JP7026302B2 - 印刷用クロス及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷素材として使用される印刷用クロスおよび、書籍、ファイル、バインダー、ダイアリー、ノート等の装丁に用いられる印刷用クロスを使用した表紙用ブッククロスに関するもので、その中でも基材の意匠外観を保持した上でインクジェット印刷適性を有する印刷用クロスに関するものである。
印刷用クロスは、印刷用素材として、また、書籍、ファイル、バインダー、ダイアリー、ノート等の表紙用ブッククロスとして装丁に広く用いられており基材としても紙や布を使用し基材表面に樹脂を使用して加工を行い、スクリーン印刷やグラビア印刷等の印刷適性や箔押し適正を有するように検討がされている。
基材上にポリプロピレン等の樹脂を積層し樹脂層表面にエンボス加工を行うことにより意匠外観を得ることも行われているが、基材のもつ意匠外観をそのままブッククロスに反映することは難しい。
また、通帳に使用するクロスとして織物にオフセット印刷適性及びインクジェット印刷適性を具備したものが知られているが、基材の持つ意匠外観を保持するものではなく加工工程が複雑になり経済面でも問題がある。
本発明者が鋭意検討した結果、使用する基材の意匠外観を生かした印刷用クロスが要望されているものの、印刷適性を持ちかつ基材の持つ意匠外観を保持する印刷用クロスがなく、本発明に至った。
特開2009-018557号公報 特開2004-136561号公報
本発明は、上述の問題点に鑑み、使用する基材の意匠外観を生かしたインクジェット印刷が可能な印刷用クロス、さらには裏打ち紙を使用する必要のないインクジェット印刷が可能な表紙用ブッククロスを提供することを目的としている。
本発明者らは課題を解決するために鋭意研究した結果、優れた発明となることを見出した。
すなわち、印刷用クロスについて
1.少なくとも、隠蔽層もしくは外観調整層/基材/外観調整層/印刷調整層の構成からなり、隠蔽層及び外観調整層にでんぷんを含み、印刷調整層にポリビニルアルコールとアクリル系樹脂とを含み、印刷調整層面の表面粗さが70μm以上で、光沢度が7.0以下であり、印刷調整層側を表紙面とするインクジェット印刷が可能な印刷用クロスであることを特徴とする。
2.基材が織編物である印刷用クロスであることを特徴とする
3.隠蔽層/外観調整層/基材/外観調整層/印刷調整層の構成からなる印刷用クロスであることを特徴とする
4.外観調整層がJIS K 6900に記載された含浸により形成される印刷用クロスであることを特徴とする
5.上記印刷用クロスの製造方法を特徴とする
6.上記印刷用クロスを使用した表紙用ブッククロスとする
7.上記表紙用ブッククロスを使用した装丁材とする
ことにより課題を解決した。
なお、本明細書において、数値範囲における「~」は、その左側の数値以上であって、その右側の数字以下であることを意味する。
本発明により、基材の意匠外観を生かした印刷用クロスが得られた。
本発明の印刷用クロスは、基材上に少なくともでんぷんを含む隠蔽層もしくは外観調整層とポリビニルアルコールとアクリル系樹脂とを含む印刷調整層とから成り立っており、詳細について以下に説明する。
基材としては紙や不織布や織編物を自由に選択できるが、その中でも基材の持つ意匠外観として、織編物の編外観や織物の生地目のもつ意匠外観を好んで使用することができる。
さらには、織編物としては、綿や麻などの天然繊維やポリエステルやナイロン等の合成繊維や綿とポリエステルを使用した混繊維などを適宜使用することができる。それらの中で編物や織物の形状として外観に特徴をもたせて使用する。この中でも、印刷適性や外観調整層との接着性などを考えると綿やポリエステルと綿との混紡が好ましく、織りとしても綾織や平織が好ましい。繊維としては自由な繊度を選定できるが、生地の意匠外観を際立たせるために8番手から50番手の生地の使用が好ましい。8番手より太いと生地表面の凹凸によりインクジット印刷時に柄など印字外観の視認が不明確になり、50番手より細くなると生地による充分な布目感を得ることができない。
