘着力は、離型シート部10と粘着材層21との剥離強度で、JIS Z0237準拠の180°による剥離方法において、0.98N以上16.7N以下の範囲、好ましくは4.9N以上13.7N以下の範囲にすることが望ましい。したがって、粘着材層21の形成にあたっては、剥離強度がこの範囲になるように、材料や塗工量を適宜選択して使用することが好ましい。
粘着材層21は、例えば、上記粘着材を適当な溶媒に溶解或いは分散した粘着材層用塗工液を、離型シート部10上に、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング印刷法等の公知の手段により、塗布し、乾燥することにより形成することができる。粘着材層21の厚みについて特に限定はないが、5μm以上15μm以下程度が好ましい。
・表側基材層
図1に示すように、第1の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100におけるシール基材部20は、前記粘着材層21と接して、単一の層からなる単一構造の表側基材層22が位置している。そして、この表側基材層22のTD方向における引張破断強度(JIS C2151)が195MPa以上であることに特徴を有している。このように、粘着材層21と直接接して位置する表側基材層22のTD方向における引張破断強度(JIS C2151)を195MPa以上とすることにより、シール型熱転写受像シート100をカッター切断した際に、粘着材層21に由来する粘着材がカッターに付着することを抑制することができる。また、カッターの交換頻度を低減する観点からは、195MPa以上400MPa以下であることが寄り好ましい。
ここで、TD方向とは、シール型熱転写受像シート100の流れ方向(MD方向)に直交する方向を意味している。つまり、実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100が長尺状のシート形態を呈している場合にあっては、シール型熱転写受像シート100の長手方向がMD方向となり、これに直交する方向(幅方向)がTD方向となる。
また、表側基材層22の引張破断強度は、JIS C2151に準拠した方法にて測定することができる。具体的には、引張試験機を用いて速度200mm/分で引張り、試料が切断(破断)したときの強度(引張荷重値を試験片の断面積で除した値)として求めることが出来る。
このような表側基材層22を構成する材料については、前記引張破断強度の条件を満たすことを条件に適宜設計可能である。具体的には、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックなどを挙げることができる。
なお、これらの材料であっても、その材料を用いて表側基材層を形成する方法の如何によって引張破断強度は変化する場合がある。例えば、ポリエチレンテレフタレートを用いた場合にあっては、その密度が大きくなるほど、またその厚みが厚くなるほど引張破断強度の値は大きくなる傾向がある。一方で、表側基材層の形成時に発泡剤を添加した場合にあっては、その密度が小さくなるため、引張破断強度の値が小さくなる傾向がある。
・プライマー層
シール基材部20を構成するプライマー層25は、表側基材層22と受容層23の間に設けられるものであり、表側基材層22と受容層23の接着性、帯電防止性、およびカール防止性等の付与を目的とするものであり、任意の層である。
プライマー層25に用いるバインダー樹脂としてはポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエチレン系樹脂、およびポリプロピレン系樹脂等が挙げられる。
プライマー層25には、導電性を付与するために層状珪酸塩を添加することが好ましい。層状珪酸塩とは、ナトリウム、マグネシウム、およびリチウムの塩と珪酸ソーダを適正条件下で反応させた合成物である。
・受容層
図1に示すように、プライマー層25上には受容層23が設けられている。受容層23は本発明で用いられるシール型熱転写受像シート100における必須の構成である。
受容層23は、バインダー樹脂を含有している。受容層23に含まれるバインダー樹脂としては、本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100と組み合わせて用いられる熱転写シートにおける染料層の染料を受容し易い従来公知の樹脂材料を使用することができる。例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルもしくはポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル系共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体もしくはポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンもしくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体系樹脂、アイオノマーもしくはセルロースジアスターゼ等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート、アクリル系樹脂等の溶剤系の樹脂を挙げることができる。
