JP7047713B2 - ロボットアーム及びロボットアームの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はロボットアーム及びロボットアームの製造方法に関する。
従来技術として、複数のアーム部材から構成されるロボットアームを備える作業用ロボットが知られている。例えば、特許文献1には、基端側から先端側に向かって順次設けられた複数のアーム部材と、各アーム部材間に介在された関節軸とを備える作業用ロボットが開示されている。
特開2009-113188号公報(2009年5月28日公開)
しかしながら、特許文献1に開示されている作業用ロボットを製造する場合、ロボットアーム内の空間に配線を配置し、当該配線をモータ等に設けられた電極とロボットアーム外部からの入力電極等との間で接続する作業が必要である。また、ロボットアームにおいて配線が通る空間が必要になるため、ロボットアームのサイズが大きくなる。
さらに、ロボットアームはモータ駆動されるため、モータによるノイズがロボットアーム内の配線から外部へ放出される問題がある。すなわち、ロボットアーム内の配線にはノイズ対策が必要であるが、ノイズ対策のための構造を採用する場合、配線構造が複雑になるという問題もある。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、組立コストの軽減及び装置の小型化を実現するともに、ノイズ対策も実現されているロボットアーム及びその製造方法を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るロボットアームは、樹脂によって中実に構成されるアーム部材と、前記アーム部材を構成する前記樹脂の内部に埋め込まれた、導電性材料によって構成される少なくとも2本の配線と、を備え、2本の前記配線は、(1)それぞれ平板形状であり、かつ、当該平板形状の面に垂直な方向において互いに対向した状態で平行に配置される構成、(2)それぞれの周囲にシールド線が設けられる構成、(3)それぞれ螺線形状である構成、または(4)互いに撚り線状になっている構成である。
前記構成によれば、配線が、アーム部材を構成する樹脂の内部に既に埋め込まれているため、配線を接続する作業を低減することができ、製造コストの削減を実現することができる。配線を覆う被膜が不要になるため、被膜が不要になった分だけロボットアームのサイズを小さくすることができる。また、配線がアーム部材の内部に埋め込まれているため、配線が断線する可能性を低減することができるとともに、ロボットアーム内の空間に配置される配線が不要となる。さらに、アーム部材を構成する樹脂の内部に導電性材料が埋め込まれるため、この導電性材料によりアーム部材の補強効果を向上させることができる。
また、例えば、ロボットアームは駆動にモータが使用されるため、モータで発生するノイズが配線に伝わり、配線から外部に放出される場合がある。これに対して、前記(1)~(4)の構成は、ノイズが外部に放出されることを抑制できる構造、及び外部からのノイズが配線に流れる電流に対して影響が及ぶことを抑制できる構造である。このため、外部へのノイズ放出、及び外部からのノイズによる影響が抑制されたロボットアームを提供することができる。
2つの前記アーム部材を第1アーム部材及び第2アーム部材と称し、前記第1アーム部材の少なくとも一部と前記第2アーム部材の少なくとも一部とが互いに重なった状態で、前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とが互いに回転可能に接続され、前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とが互いに回転する際に、前記第1アーム部材に埋め込まれた前記配線と一体である第1アーム部材側電極は、前記第2アーム部材に埋め込まれた前記配線と一体である第2アーム部材側電極と導通を維持した状態で摺動してもよい。
前記構成によれば、第1アーム部材に埋め込まれた配線と一体である第1アーム部材側電極は、第2アーム部材に埋め込まれた配線と一体である第2アーム部材側電極と導通を維持した状態で摺動する。このため、第1アーム部材に埋め込まれた配線と第2アーム部材に埋め込まれた配線とを接続するための配線が不要になる。よって、配線を接続する作業を低減することができるとともに、配線が断線する可能性を低減することができる。
また、第1アーム部材と第2アーム部材とが互いに回転するときでも導通を維持することができる。これにより、第1アーム部材に埋め込まれた配線と第2アーム部材に埋め込まれた配線とを接続するための配線を設ける場合と比べて、下記の効果が得られる。具体的には、例えば、第1アーム部材と第2アーム部材との関節軸の回転に係る可動範囲に制限が生じることを防いだり、関節軸の回転を許容するために配線の長さに余裕を持たせることによって装置が大型化することを防ぐことができる。