糸密度についても自由に選定できるが、目ずれや加工適正を損なわない範囲で生地の外観意匠性を際立たせるために、少なくとも打ち込み本数(1インチ当りのタテ糸とヨコ糸の合計本数)が60本から200本の生地が好ましい。打ち込み本数が60本より少ないと目ずれや加工適正を損なう事に加え、生地表面の凹凸によりインクジット印刷時に柄など印字外観の視認が不明確になる。打ち込み本数が200本より多いと生地による充分な布目感を得ることができない。
外観調整層にはでんぷん、カゼイン、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル、アクリル、メラミン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリエステル等天然および合成樹脂を適宜使用することができる。この中ででんぷんは 基材等への接着性や経済性のため必須の成分であり、他の成分については選択して使用することができる。
さらに充填剤として炭酸カルシウムや酸化チタンやシリカ等の無機充填剤やその表面処理品やアクリル樹脂やシリコン樹脂やウレタン樹脂の粒子などの有機充填剤を添加する。その中でもコストなどの点から無機充填剤が好ましくその中でも炭酸カルシウムがより好ましい。その他、粘度調整や防腐のための添加剤などを適宜添加する。
使用する樹脂と充填剤との比率としては、充填剤/樹脂(質量部)が50/100以下が好ましく、30/100以下がより好ましい。充填剤の添加比率が少ない分には特に問題は発生しないが、50/100より大きくなると充填剤量が多くなり基材間の結着性が阻害され目ずれが生じやすくなる。
加工としてはバーコーターやナイフコーターなど適宜塗布方法を選択することができる。基材に対して印刷調整層を有する面のみに塗布しても良いし、カールを防ぐために基材の両面に塗布しても良い。外観調整層の形成にあたっては、この中でも基材の両面に外観調整層を同時に設けることができる手段として、JIS K 6900(1994)に記載された含浸を行うことが好ましい。含浸加工にあたっては、塗料を計量する手段としてゴムマングルや金属マングルなどを使用することができ、基材の内部にまで十分に塗料を浸透できるためゴムマングルの使用が好ましい。この含浸加工により、基材の内部にまで十分に塗料が浸透されるばかりでなく、基材の両面にも均等に塗料による皮膜が形成される。
外観調整層は基材の外観を損なわない範囲内で基材の生地や繊維等の動きを止める役割をもつ。固形分付着量としては5~100g/mが好ましく、10~40g/mがより好ましい。5g/mより少なくなると基材に使用している繊維同士を固着することが難しくなり、目ずれが生じる。100g/mより多くなると繊維通しの固着への効果には優れるが繊維間の目に樹脂が入り込むことにより意匠外観に乏しくなる。
印刷調整層はインクジェットなどによる印刷に適合する必要がある。使用する原料としては、ポリビニルアルコールやでんぷんやカゼインやポリ酢酸ビニルやアクリルや酢酸ビニル・アクリル共重合体やエチレン・酢酸ビニル共重合体やポリウレタンやポリエステルなどを適宜配合して使用できるが、その中でも印刷適正を保持するために、少なくともポリビニルアルコールとアクリル系樹脂とを含むものとする。ポリビニルアルコールとアクリル系樹脂の両方を含むと印刷適正を保持しかつ風合いや触感に優れどちらかが欠けても印刷性能と製本適性のバランスに問題が発生する。
