JP7030267B2 - オフセット印刷インキ組成物、及び印刷物 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートセット型のオフセット印刷に好適に使用できる、オフセット印刷インキ組成物(以下、単に「インキ」ともいう)、及び、前記オフセット印刷インキを用いた印刷物に関する。
一般的にオフセット印刷で使用される墨インキは、顔料としてカーボンブラックが用いられており、また印刷濃度を確保するため、その配合率は10~30%と高い。一方でカーボンブラックは、ストラクチャーと呼ばれる特有の高次構造を有しているため、再凝集の発生による分散安定性の劣化が生じやすい。オフセット印刷インキ中で、カーボンブラックが均一かつ安定に分散されていないと、印刷に必要な流動性を保持できず、転移不良によるローラー上へのインキ余り、パイリング、着肉の劣化、光沢低下等のトラブル発生に繋がる。
従来、カーボンブラックを始めとした顔料の濡れ性や分散性を向上させ、上記トラブルを抑制する方策として、分散機の性能向上や、易分散顔料の採用(特許文献1参照)の他、天然アスファルタムから抽出されたギルソナイト樹脂との併用が行われてきた(特許文献2参照)。しかしながら、ギルソナイト樹脂は軟化点が高いものが多く、また、未精製であるものも多い。そのため、オフセット印刷インキを構成する材料中に溶解させにくく、ワニス化が困難である、あるいは、分散性や印刷物の光沢が悪化しやすい、といった点が問題となることが多い。
上記問題を解決すべく、植物油や脂肪酸エステルを用いて、ギルソナイト樹脂を溶解させやすくするといった所作がとられる事がある(特許文献3参照)。しかしながら、加熱オーブン(ドライヤー)を用いてインキ中の溶剤成分を乾燥させ、固体皮膜を形成させる乾燥形式をとる、ヒートセット型のオフセット印刷の場合、上記のような材料の配合比率が大きくなると、インキの乾燥性が著しく低下してしまい、乾燥不良が発生してしまううえ、インキの転移性も悪化してしまう恐れがある。
特開2012-41434号公報 特開平10-279872号公報 特開2011-94052号公報
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、顔料の濡れ性、分散性が良好で、かつ、流動性、機上安定性、転移性、乾燥性、及び光沢にも優れたオフセット印刷インキ組成物、及び、前記オフセット印刷インキを用いた印刷物を提供することにある。
本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、特定の軟化点を有するギルソナイト樹脂、アルキッド樹脂、アルコール、特定のヨウ素価を有する植物油を含有するインキによって、上記課題が解決できることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明は、顔料と、軟化点145℃~185℃のギルソナイト樹脂と、アルキッド樹脂と、アルコール(A)と、ヨウ素価が80~150である植物油(B)と、ナフテン分及び/またはパラフィン分を構成成分として含有する石油系溶剤(C)とを含有する、オフセット印刷インキ組成物であって、
前記植物油(B)の添加量が、インキの全質量に対して5~25質量%であり、
前記石油系溶剤(C)の、1気圧下における初留点が240~290℃である、オフセット印刷インキ組成物に関する。
また本発明は、前記顔料が、カーボンブラックである、上記オフセット印刷インキ組成物に関する。
また本発明は、前記アルコール(A)が、炭素数8~18である1価アルコール(a)を含む、上記オフセット印刷インキ組成物に関する。
また本発明は、前記植物油(B)が、ヨウ素価が100~150である植物油(b)を含み、
前記植物油(b)の配合量が、オフセット印刷インキ組成物全量中7~30質量%である、上記オフセット印刷インキ組成物に関する。
また本発明は、上記オフセット印刷インキ組成物が、基材に印刷された印刷物に関する。