前記第1アーム部材側電極及び前記第2アーム部材側電極のうち一方はスリップリングであり、前記第1アーム部材側電極及び前記第2アーム部材側電極のうち他方はブラシであってもよい。
前記構成によれば、2つのアーム部材の間における配線の接続部分を簡単な構造にすることができる。また、ブラシ及びスリップリングについては、2つのアーム部材に埋め込まれたそれぞれの配線と一体であるため、ブラシとスリップリングとが導通を維持した状態で摺動する部分を簡単な構造にすることができる。
前記第1アーム部材に取り付けられ、かつ、前記第2アーム部材を回転させるように駆動する駆動部をさらに備え、前記第1アーム部材に設けられ、かつ、前記第1アーム部材に埋め込まれた前記配線と一体であるアーム側電極は、前記駆動部が前記第1アーム部材に取り付けられることにより、前記駆動部に設けられた駆動部側電極と電気的に接続されてもよい。駆動部は、例えば、モータであってもよいが、第2アーム部材を回転させることが可能であれば、特に限定されない。
前記構成によれば、駆動部が第1アーム部材に取り付けられることにより、アーム側電極と駆動部側電極とが電気的に接続されるため、第1アーム部材と駆動部との接続部分を簡単な構造にすることができる。また、アーム側電極と駆動部側電極とを接続するための配線が不要になる。よって、配線を接続する作業を低減することができる。
前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とを互いに回転させるための関節軸を備え、前記第1アーム部材側電極は、前記第1アーム部材における、前記関節軸の軸方向に垂直な側面に設けられ、前記第2アーム部材側電極は、前記第2アーム部材における、前記関節軸の軸方向に垂直な側面に設けられてもよい。前記構成によれば、第1アーム部材側電極と第2アーム部材側電極とを導通を維持した状態で摺動させる構造を簡単な構造にすることができる。
前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とを互いに回転させるための関節軸を備え、前記第1アーム部材の側面に前記関節軸と同軸の円筒型の突出部が設けられ、前記第2アーム部材の側面に当該突出部と摺動する第2アーム部材側凹部が形成され、前記第1アーム部材側電極は、前記突出部の円筒面に設けられ、前記第2アーム部材側電極は、前記第2アーム部材側凹部の円筒面に設けられてもよい。
前記構成によれば、第1アーム部材と第2アーム部材との接続部分を簡単な構造にすることができる。また、第1アーム部材側電極と第2アーム部材側電極とを導通を維持した状態で摺動させる構造を簡単な構造にすることができる。
前記ブラシは、前記第1アーム部材または前記第2アーム部材の表面に設けられた、弾性を有する弾性部の表面に形成されている導電性材料である請求項3に記載のロボットアーム。前記構成によれば、弾性部によってスリップリングとブラシとを強固に接触させることができる。
前記アーム部材に、金属からなる補強部材が設けられていてもよい。前記構成によれば、アーム部材に金属からなる補強部材が設けられているため、ロボットアームをより丈夫な構造にすることができる。また、例えば、筒状の金属部材に樹脂からなるアーム部材を嵌め込むことによって比較的容易に前記構成を実現することができる。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るロボットアームの製造方法は、造形材料を積層することにより立体造形物を造形する立体造形装置を用いてロボットアームを製造するロボットアームの製造方法であって、樹脂によって中実に構成されるアーム部材の内部に、導電性材料によって構成される少なくとも2本の配線が埋め込まれるように、前記樹脂及び前記導電性材料が含まれる前記造形材料を積層する工程を含み、前記積層する工程を、2本の前記配線が、(1)それぞれ平板形状であり、かつ、当該平板形状の面に垂直な方向において互いに対向した状態で平行に配置される構成、(2)それぞれの周囲にシールド線が設けられる構成、(3)それぞれ螺線形状である構成、または(4)互いに撚り線状になっている構成となるように実施する。
前記構成によれば、前記(1)~(4)の構成は、ノイズが外部に放出されること、及び外部からのノイズが配線に流れる電流に対して影響が及ぶことを抑制できる構造である。このため、外部へのノイズ放出、及び外部からのノイズによる影響が抑制されたロボットアームを提供することができる。
前記ロボットアームの製造方法は、前記積層する工程は、2つの前記アーム部材である第1アーム部材及び第2アーム部材を形成する工程を含み、前記第2アーム部材を回転させるように駆動する駆動部を前記第1アーム部材に取り付ける工程をさらに含み、前記駆動部を前記第1アーム部材に取り付ける工程を、前記第1アーム部材に設けられ、かつ、前記第1アーム部材に埋め込まれた前記配線と一体であるアーム側電極が、前記駆動部に設けられた駆動部側電極と電気的に接続されるように実施する。