使用するポリビニルアルコールとしては適宜選択することも可能ではあるが、部分鹸化のポリビニルアルコールは塗料作成時の粘度安定性に優れるものの皮膜強度が不十分のため、完全鹸化のポリビニルアルコールの使用が好ましい。さらにアクリル系樹脂としては、アクリル酸ブチルなどを使用するアクリル樹脂単体や酢酸ビニルや塩化ビニルなどとの共重合物を適宜使用できるが、ガラス転移点Tgが-35~10℃のものが好ましい。Tgが高いと皮膜が硬くなり製本適正が悪くなり、Tgが低すぎると塗膜が柔らかく表面強さが不十分となる。完全鹸化のポリビニルアルコールは、皮膜強度に優れるため表面強さに効果があるものの製本適性など製本加工をするときに割れを生じやすいなどの問題点がある。そのため、比較的Tgの低いアクリル系樹脂を併用することにより、表面強さに優れかつ製本適正にも優れた印刷調整層が形成される。
また、印刷インクの吸収性を保持させるために炭酸カルシウムや酸化チタンやシリカ等の無機充填剤やその表面処理品やアクリル樹脂やシリコン樹脂やウレタン樹脂の粒子などの有機充填剤を添加する。その中でもインクの吸収性などにより優れる無機充填剤が好ましくその中でもシリカがより好ましい。その粒径は0.01~30μmが好ましく、0.1~10μmがより好ましい。30μmより大きいと印刷発色及び、加工性に問題があり、0.01μmより小さいと塗料の粘性に起因する加工性やコスト面で問題がある。
使用する完全鹸化のポリビニルアルコールとアクリル系樹脂との配合比率は、表面強さと製本適正などによりポリビニルアルコール/アクリル系樹脂(質量部)が40/100以上であることが好ましく、50/100以上であることがより好ましい。また、200/100以下であることが好ましく100/100以下であることがより好ましい。配合比率が40/100より小さくなると印刷不良が発生し、200/100より大きくなると塗膜割れが発生する。
さらに、使用する完全鹸化のポリビニルアルコールとアクリル系樹脂の合計量と充填剤であるシリカとの配合比率は、表面強さと製本適正などにより充填剤/ポリビニルアルコールとアクリル系樹脂の合計量が15/100(質量部)以上であることが好ましく、30/100以上であることがより好ましい。また、90/100以下であることが好ましく、60/100以下であることがより好ましい。比率が15/100より小さくなり充填剤の量が少なくなると、インジェット印刷時のインク吸収性が悪くなる。一方、90/100より大きくなると充填剤量が多くなり表面強さが弱くなる。
印刷調整層の加工としてはナイフコーターやコンマコーター、ブレードコーター、ロールコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、ゲートロールコーター、カーテンコーター、グラビアコーター、フレキソグラビアコーター、スプレーコーター、サイズプレス等の加工方法を適宜使用することができるが加工性によりナイフコーターが好ましい。
印刷調整層の固形分付着量としては1~50g/mが好ましく、5~35g/mがより好ましい。1g/mより少なくなると印刷適正に問題が生じる。50g/mより多くなると布目感が得られず意匠性が低下し、製本時に角部分の割れが生じやすくなる。
印刷用クロスの印刷調整層面側の外観は、基材の持つ意匠外観を保持しかつインクジェットによる印刷適性を保持しかつ、表紙用ブッククロスとして使用する場合は表紙用素材として箔押し適性等の品質を保持している必要がある。意匠性に富んだ生地目模様などの表面の凹凸状態を示す表面粗さと、適度な凹凸感をかもし出す尺度としての光沢度とが特定の範囲内であることにより本発明における、意匠外観に優れた印刷用クロスとなる。
印刷調整層表面が適度な凹凸状態であると意匠外観に優れるもので、その尺度としての印刷調整層の表面粗さは、70μmより大きいことが好ましい。70μmより小さいと布目を生かした意匠外観に乏しい。70μmより大きければ布目を生かした意匠外観として問題ないものの大き過ぎると基材内部を結着する点で問題が発生し目ずれが発生しやすくなるため150μm以下が好ましい。
さらに、光沢度としては、7.0より小さいことが好ましい。7.0より大きいとせっかくの布目による凹凸間がわかりにくく意匠性に欠ける。印刷調整層などに使用する樹脂と充填剤の比率などにより7.0より低い値は適宜調整する。