本発明により、顔料の濡れ性、分散性が良好で、かつ、流動性、機上安定性、転移性、乾燥性及び光沢にも優れたオフセット印刷インキ組成物、及び、前記オフセット印刷インキを用いた印刷物を提供することが可能となった。
以下に、好適な実施形態を挙げて、本発明について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される変形例も含まれる。
上記の通り、ギルソナイト樹脂は顔料との濡れ性を向上させ、分散性や流動性を高めるために使用される。しかしながら、一般的に製造されている、軟化点が125℃~185℃であるギルソナイト樹脂は、インキに対する溶解性が小さく、結果として、上記効果の発現が不十分となりやすい。また、ギルソナイト樹脂を含むインキは、印刷物の光沢が劣りやすいという問題点も存在する。光沢を改善する方法として、従来よりアルキッド樹脂が併用されていたが、その場合、樹脂成分が増加することになるため、ギルソナイト樹脂の溶解性の更なる悪化を招く恐れがあった。
本発明者らが鋭意検討した結果、後述するアルコール(A)を併用すると、少量の添加であってもギルソナイト樹脂やアルキッド樹脂の溶解性向上に有効であることが判明した。少量で有効であるため、インキの転移性、乾燥性や光沢に悪影響を及ぼすことなく、分散性や流動性を良好なものにできる。また詳細は不明であるが、アルコール(A)に加え、更にヨウ素価が80~150である植物油(B)を併用することで、上記特性を維持したまま、経時でのインキ締りや乾燥を抑制し、インキの機上安定性を向上させる事ができることが判明した。
すなわち、顔料の濡れ性、分散性が良好で、かつ、流動性、機上安定性、転移性、乾燥性及び光沢にも優れるインキを同時に得るためには、本発明の構成を有するインキは必須不可欠である。
続いて、本発明のインキを構成する各成分について、以下に説明する。
<顔料>
本発明のオフセット印刷インキ組成物は、顔料を含む。顔料としては、従来公知の有機顔料、及び/または無機顔料を任意に使用することができる。なお、一般にギルソナイト樹脂は黒色に着色しているため、前記顔料が、黒色、褐色、藍色、紫色、青色等の濃色顔料であることが好ましい。中でも、濡れ性や分散性を向上できる観点から、前記顔料が黒色顔料であることが好ましく、前記黒色顔料がカーボンブラックであることが特に好ましい。
なお本発明では、表面に酸性処理を施した酸性カーボンブラック、及び、処理を施していない中性カーボンブラックのどちらであっても好適に用いることができる。また、酸性カーボンブラックと中性カーボンブラックとを併用してもよい。なお本発明における酸性カーボンブラックは、カーボンブラックのpHが5以下であるものを指す。ここで前記カーボンブラックのpHとは、カーボンブラック3gと蒸留水20gとを混合したのち5分間煮沸し、室温まで冷却した混合物について、ガラス電極法等の公知の方法によって測定したpHである。
本発明のオフセット印刷インキ組成物で用いる顔料の添加量は、インキ全量に対して10~30質量%であることが好ましく、15~25質量%であることがより好ましい。
<ギルソナイト樹脂>
ギルソナイト樹脂とは、石油が岩石に浸み込んで長い年月を経てアスファルタム(アスファルト)に変質したものであり、原油でも石炭でもない特殊な炭化水素樹脂とされているものである。本発明では、上記の天然アスファルタムから抽出された、脂肪族炭化水素を主成分として含むものを使用することが好ましい。また、芳香族炭化水素、灰分、軽質留分を実質的に含まないことが好ましい。なお本発明において「主成分として含む」とは、当該成分を全量中50質量%以上含むことを意味するものである。また「実質的に含まない」とは、意図的に当該成分を添加しないことを意味するものであり、具体的には当該成分の含有量が1質量%以下であることを表す。
