JP7021913B2 - 液体供給ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ウェーハの上面に液体を滴下させる液体供給ユニットに関する。
表面の分割予定ラインによって区画された領域にICやLSI等のデバイスが形成されたウェーハは、例えば、分割予定ラインに沿ってウェーハに対して吸収性を有する波長のレーザービームが照射され、個々のデバイスチップに分割されて各種電子機器に利用される。
このようなレーザー加工方法においては、レーザービームの照射によりウェーハが溶解したデブリが発生する。そして、デブリを発生直後に吸引ノズルで吸い取っているが、全てのデブリは吸い取れない。そのため、レーザー加工を実施する前に、特許文献1に示すような液体供給ユニットを使ってウェーハの表面に水溶性保護膜を形成して、レーザー加工を実施した際のデブリのウェーハ表面への付着を防止している。
特開2015-109304号公報
特許文献1に示すような液体供給ユニットにおいては、保持テーブルにより保持されたウェーハの上方に位置付けられたノズルからウェーハの中心に所定量の液状樹脂を滴下して供給した後、ウェーハを高速回転させ遠心力でウェーハの上面全面に液状樹脂を引き延ばして保護膜を形成している。ここで、液状樹脂をウェーハに供給後、ノズルをウェーハの中心からウェーハの外側へ移動させるときに、ノズルの供給口付近に残った液状樹脂が形成後の保護膜上に液だれすることがあり、その液だれにより保護膜の厚みが不均一になるという問題がある。
よって、ウェーハの上面に液体を滴下して例えば保護膜を形成する液体供給ユニットにおいては、形成された保護膜にノズルの先端から液体が液だれしないようにするという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、ウェーハの上面に液体を滴下する液体供給ユニットであって、ウェーハに液体を滴下させるノズルと、液体を溜めるタンクと、該タンクから該ノズルに室内を拡張および収縮させて液体を送るポンプと、該ポンプと該タンクとを接続する第1の配管と、該第1の配管に配設され該ポンプから該タンクに向かう方向の液体の流れを止める第1の逆止弁と、該ノズルと該ポンプとを接続する第2の配管と、該第2の配管に配設され該ノズルから該ポンプに向かう方向の液体の流れを止める第2の逆止弁と、を備え、該第2の逆止弁は、立設した筒状の部屋と、該部屋内を移動自在な球体と、を備え、該部屋は、端側を該ノズルに連通させ該球体と部屋の内壁との間に隙間が形成される大きさの第1の部屋と、該第1の部屋の端に連結され該球体が嵌入する内径を備える円柱状の第2の部屋と、該第2の部屋の下端に配設され該球体が着座する逆錐状の着座面と、で形成され、該ポンプにより該ノズルに液体を供給しているときは、該球体が該第1の部屋内を浮遊し、該ポンプが該ノズルへ液体を供給するのを停止したときは、該球体が自重により該第2の部屋内に嵌入され、該第2の部屋内を上から下に移動することで、該第2の配管経路内を負圧にし、該ノズルの供給口内付近に残留する液体を大気圧により該部屋側に戻し、該球体が該第2の部屋の下端に配設された該着座面に着座することにより、該ノズルの該供給口が大気圧に押された状態を維持して液だれを防止する液体供給ユニットである。
本発明に係る液体供給ユニットは、ポンプとタンクとを接続する第1の配管と、第1の配管に配設されポンプからタンクに向かう方向の液体の流れを止める第1の逆止弁と、ノズルとポンプとを接続する第2の配管と、第2の配管に配設されノズルからポンプに向かう方向の液体の流れを止める第2の逆止弁と、を備え、第2の逆止弁は、立設した筒状の部屋と、部屋内を移動自在な球体と、を備え、部屋は、端側をノズルに連通させ球体と部屋の内壁との間に隙間が形成される大きさの第1の部屋と、第1の部屋の端に連結され球体が嵌入する内径を備える円柱状の第2の部屋と、第2の部屋の下端に配設され球体が着座する逆錐状の着座面と、で形成されているため、ポンプによりノズルに液体を供給しているときは、球体が第1の部屋内を浮遊し、ポンプがノズルへ液体を供給するのを停止したときは、球体が自重により第2の部屋内に嵌入され、第2の部屋内を上から下に移動することで、第2の配管経路内を負圧にし、ノズルの供給口内付近に残留する液体を大気圧により部屋側に戻し、球体が第2の部屋の下端に配設された逆錐状の着座面に着座することにより、ノズルの供給口が大気圧に押された状態を維持して、不要な液体が滴下する液だれを防ぐことができるようになった。そのため、液体供給ユニットに複雑で高価な液だれ防止機構を備える必要がなくなった。