印刷用クロスを表紙用ブッククロスとして使用する場合、印刷用クロスの基材に対して印刷調整層面と反対側となる隠蔽層に糊により板紙に接着し、板紙に対してくるむくるみ表紙用装丁材や表紙用ブッククロスを本の中紙等に貼り合せて断ち切る装丁材などになる。
基材を挟んで印刷調整層と反対側には印刷用クロスを表紙用ブッククロスとして板紙などに貼り合せるため、隠蔽層を設ける。隠蔽層は板紙などに貼り合せをおこなった際、印刷調整層側の表面に板紙が透けて見えることによる外観不良を防ぎ接着保持を行うための層であり、アクリル樹脂や酢酸ビニル樹脂などを使用することもできるが、板紙との接着剤として一般に使用されるニカワとの接着力を保持するためでんぷんを必須成分とすることが好ましい。
隠蔽性を保持するには炭酸カルシウムや酸化チタンや澱粉等の無機粒子や有機粒子を添加する。その中でも隠ぺい力により酸化チタンの使用が好ましく、塗料中の添加量として0.1~30部、より好ましくは1.0~10部である。0.1部より少ないと隠ぺい性低下の問題があり、30部より多いと加工性及び経済性の問題がある。
使用する樹脂と充填剤との比率としては、充填剤/樹脂(質量部)が10/100以上であることが好ましく20/100であることがより好ましい。また、70/100以下が好ましく50/100以下がより好ましい。比率が10/100より小さくなり充填剤の量が少なくなると、ニカワを使用した板紙との接着性には優れるが、隠蔽性が不十分で表面から板紙の存在がわかる状態となる。一方、70/100より大きくなり充填剤が多くなると充填剤による粉落ち発生や、ニカワを使用しての接着力に問題が発生する。
加工手段としては、印刷調整層の加工としてはナイフコーターやコンマコーター、ブレードコーター、ロールコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、ゲートロールコーター、カーテンコーター、グラビアコーター、フレキソグラビアコーター、スプレーコーター、サイズプレス等の加工方法を適宜使用することができるが加工性によりナイフコーターが好ましい。塗布にあたっては品質を保持し必要な付着量を得るため数回に分けて塗布を行ってもよい。
隠蔽層の固形分付着量としては10~100g/mが好ましく、30~60g/mがより好ましい。塗布は必要とする付着量となるまで複数回に分けて行うことができる。10g/mより少なくなると隠蔽性に問題が生じる。100g/mより多くなると製本時に角部分の割れが生じやすくなる。
一般には、隠蔽性を保持させ表紙用ブッククロスとしての印刷用クロスを板紙に接着して表紙として装丁するために、印刷調整層と基材を介して反対側となった面に、製本適性付与や隠蔽性保持等のため、裏打ち紙の貼り合せが行われる。しかし、裏打ち紙の加工を行うと印刷調整層を内側にするカールが発生しやすくなり、インクジェットで印刷を行う際に印刷走行不良によるトラブルが発生しやすい。そのため、塗布により隠蔽層を形成することにより裏打ち紙を使用することなくカールを防ぎ印刷走行性に優れた表紙用ブッククロス用の印刷用クロスとなる。
隠蔽層にでんぷんと酸化チタンを含む塗料を塗布することにより裏打ち紙を使用しなくても製本適性や隠蔽性を保持できる。
さらに基材に、JIS K 6900に記載された含浸を行うことによりでんぷんを含む外観調整層を形成する工程と、塗布によりでんぷんを含む隠蔽層を形成する工程と、塗布によりポリビニルアルコールとアクリル系樹脂とを含む印刷調整層を形成する工程を順次施すことにより、印刷調整層面の表面粗さが70μm以上で、光沢度が7.0以下であるインクジェット印刷が可能で優れた意匠外観を有する印刷用クロスの製造が可能となった。
そして、本発明の印刷用クロスを使用することにより優れた表紙用ブッククロスを、さらには優れた装丁材を得ることができた。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、これらの実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲で定義される発明の思想及び範囲内に入る他の態様も本発明に含まれる。