本発明では、ギルソナイト樹脂は顔料との濡れ性を向上させ、分散効果を高めるために使用される。また、本発明に用いられるギルソナイト樹脂の軟化点は、125~185℃であり、好ましくは145~175℃である。軟化点が上記範囲内であると、アルコール(A)と組み合わせた際、インキ製造時に好適に溶解させることができ、インキ中に均一に存在させることが可能となるため、ギルソナイト樹脂による、顔料との濡れ性、分散性、流動性の向上効果が好適に発現する。
本発明において好適に使用されるギルソナイト樹脂として、アメリカンギルソナイト社製のER125レジン(軟化点125℃)、ギルソナイトセレクト325(軟化点145℃)、ギルソナイトセレクト347(軟化点165℃)などが挙げられる。
またギルソナイト樹脂の添加量は、インキの全質量に対して0.1~5質量%であることが好ましく、0.5~3質量%であることが更に好ましい。上記範囲内であれば、顔料の分散効果が好適に向上する。
なお、一般的にギルソナイト樹脂は、バインダー樹脂としては機能しないため、本発明におけるギルソナイト樹脂は、以下に説明するバインダー樹脂には含めないものとする。
<アルコール(A)>
本発明のインキは、上記の通りアルコール(A)を含む。なお、前記アルコール(A)は単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
本発明では、アルコール(A)として、1価アルコール、2価アルコール、3価以上の多価アルコールを任意に用いる事ができる。中でも、特に乳化時の流動性が向上するとともに、インキ余りの抑制にも有効である点から、好ましくは1価のアルコールである。
また、前記アルコール(A)として、脂肪族アルコール、脂環式アルコール、芳香族アルコールのいずれを使用してもよいが、脂肪族アルコールを選択することが好ましい。更に脂肪族アルコールの炭素数は、8~18であることが好ましく、10~13であることがより好ましい。
一方、脂肪族アルコールは、ノルマル体(直鎖状)、及びイソ体・ネオ体(分岐状)のいずれも使用する事ができるが、立体障害の観点から見ると、ノルマル体やネオ体と比べて、イソ体は炭素鎖の長さや分岐の数が好適であり、良好な乳化状態を保ちやすく、結果として流動性や転移性が向上する。そのため本発明では、脂肪族アルコールとして、イソ体を用いることが好ましい。
アルコール(A)の添加量は、インキの全質量に対して0.1~3質量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.1~2質量%、更に好ましくは0.3~1質量%である。添加量が0.1%以上であれば、ギルソナイト樹脂を溶解させる効果が十分なものとなり、インキとしての保存安定性が向上する。また、添加量が3%以下であれば、溶解性が極端に変化することなく、インキの粘度が好適なものとなるだけでなく、優れた乳化バランスを有すインキとなるため、印刷トラブルを抑制できる。
<アルキッド樹脂>
本発明に用いられるアルキッド樹脂とは、植物油、脂肪酸、多価カルボン酸等の多塩基酸と、多価アルコールとを縮重合する事によって得られる樹脂である。
分散時や印刷時の乳化汚れを考慮すると、本発明では、酸価7~20mgKOH/gの範囲にあるアルキッド樹脂が好ましく使用でき、10~16mgKOH/gのアルキッド樹脂が更に好ましく使用できる。なお本発明における樹脂の酸価は、JIS K 0070記載の方法によって測定できる。
また、アルキッド樹脂の添加量は、インキ全質量に対して0.5~6質量%が好ましく、更に好ましくは1~3.5質量%である。上記範囲内にすることで、乾燥性を好適なものにでき、更に過乳化による汚れ等のトラブルも抑制できる。
<植物油(B)>
本発明における「植物油」とは、飽和脂肪酸及び/または不飽和脂肪酸とグリセリンとのトリグリセリド、前記トリグリセリドと飽和アルコール及び/または不飽和アルコールとのエステル交換反応により得られるモノグリセリドやジグリセリド、飽和脂肪酸及び/または不飽和脂肪酸と1価アルコールとをエステル反応させた脂肪酸モノエステル・エーテル類を指す。