また、上記で例示した溶剤系の樹脂にかえて、水溶性樹脂、水溶性高分子、水系樹脂などの水系の樹脂をバインダー樹脂として用いることもできる。水系の樹脂を受容層23によれば、溶剤系の受容層と比較して、印画濃度の高い画像を形成することができ、また、画像形成後の耐光性や、光沢性を高めることができる。
上記水溶性樹脂、水溶性高分子としてはポリビニルピロリドン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ゼラチンなどを挙げることができる。水系樹脂としては、塩ビ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等のエマルジョン、或いはディスパージョンなど溶媒の一部が水で構成されているものを挙げることができる。なお、上記水系樹脂は、例えば、溶剤系樹脂を含む溶液をホモジナイザーなどの方法によって分散し調製することで形成することができる。
また、受容層23には、熱転写シートとの離型性を向上させるための離型材を含有させてもよい。離型材としては、上記離型シート部10の、裏側基材層11に含有させることができる離型材として説明したものをそのまま用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。
上記で説明した各種のバインダー樹脂は、受容層23の固形分総量に対し、50質量%以上含有されていることが好ましい。特に、水溶性樹脂、水溶性高分子、或いは水系樹脂の含有量を上記範囲内とすることで、形成される画像により高い光沢性を付与することができる。これ以外のバインダー樹脂を用いる場合についても同様である。
受容層23の形成方法についても特に限定はなく、上記で説明したバインダー樹脂、必要に応じて添加される各種の添加剤を、水または溶剤等の適当な溶媒に溶解または分散させて受容層用塗工液を調製し、これをグラビア印刷法、スクリーン印刷法またはグラビア版を用いたリバースコーティング法等の手段により、表側基材層22上に塗工、乾燥して形成することができる。
受容層の厚みについても特に限定はないが、1μm以上10μm以下程度が一般的である。
(第2実施形態にかかるシール型熱転写受像シート)
図2は、本発明の第2実施形態にかかるシール型熱転写受像シートの概略断面図である。なお、説明の便宜上、図1に示した本発明の第1の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100と同じ構成については同じ符号を付ける。
図2に示すように、第2の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100は、シール基材部20における表側基材層22が2層以上(図2では3層)の層を積層してなる積層構造を呈している点において、前記第1の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100と異なっており、他の構成はすべて第1の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100と同じである。したがって、以下においては、表側基材層22についてのみ説明し、他の構成についての説明は省略する。
・表側基材層
図2に示すように、第2の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100のシール基材部20における表側基材層22は、粘着材層21側から、第1層22A、第2層22Bおよび第3層22Cをそれぞれ接着層24を介して積層した積層構造を呈している。そして、積層構造を形成する3つ層(22A、22B、22C)のうち、粘着材層21と接して位置する層、つまり第1層22AのTD方向における引張破断強度(JIS C2151)が195MPa以上であることに特徴を有している。前記の通り、シール型熱転写受像シート100をカッターで切断した際、カッターに粘着材層21由来の粘着材が付着するか否かは、粘着材層21と接している表側基材の材質の破断強度に大きな影響を受けるところ、本実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100によれば、粘着材の付着に影響を及ぼす位置にある層、つまり第1層22AのTD方向における引張破断強度(JIS C2151)を195MPa以上としていることにより、前記第1の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100と同じ効果を得ることができる。
・第1層22A
第1層22Aは、第1実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100における表側基材層22と同じであるため、ここでの説明は省略する。
・第2層22B
