JP7059901B2 - 活物質 - Google Patents

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Description

本願は活物質を開示するものである。
特許文献1には、活物質と固体電解質(LiBH)とを混合した正極層粉末を用いた全固体電池が開示されており、該活物質にLiTi12を使用していることが記載されている。
特開2016-18679号公報 特開2015-167095号公報 特開2017-16794号公報 特開2000-138053号公報 特開2010-97754号公報 特開2014-67687号公報
M. Tatsumisago et.al, J. Mater. Chem. A, 2014, 2(14), 5095-5099.
一般的に、全固体電池において活物質内のLiイオン伝導は固体電解質よりも遅い。よって、特許文献1に記載されている全固体電池では、充放電時にLiイオンが活物質の表面にLiが析出する虞がある。析出したLiはその量が増加するにつれて、活物質の表面抵抗も増加させるため、電池のレート特性が低下する問題が生じる。
このような問題に対して、特許文献2、非特許文献1では、活物質の表面にLiイオン導電性の高い被覆層を設ける技術が記載されている。しかしながら、表面を被覆した活物質における活物質/固体電解質の界面は活物質表面のみであり、依然として活物質内のLiイオン伝導性に課題がある。
特許文献3には、複数の一次粒子から構成される殻部と該殻部の内部に形成された中空部とを有する正極活物質が開示されている。特許文献4には、正極活物質層又は負極活物質層の空隙に固体電解質又はゲル電解質を含浸させる技術が開示されている。特許文献5には、多孔質性正極活物質の細孔内に高沸点溶媒が含有した全固体型ポリマー電池用正極が開示されている。特許文献6には、リチウムイオン吸蔵時に自発的に活物質内部にLiイオン伝導性を担う固体電解質を生成させる活物質が記載されている。
これらの特許文献3~6に記載の技術は、活物質の抵抗を低減させることに寄与すると考えられる。しかしながら、活物質の表面抵抗を低減させ、レート特性を向上させるには、まだまだ改善の余地があった。
そこで、本願はレート特性を向上させることができる活物質を提供することを課題とする。
本発明者は、鋭意検討の結果、一次粒子に空隙を有する活物質において、該空隙内の活物質表面に硫化物固体電解質を被覆させることで、レート特性が向上することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本願は上記課題を解決する一つの手段として、一次粒子の内部に空隙を有し、該空隙における活物質の表面が硫化物固体電解質に被覆されている、活物質を開示する。
本開示の活物質によれば、レート特性を向上させることができる。
活物質1の概略図である。 一次粒子2の断面図である。 製造方法10を説明するフローチャートである。 全固体電池100の概略断面図である。 (a)実施例1の負極活物質のSEM画像である。(b)実施例1の負極活物質のS原子のEDXマッピング画像である。(c)(a)のSEM画像、(b)のEDXマッピング画像を組み合わせた合成画像である。 実施例1~3及び比較例1のそれぞれにおける、0.1Cで充電した際の充電容量に対する、1Cで充電した場合の充電容量の割合を示した図である。 実施例1~3及び比較例1のそれぞれにおける、0.1Cで充電した際の充電容量に対する、5Cで充電した場合の充電容量の割合を示した図である。
以下において、数値A及びBについて「A~B」という表記は「A以上B以下」を意味するものとする。かかる表記において数値Bのみに単位を付した場合には、当該単位が数値Aにも適用されるものとする。
[活物質]
本開示の活物質は、一次粒子の内部に空隙を有し、該空隙における活物質の表面が硫化物固体電解質に被覆されていることを特徴としている。
図1に本開示の活物質の一実施形態である活物質1を示した。活物質1は一次粒子2が凝集した二次粒子の状態で存在する粉体である。
活物質1の一次粒子2の断面図を図2に示した。図2に示されているように、活物質1は一次粒子2の内部に空隙3を複数有する多孔性材料からなり、該空隙3における活物質1の表面は硫化物固体電解質4で被覆されている。このように、一次粒子2の空隙3の内部が硫化物固体電解質4で被覆されることにより、活物質1内部のLiイオン伝導度が向上するため、充放電時のLiの析出による活物質1の表面抵抗の増加を抑制することができる。よって、活物質1によればレート特性を向上させることができる。また、レート特性が向上することにより、急速充電等の高入力にも対応可能となる。
活物質1を構成する活物質材料は、一次粒子2の内部に空隙を有する多孔性材料であり、かつ、電池の正極又は負極に用いられる活物質材料であれば特に限定されない。例えばLiTi12やNMC系活物質、ポーラスシリカ等を挙げることができる。