本発明において使用される植物油は、ヨウ素価が80~150gI2/100gである植物油(B)を含む。また、前記植物油(B)が、ヨウ素価が100~150gI2/100gである植物油(b)を含むことがより好ましく、前記植物油(b)のヨウ素価が110~140gI2/100gであることが特に好ましい。ヨウ素価が上記範囲内であれば、印刷時の乾燥性劣化、酸化重合に起因する容器内でのインキの増粘や流動性の劣化を抑制することができる。本発明における樹脂のヨウ素価は、JIS K 0070記載の方法によって測定できる。なお本発明では、植物油(B)が、植物油(b)のみを含んでいてもよいし、植物油(b)以外の植物油、すなわちヨウ素価が80gI2/100gより小さい植物油や、ヨウ素価が150gI2/100gより大きい植物油を含んでいてもよい。
植物油(B)の全添加量は、インキの全質量に対して5~30質量%であることが好ましく、7~25質量%であることがより好ましい。また、植物油(B)のうち、ヨウ素価が100~150gI2/100gである植物油(b)の添加量は、インキの全質量に対して7~30質量%であることが好ましく、7~20質量%であることがより好ましく、7~15質量%であることが特に好ましい。
本発明では、例えば、大豆油、菜種油、ひまし油、米油、キリ油、ヤシ油、オリーブ油、アサ実油、アマニ油、オイチシカ油、カカオ油、カポック油、キョウニン油、ククイ油、ケシ油、ゴマ油、大風子油、ツバキ油、トウモロコシ油、パーム油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ヘントウ油、松種子油、綿実油、落花生油、ヤトロファ油等の植物由来のものや、それらの再生処理品、並びに、上記の植物油を用いた熱重合油や酸素吹き込み重合油等のうち、ヨウ素価が80~150gI2/100gであるものを、植物油(B)として使用できる。
具体的に、植物油(B)として好適に使用できるものとして、大豆油、菜種油、ひまし油、米油、オリーブ油、カポック油、キョウニン油、ケシ油、ゴマ油、大風子油、ツバキ油、トウモロコシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ヘントウ油、綿実油、ヤトロファ油から選択される1種以上が挙げられる。
<石油系溶剤>
本発明のインキは、ナフテン分及び/またはパラフィン分を構成成分として含有する石油系溶剤(C)を含むことが好ましい。前記石油系溶剤(C)の中でも、一般的にアロマフリー溶剤と称される、芳香族炭化水素の含有量が1質量%未満であるものが更に好適である。
石油系溶剤(C)の初留点は240℃以上かつ290℃以下が好ましい。更に好ましくは初留点が240℃以上かつ280℃以下である。また前記とは別に、初留点が240℃以上かつ290℃以下であり、かつ、終点が305℃以下である石油系溶剤も好適である。240℃以上である初留点を有することで、印刷機のローラー上における溶剤の過剰な蒸発を防止でき、タックを好適なものにできる。また290℃以下であれば、特にヒートセット印刷における熱風乾燥工程でも十分乾燥し、乾燥不良を誘発することがない。本発明において、好適に利用できる石油系溶剤(C)として、JXTGエネルギー(株)社製のAFソルベント4号、5号、7号等がある。
<その他の材料>
本発明のインキはバインダー樹脂を含んでもよい。前記バインダー樹脂として、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ポリエステル樹脂及び石油樹脂等が挙げられ、任意に、単独または2種以上を組み合わせて使用できる。好ましくは、本発明のインキはロジン変性フェノール樹脂を含む。
更に、本発明のオフセット印刷インキ組成物には、必要に応じて、動植物油や合成油といったその他の溶剤や、ゲル化剤、顔料分散剤、乾燥抑制剤、酸化防止剤、耐摩擦向上剤、裏移り防止剤などの添加剤を適宜使用する事ができる。
<インキの製造方法>
