JP7060345B2 - フロア支持脚 - Google Patents
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このフロア支持脚1は、概略でベースプレート2、支持ボルト3、筒ナット4、台座5を備える。
ベースプレート2は床スラブ6の上面に設置されており、ねじやアンカーや接着によって固定されている場合がある。
支持ボルト3はフロア支持脚1の支柱7となるものであり、ベースプレート2の中央に垂直に立設され、基端が溶接やナット等により固定されている。
台座5の中央には筒ナット4の雌ねじ貫通孔に連通した挿通孔8が形成されている。
なお、台座5の上面には、台座5に支持させるフロアパネル9の位置を決める位置決め突起10が設けられると共に、フロアパネル9の下面を支持して振動や衝撃を和らげるクッション11も貼着されている。
すなわち、図2(ロ)に示すように、支持ボルト3の上端が台座5の上面と同じ位置にあるときを標準の高さ〔H〕とすると、図2(イ)のようにフロアパネル9の位置を上方へ調整するときは、筒ナット4を支持ボルト3に対して上昇させる。上昇によって筒ナット4と支持ボルト3との有効螺合寸法が短くなるので、上方への移動には限度がある。この限度を〔h1〕とすると、床スラブ6からフロアパネル9がもっとも高くなるのは〔H+h1〕である。
このため、フロアパネル9の下方移動は、支持ボルト3の上端が前記呑み込み空間13の天井に衝突するときの突出高さが限度であり、この高さを〔h2〕とすると、フロアパネル9がもっとも低くなるのは〔H-h2〕である。
このため、フロアパネル9をフロア支持脚1側へねじで固定したセキュリティ構造とすることがある。
図3は、この状態を示したものであり、フロアパネル9の上面側からセキュリティボルト14を台座5の中央部の表面から裏面に貫通するように設けた雌ねじ孔15にねじ込み、押さえ座金16でフロアパネル9を台座5に押し付けて固定している。
なお、ねじ込まれたセキュリティボルト14の下方には寸法〔h3〕のねじ込み代が残されている。
また、雌ねじ孔15は支持ボルトよりも直径サイズが小さいセキュリティボルト14のサイズに合わせた大きさになっているため、支持ボルトは雌ねじ孔15に貫通することができない。
しかし、フロアパネル9の位置を下方へ調整しようとすると、図3(ロ)のように、標準位置ですでに支持ボルト3の上端が台座5に衝突しているので、筒ナット4を下方へ移動させることはできない。
このため、セキュリティボルト14を使用すると、フロアパネル9の上下位置調整は標準の高さ〔H〕から上方へのみとなり、低くすることができない。
このため、広いフロアにフリーアクセスフロアを敷設する場合に、一種類の標準支持脚では広い床スラブ6の高低差に対処できない場合がある。
また、特許文献2には、床スラブ11に立設される支持ボルト6と、支持ボルト6に螺合される筒状ナット3と、筒状ナット3に取り付けられるとともに根太7を載置固定する受けプレート1とを備えた床緩衝支持具が記載されている。
雄ねじ部8bの上端をパネル載置板10よりも上方へ突出させる技術的思想は見出せない。
また、パネル載置板10をパイプ材9の長手方向途中に固定したり、パイプ材9の下部を縮径して内側に雌ねじ部9bを形成したり、さらにパイプ材9の上端に係合部材11を嵌合させて固定しているなど、構造が複雑でコストアップとなる。
なお、特許文献1の構造は、押さえ材13とパネル押さえねじ14及び係合片11bによってフロアパネル12をパネル載置板10に拘束するが、パネル押さえねじ14を係合片11bへ係合させる構造は、固定が確実でなくセキュリティ対策として問題を残している。
しかし、特許文献2の床緩衝支持具10には、フロアパネルの四隅を一つの支持脚に集めてこれらを押さえ板と押さえねじで支持脚側に固定するというセキュリティ構造の技術的思想がない。
請求項2に係る発明は、フロアパネルの上面に載置される押さえ板とこの押さえ板に上方から挿通されて前記セキュリティボルト受け部に螺合されるセキュリティボルトを備えていることを特徴とした請求項1に記載のフロア支持脚である。