一次粒子2の空隙3(細孔)の大きさは、特に限定されないが、上限は5μm以下であることが好ましく、1μm以下であることがより好ましい。一次粒子2の空隙3(細孔)の大きさの下限は、硫化物固体電解質を含む溶液が含浸し、空隙内に硫化物固体電解質が被覆可能であれば特に限定されないが、例えば0.01μm以上であることが好ましい。
空隙3の大きさが0.01μm未満であると、活物質1の製造時に硫化物固体電解質4が空隙3に侵入し難くなる虞がある。空隙3の大きさが5μmを超えると、活物質1の体積に対する重量が低下する虞があり、電池の容量が低下する虞がある。
なお、一次粒子2の空隙3の大きさは、例えば一次粒子2の断面のSEM画像から判断することができる。
一次粒子2の空隙率は特に限定されないが、40%~60%であることが好ましい。一次粒子2の空隙率が40%未満であるとレート特性が向上し難い。一次粒子2の空隙率が60%を超えると、活物質1の体積に対する重量が低下する虞があり、そうすると電池の容量も低下する虞がある。
活物質1の一次粒子2の平均粒子径は20μm以下であることが好ましい。一次粒子2の平均粒子径が20μmを超えると、内部への電子パスがとれず薄膜電極にできない。一次粒子2の平均粒子径の下限は特に限定されないが、0.1μm以上であることが好ましい。
一次粒子2の平均粒子径は、例えば活物質1のSEM画像から判断することができる。後述の実施例1における一次粒子の平均粒子径は約10μmである。
硫化物固体電解質4は公知の硫化物固体電解質を用いることができる。例えば、LiS-P系の硫化物固体電解質を挙げることができます。
また、例えばLiS、Sn、S又はLiS、SnSを出発原料にして、LiSnSの組成比となるように混合、焼成して合成して硫化物固体電解質を合成してもよい。さらにLiSnSとLiX(X=Cl,Br,I)とを混合して得られるxLiX-(1-x)LiSnS(x=0~0.4)を用いてもよい。
硫化物固体電解質4の被覆率は、特に限定されないが、50%~100%であることが好ましい。硫化物固体電解質4の被覆率が50%未満であると活物質内部へのイオン伝導度が足りずレート特性が良くならない。
なお、「硫化物固体電解質4の被覆率」とは、活物質1の空隙3内の活物質1の表面積に対する空隙3内の活物質1の表面を被覆した硫化物固体電解質4の占有面積の割合である。
硫化物固体電解質4の被覆率は、例えば一次粒子2の断面のSEM画像から判断することができる。
[活物質の製造方法]
次に活物質の製造方法について説明する。活物質の製造方法は例えば、次の活物質の製造方法10(本明細書において、「製造方法10」ということがある。)によって製造することができる。図3に製造方法10のフローチャートを示した。
図3に示したとおり、製造方法10は浸漬工程S1と乾燥工程S2とを備える。以下、それぞれの工程について説明する。
浸漬工程S1は、硫化物固体電解質4を含有する溶液(浸漬溶液)に上記活物質材料を浸漬する工程である。なお、このとき活物質材料は溶液に完全に浸漬されるように設定されることが好ましい。
浸漬溶液に使用することができる溶媒は、硫化物固体電解質4を溶解することができれば特に限定されないが、例えばメタノールやエタノール等のアルコール、又は、該アルコールと水とを混合した溶媒を用いることができる。なお、アルコールと水との混合溶媒を用いる場合において、その混合割合は特に限定されず、硫化物固体電解質4を適切に溶解可能な混合割合を採用することができる。例えば、アルコール:水=1:2(重量比)の混合割合とすることができる。
浸漬溶液における硫化物固体電解質4の濃度は1~20wt%であることが好ましい。硫化物固体電解質4の濃度が上記の範囲にあると、活物質材料の空隙内を硫化物固体電解質で適切に被覆することができる。
浸漬工程S1で用いる浸漬溶液の量は、浸漬する活物質材料の重量に対する浸漬溶液に溶解している硫化物固体電解質4の重量が10wt%~50wt%となるように設定することが好ましい。浸漬溶液の量が上記を満たすように設定されることにより、活物質材料の空隙内に適切な量の硫化物固体電解質4を被覆することができる。
溶液に浸漬する時間は、活物質材料の空隙内に適切に硫化物固体電解質4を被覆することができれば特に限定さないが、例えば1分~60分の範囲で設定することができる。
乾燥工程S2は浸漬工程S1の後に行われ、活物質材料に付着した溶媒を乾燥する工程である。乾燥方法は特に限定されないが、真空下又はAr雰囲気下で行われることが好ましい。なお、真空下での乾燥及びAr雰囲気下での乾燥を組み合わせてもよい。乾燥時の温度も特に限定されないが、100℃~300℃であることが好ましい。また、乾燥時間も溶媒を完全に取り除くことができれば特に限定されないが、例えば2~24時間であることが好ましい。