本発明のオフセット印刷インキ組成物は、従来公知の方法で製造する事ができる。一例として、ギルソナイト樹脂、アルコール(A)、植物油(B)、及び、必要に応じて石油樹脂、石油系溶剤、ゲル化剤を加えて、190℃1時間のクッキング条件で処理を行い、ギルソナイト樹脂ワニスを製造する。また、バインダー樹脂についても上記と同様の手法によって、バインダー樹脂ワニスを製造してもよい。次いで、前記のギルソナイト樹脂ワニスに、顔料、植物油(B)、アルキッド樹脂、及び、必要に応じてバインダー樹脂ワニスや石油系溶剤を加え、ビーズミルや3本ロール等で分散する事により、印刷インキ用ベースを得る。そして、植物油(B)や、必要に応じて、石油系溶剤やその他の添加剤を加え、所定粘度に調整し、印刷インキ組成物を得る事ができる。
<インキの種類、乾燥方式>
本発明のインキは、オフセット輪転印刷機用途で使用することが好適であるが、これに限定されるものではない。また、ヒートセット型、酸化重合型、浸透乾燥型のいずれの乾燥方式に対しても、好適に利用することができる。中でも本発明のインキは、特にヒートセット型の乾燥方式を有するオフセット印刷において、好適に使用できる。
<基材>
本発明のインキで印刷できる基材として、コート紙やアート紙に代表される塗工紙や、上質紙及び低級紙に代表される非塗工紙等のような一般的な印刷用紙が好適である。また上記でも説明したように、本発明のインキは流動性、転移性、乾燥性及び光沢に優れている事から、一般印刷用紙と特性の異なる、古紙や輸入紙に対して印刷する事も好適である。
以下に、実施例により本発明を更に詳細に説明する。ただし、以下の実施例は本発明の権利範囲を何ら制限するものではない。また、特に断らない限り、「部」は、「質量部」を表し、「%」は「質量%」を表す。
<フェノール樹脂の製造例>
攪拌機と、還流冷却器と、温度計とを備えた反応容器にキシレン740部を加えたのち、ターシャリーブチルフェノール850部と、パラホルムアルデヒド(92質量%)260部と、水酸化ナトリウム触媒0.1部とを加え、反応容器内の混合物を90℃まで加熱した。同温下で4時間反応させたのち、水分を除去することで、フェノール樹脂のキシレン溶液(固形分70質量%)を得た。
<ロジン変性フェノール樹脂の製造例>
攪拌機と、水分離器付き還流冷却器と、温度計とを備えた反応容器に、ガムロジン1500部を加えたのち、反応容器内の温度を150℃まで昇温させた。前記温度を維持しながら、上記フェノール樹脂のキシレン溶液1130部を1時間かけて滴下し、同温度下で2時間反応させた。その後更に、ペンタエリスリトール160部と、酸化カルシウム触媒1.5部とを加え、キシレンを除去しながら、反応容器内の温度を250℃まで昇温させたのち、前記温度を維持するようにして、重合反応を行った。そして前記重合反応開始から12間後に、反応容器内の混合物を取り出すことで、重量平均分子量86,000のロジン変性フェノール樹脂1を得た。なお上記の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定したポリスチレン換算量である。
<ロジン変性フェノール樹脂ワニス1~12の製造例>
攪拌機と、水分離器付き還流冷却器と、温度計とを備えた4口フラスコに、上記ロジンフェノール樹脂1を50部、大豆油を10部、石油系溶剤としてJXTGエネルギー(株)社製AFソルベント7号を40部、それぞれ加え、190℃下で1時間加熱攪拌することで、ロジン変性フェノール樹脂ワニス1を得た。
また、上記大豆油を、ひまし油、米油、再生大豆油、菜種油、桐油にそれぞれ変える以外はロジン変性フェノール樹脂ワニス1の製造例と同様にして、ロジン変性フェノール樹脂ワニス2~6を得た。
また、上記AFソルベント7号を、JXTGエネルギー(株)社製AFソルベント4号、5号、6号、ISUケミカル製Parasol147にそれぞれ変える以外は、ロジン変性フェノール樹脂ワニス1の製造例と同様にして、ロジン変性フェノール樹脂ワニス7~10を得た。
また、大豆油をAFソルベント6号に変える以外は、ロジン変性フェノール樹脂ワニス9の製造例と同様にして、ロジン変性フェノール樹脂ワニス11を得た。また、AFソルベント7号を大豆油に変える以外は、ロジン変性フェノール樹脂ワニス1の製造例と同様にして、ロジン変性フェノール樹脂ワニス12を得た。