経糸・緯糸が30番手の綿糸で、打ち込み本数100本の平織物(基材A)を基材とした。この基材にでんぷん17.0質量部、粘度安定剤2.5質量部、炭酸カルシウム6.0質量部、水74.5質量部を撹拌して塗料とした外観調整層塗料(外観調整層塗料A)をナイフコーターにより固形分付着量が20g/mとなるように塗布し140℃で2分乾燥した。外観調整層の処理面と反対面に、でんぷん29.0質量部、粘度安定剤3.5質量部、炭酸カルシウム9.5質量部、アクリル系樹脂(Tg-5℃、固形分45%のアクリル樹脂エマルジョン)15.0質量部、酸化チタン4.0質量部、水39.0質量部、を混合撹拌して作成した隠蔽層塗料(隠蔽層塗料)をナイフコーターで固形分付着量が40g/mとなるように塗布し140℃で2分乾燥した。さらに外観調整層の上に、アクリル系樹脂(Tg-10℃、固形分49%の酢ビ-アクリル酸ブチル共重合物エマルジョン)20.0質量部、ポリビニルアルコール(完全鹸化)7.2質量部、粉末シリカ(平均粒子径5~8μm)7.5質量部、酸化チタン1.5質量部、界面活性剤0.2質量部、消泡剤0.1質量部、水43.0質量部を混合し撹拌作成した印刷調整層用塗料をナイフコーターにて固形分付着量15g/mとなるように塗布し120℃で2分乾燥した。これにより綿織物の外観を持つ印刷用クロスを作成した。
でんぷん15.5質量部、粘度安定剤1.0質量部、ポリビニルアルコール(完全鹸化)0.5質量部、水83.0質量部(外観調整層塗料B)からなる外観調整層塗料をゴムマングルによる含浸コーターにより固形分付着量が10g/mとなるように塗布し140℃で2分乾燥した以外は実施例1と同一基材(基材A)に同一内容で隠蔽層(隠蔽層塗料)と印刷調整層(印刷調整層塗料)の加工を行い、綿織物の外観を持つ印刷用クロスを作成した。
経糸20番手双糸・緯糸10番手の綿糸を使用し、打ち込み本数96本の平織物(基材B)を基材とした。この基材に実施例2と同一配合の外観調整層塗料(外観調整層塗料B)をゴムマングルによる含浸コーターにより固形分付着量が20g/mとなるよう含浸し140℃で2分間乾燥した。次に実施例1と同一塗料(隠蔽層塗料)をナイフコーターで固形分付着量55g/mとなるよう塗布し140℃で2分間乾燥しで隠蔽層を作成した。さらに隠蔽層面とは反対側の面に、実施例1と同一塗料を固形分付着量20g/mとなるように加工して印刷調整層(印刷調整層塗料)を作成した。これにより、含浸により基材の両面に外観調整層を有する綿織物の外観を持つ印刷用クロスを作成した。
実施例1と同一の基材(基材A)に、でんぷん7.9質量部、粘度安定剤1.0質量部、ポリビニルアルコール(完全鹸化)0.5質量部、水90.6質量部からなる外観調整層塗料(外観調整層塗料C)をゴムマングルによる含浸コーターにより固形分付着量が5g/mとなるよう含浸し140℃で2分間乾燥した。次に実施例1と同一塗料(隠蔽層塗料)をナイフコーターで固形分30g/mとなるよう塗布し140℃で2分間乾燥しで隠蔽層を作成した。さらに隠蔽層面とは反対側の面に、実施例1と同一塗料(印刷調整層塗料)をナイフコーターにより固形分付着量が10g/mとなるように加工して印刷調整層を作成した。これにより、含浸により基材の両面に外観調整層を有する綿織物の外観を持つ印刷用クロスを作成した。
実施例1と同一の基材(基材A)に、でんぷん25.5質量部、粘度安定剤1.0質量部、ポリビニルアルコール(完全鹸化)0.5質量部、水73.0質量部からなる外観調整層塗料(外観調整層塗料D)をゴムマングルによる含浸コーターにより固形分付着量が25g/mとなるよう含浸し140℃で2分間乾燥した。次に実施例1と同一塗料(隠蔽層塗料)を、ナイフコーターで塗布し140℃で2分間の乾燥を3回繰り返して行い固形分付着量60g/mの隠蔽層を作成した。さらに隠蔽層面とは反対側の面に、実施例1と同一塗料(印刷調整層塗料)を固形分付着量が15g/mとなるように加工して印刷調整層を作成した。これにより、含浸により基材の両面に外観調整層を有する綿織物の外観を持つ印刷用クロスを作成した。