前記構成によれば、アーム側電極が駆動部側電極と電気的に接続されるように、駆動部を第1アーム部材に取り付けることにより、例えば、半田付けを行うことなく、駆動部を第1アーム部材に容易に取り付けることができる。
本発明の一態様によれば、組立コストの軽減及び装置の小型化を実現するともに、ノイズ対策も実現されているロボットアーム及びその製造方法を提供することができる。
(a)~(d)は、本実施形態に係るロボットアームの配線構造の一例を示す斜視図である。 本実施形態に係るロボットの構成の一例を示す図である。 ロボットアームにおいて、アーム部材と駆動部とが接続する様子を示す図である。 ロボットアームにおいて、2つのアーム部材が接続する様子を示す図である。 図4に示すロボットアームの変形例であるロボットアームにおいて、2つのアーム部材が接続する様子を示す図である。 (a)及び(b)は、図5に示すロボットアームにおいて、第2アーム部材側凹部の円筒面に対して垂直な断面を示す断面図である。 図1の(a)に示す、配線を含むアーム部材が筒状の金属部材に嵌め込まれたものからなるロボットアームを示す図である。 図1の(a)に示す、配線を含むアーム部材の周囲がシールド線に覆われている様子を示す図である。
〔実施形態〕
本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。まず、本発明の一態様が適用される場面の一例について説明する。本発明の一態様に係るロボットアームは、3Dプリンタ(3次元造形機)等の立体造形装置によって造形される。具体的には、前記ロボットアームは、前記立体造形装置を用いて、絶縁性材料、導電性材料等を含む造形材料が積層されることにより製造される。前記立体造形装置は、造形材料を積層することにより立体造形物を造形する装置である。
後述するアーム部材10、第1アーム部材10a・10c、第2アーム部材10b・10d、配線20・20a~20d、シールド線S1、アーム側電極E1・E11、第1アーム部材側電極E3・E4・E7・E8、第2アーム部材側電極E5・E6・E9・E10、突出部14、弾性部40a・40b、及びシールド線60は、前記立体造形装置によって造形される。
(ロボットの構成の一例)
図2は、本実施形態に係るロボット1の構成の一例を示す図である。ロボット1は、図2に示すように、ロボットアーム100及び本体部200を備えている。ロボットアーム100の内部の配線構造は、図1の(a)~(d)に示すロボットアーム100a~100dの内部の配線構造のいずれであってもよい。ロボットアーム100は、第1アーム部材10a及び第2アーム部材10bを備えている。第1アーム部材10aの少なくとも一部と第2アーム部材10bの少なくとも一部とが互いに重なった状態で、第1アーム部材10aと第2アーム部材10bとが互いに回転可能に接続されている。なお、ロボットアーム100は、2つのアーム部材を備えているが、3つ以上のアーム部材を備えていてもよい。
第1アーム部材10a及び第2アーム部材10bは、後述するアーム部材10と同様の構成を有する。第2アーム部材10bは、本体部200と接続されており、本体部200の内部には、ロボット1の制御を行う制御機器が設けられている。
図1の(a)~(d)は、本実施形態に係るロボットアーム100a~100dの配線構造の一例を示す斜視図である。なお、図1の(a)~(d)は、ロボットアーム100a~100dの所定の位置における断面が示されている。
(ロボットアームの配線構造の一例)
ロボットアーム100aは、図1の(a)に示すように、アーム部材10及び少なくとも2本の配線20aを備えている。少なくとも2本の配線20aは、アーム部材10の内部に埋め込まれている。2本の配線20aは、それぞれ平板形状であり、かつ、当該平板形状の面に垂直な方向において互いに対向した状態で平行に配置される。なお、2本の配線20aは、両者によって静電容量が生じる程度であれば、完全に平行でなくてもよい。
アーム部材10は絶縁性材料であり、例えば、樹脂によって中実に構成される。なお、「中実に構成される」とは、アーム部材10の構造的強度を保持するための材料としての樹脂の内部に配線20aが埋め込まれている構成を含む。例えば、図1の(a)において、アーム部材10の側面から内側に向けて凹んだ形状となっていてもよい。さらに、この凹んだ形状が、2本の配線20aの間まで延伸する形状となっていてもよい。この場合、2本の配線20aの間に空気層を設けることができる。また、アーム部材10の断面形状は、図1の(a)~(d)では四角形であるが、例えば、円形、楕円形、他の形状であってもよい。このように、アーム部材10の断面形状については、特に限定されない。
配線20aは導電性材料によって構成される。配線20aは、ロボットアーム100aにおいて、配線20aと電気的に接続する各部(後述する駆動部30等)に電力及び信号を送信するためのものである。ここで説明した配線20aに関する内容は、後述する配線20・20b~20dにも適用される。