また、他発明として、以下のものでもよい。
他発明1は、床スラブ面に設置されるベースプレート、支持ボルト、筒ナット及び上面にフロアパネルを支持する台座を備えたフロア支持脚であって、ベースプレートに支持ボルトの基端が固定されるとともに支持ボルトに筒ナットが螺合されており、筒ナットは前記支持ボルトが螺合する雌ねじ貫通孔を全長にわたって軸方向に貫通して有し、台座は平板で構成され、筒ナットの上端にフロアパネル支持面を水平にして固定されるとともに、前記平板の中央に前記雌ねじ貫通孔の直上に連続して通じ、前記支持ボルトが貫通できる挿通孔が形成されており、さらに、台座の前記挿通孔の上方に台座を下方向へ位置調整するための間隔をとってセキュリティボルト受け部が台座に設けられていることを特徴としたフロア支持脚である。
他発明2は、フロアパネルの上面に載置される押さえ板とこの押さえ板に上方から挿通されて前記セキュリティボルト受け部に螺合されるセキュリティボルトを備えていることを特徴とした他発明1に記載のフロア支持脚である。
また、別発明として、以下のものでもよい。
床スラブ面に設置されるベースプレート、支持ボルト、筒ナット及び上面にフロアパネルを支持する台座を備えたフロア支持脚とする。
ベースプレートに支持ボルトの基端を固定するとともに支持ボルトに筒ナットを螺合させる。
筒ナットは前記の支持ボルトが螺合する雌ねじ貫通孔を軸方向に貫通して有し、支持ボルトを下端から上端を少し越える有効螺合寸法を残した位置まで移動することができる。 台座はフロアパネルを支持する基本的に平らな部材であり、筒ナットの上端にフロアパネル支持面を水平にして固定する。
セキュリティボルト受け部は、板状体をコ字状に折り曲げて両側の脚部とこれらの上端をつなぐ上面部とからなる部材とし、両脚部を台座に固定するとともに上面部にセキュリティボルトを螺合する雌ねじを形成した構造とすることがある。
また、この呑み込み空間13には、後述するセキュリティボルト受け部20が配置される(図4)。
すなわち、本願発明のフロア支持脚1はセキュリティ構造を持たないフリーアクセスフロアの構築に利用できるとともに、同じものをセキュリティ構造を必要とするフリーアクセスフロアの構築にも利用できる。
2 ベースプレート
3 支持ボルト
4 筒ナット
5 台座
6 床スラブ
7 支柱
8 挿通孔
9 フロアパネル
10 位置決め突起
12 切欠き
13 呑み込み空間
14 セキュリティボルト
15 雌ねじ孔
16 押さえ座金
17 雌ねじ貫通孔
18 小径のねじ孔
19 止めねじ
20 セキュリティボルト受け部
22 切欠き凹部
23 脚部
24 脚部
25 上面部
26 受け雌ねじ
Claims (2)
- 床スラブ面に設置されるベースプレート、支持ボルト、筒ナット及び上面に隅部下面側に天井部を有する切欠きである呑み込み空間を備えるフロアパネルを支持する台座を備えたフロア支持脚であって、
ベースプレートに支持ボルトの基端が固定されるとともに支持ボルトに筒ナットが螺合されており、筒ナットは前記支持ボルトが螺合する雌ねじ貫通孔を全長にわたって軸方向に貫通して有し、
台座は平板で構成され、筒ナットの上端にフロアパネル支持面を水平にして固定されるとともに、前記平板の中央に前記雌ねじ貫通孔の直上に連続して通じ、前記支持ボルトが貫通できる挿通孔が形成されており、
さらに、台座の前記挿通孔の上方に台座を下方向へ位置調整するための間隔をとって、金属板が略コ字状に折り曲げられて形成され、台座に固定される両脚部と、受け雌ねじが穿設されるとともに前記呑み込み空間の天井部に位置する上面部とを有するセキュリティボルト受け部が台座に設けられており、前記台座を下方向へ位置調整するための間隔は、前記台座の上面から前記受け雌ネジが穿設された板状の前記上面部の下面まであることを特徴としたフロア支持脚。 - フロアパネルの上面に載置される押さえ板とこの押さえ板に上方から挿通されて前記セキュリティボルト受け部に螺合されるセキュリティボルトを備えていることを特徴とした請求項1に記載のフロア支持脚。
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