(比較例1)
実施例1と同一の基材である、経糸・緯糸が30番手の綿糸で打ち込み本数100本の平織物(基材A)を使用し、外観調整層や隠蔽層や印刷調整層は設けず印刷用クロスとした。
(比較例2)
実施例1と同一の基材(基材A)に実施例1と同一塗料同一加工条件で隠蔽層(隠蔽層塗料)の加工を行い、外観調整層と印刷調整層の加工を行わず印刷用クロスを作成した。
(比較例3)
印刷調整層の加工を行わなかった以外は実施例2と同一の基材(基材A)に同一の隠蔽層と外観調整層の加工(外観調整塗料B、隠蔽層塗料)を行って印刷用クロスを作成した。
(比較例4)
実施例2と同一の基材(基材A)を使用し、実施例2と同一条件で外観調整層(外観調整層塗料B)及び隠蔽層(隠蔽層塗料)を形成し、さらに外観調整層の上に、ポリビニルアルコール(完全鹸化)7.2質量部、粉末シリカ(平均粒子径5~8μm)7.5質量部、二酸化チタン1.5質量部、界面活性剤0.2質量部、消泡剤0.1質量部、水43.0質量部を混合し撹拌作成した印刷調整層用塗料(印刷調整塗料アクリル無)をナイフコーターにて固形分付着量15g/mとなるように塗布し120℃で2分間乾燥した。これにより印刷用クロスを作成した。
(比較例5)
実施例2と同一の基材(基材A)を使用し、実施例2と同一条件で外観調整層(外観調整層塗料B)及び隠蔽層(隠蔽層塗料)を形成し、さらに外観調整層の上に、アクリル系樹脂(Tg-10℃、固形分49%のアクリル樹脂エマルジョン)20.0質量部、ポリビニルアルコール(完全鹸化)7.2質量部、界面活性剤0.2質量部、消泡剤0.1質量部、水43.0質量部を混合し撹拌作成した印刷調整層用塗料(印刷調整層塗料シリカチタン無)をナイフコーターにて固形分付着量15g/mとなるように塗布し120℃で2分間乾燥した。これにより印刷用クロスを作成した。
(比較例6)
実施例2と同一の基材に同一の外観調整層の加工を行い、隠蔽層の加工を行わず、実施例1と同一の印刷調整層の加工を行ない、印刷用クロスを作成した。
(比較例7)
実施例5と同一基材に同一の塗料方法で外観調整層を作成し、また同一の塗料方法で隠蔽層を作成した。さらに外観調整層の上に、アクリル系樹脂(Tg-10℃、固形分49%のアクリル樹脂エマルジョン)20.0質量部、ポリビニルアルコール(完全鹸化)7.2質量部、粉末シリカ(平均粒子径5~8μm)15.0質量部、二酸化チタン1.5質量部、界面活性剤0.2質量部、消泡剤0.1質量部、水43.0質量部を混合し撹拌作成した印刷調整層用塗料(印刷調整塗料シリカ多)をナイフコーターにて塗布120℃で2分間乾燥の工程を3回繰り返し、固形分付着量60g/mとなるようにした。これにより印刷用クロスを作成した。
(比較例8)
実施例2と同一の基材を使用し、でんぷん1.0質量部、ポリビニルアルコール(完全鹸化)0.5質量部、水98.5質量部(外観調整層塗料E)からなる外観調整層塗料をナイフコーターにより固形分付着量が1g/mとなるように塗布し140℃で2分間乾燥した以外は実施例2と同一内容で隠蔽層(隠蔽層塗料)と印刷調整層(印刷調整層塗料)の加工を行い、印刷用クロスを作成した。
(布目感)
布の生地目がかもしだす意匠性を判定する。作成した印刷用クロスを目視にて観察した結果、布の織りによる凹凸から立体感が際立ってはっきり見えるものを◎、布の織りによる凹凸感がはっきり見えるものを○、布の織りによる凹凸感がほとんど見えないものを×として判定した。
(目ずれ)
平織や綾織など生地本来がもつきれいな織目模様を保持できているかどうかを判定する。作成した印刷用クロスにおいて、使用した生地の経糸と緯糸が直角に交差しているかどうかを目視にて観察した結果、経糸と緯糸がほぼ直角に交差しているものを◎、経糸と緯糸が明らかに曲がっており直角に交差しているようには思えないものを×として判定した。
(印刷適正)