これにより、配線20aがアーム部材10の内部に既に埋め込まれているため、配線20aを接続する作業を低減することができ、製造コストの削減を実現することができる。また、配線20aを覆う被膜が不要になるため、被膜が不要になった分だけロボットアーム100aのサイズを小さくすることができる。また、配線20aがアーム部材10の内部に埋め込まれているため、配線20aが断線する可能性を低減することができるとともに、ロボットアーム100a内の空間に配置される配線が不要となる。さらに、アーム部材10を構成する樹脂の内部に導電性材料が埋め込まれるため、この導電性材料によりアーム部材10の補強効果を向上させることができる。
また、2本の配線20aは、それぞれ平板形状であり、かつ、当該平板形状の面に垂直な方向において互いに対向した状態で平行に配置される。このため、2本の配線20a間の距離、及び2本の配線20aの幅を調整することにより、2本の配線20aの静電容量を調整することができる。このように、2本の配線20aの静電容量を調整することができるため、配線20aから外部に出力されるノイズを抑制することができる。また、外部からのノイズが配線20aに流れる電流に対して影響が及ぶことを抑制することができる。前記幅とは、配線20aが延伸する方向(配線20aの長手方向)と垂直で、かつ、平板形状の面に平行な方向の長さである。
ロボットアーム100bは、図1の(b)に示すように、ロボットアーム100aと比べて、少なくとも2本の配線20aが少なくとも2本の配線20bに変更されている点、及び2本の配線20bの周囲にシールド線S1が設けられる点が異なる。シールド線S1は、配線20bの周囲にシールド線S1が設けられることにより、配線20bから外部に出力されるノイズを抑制することができる。また、外部からのノイズが配線20bに流れる電流に対して影響が及ぶことを抑制することができる。
なお、少なくとも2本の配線20bの各々の周囲にシールド線S1が設けられている構造ではなく、少なくとも2本の配線20bがまとめてシールド線S1に覆われている構造であってもよい。
ロボットアーム100cは、図1の(c)に示すように、ロボットアーム100aと比べて、少なくとも2本の配線20aが少なくとも2本の配線20cに変更されている点、及び2本の配線20cがそれぞれ螺線状である点が異なる。2本の配線20cがそれぞれ螺線状であることにより、配線20cから外部に出力されるノイズを抑制することができ、外部からのノイズが配線20cに流れる電流に対して影響が及ぶことを抑制することができる。また、螺線状の配線20cの巻き数を変更することにより、配線20cのインダクタンスを調整することができるため、配線20cから外部に出力されるノイズをさらに抑制することができ、外部からのノイズが配線20cに流れる電流に対して影響が及ぶことをさらに抑制することができる。
なお、図1の(c)では、配線20cが2本である場合を示しているが、1本の配線20cが螺線状である構成であってもよい。また、2本の配線20cが、それぞれ別の位置でそれぞれ螺線状となっている構成でもよい。
ロボットアーム100dは、図1の(d)に示すように、ロボットアーム100aと比べて、少なくとも2本の配線20aが少なくとも2本の配線20dに変更されている点、及び2本の配線20dが互いに撚り線状になっている点が異なる。2本の配線20dが互いに撚り線状になっていることにより、配線20dから外部に出力されるノイズを抑制することができる。また、外部からのノイズが配線20dに流れる電流に対して影響が及ぶことを抑制することができる。
以上により、例えば、ロボットアームは駆動にモータが使用されるため、モータで発生するノイズが配線に伝わり、配線から外部に放出される場合がある。これに対して、配線20a~20dの構成は、ノイズが外部に放出されることを抑制できる構造であるため、外部へのノイズ放出が抑制されたロボットアーム100a~100dを提供することができる。また、配線20aの静電容量、及び配線20cのインダクタンスは、磁界、電界といったエネルギーを貯める効果がある。これにより、ロボットアーム100a~100dの動作の停止時における回生電力の蓄積、及びロボットアーム100a~100dの動作の加速時における力行電力の瞬時放出が可能となる。
(ロボットアームの製造方法の一例)
前述したロボットアーム100a~100dは、前記立体造形装置によって造形される。具体的には、樹脂によって中実に構成されるアーム部材10の内部に、導電性材料によって構成される少なくとも2本の配線が埋め込まれるように、樹脂及び導電性材料が含まれる造形材料を積層する(積層する工程)。当該配線は、配線20a~20dのいずれであってもよい。
造形材料を積層する際、2本の配線が下記(1)~(4)の構成となるように実施する。(1)2本の配線20aがそれぞれ平板形状であり、かつ、当該平板形状の面に垂直な方向において互いに対向した状態で平行に配置される構成。(2)2本の配線20bがそれぞれの周囲にシールド線S1が設けられる構成。(3)2本の配線20cがそれぞれ螺線形状である構成。(4)2本の配線20dが互いに撚り線状になっている構成。