液体供給ユニットの構造の一例を示す斜視図である。 液体供給ユニットの構造の一例を示す断面図である。 ポンプによりノズルに液体を供給して、ウェーハの上面に液体を滴下させて保護膜を形成している状態を示す断面図である。 ポンプがノズルへ液体を供給するのを停止したときに、球体が自重により第2の部屋内に嵌入され下降することで、第2の配管経路内を負圧にしてノズルからの液だれを防いでいる状態を示す断面図である。
図1に示す本発明に係る液体供給ユニット1は、例えば、液体供給ユニット1の各構成を収容するハウジング10と、ウェーハWを吸引保持する保持テーブル11と、ウェーハWの上面Waに液体を滴下させるノズル2と、液体を溜めるタンク3と、タンク3からノズル2に室内40を拡張および収縮させて液体を送るポンプ4と、ポンプ4とタンク3とを接続する第1の配管5と、第1の配管5に配設されポンプ4からタンク3に向かう方向の液体の流れを止める第1の逆止弁50と、ノズル2とポンプ4とを接続する第2の配管6と、第2の配管6に配設されノズル2からポンプ4に向かう方向の液体の流れを止める第2の逆止弁60と、を備えている。液体供給ユニット1は、これ単独で用いることができ、また、レーザー加工装置等に組み込んで使用することもできる。
図1に示すウェーハWは、例えば、シリコン等を母材とする円形の半導体ウェーハであり、ウェーハWの上面Waには複数の分割予定ラインSがそれぞれ直交差するように設定されており、分割予定ラインSによって区画された格子状の領域には、デバイスDがそれぞれ形成されている。ウェーハWの下面Wbには、ウェーハWより大径の保護テープTが貼着されている。保護テープTの粘着面の外周部は円形の開口を備える環状フレームFに貼着されており、ウェーハWは保護テープTを介して環状フレームFにより支持されている。
ハウジング10は、上部に円形の開口を備えたテーブル収容部100を備えており、テーブル収容部100内に保持テーブル11が配設されている。なお、図1において、ハウジング10の側壁の一部を切欠いて内部が把握できるように示している。
図1に示す保持テーブル11は、例えば、その外形が円形状であり、ポーラス部材等からなりウェーハWを吸着する吸着部110と、吸着部110を支持する枠体111とを備える。吸着部110は図示しない吸引源に連通し、吸引源が吸引することで生み出された吸引力が、吸着部110の露出面であり枠体111と面一に形成された水平な保持面110aに伝達されることで、保持テーブル11は保持面110a上でウェーハWを吸引保持する。
保持テーブル11の下側には、保持テーブル11をZ軸方向の軸心周りに回転させる回転手段113が配設されている。また、保持テーブル11の外周部には、環状フレームFを固定する4つの固定クランプ112が周方向に均等に配設されている。
ノズル2は、例えば、テーブル収容部100の底部から立設しており、外形が側面視略L字状となっている。ノズル2の先端部分に形成された供給口20は、保持テーブル11の保持面110aに向かって開口している。ノズル2の根元側には、第2の配管6の他端6bが接続されている。第2の配管6の一端6aはポンプ4の室内40に連通している。ノズル2は、Z軸方向の軸心周りに旋回可能となっており、保持テーブル11の上方から退避位置まで供給口20を移動することができる。
タンク3は、例えば、ハウジング10内部の下方に設置されており、例えばその側面には液体を供給する供給口30が形成されている。そして、供給口30には、第1の配管5の一端5aが接続されている。タンク3に溜められた液体は、例えば、水溶性樹脂(ポリビニルピロリドンやポリビニルアルコール)からなる保護膜形成材であり、一例としては、株式会社ディスコ製のHogoMaxである。