[全固体電池]
上記で説明した活物質1を用いた電池について説明する。
上記の活物質1を用いた電池はリチウムイオン電池であることが好ましく、リチウムイオン全固体電池であることがより好ましい。また、上記活物質1は正極活物質に用いてもよく、負極活物質に用いてもよい。活物質1を構成する活物質材料を使用者が適宜選択することにより、活物質を正極活物質として用いるか、負極活物質として用いるかを決定することができる。
以下に、上記の活物質を負極活物質として用いたリチウムイオン全固体電池の一実施形態である全固体電池100を用いて、本開示の電池について説明する。
図4に示したとおり、全固体電池100は正極層110、硫化物固体電解質層120、負極層130を備えている。
正極層110は正極活物質層110aと、正極活物質層110aの面のうち硫化物固体電解質120側とは反対側の面に配置される正極集電体110bと、を備えている。
正極活物質層110aは少なくとも正極活物質と硫化物固体電解質とを備えており、必要に応じて導電材やバインダーを含むことができる。正極活物質はリチウムイオン全固体電池に用いることができる正極活物質を用いることができる。例えば、NMC系の正極活物質、より具体的にはLiNi1/3Mn1/3Co1/3を用いることができる。硫化物固体電解質としては、後述の硫化物固体電解質層120に用いる硫化物固体電解質を用いることができる。導電材としては、アセチレンブラックやケッチェンブラック、気相成長炭素繊維(VGCF)等の炭素材料を用いることができる。バインダーとしては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)や、ブチレンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)等の公知のバインダーを用いることができる。正極活物質層110aにおける正極活物質の含有量は特に限定されないが、10wt%~99wt%であることが好ましい。正極活物質層の厚みは特に限定されないが、0.1μm~1000μmであることが好ましい。
正極集電体110bとしては、公知の正極集電体を用いることができる。例えば、SUS,Ni,Cr,Au,Pt,Al,Fe,Ti,Zn等の公知の正極集電体を用いることができる。
硫化物固体電解質層120は、硫化物固体電解質を少なくとも含み、必要に応じてバインダー等を含むことができる。硫化物固体電解質としては公知の硫化物固体電解質を用いることができ、例えばLiS-SiS、LiI-LiS-SiS、LiI-LiS-P、LiI-LiS-P、LiI-LiPO-P、LiS-P、LiPS等を挙げることができる。バインダーとしては、上記したバインダーを挙げることができる。
負極層130は負極活物質層130aと、負極活物質層130aの面のうち硫化物固体電解質120側とは反対側の面に配置される負極集電体130bと、を備えている。
負極活物質層130aは少なくとも負極活物質と硫化物固体電解質とを備えており、必要に応じて導電材やバインダーを含むことができる。負極活物質は上記の活物質1を用いることができる。硫化物固体電解質としては、上述の硫化物固体電解質層120に用いる硫化物固体電解質を用いることができる。導電材及びバインダーは正極活物質層110aに用いることできる導電材及びバインダーを採用することができる。負極活物質層130aにおける負極活物質の含有量は特に限定されないが、10wt%~99wt%であることが好ましい。負極活物質層の厚みは特に限定されないが、0.1μm~1000μmであることが好ましい。
負極集電体130bとしては、公知の負極集電体を用いることができる。例えば、SUS,Cu,Ni,Fe,Ti,Co,Zn等の公知の負極集電体を用いることができる。
なお、上記した全固体電池の製造方法は特に限定されず、公知の方法を採用することができる。
以下、実施例を用いて本開示の活物質についてさらに説明する。以下の実施例では本開示の活物質を負極活物質として用いた例を説明する。
[活物質の作製]
(浸漬溶液の作製)
LiS(日本化学工業株式会社製、純度99.9%)、SnS(株式会社高純度化学正、純度99.9%)を原料として、LiSnSの組成となるように混合し、真空下700℃の温度で12時間焼成した。そして、得られたLiSnSとLiI(アルドリッチ製、純度99.9%)を、0.2LiI-0.8LiSnSの組成比で、水:エタノール=2:1(重量比)の混合溶媒に10wt%となるように秤量し、該混合溶媒に加えて溶解させ、10wt%の浸漬溶液を作製した。
(浸漬工程)
一次粒子の内部に複数の空隙を有するLiTi12からなる負極活物質材料と、該負極活物質材料の重量に対する上記浸漬溶液に溶解している硫化物固体電解質の重量が10wt%となる量の浸漬溶液を用いて、浸漬溶液に負極活物質を浸漬させ、10分間放置した。この際、負極活物質が浸漬溶液に完全に浸漬するように調整した。