エプソン社製SureColorT5250プリンターで水性顔料インクを使用して印字して、文字の滲みや発色性を確認し、画像の鮮明性や、印刷面を指でこすっても色落ちがしないインクの乾燥性や、プリンターを問題なく走行するかどうかの走行安定性などについて目視にて観察した。その結果、画像の鮮明性やインクの乾燥性や走行安定性に異常が見られなかったものを◎、画像の鮮明性やインクの乾燥性や走行安定性に実用上問題ないと判断したものを○、画像の鮮明性やインクの乾燥性や走行安定性に明らかに異常があり実用上使用できないと判断されるものを×、として判定した。
(隠蔽性)
裏打ち紙を使用せず本発明の印刷用クロスを表紙用ブッククロスとして直接板紙に貼るため、板紙に貼り付けても表面から板紙部分の状態が透けて見えることがないかどうかを判定する。机の上に黒で文字等を印刷した白色のコピー用紙の上に隠蔽層が下面となるようにして、作成した印刷用クロスを置く。印刷調整層面側から眺めたときコピー用紙の文字が判読できるものを×、コピー用紙の文字が判読できないものを◎として判定した。
(製本適正)
本発明の印刷用クロスを表紙用ブッククロスとして製本を行う工程で異常が発生しないかどうかを判定する。作成した印刷用クロスを折り曲げると割れが生じたり、隠蔽層面にニカワを使用して板紙に貼りつけるにあたって、接着しないなど製本工程で不良が発生すると判断されるものを×。折り曲げた時に割れずニカワを使用して板紙に貼りつけるにあたって接着できるなど製本工程で不良発生がないと判断されるものを◎として判定した。
(カール)
インクジェット印刷時の走行性や、製本をするにあたって本発明の印刷用クロスからなる表紙用ブッククロスがカールすることによって引き起こされる不良を未然に防ぐために判定する。作成した印刷用クロスを直径150mmの円形にカットし、サンプルの両面を平らなアクリル板ではさんで20℃×65%で24時間放置後、アクリル板からはずした後20℃×65%で24時間放置する。放置後のサンプルにおいて、サンプルのカール状態を保持したままサンプルの中心を通り最も短い直径aを測定する。その結果K=((150-a)/150)×100を計算してその値をカール度Kとする。Kが6以上を×。6未満を◎とした。
(加工性)
印刷用クロスを製造するにあたって使用する塗料の作成可否や粘性や安定性や加工時の加工方法との相性などを判定する。塗料の作成ができない、塗料の粘度が高すぎたり低すぎたりしてナイフコーターやマングルによる含浸加工ができないものを×。ナイフコーターやマングルによる含浸が行えるものを◎。とした。
(光沢度)
印刷用クロスの表面外観にぎらつきがなく落ち着いた雰囲気を有しているかどうかを客観的に判定する。JIS Z8741に基づき測定を行い、7.0以下を◎。7.0未満を×とした。
(表面粗さ)
印刷用クロスが立体感のある意匠性を有しているかどうかを客観的に判定する。JISB-0651に規定される触針式表面粗さ測定器を使用し、JIS B-0601に規定される10点平均表面粗さを測定はした。70μm以上を◎、70μm未満を×とした。
(表面強さ)
印刷用クロスが表紙用ブッククロス素材として充分な表面強度を保持しているかどうかを客観的に判定する。JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法No1:2000「紙及び板紙-ワックスによる表面強さ試験方法」に準拠し、印刷調整層面の表面強さを測定した。10A以上を◎。10A未満を×として判定した。
(総合評価)
各評価結果に基づいて、1つでも×のあるものは×、○と◎のみが混在するものは○、◎のみのものは◎として評価結果を示した。
実施例及び比較例における基材や外観調整層や印刷調整層や隠蔽層の内容を表1に示した。
Figure 0007026302000001
さらに、実施例及び比較例での品質の評価結果を表2に示した。
Figure 0007026302000002