第1の配管5の他端5bには、ポンプ4が接続されている。図1、2に示す例においては、ポンプ4は、シリンダーポンプであり、内部にピストン41を備える円筒状のシリンダ42と、シリンダ42に挿入され一端がピストン41に取り付けられたピストンロッド43(図2参照)とを備える。ピストンロッド43は、図示しない移動手段又は作業者から力が加えられることでY軸方向に移動可能となっている。ピストン41が+Y方向に移動し室内40が拡張されることで、タンク3から第1の配管5を介して液体を吸引でき、ピストン41が-Y方向に移動し室内40が収縮されることで、ポンプ4から第2の配管6を介して液体をノズル2へと供給できる。
ポンプ4は、例えば筒状に蛇腹が形成された蛇腹ポンプであってもよい。この場合には、蛇腹ポンプを収縮した後拡張させることで、タンク3から第1の配管5へと液体を吸引するための吸引力を生み出すことができる。
図2に示すように、SUS、樹脂等からなる第1の配管5に配設された第1の逆止弁50は、例えば、第1の配管5の内径よりも大きな内径を備える弁体可動室500と、弁体可動室500内に配設された球体状のボール弁体501とを備えている。弁体可動室500は、タンク3側方向へ向かうにつれ内径がボール弁体501の直径以下に縮径しボール弁体501が閉弁時に着座する逆錐状の着座面500cを備えている。ポンプ4によりタンク3から第1の配管5を介して液体が吸引されると、ボール弁体501が開弁する(弁体可動室500内に浮遊する)。ポンプ4の室内40から液体が押し出されると、ボール弁体501が閉弁する(着座面500cに着座する)。
第2の逆止弁60は、立設した筒状の部屋600と、部屋600内を移動自在な球体601と、を備えている。部屋600は、一方の端側(上端側)をノズル2に連通させ球体601と内壁との間に隙間が形成される大きさの第1の部屋600aと、第1の部屋600aの他方の端(下端側)に連結され球体601が嵌入する内径(球体601よりも僅かに大きな内径)を備える円柱状の第2の部屋600bとで形成されている。
部屋600の第1の部屋600aから第2の部屋600bへと移り変わる部分は、逆錐状のテーパー面となっている。第2の部屋600bは、タンク3側方向へ向かうにつれ内径が球体601の直径以下に縮径し球体601が閉弁時に着座する逆錐状の着座面600cを備えている。球体601は、例えばタンク3に蓄えられる液体よりも比重の大きな金属からなる。
以下に、液体供給ユニット1を用いて、ウェーハWの上面Waに保護膜を形成する場合について説明する。
まず、図2に示すように、ウェーハWが保持テーブル11上に搬送され、例えば上面Waが上側になるように保持面110a上に載置される。そして、図示しない吸引源により生み出される吸引力が保持面110aに伝達されることにより、保持テーブル11が保持面110a上でウェーハWを吸引保持する。また、固定クランプ112によって、環状フレームFが挟持固定される。
ノズル2が旋回し、供給口20がウェーハWの上面Waの中央上方に位置付けられる。ピストン41が+Y方向に移動し室内40が拡張されることで、タンク3から第1の配管5を介して液体が吸引されていき、第1の逆止弁50はボール弁体501がポンプ4側に向かって流れる液体によって弁体可動室500内に浮遊することで開かれ、ポンプ4の室内40に液体が流入していく。一方、第2の逆止弁60は、球体601が自重により第2の部屋600bの着座面600cに着座しているため、閉じられた状態になっている。
例えば、ピストン41がシリンダ42の+Y方向側の端まで移動して停止すると室内40に液体が十分に溜められた状態になる。また、第1の配管5経路内のポンプ4側に向かう液体の流れが無くなるため、第1の逆止弁50のボール弁体501は自重により下降して着座面500cに着座するので、第1の逆止弁50は閉じた状態となる。