表側基材層22を構成する第2層22Bについては特に限定されることはなく、表側基材層22に求められる機能や性能、さらにはシール型熱転写受像シート100に求められる機能や性能などを考慮して適宜設計可能である。
例えば、表側基材層22に断熱性が要求される場合には、第2層22Bを断熱層としてもよい。断熱層としての第2層としては、内部にミクロボイドを有するポリオレフィン系樹脂層を挙げることができる。ポリオレフィン系樹脂層としては、上記離型シート部10の裏側基材層11において「ミクロボイドを有する層」として説明したものをそのまま用いることができ、ここでの説明は省略する。
また、第2層22Bとしては、前記ミクロボイドを有する断熱層にかえて、中空粒子を有する断熱層としてもよい。中空粒子としては、発泡粒子を用いてもよく、非発泡粒子を用いることもできる。また、中空粒子として用いられる発泡粒子は、独立発泡粒子であってもよく、あるいは、連続発泡粒子であってもよい。さらに、中空粒子は、樹脂等から構成される有機系中空粒子であってもよく、ガラス等から構成される無機系中空粒子であってもよい。また、中空粒子は、架橋中空粒子であってもよい。
上記中空粒子を構成する樹脂としては、例えば、スチレンアクリル樹脂、架橋スチレン-アクリル樹脂等のスチレン系樹脂、アクリロニトリル-アクリル樹脂等の(メタ)アクリル系樹脂、フェノール系樹脂、フッ素系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂等を挙げることができる。
バインダー樹脂について特に限定はないが、通常、水系溶媒に分散あるいは溶解可能な、水系樹脂が好ましく用いられる。このような水系樹脂としては、例えば、アクリル系ウレタン樹脂等のポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ゼラチン、スチレンアクリル酸エステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、プルラン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、デキストラン、デキストリン、ポリアクリル酸及びその塩、寒天、κ-カラギーナン、λ-カラギーナン、ι-カラギーナン、カゼイン、キサンテンガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、アラビアゴム、ポリアルキレノキサイド系共重合ポリマー、水溶性ポリビニルブチラール、カルボキシル基やスルホン酸基を有するビニルモノマーの単独重合体や共重合体等を挙げることができる。また、上記樹脂の2種類以上を組み合わせて用いても良い。なお、上記バインダー樹脂として、例えばゼラチン、ポリビニルアルコール、寒天、κ-カラギーナン、λ-カラギーナン、ι-カラギーナン等の材料を用いる場合には、これらバインダー樹脂は、冷却ゲル化機能も発揮し得るため、別途、後述する冷却ゲル化剤を用いことなく良好な多孔質層を形成することができる。
中空粒子を有する断熱層としての第2層22Bに含まれるバインダー樹脂の量は、用いられる中空粒子の種類などによって適宜決定することができるが、一般的には、第2層22Bの固形分総量に対する、バインダー樹脂の質量は5質量%~70質量%であることが好ましく、10質量%~60質量%であることがより好ましく、15質量%~40質量%であることが特に好ましい。
・第3層
表側基材層22を構成する第3層22Cについても特に限定されることはなく、表側基材層22に求められる機能や性能、さらにはシール型熱転写受像シート100に求められる機能や性能などを考慮して適宜設計可能である。
例えば、表側基材層22に透明性が要求される場合には、第3層22Cを透明層としてもよい。透明層としての第3層としては、透明ポリエチレンテレフタレート層や透明ポリプロピレン層などを挙げることができる。第3層を透明層とする場合にあっては、その全光透過率(JIS K7105)が90%以上であることが好ましい。また、表側基材層22にシールとしての剛性、いわゆるコシ、剥がした際の糊残りの改善、さらにはプリンタ内での搬送性を考慮してシール型熱転写受像シート全体の薄型化などが要求される場合もあり、その場合にあっては、各要求を満たす材料を適宜選択してもよい。
ここで、図2に示すように、表側基材層22が2以上の層を積層してなる積層構造を呈する場合において、引張破断強度を測定する場合にあっては、表側基材層22を有機溶剤に浸して接着層24を溶解させ、粘着材層21と接して位置する層、つまり図2においては図2においては第1層22Aを分離・乾燥した後、当該層の引張破断強度を測定すればよい。
・接着層
表側基材層22を構成する第1層22A、第2層22B、および第3層22Cは、それぞれ接着層24によって接着されていてもよい、接着層は、接着剤を含んでおり接着機能を有する。接着剤成分としては、例えば、ウレタン系樹脂、α-オレフィン-無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等を挙げることができる。中でもアクリル系樹脂の反応型のものや、変成したもの等を好ましく使用することができる。また、接着剤は硬化剤を用いて硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。