表2からわかるように、本発明の実施例1~5は総合評価でも示したように評価項目に対して優れた結果を示し、優れた意匠性の尺度となる布目感や光沢性や表面粗さ、インクジェット印刷に必要な印刷適正、印刷用クロスや表紙用ブッククロスとして必要な目ずれ防止や隠蔽性や製本適正やカールや表面強さなどに対して優れた結果を得られた。さらに実際の製品化を行うにあたっても加工性に問題のないものであった。
一方、比較例1のように生地のみでは印刷用クロスとして必要なインクジェットでの印刷適正が不充分であり、表紙用ブッククロスとして必要な品質も保持していない。比較例2のように隠蔽層のみの加工では、カールや目ずれなどを解消することができず、印刷用クロスとして満足できるものではない。比較例3のように外観調整層と隠蔽層により表紙用素材の意匠性を満足することはできるものの、印刷適正まで満足させることはできない。比較例4のようにアクリル系樹脂を使用せず完全鹸化のポリビニルアルコールで印刷調整層を形成すると皮膜が硬いため、製本適正に問題があり表紙用素材としては不十分であった。比較例5のように印刷調整層に充填剤を添加しないとインクジェットインクの吸着性に問題があり印刷適性に不満足な結果となった。比較例6のように、隠蔽層を設けないとニカワによる板紙への接着不良などによる製本適正の不良など表紙用素材としての品質を確保することができなかった。比較例7のように特に印刷調整層の付着量が多くなると、本来必要とした布目感が得られないとともに、表紙用素材を包んだ時に割れが発生するなど表紙用素材として必要な性能を確保できなかった。比較例8のように特に外観調整層の付着量が少なくなると繊維間を結着することが難しく目ずれなどが発生した。
このように、布素材の持つ布目感を生かしてかつ、インクジェット印刷性や裏打ち紙が不要な印刷用クロスや表紙用ブッククロスとして必要な品質を確保するためには、外観調整層や隠蔽層や印刷調整層を適度な範囲内で構成させることにより、初めて得られるもので、本発明により成し遂げたものである。
本発明よる印刷用クロスは、織編物のもつ生地目調の意匠外観を保持すると同時にインクジェットによる印刷適性を有し、裏打紙を必要とせず隠蔽性に優れた本の表紙やノートなどの表紙に表紙用ブッククロスとして使用でき、さらには装丁材とすることのできる優れた素材である。さらにパッケージ素材や袋物用素材などブッククロス以外へも利用が可能な優れた印刷用クロスである。

Claims (7)

  1. 少なくとも、隠蔽層もしくは外観調整層/基材/外観調整層/印刷調整層の構成からなり、隠蔽層及び外観調整層にでんぷんを含み、印刷調整層にポリビニルアルコールとアクリル系樹脂とを含み、印刷調整層面の表面粗さが70μm以上で、光沢度が7.0以下であり、印刷調整層側を表紙面とすることを特徴とするインクジェット印刷が可能な印刷用クロス。
  2. 基材が織編物であることを特徴とする請求項1記載の印刷用クロス。
  3. 隠蔽層/外観調整層/基材/外観調整層/印刷調整層 の構成からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷用クロス。
  4. 外観調整層がJIS K 6900に記載された含浸により形成されることを特徴とする請求項3記載の印刷用クロス。
  5. 基材に、JIS K 6900に記載された含浸を行うことによりでんぷんを含む外観調整層を形成する工程と、塗布によりでんぷんを含む隠蔽層を形成する工程と、塗布によりポリビニルアルコールとアクリル系樹脂とを含む印刷調整層を形成する工程とからなり、印刷調整層面の表面粗さが70μm以上で、光沢度が7.0以下であるインクジェット印刷が可能な、隠蔽層/外観調整層/基材/外観調整層/印刷調整層の構成からなる印刷用クロスの製造方法
  6. 請求項1~5いずれかに記載の印刷用クロスを使用した表紙用ブッククロス。
  7. 請求項6記載の表紙用ブッククロスを使用した装丁材。
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