図3に示すように、ピストン41が-Y方向に移動し室内40が収縮されることで、ポンプ4から第2の配管6に液体が流れ込み、第2の逆止弁60は球体601がノズル2側に向かって流れる液体によって第1の部屋600a内に浮遊することで開かれ、ノズル2に液体が流入していく。ここで、第1の部屋600aは、その内壁と球体601との間で所定の大きさの隙間が形成されているため、球体601の浮遊が第1の部屋600aの内壁に遮られることがなく、第2の配管6経路内のノズル2側に向かう液体の流れもスムーズなものとなる。一方で、第1の配管5経路内の液体の流れは、閉じた状態の第1の逆止弁50によって止められる。そして、保持テーブル11上で吸引保持されたウェーハWの上面Waの略中心部にノズル2の供給口20から液体が滴下されつつ、保持テーブル11が所定の回転速度で回転する。
滴下された液体が遠心力によりウェーハWの上面Waの中心側から外周側に向けて広がっていき、上面Waの略全面に液体が塗布された状態になる。即ち、図3に示すように、ほぼ一様な所定の厚さの保護膜JがウェーハWの上面Waに形成される。
例えば、ピストン41がシリンダ42の-Y方向側の端まで移動して停止すると、ポンプ4の室内40から液体がほとんど排出された状態になり、ポンプ4からノズル2への液体の供給が停止される。また、第2の配管6経路内のノズル2側に向かう液体の流れが無くなるため、図4に示すように、第2の逆止弁60の球体601は、自重により第1の部屋600a内を下降していく。また、ピストン41を-Y方向側に移動させるためにピストンロッド43に掛けられていた力が解除される。
部屋600の第1の部屋600aから第2の部屋600bへと移り変わる部分は逆錐状のテーパー面となっているため、自重によって下降する球体601は該テーパー面によってガイドされて、第2の部屋600bに嵌入される。例えば、ノズル2の供給口20内付近には液体が残留している場合があるが、第2の部屋600bに嵌入された球体601が図4に示す区間L内をさらに自重により下降していくことで第2の配管6経路内が負圧になり、ノズル2の供給口20から大気圧が第2の配管6経路内を押し液体を部屋600に戻す。即ち、球体601が第2の部屋600bに嵌入され着座面600cに着座するまでに区間L内を自重により下降することで発生した負圧により、該残留している液体はノズル2の供給口20内付近からをポンプ4側方向に引き込まれて後退する(サックバックされる)。なお、サックバックできる液体の体積は、第2の部屋600bの横断面積と区間Lとの積となる。そして、球体601が第2の部屋600bの着座面600cに着座することで大気圧に押された状態が維持され、供給口20内付近からの液だれが効果的に抑えられた状態でポンプ4がタンク3から液体の吸引を可能にする。なお、ピストンロッド43に掛けられていた力が解除されているため、区間L内を球体601が自重により下降することに伴って、第2の部屋600bよりもポンプ4側の第2の配管6経路内の圧力により、ピストン41も+Y方向に押されて従動され室内40が拡張される。
なお、上記は第2の部屋600bに球体601の自重で嵌入される時に室内40を拡張させているが、第1の逆止弁50を開かないようにロックするために、第2の部屋600bに球体601が自重により嵌入した後、ピストン41を+Y方向に動作させることで、第2の配管6経路中の第2の部屋600bからポンプ4までの管域に球体601を区間L内を下降させる負圧を生じせしめ、該負圧により球体601を区間L内を下降させるものとしてもよい。この場合においては、ポンプ4が次に保護膜を形成する別のウェーハWに対して供給するための液体をタンク3から吸引し室内40に蓄えるための動作が、そのままノズル2の供給口20からの液だれを防止するための球体601の下降動作を助けるように連動している。
ノズル2からの液体の供給を停止した後、さらに、保持テーブル11の回転を継続して保護膜Jを回転乾燥させる。なお、一度の液体の供給でウェーハWの上面Waに所望厚みの保護膜Jを形成するのではなく、少量の液体の塗布と乾燥とを複数回繰り返して所望の厚みの保護膜JをウェーハWの上面Waに形成するものとしてもよい。