(乾燥工程)
浸漬工程において浸漬を行った負極活物質を真空下200℃で2時間乾燥し、さらにAr雰囲気下200℃で4時間乾燥して、溶媒を完全に除去した。これにより、実施例1に係る負極活物質が得られた。
実施例2に係る負極活物質は、負極活物質材料の重量に対する浸漬溶液に溶解している硫化物固体電解質の重量が20wt%となる量の浸漬溶液を用いて浸漬工程を行った以外は、実施例1に係る負極活物質と同様に作製した。実施例3に係る負極活物質は、負極活物質材料の重量に対する浸漬溶液に溶解している硫化物固体電解質の重量が50wt%となる量の浸漬溶液を用いて浸漬工程を行った以外は、実施例1に係る負極活物質と同様に作製した。比較例1に係る負極活物質は、上記の工程を行わず、LiTi12からなる負極活物質材料をそのまま用いた。
[活物質の状態]
上記により作製した実施例1に係る負極活物質について、走査型電子顕微鏡を用いて測定し、実施例1に係る負極活物質のSEM画像を得た。図5(a)に実施例1に係る負極活物質のSEM画像を示した。また、実施例1に係る負極活物質について、蛍光X線分析装置を用いて測定し、S原子のEDXマッピング画像を得た。図5(b)に実施例1に係る負極活物質のEDXマッピング画像を示した。さらに、実施例1に係る負極活物質のSEM画像とEDXマッピング画像とを合成した画像を図5(c)に示した。
図5(a)~(c)により、負極活物質の空隙の表面にS原子が配置されていることが分かる。よって、上記の浸漬工程、乾燥工程を経ることにより、負極活物質の空隙の表面が硫化物固体電解質で被覆されることが確認できた。
[全固体電池の作製]
上記により作製した実施例1~3及び比較例1に係る負極活物質を用いて、下記の方法で実施例1~3及び比較例1に係るリチウムイオン全固体電池をそれぞれ作製した。なお、以下に用いた硫化物固体電解質は20LiI-80(0.75LiS-25P)(mol%)のガラスセラミックスである。
硫化物固体電解質層は、上記の硫化物固体電解質100mgを秤量し、1tonで1分間プレスすることにより作製した。
正極活物質層は、正極合材(LiNi1/3Mn1/3Co1/3)18mgを秤量し、1tonで1分間プレスすることにより作製した。ここで、正極合材は重量基準でNMC系正極活物質:硫化物固体電解質:VGCF=60:40:4の混合品である。
負極活物質層は負極合材26mgを秤量し、1tonで1分間プレスすることにより作製した。ここで、負極合材は重量基準で負極活物質:硫化物固体電解質:VGCF=60:40:4の混合品である。
以上に作製した各層を、正極活物質層、硫化物固体電解質層、負極活物質層の順に積層し、そして正極活物質層に正極集電体(SUS)を配置し、負極活物質層に負極集電体(SUS)を配置して、全体を6Nの力で拘束した。これにより全固体電池を作製した。
[充電レート特性評価]
作製した実施例1~3及び比較例1に係るリチウムイオン全固体電池の充電レート特性について評価した。
まず、それぞれの全固体電池を25℃下において、電圧4.3V、電流0.1Cで充電し、次いで電圧3V、電流0.1Cで放電した。次に、充電時の電流のみ0.1C、1C、5Cにそれぞれ変更して、充放電を実施した。そして、0.1Cで充電した際の充電容量に対する、1C、5Cで充電した際の充電容量の割合をそれぞれ算出した。結果を図6、7に示した。
[結果]
比較例1と実施例1との結果を比べると、1C、5Cで充電した両方の場合で実施例1のレート特性の方が高い結果となった。これは負極活物質の空隙内の表面が硫化物固体電解質で被覆されため、負極活物質内のLiイオン伝導が容易になり、充放電時の表面抵抗の増加が抑制されたからであると考えられる。
また、実施例1と実施例2との結果を比べると、1C、5Cで充電した両方の場合で実施例2のレート特性の方が高い結果となった。これは、負極活物質の空隙内の表面における硫化物固体電解質の被覆率が高くなったためと考えられる。
さらに、実施例2と実施例3との結果を比べると、1C、5Cで充電した両方の場合で実施例2のレート特性の方が高い結果となったが、実施例2と実施例3との間に顕著な差はなかった。これは、負極活物質の空隙内の表面被覆が飽和したためであると考えられる。
1 活物質
2 一次粒子
3 空隙
4 硫化物固体電解質
10 活物質の製造方法
100 全固体電池

Claims (1)

  1. 一次粒子の内部に空隙を有する活物質において、
    前記空隙における前記活物質の表面が硫化物固体電解質被覆されており、
    前記硫化物固体電解質がxLiX-(1-x)Li SnS (X=Cl、Br、I、x=0~0.4)である、
    活物質。
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