接着層24の厚みは、通常、乾燥状態で0.5μm以上10μm以下程度である。接着層の形成は、一般的に行われている塗工手段を用いることができ、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の手段により、塗工し、乾燥することで得ることができる。また、ポリエチレン等を使用した、ECサンドラミネーションを行ってもよい。
(その他の実施形態)
なお、前記第2の実施形態にかかるシール型熱転写受像シート100にあっては、表側基材層が三層構造を呈していたが、これに限定されることはなく、二層構造であってもよく、4層構造以上であってもよい。ただし、いかなる場合であっても、粘着材層21と接して位置する層のTD方向における引張破断強度(JIS C2151)が195MPa以上であることが必要である。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明を説明する。なお、文中の「部」は特に断りのない限り質量基準である。
各実施例、及び比較例のシール型熱転写受像シートを形成するにあたり、以下の薄層を準備した。
<薄層1>
透明ポリエチレンテレフタレート層
(ルミラー(登録商標) 厚み25μm 東レ(株))
引張破断強度:195-295MPa
全光線透過率:90~95%
<薄層2>
ミクロボイドを有するポリエチレンテレフタレート層
(ルミラー(登録商標) 厚み35μm 東レ(株))
引張破断強度:95-175MPa
全光線透過率:15~25%
<薄層3>
ミクロボイドを有するポリエチレンテレフタレート層
(FK202 厚み75μm 東洋紡(株))
引張破断強度:100-185MPa
全光線透過率:0~10%
<薄層4>
透明ポリプロピレン層
(FOS-BT 厚み30μm フタムラ化学(株))
引張破断強度:200-370MPa
全光線透過率:90~95%
<薄層5>
ポリエステル系合成紙
(K1212 厚み100μm 東洋紡(株))
全光線透過率:0~10%
また、各実施例、及び比較例のシール型熱転写受像シートを形成するにあたり、以下の塗工液を準備した。
<受容層用塗工液>
・塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバイン(登録商標)C 日信化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーン 0.8部
(X-22-3000T 信越化学工業(株))
・アミノ変性シリコーン 0.24部
(X-22-1660B-3 信越化学工業(株))
・トルエン 30部
・メチルエチルケトン 30部
<プライマー層用塗工液>
・導電性合成層状ケイ酸塩 10部
(ラポナイトJS ウイルバー・エリス(株))
・ポリエステル樹脂 10部
(ポリエスター(登録商標)WR905 日本合成化学(株))
・水 80部
<離型層用塗工液>
・付加重合剤シリコーン 100部
(KS847H 信越化学工業(株))
・トルエン 200部
<粘着材層用塗工液>
・アクリル共重合体 48部
(SKダイン1310L 綜研化学(株))
・エポキシ樹脂 0.36部
(硬化剤E-AX 綜研化学(株))
・酢酸エチル 51.64部
<接着層用塗工液>
・ウレタン樹脂 30部
(タケラック(登録商標)A-969V 三井武田ケミカル(株))
・イソシアネート 10部
(タケネート(登録商標)A-5 三井武田ケミカル(株))
・酢酸エチル 60部
(実施例1)
表側基材層を構成する第1層として上記<薄層4>と、第2層として上記<薄層2>とを用い、これらを上記組成の接着層用塗工液を用いてドライラミネーション法にて積層した。続いて、第3層として上記<薄層1>を用い、これを第2層上に、上記組成の接着層用塗工液を用いてドライラミネーション法にて積層した。
続いて、表側基材層を構成する第3層上に、上記組成のプライマー層用塗工液を乾燥時1.0μmの厚さとなるように塗工して、プライマー層を形成した。続いて、このプライマー層上に、上記組成の受容層用塗工液を乾燥時4.0μmの厚さとなるように塗工して、受容層を形成し、第1層/接着層/第2層/接着層/第3層/プライマー層/受容層がこの順で積層された積層体Aを得た。
また、裏側基材層として上記<薄層5>を用い、この一方の面に、上記組成の離型層用塗工液を乾燥時0.3μmの厚さとなるように塗工し離型層を形成した。続いて、この離型層上に、上記組成の粘着材層用塗工液を乾燥時10.0μmの厚さとなるように塗工して、粘着材層を形成し、裏側基材層/離型層/粘着材層がこの順で積層された積層体Bを得た。
続いて、上記積層体Aの第1層と、上記積層体Bの粘着材層とを貼り合せることで、裏側基材層/離型層/粘着材層/第1層/接着層/第2層/接着層/第3層/プライマー層/受容層がこの順で積層された、実施例1のシール型熱転写受像シートを作製した。
(実施例2)