上記で製造したロジン変性フェノール樹脂ワニス1~12の構成の詳細は、下記表1に記載した通りである。
Figure 0007030267000001
<ギルソナイト樹脂ワニス1~27の製造例>
攪拌機と、水分離器付き還流冷却器と、温度計とを備えた4つ口フラスコに、アメリカンギルソナイト社製ギルソナイトセレクト325を40部、イソトリデカノールを6部、AFソルベント7号を44部、大豆油を10部、それぞれ加え、190℃に昇温させ、同温で1時間攪拌し、ギルソナイト樹脂ワニス1を得た。
また、ギルソナイト樹脂、アルコール(A)、植物油、石油系溶剤の種類、配合を、下記表2のように変える以外は、上記ギルソナイト樹脂ワニス1と同様の作成方法により、ギルソナイト樹脂ワニス2~27を得た。
Figure 0007030267000002
なお表2で使用した材料のうち、表1で使用していない材料の詳細は、以下に示すとおりである。
・ギルソナイトセレクト325 : アメリカンギルソナイト社製ギルソナイト樹脂、 軟化点145℃
・ギルソナイトセレクト347 : アメリカンギルソナイト社製ギルソナイト樹脂、 軟化点165℃
・ER125 : アメリカンギルソナイト社製ギルソナイト樹脂、軟化点125℃
・IranGilsonite : ギルソナイト樹脂、軟化点220℃
・イソトリデカノール : 炭素数13の1価脂肪族アルコール(イソ体)
・ノルマルオクタノール : 炭素数8の1価脂肪族アルコール(ノルマル体)
・ノルマルデカノール : 炭素数10の1価脂肪族アルコール(ノルマル体)
・ノルマルオクタデカノール : 炭素数18の1価脂肪族アルコール(ノルマル体)
・ノルマルトリデカノール : 炭素数13の1価脂肪族アルコール(ノルマル体)
・1,10-デカンジオール : 炭素数10の2価脂肪族アルコール(ノルマル体)
・AFソルベント4号 : JXTGエネルギー(株)社製、ナフテン分及びパラフィ ン分を構成成分として含有するアロマフリー溶剤、初留点242℃、終点252℃
・AFソルベント5号 : JXTGエネルギー(株)社製、ナフテン分及びパラフィ ン分を構成成分として含有するアロマフリー溶剤、初留点284℃、終点300℃
・AFソルベント6号 : JXTGエネルギー(株)社製、ナフテン分及びパラフィ ン分を構成成分として含有するアロマフリー溶剤、初留点298℃、終点314℃
・AFソルベント7号 : JXTGエネルギー(株)社製、ナフテン分を構成成分と して含有するアロマフリー溶剤、初留点260℃、終点278℃
・Parasol147 : ISUケミカル社製、パラフィン分を構成成分として含 有するアロマフリー溶剤、初留点247℃、終点279℃
<オフセット印刷インキ1~41の製造例>
上記ロジン変性フェノール樹脂ワニス1を55部、上記ギルソナイト樹脂ワニス1を5部、TOKYD-TY-MZ(東新油脂(株)社製アルキッド樹脂、酸価:15mgKOH/g)を2部、ミツビシカーボン#52(三菱ケミカル(株)社製カーボンブラック)を20部、それぞれ混合した後、3本ロール上に仕込み、60℃に加温した前記3本ロールで2回練肉する事で、インキベースを得た。前記インキベースに、大豆油7部と、AFソルベント7号11部とを加え、ホモディスパーで1時間攪拌し、20.0Pa・sのオフセット印刷インキ1(実施例1)を得た。
また表3、表4に示した配合にてインキベースを製造し、その後、表3、表4に示した植物油、石油系溶剤と混合することで、オフセット印刷インキ2~35(実施例2~35)を得た。
Figure 0007030267000003
Figure 0007030267000004
Figure 0007030267000005
また表4に示した配合にてインキベースを製造し、その後、表4に示した植物油、石油系溶剤、アルコール(A)と混合することで、オフセット印刷インキ36~41(比較例1~6)を得た。
Figure 0007030267000006