(ロボットアームの構成の一例)
図3は、ロボットアーム100において、第1アーム部材10aと駆動部30とが接続する様子を示す図である。ロボットアーム100は、図3に示すように、駆動部30を備えている。駆動部30は、第1アーム部材10aの側面に形成されたアーム側凹部11に嵌め込まれる。つまり、駆動部30は、第1アーム部材10aに取り付けられる。駆動部30は、第1アーム部材10aと接続する第2アーム部材10bを回転させるように駆動する。駆動部30は、例えば、モータであってもよいが、第2アーム部材10bを回転させることが可能であれば、特に限定されない。
アーム側凹部11には円筒面11sが形成されている。第1アーム部材10aの円筒面11sには、アーム側電極E1・E11が設けられ、アーム側電極E1・E11はそれぞれ、第1アーム部材10aに埋め込まれた配線20と一体である。つまり、アーム側電極E1・E11はそれぞれ、配線20と同一の材料で連続的に構成される。配線20の構造は、図1の(a)~(d)に示す配線20a~20dの構造のいずれであってもよい。駆動部30の円筒面30sには、駆動部側電極E2・E22が設けられている。なお、第1アーム部材10aの円筒面11sには、3つ以上のアーム側電極が設けられていてもよい。
アーム側電極E1・E11はそれぞれ、駆動部30がアーム側凹部11に嵌め込まれることにより、駆動部側電極E2・E22と電気的に接続される。つまり、アーム側電極E1・E11はそれぞれ、駆動部30が第1アーム部材10aに取り付けられることにより、駆動部側電極E2・E22と電気的に接続される。
駆動部30が第1アーム部材10aに取り付けられることにより、アーム側電極E1・E11と駆動部側電極E2・E22とが電気的に接続されるため、第1アーム部材10aと駆動部30との接続部分を簡単な構造にすることができる。例えば、従来のロボットアームのように、アーム側電極と駆動部側電極とが配線で接続されることにより、駆動部から制御機器まで複数の配線で入り乱れるような複雑な構造とはならない。また、アーム側電極E1・E11と駆動部側電極E2・E22とを接続するための配線が不要になる。よって、配線を接続する作業を低減することができる。
また、駆動部30がアーム側凹部11に嵌め込まれることにより、駆動部30の関節軸31がアーム側凹部11の底面に形成された開口12を通る。開口12を通った関節軸31は、第2アーム部材10bに接続される。駆動部30は、関節軸31を回転させることにより、第2アーム部材10bを回転させるように駆動する。関節軸31は、第1アーム部材10aと第2アーム部材10bとを互いに回転させるためのものである。このように、ロボットアーム100は、関節軸31を備える。
図4は、ロボットアーム100において、第1アーム部材10aと第2アーム部材10bとが接続する様子を示す図である。図4では、図3に示すアーム側凹部11及び駆動部30を省略している。前述した関節軸31は、開口12を通り、第2アーム部材10bの側面に形成された開口13に入ることにより、第2アーム部材10bに接続される。
また、ロボットアーム100では、第1アーム部材10aにおける、関節軸31の軸方向に垂直な側面に、第1アーム部材側電極E3・E4が設けられており、第2アーム部材10bにおける、関節軸31の軸方向に垂直な側面に、第2アーム部材側電極E5・E6が設けられている。これにより、第1アーム部材側電極E3・E4と第2アーム部材側電極E5・E6とを導通を維持した状態で摺動させる構造を簡単な構造にすることができる。例えば、従来のロボットアームのように、第1アーム部材側電極と第2アーム部材側電極とが配線で接続されることにより、第1アーム部材と第2アーム部材との接続部分が、複数の配線で入り乱れるような複雑な構造とはならない。
なお、図4に示す例では、関節軸31に対して、第1アーム部材10aと第2アーム部材10bとが、第1アーム部材10a及び第2アーム部材10bの長手方向と垂直な方向に沿って互いに一部が重なって配置されている構成となっているが、これに限定されるものではない。例えば、第1アーム部材10aと第2アーム部材10bとが、第1アーム部材10a及び第2アーム部材10bの長手方向に沿って重なって配置されている場合を考える。この場合において、第1アーム部材10aに突出部が2つ形成されており、この2つの突出部の間に第2アーム部材10bに形成される突出部が挟まれ、これらの突出部を貫くように関節軸31が設けられる構成であってもよい。また、第1アーム部材10a及び第2アーム部材10bのそれぞれに突出部が複数形成されており、両者が交互にかみ合った部分において複数の突出部を関節軸31が貫通して設けられる構成であってもよい。