表側基材層の第2層として上記<薄層3>を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例2のシール型熱転写受像シートを作製した。
(実施例3)
表側基材層の第1層として上記<薄層1>を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例3のシール型熱転写受像シートを作製した。
(実施例4)
表側基材層の第3層は設けず、第1層として上記<薄層4>と、第2層として上記<薄層2>とを用い、これらを上記組成の接着層用塗工液を用いてドライラミネーション法にて積層し、積層体Aを得た。それ以外は実施例1と同様にして、積層体Aの第1層と積層体Bの粘着材層とを貼り合せることで、裏側基材層/離型層/粘着材層/第1層/接着層/第2層/プライマー層/受容層がこの順で積層された、実施例4のシール型熱転写受像シートを作製した。
(比較例1)
表側基材層の第3層は設けず、第1層として上記<薄層2>と、第2層として上記<薄層1>とを用い、これらを上記組成の接着層用塗工液を用いてドライラミネーション法にて積層し、積層体Aを得た。それ以外は実施例1と同様にして、積層体Aの第1層と積層体Bの粘着材層とを貼り合せることで、裏側基材層/離型層/粘着材層/第1層/接着層/第2層/プライマー層/受容層がこの順で積層された、比較例1のシール型熱転写受像シートを作製した。
(比較例2)
表側基材層の第3層は設けず、第1層として上記<薄層3>と、第2層として上記<薄層1>とを用い、これらを上記組成の接着層用塗工液を用いてドライラミネーション法にて積層し、積層体Aを得た。それ以外は実施例1と同様にして、積層体Aの第1層と積層体Bの粘着材層とを貼り合せることで、裏側基材層/離型層/粘着材層/第1層/接着層/第2層/プライマー層/受容層がこの順で積層された、比較例2のシール型熱転写受像シートを作製した。
(比較例3)
表側基材層の第1層として上記<薄層2>、第2層として上記<薄層4>を用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例3のシール型熱転写受像シートを作製した。
(シール型熱転写受像シートの評価)
上記実施例1~4および比較例1~3のシール型熱転写受像シートそれぞれについて、(1)カッター糊付着性評価、(2)プリンタ排出性能評価、および(3)印画物の画像表現性の評価を行った。
(1)カッター糊付着性評価
上記で作製した各シール型熱転写受像シートと、プリンタ(三菱電機(株)、CP9650)とを使用して、10,000枚カット後のカッターへの粘着材の付着レベルを目視確認した。
(評価基準)
○:カッターへの粘着材付着がほとんど見られなかった。
×:カッターに多くの粘着材が付着していた。
(2)プリンタ排出性能評価
上記(1)のプリンタを使用し、128グレーを0℃環境下で10枚連続印画して、プリンタからの印画物排出性を目視確認した。
(評価基準)
○:プリンタから印画物の排出がスムーズに行えた。
×:プリンタ排出口への印画物の貼りつきが発生し、排出不良が発生した。
(3)印画物の画像表現性
上記(1)のプリンタを使用し、人物画を印画して、下記の評価基準に基づき印画物の目視評価を行った。
(評価基準)
○:印画物の画像は、透明感に優れ、かつ奥行きがあって立体感に優れていた。
×:印画物の画像は、透明感、奥行きともに乏しく、立体感がなかった。
上記の各評価の結果を表1に示す。本発明の層構成を満たす実施例のシール型熱転写受像シートは、比較例のシール型熱転写受像シートと比較して、カッターへの粘着材付着が抑制され、プリンタからの排出性能に優れることがわかった。
Figure 0007062902000001
100…シール型熱転写受像シート
10…離型シート部
11…裏側基材層
12…離型層
13…裏面層
20…シール基材部
21…粘着材層
22…表側基材層
22A…第1層
22B…第2層
22C…第3層
23…受容層
24…接着層
25…プライマー層

Claims (1)

  1. 裏側基材層を含む離型シート部と、
    前記離型シート部の表面から、粘着材層、表側基材層、および受容層がこの順で積層され、前記離型シート部から剥離可能に設けられたシール基材部と、
    を含むシール型熱転写受像シートであって、
    前記表側基材層は、前記受容層側の表面に位置する第1基材、前記粘着材層側の表面に位置する第2基材、及び第1基材と第2基材の間に位置する第3基材を含み、且つ、前記第1基材と前記第3基材の間、及び前記第2基材と前記第3基材の間には、接着層が位置しており、
    前記第1基材の全光線透過率(JIS K7105)が90%以上であり、
    前記第2基材のTD方向における引張破断強度(JIS C2151)が195MPa以上であり、
    前記第3基材が、内部にミクロボイドを有するポリオレフィン系樹脂層、又は中空粒子を有する断熱層である、
    ことを特徴とするシール型熱転写受像シート。
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