なお表3~4で使用した材料のうち、表1~2及び上記で使用していない材料の詳細は、以下に示すとおりである。
・ラマファーストブルーWP/L143 : Ramdev社製藍色顔料
・ショウキッドAR-108-100 : 昭和ワニス社製アルキッド樹脂、酸価12 mgKOH/g
・ハリフタール816 : ハリマ化成(株)社製アルキッド樹脂 酸価8mgKOH /g
表3~4に示したオフセット印刷インキ1~41について、以下に示す評価を行った。またその評価結果は、表3~4に示した通りであった。
<分散性の評価方法>
JIS K 5600-2-5を参考にして、グラインドゲージ(溝の最大深さ25μm)を用いた分散性の評価を行った。上記で作製したオフセット印刷インキ1~41を、それぞれ前記グラインドゲージ上に展開したのち、10mm以上の連続した線が、1つの溝について3本以上並んで現れた箇所の目盛を読み取り、以下基準に基づいて分散性を評価した。下記評価のうち2以上を、実用上好ましいとした。
4 : 2.5μ未満
3 : 2.5μ以上5.0μ未満
2 : 5.0μ以上7.5μ未満
1 : 7.5μ以上
<流動性の評価方法>
温度25℃、湿度50%の雰囲気下において、インキ2.1mlを半球状の容器に入れたのち、15分間静置した。その後、60度に傾けた傾斜板(真鍮製)の上に静置後のインキを垂らし、10分間に流れ落ちた距離を測定することで、流動性を測定した。測定結果は以下基準に基づき4段階で評価し、2以上を実用上好ましいとした。なお下記の点数が高いインキほど、良好な流動性を有するのみならず、過度に流動することもないため、印刷時に汚れやローラー間の転移不良といった印刷トラブルを起こすことがない。
4 : 80mm以上150mm未満
3 : 50mm以上80mm未満
2 : 20mm以上50mm未満、または150mm以上180mm未満
1 : 20mm未満、または180mm以上
<機上安定性の評価方法>
東洋精機社製デジタルインコメーターにインキ1.32mlをセットし、40℃、1200rpmの条件において、タック値が最大になるまでの時間を測定することで、機上安定性を評価した。測定結果は以下基準に基づき4段階で評価し、2以上を実用上好ましいとした。なお最大値になるまでの時間が長いインキほど、インキ中からの溶剤離脱が抑制され、インキローラーやブランケット上でのインキの流動性や粘度の変化が少なく、機上安定性に優れているといえる。
4 : 20分以上
3 : 15分以上20分未満
2 : 10分以上15分未満
1 : 10分未満
<光沢・乾燥性・網点再現性・インキ余りの評価方法>
ヒートセット型オフセット印刷機としてLITHOPIA BT2-800 NEO(三菱重工(株)社製)を用い、以下の印刷条件にて印刷を実施した。得られた印刷物について、以下に記載した方法により、光沢、乾燥性、網点再現性を測定した。また印刷後に上記印刷機内のローラー上インキ余りを目視確認し、インキ余りの評価を行った。
・ 用紙 : 三菱製紙(株)製パールコートN(65g/m2
・ 湿し水 : アクワユニティWKK(東洋インキ(株)社製)の2%水道水溶液
・ 印刷速度 : 600rpm
・ 版 : 画線面積率100%の部分が35%、画線面積率50%の部分が35% 、非画線部分が30%からなるCTP版(富士フイルム(株)社製)
・ 印刷部数 : 2万部
<光沢の評価>
上記印刷試験で得られた、2万部目の印刷物の、画線面積率100%の部分について、村上色彩研究所社製光沢計GM26Dを用いて受光角60度の条件で光沢を測定した。測定結果は以下基準に基づき4段階で評価し、2以上を実用上好ましいとした。
4 : 60以上
3 : 50以上60分未満
2 : 40以上50未満
1 : 40未満
<乾燥性の評価>
上記印刷中に、乾燥温度を85℃~130℃まで変更しながら印刷物を採取し、指頭にてベタツキを確認した。そしてベタツキのない印刷物が得られた最低乾燥温度を確認することで、乾燥性を評価した。確認結果は以下基準に基づき5段階で評価し、2以上を実用上好ましいとした。なおヒートセット印刷においては、乾燥温度が低い程、用紙の収縮や火皺、ブリスタ等が抑制しやすく紙面品質が向上するため、好ましいといえる。