さらに、第1アーム部材10aと第2アーム部材10bとが互いに回転する際に、第1アーム部材側電極E3は、第2アーム部材側電極E5と導通を維持した状態で摺動し、第1アーム部材側電極E4は、第2アーム部材側電極E6と導通を維持した状態で摺動する。また、第1アーム部材側電極E3・E4はそれぞれ、第1アーム部材10aに埋め込まれた配線20と一体であり、第2アーム部材側電極E5・E6はそれぞれ、第2アーム部材10bに埋め込まれた配線20と一体である。つまり、第1アーム部材側電極E3・E4はそれぞれ、第1アーム部材10aに埋め込まれた配線20と同一の材料で連続的に構成される。また、第2アーム部材側電極E5・E6はそれぞれ、第2アーム部材10bに埋め込まれた配線20と同一の材料で連続的に構成される。
これにより、第1アーム部材10aに埋め込まれた配線20と第2アーム部材10bに埋め込まれた配線20とを接続するための配線が不要になる。よって、配線を接続する作業を低減することができるとともに、配線が断線する可能性を低減することができる。また、第1アーム部材10aと第2アーム部材10bとが互いに回転するときでも導通を維持することができる。これにより、第1アーム部材10aに埋め込まれた配線20と第2アーム部材10bに埋め込まれた配線20とを接続するための配線を設ける場合と比べて、下記の効果が得られる。
具体的には、例えば、第1アーム部材10aと第2アーム部材10bとの関節軸31の回転に係る可動範囲に制限が生じることを防いだり、関節軸31の回転を許容するために配線の長さに余裕を持たせることによって装置が大型化することを防ぐことができる。
なお、図4では、第1アーム部材10aの側面に2つの第1アーム部材側電極E3・E4が設けられているが、第1アーム部材10aの側面には3つ以上の第1アーム部材側電極が設けられていてもよい。また、第2アーム部材10bの側面に2つの第2アーム部材側電極E5・E6が設けられているが、第2アーム部材10bの側面には3つ以上の第2アーム部材側電極が設けられていてもよい。
また、第1アーム部材側電極E3・E4はそれぞれスリップリングであってもよく、第2アーム部材側電極E5・E6はそれぞれブラシであってもよい。逆に、第1アーム部材側電極E3・E4がそれぞれブラシであってもよく、第2アーム部材側電極E5・E6がそれぞれスリップリングであってもよい。
これにより、第1アーム部材10aと第2アーム部材10bとの間における配線20の接続部分を簡単な構造にすることができる。例えば、従来のロボットアームのように、第1アーム部材と第2アーム部材との接続部分が、複数の配線で入り乱れるような複雑な構造とはならない。
また、ブラシ及びスリップリングについては、第1アーム部材10a及び第2アーム部材10bに埋め込まれたそれぞれの配線20と一体であるため、ブラシとスリップリングとが導通を維持した状態で摺動する部分を簡単な構造にすることができる。例えば、従来のロボットアームと比べて、ブラシ及びスリップリングと配線とが別体となっているような複雑な構造とはならない。
図5は、図4に示すロボットアーム100の変形例であるロボットアーム101において、第1アーム部材10cと第2アーム部材10dとが接続する様子を示す図である。ロボットアーム101は、図5に示すように、ロボットアーム100と比べて、第1アーム部材側電極E3・E4がそれぞれ、第1アーム部材側電極E7・E8に変更されている点、及び第2アーム部材側電極E5・E6がそれぞれ、第2アーム部材側電極E9・E10に変更されている点が異なる。また、ロボットアーム101は、ロボットアーム100と比べて、第1アーム部材10cの側面に突出部14が設けられている点、及び第2アーム部材10dの側面に第2アーム部材側凹部15が形成されている点が異なる。
第1アーム部材10cの側面には、関節軸31に同軸の円筒型の突出部14が設けられ、第2アーム部材10dの側面には、第2アーム部材側凹部15が形成されている。突出部14は第2アーム部材側凹部15に嵌め込まれる。
また、駆動部30の関節軸31(図示せず)は、第1アーム部材10cの開口12を通り、突出部14を貫通する。関節軸31は、第2アーム部材10dと接続される。これにより、第1アーム部材10cに設けられた駆動部30(図示せず)によって関節軸31が回転することで、突出部14が第2アーム部材側凹部15に嵌め込まれた状態で、第2アーム部材側凹部15は突出部14と摺動する。
ロボットアーム101では、突出部14の円筒面14sには、第1アーム部材側電極E7・E8が設けられており、第2アーム部材側凹部15の円筒面15sには、第2アーム部材側電極E9・E10が設けられている。これにより、第1アーム部材10cと第2アーム部材10dとの接続部分を簡単な構造にすることができる。また、第1アーム部材側電極E7・E8それぞれと第2アーム部材側電極E9・E10それぞれとを導通を維持した状態で摺動させる構造を簡単な構造にすることができる。例えば、従来のロボットアームのように、第1アーム部材と第2アーム部材との接続部分が、複数の配線で入り乱れるような複雑な構造とはならない。