その後、保持テーブル11からウェーハWを搬出するために、保持テーブル11の上方から退避位置まで供給口20を移動するべくノズル2が旋回する。ここで、ノズル2の供給口20内付近からは液体が上記のようにサックバックされているため、旋回に伴いノズル2に加わる振動等によってノズル2から不要な液体がウェーハWの上面Waの保護膜J上に液だれしてしまうといった事態が生じてしまうことを防ぐことができる。
上記のように、本発明に係る液体供給ユニット1は、ポンプ4とタンク3とを接続する第1の配管5と、第1の配管5に配設されポンプ4からタンク3に向かう方向の液体の流れを止める第1の逆止弁50と、ノズル2とポンプ4とを接続する第2の配管6と、第2の配管6に配設されノズル2からポンプ4に向かう方向の液体の流れを止める第2の逆止弁60と、を備え、第2の逆止弁60は、立設した筒状の部屋600と、部屋600内を移動自在な球体601と、を備え、部屋600は、一方の端側をノズル2に連通させ球体601と部屋の内壁との間に隙間が形成される大きさの第1の部屋600aと、第1の部屋600aの他方の端に連結され球体601が嵌入する内径を備える円柱状の第2の部屋600bとで形成されているため、ポンプ4によりノズル2に液体を供給しているときは、球体601が第1の部屋600a内を浮遊し、ポンプ4がノズル2へ液体を供給するのを停止したときは、球体601が自重により第2の部屋600b内に嵌入され、第2の部屋600b内を上から下に移動することで、第2の配管6経路内を負圧にしてノズル2から不要な液体が滴下する液だれを防ぐことができるようになった。そのため、液体供給ユニット1に複雑で高価な液だれ防止機構を備える必要がなくなった。
なお、本発明に係る液体供給ユニット1は上記に説明した形態に限定されるものではなく、また、添付図面に図示されている各構成の大きさや形状等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
1:液体供給ユニット 10:ハウジング 100:テーブル収容部
11:保持テーブル 110:吸着部 110a:保持面 111:枠体 112:固定クランプ 113:回転手段
2:ノズル 20:供給口 3:タンク 30:供給口
4:ポンプ 40:室内 41:ピストン 42:シリンダ 43:ピストンロッド
5:第1の配管 50:第1の逆止弁 500:弁体可動室 500c:着座面 501:ボール弁体
6:第2の配管 60:第2の逆止弁 600:筒状の部屋 600a:第1の部屋 600b:第2の部屋 601:球体
W:ウェーハ F:環状フレーム T:保護テープ

Claims (1)

  1. ウェーハの上面に液体を滴下する液体供給ユニットであって、
    ウェーハに液体を滴下させるノズルと、液体を溜めるタンクと、該タンクから該ノズルに室内を拡張および収縮させて液体を送るポンプと、
    該ポンプと該タンクとを接続する第1の配管と、該第1の配管に配設され該ポンプから該タンクに向かう方向の液体の流れを止める第1の逆止弁と、該ノズルと該ポンプとを接続する第2の配管と、該第2の配管に配設され該ノズルから該ポンプに向かう方向の液体の流れを止める第2の逆止弁と、を備え、
    該第2の逆止弁は、立設した筒状の部屋と、該部屋内を移動自在な球体と、を備え、
    該部屋は、端側を該ノズルに連通させ該球体と部屋の内壁との間に隙間が形成される大きさの第1の部屋と、該第1の部屋の端に連結され該球体が嵌入する内径を備える円柱状の第2の部屋と、該第2の部屋の下端に配設され該球体が着座する逆錐状の着座面と、で形成され、
    該ポンプにより該ノズルに液体を供給しているときは、該球体が該第1の部屋内を浮遊し、該ポンプが該ノズルへ液体を供給するのを停止したときは、該球体が自重により該第2の部屋内に嵌入され、該第2の部屋内を上から下に移動することで、該第2の配管経路内を負圧にし、該ノズルの供給口内付近に残留する液体を大気圧により該部屋側に戻し、該球体が該第2の部屋の下端に配設された該着座面に着座することにより、該ノズルの該供給口が大気圧に押された状態を維持して液だれを防止する液体供給ユニット。
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