5 : 90℃未満
4 : 90℃以上100℃未満
3 : 100℃以上110℃未満
2 : 110℃以上120℃未満
1 : 120℃以上
<網点再現性の評価>
上記印刷試験で得られた、2万部目の印刷物の、網点面積50%の部分について、10か所でドットゲインを測定し、平均値を算出した。算出結果は以下基準に基づき4段階で評価し、2以上を実用上好ましいとした。
4 : 5%以内
3 : 5%~10%
2 : 10%~15%
1 : 15%~20%
<インキ余りの評価>
上記印刷試験後のローラー上のインキ余りを目視にて確認し、インキ余りの評価を行った。なお、実施例2の評価結果を「3」、及び、実施例15の評価結果を「2」としたときの相対評価とし、2以上を実用上好ましいとした。すなわち、下記の評価基準において、数値が大きいほど、インキ余りが少ない結果であったことを表す。
4 : インキ2(実施例2)のインキ余りよりも少なかった
3 : インキ2(実施例2)のインキ余りと同程度であった
2 : インキ15(実施例15)のインキ余りと同程度であった
1 : インキ15(実施例15)のインキ余りよりも多かった
インキ1~35(実施例1~35)は、顔料と、軟化点125℃~185℃のギルソナイト樹脂と、アルキッド樹脂と、アルコール(A)と、ヨウ素価が80~150である植物油(B)とを含有する、オフセット印刷インキの例であり、分散性、印刷適性や印刷時のトラブルに関わる、流動性、乾燥性、機上安定性、インキあまり、紙面品質に関わる光沢、網点再現性のいずれの評価においても、実用上好ましいレベルであった。特に、インキ1(実施例1)及びインキ18(実施例18)は網点再現性が3である以外、いずれの評価も4レベルであり、極めて良好な品質を有していた。
一方インキ36(比較例1)はギルソナイト樹脂を含まない系であり、流動性が劣る結果であった。また、ギルソナイト樹脂の軟化点が高いインキ40(比較例5)についても同様の結果となった。一方、インキ37~39(比較例2~4)は、アルコール、アルキッド、植物油を含まない系であり、顔料の濡れが悪くなったためと考えられる、分散性、光沢性の悪化が見られた。またインキ41(比較例6)はヨウ素価が非常に高い植物油の系であり、乾燥性が劣る結果であった。
以上のように、顔料と、軟化点125℃~185℃のギルソナイト樹脂と、アルキッド樹脂と、アルコール(A)と、ヨウ素価が80~150である植物油(B)とを含有するインキによって、本発明の課題を全て解決できる事が確認できた。

Claims (5)

  1. 顔料と、軟化点145℃~185℃のギルソナイト樹脂と、アルキッド樹脂と、アルコール(A)と、ヨウ素価が80~150である植物油(B)と、ナフテン分及び/またはパラフィン分を構成成分として含有する石油系溶剤(C)とを含有する、オフセット印刷インキ組成物であって、
    前記植物油(B)の添加量が、インキの全質量に対して5~25質量%であり、
    前記石油系溶剤(C)の、1気圧下における初留点が240~290℃である、オフセット印刷インキ組成物
  2. 前記顔料が、カーボンブラックである、請求項1記載のオフセット印刷インキ組成物。
  3. 前記アルコール(A)が、炭素数8~18である1価アルコール(a)を含む、請求項1または2に記載のオフセット印刷インキ組成物。
  4. 前記植物油(B)が、ヨウ素価が100~150である植物油(b)を含み、
    前記植物油(b)の配合量が、オフセット印刷インキ組成物全量中7~20質量%である、請求項1~3いずれかに記載のオフセット印刷インキ組成物。
  5. 請求項1~いずれかに記載のオフセット印刷インキ組成物が、基材に印刷された印刷物。
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