なお、図5では、突出部14の円筒面14sに2つの第1アーム部材側電極E7・E8が設けられているが、突出部14の円筒面14sには3つ以上の第1アーム部材側電極が設けられていてもよい。また、第2アーム部材側凹部15の円筒面15sに2つの第2アーム部材側電極E9・E10が設けられているが、第2アーム部材側凹部15の円筒面15sには3つ以上の第2アーム部材側電極が設けられていてもよい。
また、第1アーム部材側電極E7・E8はそれぞれスリップリングであってもよく、第2アーム部材側電極E9・E10はそれぞれブラシであってもよい。逆に、第1アーム部材側電極E7・E8がそれぞれブラシであってもよく、第2アーム部材側電極E9・E10がそれぞれスリップリングであってもよい。
図6の(a)及び(b)は、図5に示すロボットアーム101において、第2アーム部材側凹部15の円筒面15sに対して垂直な断面を示す断面図である。ロボットアーム101では、図6の(a)及び(b)に示すように、第2アーム部材側凹部15の円筒面15s(表面)に、弾性を有する弾性部40a・40bが設けられている。弾性部40a・40bの表面には、第2アーム部材側電極E9が形成されている。第2アーム部材側電極E10においても、弾性部40a・40bの表面に第2アーム部材側電極E10が形成されている構造となっている。第2アーム部材側電極E9・E10は導電性材料である。
また、図4に示すロボットアーム101の第2アーム部材側電極E5・E6においても、弾性部40a・40bの表面に第2アーム部材側電極E5・E6が形成されている構造となっていてもよい。さらに、第1アーム部材側電極E3・E4・E7・E8がブラシである場合においても、弾性部40a・40bの表面に第1アーム部材側電極E3・E4・E7・E8が形成されている構造であってもよい。したがって、第1アーム部材10cまたは第2アーム部材10dの表面に、弾性部40a・40bを設けることにより、弾性部40aまたは弾性部40bによってスリップリングとブラシとを強固に接触させることができる。
図6の(a)に示すように、弾性部40aは、第2アーム部材側凹部15の円筒面15sに対して傾斜しており、円筒面15sから突出したものである。また、弾性部40aは、円筒面15sに対して斜め上方に延伸している。また、図6の(b)に示すように、弾性部40bは、山型の形状を有し、円筒面15sとの間の空間が弾性変形による移動空間となる。第2アーム部材10dの内部に埋め込まれた配線20は、弾性部40bを通過し、第2アーム部材側電極E9と一体である。
図7は、図1の(a)に示す、配線20aを含むアーム部材10が筒状の金属部材50に嵌め込まれたものからなるロボットアーム102を示す図である。ロボットアーム102は、図7に示すように、筒状の金属部材50を備えている。金属部材50は、例えば金属パイプであってもよい。つまり、アーム部材10には、金属からなる補強部材として金属部材50が設けられている。
このように、アーム部材10に金属からなる補強部材が設けられることにより、ロボットアーム102をより丈夫な構造にすることができる。また、筒状の金属部材50に樹脂からなるアーム部材10を嵌め込むことによって比較的容易に前記構成を実現することができる。
なお、前述した第1アーム部材10a・10c及び第2アーム部材10b・10dが金属部材50に嵌め込まれてもよい。また、前述した少なくとも2本の配線(配線20b~20dのいずれか)を含むアーム部材10が金属部材50に嵌め込まれてもよい。
図8は、図1の(a)に示す、配線20aを含むアーム部材10の周囲がシールド線60に覆われている様子を示す図である。ロボットアーム103は、図8に示すように、シールド線60を備えている。シールド線60は、アーム部材10の周囲を覆っている。換言すると、アーム部材10の表面にシールド線60が形成される。このように、アーム部材10の周囲がシールド線60によって覆われることにより、配線20aから外部に出力されるノイズを抑制することができる。また、外部からのノイズが配線20aに流れる電流に対して影響が及ぶことを抑制することができる。
図8に示す構成は、前記立体造形装置によって造形される。具体的には、樹脂によって中実に構成されるアーム部材10の外面に、導電性材料によって構成されるシールド線60が形成されるように、樹脂及び導電性材料が含まれる造形材料を積層する。
なお、前述した第1アーム部材10a・10c及び第2アーム部材10b・10dの周囲がシールド線60によって覆われてもよい。また、前述した少なくとも2本の配線(配線20b~20dのいずれか)を含むアーム部材10の周囲がシールド線60によって覆われていてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
10 アーム部材
10a、10c 第1アーム部材
10b、10d 第2アーム部材
14s、15s 円筒面
14 突出部
15 第2アーム部材側凹部
20、20a、20b、20c、20d 配線
30 駆動部
31 関節軸
40a、40b 弾性部
100、100a、100b、100c、100d、101、102 ロボットアーム
E1・E11 アーム側電極
E2・E22 駆動部側電極
E3、E4、E7、E8 第1アーム部材側電極
E5、E6、E9、E10 第2アーム部材側電極
S1 シールド線

Claims (10)

  1. 樹脂によって中実に構成されるアーム部材と、
    前記アーム部材を構成する前記樹脂の内部に埋め込まれた、導電性材料によって構成される少なくとも2本の配線と、を備え、
    2本の前記配線は、
    (1)それぞれ平板形状であり、かつ、当該平板形状の面に垂直な方向において互いに対向した状態で平行に配置される構成、
    (2)それぞれの周囲にシールド線が設けられる構成、
    (3)それぞれ螺線形状である構成、または
    (4)互いに撚り線状になっている構成
    であるロボットアーム。
  2. 2つの前記アーム部材を第1アーム部材及び第2アーム部材と称し、
    前記第1アーム部材の少なくとも一部と前記第2アーム部材の少なくとも一部とが互いに重なった状態で、前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とが互いに回転可能に接続され、
    前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とが互いに回転する際に、前記第1アーム部材に埋め込まれた前記配線と一体である第1アーム部材側電極は、前記第2アーム部材に埋め込まれた前記配線と一体である第2アーム部材側電極と導通を維持した状態で摺動する請求項1に記載のロボットアーム。
  3. 前記第1アーム部材側電極及び前記第2アーム部材側電極のうち一方はスリップリングであり、前記第1アーム部材側電極及び前記第2アーム部材側電極のうち他方はブラシである請求項2に記載のロボットアーム。
  4. 前記第1アーム部材に取り付けられ、かつ、前記第2アーム部材を回転させるように駆動する駆動部をさらに備え、
    前記第1アーム部材に設けられ、かつ、前記第1アーム部材に埋め込まれた前記配線と一体であるアーム側電極は、前記駆動部が前記第1アーム部材に取り付けられることにより、前記駆動部に設けられた駆動部側電極と電気的に接続される請求項2または3に記載のロボットアーム。
  5. 前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とを互いに回転させるための関節軸を備え、
    前記第1アーム部材側電極は、前記第1アーム部材における、前記関節軸の軸方向に垂直な側面に設けられ、前記第2アーム部材側電極は、前記第2アーム部材における、前記関節軸の軸方向に垂直な側面に設けられる請求項2から4のいずれか1項に記載のロボットアーム。
  6. 前記第1アーム部材と前記第2アーム部材とを互いに回転させるための関節軸を備え、
    前記第1アーム部材の側面に前記関節軸と同軸の円筒型の突出部が設けられ、前記第2アーム部材の側面に当該突出部と摺動する第2アーム部材側凹部が形成され、
    前記第1アーム部材側電極は、前記突出部の円筒面に設けられ、前記第2アーム部材側電極は、前記第2アーム部材側凹部の円筒面に設けられる請求項2から4のいずれか1項に記載のロボットアーム。
  7. 前記ブラシは、前記第1アーム部材または前記第2アーム部材の表面に設けられた、弾性を有する弾性部の表面に形成されている導電性材料である請求項3に記載のロボットアーム。
  8. 前記アーム部材に、金属からなる補強部材が設けられている請求項1から7のいずれか1項に記載のロボットアーム。
  9. 造形材料を積層することにより立体造形物を造形する立体造形装置を用いてロボットアームを製造するロボットアームの製造方法であって、
    樹脂によって中実に構成されるアーム部材の内部に、導電性材料によって構成される少なくとも2本の配線が埋め込まれるように、前記樹脂及び前記導電性材料が含まれる前記造形材料を積層する工程を含み、
    前記積層する工程を、2本の前記配線が、
    (1)それぞれ平板形状であり、かつ、当該平板形状の面に垂直な方向において互いに対向した状態で平行に配置される構成、
    (2)それぞれの周囲にシールド線が設けられる構成、
    (3)それぞれ螺線形状である構成、または
    (4)互いに撚り線状になっている構成
    となるように実施するロボットアームの製造方法。
  10. 前記積層する工程は、2つの前記アーム部材である第1アーム部材及び第2アーム部材を形成する工程を含み、
    前記第2アーム部材を回転させるように駆動する駆動部を前記第1アーム部材に取り付ける工程をさらに含み、
    前記駆動部を前記第1アーム部材に取り付ける工程を、
    前記第1アーム部材に設けられ、かつ、前記第1アーム部材に埋め込まれた前記配線と一体であるアーム側電極が、前記駆動部に設けられた駆動部側電極と電気的に接続されるように実施する請求項9に記載のロボットアームの製造方法。
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